JPH08105426A - 吊持金具 - Google Patents
吊持金具Info
- Publication number
- JPH08105426A JPH08105426A JP23976694A JP23976694A JPH08105426A JP H08105426 A JPH08105426 A JP H08105426A JP 23976694 A JP23976694 A JP 23976694A JP 23976694 A JP23976694 A JP 23976694A JP H08105426 A JPH08105426 A JP H08105426A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- suspension
- hanging
- bolt
- nut
- mounting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Hooks, Suction Cups, And Attachment By Adhesive Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 構造材の傾きに対応して吊り部材を垂下させ
ることができ、かつ、吊り部材の吊持作業を容易かつ効
率良く行うことができる吊持金具の提供。 【構成】 所定形状の構造材に取付固定される取付体1
と、取付体1 に連結され吊り部材を吊持する吊持体5
と、取付体1 と吊持体5 の間に介在し両者を連結するも
のであって、吊持体5 を回動可能なよう支持するととも
に吊持体5 の回動軸線に対し略直角な方向の回動軸線を
中心に回動可能なよう取付体1 に取着される連結体8
と、を備えてなる。
ることができ、かつ、吊り部材の吊持作業を容易かつ効
率良く行うことができる吊持金具の提供。 【構成】 所定形状の構造材に取付固定される取付体1
と、取付体1 に連結され吊り部材を吊持する吊持体5
と、取付体1 と吊持体5 の間に介在し両者を連結するも
のであって、吊持体5 を回動可能なよう支持するととも
に吊持体5 の回動軸線に対し略直角な方向の回動軸線を
中心に回動可能なよう取付体1 に取着される連結体8
と、を備えてなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定形状の構造材を利
用して吊り部材を吊持する吊持金具に関するものであ
る。
用して吊り部材を吊持する吊持金具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種の吊持金具としては、例えば実公
昭47−5683号公報に開示されるものがある。この
ものは、金具本体と、角度調節金具とを備えている。金
具本体は、側面大略コ字状をなすものであり、所定形状
の構造材、例えばL形鋼梁材に取付固定される。角度調
節金具は、正面大略U字状をなすものであり、前後に回
動可能なよう金具本体に連結される。また、角度調節金
具の湾曲部には、ナットを取り付けた吊りボルトの一端
部が挿通係止する切欠孔が設けられている。すなわち、
この切欠孔に吊りボルトの一端部を挿通係止させ、ナッ
トを締めつけることにより、吊りボルトが吊持される。
昭47−5683号公報に開示されるものがある。この
ものは、金具本体と、角度調節金具とを備えている。金
具本体は、側面大略コ字状をなすものであり、所定形状
の構造材、例えばL形鋼梁材に取付固定される。角度調
節金具は、正面大略U字状をなすものであり、前後に回
動可能なよう金具本体に連結される。また、角度調節金
具の湾曲部には、ナットを取り付けた吊りボルトの一端
部が挿通係止する切欠孔が設けられている。すなわち、
この切欠孔に吊りボルトの一端部を挿通係止させ、ナッ
トを締めつけることにより、吊りボルトが吊持される。
【0003】このものによれば、金具本体を取付固定す
るためのL形鋼梁材等が軸回り方向に傾いた状態、例え
ば断面大略V字状に見えるように傾いた状態にあって
も、角度調節金具の回動によって、吊りボルトを垂下し
た状態に吊持することが可能となる。このようにして垂
下した吊りボルトを利用して、照明器具や配線用部材等
が頭上に配設される。ところが、上述のものには、次の
ような問題点があった。すなわち、L形鋼梁材等が長手
方向にて傾いた状態にある場合、すなわち水平に対し傾
