JPH0810236Y2 - 電子部品搭載装置 - Google Patents

電子部品搭載装置

Info

Publication number
JPH0810236Y2
JPH0810236Y2 JP1990026468U JP2646890U JPH0810236Y2 JP H0810236 Y2 JPH0810236 Y2 JP H0810236Y2 JP 1990026468 U JP1990026468 U JP 1990026468U JP 2646890 U JP2646890 U JP 2646890U JP H0810236 Y2 JPH0810236 Y2 JP H0810236Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
head
electronic component
mounting
ball screw
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990026468U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03117899U (ja
Inventor
安央 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Yamagata Casio Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Yamagata Casio Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd, Yamagata Casio Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP1990026468U priority Critical patent/JPH0810236Y2/ja
Publication of JPH03117899U publication Critical patent/JPH03117899U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0810236Y2 publication Critical patent/JPH0810236Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Assembly (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、電子部品を基板に自動搭載する電子部品搭
載装置に関するものである。
〔従来技術とその問題点〕
従来、プリント基板上にIC、抵抗、コンデンサ等の多
数のチップ部品を高速且つ高精度で自動搭載することを
企図した電子部品搭載装置として、第5図(平面図)に
示す様なX−Y2次元移動方式の搭載装置がよく知られて
いる。
部品搭載を行なう作業ステーションWを挟んで、一対
のガイドレール51,51を平行に敷設し、このガイドレー
ル51,51間に搭載ヘッド52を支持する支持体53を摺動自
在に架設してある。支持体53は、搭載ヘッド52をガイド
レール51と直角方向に摺動自在に支持している。そし
て、この支持体53は、駆動モータ54に直結したボールネ
ジ55によりガイドレール51に沿って往復直線移動され
る。即ち、搭載ヘッド52は、支持体53に沿った方向(X
方向とする)とガイドレール51に沿った方向(Y方向と
する)の2次元に亘り自在に移動する。
部品搭載を行なう場合は、搭載ヘッド52が部品供給部
Fから搭載すべき部品をピックアップした後、X−Y2次
元方向に迅速に移動して作業ステーションWに位置決め
されたプリント基板Pb上の部品搭載位置へ進出し、ピ
ックアップした電子部品を載置(プレース)する。電子
部品のプレースが終ったら、再度部品供給位置Fに戻
り、次に搭載すべき電子部品のピックアップに移る。こ
の様な一連の動作を繰り返し、多種類の電子部品をプリ
ント基板Pb上に自動搭載する。
上述の搭載装置では、搭載ヘッド52及びその駆動機構
