JPH08104499A - 吊上げ装置 - Google Patents

吊上げ装置

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Publication number
JPH08104499A
JPH08104499A JP26825794A JP26825794A JPH08104499A JP H08104499 A JPH08104499 A JP H08104499A JP 26825794 A JP26825794 A JP 26825794A JP 26825794 A JP26825794 A JP 26825794A JP H08104499 A JPH08104499 A JP H08104499A
Authority
JP
Japan
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mast
hoisting
holding member
lifting
movable
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP26825794A
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English (en)
Inventor
Hiroo Nishijima
弘雄 西島
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Publication date
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  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 施工現場周辺の道路事情や施工現場の土地の
広さ等に拘わりなく、搬入、使用ができ、しかもコスト
のかからない吊上げ装置を提供する。 【構成】 被吊上げ物を所定高さまで吊上げる吊上げ装
置10である。この吊上げ装置10は、移動可能なベー
ス部12と、ベース部12上に立設された所定高さの吊
上げマスト14と、吊上げマスト14に対し上下方向で
摺動可能に設けられた被吊上げ物の保持部材16と、保
持部材16に連結されたワイヤ52を巻回、巻戻して保
持部材16を上下方向に移動させる巻上げ装置18と、
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は吊上げ装置に関し、特に
建築材料等の被吊上げ物を所定高さまで吊上げる為の吊
上げ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、建築工事において、建築材料等
を所定の高さまで運搬する場合、図12に示すようにし
て行われていた。
【0003】図12においては、パネル工法を用いて建
物を構築する場合を示しており、この工法では基礎10
0上に複数枚の床パネル102を敷設して床部を構築
し、この床パネル102上に複数枚の壁パネル104を
立設して一階の壁部を構築するようにしており、さらに
図示せぬが、例えば一階の壁部を構成する壁パネル10
4上に二階の床パネルを敷設して二階の床部を構築し、
さらにこの二階の床パネル上に二階の壁パネルを立設し
て二階の壁部を構築し、さらに二階の壁パネル上に屋根
パネルを敷設して屋根部を構築するようにしている。
【0004】そして、この建築工事の際における建築材
料等の被吊上げ物、例えば、図示するように、壁パネル
104を立設位置まで運搬する場合、壁パネル104の
上端に吊り治具106を差し込み固定し、この吊り治具
106に取り付けられたワイヤ108をクレーン110
のフック112に引っかけて支持させ、クレーン110
にて壁パネル104を吊上げた状態で、立設位置まで運
搬し、その位置で壁パネル104の立設、連結作業を行
うようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、クレー
ン110を用いて壁パネル104その他の建築材料等を
吊上げ運搬する場合、クレーン110が大型の機械であ
るため、クレーン110をトラックに積載して施工現場
までクレーン110を運搬しようとする場合に、施工現
場付近の道幅が狭く、クレーン110を積載したトラッ
クがその道路を通ることが出来ず、クレーン110を施
工現場に搬入出来ない場合があるという問題があった。