いた状態に架設されている場合、吊りボルトを垂下した
状態に吊持することが困難となるのである。
るためのL形鋼梁材等が軸回り方向に傾いた状態、例え
ば断面大略V字状に見えるように傾いた状態にあって
も、角度調節金具の回動によって、吊りボルトを垂下し
た状態に吊持することが可能となる。このようにして垂
下した吊りボルトを利用して、照明器具や配線用部材等
が頭上に配設される。ところが、上述のものには、次の
ような問題点があった。すなわち、L形鋼梁材等が長手
方向にて傾いた状態にある場合、すなわち水平に対し傾
いた状態に架設されている場合、吊りボルトを垂下した
状態に吊持することが困難となるのである。
【0004】これに対し、実公平4−36196号公報
に開示されるものがある。このものは、前述の吊持金具
の金具本体や角度調節金具と大略同様な支持金具本体や
懸吊金具の他に、懸吊金具の湾曲底壁内面に当接係合す
るものであって吊りボルトが螺着されるナット体を備え
ている。ナット体は、湾曲底壁に対応して特別に加工さ
れたものであり、一般的なナットとは異なった特殊形
状、すなわち湾曲底壁への当接部分が球面状をなしてい
る。このナット体により、吊りボルトは回動可能なよう
懸吊金具に吊持される。また、懸吊金具の湾曲部には、
ナット体に螺着された吊りボルトが左右に回動可能なよ
う切欠孔が設けられている。
に開示されるものがある。このものは、前述の吊持金具
の金具本体や角度調節金具と大略同様な支持金具本体や
懸吊金具の他に、懸吊金具の湾曲底壁内面に当接係合す
るものであって吊りボルトが螺着されるナット体を備え
ている。ナット体は、湾曲底壁に対応して特別に加工さ
れたものであり、一般的なナットとは異なった特殊形
状、すなわち湾曲底壁への当接部分が球面状をなしてい
る。このナット体により、吊りボルトは回動可能なよう
懸吊金具に吊持される。また、懸吊金具の湾曲部には、
ナット体に螺着された吊りボルトが左右に回動可能なよ
う切欠孔が設けられている。
【0005】この吊持金具によれば、懸吊金具が前後に
回動可能であることに加え、懸吊金具に吊持された吊り
ボルト自体が左右に回動可能である。従って、傾いたL
形鋼梁材等を利用して吊りボルトを垂下させたい場合
に、前述の吊持金具と同様にL形鋼梁材等の軸回り方向
の傾きに対応し易く、また、前述の吊持金具では対応困
難なL形鋼梁材の長手方向の傾きにも対応し易くなる。
回動可能であることに加え、懸吊金具に吊持された吊り
ボルト自体が左右に回動可能である。従って、傾いたL
形鋼梁材等を利用して吊りボルトを垂下させたい場合
に、前述の吊持金具と同様にL形鋼梁材等の軸回り方向
の傾きに対応し易く、また、前述の吊持金具では対応困
難なL形鋼梁材の長手方向の傾きにも対応し易くなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
後者の吊持金具においては、特に紛失しやすい小物であ
るナット体が、特別に加工した特殊なものであるので、
紛失した場合、一般的なナットのように代替品を容易に
手に入れるということができない。すなわち、ナット体
1個が無いために使用不可能となって吊りボルトの吊持
作業が大幅に中断してしまう恐れがあるのである。この
ような事態に対応するためには、ナット体の予備を予め
複数確保しておけばよい。しかしながら、ナット体を紛
失することがなかった場合、予備の分は使用されずに無
駄になってしまう。また、ナット体が特殊な形状をなす
ので、予備として用意したナット体を、一般的なナット
のように転用して無駄をなくすこともままならない。
後者の吊持金具においては、特に紛失しやすい小物であ
るナット体が、特別に加工した特殊なものであるので、
紛失した場合、一般的なナットのように代替品を容易に
手に入れるということができない。すなわち、ナット体
1個が無いために使用不可能となって吊りボルトの吊持
作業が大幅に中断してしまう恐れがあるのである。この
ような事態に対応するためには、ナット体の予備を予め
複数確保しておけばよい。しかしながら、ナット体を紛
失することがなかった場合、予備の分は使用されずに無
駄になってしまう。また、ナット体が特殊な形状をなす
ので、予備として用意したナット体を、一般的なナット
のように転用して無駄をなくすこともままならない。
【0007】また、後者の吊持金具において、懸吊金具
