JPH0515497U - 電子部品搭載装置 - Google Patents

電子部品搭載装置

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JPH0515497U
JPH0515497U JP6122591U JP6122591U JPH0515497U JP H0515497 U JPH0515497 U JP H0515497U JP 6122591 U JP6122591 U JP 6122591U JP 6122591 U JP6122591 U JP 6122591U JP H0515497 U JPH0515497 U JP H0515497U
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JP
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mounting
head
mounting work
axis
electronic component
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正知 高橋
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Casio Computer Co Ltd
Yamagata Casio Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子部品を任意の組合せで同時搭載でき、多
種類の電子部品を格段に高速度で且つ高精度に搭載可能
な電子部品搭載装置を提供する。 【構成】 装置奥側のヘッド移動体HA に、X軸方向
(基板搬送方向)に沿ってX軸ボールネジ9A を固設
し、これに2基の搭載作業ヘッド12A1,12A2を螺合
装着してある。各搭載作業ヘッド12A1,12A2は、夫
々、ヘッド駆動モータ12dを有し、送り台12cを介
してガイドレール11上を互いに独自に往復摺動可能に
設置してある。装置手前側の搭載作業ヘッド12B1,1
2B2も、ヘッド移動体HB 上で同様に互いにX軸方向に
独自に往復移動可能に設置してある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の技術分野】
この考案は、チップ状電子部品を基板に搭載する電子部品搭載装置に関するも のである。
【0002】
【従来技術とその問題点】
従来、プリント基板上にIC、抵抗、コンデンサ等の多数のチップ部品を高速 且つ高精度で自動搭載することを企図した電子部品搭載装置として、次の様なX −Y移動方式の搭載装置がよく知られている。
【0003】 部品搭載を行なう作業ステーションを挟んで、一対のガイドレールを敷設し、 このガイドレール間に搭載作業ヘッドを支持する支持体を摺動自在に架設してあ る。搭載作業ヘッドは、例えばエア吸引法等により電子部品を吸着保持する吸着 ノズルを備えている。各支持体は、搭載作業ヘッドをガイドレールと直角方向に 摺動自在に支持している。即ち、搭載作業ヘッドは、支持体に沿った方向(X方 向とする)とガイドレールに沿った方向(Y方向とする)の2次元に亘り自在に 移動可能に支持されている。
【0004】 部品搭載を行なう場合は、搭載作業ヘッドが部品供給部から搭載すべき部品を 吸着ノズルでピックアップした後、X−Y2次元方向に迅速に移動して作業ステ ーションに位置決めされたプリント基板上の部品搭載位置へ進出し、ピックアッ プした電子部品を載置(プレース)する。電子部品の載置が終ったら、再度部品 供給位置に戻り、次に搭載すべき電子部品のピックアップに移る。この様な一連 の動作を繰り返し、多種類の電子部品をプリント基板上に搭載する。
【0005】 従来、上述の電子部品搭載装置により可及的に短時間で電子部品の搭載を完了 する為に、搭載作業ヘッドを複数個設け、複数個の電子部品を同時に搭載する方 法が採用されている。然るに、その方法では、各搭載作業ヘッドが同一の駆動手 段により動作する構成となっている為に常に同じ配置関係にあり、同時搭載でき る部品の組合せが自ずと制限される。従って、複数の搭載作業ヘッドを設けても 有効に活用できず、搭載時間を大幅に短縮することが難しい。
