JPH08102690A - クロック発振回路を備えた受信機 - Google Patents
クロック発振回路を備えた受信機Info
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- JPH08102690A JPH08102690A JP26308594A JP26308594A JPH08102690A JP H08102690 A JPH08102690 A JP H08102690A JP 26308594 A JP26308594 A JP 26308594A JP 26308594 A JP26308594 A JP 26308594A JP H08102690 A JPH08102690 A JP H08102690A
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Abstract
振回路出力の高調波等が受信機の受信帯域周波数と一致
またはその近傍周波数となる場合の不具合を解消するこ
とができるクロック発振回路を備えた受信機を提供す
る。 【構成】 ロジック回路用のクロック発振回路を備えた
受信機において、上記クロック発振回路には発振周波数
変更手段を備えると共に、上記受信機がデータ用クロッ
クとして持っている正確に調整されたデータ用基準クロ
ックを用いて上記クロック発振回路の出力周波数を測定
し、その測定された出力周波数の整数倍が上記受信機の
受信周波数と一致するか否かを判定する周波数測定手段
を備え、上記クロック発振回路の出力周波数の整数倍が
上記受信周波数と一致する場合、上記クロック発振回路
の出力周波数を変更する様にした構成となっている。
Description
えた受信機に関し、特に、CPU等のロジック回路駆動
用のクロック発振回路出力の高調波等が受信機の受信帯
域周波数と一致またはその近傍周波数となる場合の不具
合を解消することができる受信機に関する。
は、例えばセルコール受信機をはじめとして、セルラ用
無線機や自動車用携帯無線機、あるいはコードレス電話
用無線機等多くのものが考えられ、近年においてはほと
んどの受信機がCPUを有することから、そのためのシ
ステムクロック発振回路は不可欠のものとなりつつあ
る。しかし、上記システムクロック出力は多くの高調波
を含んでいることから、その成分が受信帯域に混入する
と受信機の受信機能の妨害となる。特に、受信機がPS
KやFSK等のデジタルデータ受信機である場合は、上
記高調波成分により復調ビットが誤った値となり、デー
タ誤りが頻発することになる。
して例えば特開平4−320102に提案されたものが
ある。この方法は、システムクロック発振回路の発振周
波数を三角波でFM変調することによって単位時間当た
りに受信機の妨害となる周波数成分の平均電力を少なく
して妨害程度を軽減しようとするものである。しかしな
がら、上記特開平4−320102のようにシステムク
ロック発振回路出力を三角波等により変調する方法で
は、三角波発生回路が必要となり回路の複雑化をまねく
のみならず、不要な雑音の発生のおそれが生じる問題が
あった。
って、CPU等のロジック回路駆動用のクロック発振回
路出力の高調波等が受信機の受信帯域周波数と一致また
はその近傍周波数となる場合の不具合を簡単な構成で解
消することができるクロック発振回路を備えた受信機を
提供することを目的とする。
ジック回路用のクロック発振回路を備えた受信機におい
て、上記クロック発振回路には発振周波数変更手段を備
えると共に、上記受信機がデータ用クロックとして持っ
ている正確に調整されたデータ用基準クロックを用いて
上記クロック発振回路の出力周波数を測定し、その測定
された出力周波数の整数倍が上記受信機の受信周波数と
一致するか否かを判定する周波数測定手段を備え、上記
クロック発振回路の出力周波数の整数倍が上記受信周波
数と一致する場合、上記クロック発振回路の出力周波数
を変更する様にしたことを特徴とする。
を詳細に説明する。図1は本発明に係るクロック発振回
路を備えた受信機の一実施例の要部ブロック構成図であ
る。同図において、1はインバータを増幅器として用い
たコルピッツ型水晶クロック発振回路であって、インバ
ータ2の入力端とアース間にコンデンサC1 を、また出
力端とアース間にバリキャップ(可変客量ダイオード)
D1 を、インバータ2の入出力端子間に水晶振動子Xを
接続したものである。さらに、前記バリキャップD1 の
両端には抵抗Rを介して制御電圧発生部3が接続され、
この制御電圧発生部3には周波数測定回路4が接続さ
れ、この周波数測定回路4には受信機5が接続されるよ
うになっている。
機の基本的な動作について以下に説明する。通常は上記
インバータクロック発振回路1のバリキャップD1 には