への吊りボルトの取付作業は、詳しくはナット体、座
金、菊座金、挟持ナット等の多数の部材を要して行われ
るが、前者の吊持金具における作業よりも慎重に手間を
かけて行う必要があり、不便であるという問題点があっ
た。すなわち、断面大略コ字状をなす座金を懸吊金具の
湾曲底壁外面側に位置させつつ、一般的なナットである
挟持ナットを取り付けた吊りボルトを湾曲底壁内面側の
ナット体にねじ込み、その上、座金の対向折曲片が湾曲
底壁の縁部に係合するように調整しなければならないの
である。
への吊りボルトの取付作業は、詳しくはナット体、座
金、菊座金、挟持ナット等の多数の部材を要して行われ
るが、前者の吊持金具における作業よりも慎重に手間を
かけて行う必要があり、不便であるという問題点があっ
た。すなわち、断面大略コ字状をなす座金を懸吊金具の
湾曲底壁外面側に位置させつつ、一般的なナットである
挟持ナットを取り付けた吊りボルトを湾曲底壁内面側の
ナット体にねじ込み、その上、座金の対向折曲片が湾曲
底壁の縁部に係合するように調整しなければならないの
である。
【0008】本発明は、かかる事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、構造材の傾きに対応して
吊り部材を垂下させることができ、かつ、吊り部材の吊
持作業を容易かつ効率良く行うことができる吊持金具を
提供するにある。
で、その目的とするところは、構造材の傾きに対応して
吊り部材を垂下させることができ、かつ、吊り部材の吊
持作業を容易かつ効率良く行うことができる吊持金具を
提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに、本発明の吊持金具は、所定形状の構造材に取付固
定される取付体と、取付体に連結され吊り部材を吊持す
る吊持体と、取付体と吊持体の間に介在し両者を連結す
るものであって、吊持体を回動可能なよう支持するとと
もに吊持体の回動軸線に対し略直角な方向の回動軸線を
中心に回動可能なよう取付体に取着される連結体と、を
備えてなる構成としている。
めに、本発明の吊持金具は、所定形状の構造材に取付固
定される取付体と、取付体に連結され吊り部材を吊持す
る吊持体と、取付体と吊持体の間に介在し両者を連結す
るものであって、吊持体を回動可能なよう支持するとと
もに吊持体の回動軸線に対し略直角な方向の回動軸線を
中心に回動可能なよう取付体に取着される連結体と、を
備えてなる構成としている。
【0010】
【作用】この構成によれば、吊り部材を吊持する吊持体
の回動と、吊持体の回動方向と略直角な方向の連結体の
回動とによって、吊り部材の吊持角度が調整される。
の回動と、吊持体の回動方向と略直角な方向の連結体の
回動とによって、吊り部材の吊持角度が調整される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図6に基
づいて説明する。
づいて説明する。
【0012】この吊持金具は、取付体1 と、吊持体5
と、連結体8 とを備える。取付体1 は、側面大略凹字状
をなすものであり、所定形状の構造材、例えばH形鋼か
らなるH形構造材H に取付固定される。取付体1 の上端
面には、雌ねじが刻設されたねじ孔1aと、吊り部材であ
る吊りボルトB が挿通可能な吊りボルト挿通孔1bとが設
けられる。ねじ孔1aには、取付体1 をH形構造材H に固
定するための固定ボルト2 が螺合する。吊りボルト挿通
孔1bは、上端面に対し対向位置にある下端面にも2箇所
設けてあり、そのうちの一方の吊りボルト挿通孔1bは、
上端面の吊りボルト挿通孔1bと軸線を同じくして設けら
れる。すなわち、この取付体1 は、吊りボルトB が上下
に貫通可能なようになっている。これらの吊りボルト挿
通孔1bにより、後述の吊持体5 や連結体8 を用いずに吊
りボルトB を吊持することも可能となっている。
と、連結体8 とを備える。取付体1 は、側面大略凹字状
をなすものであり、所定形状の構造材、例えばH形鋼か
らなるH形構造材H に取付固定される。取付体1 の上端
面には、雌ねじが刻設されたねじ孔1aと、吊り部材であ
る吊りボルトB が挿通可能な吊りボルト挿通孔1bとが設
けられる。ねじ孔1aには、取付体1 をH形構造材H に固
定するための固定ボルト2 が螺合する。吊りボルト挿通
孔1bは、上端面に対し対向位置にある下端面にも2箇所
