JPH08105468A - ディスクブレーキ装置 - Google Patents
ディスクブレーキ装置Info
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- JPH08105468A JPH08105468A JP26144894A JP26144894A JPH08105468A JP H08105468 A JPH08105468 A JP H08105468A JP 26144894 A JP26144894 A JP 26144894A JP 26144894 A JP26144894 A JP 26144894A JP H08105468 A JPH08105468 A JP H08105468A
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- disc rotor
- wheel hub
- disc
- outer peripheral
- hub
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ディスクブレーキ装置において、ディスクロ
ータの制動面の面積を大きくするとともに、ディスクロ
ータを容易に取り外せるようにする。 【構成】 ホイールハブ28を車軸1に取付け、外フラン
ジ29の外周部に径方向外向に延びる複数の外周結合部30
を放射状に配設する。外フランジ35の車幅方向内側にデ
ィスクロータ33を配置する。ディスクロータ33に外周結
合部30の外径寸法より小径の円筒部34を形成して制動面
38を内周側に大きくする。円筒部34に半径方向内向に延
びる内周結合部35を放射状に配設する。外周結合部30と
内周結合部35とをハブボルト31で結合させて、ディスク
ロータ33をホイールハブ28に取付ける。ディスクロータ
33を適当に移動させて、ハブボルト31をホイールハブ28
から引抜き、外周結合部30と内周結合部35とをずらすこ
とにより、ホイールハブ28を車軸1に取付けた状態でデ
ィスクロータ33を車幅方向外側に取り外すことができ
る。
ータの制動面の面積を大きくするとともに、ディスクロ
ータを容易に取り外せるようにする。 【構成】 ホイールハブ28を車軸1に取付け、外フラン
ジ29の外周部に径方向外向に延びる複数の外周結合部30
を放射状に配設する。外フランジ35の車幅方向内側にデ
ィスクロータ33を配置する。ディスクロータ33に外周結
合部30の外径寸法より小径の円筒部34を形成して制動面
38を内周側に大きくする。円筒部34に半径方向内向に延
びる内周結合部35を放射状に配設する。外周結合部30と
内周結合部35とをハブボルト31で結合させて、ディスク
ロータ33をホイールハブ28に取付ける。ディスクロータ
33を適当に移動させて、ハブボルト31をホイールハブ28
から引抜き、外周結合部30と内周結合部35とをずらすこ
とにより、ホイールハブ28を車軸1に取付けた状態でデ
ィスクロータ33を車幅方向外側に取り外すことができ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の車両に装着
されるディスクブレーキ装置に関するものである。
されるディスクブレーキ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車に装着される従来の一般的なディ
スクブレーキ装置について図3および図4を用いて説明
する。
スクブレーキ装置について図3および図4を用いて説明
する。
【0003】図3に示すものでは、車軸1をホイールハ
ブ2に挿通し、先端部にナット3を螺着して、車軸1に
ホイールハブ2が取付けられている。車軸1およびホイ
ールハブ2は、軸受4によってサスペンション部材5に
回転可能に支持されている。
ブ2に挿通し、先端部にナット3を螺着して、車軸1に
ホイールハブ2が取付けられている。車軸1およびホイ
ールハブ2は、軸受4によってサスペンション部材5に
回転可能に支持されている。
【0004】ホイールハブ2には、外周部に円盤状の外
フランジ6が形成されている。外フランジ6には、ディ
スクロータ7の中央部に形成された有底筒状の取付部8
が当該車両の車幅方向外側から冠着されてネジ9によっ
て取り付けられている。
フランジ6が形成されている。外フランジ6には、ディ
スクロータ7の中央部に形成された有底筒状の取付部8
が当該車両の車幅方向外側から冠着されてネジ9によっ
て取り付けられている。
【0005】さらに、ディスクロータ7の取付部8の底
部の車幅方向外側にディスクホイール10が装着されてい
る。ディスクホイール10は、外フランジ6に立設され取
付部8の底部を貫通するハブボルト(図示せず)を挿通
させて先端部にホイールナット(図示せず)を螺着する
ことによりホイールハブ2に取付けられている。