【0006】
【考案の目的】
この考案は、上記従来技術の問題点に鑑みなされたものであって、電子部品を 効率良く同時搭載でき、多種類の電子部品を短時間で高精度に搭載する電子部品 搭載装置を提供することを目的とする。
【0007】
【考案の要点】
この考案は、上記目的を達成する為、先端に電子部品を着脱自在に保持する搭 載作業ヘッドと、前記搭載作業ヘッドを摺動自在に支持し所定方向に往復移動さ せるヘッド駆動手段と、前記搭載作業ヘッドと前記ヘッド駆動手段を一体移動可 能に支持するヘッド支持体と、前記ヘッド支持体を部品搭載作業領域に対して進 退自在に移動させる支持体駆動手段と、前記保持部材を自在に出納可能に収納す る保持部材収納器とを有する電子部品搭載装置において、前記ヘッド支持体上に 複数の搭載作業ヘッドを夫々が単独に移動可能に設けたことを要点とするもので ある。
【0008】
【考案の実施例】
以下、この考案の実施例について、図1乃至図2に基づき詳細に説明する。 図1はこの考案の一実施例としての電子部品搭載装置を示す平面図で、図2は その立面図である。図1で、装置基台1上の中央を図中横方向(以下、X方向と 言う)に延在させて、プリント基板搬送手段としての基板搬送コンベア2を、水 平に敷設してある。基板搬送コンベア2は、両側に一対のレール2a,2aを平 行に敷設し、一対の搬送ベルト2b,2bを夫々各レール2aの内面に沿って走 行可能に張設して成る。これら搬送ベルト2b,2bは、適所に配置した基板搬 送モータ3により駆動される。部品を搭載すべきプリント基板Pb は、両側部を 夫々搬送ベルト2b,2bに支持され、その回動と共にレール2a,2aにガイ ドされつつ図中右側から矢印T方向に沿って搬送されてくる。
【0009】 基板搬送コンベア2の走行経路で装置基台1上の略中央には、電子部品の搭載 を行なう作業ステーションWs を設定してある。この作業ステーションWs は、 両サイドをレール2a,2aで、基板搬送方向Tに対して前端と後端を位置決め ピン4a,4bで、夫々規定されている。両位置決めピン4a,4bは、夫々回 動自在に支承してあり、例えばエアシリンダ(不図示)等の駆動手段により回動 されて先端を基板搬送経路中に進出させ、搬送ベルト2b,2bにより搬送され てきたプリント基板Pb を停止させる。
【0010】 作業ステーションWs の基板搬送方向Tに対して前方と後方の各装置端部には 、夫々、固定台5a,5bを基板搬送コンベア2を跨がせて固設してある。各固 定台5a,5bは、基板搬送方向T(X軸方向)と直角の方向(以下、Y軸方向 と言う)に延在させて固設してある。これら固定台5a,5b上には、一対のガ イドレール6a,6bを夫々敷設してある。これらガイドレール6a,6bは、 固定台5a,5bの各内側(作業ステーションWs 側)エッジラインに沿わせて Y軸方向に延在敷設してある。
【0011】 一対のガイドレール6a,6b間には、ヘッド支持体として2個の移動台7A ,7B を、夫々、摺動自在に架設してある。これら各移動台7A ,7B は、後述 する様に、装置奥側(図中上側)と手前側(同下側)の各所定領域を往復移動す る。各移動台7A ,7B は、その両端部をガイドレール6a,6b上に夫々一対 の滑り軸受け8,8を介して摺動自在に装着してある。この場合、各移動台7A ,7B の端部に介装した各1対の滑り軸受け8,8間の間隔については、一方の 間隔D1 を他方の間隔D2 より大きく設定してある。その理由については、移動 台7A ,7B の各駆動手段との関係で後程説明する。
【0012】 移動台7A ,7B 上には、夫々、各長手方向(X軸方向)に沿ってX軸ボール ネジ9A ,9B を延在設置してある。各X軸ボールネジ9は、両端部を支持部材 10,10により固定支持してある。又、移動台7A ,7B 上には、夫々、X軸 ボールネジ9A ,9B に平行にガイドレール11,11を延在敷設してある。