設けてあり、そのうちの一方の吊りボルト挿通孔1bは、
上端面の吊りボルト挿通孔1bと軸線を同じくして設けら
れる。すなわち、この取付体1 は、吊りボルトB が上下
に貫通可能なようになっている。これらの吊りボルト挿
通孔1bにより、後述の吊持体5 や連結体8 を用いずに吊
りボルトB を吊持することも可能となっている。
【0013】一方、取付体1 の両側面には、吊持体5 や
連結体8 が保持する軸ボルト4 が挿通し得る軸ボルト挿
通孔1cを、各々の側面に3箇所ずつ対向位置に設けてあ
る。すなわち、軸ボルト4 を取付体1 に貫通支持させる
場合、使用状況に応じて3箇所の軸ボルト挿通孔1cのう
ち1箇所を任意に選択して利用することができる。
連結体8 が保持する軸ボルト4 が挿通し得る軸ボルト挿
通孔1cを、各々の側面に3箇所ずつ対向位置に設けてあ
る。すなわち、軸ボルト4 を取付体1 に貫通支持させる
場合、使用状況に応じて3箇所の軸ボルト挿通孔1cのう
ち1箇所を任意に選択して利用することができる。
【0014】さらに、取付体1 には、大略コ字状に切欠
かれた部分の輪郭下辺から互いに反対方向に突出する一
対の当接片3,3 が設けられる。当接片3,3 は、H形構造
材Hの下端部から側方に突出する脚片Haに当接するもの
である。この当接片3,3 を、一方側の脚片Haの下面に当
接させるとともに、取付体1 の上端部を脚片Haの上面側
に位置させ、上端面のねじ孔1aに螺合する固定ボルト2
を締めつけることにより、当接片3,3 と固定ボルト2 の
先端部とがH形構造材H の脚片Haを挟持し、取付体1 が
H形構造材H に取付固定されることとなる。
かれた部分の輪郭下辺から互いに反対方向に突出する一
対の当接片3,3 が設けられる。当接片3,3 は、H形構造
材Hの下端部から側方に突出する脚片Haに当接するもの
である。この当接片3,3 を、一方側の脚片Haの下面に当
接させるとともに、取付体1 の上端部を脚片Haの上面側
に位置させ、上端面のねじ孔1aに螺合する固定ボルト2
を締めつけることにより、当接片3,3 と固定ボルト2 の
先端部とがH形構造材H の脚片Haを挟持し、取付体1 が
H形構造材H に取付固定されることとなる。
【0015】吊持体5 は、対向する一対の軸ボルト保持
片6,6 とそれらの一端を連結する平板状の吊りボルト吊
持片7 とからなるものであり、後述の連結体8 を介して
取付体1 に連結され、吊りボルトB を吊持する。一方の
軸ボルト保持片6 には、軸ボルト4 が挿通する軸ボルト
挿通孔5aが設けられ、他方の軸ボルト保持片6 には、雌
ねじの刻設されたねじ孔5bが設けられる。これにより、
軸ボルト4 が軸ボルト保持片6,6 間に貫通保持される。
片6,6 とそれらの一端を連結する平板状の吊りボルト吊
持片7 とからなるものであり、後述の連結体8 を介して
取付体1 に連結され、吊りボルトB を吊持する。一方の
軸ボルト保持片6 には、軸ボルト4 が挿通する軸ボルト
挿通孔5aが設けられ、他方の軸ボルト保持片6 には、雌
ねじの刻設されたねじ孔5bが設けられる。これにより、
軸ボルト4 が軸ボルト保持片6,6 間に貫通保持される。
【0016】この吊持体5 には、一方の軸ボルト保持片
6 から吊りボルト吊持片7 を経て他方の軸ボルト保持片
6 まで大略スリット状をなす吊りボルト取付孔5cが設け
られる。吊りボルト取付孔5cは、吊りボルトB の外径よ
り若干大きくかつ吊りボルトB に螺着される係止用ナッ
トNaの外径より小さい幅を有し、少なくとも一方の軸ボ
ルト保持片6 における一部分は、係止用ナットNaが挿通
し得るよう幅広に形成される。すなわち、吊りボルト取
付孔5cは、吊りボルトB を、その一端部に係止用ナット
Naを螺着した状態で挿通させることができるようになっ
ている。なお、吊りボルト取付孔5cは、他方の軸ボルト
保持片6 における一部分も幅広になっていてもよい。
6 から吊りボルト吊持片7 を経て他方の軸ボルト保持片
6 まで大略スリット状をなす吊りボルト取付孔5cが設け
られる。吊りボルト取付孔5cは、吊りボルトB の外径よ
り若干大きくかつ吊りボルトB に螺着される係止用ナッ
トNaの外径より小さい幅を有し、少なくとも一方の軸ボ
ルト保持片6 における一部分は、係止用ナットNaが挿通
し得るよう幅広に形成される。すなわち、吊りボルト取
