JPH0810215B2 - 分取用液体クロマトグラフの分取方法 - Google Patents

分取用液体クロマトグラフの分取方法

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JPH0810215B2
JPH0810215B2 JP63049306A JP4930688A JPH0810215B2 JP H0810215 B2 JPH0810215 B2 JP H0810215B2 JP 63049306 A JP63049306 A JP 63049306A JP 4930688 A JP4930688 A JP 4930688A JP H0810215 B2 JPH0810215 B2 JP H0810215B2
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滋明 藤本
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は分取用液体クロマトグラフを用いてピークを
検出し、自動的に分取していく方法に関するものであ
る。
(従来の技術) 分取用液体クロマトグラフでは、カラムで分離されて
流出してくる成分を検出し、分画ポートを開閉すること
により各成分を分取していく。ピークを検出するため
に、ベースラインのレベルと傾きに対してしきい値を設
け、これに基づいて分画ポートを開閉して分取してい
る。
例えば、第4図(A)〜(D)に示されるようなピー
クに対しては、図のハッチング部分が分画ポートに採取
され、それ以外の部分はドレインに廃棄される。この例
では、分画ポートが開くタイミングはレベルがしきい値
レベルLE(I)より上がり、かつ、傾きもしきい値より
大きくなった時点であり、分画ポートが閉じるタイミン
グはレベルがしきい値LE(I)より下がるか、又は傾き
がしきい値より小さくなった時点である。
(発明が解決しようとする課題) 第4図(D)に示されるようなピークの場合、第1の
ピークと第2のピークの間の部分では、矢印の位置で第
1のピークの傾きがしきい値以下になり、直後に第2の
ピークの傾きがしきい値以上になる。そのため、矢印の
位置で分画される。しかし、この場合は第1のピークの
分取部分と第2のピークの分取部分にそれぞれ相手側の
成分が混入し、純粋な成分を分取することはできない。
もし、クロマトグラムの保持時間に厳密な再現性があ
れば、第5図に示されるように保持時間t1,t2,t3,t4
基準にして分取することが可能であるが、一般に保持時
間は悪い場合で1%程度変動するので、保持時間を基準
にすると繰り返して分取したとき、再現性の悪い分取が
行なわれ、不純物が混入する原因になる。
本発明は目的とする成分をそのピークの自由な位置で
分画することができ、目的成分の取り間違いのない自動
分取方法を提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明では、分取用液体クロマトグラフで試しサンプ
ルが注入されて得られたクロマトグラムでの分取開始時
点及び分取終了時点について指定された分画位置のレベ
ル、傾き及び保持時間を記憶し、分取時は各分取成分の
ピークについて、記憶された分取開始用保持時間を含む
設定された時間内にレベルが記憶レベルと一致し、かつ
傾きが記憶値を含む設定された範囲内にあるときに分画
ポートを開き、記憶された分取終了用保持時間を含む設
定された時間内にレベルが記憶レベルと一致し、かつ傾
きが記憶値を含む設定された範囲内にあるときに分画ポ
ートを閉じ、これらの条件が満たされないときはエラー
であると判定するようにした。
(作用) コンピュータはオペレータより指定されたクロマトグ
ラム上の分画位置のレベル、傾き及び保持時間を記憶
し、分取試料が注入されたとき傾きと保持時間が記憶さ
れた値のある範囲内に入っているときで、レベルが記憶
された値と同じになったときを設定された分画位置であ
ると認識して分画ポートの開閉を行ない、成分ごとに繰
り返して分取を行なう。
(実施例) 第1図、第2図及び第3図により一実施例を説明す
る。
第2図は分画ポートを開閉する分画位置を設定するた
めのフローチャートである。
分取サンプルと同じ試しサンプルを注入し第1図に示
されるクロマトグラムが得られたものとする(ステップ
S1)。
このクロマトグラムはCRT画面上に表示される。オペ
レータはCRT画面上でカーソルを動かし、それぞれのポ
ートにどの部分を分取するかを指定する。コンピュータ
では初期条件としてポート番号を表わすNを1にし(ス
テップS2)、ポートに対する分画位置が入力されると
(ステップS3)、第1のピークP1に対する分画ポートを
開く位置でのレベルL(S1)、傾きS(S1)、保持時間
RT(S1)と、分画ポートを閉じる位置でのレベルL(E
1)、傾きS(E1)、保持時間RT(E1)を算出する(ス
テップS4)。
これを以降の分画ポートの開閉位置についても繰り返
し行なう(ステップS5,S6)。
各分画ポートについての分取位置の指定が終わると、
コンピュータは各分画位置のレベル、傾き及び保持時間
をテーブルにして数値でCRT上に表示する(ステップS
7)。その表示は、例えば下の表のように行なわれる。
オペレータは表示された値を修正することができる。
修正されれば修正された値を、修正がなければそのまま
