JPH071839Y2 - 電子部品搭載装置 - Google Patents

電子部品搭載装置

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JPH071839Y2
JPH071839Y2 JP1989153260U JP15326089U JPH071839Y2 JP H071839 Y2 JPH071839 Y2 JP H071839Y2 JP 1989153260 U JP1989153260 U JP 1989153260U JP 15326089 U JP15326089 U JP 15326089U JP H071839 Y2 JPH071839 Y2 JP H071839Y2
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ball screw
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安央 松田
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、チップ状電子部品を基板に搭載する電子部品
搭載装置に関するものである。
〔従来技術とその問題点〕
従来、プリント基板上にIC、抵抗、コンデンサ等の多数
のチップ部品を高速且つ高精度で自動搭載することを企
図した電子部品搭載装置として、次の様なX-Y移動方式
の搭載装置がよく知られている。
部品搭載を行なう作業ステーションを挟んで、一対のガ
イドレールを敷設し、このガイドレール間に搭載ヘッド
を支持する支持体を摺動自在に架設してある。各支持体
は、搭載ヘッドをガイドレールと直角方向に摺動自在に
支持している。即ち、搭載ヘッドは、支持体に沿った方
向(X方向とする)とガイドレールに沿った方向(Y方
向とする)の2次元に亘り自在に移動可能に支持されて
いる。
部品搭載を行なう場合は、搭載ヘッドが部品供給部から
搭載すべき部品をピックアップした後、X-Y2次元方向に
迅速に移動して作業ステーションに位置決めされたプリ
ント基板上の部品搭載位置へ進出し、ピックアップした
電子部品を載置する。電子部品の載置が終ったら、再度
部品供給位置に戻り、次に搭載すべき電子部品のピック
アップに移る。この様な一連の動作を繰り返し、多種類
の電子部品をプリント基板上に搭載する。
上述の搭載装置では、搭載ヘッド及びその駆動機構とそ
れらを支持する支持体から成るヘッド移動体の重量が、
必然的に大きくなる。この様な大重量のヘッド移動体
を、電子部品の搭載速度を上げる為に高速で移動させた
場合、これを円滑に制動して目的位置に正確に位置決め
することが難しく、部品搭載精度の低下を招く。
又、近年、多種類の電子部品を高密度に搭載した電気回
路盤も上述の様な自動搭載装置により高速且つ高精度に
製作することが要求されている。この様な要求に対して
は、上述した搭載装置を作業ヘッドが高速且つ高精度で
移動する様に改良するだけでは、その達成が困難であ
る。
そこで、2組のヘッド移動体を設け、プリント基板上に
両側から交互に部品を搭載する方法が考えられる。然る
に、この方法による場合、ヘッド移動体とその駆動機構
から成る2組の部品搭載機構を設ける為、装置全体が自
ずと大型化する。
〔考案の目的〕
本考案は、上記従来技術の問題点に鑑みなされたもので
あって、2組の部品搭載機構がコンパクトに設置され、
多種類の電子部品を高速且つ高精度で搭載可能な電子部
品搭載装置を提供することを目的とする。
〔考案の要点〕
本考案は、上記目的を達成する為、電子部品に対し昇降
し該電子部品を着脱自在に保持可能な搭載ヘッドと、前
記搭載ヘッドを摺動自在に支持して往復移動させるヘッ
ド駆動手段と、前記搭載ヘッドと前記ヘッド駆動手段を
一体移動可能に支持するヘッド支持体と、前記ヘッド支
持体を被搭載基板領域に対して進退自在に移動させる支
持体駆動手段とを有する電子部品搭載装置において、前
記搭載ヘッド、前記ヘッド駆動手段、前記ヘッド支持体