付孔5cは、吊りボルトB を、その一端部に係止用ナット
Naを螺着した状態で挿通させることができるようになっ
ている。なお、吊りボルト取付孔5cは、他方の軸ボルト
保持片6 における一部分も幅広になっていてもよい。
【0017】吊りボルトB には、吊持体5 に取付固定す
ることができるよう係止用ナットNaと締付用ナットNbと
が螺着される。すなわち、係止用ナットNaを、吊りボル
トBの一端部とともに吊りボルト取付孔5cに挿通させ、
吊りボルト吊持片7 の内面に係止させるとともに、吊り
ボルト吊持片7 の外方に位置する締付用ナットNbを締め
つけることにより、両ナットが吊りボルト吊持片7 を挟
持し、吊りボルトB が吊持体5 に取付固定されることと
なる。
ることができるよう係止用ナットNaと締付用ナットNbと
が螺着される。すなわち、係止用ナットNaを、吊りボル
トBの一端部とともに吊りボルト取付孔5cに挿通させ、
吊りボルト吊持片7 の内面に係止させるとともに、吊り
ボルト吊持片7 の外方に位置する締付用ナットNbを締め
つけることにより、両ナットが吊りボルト吊持片7 を挟
持し、吊りボルトB が吊持体5 に取付固定されることと
なる。
【0018】また、吊持体5 は、軸ボルト保持片6 の先
端部間の距離が取付体1 の両側面間の距離よりも若干大
きく形成される。これにより、連結体8 を介することな
く直接取付体1 に取り付けることもできる。さらに、軸
ボルト保持片6 の基端部間の間隔は、吊りボルトB に螺
着される係止用ナットNaが収まりかつ位置決めされる幅
に設定してある。
端部間の距離が取付体1 の両側面間の距離よりも若干大
きく形成される。これにより、連結体8 を介することな
く直接取付体1 に取り付けることもできる。さらに、軸
ボルト保持片6 の基端部間の間隔は、吊りボルトB に螺
着される係止用ナットNaが収まりかつ位置決めされる幅
に設定してある。
【0019】連結体8 は、図2、図3に示すように、対
向する一対の取着片9,9 とそれらの一端を連結する大略
V字状の支持片10とからなるものであり、取付体1 と吊
持体5 の間に介在し、両者を連結する。支持片10は、吊
持体5 の軸ボルト保持片6,6間の間隔より若干小さい横
幅を有するよう形成され、取着片9 は、支持片10よりも
大きい横幅を有するよう形成される。
向する一対の取着片9,9 とそれらの一端を連結する大略
V字状の支持片10とからなるものであり、取付体1 と吊
持体5 の間に介在し、両者を連結する。支持片10は、吊
持体5 の軸ボルト保持片6,6間の間隔より若干小さい横
幅を有するよう形成され、取着片9 は、支持片10よりも
大きい横幅を有するよう形成される。
【0020】この連結体8 は、取着片9,9 間の距離が取
付体1 の両側面間の距離よりも若干大きく形成される。
一方の取着片9 には、軸ボルト4 が挿通する軸ボルト挿
通孔8aが設けられ、他方の取着片9 には、雌ねじの刻設
されたねじ孔8bが設けられる。これにより、軸ボルト4
が取着片9,9 間に貫通保持される。すなわち、軸ボルト
4 を取付体1 に貫通支持させるとともに取着片9,9 間に
貫通保持させることにより、取着片9,9 が回動可能なよ
う取付体1 に取着される。
付体1 の両側面間の距離よりも若干大きく形成される。
一方の取着片9 には、軸ボルト4 が挿通する軸ボルト挿
通孔8aが設けられ、他方の取着片9 には、雌ねじの刻設
されたねじ孔8bが設けられる。これにより、軸ボルト4
が取着片9,9 間に貫通保持される。すなわち、軸ボルト
4 を取付体1 に貫通支持させるとともに取着片9,9 間に
貫通保持させることにより、取着片9,9 が回動可能なよ
う取付体1 に取着される。
【0021】また、連結体8 の支持片10は、その底部
が、軸ボルト4 の外径に対応した幅を有する略平坦なも
のとなっている。取付体1 と吊持体5 を連結する際、軸
ボルト4 を吊持体5 に貫通保持させるとともに支持片10
の底部に係止させることにより、吊持体5 が回動可能な
よう連結体8 に支持されることとなる。このとき、連結
体8 の回動軸線、つまり連結体8 が保持する軸ボルト4
の軸線は、吊持体5 の回動軸線、つまり吊持体5 が保持
する軸ボルト4 の軸線に対し、略直角な方向を向く。す
なわち、連結体8 と吊持体5 は、回動方向が略90度異
