JP4126577B2 - 表示装置及び表示装置の駆動方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、PDP(プラズマディスプレイパネル),PALC(プラズマアドレス液晶),LCD(液晶ディスプレイ),FED(フィールドエミッションディスプレイ)などの表示パネルの駆動方法及び駆動装置に関する。
【0002】
表示パネルはCRTに代わるデバイスとして各種分野で用いられている。例えばPDPは40インチを越える大型画面の壁掛けテレビジョン受像機として商品化されている。画面の高精細化及び大型化における課題の1つは電極間の静電容量の対策である。
【0003】
【従来の技術】
表示パネルは行選択のためのスキャン電極群と列選択のためのデータ電極群とからなる電極マトリクスを有する。スキャン電極とデータ電極との交点に単位表示領域が画定され、これら単位表示領域のそれぞれに1個ずつ表示素子が配置される。なお、商品化されている面放電型PDPでは行毎に2本ずつ電極が配列されているが、それらの一方のみが行選択に用いられるので、表示素子の択一選択の観点では面放電型PDPの電極構成も他と同様の単純マトリクスとみなすことができる。
【0004】
表示する内容は行単位のアドレッシングによって設定される。1フレームのアドレス期間は画面(スクリーン)の行数Nと同数個の行選択期間に分割され、各スキャン電極はいずれか1つの行選択期間に所定電位にバイアスされてアクティブとなる。この行選択に同期して、全てのデータ電極から並列に1行分の表示データが出力される。すなわち、表示データに応じて全てのデータ電極の電位が一斉に制御される。電位の2値制御をする場合、及び多値制御をして階調表示を行う場合がある。
【0005】
従来において、アドレッシングの行選択は、予め定められた固定の順序で行われていた。従来の行選択順序としては、行番号の昇順が一般的であるが、他にも行番号の昇順と降順とを1回毎に切り換えるもの、1回毎に開始行をシフトさせるものなどがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来の駆動方法には、隣接したデータ電極間の静電容量の充電に費やす無駄な電力が大きいという問題があった。スキャン電極間にも静電容量は存在するが、スキャン電極の電位変化には表示データに依存しない規則性があるので、LC共振を利用した電力回収が可能である。また、アドレッシングにおける電位変化の回数をみると、スキャン電極では行選択時のみに電位が変化するのに対して、データ電極では頻繁に電位が変化する(全面均一色などの特別な表示の場合を除く)。したがって、データ電極群においては、隣接した電極どうしの間に電位差が生じて電極間容量を充電するための電力が消費される状態が多数回発生する。
【0007】
本発明は、隣接したデータ電極間の静電容量の充電に費やす電力を低減することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明においては、アドレッシングにおける行選択の順序を表示データに応じて変更する。あらかじめ複数の順序(行選択パターン)を選択肢として設けておき、選択肢のうちの予想される電力消費量が最も小さい1つを優先的に適用してアドレッシングを行う。電力のみに着目して順序を決定する場合は電力消費量が最も小さい順序を適用するが、電力以外の要件を加味して総合的に順序を決定する場合には電力消費量が最小値に近い順序を適用することもありうる。
【0009】
図1は本発明の原理図である。
【0010】
例えば、図1(a)のように行方向及び列方向の双方で1セル毎に明暗が反転するパターン(市松模様)の表示において、図1(b)のように行番号順にアドレッシングを行う場合には、データ電極の電位を行選択周期毎に切り換えることになる。そして、奇数番目のデータ電極と偶数番目のデータ電極とで電位変化が正反対となる。電極間容量による電力消費は、隣接電極間に電位差が発生し又は電位差の極性が反転したときに生じる。行番号順のアドレッシングでは、全てのデータ電極間で全ての行選択時に電極間容量の充電が行われるので、消費電力は最大となる。一方、図1(c)のように、奇数行(又は偶数行)のみを1行ずつ順に選択し、その後に残りを1行ずつ順に選択する場合には、アドレッシング途中でのデータ電極の電位変化は1回となる。この場合に消費電力は最小(概ね、最大値/行数)となる。したがって、行選択順序の選択肢が図1(b)(c)の2通りであったとしたら、市松模様の表示においては図1(c)の1行置きの飛び越し走査順を適用してアドレッシングを行うのが極めて有利である。
【0011】