【0013】 而して、各移動台7には、複数であって本例では2基の搭載作業ヘッド12, 12を、ガイドレール11に沿って夫々単独で往復移動可能に設置してある。各 搭載作業ヘッド12は、図2に示す様に、先端に吸着ノズル12aを着脱自在に 装着した搭載軸12bを送り台12cに昇降自在に設置して成る。各送り台12 cには、ヘッド駆動モータ12dも個々に設置してある。そして、その各送り台 12cを、ガイドレール11に摺動自在に装着してある。又、各送り台12cに は、回転ナット部材12eを介してX軸ボールネジ9を螺合挿通してある。回転 ナット部材12eは送り台12cに回転自在に装着してあり、この回転ナット部 材12cとヘッド駆動モータ12dを歯付きベルト12fで連結してある。
【0014】 従って、ヘッド駆動モータ12dを回転させれば、歯付きベルト12fを介し て回転ナット部材12eが回転され、X軸ボールネジ9に沿って螺合する送り台 12cと共に搭載作業ヘッド12全体が移動する。この様にして、各搭載作業ヘ ッド12は、個々に備っているヘッド駆動モータ12dを作動させることにより 、他の搭載作業ヘッド12とは別個に独立してガイドレール11に沿ったX軸方 向へ自在に往復移動する。この場合、ボールネジは、ネジとナットの間の摩擦抵 抗が小さく、且つバックラッシュを容易に除去できる特性を備えているから、搭 載作業ヘッド12の高速移動及び高精度位置決めが可能となる。
【0015】 前述した一対の前後固定台5a,5b上には、夫々、ガイドレール6a,6b に平行にY軸駆動ボールネジ13a,13bを設置してある。一対のY軸駆動ボ ールネジ13a,13bは、夫々、前後固定台5a,5b上の各基板搬送コンベ ア2上方領域(中央領域)から一方の端部迄の約3/5に当たる領域に亘り敷設 してある。この場合、一対のY軸駆動ボールネジ13a,13bは、夫々、前後 固定台5a,5b上の各中央領域から互いに反対側の各端部へ延在させてある。 本例では、基板搬送方向Tに対して前方側に設置するY軸駆動ボールネジ13a を前固定台5a上の奥側領域に、後方側に設置するY軸駆動ボールネジ13bを 後固定台5b上の手前側領域に、夫々延在させてある。そして、これらY軸駆動 ボールネジ13a,13bの各中央側端部には、夫々、カップリング14a,1 4bを介しY軸駆動サーボモータ15a,15bを連結してある。
【0016】 一方、前後固定台5a,5bの各内側面には、夫々、Y軸従動ボールネジ16 a,16bを設置してある。この場合、前方側に設置するY軸従動ボールネジ1 6aを後方側のY軸駆動ボールネジ13bに、後方側に設置するY軸従動ボール ネジ16bを前方側のY軸駆動ボールネジ13aに、夫々平行に対向させて延在 敷設してある。そして、装置手前側で対向するY軸従動ボールネジ16aとY軸 駆動ボールネジ13bの各装置手前側端部には、夫々、歯付きプーリ17a,1 7bを固着してある。各歯付きプーリ17a,17bの下方には、第2図に示す 様に、2個の歯付きプーリを同軸並設してなる中継プーリ17c,17dを回転 自在に設置してある。そしてこれら2個の歯付きプーリ17a,17bと2個の 中継プーリ17c,17d間に歯付きベルト18a,18b,18cを巻架して 、両ボールネジ16a,13bを同期回転可能に連結してある。この様に両ボー ルネジ16a,13b間の駆動伝達経路を下方に迂回させることにより、装置手 前側から後述する部品供給カセット22等の部材の着脱を容易に実施することが できる。装置奥側で対向するY軸駆動ボールネジ13aとY軸従動ボールネジ1 6b間も、同様に歯付きプーリ19a,19b等を介して歯付きベルト20c等 により同期回転可能に連結してある。
【0017】 装置奥側で対向するY軸駆動ボールネジ13aとY軸従動ボールネジ16bは 奥側移動台7A の両端部に、装置手前で対向するY軸従動ボールネジ16aとY 軸駆動ボールネジ13bは手前側移動台7B の両端部に、夫々、ナット部材21 を介して螺合連結してある。この場合、各Y軸駆動ボールネジ13a,13bは 、夫々、移動台7A ,7B の各端部の内、前述した滑り軸受け8,8の間隔を大 間隔D1 に設定した方の端部に連結してある。