なっており、この両者の回動具合によって吊りボルトB
の吊持角度が調整される。
が、軸ボルト4 の外径に対応した幅を有する略平坦なも
のとなっている。取付体1 と吊持体5 を連結する際、軸
ボルト4 を吊持体5 に貫通保持させるとともに支持片10
の底部に係止させることにより、吊持体5 が回動可能な
よう連結体8 に支持されることとなる。このとき、連結
体8 の回動軸線、つまり連結体8 が保持する軸ボルト4
の軸線は、吊持体5 の回動軸線、つまり吊持体5 が保持
する軸ボルト4 の軸線に対し、略直角な方向を向く。す
なわち、連結体8 と吊持体5 は、回動方向が略90度異
なっており、この両者の回動具合によって吊りボルトB
の吊持角度が調整される。
【0022】この吊持金具は、次のようにして使用され
る。すなわち、連結体8 を介して吊持体5 が連結されて
いる取付体1 をH形構造材H に取り付け、吊持体5 に吊
りボルトB を取付固定する。そして、垂下した吊りボル
トB を利用して、照明器具等の被吊持部材を配設すれば
よい。ここで、H形構造材H が長手方向に傾いている場
合は、図5に示すように、吊持体5 が回動することによ
って吊りボルトB が垂下した状態に吊持される。また、
H形構造材H が軸回り方向に傾いている場合は、図6に
示すように、連結体8 が回動することによって吊りボル
トB が垂下した状態に吊持される。さらに、H形構造材
H が長手方向及び軸回り方向に傾いている場合は、吊持
体5 及び連結体8 が回動することによって吊りボルトB
が垂下した状態に吊持される。
る。すなわち、連結体8 を介して吊持体5 が連結されて
いる取付体1 をH形構造材H に取り付け、吊持体5 に吊
りボルトB を取付固定する。そして、垂下した吊りボル
トB を利用して、照明器具等の被吊持部材を配設すれば
よい。ここで、H形構造材H が長手方向に傾いている場
合は、図5に示すように、吊持体5 が回動することによ
って吊りボルトB が垂下した状態に吊持される。また、
H形構造材H が軸回り方向に傾いている場合は、図6に
示すように、連結体8 が回動することによって吊りボル
トB が垂下した状態に吊持される。さらに、H形構造材
H が長手方向及び軸回り方向に傾いている場合は、吊持
体5 及び連結体8 が回動することによって吊りボルトB
が垂下した状態に吊持される。
【0023】この吊持金具によれば、吊持体5 と連結体
8 の回動によって吊りボルトB の吊持角度を調整する構
成により、構造材の傾きに対応して吊り部材を垂下させ
ることができる。その上、紛失しやすい小物であるナッ
トについて、特殊な形状のものではなく一般的なものを
使用することにより、ナットを紛失したとしても容易に
代わりのナットを手に入れることができ、従って、吊り
ボルトB の吊持作業を大幅な遅滞なく進めることができ
る。また、予備で用意しておいたナットが残った場合に
は、他の用途に利用して無駄をなくすことができる。さ
らに、吊りボルトB の吊持作業は、一端部にナットを螺
着した吊りボルトB を吊持体5 に引掛係止させてナット
を締めつけることにより、多大な手間をかけずに容易に
行うことができる。
8 の回動によって吊りボルトB の吊持角度を調整する構
成により、構造材の傾きに対応して吊り部材を垂下させ
ることができる。その上、紛失しやすい小物であるナッ
トについて、特殊な形状のものではなく一般的なものを
使用することにより、ナットを紛失したとしても容易に
代わりのナットを手に入れることができ、従って、吊り
ボルトB の吊持作業を大幅な遅滞なく進めることができ
る。また、予備で用意しておいたナットが残った場合に
は、他の用途に利用して無駄をなくすことができる。さ
らに、吊りボルトB の吊持作業は、一端部にナットを螺
着した吊りボルトB を吊持体5 に引掛係止させてナット
を締めつけることにより、多大な手間をかけずに容易に
行うことができる。
【0024】なお、取付体が取付固定される構造材は、
H形鋼からなるものに限らず、例えばL形鋼からなるも
のでもよく、要は平板部を有する構造材であればよい。
また、取付体の吊りボルト挿通孔や軸ボルト挿通孔の個
数は、適宜変更可能である。また、吊持部材や連結部材
が、ナットを利用して軸ボルトを保持するようにしても
よい。
H形鋼からなるものに限らず、例えばL形鋼からなるも
