JPH08103946A - ブロー成形用金型 - Google Patents

ブロー成形用金型

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JPH08103946A
JPH08103946A JP6239179A JP23917994A JPH08103946A JP H08103946 A JPH08103946 A JP H08103946A JP 6239179 A JP6239179 A JP 6239179A JP 23917994 A JP23917994 A JP 23917994A JP H08103946 A JPH08103946 A JP H08103946A
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Japan
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air vent
blow molding
mold
bottle
molding die
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JP6239179A
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Yasunori Sano
靖規 佐野
Shinji Odakura
伸次 小田倉
Shoji Otani
庄治 大谷
Mitsuo Yamanoi
満夫 山之井
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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    • B29C49/00Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
    • B29C49/42Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C49/62Venting means
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    • B29C49/02Combined blow-moulding and manufacture of the preform or the parison
    • B29C49/04Extrusion blow-moulding
    • B29C49/0411Means for defining the wall or layer thickness
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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    • B29C2791/006Using vacuum
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブロー成形方法において薄肉ボトル成形時に
発生する金型の分割面に沿ったエアベントに該当する部
分の極薄化を防止するブロー成形用金型の提供。 【構成】 本ブロー成形用金型10は、押出機から熱可
塑性樹脂を押し出して溶融パリソンを形成し、この溶融
パリソンをエアーブローするとともに、エアベントを通
じて吸引して中空容器を成形する際に用いられる一対の
分割金型片からなるブロー成形用金型において、下記式
を満足するエアベントを形成する溝14を分割面13に
形成したことを特徴とするブロー成形用金型。 A/t≦1.0 ・・・・・ 式(イ) 但し、A=L×d A;エアベントの断面積(mm2) t;中空容器の側壁面の平均肉厚(mm) L;エアベント用溝の幅(mm) d;エアベント用溝の深さ(mm)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブロー成形用金型に関
するものであり、特に薄肉の中空容器(以下、特に断わ
らない限りは「ボトル」として説明する。)或いは段差
形状を全周に有するボトルを成形するブロー成形用金型
に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来か
ら液体洗剤やシャンプー、リンス用等の種々のプラスチ
ック製家庭品用ボトルあるいはプラスチック製業務用ボ
トルにおいて、環境問題に対する意識の向上や材料費節
減によるコストダウンを図る目的からプラスチック製ボ
トルの薄肉化による軽量化が進められつつある。これら
のプラスチック製ボトルは通常ブロー成形法によって成
形されている。
【0003】しかしながら、ブロー成形によりプラスチ
ック製ボトルを成形する場合において、ダイ/コアの寸
