JPH04361433A - 無線電話機における周波数源回路 - Google Patents

無線電話機における周波数源回路

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JPH04361433A
JPH04361433A JP3342579A JP34257991A JPH04361433A JP H04361433 A JPH04361433 A JP H04361433A JP 3342579 A JP3342579 A JP 3342579A JP 34257991 A JP34257991 A JP 34257991A JP H04361433 A JPH04361433 A JP H04361433A
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oscillation
mixer
custom
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サン−ウーク　ハ
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は無線電話機（例えば、携
帯電話、自動車電話等の移動端末やコードレス電話等）
における周波数源回路に関するもので、特に、周波数源
を単一化すると共に、温度変化に対して第２中間周波数
（２ｎｄＩＦ）が安定するように、許容発振偏差±２．
５ｐｐｍの温度補償型の水晶発振器の周波数をオーディ
オプロセッサやカスタムＩＣ等に供給して、温度変化に
よる許容発振偏差を±５０ｐｐｍから±２．５ｐｐｍへ
安定させることができる周波数源回路に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】一般に、無線電話機の送・受信器の内部
には、周波数合成器の基準周波数発生や、オーディオプ
ロセッサ（ａｕｄｉｏ　ｐｒｏｃｅｓｓｏｒ　）、カス
タム（ｃｕｓｔｏｍ）ＩＣ、及びＣＰＵ等のクロック周
波数発生のために、３〜４個程度の水晶（Ｘｔａｌ）を
含んだ周波数源回路が用いられる。このとき、許容発振
偏差は±５０ｐｐｍが要求され、そして２ｎｄＩＦを作
るために±１０ｐｐｍ以内の許容発振偏差の水晶を使用
してきた。
【０００３】このような従来の技術を図２を参照して具
体的に見て見ると、アンテナ１からの受信信号はデュプ
レクサ２を通じて低雑音増幅器３で増幅される。そして
帯域フィルタ４で所定の帯域が通過した後、第１ミクサ
５に入力される。この第１ミクサ５において周波数合成
器２０の出力と合成される。周波数合成器２０内におい
て、１５．３６ＭＨｚを発生する温度補償型の水晶発振
器１１の出力がＰＬＬＩＣ（ｐｈａｓｅ　ｌｏｃｋｅｄ
　ｌｏｏｐ　ＩＣ）８、２８に供給される。ＰＬＬＩＣ
８、２８は内部の分周器（÷５１２）によって入力１５
．３６ＭＨｚを分周して３０ＫＨｚを発生する。この３
０ＫＨｚは低域フィルタ９に入力されてＤＣ化され、電
圧制御発振器１０の発振周波数を調整する。電圧制御発
振器１０の発振周波数はプリスケーラ（ｐｒｅｓｃａｌ
ｅｒ　）７を通じてＰＬＬＩＣ８に入力される一方で、
帯域フィルタ６を通じて第１ミクサ５に入力され、第１
ミクサ５で第１中間周波数（１ｓｔＩＦ）を作り出す。 １ｓｔＩＦは水晶フィルタ１３を通過した後第２ミクサ
１４に入力され、高価な水晶で構成された局部発振器Ｘ
１からの周波数と合成されて２ｎｄＩＦが作り出される
。そして、第２ミクサ１４の出力は複調器２５を通じて
論理部５０に入力される。
【０００４】この論理部５０のカスタムＩＣ１８及びオ
ーディオプロセッサ１９は、許容発振偏差約±５０ｐｐ
ｍ以内のクロック周波数を発生するために水晶Ｘ２、Ｘ
３を使用している。このような論理部５０においては、