【0018】 従って、Y軸駆動ボールネジ13bに連結したY軸駆動モータ15bを作動さ せれば、歯付きベルト18a〜18cで連結したY軸駆動ボールネジ13bとY 軸従動ボールネジ16aが同期回転し、手前側の移動台7B とこの上に設置した 2基の搭載作業ヘッド12B1,12B2等から成る長尺状のヘッド移動体HB がガ イドレール6a,6bに沿ったY軸方向に移動する。この場合、ヘッド移動体H B は、Y軸駆動ボールネジ13bとY軸従動ボールネジ16aが延在対向する領 域、即ち、基体1上方の前述した作業ステーションWs を含む手前側約3/5領 域を自在に往復移動する。一方、装置奥側ヘッド移動体HA も、同様に、Y軸駆 動モータ15aの作動と共にY軸駆動ボールネジ13aとY軸従動ボールネジ1 6bが同期回転し、作業ステーションWs を含む奥側の約3/5領域を自在に往 復移動する。従って、両ヘッド移動体HA ,HB の各移動領域は、装置中央部の 作業ステーションWs を含む端部領域(基板搬送経路上方領域)で重なり合って いる。
【0019】 ところで、ヘッド移動体HA ,HB を片側のみから駆動力を作用させて往復直 進移動させることも可能であるが、この考案においては、上述の様に両側から駆 動力を作用させる構成となっている。その理由は、次の通りである。
【0020】 各ヘッド移動体HA ,HB は、2基の搭載作業ヘッド12,12を所定方向( X軸方向)に移動自在に支持し、且つ駆動手段等の種々の部材を移動台7A ,7 B 上に支持させて成る為、全体的に自ずと長尺状で大重量となる。その様なヘッ ド移動体HA ,HB を片側端部のみから駆動力を加えて移動させれば、慣性モー メントが大きい為に、特に始動時や停止時における各ヘッド移動体HA ,HB の 反駆動側端部の振動が激しくなる。その為、一方の例えばヘッド移動体HA 自体 の位置決め精度が低下するだけでなく、その振動がガイドレール6a,6bを介 して他方にも伝わり、他方のヘッド移動体HB の位置決め精度も低下させる。
【0021】 そこで,この考案においては、上述した様に、ヘッド移動体HA ,HB の各両 端に夫々駆動手段としてのボールネジ13a,16b及びボールネジ13b,1 6aを連結し、各両端部から略均等に直進駆動力を作用させる。これにより、長 尺且つ大重量のヘッド移動体HA ,HB をも、振動させず円滑にY軸方向に移動 させ正確に位置決めすることができる。
【0022】 又、各ヘッド移動体HA ,HB の振動の発生を更に安定的に抑制する為、本例 では、駆動側滑り軸受け8,8の間隔D1 を、従動側滑り軸受けの間隔D2 より 大きく設定してある。これにより、ヘッド移動体HA ,HB を駆動する両側のボ ールネジ13a,16b及び13b,16aの各動作タイミングがずれた場合等 においても、ヘッド移動体HA ,HB の振動を効果的に抑制することができる。 その結果、ヘッド移動体HA ,HB の高精度な位置決めを安定して実施できる。
【0023】 更に、例えば手前側のヘッド移動体HB で説明すると、各ボールネジ16a, 13bを、ヘッド移動体HB の両端を支持する一対のガイドレール6a,6bに 対し、共に同じ後側(基板搬送方向Tに対して)に近接させて敷設してあるから 、ヘッド移動体HB に直進駆動力が作用することにより加わる曲げモーメントが 小さくなる。これにより、ヘッド移動体HB における移動台7B 等に要求される 剛性が軽減され、装置の小型軽量化を促進できる。
【0024】 基体1上で、基板搬送コンベア2を挟んでその奥側と手前側の各基台端部に近 い位置には、部品供給領域FA ,FB を夫々設定してある。各部品供給領域FA ,FB には、夫々、多数のテープ巻取り式部品供給カセット22A ,22B をX 軸方向へ並列にセットしてある。部品供給カセット22A ,22B は、例えば直 方体形状のチップ部品を等間隔に埋設した供給テープをリールに巻回して収納し たものである。部品を供給する場合は、具備する送り機構により間欠的に供給テ ープをリールから繰り出し、ピックアップ位置Pp において下降してきた搭載作 業ヘッド12の吸着ノズルにピックアップさせる。各部品供給カセット22には 、夫々1種類の電子部品を収納してあり、多数の部品供給カセット22を並設す ることにより、多種類の電子部品を均等且つ迅速に供給することができる。この 場合、部品供給領域FA ,FB に夫々セットするテープ供給カセット22の種類 の順列や組合せは、可及的に短時間で効率良く部品供給できる様に製作電子基板 の種類に応じて最適設定してある。本例では、手前側の部品供給領域FB に大型 電子部品を収納する部品供給カセット22B を、奥側の部品供給領域FA に小型 電子部品を収納する部品供給カセット22A を、夫々セットしてある。