(不図示)とそれらを支持する支持体53から成るヘッド
移動体Hの重量が、必然的に大きくなる。この様な大重
量のヘッド移動体Hを両端を支持しつつY方向に移動さ
せるのであるが、この場合、両端を等しい速度で正確に
同期移動させることが極めて難しい。その為、ヘッド移
動体Hが二点鎖線で示す様にX方向に対して若干傾いた
姿勢で移動する傾向がある。大重量のヘッド移動体Hを
傾いた姿勢で移動させれば、円滑な動作が得られず、延
いては、その移動手段であるボールネジ55やガイドレー
ル51の摩耗や破損を引き起こす。
〔考案の目的〕
本考案は、上記従来技術の問題点に鑑みなされたもの
であって、作業ヘッドを安定して円滑に移動させること
ができ、堅牢で耐久性に優れた2次元移動方式の電子部
品搭載装置を提供することを目的とする。
〔考案の要点〕
本考案は、上記目的を達成する為、電子部品に対し昇
降し該電子部品を着脱自在に保持可能な作業ヘッドと、
前記作業ヘッドを所定方向に直線往復移動させるヘッド
駆動手段と、前記作業ヘッドと前記ヘッド駆動手段を一
体移動可能に支持するヘッド支持体と、前記ヘッド支持
体を部品搭載作業領域に対して進退自在に移動させる支
持体駆動手段とを有する電子部品搭載装置において、前
記支持体駆動手段は、前記ヘッド支持体の両端部に連結
した一対の搬送部材と一対の該搬送部材を一方を駆動し
他方を一方に従動させて同期駆動可能に連結する連結部
材とから成り、前記ヘッド支持体は設置台部と該設置台
部の両端を支持する一対の可動台部から成り、該可動台
部は前記設置台部と係合すべく上面に立設されたピンを
夫々有し、前記設置台部は一端に穿設されたピン孔を有
して該ピン孔により一方の前記可動台部上面に立設され
たピンと回転自在に係合し、他端に穿設された長手方向
がX方向となる長形のピン孔を有し該ピン孔内に他方の
前記可動台部上面に立設されたピンを滑動自在に遊動さ
せるべく係合したことを要点とするものである。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の実施例について、第1図乃至第4図に
基づき詳細に説明する。
第1図は本考案の一実施例としての電子部品搭載装置
を示す平面図で、第2図はその立面図である。第1図
で、装置基台1上の中央を図中横方向(以下、X方向と
言う)に延在させて、プリント基板を搬送する基板搬送
コンベア2を、水平に敷設してある。基板搬送コンベア
2は、両側に一対のレール2a,2bを平行に敷設し、一対
の搬送ベルト2b,2bを夫々各レール2aの内側を走行可能
に張設して成る。これら搬送ベルト2b,2bは、適所に配
置した基板搬送モータ2cにより駆動される。部品を搭載
すべきプリント基板Pbは、両側部を夫々搬送ベルト2b,
2bに支持され、その回動と共にレール2a,2aにガイドさ
れつつ図中右側から矢印T方向に沿って搬送されてく
る。
基板搬送コンベア2の走行経路で装置基台1上の中央
より下流側に基板ストッパ3を配設し、電子部品の搭載
を行なう作業ステーションWsを設定してある。基板スト
ッパ3は、スイングアーム3aをエアシリンダ3bにより回
動させてその先端部を基板搬送経路中に進出させ、搬送
ベルト2b,2bにより搬送されてきたプリント基板Pbを停
止させる。この作業ステーションWsの片側には、一対の
位置決めピン4a,4bを前後に配設してある。位置決めピ
ン4a,4bは、基板ストッパ3により停止せしめられたプ
リント基板Pbの位置決め穴(不図示)に上方から進入
し、プリント基板Pbを所定の部品搭載作業位置に位置
決めする。
作業ステーションWsを挟んでその前方と後方の各装置
端部には、夫々、基板搬送コンベア2を跨がせて固定台
5a,5bを設置してある。各固定台5a,5bは、基板搬送方向
(X方向)と直角の方向(以下、Y方向と言う)に延在
させて固設してある。これら固定台5a,5b上には、一対
のガイドレール6a,6bを敷設してある。これらガイドレ
ール6a,6bは、Y方向に延在する様に、固定台5a,5bの各
内側(作業ステーションWs側)エッジに沿わせて敷設し
てある。