及び前記支持体駆動手段から成る部品搭載機構を2組設
け、各前記ヘッド支持体は被搭載基板領域を挟んで各前
記搭載ヘッドを互いに対向する側に突出させて支持し、
各前記支持体駆動手段を前記ヘッド支持体の両端部に連
結して両端部から駆動力を作用させることを要点とする
ものである。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の実施例について、第1図乃至第4図に基
づき詳細に説明する。
第1図は本考案の一実施例としての電子部品搭載装置を
示す平面図で、第2図はその立面図である。第1図で、
装置基台1上の中央を図中横方向(以下、X方向と言
う)に延在させて、プリント基板を搬送する基板搬送コ
ンベア2を、水平に敷設してある。基板搬送コンベア2
は、両側に一対のレール2a,2aを平行に敷設し、一対の
搬送ベルト2b,2bを夫々各レール2a上を走行可能に張設
して成る。これら搬送ベルト2b,2bは、適所に配置した
基板搬送モータ3により駆動される。部品を搭載すべき
プリント基板Pbは、両側部を夫々搬送ベルト2b,2bに支
持され、その回動と共にレール2a,2aにガイドされつつ
図中右側から矢印T方向に沿って搬送されてくる。
基板搬送コンベア2の走行経路で装置基台1上の略中央
には、電子部品の搭載を行なう作業ステーションWsを設
定してある。この作業ステーションWsは、両サイドをレ
ール2a,2aで、基板搬送方向Tに対して前端と後端を位
置決めピン4a,4bで、夫々規定されている。両位置決め
ピン4a,4bは、夫々回動自在に支承してあり、例えばエ
アシリンダ(不図示)等の駆動手段により回動されて先
端を基板搬送経路中に進出させ、搬送ベルト2b,2bによ
り搬送されてきたプリント基板Pbを位置決めする。
作業ステーションWsを挟んでその前方と後方の各装置端
部には、夫々、基板搬送コンベア2を跨がせて固定台5
a,5bを設置してある。各固定台5a,5bは、基板搬送方向
(X方向)と直角の方向(以下、Y方向と言う)に延在
させて固設してある。これら固定台5a,5b上には、一対
のガイドレール6a,6bを敷設してある。これらガイドレ
ール6a,6bは、Y方向に延在する様に、固定台5a,5bの各
内側(作業ステーションWs側)側面に沿わせて敷設して
ある。
一対のガイドレール6a,6b間には、2個の移動台7A,7B
を、夫々、摺動自在に架設してある。これら各移動台7
A,Bは、後述する様に、装置奥側(図中上側)と手前側
(同下側)の各所定領域を往復移動する。各移動台7A,7
Bは、その両端部を各ガイドレール6a,6bに夫々一対の滑
り軸受け8,8を介して摺動自在に外挿してある。この場
合、各移動台7A,7Bの端部に介装した各1対の滑り軸受
け8,8間の間隔については、一方の間隔D1を他方の間隔D
2より大きく設定してある。その理由については、移動
台7A,7Bの各駆動手段との関係で後程説明する。各移動
台7A,7B上には、その長手方向(X方向)に沿ってX軸
ボールネジ9,9を夫々設置してある。各X軸ボールネジ
9の一端には、カップリング10を介してサーボモータ11
を連結してある。又、各X軸ボールネジ9に平行に、ガ
イドロッド12を敷設してある。このガイドロッド12は、
本例では2個の搭載ヘッド13,13を備えたヘッドユニッ
トUhを、摺動自在に支持している。各搭載ヘッド13に
は、第2図に示す様に、電子部品をエア吸着する吸着ノ
ズル13aを垂直方向に向けて装着してある。各ヘッドユ
ニットUhは2個の搭載ヘッド13,13を取付け板14で一体
移動可能に結合して成り、この取付け板14をガイドロッ
ド12に摺動自在に外挿してある。取付け板14は、X軸ボ
ールネジ9に往復直進移動可能に設置した送り台15に結
合してある。送り台15とX軸ボールネジ9は、X軸ボー
ルネジ9に螺合させたナット部材16を介して連結してあ
る。
ここで、装置奥側のヘッドユニットUhと手前側のヘッド
ユニットUhは、第3図に示す様に、各移動台7A,7Bから
互いに対向する側に突出させて支持してある。この目的