水晶Ｘ２、Ｘ３自体の発振偏差〔Ｌｏａｄ　Ｃａｐａｃ
ｉｔａｎｃｅ（ＣＬ）の変化〕や、周辺抵抗Ｒ１、Ｒ２
及びキャパシタＣ１〜Ｃ４の温度変化による値の変化に
よって、水晶Ｘ２、Ｘ３の発振が不安定となり、システ
ム全体の性能を低下させる原因になっていた。あるいは
、局部発振器Ｘ１である水晶の温度変化による偏差を減
少させて良好な特性を得るために、サーミスタやトリマ
キャパシタを用いた温度補償回路を使用しなければなら
なかった。
【０００５】即ち、従来の回路においては、温度変化に
より抵抗Ｒ１、Ｒ２の値が小さくなると水晶の発振が困
難となり、また、温度変化によりキャパシタＣ１〜Ｃ４
の値が小さくなると水晶の発振が不安定になるため、こ
れらがオーディオプロセッサ１９やカスタムＩＣ１８等
の誤動作の原因になっていた。あるいは、温度変化によ
り局部発振器Ｘ１の許容発振偏差が極端に変化すると、
雑音の増加、受信感度や受信電界強度等の劣化が生じ易
くなる。さらに、周波数源として３〜４個の水晶を用い
ているため、製品の衝撃試験や落下試験によって発振中
断等の不良が発生してしまという問題点があった。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明では
これらの問題点に鑑み、周波数源を減少することによっ
てコストダウンが可能な回路の提供を目的とする。また
、温度変化による許容発振偏差の変化を抑制して安定さ
せることは勿論のこと、周辺のキャパシタや抵抗の値の
変化による発振の不安定性をも除去できる回路の提供を
目的とする。さらに、温度変化による受信感度、受信電
界強度等の劣化や雑音の増加の防止、あるいは、落下、
衝撃等による不良発生の防止によって、品質を向上させ
ることができる回路の提供を目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】このような目的を遂行す
るために本発明は、逓倍器によって温度補償型の水晶発
振器の発振周波数を逓倍してミクサに局部発振周波数を
提供する一方で、この濾倍された信号を分周してカスタ
ムＩＣの動作基準周波数として使用し、さらに、前記温
度補償型の水晶発振器の発振周波数を分周してオーディ
オプロセッサの動作基準周波数に使用するように構成さ
れることを特徴とする。
【０００８】
【作用】以上のような構成とすることで、周波数源を減
らすことができ、これがコストダウンにつながり、また
、±２．５ｐｐｍの温度補償型の水晶発振器を用いて、
その周波数をオーディオプロセッサ、カスタムＩＣ及び
ＣＰＵ等に供給するようにすることで、温度変化による
許容発振偏差が±５０ｐｐｍから±２．５ｐｐｍへ安定
するのは勿論のこと、温度変化による周辺のキャパシタ
や抵抗の値の変化によって発振が不安定となるのを完全
に除去することができるようになる。その結果、２ｎｄ
ＩＦの周波数が安定することとなり、温度変化による受
信感度、受信電界強度等の劣化や雑音等の増加が防止で
き、さらには、落下や衝撃等による不良の発生をも防止
できるようになる。
【０００９】
【実施例】以下、本発明を添付の図面を参照して詳細に
説明する。図１は本発明に係る回路図であって、図２と
同様の周波数合成器２０の温度補償型の水晶発振器１１
の発振周波数１５．３６ＭＨｚを１／２０に分周してオ
ーディオプロセッサ１９で必要とされる基準クロック周
波数７６８ＫＨｚを発生する第１分周器１７と、温度補
償型の水晶発振器１１の発振周波数１５．３６ＭＨｚを
６逓倍して第２ミクサ１４に局部発振周波数を提供する
逓倍器１５と、逓倍器１５の出力を１／９に分周してカ
スタムＩＣ１８で必要とされる基準クロック周波数１０
．２４ＭＨｚを発生する第２分周器１６と、から構成さ
れる。図１中のその他の構成要素は図２中のそれと同じ