【0025】 装置奥側と手前側の各部品供給領域FA ,FB と基板搬送コンベア2間には、 画像認識用撮像部材としてのカメラ23A と吸着ノズル交換器24A 、画像認識 用カメラ23B と吸着ノズル交換器24B を、夫々設置してある。
【0026】 各画像認識用カメラ23は、搭載作業ヘッド12の吸着ノズル12aに吸着さ れた電子部品を撮像する。撮像された画像データは、図示しない中央制御部に送 られる。中央制御部では、入力された画像データをコンピュータで演算処理し部 品吸着位置のズレを検出する。この検出データはその電子部品をプリント基板P b に搭載する際の位置補正に用いられる。本例では、双方のヘッド移動体HA , HB に夫々2個の搭載作業ヘッド12A1,12A2及び12B1,12B2を設置して あるから、それに対応して、奥側と手前側に夫々2個の画像認識用カメラ23A ,23A 及び23B ,23B を設置してある。
【0027】 吸着ノズル交換器24A ,24B には、夫々、多数の収納ピット24aを所定 の間隔で並設してあり、これら収納ピット28aに多種類の吸着ノズルを挿脱自 在に保持して交換に備える構成となっている。
【0028】 上記電子部品搭載装置における全ての駆動手段、即ちY軸駆動モータ15a, 15b、各基板コンベア駆動用モータ3、各搭載作業ヘッド12のヘッド駆動モ ータ12dとその昇降用及び吸着用エアシリンダ(不図示)、及び部品供給テー プの送り機構等は、図示しない電子部品交換装置の中央制御部に接続されており 、その中央制御部から予め設定されているプログラムに基づく最適制御信号が各 駆動手段に出力され、電子部品が効率良く短時間で正確にプリント基板Pb 上に 搭載される。その部品搭載動作の基本的なパターンを、 以下に説明する。
【0029】 先ず、例えば奥側搭載作業ヘッド12A1,12A2により電子部品をピックアッ プするとする。2基の搭載作業ヘッド12A1,12A2を、各ヘッド駆動モータ1 2dを作動させてX軸方向に夫々独自に移動させつつ、Y軸駆動モータ15aを 作動させてヘッド移動体HA ごとY軸方向にも移動させ、搭載作業ヘッド12A1 ,12A2を部品供給領域FA 上の目的とする電子部品をピックアップできる適正 位置に夫々停止させる。次いで、各吸着ノズル12aを降下させて目的部品を吸 着させた後上昇させる。
【0030】 次に、吸着位置ズレを検出する為、目的部品を吸着した2基の搭載作業ヘッド 12A1,12A2を夫々画像処理用カメラ23A ,23A の上方に移動し、部品吸 着状態の撮像を行なう。2基の画像認識用カメラ23A ,23A により撮像され た部品吸着状態の画像データは中央制御部に送られる。中央制御部では、この画 像データを処理して部品吸着位置のズレを算出する。この画像処理には比較的長 い時間を要するから、搭載作業ヘッド12A1,12A2は、部品吸着状態の撮像が 終了したら画像処理の開始と共に作業ステーションWs に向けて移動を開始する 。
【0031】 奥側搭載作業ヘッド12A1,12A2のプレース位置に向けての移動中に、中央 制御部において部品吸着状態の画像処理が終了し、部品吸着位置のズレが算出さ れる。中央制御部は、画像処理により得られた吸着位置ズレデータに基づき搭載 作業ヘッド12A1,12A2の各停止位置を補正し、搭載作業ヘッド12A1,12 A2を夫々適正に補正された位置に正確に停止させる。即ち、吸着部品がプレース 位置の真上に位置する様に、吸着位置ズレ量を見込んだ補正位置に搭載作業ヘッ ド12A1,12A2を停止させる。
【0032】 奥側の搭載作業ヘッド12A1,12A2が上述の様にして部品吸着状態の画像認 識を行ないつつプレース位置に向って移動する間に、手前側の搭載作業ヘッド1 2B1,12B2が、手前側の部品供給領域FB の部品供給カセット22B から奥側 搭載作業ヘッド12A1,12A2と同様の動作で搭載すべき電子部品をピックアッ プする。