一対のガイドレール6a,6b間には、2個の支持体7A,7
Bを、夫々、摺動自在に架設してある。各支持体7A,7B
は、後述する様に、装置奥側(図中上側)と手前側(同
下側)の各所定領域を往復移動する。これら支持体7A,
7Bは同一に構成してあり、手前側の支持体7Bでその構
成を説明する。
第3図に示す様に、支持体7Bは、設置台部7B1とそ
の両端を支持する一対の可動台部7B2,7B2から成る。各
可動台部7B2は、夫々、底面に設けた嵌合摺動部7B3を
ガイドレール6a,6bに嵌合させて摺動自在に設置してあ
る。この場合、各摺接部には、第1図に破線で示す様に
一対の滑り軸受け8,8を夫々介装してある。これら滑り
軸受け8,8間の間隔は、一方の間隔D1を他方の間隔D2よ
り大きく設定してある(奥側の支持対7A参照)。その
理由については、支持体7A,7Bの各駆動手段との関係で
後程説明する。可動台部7B2,7B2には、後述する様にY
軸駆動ボールネジ17bとY軸従動ボールネジ20aを螺合連
結してある。
而して、設置台部7B1の一方の端部(本例では後側端
部)は、そこに穿設してあるピン穴7B4を可動台部7B2
の上面に立設したピン7B5にベアリング7B6を介して外
挿し、可動台部7B2に回転自在に連結してある。これに
対し、設置台部7B1の他方の端部には、第4図の平面図
に示す様に、長穴7B7をX方向に延在させて穿設してあ
り、この長穴7B7に可動台部7B2上面に立設したピン7
B8を挿入し、両台部7B1,7B2を遊嵌連結してある。
以上の様に支持体7Bを構成すれば、両端の可動台部
7B2,7B2のガイドレール6a,6b上での位置(Y方向の位
置)がずれても、設置台部7B1がそのズレに対応してX
方向に対し傾くだけで、可動台部7B2,7B2にその影響を
及ぼさない。従って、可動台部7B2,7B2とY軸駆動ボー
ルネジ17bやY軸従動ボールネジ20a及びガイドレール6
a,6bとの各連結部における滑らかな接触が安定的に保持
され、支持体7BをY方向に常に円滑に移動させること
ができる。その結果、上述の連結部の摩耗が抑制され、
装置の耐久性が格段に向上する。
第1図に戻って、各支持体7A,7B上には、その長手方
向(X方向)に沿ってX軸ボールネジ9,9を夫々設置し
てある。各X軸ボールネジ9の一端には、カップリング
10を介してサーボモータ11を連結してある。又、各X軸
ボールネジ9に平行に、ガイドロッド12を敷設してあ
る。このガイドロッド12は、本例では2個の搭載ヘッド
13,13を備えたヘッドユニットUhを、摺動自在に支持し
ている。各搭載ヘッド13には、第2図に示す様に、電子
部品をエア吸着する吸着ノズル13aを垂直方向に向けて
装着してある。各ヘッドユニットUhは2個の搭載ヘッド
13,13を取付け板14で一体移動可能に結合して成り、こ
の取付け板14をガイドロッド12に摺動自在に外挿してあ
る。取付け板14は、X軸ボールネジ9に往復直進移動可
能に設置した送り台15に結合してある。送り台15とX軸
ボールネジ9は、X軸ボールネジ9に螺合させたナット
部材16を介して連結してある。
サーボモータ11を作動させてX軸ボールネジ9を正逆
両方向に回転させれば、送り台15とヘッドユニットUhを
一体にガイドロッド12に沿って往復直進移動させること
ができる。この場合、ボールネジは、ネジとナットの間
の摩擦抵抗が小さく、且つバックラッシュを容易に除去
できる特性を備えているから、搭載ヘッド13の高速移動
及び高精度位置決めが可能となる。
前述した一対の前後固定台5a,5b上には、夫々、ガイ
ドレール6a,6bに平行にY軸駆動ボールネジ17a,17bを設
置してある。一対のY軸駆動ボールネジ17a,17bは、夫
々、前後固定台5a,5b上の各基板搬送コンベア2上方領
域(中央領域)から一方の端部迄の約3/5に当たる領域
に亘り敷設してある。この場合、一対のY軸駆動ボール
ネジ17a,17bは、夫々、前後固定台5a,5b上の各中央領域
から互いに反対側の各端部へ延在させてある。本例で
は、基板搬送方向Tに対して前方側に設置するY軸駆動
ボールネジ17aを前固定台5a上の奥側領域に、後方側に