であるので、同じ符号を用い具体的な説明は省略する。
【００１０】以下、本発明の具体的な一実施例の動作を
ＡＭＰＳを例にとって詳細に説明する。温度補償型の水
晶発振器１１の発振周波数は１５．３６ＭＨｚ、ＰＬＬ
ＩＣ８の基準周波数は３０ＫＨｚ、周波数合成器２０の
出力周波数は９６１．６６５〜９８６．５９５ＭＨｚ、
受信周波数は８６９．０４０〜８９３．９７０ＭＨｚ、
送信周波数は８２４．０４０〜８４８．９７０ＭＨｚ、
１ｓｔＩＦは９２．６１５ＭＨｚ、２ｎｄＩＦは４５５
ＫＨｚ、カスタムＩＣ１８の入力周波数は１０．２４Ｍ
Ｈｚ、オーディオプロセッサ１９の入力周波数は７６８
ＫＨｚである。
【００１１】アンテナ１からの高周波数信号は、受信信
号に対して平坦な特性をもつと共に送信信号やその他の
擬似信号に対しては高い選択性を有する誘電体のバンド
フィルタを含んだデュプレクサ２を通過してから、低雑
音増幅器３、帯域フィルタ４を経て第１ミクサ５に入力
され、この第１ミクサ５において周波数合成器２０から
の周波数と混合される。その結果、第１ミクサ５は１ｓ
ｔＩＦを発生する。１ｓｔＩＦは、水晶フィルタ１３を
通過した後、第２ミクサ１４において、周波数合成器２
０内部の温度補償型の水晶発振器１１からの周波数を６
逓倍する逓倍器１５から出力される周波数と混合される
。その結果、第２ミクサ１４は２ｎｄＩＦを出力する。
【００１２】周波数合成器２０は、プリスケーラ７、Ｐ
ＬＬＩＣ８、低域フィルタ９、電圧制御発振器１０、温
度補償型の水晶発振器１１から構成されている。その動
作を以下に説明する。図示せぬ論理回路からデータを受
けて該当チャンネルに対応する周波数を作るため、温度
補償型の水晶発振器１１からの周波数をＰＬＬＩＣ８内
部の分周器（÷５１２）によって分周することによって
３０ＫＨｚの基準周波数が作られ、これが位相比較器の
一入力端に供給される。一方、電圧制御発振器１０から
発生した周波数がプリスケーラ７を経て位相比較器の他
の入力端に供給される。その結果、これら二つの入力間
の位相差に比例する誤差が発生する。この誤差信号は、
低域フィルタ９を経て電圧制御発振器１０の周波数制御
入力端に供給される。尚、本実施例においては位相比較
器はＰＬＬＩＣ８に実装されている。このような位相同
期ループ（ＰＬＬ）は負帰還ループであるので、位相差
が最小になる方向に動作する。ＰＬＬがロックされると
、周波数合成器２０の出力周波数は帯域フィルター６を
経て第１ミクサ５に入力される。
【００１３】周波数合成器４０の構成も周波数合成器２
０と同様であり、その発振周波数はトランシーバに一番
近いところに位置した局の命令によって決定されるが、
許容発振偏差が±２．５ｐｐｍの許容誤差を超過しては
ならない。
【００１４】オーディオ部にあるオーディオプロセッサ
１９には、その内部のＳＣＦ（ｓｗｉｔｃｈｉｎｇ　ｃ
ａｐａｃｉｔｅｄ　ｆｉｌｔｅｒ）　用の基準クロック
周波数が必要であるが、この基準クロック周波数は、温
度補償型の水晶発振器１１からの周波数を第１分周器１
７で１／２０に分周して７６８ＫＨｚとすることで供給
できる。尚、本実施例におけるオーディオプロセッサ１
９には、例えば、ＡＭＰＳ（Ｕ．Ｓ）、ＴＡＣＳ（Ｕ．
Ｋ）、ＮＭＴ（ＳＣＡＮＤＩＮＡＶＩＡ）　用に設計さ
れた富士通株式会社の“ＭＢ８７０８５”を使用するこ
とができる。
【００１５】論理部にあるカスタムＩＣ１８内部のゲー
トアレイ等に必要とされるクロック周波数には、第２ミ
クサ１４に入力される信号をもって第２分周器１６で１
／９に分周して１０．２４ＭＨｚとした周波数をカスタ
ムＩＣ１８又はＣＰＵ等に供給して使用すればよい。 尚、本実施例におけるカスタムＩＣ１８には、米国のＮ
ＡＴＩＯＮＡＬ　ＳＥＭＩＣＯＮＤＵＣＴＯＲ社の“Ｓ