【0033】 作業ステーションWs には、基板搬送コンベア2の回動と共にプリント基板P b が搬送され、所定位置に位置決めされている。奥側搭載作業ヘッド12A1,1 2A2は、補正された適正位置に停止したら直ちに吸着ノズル12aを降下させ、 プリント基板Pb 上の所定位置に吸着電子部品をプレースする。
【0034】 奥側搭載作業ヘッド12A1,12A2による部品プレースが終了したら、次いで 手前側搭載作業ヘッド12B1,12B2による部品のプレースを実施する。この際 、前述した様に、各ヘッド移動体HA ,HB の移動範囲が作業ステーションWs を含む中央領域で重なりあっている為、ヘッド移動体HA ,HB 同士が衝突する 虞がある。本例では、各Y軸駆動モータ15a,15bにエンコーダ部を設けて おき、このエンコーダ部からのパルス信号を中央制御部でカウントして各ヘッド 移動体HA ,HB の位置を把握している。そして、その位置データに基づき両ヘ ッド移動体HA ,HB の相対位置を確認しつつ各Y軸駆動モータ15a,15b を駆動制御し、ヘッド移動体HA ,HB 同士の作業ステーションWs 上での衝突 を防止している。
【0035】 部品のプレースを終え作業ステーションWs から退避した奥側搭載作業ヘッド 12A1,12A2は、新たに搭載すべき電子部品をピックアップする為、再度部品 供給領域FA に向う。ここで、次に搭載する電子部品が吸着ノズルを交換する必 要がある部品の場合は、吸着ノズル交換器24A に立ち寄り、吸着ノズルの交換 を行なう。吸着ノズルの着脱は、図2に示す吸着ノズル12aを装着した搭載軸 12bを昇降させることにより自動的に実施される構成となっている。従って、 交換すべき吸着ノズルがその収納スポット24a上に位置する様に搭載作業ヘッ ド12A1,12A2を停止させた後、その吸着ノズルを降下させ収納スポット24 aに挿入する。この後、搭載軸を上昇させると、吸着ノズルが吸着ノズル交換器 24A により係止されている為に自動的に脱装する。吸着ノズルの脱装が終了し たら、新たに装着すべき吸着ノズルの真上に吸着ノズルを脱装した搭載軸が位置 する様に搭載作業ヘッド12A1,12A2を移動させる。次いで、再びその搭載軸 を降下させ、新たな吸着ノズルを装着する。搭載作業ヘッド12A1,12A2は、 新たな吸着ノズルの装着を終えたら、直ちに搭載軸を上昇させつつ、次に搭載す る部品のピックアップ位置Pp に向って移動する。
【0036】 部品供給領域FA の新たな部品ピックアップ位置に戻った奥側搭載作業ヘッド 12A1,12A2は、新たな電子部品のピックアップを開始する。この時、手前側 搭載作業ヘッド12B1,12B2は、プリント基板Pb 上への部品プレースを実施 している。以降、2個のヘッド移動体HA,HB 上の搭載作業ヘッド12A1,12 A2及び搭載作業ヘッド12B1,12B2が同様の動作を繰り返し、プリント基板P b 上に電子部品が整然且つ迅速に搭載されて行く。
【0037】 以上の様に、1個のプリント基板Pb に対し、2個づつで2組の搭載作業ヘッ ド12A1,12A2及び搭載作業ヘッド12B1,12B2により、両側から画像認識 方式により搭載位置を補正しつつ交互に電子部品を搭載するから、1組の搭載作 業ヘッド搭載する場合に比べて約半分に搭載時間が短縮される。従って、画像認 識により部品吸着位置ズレの補正を行なうことにより1個の電子部品搭載時間は 増加するが、総搭載時間ではその増加分が略キャンセルされ、1組の搭載作業ヘ ッドでチャック爪による機械的吸着位置補正方法を採用した場合と略同一となる 。
【0038】 又、各搭載作業ヘッド12を夫々独自にX軸方向に移動させることができるか ら、任意の組合せで電子部品を同時搭載できさらに吸着ノズル同時交換も可能と なり、格段に高速度で多種類の電子部品を高精度に搭載可能となる。
