JPH08103212A - 追熟用組成物及びその包装体並びに追熟方法 - Google Patents

追熟用組成物及びその包装体並びに追熟方法

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JPH08103212A
JPH08103212A JP26096594A JP26096594A JPH08103212A JP H08103212 A JPH08103212 A JP H08103212A JP 26096594 A JP26096594 A JP 26096594A JP 26096594 A JP26096594 A JP 26096594A JP H08103212 A JPH08103212 A JP H08103212A
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ripening
vegetables
fruits
salt
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JP26096594A
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Yoshito Saito
義人 斉藤
Yoshihiro Yamauchi
良弘 山内
友忠 ▲吉▼川
Tomotada Yoshikawa
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Freund Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 青果物の追熟用組成物とその包装体並びに追
熟方法を提供する。 【構成】 無機酸素酸塩及び/又はチオシアン酸塩と、
複数の原子価で安定な化合物を形成し得る金属の単体、
及びエタノール蒸気発生体を含有する青果物の追熟用組
成物とその包装体並びにそれらを用いた青果物の追熟方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、青果物の追熟に効果の
ある組成物、該組成物を収納した追熟用包装体、及び該
組成物又は該包装体を使用した青果物の追熟方法に関す
る。特に、本発明は、収穫後の青果物の追熟速度(又は
追熟期間)を容易に制御することができる追熟用の組成
物、該組成物を収納した追熟用包装体及びそれらを使用
した青果物の制御された追熟方法に関するものである。
【0002】
【従来技術】キウイ、バナナ、りんご、トマト、メロ
ン、ナシ等の多くの青果物は、収穫後の流通課程におけ
る傷みを防止し、しかも販売時には適当な熟成度となっ
ていることが求められている。この要求を満たすため
に、青果物を未熟な状態で収穫し、その後の流通課程で
熟成させる「追熟」と呼ばれる処理が行われている。追
熟は、収穫後の青果物を単に放置するだけでも進行する
が、その速度が速すぎると傷んでしまうし、また遅すぎ
ると未熟状態を脱しきれず、いずれにしても商品価値の
ないものとなることから、収穫した青果物が消費者の手
にわたるまでに最適の熟成度となるようにその追熟速度
をコントロールして市場要求に合わせた出荷管理を可能
とするために流通課程で行われている処理である。
【0003】この追熟処理に通常使用されている追熟剤
はエチレンである。収穫された未熟の青果物は、流通課
程においてコンテナ、テント、倉庫等に収納された状態
で導入されるエチレンガスとの接触により大量処理され
て追熟されたり、たとえば柿、キウイ等の場合のよう
に、段ボール箱等のような小売店向けの小包装容器中に
収納された状態で同封されているエチレン発生体やエタ
ノール発生体によって追熟されている。
【0004】しかし、コンテナや倉庫のような大きな入
れ物にエチレンガスを導入する方式の場合、生産地で容
器詰めされた状態のままではエチレンが容器内部まで均
一に入り込むことができないことがあるため、一旦容器
から出して一括大量処理した後、再度小売店向けの小容
器に詰め替えて出荷する必要があり、コスト高の原因と
なるし、箱出しして処理してもなお青果物とエチレンの
接触不良箇所が生じて追熟にバラツキがでるなどの問題
がある。
【0005】特開昭53ー38540号公報には、小売店向けの
包装容器内に青果物とともにエチレン発生体を収納して
熟成処理を行う方法として、天然凝灰岩を処理して得ら
れる吸着剤にエチレンを吸収させたエチレン発生体を使