部の車幅方向外側にディスクホイール10が装着されてい
る。ディスクホイール10は、外フランジ6に立設され取
付部8の底部を貫通するハブボルト(図示せず)を挿通
させて先端部にホイールナット(図示せず)を螺着する
ことによりホイールハブ2に取付けられている。
【0006】サスペンション部材5には、ディスクロー
タ7の制動面11に一対の摩擦パッド12を対向させてブレ
ーキキャリパ13が取り付けられている。そして、ブレー
キペダル(図示せず)を操作してマスタシリンダ(図示
せず)からブレーキライン14を介してホイールシリンダ
15に圧油を供給することにより、ピストン16を前進させ
て、摩擦パッド12をディスクロータ7の両側から制動面
11に押しつけて制動力を発生させるようになっている。
なお、図3中、17はセンタキャップ、18はダストカバー
である。
タ7の制動面11に一対の摩擦パッド12を対向させてブレ
ーキキャリパ13が取り付けられている。そして、ブレー
キペダル(図示せず)を操作してマスタシリンダ(図示
せず)からブレーキライン14を介してホイールシリンダ
15に圧油を供給することにより、ピストン16を前進させ
て、摩擦パッド12をディスクロータ7の両側から制動面
11に押しつけて制動力を発生させるようになっている。
なお、図3中、17はセンタキャップ、18はダストカバー
である。
【0007】上記のように、ディスクロータを車幅方向
外側からホイールハブに冠着させる構造のディスクブレ
ーキ装置が特開平 4-73438号公報に記載されている。
外側からホイールハブに冠着させる構造のディスクブレ
ーキ装置が特開平 4-73438号公報に記載されている。
【0008】図4に示すディスクブレーキ装置は、図3
のものに対して、ホイールハブとディスクロータの取付
構造が異なる以外は、概して同様の構造であるから、以
下、図3のものと同様の部材には同一の番号を付して異
なる部分についてのみ説明する。なお、図4では、ブレ
ーキキャリパの図示を省略している。
のものに対して、ホイールハブとディスクロータの取付
構造が異なる以外は、概して同様の構造であるから、以
下、図3のものと同様の部材には同一の番号を付して異
なる部分についてのみ説明する。なお、図4では、ブレ
ーキキャリパの図示を省略している。
【0009】図4に示すものでは、車軸1に取付けられ
たホイールハブ19の外フランジ20の車幅方向内側にディ
スクロータ21が配置されている。ディスクロータ21は、
内周部に形成された円筒状の取付部22の端部をホイール
ハブ19の外フランジに当接させ、車幅方向外側から外フ
ランジ20を貫通するボルト23を取付部22の側壁に形成さ
れたボス24に螺着させてホイールハブ19に取付けられて
いる。
たホイールハブ19の外フランジ20の車幅方向内側にディ
スクロータ21が配置されている。ディスクロータ21は、
内周部に形成された円筒状の取付部22の端部をホイール
ハブ19の外フランジに当接させ、車幅方向外側から外フ
ランジ20を貫通するボルト23を取付部22の側壁に形成さ
れたボス24に螺着させてホイールハブ19に取付けられて
いる。
【0010】ディスクホイール10は、車幅方向外側から
ホイールハブ19に直接装着されており、外フランジ20に
立設されたハブボルト25を挿通させて先端部にホイール
ナット26を螺着することによりホイールハブ19に取付け
られている。なお、図4中、27はディスクロータ21の制
動面である。
ホイールハブ19に直接装着されており、外フランジ20に
立設されたハブボルト25を挿通させて先端部にホイール
ナット26を螺着することによりホイールハブ19に取付け
られている。なお、図4中、27はディスクロータ21の制
動面である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図3に示す
従来のディスクブレーキ装置では、ディスクロータ7の
取付部8をハブ2の外フランジ6に冠着させているの
で、取付部8の内径を、外フランジ6の外径よりも大き
くする必要がある。このため、ディスクロータ7の制動
面11は、その内周側の径が取付部8の外径に制約を受け
るので、内周側の径を小さくすることが困難であり、外
周側の径を一定とした場合に制動面11の面積が小さくな
るという問題がある。なお、ディスクロータ7は、ホイ
ールハブ2の車幅方向外側に取付けられているので、ホ
イールハブ2を取り外すことなく比較的容易に交換する
ことができる。
従来のディスクブレーキ装置では、ディスクロータ7の
取付部8をハブ2の外フランジ6に冠着させているの
で、取付部8の内径を、外フランジ6の外径よりも大き
くする必要がある。このため、ディスクロータ7の制動
面11は、その内周側の径が取付部8の外径に制約を受け
るので、内周側の径を小さくすることが困難であり、外
周側の径を一定とした場合に制動面11の面積が小さくな
