JPH08101665A - 3電極形acガス放電パネルの駆動方法 - Google Patents
3電極形acガス放電パネルの駆動方法Info
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- JPH08101665A JPH08101665A JP7232846A JP23284695A JPH08101665A JP H08101665 A JPH08101665 A JP H08101665A JP 7232846 A JP7232846 A JP 7232846A JP 23284695 A JP23284695 A JP 23284695A JP H08101665 A JPH08101665 A JP H08101665A
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Abstract
スを可能にする駆動方法の提供を目的とする。 【解決手段】対となる平行な二本の表示電極X、Yと、
それに交差する方向の一つの選択電極Wとの組で一画素
を構成し、該画素をマトリクス状に配設して1画面を構
成してなる3電極形ACガス放電パネルを、複数の表示
電極対上の画素列を順次電極対対応に連続して表示アド
レスする操作と、表示アドレスされた全ての表示電極対
上の画素群を同時に表示維持する操作と、前記表示アド
レス操作に先立って1画面全体の画素に対してアドレス
準備のパルスを印加する操作を同時に加えることによ
り、1画面の表示が行われるように構成している。
Description
放電パネルの駆動方法に関し、大形表示,カラー表示を
可能とする、高速な駆動方法である。
すでに特開昭55-113237,特開昭57-78751, 特開昭60-220
393,特開昭61-144694 および特開昭62-22352などで開示
している。図5に本発明の対象となる3電極形ACガス
放電パネルの1例を示し、そのパネルの従来の駆動法を
図3「従来の消去アドレスの方法」で示すと共に、その
結果表示されるパターンを図4に示した。
昭62-22352に開示された面放電パネルであり、一方の基
板1上に、平行に配された表示電極部を有する電極対
X,Yと、該電極を誘電体層4で被覆した後セパレータ
5の斜面上に前記電極対X,Yと絶縁して表示電極部の
近傍で交差する方向に配された選択電極Wを備え、一方
の表示電極Yと選択電極Wとの交点において選択セル
を、表示電極対X,Yの表示電極部間において表示セル
を構成してなる上記3電極一組の電極セットをマトリク
ス状に配列すると共に、スペーサ6を備えた他方の基板
7を基板1上に気密封止をして放電ガスを封入し、同一
基板1上の表示電極面上で表示放電を行うように構成さ
れている。
に示す4セル×4セルの電極図、およびそのパネルを駆
動するための波形図である図3を用いて説明する。図4
の記号X,Y,Wは図5の記号と一致しており、ただ電
極の場所を示す算用数字が前記記号に添字としてつけて
ある。図4において記号 C11〜 C44は放電セルを代表す
る記号であり、○印は点火して表示中のセルであり、セ
ルの位置で○印のない場所は不点火中のセルである。
は時間軸である。前記したとおり左欄に書いているWは
選択電極, Xは一方の表示電極, Yは他方の表示電極で
あって、添字は電極番号を表す。タイミングを表すPは
全セル活性化期間であり、S1は壁電荷を安定拡大する維
持期間であり、Qはアドレスラインのみ壁電荷極性を反
転する反転期間であり、Rは選択消去によるアドレス期
間であり、S2は選択後の壁電荷を安定化する調整期間で
ある。選択電極の波形欄に左下がりハッチングで示した
記号 A10〜 A40のパルスは設定した選択消去パルスであ
り、他方の表示電極上に上記パルスと同タイミング、同
ハッチングのパルス B10〜 B20は前記パルスに対応した
選択消去パルスである。一方の表示電極上の右下がりに
ハッチングしたパルスPX20〜PX40は一方の点火パルスで
あって、他方の表示電極Yに同じタイミングで印加され
る対となるパルスPY20〜PY40と相呼応して該電極対上の
全セルを点火する。
の維持パルスとの間の空白時間dは壁電荷消滅保証時間
である。消去アドレス時間T1〜T2の一つ前のサイクルに
おいて、電極対X1, Y1上の全セルは図示しない書き込み
パルスPX10とそれに相呼応する維持パルスPY10によって
書き込まれ、点火状態にある。
において維持放電を続けた後、期間Qにおいて電極X1に
QX1なる壁電荷反転パルスを加え、電極対X1-Y1 上のセ
ルのみ壁電荷極性を電極X1上で正に反転して、他の表示
電極対と差別化しておく。その後選択消去パルスA10, A
30とそれと相呼応するY1電極上の選択消去パルスB10と
によって選択セルW1-Y1 ,およびW3- Y1は期間Rの初期
に一旦放電を起こした後、該パルスが期間Rの中期にゼ
ロ電圧ラインに復帰する付近において電荷の再結合によ
る消去放電を起こし、表示セル C11および C13は時間d
の間に電荷を中和により失って消え去り、選択パルスが
印加されなかったセル C12および C14のみが点火状態の