法を検討したり、溶融パリソンの重量を調整したりする
などという通常の成形条件を種々調整してボトルを薄肉
化するだけでは満足の行くボトルを成形することが難し
く、このような成形条件の調整だけではむしろ致命的な
欠陥を有するボトルが得られることが本発明者らの検討
の結果明らかとなった。特に、従来のブロー成形用金型
を使用してブロー成形法によりボトルを成形した場合に
は、分割金型片の分割面(目地)に形成された脱気用の
エアベントに臨む部分が極端な薄肉となり、この薄肉部
分が金型の分割線として容器側壁面に明確に現れるとい
う現象を生じていた。特にこの現象で極端な場合には、
極薄部分の肉厚がその周囲の平均肉厚の2/3程度まで
減少し、言わばボトルは金型の分割線に沿って薄皮一枚
で繋ったような状態になっている。
【0004】また、近年のボトルは機能性及び意匠性等
の商品価値を向上させる目的で、段差等の形状を多用す
る傾向にあるが、このようなボトルを成形する場合にも
上述の薄肉ボトルと同様に段差のエッジ部分において極
薄化する現象が発生する傾向にある。
【0005】このような状態のボトルの場合には、中身
を充填して密栓した場合、極薄部分が端緒となって様々
な支障を来す虞がある。即ち、薄肉ボトルの場合には衝
撃に対して弱くなっているが、更にボトルの落下強度が
極端に低下し、これが致命的な欠陥となっている。この
ような落下強度の低下は、金型のエアベントに臨むボト
ル側壁部に形成された極薄部分や段差エッジ部の極薄部
分が、言わばノッチ効果をもたらして落下割れのきっか
けとなる。更に、薄肉ボトルの場合にはボトル内に界面
活性剤や低級アルコールが充填されていると、いわゆる
環境応力亀裂が発生しやすくなる。特に極薄部分に応力
が集中する結果、製品積み上げの時などにボトルに応力
が加わると極薄部分に亀裂が発生し、使い物にならない
という事態が発生する。
【0006】このように薄肉ボトルをブロー成形する
際、金型のエアベントに臨む部分が極薄化するという上
述の現象が発生する要因はこれまで殆ど知られていなか
った。従って、このような現象を防止し、或いは改善す
る方法はこれまでのブロー成形技術には見当たらない。
そこで、本発明者らは極薄化現象について種々検討した
結果、以下のような知見が得られた。
【0007】即ち、本発明者は、ブロー成形時の極薄化
現象は図17に示すようなものであると推定した。即
ち、図17(a)で示すように溶融パリソン1を金型
2、3で挟み込んでブローする過程では、パリソン1は
ブロー内圧で膨張しながら金型キャビティ壁面2A、3
Aとパリソン1の間にあったエアをエアベント4から矢
印の方向へ排出する。エアが排出された後、引き続きパ
リソン1はブロー内圧により金型キャビティ壁面2A、
3Aに押し付けられ、パリソン1の大部分は金型キャビ
ティ壁面2A、3Aと接触して金型2、3により急速に
冷却される。その際、パリソン1を形成している樹脂自
体は金型2、3からの冷却作用により収縮しようとす
る。ところが、パリソン1にはブロー内圧により金型キ
ャビティ壁面2A、3Aいっぱいに広がらせようとする
力が作用するため、樹脂自体の収縮が阻止される。その
場合、パリソン1のエアベント4に臨む部分だけは金型
キャビティ壁面2A、3Aと接触していないため、他の
接触した部分と比較すれば徐冷されることになる。従っ
て、パリソン1のエアベント4に臨む部分1A(斜線で
示した部分)は、その周囲のパリソン1の温度と比較し
て高温であるため、この高温部分1Aがこの温度差によ
り周囲から収縮により引っ張られて伸長し、図17
(b)で示すように極薄化するものと推定される。
【0008】また一方で、壁面に段差形状を有するボト
ルをブロー成形する際には、段差のエッジ部分が極薄化
する現象が見られる。この現象に関しても上述した理由
と同様に、図18(a)で示すようにエアブロー時の金
型キャビティ壁面11の段差12の近傍に残留するエア
ーの断熱効果により、段差12近傍のパリソン1が徐冷
状態となることに起因し、図18(b)で示すようにエ
アー残留部分が極薄化するものと推定される。この場合
の現象の防止、或いは改善する方法としては、金型のエ
アベントを深くし、更に金型キャビティ壁面の表面粗さ
を粗くしてエアの排出性を改良する方法が考えられる。
しかしながら、成形条件の変更や成形樹脂の種類により
成形方法を調整する前述の方法では段差12のエッジ部
が極薄化する現象に対して必ずしも十分に対応出来ない
のが現状である。これらの場合、金型温度を上げて成形
することによって多少改善は見られるが、冷却速度の遅
延に伴って成形サイクルが低下し、経済的効果が悪化す
る結果となる。
【0009】また、Blow Molding Hand Book (Hanser P
ublishers) P.282によると、ブロー成形用金型において
エアベントは、通常、幅:1/2”(約13mm)×深