でファイルメモリに記憶する(ステップS8,S9,S10)。
次に、分取用試料を注入して分取を実行する手順を第
3図により説明する。
コンピュータは保持時間RTを監視している。
保持時間RTが第1のピークの分取開始側の保持時間RT
(S1)の1%短かい時間0.99RT(S1)になると(ステッ
プS12)、コンピュータがベースラインの変動を監視す
る。ベースラインのレベルLが記憶された値L(S1)に
なり(ステップS13)、そのときの傾きSが記憶された
傾きS(S1)に対して0.5S(S1)と1.5(S1)に間にあ
るときは第1の分画ポートを開くべきタイミングである
と判断し、第1の分画ポートを開く(ステップS15,S1
6)。
もし、保持時間RTが記憶された保持時間RT(S1)より
1%経過してもレベルがL(S1)にならない場合、又は
レベルLが記憶された値L(S1)になっても傾きSが記
憶された傾きS(S1)に対して0.5S(S1)と1.5(S1)
の間にない場合は、クロマトグラフの異常であると判断
する(ステップS14,S15)。
第1の分画ポートを閉じるタイミングは次のように決
定する。
保持時間RTが記憶された保持時間RT(E1)より1%短
かい0.99RT(E1)になると(ステップS17)、コンピュ
ータがベースラインの変動を監視し、レベルLが記憶さ
れたレベルL(E1)に等しくなり(ステップS18)、か
つ、傾きSが記憶された傾きS(E1)に対して0.5S(E
1)と1.5S(E1)の間にあるときは(ステップS20)、第
1の分画ポートを閉じる(ステップS21)。
しかしながら、保持時間RTが1.01RT(E1)を過ぎても
レベルLがL(E1)にならない場合、又はレベルLが記
憶された値L(E1)になっても傾きSが記憶された傾き
S(E1)に対して0.5S(E1)と1.5S(E1)の間にない場
合は、クロマトグラフの異常であると判断する(ステッ
プS19,S20)。
異常がなければ、コンピュータは各分取成分ごとの記
憶されている保持時間、レベル及び傾きについてそれぞ
れの分画ポートを開閉していく(ステップS22,S23)。
クロマトグラフの異常であると判断されたときは、そ
の成分の分取を行なわないで次の成分を分取するように
進むか、又は以後の分取操作も自動的に停止する。
(発明の効果) 本発明では、分取するサンプルと同じサンプルを試し
サンプルとして注入してクロマトグラムを測定し、その
クロマトグラム上で分画ポートを開閉する位置を指定
し、各指定位置でのレベル、傾き及び保持時間を記憶
し、実際の分取ではこれらの3つの条件から分画ポート
の開閉タイミングを決定するようにしたので、オペレー
タが希望する成分を確実に繰り返して自動分取すること
ができる。
また、クロマトグラムの再現性が乱れた場合でも、誤
動作して間違った成分を分取する可能性が少なくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は一実施例における試しサンプルのクロマトグラ
ムを示す図、第2図及び第3図は一実施例の手順を示す
フローチャート図、第4図(A),(B),(C),
(D)はそれぞれ従来の分取方法を示す図、第5図は保
持時間による分取方法を示す図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】分取用液体クロマトグラフで試しサンプル
    が注入されて得られたクロマトグラムでの分取開始時点
    及び分取終了時点について指定された分画位置のレベ
    ル、傾き及び保持時間を記憶し、 分取時は各分取成分のピークについて、記憶された分取
    開始用保持時間を含む設定された時間内にレベルが記憶
    レベルと一致し、かつ傾きが記憶値を含む設定された範
    囲内にあるときに分画ポートを開き、記憶された分取終
    了用保持時間を含む設定された時間内にレベルが記憶レ
    ベルと一致し、かつ傾きが記憶値を含む設定された範囲
    内にあるときに分画ポートを閉じ、これらの条件が満た
    されないときはエラーであると判定するようにしたこと
    を特徴とする分取方法。
JP63049306A 1988-02-29 1988-02-29 分取用液体クロマトグラフの分取方法 Expired - Fee Related JPH0810215B2 (ja)

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JP4655661B2 (ja) * 2005-02-15 2011-03-23 株式会社島津製作所 マルチディメンジョナルガスクロマトグラフ装置
JP4816060B2 (ja) * 2005-12-16 2011-11-16 株式会社島津製作所 分取クロマトグラフ装置
JP7240704B2 (ja) * 2018-09-28 2023-03-16 株式会社日立ハイテクサイエンス 液体クロマトグラフ分析方法及び液体クロマトグラフ分析装置

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JPS62191761A (ja) * 1986-02-19 1987-08-22 Hitachi Ltd 分取用液体クロマトグラフ装置の運転方法
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