所定の電圧が印加され、所定の発振周波数信号を発生
し、図示を省略した波型成形回路や必要に応じて挿入さ
れる分周器等によってクロック信号とされ、所望のロジ
ック回路あるいはCPU等のシステムクロックとして利
用される。また、上記受信機5には図示を省略した受信
高周波回路や局部発振回路、混合回路、フィルタ回路、
中間周波信号増幅回路、復調回路、符号判定回路等が備
えられている。
制御やページャ等にあっては、フレーム同期受信の制御
その他複雑な機能制御を行う。また携帯電話装置等にあ
っては、マルチセルラゾーン(基地局の選択)や制御信
号の解読等を行うこともある。むしろ近年の無線送受信
機にあってはロジック回路とシステムクロック発振回路
を備えたものが一般的である。このようにシステムクロ
ック発振回路を備えた受信機では、発生したクロック信
号そのもの、あるいはその高調波が、受信チャネル周波
数と一致、またはその近傍の周波数の妨害波となること
がある。この場合、受信チャネル信号の受信電界強度が
小さいとき、あるいは妨害波レベルが大きいとき、正常
な受信を妨げることとなる。
4において、上記受信機5がデータ用クロックとして持
っている正確に調整されたデータ用基準クロックを用い
て上記システムクロック発振回路1のシステムクロック
信号の周波数を測定し、その測定されたシステムクロッ
ク信号周波数の整数倍が上記受信チャネル周波数と一致
するか否かを判定する。そして、一致した場合には、上
記クロック発振回路出力が上記受信機5に妨害を与えた
ものと判定し、上記周波数測定回路4から出力が発生さ
れ、上記制御電圧発生部3に供給される。それにより、
上記制御電圧発生部3では上記クロック発振回路1のバ
リキャップD1 に供給する電圧をわずかに変化させ、ク
ロック発振回路1の発振周波数を変化させる。この発振
周波数の変化制御を行えば、クロック発振回路出力の受
信機5に対する妨害が解消される。
は、システムクロック周波数の許容周波数偏差以内とす
れば問題はない。さらに、システムクロック発振周波数
に周波数偏差の制限がない場合も考えられるから、その
場合の変化量は適宜決定することができる。また、周波
数を変化させる方法は、△fだけ増加する場合と減ずる
場合、さらには変化量△fの値についても自由度がある
から最初所定量変化させて、上述した受信機の復調出力
のビット値の列を判定し、もし、変化した後も受信妨害
が有りと判定された場合は、さらに△fの量を変更する
か、逆方向に変化させて妨害のない周波数を捜査するよ
うに構成すればよい。
図であり、周波数測定回路については少し詳細に図示し
ている。この変形例に示す構成は、インバータクロック
発振回路10が、インバータ2と、その入出力端に接続
した水晶振動子Xと、コンデンサC1 、C2 とから成
り、周波数を変更するための手段としてコンデンサC1
に並列に、コンデンサC3とバリキャップD2 との直列
回路を挿入すると共に、上記バリキャップD2 に抵抗R
を介して制御電圧発生部30の出力電圧を供給するよう
に構成したものである。
ムクロック発振回路10よりのシステムクロック信号f
CLK1を受信機50よりのデータ用基準クロックを用いて
カウントする周波数カウンタ41と、上記受信機50よ
りの受信チャネルの受信周波数データf2 を上記周波数
カウンタ41よりのカウントされた周波数データf1で
割算する演算部42と、上記演算部42よりの演算結果
に小数点部がないかあるか(小数点部が0か否か)を判
定し、小数点部が0である場合、制御電圧発生部30に
出力を供給する判定部43とを備える。また、制御電圧
発生部30はフリップフロップ回路31を含み、上記周
波数測定回路40の判定部43の出力によって出力電圧
が高電位かまたは低電位になる。なお、ここで、上記受
信機50に含まれる上記データ用基準クロックの発振回
路は、図3に示す様になっている。
上記周波数測定回路40の周波数カウンタ41は、上記
システムクロック発振回路10よりのシステムクロック
信号fCLK1を上記受信機50のデータ用基準クロック発
生回路(図3参照)よりのデータ用基準クロックを用い
てカウントし、そのカウント周波数データf1 が上記演
算部42へ供給される。上記演算部42は、上記受信機
50よりの受信チャネルの受信周波数データf2 を上記
周波数カウンタ41よりのカウントされた周波数データ
f1 で割算し、その演算結果が上記判定部43へ供給さ
れる。
部があるか否か、すなわち、上記システムクロック信号
fCLK1の周波数の整数倍が上記受信周波数データf2 の
周波数と不一致か否かが判定され、上記小数点部がない
場合、上記システムクロック信号fCLK1の周波数の整数
倍が上記受信周波数データf2 の周波数と一致して上記
クロック発振回路出力が上記受信機50に妨害を与えた