さ:0.002”〜0.013”(約0.05〜0.3
3mm)の寸法のものが適用される。また、そして、エア
ベントを設ける主な目的は、前述のようにブロー過程に
おける溶融パリソンと金型キャビティ壁面間のエアを排
出させることであり、成形上重要な役割を果たすもので
ある。従って、エアベントを設けない場合、製品の外観
を著しく損ねるという問題が発生するため、上記問題点
を解決するためにエアベントを削除することはできな
い。
【0010】エアベントに関する数多くの特許も見られ
るが、例えばエアベントから真空でガスを引っ張る等、
殆どエアの排出性を改良するためのものであり、薄肉ボ
トル成形に伴う問題点を解決しようとするものはない。
【0011】従って、本発明の目的は、ブロー成形方法
において薄肉ボトル成形時に発生する金型の分割面に沿
ったエアベントに臨む部分の極薄化を防止し、或いは段
差形状を有するボトルの成形時に発生する段差のエッジ
部分の極薄化を防止するブロー成形用金型を提供するこ
とにある。
【0012】本発明の他の目的は、ボトルの耐落下強度
及び耐環境応力亀裂性等の機械的強度を向上させ、実用
性のある薄肉ボトルを製造できるブロー成形用金型を提
供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意検討を行った結果、ブロー成形に
より薄肉ボトル或いは全周に亘って段差形状を有するボ
トルを成形する際、該ボトルの側壁面の平均肉厚と、ブ
ロー成形用金型のエアベントの断面積とが特定の条件を
満たすように設計することによって、実用性のあるボト
ルを製造できることを知見した。
【0014】即ち、本発明の請求項1に記載の発明は、
上記知見に基づいてなされたもので、押出機から熱可塑
性樹脂を押し出して溶融パリソンを形成し、この溶融パ
リソンをエアーブローするとともに、エアベントを通じ
て吸引して中空容器を成形する際に用いられる一対の分
割金型片からなるブロー成形用金型において、下記式
(イ)を満足するエアベントを形成するエアベント形成
用溝を、上記ブロー成形用金型の分割面に形成したこと
を特徴とするブロー成形用金型を提供することにより上
記目的を達成したものである。 A/t≦1.0 ・・・・・ 式(イ) 但し、A=L×d A;エアベントの断面積(mm2) t;中空容器の側壁面の平均肉厚(mm) L;エアベント用溝の幅(mm) d;エアベント用溝の深さ(mm)
【0015】また、本発明の請求項2に記載の発明は、
上記請求項1に記載の発明において、上記エアベント用
溝が、下記式(ロ)及び(ハ)を満足する寸法形状であ
ることを特徴とするブロー成形用金型を提供することに
より上記目的を達成したものである。 t≦0.6 ・・・・・ 式(ロ) d≦0.2 ・・・・・ 式(ハ) 但し、d;エアベント用溝の深さ(mm) t;中空容器の側壁面の平均肉厚(mm)
【0016】また、本発明の請求項3に記載の発明は、
押出機から熱可塑性樹脂を押し出して溶融パリソンを形
成し、この溶融パリソンをエアーブローして中空容器を
成形する際に用いられるブロー成形用金型において、
0.5mm以上の段差を有する段差形状を上記ブロー成形
用金型内面にその内面を横断するように形成し、且つ下
記式(ニ)を満足するエアベントを形成するエアベント
用溝を、上記ブロー成形用金型の分割面に形成したこと
を特徴とするブロー成形用金型を提供することにより上
記目的を達成したものである。 A/t≦1.0 ・・・・・ 式(ニ) 但し、A=L×d A;エアベントの断面積(mm2) t;中空容器の側壁面の平均肉厚(mm) L;エアベント用溝の幅(mm) d;エアベント用溝の深さ(mm)
【0017】また、本発明の請求項4に記載の発明は、
請求項3に記載の発明において、上記エアベント用溝が
下記式(ホ)及び(ヘ)を満足する寸法形状であること
を特徴とするブロー成形用金型を提供することにより上
記目的を達成したものである。 t≦0.6 ・・・・・ 式(ホ) d≦0.2 ・・・・・ 式(ヘ) 但し、d;エアベント用溝の深さ(mm) t;中空容器の側壁面の平均肉厚(mm)
【0018】また、本発明の請求項5に記載の発明は、
請求項1〜請求項4のいずれかに記載の発明において、
上記熱可塑性樹脂がポリオレフィンであることを特徴と
するブロー成形用金型を提供することにより上記目的を
達成することができる。
【0019】以下、本発明について詳述する。本発明の
ブロー成形用金型(以下、「金型」という)は、一対の
分割金型片から構成されるものであり、その分割面にエ
アベント用溝が形成されているが、このエアベント用溝
により形成されるエアベントの断面積は、下記式(イ)
を満足しなければならず、好ましくは式(イ’)、より
好ましくは式(イ”)を満足することが望ましい。式
(イ)を満足しない場合には、エアベント内にボトル側
