JPH0810380Y2 - 水中溶射ガン - Google Patents

水中溶射ガン

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JPH0810380Y2
JPH0810380Y2 JP1990057289U JP5728990U JPH0810380Y2 JP H0810380 Y2 JPH0810380 Y2 JP H0810380Y2 JP 1990057289 U JP1990057289 U JP 1990057289U JP 5728990 U JP5728990 U JP 5728990U JP H0810380 Y2 JPH0810380 Y2 JP H0810380Y2
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JP
Japan
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water
peripheral wall
spray gun
upper plate
water chamber
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JP1990057289U
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JPH0417851U (ja
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豊昭 草野
良治 岸川
啓 納富
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は水中溶射ガンに関し、水中であっても溶射が
できるようにしたものである。
〈従来の技術〉 溶射法とは、溶融あるいは半溶融状態に熱せられてい
る金属、合金、セラミックまたは有機質材料などの細い
粒子を素材の表面に吹付け、これを積層して被膜とする
材料表面処理法の1つである。この溶射は、従来では、
気中で行なわれているが、水中ではまったく行なわれて
いなかった。
〈考案が解決しようとする課題〉 現在の溶射は、大気圧中あるいは低気圧中においては
技術的に確立されていて、すでに各種産業分野で施工さ
れている。しかし水中での溶射技術は確立されておら
ず、近年の生産技術の進歩と共にこの確立が強く望まれ
ていた。
したがって本考案は、このような溶射技術の現状か
ら、水中溶射を可能にした水中溶射ガンを提供すること
を目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 水中にて溶射を行うためには、次項の事が必要であ
る。被溶射材を溶着させるためのエネルギーであるフレ
ームを、溶射ガンから発生させるためには、雰囲気が気
相でなければならない。上記気相雰囲気を得るために
は、水中の深度水圧より高い水圧水が必要である。また
上記フレームは高温であるから、溶射ガンのフレーム近
傍面を冷却しなければならない。
以上の事を満足するためには、大気中にて使用してい
る溶射ガンの周囲に、水及びガスを送給可能とするチュ
ーブを三層にして取付ける。取付けたチューブは内側か
ら、水,ガス及び水の順で中心から外方向へ流出する構
造とし、内側の水が出口近傍で外側の水の出口部へ流れ
るよう連結管を設ける。
〈作用〉 溶射ガンの周囲に取付けた三層のチューブは、溶射ガ
ンの中心より外方向へ水及びガスを送給しそれぞれ次の
作用を行う。
溶射ガンの内側のチューブは溶射フレーム近傍面を冷
却するための水を送給する。次のチューブは空気を送給
し、溶射フレーム近傍を気相域に保つ。最も外周のチュ
ーブは周囲の水圧より高い圧力の水を送給し、この圧力
差による吸引力にて溶射ガン直下近傍の水を排出する。
〈実施例〉 以下に本考案の実施例を図面に基づき詳細に説明す
る。
第1図は実施例の水中溶射ガンを一部破断して示す斜
視図、第2図はその断面図、第3図はその底面図であ
る。これらの図に示すようにこの水中溶射ガンでは、通
常の溶射ガン10に気相域形成体20が備えられて構成され
ている。
溶射ガン10は、エアーホース11、被溶材ワイヤケーブ
ル12、エネルギー供給ケーブル13を備えている。そして
溶射ガン10の先端(下端)領域に気相域40が形成されて
いるときには、フレーム41を発生させて溶射を行うこと
ができる。
気相域形成体20は、上板21と第1〜第4の周壁22,23,
24,25を有している。上板21は円板状をなしその中央部
分で溶射ガン10を支持している。第1〜第4の周壁22〜
25は、その順で順次内周側に配置されており、上板21か
ら垂下する円筒部と円筒部の下端から続いて徐々に外方
に広がるフレアー部とで形成されている。そして第1周
壁22は上板21の円周縁から垂下して形成され、第4周壁
25は溶射ガン10の外周側に位置している。このため第1
周壁22と第2周壁23との間に第1水室26が形成され、第
2周壁23と第3周壁24との間にガス室27が形成され、第
3周壁24と第4周壁25との間に第2水室28が形成され
る。更に気相域形成体20の下部において、連結管29によ
り第1水室26と第2水室28とが連結されている。
チューブ31は上板21を貫通して第1水室26に連結され
ており、水中で溶射を行うときには、水中の水圧よりも
高い水圧の水が、チューブ31を介して第1水室26に送給
される。チューブ32は上板21を貫通してガス室27に連結
されており、チューブ32を介してガス室27に空気が供給
される。チューブ33は上板21を貫通して第2水室28に連
結されており、チューブ33を介して第2水室28に水が供
給される。
チューブ33を通って第2水室27に送給された水は、フ
レーム41の近傍を冷却しつつ下方に流れ、水室28の下端
及び連結管29を通って、中心から外側に向い排出され
る。
一方、チューブ32を通ってガス室27に送給された空気
はガス室27の下端から排出され、溶射ガン10の先端(下
端)に気相域40を形成する。
更に、チューブ31を通って第1水室26に送給された高
圧の水は、水室26の下端から、外側に向い噴出される。
この噴出による吸引作用により気相域40内の水を排出す
る。
かくて水中で使用しても溶射ガン10の先端に気相域40
を安定して形成できるので、水中であってもフレーム41
を発生して溶射を行うことができる。
〈考案の効果〉 以上具体的に説明したように本考案によれば、溶射ガ
ンフレーム近傍を冷却したことと、高圧水及び空気の作
用を用いて、溶射雰囲気を気相域にした事により良好な
水中溶射を可能にした。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る水中溶射ガンを一部破断
して示す斜視図、第2図は実施例の水中溶射ガンを示す
断面図、第3図は実施例の水中溶射ガンを示す底面図で
ある。 図面中、 10は溶射ガン、20は気相域形成体、21は上板、22,23,2
4,25は周壁、26,28は水室、27はガス室、29は連結管、3
1,32,33はチューブである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶射ガンと、 溶射ガンを中央部で支持する上板と、上板の周縁から垂
    下するとともに下端部では徐々に外方に広がった第1周
    壁と、第1周壁よりも内側に位置し上板から垂下すると
    ともに下端部では徐々に外方に広がって第1周壁との間
    に第1水室を形成する第2周壁と、第2周壁よりも内側
    に位置し上板から垂下するとともに下端部では徐々に外
    方に広がって第2周壁との間にガス室を形成する第3周
    壁と、第3周壁よりも内側で且つ溶射ガンの外周側に位
    置し上板から垂下するとともに下端部では徐々に外方に
    広がって第3周壁との間に第2水室を形成する第4周壁
    と、下端部にて第1水室と第2水室とを連結する連結管
    とを備えた気相域形成体と、 前記第1水室及び第2水室に水を送給し、前記ガス室に
    ガスを送給するチューブと、 を有することを特徴とする水中溶射ガン。
JP1990057289U 1990-06-01 1990-06-01 水中溶射ガン Expired - Lifetime JPH0810380Y2 (ja)

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JPH0417851U JPH0417851U (ja) 1992-02-14
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