【0006】また、施工現場が狭小地である場合には、
クレーン110を積載したトラックがクレーン110を
施工現場まで運搬できたとしても、クレーン110を設
置する余地がなく、クレーン110の使用ができない場
合があるという問題があった。
【0007】さらに、クレーン110の使用に当たって
は費用がかかることとなり、しかもクレーン110の運
搬に際しても費用がかかり、それだけコスト高になると
いう問題があった。
【0008】本発明は、前記従来の問題に着目してなさ
れたもので、その目的は、施工現場周辺の道路事情や施
工現場の土地の広さ等に拘わりなく、搬入、使用がで
き、しかもコストのかからない吊上げ装置を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、第1の発明は、被吊上げ物を所定高さまで吊上げる
吊上げ装置において、移動可能なベース部と、前記ベー
ス部上に立設された所定高さの吊上げマストと、前記吊
上げマストに対し上下方向で摺動可能に設けられた被吊
上げ物の保持部材と、前記保持部材に連結されたワイヤ
を巻回、巻戻して保持部材を上下方向に移動させる巻上
げ装置と、を備えることを特徴としている。
【0010】第2の発明は、前記吊上げマストは、高さ
方向で複数に分割形成され、連結して所定高さに設定さ
れることを特徴としている。
【0011】第3の発明は、建築材料を所定高さまで吊
上げる吊上げ装置において、移動可能なベース部と、前
記ベース部に立設された吊上げ用の固定マスト部材と、
前記固定マスト部材に対し上下方向で摺動可能に設けら
れた一以上の可動マスト部材とからなる吊上げマスト
と、前記可動マスト部材の最前部で上下方向に摺動可能
に設けられた建築材料の保持部材と、前記保持部材及び
可動マスト部材にプーリを介して連結されたワイヤを巻
回、巻戻して前記保持部材の上下方向の移動及び前記吊
上げマストの伸縮をさせる巻上げ装置と、を備えること
を特徴としている。
【0012】第4の発明は、前記可動部材のプーリは水
平位置で連結方向に対し斜めに支持されていることを特
徴としている。
【0013】第5の発明は、前記保持部材は、吊上げ対
象物に応じて交換可能にされていることを特徴としてい
る。
【0014】
【作用】前記構成の第1の発明にあっては、被吊上げ物
のストック位置で、吊上げマストに設けられた保持部材
に被吊上げ物を保持させ、被吊上げ物を保持した状態
で、ベース部を介し吊上げ装置を搬送位置まで移動さ
せ、その位置で保持部材に連結されたワイヤを巻取って
保持部材を上方に移動させることにより、被吊上げ物を
所定の高さまで吊上げることができ、しかも、簡単な構
造で、軽量にしてコンパクトにでき、施工現場の周囲の
道路状況及び施工現場の広さ等に影響されることなく、
被吊上げ物の吊上げ作業を確実に行うことができる。
【0015】また、この吊上げ装置の使用に際しては費
用もかからず、運搬費用も被吊上げ物と一緒に搬送すれ
ば足りるため、大幅にコストを削減することが可能とな
る。さらに、壁パネルのような立て起こしが必要な被吊
上げ物に対しても、壁パネルのストック位置で保持部材
に連結したのち、巻上げ装置を巻上げることにより壁パ
ネルの立て起こしが容易になしうることとなる。
【0016】第2の発明にあっては、吊上げマストを、
複数に分割して施工現場で連結し、所定高さに設定する
ことにより、より一層コンパクトにすることができ、運
搬を容易にすることができる。
【0017】第3の発明にあっては、吊上げマストを、
固定マスト部材と、一以上の可動マスト部材とで構成
し、可動マスト部材の最前部で上下方向に摺動可能に保
持部材を設け、巻上げ装置により保持部材の上下動及び
吊上げマストの伸縮をさせることで、吊上げマストの連
結作業を行うことなく、しかも、コンパクトにすること
ができ、運搬を容易にすることができる。
【0018】また、可動マスト部材に設けられるプーリ
が動滑車としての働きをなすため、建築材料、例えば建
築用のパネルのような重量物であっても、小さな力で容
易に吊り上げることが出来る。
【0019】第4の発明にあっては、可動部材のプーリ
を水平位置で連結方向に対し斜めに支持することによ
り、可動部材の突出量を少なくして、建築材料の吊上げ
時における吊上げ装置の安定性を向上させることができ
る。
【0020】第5の発明にあっては、保持部材を吊上げ
対象物に応じて交換可能にすることにより、種々の吊上