壁面が膨出するおそれがあるからである。 A/t≦1.0 ・・・・・ 式(イ) A/t≦0.8 ・・・・・ 式(イ’) A/t≦0.5 ・・・・・ 式(イ”) 但し、A;エアベントの断面積(mm2) t;中空容器の側壁面の平均肉厚(mm)
【0020】また、本発明において、上記エアベントを
形成するエアベント用溝の深さd及びボトルの側壁面の
平均肉厚tは、式(ロ)及び(ハ)を満足することが望
ましい。 t≦0.6 ・・・・・ 式(ロ) d≦0.2 ・・・・・ 式(ハ) 但し、d;エアベント用溝の深さ(mm) t;ボトルの側壁面の平均肉厚(mm)
【0021】例えばボトル側壁面の平均肉厚tが0.6
mmのボトルを成形する場合でエアベントの溝深さdを例
えば100μmとした場合には、式(イ)からエアベン
ト用溝の幅Lは6mm以下になる。 (L×0.1)/0.6≦1.0 ∴L≦6
【0022】本発明において、成形するボトルの形状
は、その側壁面の段差の有無にかかわらず側壁面の平均
肉厚tが0.6mm以下の場合には上述のように上式
(イ)を適用するのが効果的である。ここで段差とは、
金型の分割面を横断する幅5mm以下の帯状の形状を有
し、且つ段差高さが0.5mm以上の場合を指す。また、
段差の断面形状は矩形断面、円弧断面、或いは矩形断面
と円弧断面の組み合わせのいずれかであるとする。
【0023】成形するボトルが段差形状を有しない形態
の場合には、ボトル側壁面の平均肉厚tが1mm以上の場
合でも上式(イ)を満足するブロー成形用金型であれば
全く差し支えないが、ボトルの側壁面の平均肉厚tが
0.6mmより厚い場合では金型の分割面に沿った極薄部
分は形成されないため、本発明の目的とする金型の分割
面に沿った極薄部分の形成を防止する意味からすれば上
述のようにt≦0.6mmの薄肉ボトルを成形する際に上
式(イ)を満足するものを使用することが効果的であ
る。
【0024】また、段差形状を有するボトルの場合に
は、ボトル側壁面の平均肉厚tが0.6mm以上の場合で
も上式(ニ)を満足するブロー成形用金型を使用するこ
とができるが、本発明の目的とする段差エッジ部分での
極薄部分の形成を防止する意味からすれば、平均肉厚t
が1.5mm以下のボトルを成形する際に上式(ニ)を満
足するものを使用することが効果的である。
【0025】また、上記エアベント用溝の深さdは、通
常のエアベントに用いられる深さを適用するが、溝の深
さが深すぎる場合にはエアベントに臨む部分のボトルの
側壁面が成形時にエアベント孔の形状に従って外側に凸
状に膨れてしまうため、ボトルの外観を損ねて好ましく
ない結果となる。従って、エアベントの溝の深さdは、
0.2mm以下であり、0.05〜0.15mmが好まし
い。
【0026】従って、上記式(イ)、(ロ)及び(ハ)
((ニ)、(ホ)及び(ヘ))を満足しない金型を用い
た場合には、得られるボトル側壁面のエアベントに臨む
部分が極薄化してしまい、前述のようにボトルの耐落下
強度、耐環境応力亀裂性が低下してしまう虞がある。
【0027】また、本発明において、一つのエアベント
用溝と隣接するエアベント用溝の間の距離は、ブロー成
形時の溶融パリソンと金型壁面間のエアーが特に障害な
く排出される範囲内で設定される。即ち、エアベントの
孔の断面積が小さい場合には、一つのエアベント用溝か
らの時間当たりのエアー排出量が少なくなるので、エア
ベント用溝とエアベント用溝の間の距離を短くし、エア
ベント用溝を多数設けるのが好ましい。この場合、エア
ベント用溝間の距離は、5〜10mmが好ましく、2〜5
mmがより好ましい。
【0028】このようにして設計された金型を用いてブ
ロー成形すれば、本発明の目的とする実用性のあるボト
ルを得ることができる。
【0029】本発明に係るブロー成形用金型を使用した
ブロー成形においては、熱可塑性樹脂として、例えば、
高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、直鎖状低密
度ポリエチレン、ホモポリプロピレン、ランダムポリプ
ロピレン、ブロックポリプロピレン、エチレン−プロピ
レン共重合体、エチレン−プロピレン−ブタジエン共重
合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−ビニ
ルアルコール共重合体、無水マレイン酸等で変性された
酸変性ポリエチレン、酸変性ポリプロピレン、酸変性エ
チレン−酢酸ビニル共重合体、グリシジルメタクリレー
ト等を共重合したエポキシ変性ポリエチレン等のオレフ
ィン系樹脂が挙げられる。
【0030】また、本発明に係るブロー成形用金型を使
用したブロー成形において、ポリ塩化ビニル、非結晶性
PET樹脂等の熱可塑性樹脂を用いても全く差し支えな
いが、これらの非結晶性樹脂では、結晶化による樹脂収
縮がないために、前述したような極薄化現象が起こりに