は搭載装置を可及的に小型化する為であり、その理由に
ついては後述する画像認識用カメラ27A,27Bの配置との
関係を踏まえて後程説明する。
サーボモータ11を作動させてX軸ボールネジ9を正逆両
方向に回転させれば、送り台15とヘッドユニットUhを一
体にガイドロッド12に沿って往復直進移動させることが
できる。この場合、ボールネジは、ネジとナットの間の
摩擦抵抗が小さく、且つバックラッシュを容易に除去で
きる特性を備えているから、搭載ヘッド13の高速移動及
び高精度位置決めが可能となる。
前述した一対の前後固定台5a,5b上には、夫々、ガイド
レール6a,6bに平行にY軸駆動ボールネジ17a,17bを設置
してある。一対のY軸駆動ボールネジ17a,17bは、夫
々、前後固定台5a,5b上の各基板搬送コンベア2上方領
域(中央領域)から一方の端部迄の約3/5に当たる領域
に亘り敷設してある。この場合、一対のY軸駆動ボール
ネジ17a,17bは、夫々、前後固定台5a,5b上の各中央領域
から互いに反対側の各端部へ延在させてある。本例で
は、基板搬送方向Tに対して前方側に設置するY軸駆動
ボールネジ17aを前固定台5a上の奥側領域に、後方側に
設置するY軸駆動ボールネジ17bを後固定台5b上の手前
側領域に、夫々延在させてある。そして、これらY軸駆
動ボールネジ17a,17bの各中央側端部には、夫々、カッ
プリング18a,18bを介してY軸駆動サーボモータ19a,19b
を連結してある。
一方、前後固定台5a,5bの各内側面には、夫々、Y軸従
動ボールネジ20a,20bを設置してある。この場合、前方
側に設置するY軸従動ボールネジ20aを後方側のY軸駆
動ボールネジ17bに、後方側に設置するY軸従動ボール
ネジ20bを前方側のY軸駆動ボールネジ17aに、夫々平行
に対向させて延在敷設してある。そして、装置手前側で
対向するY軸従動ボールネジ20aとY軸駆動ボールネジ1
7bの各装置手前側端部には、夫々、歯付きプーリ21a,21
bを固着してある。各歯付きプーリ21a,21bの下方には、
第2図に示す様に、2個の歯付きプーリを同軸並設して
なる中継プーリ21c,21dを回転自在に設置してある。そ
してこれら2個の歯付きプーリ21a,21bと2個の中継プ
ーリ21c,21d間に歯付きベルト22a,22b,22cを巻架して、
両ボールネジ20a,17bを同期回転可能に連結してある。
この様に両ボールネジ20a,17b間の駆動伝達経路を下方
に迂回させることにより、装置手前側から後述する部品
供給カセット26等の部材の着脱を容易に実施することが
できる。装置奥側で対向するY軸駆動ボールネジ17aと
Y軸従動ボールネジ20b間も、同様に歯付きプーリ23a,2
3b等を介して歯付きベルト24c等により同期回転可能に
連結してある。
而して、装置奥側で対向するY軸駆動ボールネジ17aと
Y軸従動ボールネジ20bは奥側移動台7Aの両端部に、装
置手前で対向するY軸従動ボールネジ20aとY軸駆動ボ
ールネジ17bは手前側移動台7Bの両端部に、夫々、ナッ
ト部材25を介して螺合連結してある。この場合、各Y軸
駆動ボールネジ17a,17bは、夫々、移動台7A,7Bの各端部
の内、前述した滑り軸受け8,8の間隔を大間隔D1に設定
した方の端部に連結してある。
従って、Y軸駆動ボールネジ17bに連結したY軸駆動モ
ータ19bを作動させれば、歯付きベルト22a〜22cで連結
したY軸駆動ボールネジ17bとY軸従動ボールネジ20aが
同期回転し、手前側の移動台7Bとこれに支持された一対
の搭載ヘッド13,13等から成る長尺状のヘッド移動体HB
がガイドレール6a,6bに沿ったY方向に移動する。この
場合、ヘッド移動体HBは、Y軸駆動ボールネジ17bとY
軸従動ボールネジ20aが対向延在する領域、即ち、基体
1上方の前述した作業ステーションWsを含む手前側約3/
5領域を自在に往復移動する。一方、装置奥側ヘッド移
動体HAも、同様に、Y軸駆動モータ19aの作動と共にY