げ対象物に対し最適な状態で吊上げを行うことができ
る。
【0021】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について、図面
を参照して詳細に説明する。
【0022】図1から図5は、本発明の一実施例にかか
る吊上げ装置を示す図である。
【0023】この実施例における吊上げ装置10は、ベ
ース部12と、吊上げマスト14と、保持部材16と、
巻上げ装置18と備える。
【0024】ベース部12は、所定の間隔をおいて平行
に配設した一対のフレーム部材20同士をその長さ方向
のほぼ中間位置しで連結部材22を介して連結したほぼ
H字状のものとなっている。また、一対のフレーム部材
20の後端部間には車軸24が掛け渡され、この車軸2
4に一対の車輪26が取り付けられ、かつ、フレーム部
材20の先端部にはそれぞれキャスター28が取り付け
られ、これら車輪26及びキャスター28により、ベー
ス部12が移動可能かつ方向変換可能にされている。
【0025】吊上げマスト14は、ベース部12の連結
部材22のほぼ中間位置から上方へ垂直に立設された状
態となっている。この吊上げマスト14は、被吊上げ物
を所定高さまで吊上げるもので、その吊上げ位置まで吊
上げ支持するに十分な高さに設定されている。また、吊
上げマスト14は、高さ方向において複数の分割部材1
4a、14b、14c、14dで構成され最下段の分割
部材14aが前記ベース部12に固定され、この分割部
材14aに対し、分割部材14b、14c、14dがそ
れぞれ順次差し込み連結されて、所定の高さに設定され
るようになっている。従って、運搬時においては、分割
部材14b、14c、14dの分割部材14aより抜き
取っておくことにより、吊上げ装置10の高さを低くし
てコンパクトな状態とし、運搬に便ならしめている。
【0026】さらに、吊上げマスト14を構成する分割
部材14aと一対のフレーム部材20の後端部との間に
は補強材30が取り付けられ、被吊上げ物の荷重に十分
に耐えられるようになっている。また、最上段の分割部
材14dの上端部には、プーリ32が取り付けられた状
態となっている。
【0027】なお、吊上げマスト14は角パイプを用い
て形成されるようになっている。
【0028】保持部材16は、被吊上げ物を保持するも
ので、吊上げマスト14に対し上下方向で摺動可能に設
けられるようになってる。
【0029】また、この保持部材16は各種被吊上げ
物、例えば、図1から図3に示す場合には壁パネル3
4、図4に示す場合には曲がり梁36、図5に示す場合
には床パネル38を保持するに適したものと交換可能と
されている。
【0030】図1から図3に示す壁パネル34の保持部
材16は、吊上げマスト14に係合しうる断面ほぼコ字
上のものとして形成されており、その前面部に壁パネル
34の上端部に差し込み固定される吊り治具40のワイ
ヤ42との連結部44が形成された状態となっている。
【0031】また、図4に示す曲がり深36の保持部材
16の場合には、壁パネル34と同様の保持部材16が
用いられ、曲がり梁36に掛け回されたワイヤ46を連
結部44に連結するようにしている。
【0032】さらに、図5に示す床パネル38の保持部
材16の場合には、吊上げマスト14に係合する断面コ
字状の摺動部48の両側に横型で立てかけた床パネル3
8の下部を受けとめる受部50が突設され、この受部5
0に床パネル38を保持させるようにしている。
【0033】巻上げ装置18は、巻上げ用のワイヤ52
と、このワイヤ52を巻上げる巻上げ装置本体54とを
備えている。
【0034】ワイヤ52は、一端が保持部材16に連結
され、そこから吊上げマスト14上端のプーリ32に巻
きかけられて、巻上げ装置本体54に他端が連結される
ようになっている。
【0035】巻上げ装置本体54は、吊上げマスト14
を構成する固定側の分割部材14aに取り付けられ、ハ
ンドル56を手動で回すことにより巻上げ用のワイヤ5
2を巻上げ、巻戻しできるようにしている。また、この
巻上げ装置本体54には、図示せぬがラチェット機構な
どの停止機構が設けられ、適宣の位置で保持部材16を
停止させることができるようになっている。
【0036】次に、この吊上げ装置10の使用の一例と
して、図1及び図2に示すような壁パネル34の立て起
こし状態について説明すると、まず図2に示すように、
吊上げ装置10を壁パネル34のストック位置まで移動