用する方法が記載されている。しかし、この方法では、
エチレン発生体からのエチレンの放出量は次第に減少し
ていくことから所定の期間エチレン濃度を一定に維持す
ることが困難である。特開平2ー157232号公報には、空気
の存在で酸化される金属粉、エチルアルコール及び金属
のハロゲン化物を必須成分とするエチレン発生体を用い
て青果物の追熟を行う方法が記載されている。この追熟
方法はエチルアルコールの脱水反応によって生成するエ
チレンを追熟に利用するものであり、エチレン濃度を所
定期間に維持できる方法である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、青果
物の追熟にエチレンを利用するための技術は開発されて
いる。しかし、青果物の中にはエチレンに感受性を示さ
ないか、示しても僅かであり、したがって、エチレンで
は十分に熟成をコントロールすることができない種類の
ものがあることも知られている。そこで、本発明者ら
は、青果物の中にエチレンに対する感受性を示すものだ
けでなく、他の物質、特にエチルアルコールやアセトア
ルデヒドに感受性を示す青果物があることに着目し、各
種の青果物に適用できる前記の各追熟用の物質発生する
ことができる組成物を開発することを課題として鋭意研
究を重ねた結果本発明に到達した。
【0007】本発明は、所定の期間にわたってエチルア
ルコール、アセトアルデヒド及びエチレンからなる一種
もしくは複数種の気体を生成することのできる青果物追
熟用の組成物と該組成物を含有する青果物追熟用包装体
(ないしパック)、及びそれらを使用して青果物の追熟
を行う方法を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明は、無機酸素酸塩及びチオシアン酸塩から選
ばれた少なくとも1種の塩、複数の原子価で安定な化合
物を形成することができる金属単体(以下、多原子価金
属ともいう)及びエチルアルコール(以下、エタノール
ともいう)蒸気発生体を含有し、所定の期間にわたって
エタノール、アセトアルデヒド及び/又はエチレンから
なる気体を発生することができる組成物と、該組成物を
通気性の袋体に収納した青果物の追熟用組成物の包装体
と、該組成物及び該包装体を使用することによる青果物
の追熟方法に関するものである。
【0009】本発明の組成物に使用される無機酸素酸塩
としては、硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩、塩素酸塩、過塩
素酸塩、臭素酸塩、ヨウ素酸塩、過ヨウ素酸塩から選ば
れた強酸の塩類又は中程度の強度の酸の塩類が使用され
る。
【0010】本発明の組成物に使用される、好ましい塩
類としては、硫酸アルミニウム、硫酸アンモニウム、ミ
ョウバン、アンモニウムミョウバン、硫酸水素カリウ
ム、硫酸水素ナトリウム、硫酸第一鉄、硫酸第二鉄、硫
酸第一鉄アンモニウム(モール塩)、鉄ミョウバン、硝
酸第一鉄、硝酸第二鉄、チオシアン酸カリウム、チオシ
アン酸アンモニウム、チオシアン酸ナトリウム、リン酸
第一鉄、リン酸第二鉄、塩素酸カリウム、過塩素酸カリ
ウム、臭素酸カリウム、ヨウ素酸カリウム、過ヨウ素酸
カリウム、及びこれらの塩類の水和物などが挙げられ、
特に好ましい塩は、硫酸第二鉄及び硝酸第二鉄である。
【0011】本発明の組成物に使用される複数の原子価
状態で安定な複数の化合物を形成することができる金
属、すなわち多原子価金属は、原子が2以上の安定な原
子価をとることができる金属の単体であり、マンガン、
鉄、ニッケル、銅、すず、などが挙げられる。これらの
金属単体は、表面積の大きな粉末状で使用することが好
ましい。
【0012】本発明の組成物に使用されるエタノール発
生体は、エタノールを担持して徐々に担持エタノールを
放散することができるエタノール担持体であれば特に制
限はないが、二酸化ケイ素、ゼオライト、バーミキュラ
イト、活性炭などからなる吸着性物質にエタノールを担
持させたものが好ましい。
【0013】本発明の上記各物質からなる組成物におい
て、塩類と多原子価金属単体とはあらかじめ良く混合し
ておくことが好ましいが、この混合物とエタノール発生
体とはあらかじめ混合しておいても、また両者を別々に
隔離しておいて使用持に混合するように構成してもよ
い。この際、塩類は、粉末または水溶液のいずれかの状
態で添加されている。
【0014】本発明の組成物において、塩類は無水物換
算で、多原子価金属単体1重量部に対して0.005〜