軸駆動ボールネジ17aとY軸従動ボールネジ20bが同期回
転し、作業ステーションWsを含む奥側の約3/5領域を自
在に往復移動する。従って、両ヘッド移動体HA,HBの各
移動領域は、装置中央部の作業ステーションWsを含む端
部領域(基板搬送経路上方領域)で重なり合っている。
ところで、ヘッド移動体HA,HBを片側のみから駆動力を
作用させて往復直進移動させることも可能であるが、本
考案においては、上述の様に両側から駆動力を作用させ
る構成となっている。その理由は、次の通りである。
各ヘッド移動体HA,HBは、一対の搭載ヘッド13,13を所定
方向(X方向)に移動自在に支持し、且つ駆動手段等の
種々の部材を移動台7A,7B上に支持させて成る為、全体
的に自ずと長尺状で大重量となる。その様なヘッド移動
体HA,HBを片側端部のみから駆動力を加えて移動させれ
ば、慣性モーメントが大きい為に、特に始動時や停止時
における各ヘッド移動体HA,HBの反駆動側端部の振動が
激しくなる。その為、一方の例えばヘッド移動体HA自体
の位置決め精度が低下するだけでなく、その振動がガイ
ドレール6a,6bを介して他方にも伝わり、他方のヘッド
移動体HBの位置決め精度も低下させる。
そこで,本考案においては、上述した様に、ヘッド移動
体HA,HBの各両端に夫々駆動手段としてのボールネジ17
a,20b及びボールネジ17b,20aを連結し、各両端部から略
均等に直進駆動力を作用させる。これにより、長尺且つ
大重量のヘッド移動体HA,HBをも、振動させず円滑にY
方向に移動させ正確に位置決めすることができる。
又、各ヘッド移動体HA,HBの振動の発生を更に安定的に
抑制する為、本例では、駆動側の滑り軸受け8,8間隔D1
を、従動側の滑り軸受け間隔D2より大きく設定してあ
る。これにより、ヘッド移動体HA,HBを駆動する両側の
ボールネジ17a,20b及び17b,20aの各動作タイミングがず
れた場合等においても、ヘッド移動体HA,HBの振動を効
果的に抑制することができる。その結果、ヘッド移動体
HA,HBの高精度な位置決めを安定して実施できる。
更に、例えば手前側のヘッド移動体HBで説明すると、各
ボールネジ20a,17bを、ヘッド移動体HBの両端を支持す
る一対のガイドレール6a,6bに対し、共に同じ後側(基
板搬送方向Tに対して)に接近させて敷設してあるか
ら、ヘッド移動体HBに直進駆動力が作用することにより
発生する曲げモーメントが小さくなる。これにより、ヘ
ッド移動体HBにおける移動台7B等の剛性を軽減すること
ができ、装置の小型軽量化を促進できる。
基体1上で、基板搬送コンベア2を挟んでその奥側と手
前側の各基台端部に近い位置には、部品供給部FA,FBを
夫々設定してある。各部品供給部FA,FBには、夫々、多
数の部品供給カセット26A,26Bを並列にセットしてあ
る。部品供給カセット26A,26Bは、共に、例えば直方体
形状のチップ部品を等間隔に埋設した供給テープをリー
ルに巻回して収納したものである。各部品供給カセット
26A,26Bには、夫々同一の電子部品を収納してあり、多
数の部品供給カセット26A,26Bを並設することにより、
多種類の電子部品を多量に準備しておくことができる。
この場合、電子部品の種類(部品供給カセット)の順列
組合せは、可及的に短時間で効率良く部品供給できる様
に最適設定してある。本例では、手前側の部品供給位置
FBに大型電子部品を収納する部品供給カセット26Bを、
奥側の部品供給位置FAに小型電子部品を収納した部品供
給カセット26Aをセットしてある。部品を供給する場合
は、具備する送り機構により間欠的に供給テープをリー
ルから繰り出し、ピックアップ位置Ppにおいて下降して
きた搭載ヘッド13の吸着ノズル13aによりピックアップ
させる。
装置奥側と手前側の各部品供給位置FA,FBと基板搬送コ
ンベア2間には、夫々、各1対の画像認識用カメラ27A,
27A及び27B,27Bと、吸着ノズル交換器28A,28Bを設置し
てある。各画像認識用カメラ27A〜27Bは、搭載ヘッド13