くい。従って、本発明に係るブロー成形用金型を使用し
たブロー成形においては、ポリオレフィン系樹脂が特に
好ましく用いられる。
【0031】本発明に係るブロー成形用金型は、前記熱
可塑性樹脂を組み合わせて多層ブロー成形する際にも使
用することができる。例えば内層と外層に高密度ポリエ
チレンを、中間層にエチレン−ビニルアルコール共重合
体のような酸素バリヤー性樹脂を用い、接着層として酸
変性ポリエチレンを用いるというような5層構成(高密
度ポリエチレン/酸変性ポリエチレン/エチレン−ビニ
ルアルコール共重合体/酸変性ポリエチレン/高密度ポ
リエチレン)にしても全く問題ない。このような多層構
成の場合にはボトルの側壁面の厚みtとして、総厚みを
用いる。
【0032】また、本発明に係るブロー成形用金型を使
用したブロー成形においては、上記熱可塑性樹脂には各
種着色剤、帯電防止剤、離型剤、スリップ剤等の添加剤
が入っていても構わない。
【0033】本発明に係るブロー成形用金型は、各種家
庭品用ボトル、業務用ボトルとして特に薄肉ボトル等の
成形に特に好適に用いられる。そして、各種のボトルに
充填される充填物とては、例えば、シャンプー、リン
ス、ボディーシャンプー、食器用洗剤、衣料用液体洗
剤、住居用洗剤、漂白剤、柔軟剤、化粧品、のり剤等を
挙げることができる。
【0034】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に具体的に説
明する。尚、ブロー成形条件及び成形品の評価は、下記
表1にまとめて示した。
【0035】実施例1 図1に示すように、分割面11を横断し、且つ段差高さ
0.7mm、幅1.5mmの段差形状12を有するととも
に、分割面(ガイドピン側)13に、幅2mm、深さ0.
07mmを有する断面長方形状エアベント用の複数個の
溝(各エアベント断面積0.14mm2 )14を互いに平
行に5mmピッチの間隔で設けた500mlの円筒型ボトル
のブロー成形用金型10を使用し、このブロー成形用金
型10を単頭片肺式小型ブロー成形機(タハラ製、商品
名「TZ−5033M」)に取り付け、樹脂として高密
度ポリエチレン(以下「HDPE」という、昭和電工
(株)製、商品名「ショーレックス5503D」)を用
いて、下記ブロー成形条件により、図2に示す側壁面の
厚みtが0.36mmの500ミリリットルの円筒型ボト
ルαを成形した。 樹脂温度:195℃ シリンダー温度:C1/C2/C3=170℃/18
5℃/195℃ スクリュー回転数:10rpm ダイ/コア径:φ15/φ12mm 金型温度:20℃ 成形サイクル:10秒
【0036】成形品の評価は、落下強度及び体環境応力
亀裂(以下、ESCRと略す。)に関して行った。これ
らの評価試験は次のようにして行なった。
【0037】落下強度の試験方法は、ボトルに所定の入
れ目量の水を充填し、所定のキャップを締めた後に規定
温度(ポリエチレン:20℃、ポリプロピレン:5℃)
にて24時間保存後、高さ1mからボトルの底面が平滑
なコンクリート床面に接触するように自由空間で落下さ
せコンクリート床面上にボトルが完全に静止した後に次
の落下を行った。試験の評価は、ランダムに10本選ん
だボトルに対し、上述の試験方法を各々のボトルで10
回繰り返し、破損したボトルの有無により行ない、破損
したボトルが0%の場合を合格として評価した。
【0038】ESCRの試験方法は、ランダムに10本
選んだボトルにボトル満量の10%の市販の食器用洗剤
原液を入れ、密閉性が完全になるように所定のキャップ
で締めた後、ボトルをポリ袋に入れ、測定温度65℃の
恒温槽内に正立状態で保存した。試験の評価は、保存後
100時間でボトルのクラック割れが0%(F0 >10
0)で且つ300時間で割れが50%(F50>300)
以下である場合を合格とした。成形の結果、ボトル側面
の金型分割面及び段差エッジ部分に沿った極薄化現象は
殆ど認められず、落下強度及びESCR評価は共に合格
であった。
【0039】実施例2 図3幅5mm、深さ0.07mmを有する断面長方形状のエ
アベント用溝(各エアベント断面積0.35mm2 )24
を10mmピッチで設けた以外は、実施例1と同様のブロ
ー成形用金型20を使用し、実施例1と同様のブロー成
形条件にて側壁面の平均肉厚が0.35mmのHDPEボ
トル(外観形状は実施例1のボトルαと同様)を成形し
た。得られたボトルは、側壁面の金型分割面及び段差エ
ッジ部分に沿った極薄化現象が殆ど認められず、実施例
1と同様にして行った落下強度及びESCR評価は共に
合格であった。
【0040】実施例3 図4に示すように、分割面31を横断し、且つ段差高さ
3mm、幅3.5mmの段差形状32を有するとともに、分
割面(ガイドピン側)33に、幅2mm、深さ0.07mm
を有する断面長方形状のエアベント用溝(各エアベント
断面積0.14mm2 )34を4mmピッチで設けたブロー