実際の表示のパターンは不特定で多種多様であるので、より多くの選択肢を設けるのが望ましい。選択肢の最大個数は行数Nの階乗(N!)である。最大個数又はそれ以下の複数個の選択肢のそれぞれについて予想の電力消費量を算出し、算出値の最も小さい選択肢をアドレッシングに適用すれば、表示データ(表示のパターン)に係わらず固定の順序でアドレッシングを行うのと比べて、消費電力は減少する。
【0012】
また、画面を列方向に2個以上のブロックに区分し、ブロック毎に行選択順序の変更を行えば、選択肢の最大個数は各ブロックに属する行の数n(n<N)の階乗になるので、電力消費量の算出に係る演算処理量を大幅に低減することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
図2は本発明に係るプラズマ表示装置100の構成図である。
【0018】
プラズマ表示装置100は、薄型カラー表示デバイスであるAC型のPDP1と、M列N行の画面ESを構成する縦横に並んだ多数のセルを選択的に点灯させるための駆動ユニット80とから構成されており、壁掛け式テレビジョン受像機、コンピュータシステムのモニターなどとして利用される。
【0019】
PDP1は、点灯維持放電(表示放電ともいう)を生じさせるための電極対をなす第1及び第2の主電極X,Yが平行配置され、各セルにおいて主電極X,Yと第3の電極としてのアドレス電極Aとが交差する3電極面放電構造をとる。主電極X,Yは画面の行方向(水平方向)に延び、第2の主電極Yはアドレッシングに際して行単位にセルを選択するためのスキャン電極として用いられる。アドレス電極Aは列方向(垂直方向)に延びており、列単位にセルを選択するためのデータ電極として用いられる。基板面のうちの主電極群とアドレス電極群とが交差する範囲が表示領域(すなわち画面)となる。
【0020】
駆動ユニット80は、コントローラ81、データ処理回路83、本発明に特有の電力演算回路85、Xドライバ86、Yドライバ87、及びアドレスドライバ89を有している。駆動ユニット80にはTVチューナ、コンピュータなどの外部装置からR,G,Bの各色の輝度レベル(階調レベル)を示す画素単位のフィールドデータDfが、各種の同期信号とともに入力される。
【0021】
フィールドデータDfは、データ処理回路83におけるフレームメモリ831に一旦格納された後、階調表示を行うためのサブフィールドデータDsfに変換される。サブフィールドデータDsfはサブフィールドメモリ832に格納され、適時にアドレスドライバ89にシリアル転送される。サブフィールドデータDsfの各ビットの値は、サブフィールドにおけるセルの点灯の要否を示す情報、厳密にはアドレス放電の要否を示す情報である。
【0022】
Xドライバ86は主電極Xの電位を制御し、Yドライバ87は主電極Yの電位を制御する。アドレスドライバ89は図3に示すプッシュプル構成のスイッチング回路891をアドレス電極A毎に1個ずつ備えており、各アドレス電極Aの電位をサブフィールドデータDsfに応じて独立に制御することができる。スイッチング素子Q1がオンになれば、アドレス電極Aは所定の電源電位(Va)にバイアスされ、スイッチング素子Q2がオンになればアドレス電極Aは接地電位になる。
【0023】
以上の構成要素からなるプラズマ表示装置100では、アドレス電極間の静電容量に因る電力消費を最小限に抑えるため、アドレッシングにおける行選択(走査)の順序がサブフィールドデータDsfに応じて変更される。電力演算回路85は、アドレッシング毎に対象範囲の行数分のサブフィールドデータDsfに基づいて、予め登録されている演算式によって消費電力を計算し、計算値を示すデータD85をコントローラ81へ出力する。コントローラ81は、複数の順序Zq(q=1,2,3…)を記憶するROM810を備え、データD85に基づいて最も消費電力の小さい順序を判別する。そして、コントローラ81はYドライバ87に対して行選択の順序指定を行うとともにデータ処理回路83に対してサブフィールドデータDsfの転送の順序指定を行う。
【0024】
図4は駆動シーケンスの概要を示す図である。
【0025】
テレビジョン映像の表示においては、2値の点灯制御によって階調再現を行うために、入力画像である時系列の各フィールドf(符号の添字は表示順位を表す)を例えば8個のサブフレームsf1,sf2,sf3,sf4,sf5,sf6,sf7,sf8に分割する。言い換えれば、フレームを構成する各フィールドfを8個のサブフレームsf1〜sf8の集合に置き換える。なお、コンピュータ出力などのノンインタレース形式の画像を再生する場合には、各フレームを8分割する。そして、これらサブフィールドsf1〜sf8における輝度の相対比率がおおよそ1:2:4:8:16:32:64:128となるように重み付けをして各サブフィールドsf1〜sf8の点灯維持放電の回数を設定する。サブフィールド単位の点灯/非点灯の組合せでRGBの各色毎に256段階の輝度設定を行うことができるので、表示可能な色の数は2563 となる。