ＣＸ６２ＸＸＸＸ　”を使用することができる。
【００１６】
【発明の効果】以上述べてきたように本発明は、周波数
源を減少させることによりコストダウンを実現でき、ま
た、温度変化による２ｎｄＩＦの不安定化を抑制するこ
とにより受信感度、雑音、受信電界強度等の特性を向上
でき、さらに、許容発振偏差±２．５ｐｐｍの温度補償
型の水晶発振器による周波数源をオーディオプロセッサ
、カスタムＩＣ等に供給できるので、温度変化による許
容発振偏差が±５０ｐｐｍから±２．５ｐｐｍへ安定す
ると同時に発振の中断、発振の不安定等を完全に解消で
きる。その結果、落下、衝撃時の水晶の振動による破損
等の不良を減少でき、また、品質が向上するという利点
がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る周波数源回路の回路図。
【図２】従来の周波数源回路の回路図。
【符号の説明】
１　　アンテナ ２　　デュプレクサ ３　　低雑音増幅器 ４　　帯域フィルタ ５　　第１ミクサ ６　　帯域フィルタ ７　　プリスケーラ ８　　ＰＬＬＩＣ ９　　低域フィルタ １０　　電圧制御発振器 １１　　温度補償型の水晶発振器 １３　　水晶フィルタ １４　　第２ミクサ １５　　逓倍器 １６　　第２分周器 １７　　第１分周器 １８　　カスタムＩＣ １９　　オーディオプロセッサ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】　　周波数合成器、オーディオプロセッサ
    、カスタムＩＣ、ミクサを具備した無線電話機の周波数
    源回路であって、周波数合成器の発振周波数を分周して
    オーディオプロセッサ用のクロック周波数を発生する第
    １手段と、ミクサにおいて第２中間周波数を発生するた
    めに使用される局部発振周波数として、周波数合成器の
    発振周波数を逓倍してミクサに入力する第２手段と、第
    ２手段でミクサに入力される周波数を分周して、カスタ
    ムＩＣ用のクロック周波数を発生する第３手段と、を有
    することを特徴とする無線電話機における周波数源回路
    。
  2. 【請求項２】　　周波数合成器の発振周波数が温度補償
    型の水晶発振器によって発生され、その周波数が１５．
    ３６ＭＨｚである請求項１記載の無線電話機における周
    波数源回路。
  3. 【請求項３】　　第１手段が、１／２０の分周比の分周
    器である請求項１記載の無線電話機における周波数源回
    路。
  4. 【請求項４】　　第２手段が、６倍の逓倍比の逓倍器で
    ある請求項１記載の無線電話機における周波数源回路。
  5. 【請求項５】　　第３手段が、１／９の分周比の分周器
    である請求項１記載の無線電話機における周波数源回路
    。
  6. 【請求項６】　　無線電話機の周波数源回路において、
    温度補償型の水晶発振器の発振周波数１５．３６ＭＨｚ
    を１／２０に分周して、オーディオプロセッサ用のクロ
    ック周波数７６８ＫＨｚを発生する第１分周器と、第２
    中間周波数を発生するミクサ用の局部発振周波数として
    、温度補償型の水晶発振器の発振周波数１５．３６ＭＨ
    ｚを６倍に逓倍して提供する逓倍器と、逓倍器の出力を
    １／９に分周してカスタムＩＣ用のクロック周波数１０
    ．２４ＭＨｚを発生する第２分周器と、を含んで成るこ
    とを特徴とする無線電話機における周波数源回路。
JP3342579A 1991-05-23 1991-12-25 無線電話機における周波数源回路 Pending JPH04361433A (ja)

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