成形用金型30を使用し、下記ブロー成形条件とした以
外は実施例1同様にして、図5に示す側壁面の平均肉厚
が0.50mmの800ミリリットルの円筒型HDPEボ
トルβを成形した。 樹脂温度:195℃ シリンダー温度:C1/C2/C3=170℃/18
5℃/195℃ スクリュー回転数:17rpm ダイ/コア径:φ18.3/φ16.3mm 金型温度:20℃ 成形サイクル:14秒 得られたボトルは、側面の金型分割面及び段差エッジ部
分に沿った極薄化現象が殆ど認められず、実施例1と同
様にして行った落下強度及びESCR評価は共に合格で
あった。
【0041】実施例4 図6に示すように、分割面(ガイドビン側)43に、幅
5mm、深さ0.07mmを有する断面長方形状のエアベン
ト溝(各エアベント断面積0.35mm2 )44を8mmピ
ッチで設けたブロー成形用金型40を使用し、下記ブロ
ー成形条件とした以外は実施例1同様にして、図7に示
す側壁面の平均肉厚が0.52mmの1リットルの円筒型
HDPEボトルγを成形した。 樹脂温度:195℃ シリンダー温度:C1/C2/C3=170℃/18
5℃/195℃ スクリュー回転数:20rpm ダイ/コア径:φ18.3/φ16.3mm 金型温度:20℃ 成形サイクル:15秒 得られたボトルは、側面の金型分割面に沿った極薄化現
象が殆ど認められず、実施例1と同様にして行った落下
強度及びESCR評価は共に合格であった。
【0042】実施例5 図8に示すように、分割面(ガイドピン側)53に、幅
5mm、深さ0.07mmを有する断面長方形状のエアベン
ト溝(各エアベント断面積0.35mm2 )54を8mmピ
ッチで設けたブロー成形用金型50を使用するととも
に、樹脂としてランダムポリプロピレン(以下「PP」
という、三井石油化学(株)製、「B278」)を用
い、下記ブロー成形条件とした以外は実施例1同様にし
て、図9に示す側壁面の平均肉厚が0.52mmの500
ミリリットルの円筒型PPボトルδを成形した。 樹脂温度:195℃ シリンダー温度:C1/C2/C3=180℃/19
5℃/205℃ スクリュー回転数:15rpm ダイ/コア径:φ18.3/φ16.3mm 金型温度:20℃ 成形サイクル:15秒 得られたボトルは、側面の金型分割面に沿った極薄化現
象が殆ど認められず、実施例1と同様にして行った落下
強度及びESCR評価は共に合格であった。
【0043】実施例6 図10に示すように、分割面61を横断し、且つ段差高
さ0.7mm、幅2.8mmの段差形状62を有するととも
に、分割面63(ガイドビン側)に、幅2mm、深さ0.
07mmを有する断面長方形状のエアベント用溝(各エア
ベント断面積0.14mm2 )64を5mmピッチで設けた
ブロー成形用金型を使用し、樹脂としてHDPE(昭和
電工(株)製、商品名「ショーレックスY1300
B」)を用い、更に下記ブロー成形条件とした以外は、
実施例1同様にして、図11に示す側壁面の平均肉厚が
0.90mmの1.5リットル把手付き円筒型HDPEボ
トルεを成形した。 樹脂温度:210℃ シリンダー温度:C1/C2/C3=170℃/18
5℃/195℃ スクリュー回転数:34rpm ダイ/コア径:φ44/φ42mm 金型温度:12℃ 成形サイクル:15秒 得られたボトルは、側面の金型分割面及び段差エッジ部
分に沿った極薄化現象が殆ど認められず、実施例1と同
様にして行った落下強度及びESCR評価は共に合格で
あった。
【0044】比較例1 図12に示すように、幅13mm、深さ0.07mmを有す
る断面長方形状のエアベント用溝(各エアベント断面積
0.91mm2 )74を30mmピッチで設けたブロー成形
用金型70を使用した以外は、実施例1と同様にして、
側壁面の平均肉厚が0.30mmのHDPEボトルを成形
した。得られたボトルは、段差エッジ部分において極薄
化現象は発生しなかったものの、ボトル側面の金型の分
割面に沿って極薄化現象が認められた。また、実施例1
と同様にして行った落下強度及びESCR評価は共に不
合格であった。
【0045】比較例2 実施例3と同様にして、図13に示すように、幅13m
m、深さ0.07mmを有する断面長方形状のエアベント
溝(各エアベント断面積0.91mm2 )84を30mmピ
ッチで設けたブロー成形用金型80を使用した以外は、
実施例3と同様にして、側壁面の平均肉厚が0.51mm
のHDPEボトルを成形した。得られたボトルは、側面
の金型分割面及び段差エッジ部分に沿って極薄化現象が
認められた。また、実施例1と同様にして行った落下強
度及びESCR評価は共に不合格であった。
【0046】比較例3 図14に示すように、幅13mm、深さ0.07mmのエア
ベント用溝(各エアベント断面積0.91mm2 )94を
30mmピッチで設けたブロー成形用金型90を使用した
以外は、実施例4同様にして、側壁面の平均肉厚が0.