【0039】 尚、この考案は、上記の特定の実施例に限定されるべきものでなく、この考案 の技術的範囲において種々の変形が可能であることは勿論である。 例えば、上記実施例では1基の搭載作業ヘッドに1個の搭載軸を設けてあるが 、1基の搭載作業ヘッドに複数の搭載軸を設けてもよい。又、搭載作業ヘッドを 移動させる為の駆動手段は、モータとボールネジの組合せに限らず、モータの回 転力をピニオンとラックにより直進運動に変換する機構等の種々の駆動変速機構 を採用可能である。更に、この考案は、2組の搭載作業ヘッドを交互に搭載作業 領域に進退させる方式に限らず、1組の搭載作業ヘッドで搭載する方式の電子部 品搭載装置にも適用可能である。
【0040】
【考案の効果】
以上、詳細に説明した様に、この考案によれば、複数の搭載作業ヘッドを同一 軸方向に沿って互いに独自に往復移動可能に設けることにより、並列に供給され る多数の電子部品を任意の組合せで同時搭載することができる。従って、電子部 品の搭載速度が格段に上昇し、画像認識による搭載位置補正を行なう場合にも搭 載速度を低下させることなく、多種類の電子部品を高速且つ高精度で搭載するこ とが可能となる。又、種類の異なる複数の基板に対し電子部品を同時に搭載する こともでき、生産計画に対するより柔軟な対応が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の1実施例としての電子部品搭載装置
を示す平面図である。
【図2】上記電子部品搭載装置を示す立面図である。
【符号の説明】
1 基台 2 基板搬送コンベア 5a,5b 固定台 6a,6b ガイドレール 7A ,7B 移動台 8 滑り軸受け 9A ,9B X軸ボールネジ 11 ガイドレール 12,12A1,12A2,12B1,12B2 搭載作業ヘッ
ド 12a 吸着ノズル 12b 搭載軸 12c 送り台 12d ヘッド駆動モータ 12e 回転ナット部材 12f 歯付きベルト 13a,13b Y軸駆動ボールネジ 15a,15b Y軸駆動モータ 16a,16b Y軸従動ボールネジ 17a, 17b, 19a, 19b 歯付きプーリ 17c,17d 中継プーリ 18a〜18c,20c 歯付きベルト 21 ナット部材 22A ,22B 部品供給カセット 23A ,23B 画像認識用カメラ 24A ,24B 吸着ノズル交換器 Pb プリント基板 HA ,HB ヘッド移動体 Ws 作業ステーション Pp ピックアップ位置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端に電子部品を着脱自在に保持する搭
    載作業ヘッドと、前記搭載作業ヘッドを摺動自在に支持
    し所定方向に往復移動させるヘッド駆動手段と、前記搭
    載作業ヘッドと前記ヘッド駆動手段を一体移動可能に支
    持するヘッド支持体と、前記ヘッド支持体を部品搭載作
    業領域に対して進退自在に移動させる支持体駆動手段
    と、前記保持部材を自在に出納可能に収納する保持部材
    収納器とを有する電子部品搭載装置において、 前記ヘッド支持体上に複数の搭載作業ヘッドを夫々が単
    独に移動可能に設けたことを特徴とする電子部品搭載装
    置。
JP6122591U 1991-08-02 1991-08-02 電子部品搭載装置 Withdrawn JPH0515497U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000244190A (ja) * 1999-02-22 2000-09-08 Juki Corp 搭載機
JP2003347796A (ja) * 2002-05-29 2003-12-05 Yamagata Casio Co Ltd 電子部品搭載装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000244190A (ja) * 1999-02-22 2000-09-08 Juki Corp 搭載機
JP2003347796A (ja) * 2002-05-29 2003-12-05 Yamagata Casio Co Ltd 電子部品搭載装置

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