設置するY軸駆動ボールネジ17bを後固定台5b上の手前
側領域に、夫々延在させてある。そして、これらY軸駆
動ボールネジ17a,17bの各中央側端部には、夫々、カッ
プリング18a,18bを介してY軸駆動サーボモータ19a,19b
を連結してある。
一方、前後固定台5a,5bの各内側面には、夫々、Y軸
従動ボールネジ20a,20bを設置してある。この場合、前
方側に設置するY軸従動ボールネジ20aを後方側のY軸
駆動ボールネジ17bに、後方側に設置するY軸従動ボー
ルネジ20bを前方側のY軸駆動ボールネジ17aに、夫々平
行に対向させて延在敷設してある。そして、装置手前側
で対向するY軸従動ボールネジ20aとY軸駆動ボールネ
ジ17bの各装置手前側端部には、夫々、歯付きプーリ21
a,21bを固着してある。各歯付きプーリ21a,21bの下方に
は、第2図に示す様に、2個の歯付きプーリを同軸並設
してなる中継プーリ21c,21dを回転自在に設置してあ
る。そしてこれら2個の歯付きプーリ21a,21bと2個の
中継プーリ21c,21d間に歯付きベルト22a,22b,22cを巻架
して、両ボールネジ20a,17bを同期回転可能に連結して
ある。この様に両ボールネジ20a,17b間の駆動伝達経路
を下方に迂回させることにより、装置手前側から後述す
る部品供給カセット26等の部材の着脱を容易に実施する
ことができる。装置奥側で対向するY軸駆動ボールネジ
17aとY軸従動ボールネジ20b間も、同様に歯付きプーリ
23a,23b等を介して歯付きベルト24c等により同期回転可
能に連結してある。
而して、装置奥側で対向するY軸駆動ボールネジ17a
とY軸従動ボールネジ20bは奥側支持体7Aの両端部に、
装置手前で対向するY軸従動ボールネジ20aとY軸駆動
ボールネジ17bは手前側支持体7Bの両端部に、夫々、ナ
ット部材25を介して螺合連結してある。この場合、各Y
軸駆動ボールネジ17a,17bは、夫々、支持体7A,7Bの各
端部の内、前述した滑り軸受け8,8の間隔を大間隔D1
設定した方の端部に連結してある。
従って、Y軸駆動ボールネジ17bに連結したY軸駆動
モータ19bを作動させれば、歯付きベルト22a〜22cで連
結したY軸駆動ボールネジ17bとY軸従動ボールネジ20a
が同期回転し、手前側の支持体7Bとこれに支持された一
対の搭載ヘッド13,13等から成る長尺状のヘッド移動体
HBがガイドレール6a,6bに沿ったY方向に移動する。こ
の場合、ヘッド移動体HBは、Y軸駆動ボールネジ17bと
Y軸従動ボールネジ20aが対向延在する領域、即ち、基
体1上方の前述した作業ステーションWsを含む手前側約
3/5領域を自在に往復移動する。一方、装置奥側ヘッド
移動体HAも、同様に、Y軸駆動モータ19aの作動と共に
Y軸駆動ボールネジ17aとY軸従動ボールネジ20bが同期
回転し、作業ステーションWsを含む奥側の約3/5領域を
自在に往復移動する。従って、両ヘッド移動体HA,HBの
各移動領域は、装置中央部の作業ステーションWsを含む
端部領域(基板搬送経路上方領域)で重なり合ってい
る。
ところで、ヘッド移動体HA,HBを片側のみから駆動力
を作用させて往復直進移動させることも可能であるが、
本考案においては、上述の様に両側から駆動力を作用さ
せる構成となっている。その理由は、次の通りである。
各ヘッド移動体HA,HBは、一対の搭載ヘッド13,13を
所定方向(X方向)に移動自在に支持し、且つ駆動手段
等の種々の部材を支持体7A,7B上に支持させて成る為、
全体的に自ずと長尺状で大重量となる。その様なヘッド
移動体HA,HBを片側端部のみから駆動力を加えて移動さ
せれば、慣性モーメントが大きい為に、特に始動時や停
止時における各ヘッド移動体HA,HBの反駆動側端部の振
動が激しくなる。その為、一方の例えばヘッド移動体H
A自体の位置決め精度が低下するだけでなく、その振動
がガイドレール6a,6bを介して他方にも伝わり、他方の
ヘッド移動体HBの位置決め精度も低下させる。
そこで,本考案においては、上述した様に、ヘッド移
動体HA,HBの各両端に夫々駆動手段としてのボールネジ