るという問題がある。なお、ディスクロータ7は、ホイ
ールハブ2の車幅方向外側に取付けられているので、ホ
イールハブ2を取り外すことなく比較的容易に交換する
ことができる。
【0012】一方、図4に示す従来のディスクブレーキ
装置では、ディスクロータ21の取付部22をホイールハブ
19の外フランジ20の車幅方向内側に当接させているの
で、取付部22の外径を外フランジ20よりも小さくするこ
とができ、これにより、制動面27の内周側の径を小さく
して制動面27の面積を大きくしている。
装置では、ディスクロータ21の取付部22をホイールハブ
19の外フランジ20の車幅方向内側に当接させているの
で、取付部22の外径を外フランジ20よりも小さくするこ
とができ、これにより、制動面27の内周側の径を小さく
して制動面27の面積を大きくしている。
【0013】しかしながら、取付部22が外フランジ20よ
りも小径となっているので、ディスクロータ21を車幅方
向外側に取り外すためには、ディスクホイール10を取り
外した後、さらに、ホイールハブ19を車軸1およびサス
ペンション部材5から取り外す必要があり、手間がかか
るという問題がある。また、ディスクロータ21は、ボル
ト23のみによってホイールハブ19に取り付けられている
ので、強固なボルトが必要であり、部品コストおよび締
付に手間がかかるという問題がある。
りも小径となっているので、ディスクロータ21を車幅方
向外側に取り外すためには、ディスクホイール10を取り
外した後、さらに、ホイールハブ19を車軸1およびサス
ペンション部材5から取り外す必要があり、手間がかか
るという問題がある。また、ディスクロータ21は、ボル
ト23のみによってホイールハブ19に取り付けられている
ので、強固なボルトが必要であり、部品コストおよび締
付に手間がかかるという問題がある。
【0014】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、ディスクロータを容易に脱着することができ、
かつ、制動面の面積を大きくとることができるようにし
たディスクブレーキ装置を提供することを目的とする。
であり、ディスクロータを容易に脱着することができ、
かつ、制動面の面積を大きくとることができるようにし
たディスクブレーキ装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に係る発明は、車軸に連結されたホイー
ルハブの車幅方向内側に環状のディスクロータを取付
け、該ディスクロータの制動面に摩擦パッドを押し付け
て制動を行うようにしたディスクブレーキ装置におい
て、前記ホイールハブの外周部に径方向外向に延びる複
数の外周結合部を形成し、前記ディスクロータの内径を
前記ホイールハブの外周結合部の外径寸法より小径と
し、前記ディスクロータの内周部に前記外周結合部に対
向させて径方向内向きに延びる複数の内周結合部を形成
し、前記外周結合部と内周結合部にハブボルトを挿通さ
せて前記ディスクロータを前記ホイールハブに取付ける
ようにしたことを特徴とする。
めに、請求項1に係る発明は、車軸に連結されたホイー
ルハブの車幅方向内側に環状のディスクロータを取付
け、該ディスクロータの制動面に摩擦パッドを押し付け
て制動を行うようにしたディスクブレーキ装置におい
て、前記ホイールハブの外周部に径方向外向に延びる複
数の外周結合部を形成し、前記ディスクロータの内径を
前記ホイールハブの外周結合部の外径寸法より小径と
し、前記ディスクロータの内周部に前記外周結合部に対
向させて径方向内向きに延びる複数の内周結合部を形成
し、前記外周結合部と内周結合部にハブボルトを挿通さ
せて前記ディスクロータを前記ホイールハブに取付ける
ようにしたことを特徴とする。
【0016】また、請求項2に係る発明は、上記の構成
に加えて、ディスクロータに通風孔が設けられているこ
とを特徴とする。
に加えて、ディスクロータに通風孔が設けられているこ
とを特徴とする。
【0017】
【作用】このように構成したことにより、請求項1に係
る発明によれば、ディスクロータは、内径をホイールハ
ブの外周結合部の外径寸法より小径としているので、制
動面を内周側に大きくとることができる。また、外周結
合部からハブボルトを引抜いてホイールハブからディス
クロータを引き離し、ディスクロータとホイールハブと
を回転させて内周結合部と内周結合部の位置をずらすこ
とによって、ディスクロータをホイールハブと干渉させ
ることなく車幅方向外側に取り外すことができる。さら
に、ディスクロータとホイールハブとの間に開口部が形
成されて冷却風の流通が促進される。
る発明によれば、ディスクロータは、内径をホイールハ
ブの外周結合部の外径寸法より小径としているので、制
動面を内周側に大きくとることができる。また、外周結
合部からハブボルトを引抜いてホイールハブからディス
クロータを引き離し、ディスクロータとホイールハブと