ものと判定し、上記制御電圧発生部30のフリップフロ
ップ回路31へ出力を供給する。
1の出力がわずかに変化し、上記クロック発振回路10
の発振周波数が変化する。従って、上記クロック発振回
路出力の受信機50に対する妨害が解消される。上記イ
ンバータ発振回路10の出力が受信機50の妨害波とな
る例としては、例えば、受信周波数がfCH、受信帯域幅
がfBW、システムクロック周波数がf1とすると、 fCH−fBW/2≦N・f1 ≦fCH+fBW/2 …(1) の関係にある場合に妨害波となり、受信障害を生ずるこ
とがある。
てシステムクロック周波数を変更すれば、妨害を回避す
ることができる。なお、以上本発明の一実施例について
説明したが、本発明の実施にあたってはこの例に限らず
手段の変形が可能であって、システムクロック発振回路
はインバータ回路に限らず周波数を可変できる種々の発
振回路に置換することができる。また、上記実施例の判
定部43においては、小数点が0であるか否かで判定を
行っていたが、0に近い所定範囲内にあるか否かで上記
判定を行う様にしても良い。
つ、制御するので、クロック発振回路を有する受信機に
おいて、クロック発振回路出力が受信機の妨害波となる
不具合を回避し、常に正常な受信が可能となる。
の一実施例を示す概略ブロック構成図である。
る。
生回路を示す図である。
ータ、3、30…制御電圧発生部、 4、
40…周波数測定回路、5、50…受信機、
31…フリップフロップ回路、41…周波
数カウンタ、 42…演算部、43…
判定部、 C1 、C2 、C3
…コンデンサ、D1 、D2 …バリキャップ、
R…抵抗、
Claims (2)
- 【請求項1】 ロジック回路用のクロック発振回路を備
えた受信機において、上記クロック発振回路には発振周
波数変更手段を備えると共に、上記受信機がデータ用ク
ロックとして持っている正確に調整されたデータ用基準
クロックを用いて上記クロック発振回路の出力周波数を
測定し、その測定された出力周波数の整数倍が上記受信
機の受信周波数と一致するか否かを判定する周波数測定
手段を備え、上記クロック発振回路の出力周波数の整数
倍が上記受信周波数と一致する場合、上記クロック発振
回路の出力周波数を変更する様にしたことを特徴とする
クロック発振回路を備えた受信機。 - 【請求項2】 ロジック回路用クロック発振回路を備
え、FSKまたはPSK等のデジタル符号を受信可能な
受信機において、上記クロック発振回路には発振周波数
変更手段を備えると共に、上記受信機がデータ用クロッ
クとして持っている正確に調整されたデータ用基準クロ
ックを用いて上記クロック発振回路の出力周波数をカウ
ントする周波数カウンタと、上記受信機の受信周波数を
上記周波数カウンタによりカウントされた出力周波数で
割算する演算部と、上記演算部の演算結果に小数点部が
あるかないかを判定する判定部とを備え、上記演算結果
に小数点部がある場合、上記クロック発振回路の出力周
波数を変更することを特徴とするクロック発振回路を備
えた受信機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26308594A JP3544007B2 (ja) | 1994-10-03 | 1994-10-03 | クロック発振回路を備えた受信機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08102690A true JPH08102690A (ja) | 1996-04-16 |
JP3544007B2 JP3544007B2 (ja) | 2004-07-21 |
Family
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP26308594A Expired - Fee Related JP3544007B2 (ja) | 1994-10-03 | 1994-10-03 | クロック発振回路を備えた受信機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3544007B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005328186A (ja) * | 2004-05-12 | 2005-11-24 | Sony Corp | 受信装置、そのデータ処理方法およびプログラム |
-
1994
- 1994-10-03 JP JP26308594A patent/JP3544007B2/ja not_active Expired - Fee Related
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