させ、その位置で吊上げマスト14の壁位置まで保持部
材16を巻上げ装置18の操作により下降させる。
【0037】次いで、保持部材16の連結部44にワイ
ヤ42を介して連結した通治具40を壁パネル34の上
端に差し込み固定する。
【0038】この状態で、巻上げ装置18のハンドルを
操作して巻上げ用のワイヤ52を巻回すると、ワイヤ5
2が巻上げられて保持部材16が上方に移動し、壁パネ
ル34の上端部が徐々に持ち上げれらていき、壁パネル
34の高さに相当する分だけ巻上げられると、図1に示
すように、壁パネル34が自動的に立ち上げられた状態
となる。
【0039】そしてこの状態で、吊上げ装置10をベー
ス部12の移動により移動させ、壁パネル34を所定の
立設位置まで搬送し、その位置で吊上げ状態のまま壁パ
ネル34の立設、連結を行えばわずかなスペースで壁パ
ネルの立て起こし及び立設、連結作業を行うことができ
る。
【0040】図6から図10は、本発明の他の実施例に
かかる吊上げ装置を示す図である。この実施例に係る吊
上げ装置60は、ベース部62と、吊上げマスト64
と、保持部材66と、巻上げ装置68とを備える。
【0041】ベース部62は、前記実施例と同様に、車
輪26及びキャスタ28を介し、移動可能かつ方向変換
可能にされている。
【0042】吊上げマスト64は、ベース部62上に垂
直に立設された固定マスト部材70と、この固定マスト
部材70に対し上下方向で摺動可能に設けられた複数、
本実施例においては4本の可動マスト部材72とから構
成されている。
【0043】固定マスト部材70は、角パイプ状のもの
で、図10に示すように、前方側に上下方向にわたるス
ライド係合部76が形成され、可動マスト部材72は、
後方側に後部側スライド係合部74が形成され、前方側
に前部側スライド係合部78が形成された状態となって
おり、最後部の可動マスト部材72の後部側スライド係
合部76が固定マスト部材70のスライド係合部74に
係合し、可動マスト部材72同士はそれぞれ前部側スラ
イド係合部78と後部側スライド係合部76とが係合し
て可動マスト部材72同士が上下方向に摺動可能にされ
ている。
【0044】また、固定マスト部材70の上部及び可動
マスト部材72の上下部には、それぞれプーリ86が取
り付けられた状態となっている。
【0045】なお、固定マスト部材70と可動マスト部
材72及び可動マスト部材72同士は、それぞれ上方に
移動した状態で脱落せぬようにストッパ(図示せず)が
設けられるようになっている。
【0046】保持部材66は、最前部の可動マスト部材
72の前部側スライド係合部78に係合して上下方向に
摺動可能に設けられている。この保持部材66も可動マ
スト部材72と同様に、上方に移動した状態で適宜スト
ッパ(図示せず)により停止できるようになっている。
また、この保持部材66は、前記実施例と同様に、被吊
上げ物の種類に応じて適宜交換可能にされている。
【0047】巻上げ装置68は、固定マスト部材72に
取り付けられた巻上げ装置本体80と、巻上げ用のワイ
ヤ82とから構成され、巻上げ装置本体80は前記実施
例と同様、ハンドル84を手動で操作することによりワ
イヤ82を巻上げ、巻戻し可能とされるとともに、適宜
位置で停止できる停止機構が設けられた状態となってい
る。
【0048】巻上げ用のワイヤ82は、巻上げ装置本体
80側の端部と反対側の端部が保持部材66に接続さ
れ、そこから各可動マスト部材72の上下のプーリ86
及び固定マスト部材70のプーリ86に巻回された状態
となっている。
【0049】次に、図6から図9を用いて、この吊上げ
装置60の動作状態について説明する。
【0050】まず図6に示すように固定マスト部材70
に対し4本の可動マスト部材72を下降停止させ、か
つ、保持部材66を最前部の可動マスト部材72に対し
下降位置させた状態で、保持部材66に被吊上げ物を保
持させる。
【0051】次いで、この状態から、巻上げ装置本体8
0のハンドル84を操作して巻上げ用のワイヤ82を巻
上げると、保持部材66が上方に移動して最前部の可動
マスト部材72の上部に到した状態で、図6二点鎖線で
示す位置に停止する。
【0052】次に、この状態から、さらに巻上げ用のワ
イヤ82の巻上げを続けると、保持部材66が、図6二
点鎖線位置のまま固定マスト部材70に対し4本の可動
マスト部材72が揃って上昇移動し図7に示すように固
定マスト部材70の上部位置で4本の可動マスト部材7