を回転させて内周結合部と内周結合部の位置をずらすこ
とによって、ディスクロータをホイールハブと干渉させ
ることなく車幅方向外側に取り外すことができる。さら
に、ディスクロータとホイールハブとの間に開口部が形
成されて冷却風の流通が促進される。
【0018】請求項2に係る発明によれば、通風孔によ
って冷却風の流れが促進される。
って冷却風の流れが促進される。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。なお、本実施例のディスクブレーキ装置
は、図3に示すものに対して、ホイールハブおよびディ
スクロータが異なる以外は、概して同様の構造であるか
ら、以下、図3のものと同様の部材には同一の番号を付
して、異なる部分についてのみ詳細に説明する。
細に説明する。なお、本実施例のディスクブレーキ装置
は、図3に示すものに対して、ホイールハブおよびディ
スクロータが異なる以外は、概して同様の構造であるか
ら、以下、図3のものと同様の部材には同一の番号を付
して、異なる部分についてのみ詳細に説明する。
【0020】図1および図2に示すように、本実施例に
係るディスクブレーキ装置では、車軸1の先端部にナッ
ト3によって取付けられたホイールハブ28は、外周部に
円盤状の外フランジ29が形成されており、さらに、外フ
ランジ29の外周部には、その径方向外向に延びる複数の
外周結合部30が放射状に配設されている。図に示すもの
では、4つの外周結合部30が等間隔に配置されている。
外周結合部30には、ハブボルト31を挿通させるための孔
32が軸方向に沿って貫通されている。
係るディスクブレーキ装置では、車軸1の先端部にナッ
ト3によって取付けられたホイールハブ28は、外周部に
円盤状の外フランジ29が形成されており、さらに、外フ
ランジ29の外周部には、その径方向外向に延びる複数の
外周結合部30が放射状に配設されている。図に示すもの
では、4つの外周結合部30が等間隔に配置されている。
外周結合部30には、ハブボルト31を挿通させるための孔
32が軸方向に沿って貫通されている。
【0021】ホイールハブ28の外フランジ29に対して車
幅方向内側の外周に環状のディスクロータ33が設けられ
ている。ディスクロータ33の内周部には、内径がホイー
ルハブ28の放射状に配置された複数の外周結合部30の外
径寸法よりもやや小径の円筒部34が形成されている。円
筒部34の先端部には、ホイールハブ28の外周結合部30に
対向させて、半径方向内向きに延びる複数の内周結合部
35が放射状に配設されている。図に示すものでは、4つ
の内周結合部35が等間隔に配置されている。
幅方向内側の外周に環状のディスクロータ33が設けられ
ている。ディスクロータ33の内周部には、内径がホイー
ルハブ28の放射状に配置された複数の外周結合部30の外
径寸法よりもやや小径の円筒部34が形成されている。円
筒部34の先端部には、ホイールハブ28の外周結合部30に
対向させて、半径方向内向きに延びる複数の内周結合部
35が放射状に配設されている。図に示すものでは、4つ
の内周結合部35が等間隔に配置されている。
【0022】そして、ディスクロータ33とホイールハブ
28とは、互いに回転させて内周結合部35と外周結合部30
の位置をずらし、さらに、適当に回転軸の位置および角
度を移動させることにより、円筒部34の開口に外フラン
ジ35を干渉させることなく通過させることができるよう
になっている。
28とは、互いに回転させて内周結合部35と外周結合部30
の位置をずらし、さらに、適当に回転軸の位置および角
度を移動させることにより、円筒部34の開口に外フラン
ジ35を干渉させることなく通過させることができるよう
になっている。
【0023】内周結合部35には、ホイールハブ28の孔32
に対向させて、ハブボルト31を圧入するための孔36が軸
方向に沿って貫通されている。なお、ディスクロータ28
は、通風型(ベンチレーテッドタイプ)であり、ディス
ク部に径方向に沿って貫通された複数の通風孔37が放射
状に配置されている。
に対向させて、ハブボルト31を圧入するための孔36が軸
方向に沿って貫通されている。なお、ディスクロータ28
は、通風型(ベンチレーテッドタイプ)であり、ディス
ク部に径方向に沿って貫通された複数の通風孔37が放射
状に配置されている。
【0024】ディスクロータ33の孔36には、車幅方向内
側からハブボルト31が圧入されており、このハブボルト
31をホイールハブ28の孔32に圧入し、内周結合部35を外
周結合部30に当接させて、ディスクロータ33がホイール
ハブ28に取付けられている。さらに、ホイールハブ28の
車幅方向外側にディスクホイール10が装着され、ハブボ
ルト31を挿通させて、その先端部にホイールナット26を
螺着することによって取付けられている。また、ディス