59mmのHDPEボトルを成形した。得られたボトル
は、側面の金型分割面に沿って極薄化現象が認められ
た。また、実施例1と同様にして行った落下強度及びE
SCR評価は共に不合格であった。
【0047】比較例4 図15に示すように、幅15mm、深さ0.14mmを有す
る断面長方形状のエアベント用溝(各エアベント断面積
2.1mm2 )104を35mmピッチで設けたブロー成形
用金型100を使用した以外は、実施例6同様にして、
側壁面の平均肉厚が0.71mmのHDPEボトルを成形
した。得られたボトルは、段差エッジ部分に沿って極薄
化現象が認められた。また、実施例1と同様にして行っ
た落下強度及びESCR評価は共に不合格であった。
【0048】参考例1 比較例3と同様の成形条件にて、側壁面の平均肉厚が
0.80mmのHDPEボトルを成形した。得られたボト
ルは、側面の金型分割面に沿った極薄化現象が認められ
ず、実施例1と同様にして行った落下強度及びESCR
評価は共に合格であった。
【0049】参考例2 図16に示すように、幅13mm、深さ0.15mmを有す
る断面長方形状のエアベント用溝(各エアベント断面積
1.95mm2 )114を30mmピッチで設けたブロー成
形用金型110を使用した以外は、比較例1と同様にし
て、側壁面の平均肉厚が0.95mmのHDPEボトルを
成形した。得られたボトルは、側面の金型分割面及び段
差エッジ部分に沿った極薄化現象が殆ど認められず、実
施例1と同様にして行った落下強度及びESCR評価は
共に合格であった。
【0050】
【表1】
【0051】
【発明の効果】本発明に係るブロー成形用金型によれ
ば、以下の効果を奏することができる。本発明の請求項
1または請求項2に記載の発明のブロー成形用金型によ
れば、ブロー成形方法において薄肉ボトル成形時に発生
する金型の分割面に沿ったエアベントに臨む部分の極薄
化の防止することができる。
【0052】また、本発明の請求項3または4に記載の
発明のブロー成形用金型によれば、ブロー成形方法にお
いて段差形状を有するボトルの成形時に発生する段差の
エッジ部分の極薄化を防止することができる。
【0053】また、本発明の請求項5に記載の発明のブ
ロー成形用金型によれば、熱可塑性樹脂がポリオレフィ
ンであるため、ブロー成形方法において薄肉ボトル成形
時に発生する金型の分割面に沿ったエアベントに臨む部
分の極薄化をより効果的に防止し、或いは段差形状を有
するボトルの成形時に発生する段差のエッジ部分の極薄
化をより効果的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るブロー成形用金型の第1実施例で
ある分割金型の内壁面の形態を示す正面図である。
【図2】同金型によって成形されたボトルを示す側面図
である。
【図3】本発明に係るブロー成形用金型の第2実施例で
ある分割金型の内壁面の形態を示す正面図である。
【図4】本発明に係るブロー成形用金型の第3実施例で
ある分割金型の内壁面の形態を示す正面図である。
【図5】同金型によって成形されたボトルを示す側面図
である。
【図6】本発明に係るブロー成形用金型の第4実施例で
ある分割金型の内壁面の形態を示す正面図である。
【図7】同金型によって成形されたボトルを示す側面図
である。
【図8】本発明に係るブロー成形用金型の第5実施例で
ある分割金型の内壁面の形態を示す正面図である。
【図9】同金型によって成形されたボトルを示す側面図
である。
【図10】本発明に係るブロー成形用金型の第6実施例
である分割金型の内壁面の形態を示す正面図である。
【図11】同金型によって成形されたボトルを示す側面
図である。
【図12】比較例1の分割金型の内壁面を示す正面図あ
る。
【図13】比較例2の分割金型の内壁面を示す正面図あ
る。
【図14】比較例3の分割金型の内壁面を示す正面図あ
る。
【図15】比較例4の分割金型の内壁面を示す正面図あ
る。
【図16】参考例2の分割金型の内壁面を示す正面図あ
る。
【図17】従来のブロー成形用金型の金型の有する課題
を説明するための概略図であり、(a)は成形時のパリ
ソンと金型の状態を示す図、(b)は成形後のパリソン
と金型の状態を示す概略断面図である。
【図18】従来のブロー成形用金型の金型の有する課題
を説明するための概略図であり、(a)は成形時のパリ