17a,20b及びボールネジ17b,20aを連結し、各両端部から
略均等に直進駆動力を作用させる。これにより、長尺且
つ大重量のヘッド移動体HA,HBをも、振動させず円滑に
Y方向に移動させ正確に位置決めすることができる。
又、各ヘッド移動体HA,HBの振動の発生を更に安定的
に抑制する為、本例では、駆動側の滑り軸受け8,8間隔
D1を、従動側の滑り軸受け間隔D2より大きく設定して
ある。これにより、ヘッド移動体HA,HBを駆動する両側
のボールネジ17a,20b及び17b,20aの各動作タイミングが
ずれた場合等においても、ヘッド移動体HA,HBの振動を
効果的に抑制することができる。その結果、ヘッド移動
体HA,HBの高精度な位置決めを安定して実施できる。
更に、例えば手前側のヘッド移動体HBで説明する
と、各ボールネジ20a,17bをヘッド移動体HBの両端を支
持する一対のガイドレール6a,6bに近接させ、且つそれ
らの後側(基板搬送方向Tに対して)に敷設してあるか
ら、ヘッド移動体HBに直進駆動力が作用することによ
り発生する曲げモーメントが小さくなる。これにより、
ヘッド移動体HBにおける支持体7B等の剛性を軽減する
ことができ、装置の小型軽量化を促進できる。
基体1上で、基板搬送コンベア2を挟んでその奥側と
手前側の各基台端部に近い位置には、部品供給部FA,FB
を夫々設定してある。各部品供給部FA,FBには、夫々、
多数の部品供給カセット26 A,26 Bを並列にセットして
ある。部品供給カセット26 A,26 Bは、共に、例えば直
方体形状のチップ部品を等間隔に埋設した供給テープを
リールに巻回して収納したものである。各部品供給カセ
ット26 A,26 Bには、夫々同一の電子部品を収納してあ
り、多数の部品供給カセット26 A,26 Bを並設すること
により、多種類の電子部品を多量に準備しておくことが
できる。この場合、電子部品の種類(部品供給カセッ
ト)の順列組合せは、可及的に短時間で効率良く部品供
給できる様に最適設定してある。本例では、手前側の部
品供給位置FBに大型電子部品を収納する部品供給カセ
ット26 Bを、奥側の部品供給位置FAに小型電子部品を
収納した部品供給カセット26 Aをセットしてある。部品
を供給する場合は、具備する送り機構により間欠的に供
給テープをリールから繰り出し、プックアップ位置Ppに
おいて下降してきた搭載ヘッド13の吸着ノズル13aによ
りピックアップさせる。
装置奥側と手前側の各部品供給位置FA,FBと基板搬送
コンベア2間には、夫々、各1対の画像認識用カメラ27
A,27 A及び27 B,27 Bと、吸着ノズル交換器26 A,28 B
を設置してある。各画像認識用カメラ27 A〜27 Bは、搭
載ヘッド13の吸着ノズル13aに吸着された電子部品を撮
像し、その画像をコンピュータで演算処理して吸着位置
のズレを検出する。この検出データは図示しない中央制
御部に送られ、その電子部品をプリント基板Pbに搭載す
る際の位置補正に用いられる。本例では、各ヘッド移動
体HA,HBに夫々2個の搭載ヘッド13,13を並設してある
から、それに対応して2個づつの画像処理用カメラ27
A,27 A及び27 B,27 Bを各所定位置に並設してある。
吸着ノズル交換器26 A,28 Bは、多数の収納ピツトを
並列に形成し、これら収納ピットに多種類の吸着ノズル
13aを保持して交換に備えるものである。上述した画像
認識用カメラ27 A〜27 B及び吸着ノズル交換器26 A,28
Bの設置位置は、電子部品の総搭載時間を可及的に短縮
できる様に最適設定してある。
上記電子部品交換装置における全ての駆動手段、即ち
X軸駆動モータ11,11、Y軸駆動モータ19a,19b、各基板
コンベア駆動用モータ3、搭載ヘッド13の昇降用及び吸
着用エアシリンダ(不図示)、部品供給テープの送り機
構等と、画像処理用カメラ27 A〜27 Bは、図示しない電
子部品交換装置の中央制御部に接続されており、その中
央制御部から予め設定されているプログラムに基づく最
適制御信号が各駆動手段に出力され、電子部品が効率良
く短時間で正確にプリント基板Pb上に搭載される。その