0.50重量部、好ましくは0.01〜0.20重量部
であり、また、エタノール蒸気発生体は、エタノール換
算で10重量部以下、好ましくは0.25〜2.0重量
部である。
【0015】本発明の組成物の青果物に対する添加量
は、目的とする追熟速度又は追熟期間によって適宜決定
されるが、一般的にはダンボール容器の中のような環境
において、エチレンについては1〜2000PPM、好ま
しくは5〜200PPM、アセトアルデヒドについては1
0〜10000PPM、好ましくは200〜5000PPM発
生させ得る量であり、エタノール蒸気については数百〜
数万PPM、好ましくは1000〜30000PPMの量を常
時発生させ得る量である。しかし、気体類に対する被処
理青果物の感応性に応じて、アセトアルデヒドとエチレ
ンのいずれか一方は実質的に青果物の追熟に関与しない
ような量で発生する組成物の量であってもよい。
【0016】本発明の追熟用パックは、通気性を有する
多孔性の包装容器に前記した本発明の組成物を充填して
構成されたものである。使用できる多孔性の包装容器と
しては、本発明の組成物を構成する前記した各物質に対
して化学的に安定で、十分な強度と十分な通気性を備え
ている限りその材質、形状に特に制限はない。青果物に
対してその商品価値を低下させるような傷をつけること
がない形状、材質の包装容器が望ましい。通気性を有す
るように加工されたポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リ塩化ビニルなどのプラスチックフィルムや、各種合成
繊維から製造された通気性を有する不織布などで製造さ
れている可撓性の袋体が好ましい。
【0017】本発明の青果物の追熟方法は、前記した本
発明の組成物を充填したパックを青果物を収納した段ボ
ール箱のような青果物収納容器中に、必要なパック数配
置することによって行うことができる。また、パックさ
れていない本発明の組成物を容器中に適当な通気性の隔
壁を介して形成されている小室内に直接配置してもよ
い。
【0018】本発明の組成物中では、エタノールが脱水
されてエチレンが生成する反応と、エタノールが酸化さ
れてアセトアルデヒドが生成する反応とが生起する。こ
のような反応を同時に生起させるために、金属成分とし
ての多原子価金属単体の存在が不可欠である。正確な反
応機構の解明は今後の研究を待たなければならないが、
本発明の組成物においては、上記の三成分系で多原子価
金属表面が空気中の酸素と塩類の協働作用によって異な
る原子価を有する金属イオン状態となり、かかる異なる
原子価状態の間を反復して遷移する際に生ずるラジカル
がエタノールを活性化して金属と配位結合を生じ、この
結果生成する中間体が分解する際にエタノールの酸化反
応と脱水反応とが生起しているものと考えられる。
【0019】本発明の組成物においては、使用する塩類
の種類が異なれば生成するエチレンとアセトアルデヒド
の生成比率が異なってくることも判明している。おそら
く、使用する塩類の種類によって前記した配位の形態や
配位結合の分解形態に差が生じる結果であると考えてい
る。本発明の組成物は、前記の三種の必須成分に加え
て、必要に応じて他の成分、たとえば、吸水性高分子の
ような保水剤や香料などを配合することもできる。
【0020】
【作用】青果物の種類によってエタノール、エチレン及
びアセトアルデヒドそれぞれに対する感応性は異なって
おり、一律ではない。たとえば、表1に示されるよう
に、キウイフルーツの場合は、前記三種の気体物質のい
づれにも良く感応する。また、イチゴはアセトアルデヒ
ドに良く感応し、エチレンにはほとんど感応しない。柿
はアセトアルデヒド及びエタノールに感応するがエチレ
ンには感応しない。さらにナスはエチレンに感応するが
アセトアルデヒドに感応せず、トマトはアセトアルデヒ
ドに感応するがエチレンに感応しない。本発明の組成物
は、各種の青果物に対して追熟機能を有するエチレン及
び/又はアセトアルデヒドとエタノールが共存する混合
気体系を形成して、青果物の種類を問わずにその熟成に
寄与する作用を有する。また、各種青果物の種類に応じ
てエチレンとアセトアルデヒドの発生量が異なる種々の
組成物を用意することにより、共存するエタノールとに
よって青果物の種類に応じて熟成速度を任意にコントロ
ールすることを可能とする。
【0021】
【実施例】以下に、実施例によって本発明をより詳細に