ソンと金型の状態を示す図、(b)は成形後のパリソン
と金型の状態を示す概略断面図である。
【符号の説明】
10、20、30、40、50、60、70、80、9
0、100、110金型 14、24、34、44、54、64、74、84、9
4、104、114溝

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押出機から熱可塑性樹脂を押し出して溶
    融パリソンを形成し、この溶融パリソンをエアーブロー
    するとともに、エアベントを通じて吸引して中空容器を
    成形する際に用いられる一対の分割金型片からなるブロ
    ー成形用金型において、下記式(イ)を満足するエアベ
    ントを形成するエアベント用溝を上記ブロー成形用金型
    の分割面に形成したことを特徴とするブロー成形用金
    型。 A/t≦1.0 ・・・・・ 式(イ) 但し、A=L×d A;エアベントの断面積(mm2) t;中空容器の側壁面の平均肉厚(mm) L;エアベント用溝の幅(mm) d;エアベント用溝の深さ(mm)
  2. 【請求項2】上記エアベント用溝が下記式(ロ)及び式
    (ハ)を満足する寸法形状であることを特徴とする請求
    項1に記載のブロー成形用金型。 t≦0.6 ・・・・・ 式(ロ) d≦0.2 ・・・・・ 式(ハ) 但し、d;エアベント用溝の深さ(mm) t;中空容器の側壁面の平均肉厚(mm)
  3. 【請求項3】 押出機から熱可塑性樹脂を押し出して溶
    融パリソンを形成し、この溶融パリソンをエアーブロー
    して中空容器を成形する際に用いられる一対の分割金型
    片からなるブロー成形用金型において、0.5mm以上の
    段差を有する段差形状を上記ブロー成形用金型内面にそ
    の内面を横断するように形成し、且つ下記式(ニ)を満
    足するエアベントを形成するエアベント用溝を上記ブロ
    ー成形用金型の分割面に形成したことを特徴とするブロ
    ー成形用金型。 A/t≦1.0 ・・・・・ 式(ニ) 但し、A=L×d A;エアベントの断面積(mm2) t;中空容器の側壁面の平均肉厚(mm) L;エアベント用溝の幅(mm) d;エアベント用溝の深さ(mm)
  4. 【請求項4】 上記エアベント用溝が下記式(ホ)及び
    (ヘ)を満足する寸法であることを特徴とする請求項3
    に記載のブロー成形用金型。 t≦0.6 ・・・・・ 式(ホ) d≦0.2 ・・・・・ 式(ヘ) 但し、d;エアベント用溝の深さ(mm) t;中空容器の側壁面の平均肉厚(mm)
  5. 【請求項5】 上記熱可塑性樹脂がポリオレフィンであ
    ることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記
    載のブロー成形用金型。
JP6239179A 1994-10-03 1994-10-03 ブロー成形用金型 Pending JPH08103946A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08142173A (ja) * 1994-11-16 1996-06-04 Mitsubishi Plastics Ind Ltd ブロー成形金型
JP2010123894A (ja) * 2008-11-21 2010-06-03 Diamond Electric Mfg Co Ltd 点火コイルの製造方法
CN107428066A (zh) * 2015-02-25 2017-12-01 S.I.P.A.工业设计自动化合伙股份有限公司 用于制造由热塑性材料制成的容器的吹制模具

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JP2010123894A (ja) * 2008-11-21 2010-06-03 Diamond Electric Mfg Co Ltd 点火コイルの製造方法
CN107428066A (zh) * 2015-02-25 2017-12-01 S.I.P.A.工业设计自动化合伙股份有限公司 用于制造由热塑性材料制成的容器的吹制模具

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