クロータの制動面38に、摩擦パッド12を対向させてブレ
ーキキャリパ13が設けられている。
側からハブボルト31が圧入されており、このハブボルト
31をホイールハブ28の孔32に圧入し、内周結合部35を外
周結合部30に当接させて、ディスクロータ33がホイール
ハブ28に取付けられている。さらに、ホイールハブ28の
車幅方向外側にディスクホイール10が装着され、ハブボ
ルト31を挿通させて、その先端部にホイールナット26を
螺着することによって取付けられている。また、ディス
クロータの制動面38に、摩擦パッド12を対向させてブレ
ーキキャリパ13が設けられている。
【0025】以上のように構成した本実施例の作用につ
いて次に説明する。
いて次に説明する。
【0026】ディスクロータ33の円筒部の内径をホイー
ルハブ28の結合部の外周径よりも小径としているので、
制動面38の内周側の径を小さくすることができ、その
分、制動面の面積を大きくとることができる。そして、
制動面38の面積を大きくすることにより、制動面38およ
び摩擦パッド12の耐熱性、耐摩耗性および制動力を向上
させることができる。
ルハブ28の結合部の外周径よりも小径としているので、
制動面38の内周側の径を小さくすることができ、その
分、制動面の面積を大きくとることができる。そして、
制動面38の面積を大きくすることにより、制動面38およ
び摩擦パッド12の耐熱性、耐摩耗性および制動力を向上
させることができる。
【0027】ホイールハブ28の外周結合部30とディスク
ロータ33の内周結合部35とを設けたことにより、円筒部
10と外フランジ部29との間に開口Cが形成されるので、
図3中に矢印で示すように、通風孔37と相まってディス
クロータ33周囲の冷却風の流通が促進され、冷却性が向
上して耐フェード性が向上する。また、開口Cによって
ばね下重量を軽量化することができ、乗り心地および操
縦安定性を向上させることができる。
ロータ33の内周結合部35とを設けたことにより、円筒部
10と外フランジ部29との間に開口Cが形成されるので、
図3中に矢印で示すように、通風孔37と相まってディス
クロータ33周囲の冷却風の流通が促進され、冷却性が向
上して耐フェード性が向上する。また、開口Cによって
ばね下重量を軽量化することができ、乗り心地および操
縦安定性を向上させることができる。
【0028】ディスクロータ33をホイールハブ28から取
り外す場合は、ホイールナット26を緩めてディスクホイ
ール10を取り外した後、ディスクロータ33を一旦車幅方
向内側に移動させてホイールハブ28の孔32からハブボル
ト31を引抜く。次に、ディスクロータ33を回転させて、
内周結合部35と外周結合部30の位置をずらし、適当に傾
けて移動させることにより、円筒部34を外フランジ35に
干渉させることなく、ディスクロータを車幅方向外側に
取り外すことができる。また、上記の逆の手順でディス
クロータ33をホイールハブ28に取付けることができる。
り外す場合は、ホイールナット26を緩めてディスクホイ
ール10を取り外した後、ディスクロータ33を一旦車幅方
向内側に移動させてホイールハブ28の孔32からハブボル
ト31を引抜く。次に、ディスクロータ33を回転させて、
内周結合部35と外周結合部30の位置をずらし、適当に傾
けて移動させることにより、円筒部34を外フランジ35に
干渉させることなく、ディスクロータを車幅方向外側に
取り外すことができる。また、上記の逆の手順でディス
クロータ33をホイールハブ28に取付けることができる。
【0029】このようにして、ホイールハブ28を車軸1
から取り外すことなく、ディスクロータ33をホイールハ
ブ28に容易に脱着することができるので、整備性を向上
させることができる。
から取り外すことなく、ディスクロータ33をホイールハ
ブ28に容易に脱着することができるので、整備性を向上
させることができる。
【0030】また、ハブボルト31およびホイールナット
26によって、ディスクロータ33とホイールハブ28とディ
スクホイール10とを共締めしているので、部品点数が少
なくてすみ、組立工数および部品コストの低減ならびに
軽量化を図ることができる。
26によって、ディスクロータ33とホイールハブ28とディ
スクホイール10とを共締めしているので、部品点数が少
なくてすみ、組立工数および部品コストの低減ならびに
軽量化を図ることができる。
【0031】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のディスク
ブレーキ装置は、ホイールハブに外周結合部を設け、デ
ィスクロータの内径をホイールハブの外周結合部の外径
寸法より小径とし、さらに、ディスクロータに内周結合
部を設け、外周結合部と内周結合部にハブボルトを挿通
させてディスクロータをホイールハブに取付けるように
したので、ディスクロータの制動面を内周側に大きくと