2が停止することとなる。
【0053】次に、さらに巻上げ用のワイヤ82の巻上
げを続けると、最後部の可動マスト部材72の位置はそ
のままで、前部側3本の可動マスト部材72が揃って上
昇を始め、可動マスト部材72の上部位置で、図8に示
すように3本の可動マスト部材72が停止することとな
る。
【0054】このように、巻上げ用のワイヤ82の巻上
げを継続していくと、順次前部側の可動マスト部材72
が上昇位置決めされて図9に示す状態となる。
【0055】このように、可動マスト部材72のプーリ
86が動滑車として作用することになり、小さな力で被
吊上げ物の吊上げを行うことができる。また、巻上げ装
置本体80のハンドル84を逆転させると、容易に図6
の状態に戻り、高さの低いコンパクトな状態に収納で
き、運搬が容易になる。
【0056】図11は、本発明の更に他の実施例にかか
る吊上げ装置を示す図10相当の断面図である。
【0057】この実施例で、前記実施例における可動マ
スト部材72の各プーリ86を、水平位置で、連結方向
(前後方向)に対し所定角度、例えば45度斜めの状態
で支持することにより、各可動マスト部材72の前後方
向の長さを短くすることでき、それだけコンパクトにで
きるとともに、吊上げマスト64の前方への突出量を少
なくして被吊上げ物の吊上げ状態での安定性を向上させ
るようにしている。
【0058】本発明は、前記各実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨の範囲以内において種々変形実
施が可能である。
【0059】例えば、前記実施例における吊上げマスト
14を分割部材14a、14b、14c、14dに分割
するようにしているが、この例に限らず、所定長さの1
本の吊上げマストととして形成することも可能である。
【0060】また、保持部材16、66は、前述した形
状に限らず、種々の形状のものを採用することが可能で
ある。
【0061】可動マスト部材72は、4本用いている場
合を示したが、少なくとも1以上であれば、適宜本数の
物を採用することが可能である。
【0062】また、吊上げ物として建築材料の例を示し
たが、この例に限らず、種々のものに適用することが可
能である。
【0063】さらに、巻上げ装置は、手動式のものを示
したが、電動式のものを採用することも可能である。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明によれ
ば、被吊上げ物のストック位置で、吊上げマストに設け
られた保持部材に被吊上げ物を保持させ、被吊上げ物を
保持した状態で、ベース部を介し吊上げ装置を搬送位置
まで移動させ、その位置で保持部材に連結されたワイヤ
を巻取って保持部材を上方に移動させることにより、被
吊上げ物を所定の高さまで吊上げることができ、しか
も、簡単な構造で、軽量にしてコンパクトにでき、施工
現場の周囲の道路状況及び施工現場の広さ等に影響され
ることなく、被吊上げ物の吊上げ作業を確実に行うこと
ができるという効果がある。
【0065】また、この吊上げ装置の使用に際しては費
用もかからず、運搬費用も被吊上げ物と一緒に搬送すれ
ば足りるため、大幅にコストを削減することが可能とな
るという効果がある。
【0066】さらに、壁パネルのような立て起こしが必
要な被吊上げ物に対しても、壁パネルのストック位置で
保持部材に連結したのち、巻上げ装置を巻上げることに
より壁パネルの立て起こしが容易になしうることとなる
という効果がある。
【0067】第2の発明によれば、吊上げマストを、複
数に分割して施工現場で連結し、所定高さに設定するこ
とにより、より一層コンパクトにすることができ、運搬
を容易にすることができるという効果がある。
【0068】第3の発明によれば、吊上げマストを、固
定マスト部材と、一以上の可動マスト部材とで構成し、
可動マスト部材の最前部で上下方向に摺動可能に保持部
材を設け、巻上げ装置により保持部材の上下動及び吊上
げマストの伸縮をさせることで、吊上げマストの連結作
業を行うことなく、しかも、コンパクトにすることがで
き、運搬を容易にすることができるという効果がある。
【0069】また、可動マスト部材に設けられるプーリ
が動滑車としての働きをなすため、建築材料、例えば建
築用のパネルのような重量物であっても、小さな力で容
易に吊り上げることが出来るという効果がある。
【0070】第4の発明によれば、可動部材のプーリを