部品搭載動作の基本的なパターンを、以下に説明する。
先ず、例えば奥側搭載ヘッド13により電子部品をピッ
クアップするとする。一対の搭載ヘッド13、13を備えた
ヘッドユニットUhを、Y軸駆動モータ19aとX軸駆動モ
ータ11を作動させてX方向に移動させつつY方向にも移
動させ、ピックアップすべき部品の部品供給カセット26
Aにおけるピックアップ位置Pp上方に停止させる。次い
で、ヘッドユニットUhを下降させて2個の目的部品を同
時吸着させた後上昇させる。尚、部品供給カセット26 A
の配列の関係から2個の目的部品を同時吸着できない場
合は、ヘッドユニットUhをX方向に移動させて1個づつ
吸着する。
次に、吸着位置ズレを検出する為、目的部品を吸着し
たヘッドユニットUhを画像処理用カメラ27A上方に移動
し、部品吸着状態の画像認識を行なう。画像認識により
検出された吸着位置データは中央制御部に送られる。
奥側のヘッドユニットUhが部品吸着状態の画像認識を
行なっているとき、手前側のヘッドユニットUhが、手前
側の部品供給カセット26 Bから奥側ヘッドユニットUhと
同様の動作で2個の搭載すべき電子部品をピックアップ
する。
奥側ヘッドユニットUhは、部品の画像認識を終えた
ら、部品搭載を行なう作業ステーションWs上の搭載位置
に移動する。この際、中央制御部で前段階の画像認識工
程で得られた吸着位置ズレデータに基づきヘッドユニッ
トUhの停止位置が補正され、ヘッドユニットUhが補正さ
れた搭載位置に停止する。作業ステーションWsには、基
板搬送コンベア2の回動と共にプリント基板Pbが搬送さ
れ、所定位置に位置決めされている。位置決めが終了し
たヘッドユニットUhは、直ちに下降し、プリント基板Pb
上の所定位置に2個の電子部品を載置する。
奥側ヘッドユニットUhによる部品載置が終了したら、
次いで手前側ヘッドユニットUhによる部品の載置を実施
する。この際、前述した様に、各ヘッド移動体HA,HBの
移動範囲が作業ステーションWsを含む中央領域で重なり
あっている為、ヘッド移動体HA,HB同士が衝突する虞が
ある。本例では、各Y軸駆動モータ19a,19bにエンコー
ダ部を設けておき、このエンコーダ部からのパルス信号
を中央制御部でカウントして各ヘッド移動体HA,HBの位
置を把握している。そして、その位置データに基づき両
ヘッド移動体HA,HBの相対位置を確認しつつ各Y軸駆動
モータ19a,19bを駆動制御し、ヘッド移動体HA,HB同士
の作業ステーションWs上での衝突を防止している。
部品の載置を終え作業ステーションWsから退避した奥
側ヘッドユニットUhは、新たに搭載すべき電子部品をピ
ックアップする為、再度部品供給位置FAに向う。ここ
で、次に搭載する電子部品が吸着ノズル13aを交換する
必要がある場合は、ヘッドユニットUhを吸着ノズル交換
器28A上方に移動させ、吸着ノズル13aの交換を行なう。
この場合、先ず、使用した吸着ノズル13aを決められた
収納ピットへ収納した後、新たな吸着ノズルを装着す
る。吸着ノズル13aの着脱は、ヘッドユニットUhを昇降
させることにより自動的に実施される構成となってい
る。
部品供給位置FAに戻った奥側ヘッドユニットUhは、
新たな電子部品のピックアップを開始する。この時、手
前側ヘッドユニットUhは、プリント基板Pb上への部品搭
載を実施している。以降、2個のヘッドユニットUh,Uh
が同様の動作を繰り返し、プリント基板Pb上に電子部品
が整然且つ迅速に搭載されて行く。
以上の様に、1個のプリント基板Pbに対し、2個のヘ
ッドユニットUh,Uhにより、両側から交互に電子部品を
搭載するから、1個のヘッドユニットで搭載する場合に
比べて約半分に搭載時間が短縮される。これにより、画
像認識による搭載位置補正方式の欠点、即ち、画像処理
に時間を要し搭載時間が延びるという欠点を解消するこ
とができる。従って、画像認識による搭載位置補正方式
の採用により電子部品の搭載位置精度が大幅に向上する
と共に、電子部品の搭載速度がアップする。
尚、本考案は、上記の特定の実施例に限定されるべき
ものでなく、本考案の技術的範囲において種々の変形が