ることができる。これにより、制動面の面積を大きくし
て、制動面および摩擦パッドの耐熱性、耐摩耗性を向上
させるとともに、制動力を向上させることができる。ま
た、ホイールハブを車軸から取り外すことなく、ディス
クロータをホイールハブに容易に脱着することができ、
整備性を向上させることができる。さらに、ディスクロ
ータとホイールハブとの間に開口が形成されて冷却風の
流通が促進されるので耐フェード性を向上させることが
できるという優れた効果を奏する。
ブレーキ装置は、ホイールハブに外周結合部を設け、デ
ィスクロータの内径をホイールハブの外周結合部の外径
寸法より小径とし、さらに、ディスクロータに内周結合
部を設け、外周結合部と内周結合部にハブボルトを挿通
させてディスクロータをホイールハブに取付けるように
したので、ディスクロータの制動面を内周側に大きくと
ることができる。これにより、制動面の面積を大きくし
て、制動面および摩擦パッドの耐熱性、耐摩耗性を向上
させるとともに、制動力を向上させることができる。ま
た、ホイールハブを車軸から取り外すことなく、ディス
クロータをホイールハブに容易に脱着することができ、
整備性を向上させることができる。さらに、ディスクロ
ータとホイールハブとの間に開口が形成されて冷却風の
流通が促進されるので耐フェード性を向上させることが
できるという優れた効果を奏する。
【図1】本発明の一実施例に係るディスクブレーキ装置
を示す図であって、ホイールハブおよびディスクロータ
を図2のA−A線によって断面して示す図である。
を示す図であって、ホイールハブおよびディスクロータ
を図2のA−A線によって断面して示す図である。
【図2】図1の装置のホイールハブおよびディスクロー
タの正面図である。
タの正面図である。
【図3】ホイールハブの車幅方向外側にディスクロータ
を冠着するようにした従来のディスクブレーキ装置の縦
断面図である。
を冠着するようにした従来のディスクブレーキ装置の縦
断面図である。
【図4】ホイールハブの車幅方向内側にディスクロータ
を当接させるようにした従来のディスクブレーキ装置の
縦断面図である。
を当接させるようにした従来のディスクブレーキ装置の
縦断面図である。
1 車軸 12 摩擦パッド 28 ホイールハブ 30 外周結合部 31 ハブボルト 33 ディスクロータ 35 内周結合部 37 通風孔
Claims (2)
- 【請求項1】 車軸に連結されたホイールハブの車幅方
向内側に環状のディスクロータを取付け、該ディスクロ
ータの制動面に摩擦パッドを押し付けて制動を行うよう
にしたディスクブレーキ装置において、前記ホイールハ
ブの外周部に径方向外向に延びる複数の外周結合部を形
成し、前記ディスクロータの内径を前記ホイールハブの
外周結合部の外径寸法より小径とし、前記ディスクロー
タの内周部に前記外周結合部に対向させて径方向内向き
に延びる複数の内周結合部を形成し、前記外周結合部と
内周結合部にハブボルトを挿通させて前記ディスクロー
タを前記ホイールハブに取付けるようにしたことを特徴
とするディスクブレーキ装置。 - 【請求項2】 ディスクロータに通風孔が設けられてい
ることを特徴とする請求項1に記載のディスクブレーキ
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26144894A JPH08105468A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | ディスクブレーキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26144894A JPH08105468A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | ディスクブレーキ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08105468A true JPH08105468A (ja) | 1996-04-23 |
Family
ID=17362041
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26144894A Pending JPH08105468A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | ディスクブレーキ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08105468A (ja) |
-
1994
- 1994-09-30 JP JP26144894A patent/JPH08105468A/ja active Pending
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