の吸着ノズル13aに吸着された電子部品を撮像し、その
画像をコンピュータで演算処理して吸着位置のズレを検
出する。この検出データは図示しない中央制御部に送ら
れ、その電子部品をプリント基板Pbに搭載する際の位置
補正に用いられる。本例では、各ヘッド移動体HA,HBに
夫々2個の搭載ヘッド13,13を並設してあるから、それ
に対応して2個づつの画像処理用カメラ27A,27A及び27
B,27Bを各所定位置に並設してある。吸着ノズル交換器2
8A,28Bは、夫々、多数の収納ピットを並列に形成し、こ
れら収納ピットに他種類の吸着ノズル13aを保持して交
換に備えるものである。
ところで、搭載装置の小型化を計るには、上述した画像
認識用カメラ27A〜27Bや吸着ノズル交換器28A,28Bの位
置が作業ステーションWsに近い程有利である。然るに、
第3図に示す様に、一方の例えば奥側ヘッドユニットUh
がプリント基板Pbの最も手前側に部品をプレースしてい
るときに、他方の手前側ヘッドユニットUhがカメラ27B,
27Bにより画像認識を併行して実施できるだけの間隔S
を確保しておく必要がある。本考案の搭載装置において
は、各ヘッド移動体HA,HBのヘッドユニットUh,Uhを各移
動台7A,7Bから互いに対向する側(内側)に突出させて
支持してある。従って、確保すべきカメラ27Bと作業ス
テーションWs間の間隔Sは、図示する様に略ヘッドユニ
ットUhの幅程度でよい。
これに対して、第4図に示す様に、各ヘッドユニットUh
を各移動台7A,7Bから夫々反対向側(外側)へ突出させ
れば、確保すべきカメラ27Bと作業ステーションWs間の
間隔Sは、両移動台7A,7Bの双方の幅M,Mを含む長さとな
る。即ち、上述の内側に各ヘッドユニットUh,Uhを突出
させた場合より、確保すべき間隔Sが略2M分長くなる。
この様に、本考案の搭載装置では、各側のヘッドユニッ
トUh,Uhを互いに内側に突出させてあるから、作業ステ
ーションWsと各側の画像認識用カメラ27A,27B間の各間
隔Sを最小限に短く設定することができる。これによ
り、装置のY方向長さが外側に突出させる場合より約4M
だけ短くなり、装置全体の小型化に大きく寄与する。
又、各ヘッド移動対HA,HBのY方向移動範囲も約2Mだけ
縮まるから、各Y軸ボールネジ17a,17b,20a,20bの長さ
も夫々約2Mだけ短くてよく、その分安価となる。更に、
ヘッド移動体HA,HBの移動距離が約2Mだけ短くなるの
で、その分搭載時間も短縮される。
上記電子部品交換装置における全ての駆動手段、即ちX
軸駆動モータ11,11、Y軸駆動モータ19a,19b、各基板コ
ンベア駆動用モータ3、搭載ヘッド13の昇降用及び吸着
用エアシリンダ(不図示)、部品供給テープの送り機構
等と、画像処理用カメラ27A〜27Bは、図示しない電子部
品交換装置の中央制御部に接続されており、その中央制
御部から予め設定されているプログラムに基づく最適制
御信号が各駆動手段に出力され、電子部品が効率良く短
時間で正確にプリント基板Pb上に搭載される。その部品
搭載動作の基本的なパターンを、以下に説明する。
先ず、例えば奥側搭載ヘッド13により電子部品をピック
アップするとする。一対の搭載ヘッド13、13を備えたヘ
ッドユニットUhを、Y軸駆動モータ19aとX軸駆動モー
タ11を作動させてX方向に移動させつつY方向にも移動
させ、ピックアップすべき部品の部品供給カセット26A
におけるピックアップ位置Pp上方に停止させる。次い
で、ヘッドユニットUhを下降させて2個の目的部品を同
時吸着させた後上昇させる。尚、部品供給カセット26A
の配列の関係から2個の目的部品を同時吸着できない場
合は、ヘッドユニットUhをX方向に移動させて1個づつ
吸着する。
次に、吸着位置ズレを検出する為、目的部品を吸着した
ヘッドユニットUhを画像処理用カメラ27A上方に移動
し、部品吸着状態の画像認識を行なう。画像認識により
検出された吸着位置データは中央制御部に送られる。
奥側のヘッドユニットUhが部品吸着状態の画像認識を行