水平位置で連結方向に対し斜めに支持することにより、
可動部材の突出量を少なくして、建築材料の吊上げ時に
おける吊上げ装置の安定性を向上させることができると
いう効果がある。
【0071】第5の発明によれば、保持部材を吊上げ対
象物に応じて交換可能にすることにより、種々の吊上げ
対象物に対し最適な状態で吊上げを行うことができると
いう効果がある。
【0072】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係る吊上げ装置を壁パネル
の吊上げに用いた状態を示す斜視図である。
【図2】図1の吊上げ装置により壁パネルを連結した当
初の状態を示す斜視図である。
【図3】図1及び図2の壁パネルの吊上げで用いる保持
部材の状態を示す斜視図である。
【図4】本実施例において曲がり梁の吊上げ状態を示す
斜視図である。
【図5】二階の床パネルを吊上げるための保持部材の状
態を示す斜視図である。
【図6】本発明の他の実施例に係る吊上げ装置の概略側
面図である。
【図7】図6の状態から第1段階の吊上げを行った状態
を示す側面図である。
【図8】第7の状態から第2段階の吊上げを行った状態
を示す側面図である。
【図9】図8の状態から最終段階までの吊上げを行った
状態を示す側面図である。
【図10】図6から図9に示す吊上げ装置の吊上げマス
トの状態を示す断面図である。
【図11】本発明の他の実施例に係る吊上げ装置の図1
0に相当する断面図である。
【図12】従来の吊上げ状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10、60 吊上げ装置 12、62 ベース部 14、64 吊上げマスト 16、66 保持部材 18、68 巻上げ装置 70 固定マスト部材 72 可動マスト部材 86 プーリ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被吊上げ物を所定高さまで吊上げる吊上
    げ装置において、 移動可能なベース部と、 前記ベース部上に立設された所定高さの吊上げマスト
    と、 前記吊上げマストに対し上下方向で摺動可能に設けられ
    た被吊上げ物の保持部材と、 前記保持部材に連結されたワイヤを巻回、巻戻して保持
    部材を上下方向に移動させる巻上げ装置と、 を備えることを特徴とする吊上げ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記吊上げマストは、高さ方向で複数に分割形成され、
    連結して所定高さに設定されることを特徴とする吊上げ
    装置。
  3. 【請求項3】 建築材料を所定高さまで吊上げる吊上げ
    装置において、 移動可能なベース部と、 前記ベース部に立設された吊上げ用の固定マスト部材
    と、前記固定マスト部材に対し上下方向で摺動可能に設
    けられた一以上の可動マスト部材とからなる吊上げマス
    トと、 前記可動マスト部材の最前部で上下方向に摺動可能に設
    けられた建築材料の保持部材と、 前記保持部材及び可動マスト部材にプーリを介して連結
    されたワイヤを巻回、巻戻して前記保持部材の上下方向
    の移動及び前記吊上げマストの伸縮をさせる巻上げ装置
    と、 を備えることを特徴とする吊上げ装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記可動部材のプーリは水平位置で連結方向に対し斜め
    に支持されていることを特徴とする吊上げ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は3において、 前記保持部材は、吊上げ対象物に応じて交換可能にされ
    ていることを特徴とする建築用吊上げ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008214062A (ja) * 2007-03-06 2008-09-18 Akeyoshi Kogyo:Kk リフト装置および構造材取り付け方法
WO2012174233A3 (en) * 2011-06-15 2013-04-25 Wahoo Innovations, Inc. Pole lifting and setting device

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