まま残る。そしてこの後、安定化のため期間S2において
壁電荷を更新させておく。
極対X1, Y1の動作と同時に進行している。すなわち、X2
電極上の全セル活性化パルスPX20と、それに相呼応する
Y電極上の活性化パルスPY20とによって、今表示アドレ
スしようとしている電極X1,Y1の次のアドレス対象の表
示電極対X2, Y2上の全セルが期間Pにおいて活性化され
る。
前の電極対上の全セルを活性化しつつ、該手前の電極対
を選択消去アドレスしていた。その間、他の電極は維持
電圧がかかっていて、点火または不点火の状態のまま、
すなわち前表示状態にあった。以上今までは一対の表示
電極に表示情報を書込む毎に全活性化、消去、維持とい
う全アドレスサイクルを繰り返していたので、ここに述
べた一連の選択消去サイクル時間tに単位パルスの幅を
4マイクロ秒として一つの表示電極対を書くのに約40マ
イクロ秒かかっていた。
クロ秒/ラインではテレビジョン表示には遅すぎる。し
かも将来高品位TVを実現するには、1600×1000の画素ト
リオ(三原色画素)を持つPDPを駆動しなければなら
ない。それには隣接する二ライン上に画素トリオを作る
として、3200×2000電極のPDPを少なくとも256 階調
の毎秒30画面で駆動しなければいけないと言われてい
る。そうすると、一つの表示電極対のアドレスに使える
時間は、2.08マイクロ秒以下という計算になる。
表示アドレスに必要な駆動時間を短くして高速アドレス
を実現することを目的としている。
動方法は、対となる平行な二本の表示電極と、それに交
差する方向の一つの選択電極との組で一画素を構成し、
該画素をマトリクス状に配設して1画面を構成してなる
3電極形ACガス放電パネルを、複数の表示電極対上の
画素列を順次電極対対応に連続して表示アドレスする操
作と、表示アドレスされた全ての表示電極対上の画素群
を同時に表示維持する操作とを加えて1画面の表示が行
われるようにするとともに、前記表示アドレス操作に先
立って1画面全体の画素に対してアドレス準備のパルス
を印加する操作を同時に加えるようにした構成としてい
る。
電圧を変えなければミリ秒程度から秒の単位時間まで充
分保存されることが判明してきた。図1のように表示ア
ドレス前の期間Pにおいて複数の表示電極対X1, Y1〜X
4,Y4をパルス対PX1, PY1・・・PX4, PY4で同時駆動する
ことにより全セル活性化を行う。この活性化により各セ
ルの壁には一括して壁電荷が蓄積する、つまり各セルを
均一の壁電荷状態に規定し、後の表示電極対ごとの表示
アドレスに対する準備態勢がつくられる。この後の表示
アドレス期間R中は、維持波形SPを挿入することなしに
表示電極対を次々と選択アドレスをして、前記複数の表
示電極対の表示すべきセルに対して壁電荷存在量(維持
電圧が印加されたとき再放電が行なえる壁電荷量)を一
括して規定(蓄積)する。これに引き続く表示維持期間
は、表示アドレスされた全ての表示電極対に対して交番
維持電圧を同時に印加すれば、前記した壁電荷量の蓄積
されているセルは点火状態となり、壁電荷蓄積量の少な
いか無いセルは不点火状態となって所望の画面表示とな
る。
化し、かつ維持電圧を挿入することなく表示アドレス操
作をするように構成したので、表示アドレス時間を短縮
することができ、結果的に表示アドレスを高速にするこ
とができる。
あり、前述した消去アドレス駆動を例にして示してい
る。図2はその駆動によって得られたパネル上の表示状
態を示す。図1において、選択電極W、タイミングP,
S1, Q,R,S2など、一方の表示電極X、他方の表示電
極Y、選択消去サイクル時間t、その両端の時間T1,T2
などは、従来の方法の項で説明した図3と対応箇所が同
じ記号で表現されているのでそれらの説明は省略する。
また図2では表示セルを記号Dで示している。
選択消去パルスであり、上記パルスに時間的に一致対応
する他方の表示電極上のパルスB1〜B4は対応選択消去パ
ルスである。表示電極におけるタイミングPのパルス P
X1, PY1.....PX4, PY4などは表示アドレスを準備するた
めの全セル活性化パルスであり、SPは維持パルスであ
る。mはアドレスのために走査している最近電極間の選
択消去パルス遅らせ時間、換言すると選択パルス最小刻
みであり、dは壁電荷消滅保証時間である。
対、この場合はX1, Y1〜X4, Y4の全電極をタイミングP
において対となるパルスPX1, PY1の合成電界によって該
パネルの全セル(16セル)を活性化し、タイミングS1に
おいて複数回維持放電させ安定化した後、タイミングR
において表示しないセルのみ、消去アドレスを選択電極
上のパルスA1〜A4などと、他方の表示電極Y上の左下が
り斜線でハッチングしたパルスB1〜B4などとによって、
維持パルスを挿入することなく、全セルについて走査し
ていく。
後すぐには維持パルスを挿入せず、図1のdに示すよう
に数マイクロ秒の休止期間を置くと、この休止時間に入
った直後に壁電荷による放電が発生し、該放電発生後の
無電圧状態によって壁電荷の減衰を促進させ、放電を維
持し得ない壁電荷に減衰させるので表示セルの非点火が