可能であることは勿論である。
例えば、本考案はヘッドユニットUhを2組でなく1組
しか有さない電子部品搭載装置に適用してもよい。その
場合、2組のヘッドユニットUhを備えた上記実施例の様
に多種類の電子部品を高速且つ正確に搭載できないが、
電子部品の種類が比較的少ない部品搭載作業には極めて
有効であり、同様に電子部品の高速高精度搭載を達成で
きる。
又、ヘッドユニットUhを移動させる為の駆動手段は、
モータとボールネジの組合せに限らず、モータの回転力
をピニオンとラックにより直進運動に変換する機構等の
種々の駆動変速機構を採用可能である。
更に、ガイドレール6a,6b等の直進案内手段は必ずし
も必要ではなく、ボールネジ等の搬送部材の剛性を増強
することにより省略することも可能である。
〔考案の効果〕
以上、詳細に説明した様に、本考案によれば、部品搭
載ヘッドとそれを往復移動させる駆動手段を支持するヘ
ッド支持体の両端部に一対の搬送部材を同期駆動可能に
連結し、このヘッド支持体を設置台部とこの設置台部両
端を支持する一対の可動台部に分割して、該両部を遊動
可能に連結することにより、これら各可動台部の移動速
度のズレによる相手側への強制力を設置台部が遊動する
ことにより吸収することができる。従って、一対の搬送
部材によりヘッド支持体を安定して円滑に移動させるこ
とができ、駆動連結部の摩耗や損傷を抑制して装置の耐
久性を大幅に上昇させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例としての電子部品搭載装置を
示す平面図、第2図は上記電子部品搭載装置の立面図、
第3図及び第4図は夫々上記電子部品搭載装置における
支持体構造を示す模式的断面図と平面図、第5図は従来
の電子部品搭載装置を示す平面図である。 1……基台 2……基板搬送コンベア 5a,5b……固定台 6a,6b……ガイドレール 7A,7B……支持体 7B1……設置台部 7B2……可動台部 7B4……ピン穴 7B5,7B8……ピン 7B6……ベアリング 7B7……長穴 8……滑り軸受け 9……X軸ボールネジ 11……X軸駆動モータ 12……ガイドロッド 13……作業ヘッド 13a……吸着ノズル 17a,17b……Y軸駆動ボールネジ 19a,19b……Y軸駆動モータ 20a,20b……Y軸従動ボールネジ 21a,21b,23a,23b……歯付きプーリ 21c,21d……中継プーリ 22a〜22c,24c……歯付きベルト 25……ナット部材 26 A,26 B……部品供給カセット 27A,27B……画像認識用カメラ 26 A,28 B……吸着ノズル交換器 Pb……プリント基板 HA,HB……ヘッド移動体 Uh……ヘッドユニット Ws……作業ステーション Pp……ピックアップ位置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子部品に対し昇降し該電子部品を着脱自
    在に保持可能な作業ヘッドと、前記作業ヘッドを所定方
    向に直線往復移動させるヘッド駆動手段と、前記作業ヘ
    ッドと前記ヘッド駆動手段を一体移動可能に支持するヘ
    ッド支持体と、前記ヘッド支持体を部品搭載作業領域に
    対して進退自在に移動させる支持体駆動手段とを有する
    電子部品搭載装置において、前記支持体駆動手段は、前
    記ヘッド支持体の両端部に連結した一対の搬送部材と一
    対の該搬送部材を一方を駆動し他方を一方に従動させて
    同期駆動可能に連結する連結部材とから成り、前記ヘッ
    ド支持体は設置台部と該設置台部の両端を支持する一対
    の可動台部から成り、該可動台部は前記設置台部と係合
    すべく上面に立設されたピンを夫々有し、前記設置台部
    は一端に穿設されたピン孔を有して該ピン孔により一方
    の前記可動台部上面に立設されたピンと回転自在に係合
    し、他端に穿設された長手方向がX方向となる長形のピ
    ン孔を有し該ピン孔内に他方の前記可動台部上面に立設
    されたピンを滑動自在に遊動させるべく係合したことを