説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。 実施例1〜18及び比較例1〜6 多原子価金属単体粉末として還元鉄粉及び還元銅粉を使
用し、エタノール蒸気の発生体として無水エタノールを
シリカに吸着担持させ、後記表2記載の無機塩類を加
え、その際に水も添加して、撹はん混合して各組成物を
調製した。各実施例及び比較例において、追熟剤の調製
にさいしては、エタノール蒸気発生体として2gの無水
エタノールを2gのシリカに吸着担持させたものを使用
し、無機塩類と還元金属を加えて撹はん混合する際に、
0.9gの水を添加した。
【0022】実施例1〜18で使用した金属単体粉の種
類、使用塩類及び発生気体の量は表1に示したとおりで
ある。また、比較例1〜6で使用した金属単体粉の種
類、使用塩類及び発生気体の量は表2に示したとおりで
ある。
【0023】表1及び表2に示した組成物による追熟試
験を行った。追熟試験は、2種の操作を同時に進行させ
ることによって行った。第一の操作としては、ブランク
テストによる蒸気、ガス濃度の確認を行った。キウイフ
ルーツの出荷の際に通常使用されている出荷用ダンボー
ル箱(寸法:縦440×横360×高さ70mm、ダン
ボールの厚さ2mm)の中に20μm厚さのポリエチレ
ンフィルムを入れ、その中にキウイフルーツの形状に合
わせたプラスチックトレーを入れ、該トレーの中に追熟
組成物を充填した通気性袋体各2個入れ、その上にクッ
ションを置き、ポリエチレン袋の開口部を折り畳み、ポ
リエチレン袋を完全に密封し、ダンボール箱の蓋を閉め
る。たたし、実施例1及び2については、追熟組成物は
通気性袋体に充填せずに追熟組成物をプラスチックトレ
ーの直接入れ、このトレーをそのままダンボール箱内に
設置した。試験開始より17時間後、このダンボール箱
の内部より1mlガスタイトシリンジで中の空気を採取
し、ガスクロマトグラフィーにて、FID検出器を用い
て分析した。
【0024】第二の操作は、実際にキウイフルーツを出
荷用のダンボールケースに入れて追熟テストを行った。
操作はブランクと同様に行い、キウイフルーツはプラス
チックトレーのくぼみに33個収納し、該トレーに追熟
用組成物を入れ、その上にクッションを置き、ポリエチ
レン袋の開口部を折り畳み、段ボール箱の蓋を閉めた。
ガスクロマトグラフィーでの分析は行わず、5日後にダ
ンボールケースを開封し、キウイフルーツの追熟度を評
価した。それぞれの結果は表3及び表4に示したとおり
である。
【0025】キウイフルーツ以外の青果物についての追
熟テストを、実施例4、実施例5、実施例8及び実施例
14の組成物を使用して行った。結果を表5に示す。な
お、各表中、↑印は「同上」を意味し、*印は「検出量
が微量」を意味し、また、追熟効果の欄の◎印は追塾の
度合いが「極めて良好」を、〇印は「良好」を、△印は
「やや悪い」を、×印は「悪い」という評価を表してい
る。
【0026】
【表1】 (注1)塩の種類: A:硫酸マグネシウム B:硝酸ナトリウム C:チオシアン酸カリウム D:硫酸第二鉄 E:硝酸第二鉄 F:チオシアン酸アンモニウム G:鉄ミョウバン H:硫酸ナトリウム
【0027】
【表2】 (注2)J:DL−リンゴ酸ナトリウム K:硫化水素ナトリウム L:酒石酸水素カリウム M:硫化カリウム N:酢酸ナトリウム P:コハク酸ナトリウム
【0028】
【表3】
【0029】
【表4】
【0030】
【表5】 試験方法:各青果を出荷用ダンボールに入れ、追熟させ
た。
【0031】表1〜表5から、本発明の組成物は、各種
の青果物に対する追熟作用を有するアセトアルデヒド及
びエチレンを、それぞれの物質に感受性のある青果物に
対して追熟効果を発揮できる量で生成していることがわ
かる。これに対して、本発明の組成物とは使用する塩を
異にする比較例の組成物では、特にエチレンの生成が確
認できず、該組成物を使用した追熟テストにおいても、
特にエチレンに感受性のある青果物については使用しえ
ないものであった。なお、表1及び表2に記載されてい
るように、本発明の組成物では酢酸エチルも生成してい
る。この酢酸エチルは、追熟には関与しないが、青果物
によっては香料の役割を果たすものであるので、害にな
る成分ではないし、また、追熟完了後に簡単に放散する
ので問題とはならない。
【0032】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明によれ
ば、青果物に追熟作用のあるエチレン、アセトアルデヒ
ドを同時に発生し、これも青果物に対して追熟作用を有