完全となる。
の走査電極対毎の遅らせ幅mは、目的に応じて本印加パ
ルスの立ち上がり時間幅の2〜3倍程度から数マイクロ
秒程度として走査し、全活性化電極対について表示すべ
き放電セルのみを壁電荷存在状態に電荷を残して行く。
期間S2においては消去アドレス後の安定化のために、複
数の維持パルスを挿入している。
とパネルの表示は図2のようになり、○印のセルD11,D1
2, D13, D21, D22, D31 の6つが表示状態となる。この
表示状態は、表示維持期間中全ての表示電極対に交番維
持パルスを同時に印加することにより維持される。な
お、以上の方式は電極X1〜X4を共通化した構成のパネル
にも適用できる。
形幅を4マイクロ秒、1画面の維持電極対数をNとし、
一度の選択消去に要する時間をUとし、選択消去サイク
ル時間t、維持時間の合計をSとすると、 t=活性化時間(P+S)+選択消去時間(R) R=(UN)+4 マイクロ秒 S=S1+S2 をとって書くと単純平均選択消去サイクル時間は次のよ
うになる。
秒 U=4マイクロ秒としてt=4.7 マイクロ秒 U=1マイクロ秒では、t= 1.7マイクロ秒と、目標数
値であるt=2.08マイクロ秒を優に20%上回って本発明
の目的は達せられた。
必要な表示ライン数を持つ大形面放電形ガス放電パネル
が高速アドレス可能となった。少なくとも3原色画素を
要するカラー表示においてはこのような高速アドレス法
がぜひ必要となる。
て、本発明によって得られた数値t= 1.7マイクロ秒は
約20%小さいから、本発明を余裕をもって装置として実
現できる。またt= 4.7マイクロ秒も中小型パネルでは
カラーTV映像装置として充分使用できる数値である。
があったACPDPも、この方式確立によって、実用し
得る駆動が可能となったと言える。
めの駆動波形図である。
するための図である。
ある。
図である。
ルの1例を示す図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 対となる平行な二本の表示電極と、それ
に交差する方向の一つの選択電極との組で一画素を構成
し、該画素をマトリクス状に配設して1画面を構成して
なる3電極形ACガス放電パネルの駆動方法であって、 複数の表示電極対上の画素列を順次電極対対応に連続し
て表示アドレスする操作と、表示アドレスされた全ての
表示電極対上の画素群を同時に表示維持する操作とを加
えて1画面の表示が行われるようにするとともに、前記
表示アドレス操作に先立って1画面全体の画素に対して
アドレス準備のパルスを印加する操作を同時に加えるよ
うにしたことを特徴とする3電極形ACガス放電パネル
の駆動方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7232846A JP2621833B2 (ja) | 1995-09-11 | 1995-09-11 | 3電極形acガス放電パネルの駆動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP7232846A JP2621833B2 (ja) | 1995-09-11 | 1995-09-11 | 3電極形acガス放電パネルの駆動方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP7206177A Division JP2621832B2 (ja) | 1995-08-11 | 1995-08-11 | 3電極形acガス放電パネルの駆動方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08101665A true JPH08101665A (ja) | 1996-04-16 |
JP2621833B2 JP2621833B2 (ja) | 1997-06-18 |
Family
ID=16945727
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7232846A Expired - Lifetime JP2621833B2 (ja) | 1995-09-11 | 1995-09-11 | 3電極形acガス放電パネルの駆動方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2621833B2 (ja) |
Cited By (2)
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1995
- 1995-09-11 JP JP7232846A patent/JP2621833B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
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---|---|
JP2621833B2 (ja) | 1997-06-18 |
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