    特徴とする電子部品搭載装置。
JP1990026468U 1990-03-15 1990-03-15 電子部品搭載装置 Expired - Lifetime JPH0810236Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990026468U JPH0810236Y2 (ja) 1990-03-15 1990-03-15 電子部品搭載装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990026468U JPH0810236Y2 (ja) 1990-03-15 1990-03-15 電子部品搭載装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03117899U JPH03117899U (ja) 1991-12-05
JPH0810236Y2 true JPH0810236Y2 (ja) 1996-03-27

Family

ID=31529358

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990026468U Expired - Lifetime JPH0810236Y2 (ja) 1990-03-15 1990-03-15 電子部品搭載装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0810236Y2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5554644U (ja) * 1978-10-02 1980-04-12
JPS58154295A (ja) * 1982-03-09 1983-09-13 松下電器産業株式会社 回転整合装置
JPS59197200A (ja) * 1983-04-25 1984-11-08 パイオニア株式会社 部品取付装置
JPH088433B2 (ja) * 1987-01-20 1996-01-29 ヤマハ発動機株式会社 チツプ部品装着装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03117899U (ja) 1991-12-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4523217B2 (ja) 板状部材の搬送保持装置及びその方法、並びに部品実装装置
JP3596243B2 (ja) 電子部品実装方法
JP3996768B2 (ja) 部品実装方法及び部品実装装置
JP2013026278A (ja) 電子部品実装装置
JP6219838B2 (ja) 部品実装機
JPH0810236Y2 (ja) 電子部品搭載装置
JP4989384B2 (ja) 部品実装装置
JP2007306040A (ja) 部品実装方法及び部品実装装置
JP2005285840A (ja) 部品搬送装置、表面実装機および部品試験装置
JP2011249646A (ja) 動作時間調整方法
JP2576209Y2 (ja) 電子部品搭載装置
JPH0515499U (ja) 電子部品搭載装置
JP2767415B2 (ja) チップ部品装着装置
KR100328345B1 (ko) 표면실장장치 및 그 실장방법
JP2001320195A (ja) 複合実装機
JP2729845B2 (ja) 電子部品搭載装置
JP2740682B2 (ja) 電子部品搭載装置
JPH071839Y2 (ja) 電子部品搭載装置
JP2824535B2 (ja) 電子部品搭載方法
JP2729846B2 (ja) 電子部品搭載装置
JPH0730292A (ja) 表面実装機
JPH0515495U (ja) 電子部品搭載装置
JPH0515497U (ja) 電子部品搭載装置
JP4047608B2 (ja) 実装機
JP3079062B2 (ja) 表面実装機

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term