なっているとき、手前側のヘッドユニットUhが、手前側
の部品供給カセット26Bから奥側ヘッドユニットUhと同
様の動作で2個の搭載すべき電子部品をピックアップす
る。
奥側ヘッドユニットUhは、部品の画像認識を終えたら、
部品搭載を行なう作業ステーションWs上の搭載位置に移
動する。この際、中央制御部で前段階の画像認識工程で
得られた吸着位置ズレデータに基づきヘッドユニットUh
の停止位置が補正され、ヘッドユニットUhが補正された
搭載位置に停止する。作業ステーションWsには、基板搬
送コンベア2の回動と共にプリント基板Pbが搬送され、
所定位置に位置決めされている。位置決めが終了したヘ
ッドユニットUhは、直ちに下降し、プリント基板Pb上の
所定位置に2個の電子部品を同時載置する。
奥側ヘッドユニットUhによる部品載置が終了したら、次
いで手前側ヘッドユニットUhによる部品の載置を実施す
る。この際、前述した様に、各ヘッド移動体HA,HBの移
動範囲が作業ステーションWsを含む中央領域で重なりあ
っている為、ヘッド移動体HA,HB同士が衝突する虞があ
る。本例では、各Y軸駆動モータ19a,19bにエンコーダ
部を設けておき、このエンコーダ部からのパルス信号を
中央制御部でカウントして各ヘッド移動体HA,HBの位置
を把握している。そして、その位置データに基づき両ヘ
ッド移動体HA,HBの相対位置を認識しつつ各Y軸駆動モ
ータ19a,19bを駆動制御し、ヘッド移動体HA,HB同士の作
業ステーションWs上での衝突を防止している。
部品の載置を終え作業ステーションWsから退避した奥側
ヘッドユニットUhは、新たに搭載すべき電子部品をピッ
クアップする為、再度部品供給位置FAに向う。ここで、
次に搭載する電子部品が吸着ノズル13aを交換する必要
がある場合は、ヘッドユニットUhを吸着ノズル交換器28
A上方に移動させ、吸着ノズル13aの交換を行なう。この
場合、先ず、使用した吸着ノズル13aを決められた収納
ピットへ収納した後、新たな吸着ノズルを装着する。吸
着ノズル13aの着脱は、ヘッドユニットUhを昇降させる
ことにより自動的に実施される構成となっている。
部品供給位置FAに戻った奥側ヘッドユニットUhは、新た
な電子部品のピックアップを開始する。この時、手前側
ヘッドユニットUhは、プリント基板Pb上への部品搭載を
実施している。以降、2個のヘッドユニットUh,Uhが同
様の動作を繰り返し、プリント基板Pb上に電子部品が整
然且つ迅速に搭載されて行く。
以上の様に、1個のプリント基板Pbに対し、2個のヘッ
ドユニットUh,Uhにより、両側から交互に電子部品を搭
載するから、1個のヘッドユニットで搭載する場合に比
べて約半分に搭載時間が短縮される。これにより、画像
認識による搭載位置補正方式の欠点、即ち、画像処理に
時間を要し搭載時間が延びるという欠点を解消すること
ができる。従って、画像認識による搭載位置補正方式の
採用により電子部品の搭載位置精度が大幅に向上すると
共に、電子部品の搭載速度がアップする。
尚、本考案は、上記の特定の実施例に限定されるべきも
のでなく、本考案の技術的範囲において種々の変形が可
能であることは勿論である。
例えば、ヘッドユニットUhを移動させる為の駆動手段
は、モータとボールネジの組合せに限らず、モータの回
転力をピニオンとラックにより直進運動に変換する機構
等の種々の駆動変速機構を採用可能である。
又、ガイドレール6a,6b等の直進案内手段は必ずしも必
要ではなく、ボールネジ等の駆動手段の剛性を増強する
ことにより省略することも可能である。
更に、電子部品吸着位置の位置補正を、上記実施例の様
に画像認識用カメラを用いる光学的方法によらず、吸着
ノズルの周囲四方にチャック爪を設けて四方から均等保
持する機械的方法によることも可能である。又、吸着ノ
ズル交換器26を設置せず、手動で必要に応じて交換して
もよい。
加えて、本考案は、プリント基板をコンベア等により直
線的に連続搬送する方式ではなく、作業ステーションへ