するエタノールと共存する状態で青果物を追熟できる組
成物を提供することができる。また、本発明の組成物を
収納した追熟用の包装体は、収納組成物に応じたエチレ
ン、アセトアルデヒド及びエタノールの量割合が判明し
ているものを用意することで、適用青果物の追熟に必要
な追熟速度又は追熟期間に応じて、適当な組成物の包装
体を適宜組み合わせて用いることにより、収穫から市場
への出荷までの期間管理を正確にコントロールすること
を可能とするものである。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無機酸素酸塩及びチオシアン酸塩から選
    ばれた少なくとも1種の塩、複数の原子価で安定な化合
    物を形成することができる金属単体及びエタノール蒸気
    発生体を含有することを特徴とする青果物の追熟用組成
    物。
  2. 【請求項2】 無機酸素酸塩が硫酸塩及び硝酸塩から選
    ばれた少なくとも1種の塩であることを特徴とする請求
    項1記載の青果物の追熟用組成物。
  3. 【請求項3】 無機酸素酸塩が鉄の酸素酸塩であること
    を特徴とする請求項1及び2のいずれか1項に記載の青
    果物の追熟用組成物。
  4. 【請求項4】 前記塩が、硫酸アルミニウム、ミョウバ
    ン、アンモニウムミョウバン、硫酸水素ナトリウム、硫
    酸水素カリウム、硫酸アンモニウム、硫酸第一鉄、硫酸
    第二鉄、硫酸第一鉄アンモニウム、鉄ミョウバン、チオ
    シアン酸カリウム、チオシアン酸アンモニウム、チオシ
    アン酸ナトリウム、硝酸第一鉄、硝酸第二鉄及びそれら
    の水和物からなる群から選ばれたものであることを特徴
    とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の青果物の追
    熟用組成物。
  5. 【請求項5】 前記組成物は、アセトアルデヒド及びエ
    チレンの少なくとも一方を青果物の追熟に必要な実質的
    な量で発生する組成物であることを特徴とする請求項1
    及び2のいずれか1項に記載の青果物の追熟用組成物。
  6. 【請求項6】 前記組成物は、アセトアルデヒド及びエ
    チレンの双方を青果物の追熟に必要な実質的な量で発生
    する組成物であることを特徴とする請求項1〜5のいず
    れか1項に記載の青果物の追熟用組成物。
  7. 【請求項7】 前記組成物は、アセトアルデヒド蒸気の
    発生を抑制する物質を含有することを特徴とする請求項
    1〜6のいずれか1項に記載の青果物の追熟用組成物。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項に記載の青
    果物の追熟用組成物を通気性袋体に収納してなる青果物
    追熟用組成物の包装体。
  9. 【請求項9】 請求項1〜請求項7に記載の青果物の追
    熟用組成物又は請求項8記載の青果物の追熟用組成物の
    包装体のいずれかを使用することを特徴とする青果物の
    追熟方法。。
  10. 【請求項10】 青果物はキウイフルーツであることを
    特徴とする請求項9記載の青果物の追熟方法。
JP26096594A 1994-10-03 1994-10-03 追熟用組成物及びその包装体並びに追熟方法 Pending JPH08103212A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8110232B2 (en) * 2000-09-26 2012-02-07 Apio, Inc. Packaging of bananas
JP2014501516A (ja) * 2010-12-02 2014-01-23 ブルー ズメッド ソシエテ アノニム 酸化物および/または水酸化物を含んでなる食品組成物および食料製品の新たな使用
JP2019208382A (ja) * 2018-05-31 2019-12-12 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 果実の香りを強化及び/又は向上させる方法
CN111418645A (zh) * 2020-05-11 2020-07-17 陕西师范大学 一种水果振动催熟方法

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