のでもよく、要は平板部を有する構造材であればよい。
また、取付体の吊りボルト挿通孔や軸ボルト挿通孔の個
数は、適宜変更可能である。また、吊持部材や連結部材
が、ナットを利用して軸ボルトを保持するようにしても
よい。
【0025】
【発明の効果】本発明の吊持金具は、吊り部材を吊持す
る吊持体の回動と、吊持体の回動方向と略直角な方向の
連結体の回動とにより、吊り部材の吊持角度を調整する
ので、構造材の傾きに対応して吊り部材を垂下させるこ
とができ、かつ、吊り部材の吊持作業を容易かつ効率良
く行うことができる。
る吊持体の回動と、吊持体の回動方向と略直角な方向の
連結体の回動とにより、吊り部材の吊持角度を調整する
ので、構造材の傾きに対応して吊り部材を垂下させるこ
とができ、かつ、吊り部材の吊持作業を容易かつ効率良
く行うことができる。
【図1】本発明の一実施例を示す分解斜視図である。
【図2】その連結体の側面図である。
【図3】その連結体の正面図である。
【図4】その吊持体に吊りボルトを吊持させた状態を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図5】その取付体を長手方向に傾いたH形構造材に取
付固定した状態を示す背面図である。
付固定した状態を示す背面図である。
【図6】その取付体を軸回り方向に傾いたH形構造材に
取付固定した状態を示す側面図である。
取付固定した状態を示す側面図である。
1 取付体 5 吊持体 8 連結体 H H形構造材 B 吊りボルト
Claims (1)
- 【請求項1】 所定形状の構造材に取付固定される取付
体と、取付体に連結され吊り部材を吊持する吊持体と、
取付体と吊持体の間に介在し両者を連結するものであっ
て、吊持体を回動可能なよう支持するとともに吊持体の
回動軸線に対し略直角な方向の回動軸線を中心に回動可
能なよう取付体に取着される連結体と、を備えてなる吊
持金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23976694A JPH08105426A (ja) | 1994-10-04 | 1994-10-04 | 吊持金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23976694A JPH08105426A (ja) | 1994-10-04 | 1994-10-04 | 吊持金具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08105426A true JPH08105426A (ja) | 1996-04-23 |
Family
ID=17049598
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23976694A Pending JPH08105426A (ja) | 1994-10-04 | 1994-10-04 | 吊持金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08105426A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008014328A (ja) * | 2006-07-03 | 2008-01-24 | Akagi:Kk | 吊り金具用補強金具 |
CN104564938A (zh) * | 2013-09-26 | 2015-04-29 | 尤尼斯特拉特国际公司 | 折叠梁夹具 |
-
1994
- 1994-10-04 JP JP23976694A patent/JPH08105426A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008014328A (ja) * | 2006-07-03 | 2008-01-24 | Akagi:Kk | 吊り金具用補強金具 |
CN104564938A (zh) * | 2013-09-26 | 2015-04-29 | 尤尼斯特拉特国际公司 | 折叠梁夹具 |
CN104564938B (zh) * | 2013-09-26 | 2019-09-20 | 尤尼斯特拉特国际公司 | 折叠梁夹具 |
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