プリント基板を吸着ヘッド等により間欠搬送する方式の
場合にも適用できる。
〔考案の効果〕
以上、詳細に説明した様に、本考案によれば、夫々が部
品搭載ヘッドを備える2組のヘッド移動体設け、これら
ヘッド移動体を被搭載基板領域に対して両側から交互に
進退させるから、多数の電子部品を基板上に迅速且つ整
然と搭載することができ、部品搭載に要する総時間が大
幅に短縮される。そして、各ヘッド移動体の駆動手段を
その両端に連結するから、大重量の長尺体になる傾向の
あるヘッド移動体の停止位置を正確に制御することがで
き、電子部品の搭載位置精度を上げることが可能とな
る。
又、2組のヘッド移動体の各作業ヘッドを各ヘッド支持
体から互いに対向する側に突き出させて支持することに
より、装置のヘッド移動体移動方向幅を可及的に短くし
てその小型化を促進できる。更に、ヘッド移動体に両端
から均等に駆動力を作用させるから、ヘッド移動体やガ
イドレール等の構造部材には殆ど曲げモーメントが加わ
らない。従って、装置の各構造部材の強度を増強する必
要がない。よって、搭載時間が短く搭載位置精度の高い
電子部品搭載装置を小型軽量化を推進して安価に提供す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の1実施例としての電子部品搭載装置を
示す平面図、第2図は上記電子部品搭載装置の立面図、
第3図は上記電子部品搭載装置の作業ヘッド配置を示す
説明図、第4図は上記作業ヘッド配置に対する比較例を
示す説明図である。 1……基台 2……基板搬送コンベア 5a,5b……固定台 6a,6b……ガイドレール 7A,7B……移動台 8……滑り軸受け 9……X軸ボールネジ 11……X軸駆動モータ 12……ガイドロッド 13……搭載ヘッド 13a……吸着ノズル 17a,17b……Y軸駆動ボールネジ 19a,19b……Y軸駆動モータ 20a,20b……Y軸従動ボールネジ 21a,21b,23a,23b……歯付きプーリ 21c,21d……中継プーリ 22a〜22c,24c……歯付きベルト 25……ナット部材 26A,26B……部品供給カセット 27A,27B……画像認識用カメラ 28A,28B……吸着ノズル交換器 Pb……プリント基板 HA,HB……ヘッド移動体 Uh……ヘッドユニット Ws……作業ステーション Pp……ピックアップ位置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子部品に対し昇降し該電子部品を着脱自
    在に保持可能な搭載ヘッドと、前記搭載ヘッドを摺動自
    在に支持して往復移動させるヘッド駆動手段と、前記搭
    載ヘッドと前記ヘッド駆動手段を一体移動可能に支持す
    るヘッド支持体と、前記ヘッド支持体を被搭載基板領域
    に対して進退自在に移動させる支持体駆動手段とを有す
    る電子部品搭載装置において、 前記搭載ヘッド、前記ヘッド駆動手段、前記ヘッド支持
    体及び前記支持体駆動手段から成る部品搭載機構を2組
    設け、各前記ヘッド支持体は被搭載基板領域を挟んで各
    前記搭載ヘッドを互いに対向する側に突出させて支持
    し、各前記支持体駆動手段を前記ヘッド支持体の両端部
    に連結して両端部から駆動力を作用させることを特徴と
    する電子部品搭載装置。
JP1989153260U 1989-12-28 1989-12-28 電子部品搭載装置 Expired - Lifetime JPH071839Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58165980A (ja) * 1982-03-23 1983-10-01 株式会社ダイフク ワ−ク定置形組立ロボツトシステム
JP2639968B2 (ja) * 1988-06-16 1997-08-13 ティーディーケイ株式会社 電子部品装着機

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