【0026】
各サブフィールドsf1〜sf8に割り当てるサブフィールド期間Tsfは、帯電分布を初期化する準備期間TR、表示内容に応じた帯電分布を最適順序の行選択により形成するアドレス期間TA、及び階調レベルに応じた輝度を確保するために点灯状態を維持するサステイン期間TSからなる。
【0027】
駆動波形については種々の変更が可能であり、図4の波形は一例である。ここでは書込み形式のアドレッシングを行うものとして例示の波形を説明する。
【0028】
準備期間TRにおいては、例えば全ての主電極Xに一斉に正極性のパルスPrxを印加する。同時に全てのアドレス電極Aに主電極Xとの間の放電を防止するためのパルスPraを印加する。電圧パルスPraの印加により画面全体で面放電が生じる。そして、パルスPrxの立下がりで過剰の壁電荷による自己放電が生じて壁電荷がほぼ完全に消失する。
【0029】
アドレス期間TAにおいては、上述のとおり最適の順序で行選択を行い、点灯すべきセルのみに点灯維持に必要な壁電荷を形成する。全ての主電極X及び全ての主電極Yを所定電位にバイアスした状態で、所定順で進める行選択に同期して、選択行に対応した1つの主電極Yに負極性のスキャンパルスPyを印加し、これと同時に点灯すべきセルに対応したアドレス電極AにアドレスパルスPaを印加する。点灯すべきセルでアドレス放電が生じて所望の壁電荷が形成される。なお、消去アドレス形式の場合は、準備期間TRで全面を均一に帯電させておき、非点灯とすべきセルのみでアドレス放電を生じさせて不要の壁電荷を消去し、点灯すべきセルに壁電荷を残すようにする。
【0030】
サステイン期間TSにおいては、不要の放電を防止するために全てのアドレス電極Aを正極性の電位にバイアスする。主電極Yと主電極Xとに交互に正極性のサステインパルスPsを印加する。サステインパルスPsの波高値は放電開始電圧より低い。サステインパルスPsの印加毎に、アドレス期間TAにおいて壁電荷が形成されたセルで面放電が生じる。
【0031】
以下、アドレス電極間容量に係る消費電力の計算方法について説明する。
【0032】
画面の行数Nは例えばSVGA仕様で1024にもなり、行選択順序の選択肢の最大数は膨大な値になる。このため、サブフィールド毎に全ての選択肢について消費電力をリアルタイムに計算するのは現状の演算デバイスの能力では無理といえる。したがって、本実施形態では、図5のように画面ESを複数個のブロックes(図中の添字は配置順のブロック番号を表す)に区分し、ブロックes毎に行選択順序の変更を行う。
〔第1の計算方法〕
まず、画面ESをブロックesに区分しない場合における1つのアドレッシング過程での充電電力を考える。画面ESの行数をN、1行のセル数(列数)をMとする。
【0033】
i番目の行のj番目のセルのサブフィールドデータ(以下、表示データという)をa(i,j) 〔a(i,j)={0,1 }〕とする。アドレス電極間容量への充電電力は隣接するセルどうしの表示データの差で表すことができる。
【0034】
b(i,j) =a(i,j+1) −a(i,j) 〔b(i,j) = {-1,0,1}〕 …(1)
と定義し、i番目に走査する行をσ(i) と定義する。
【0035】
表示データの差b(σ(i),j )がb(σ(i+1),j )に変化した時の、該当するアドレス電極間容量に対する充電電力をf(b(σ(i),j ),b(σ(i+1),j )とすると、充電電力Pは、(2)式で表される。
【0036】
【数1】
【0037】
ここで、充電電力Pにはアドレス電極Aの電位変化のタイミングが関係する。表示データがa(i,j) からa(i+1,j) に変化する時に、図6(a)のようにアドレス電極電位の立下がりのタイミングと立上がりのタイミングを同時とするスイッチング制御形態(これを形態Aと呼称する)と、図6(b)のように時間的にずらすスイッチング制御場合(これを形態Bと呼称する)とがある。
【0038】
アドレス電極間の容量をC、表示データが「1」であるときのアドレス電極Aの設定電位と、表示データが「0」であるときの設定電位との差をVとする。
【0039】
〔形態Aの場合〕
図7(a)のようにb(i,j) の値が、0から−1又は1に変化する場合の充電電力はCV2 、−1から1へ又はその逆の変化をする場合の充電電力は2CV2 である。b(i,j) の値が−1又は1から0に変化する場合は電極間容量に蓄積された電荷が放電するだけなので電力消費はない。
【0040】
【数2】
【0041】
〔形態Bの場合〕
図7(b)のようにb(i,j) の値が、−1からl又はその逆の変化をする場合は、電極間電位が2段階の変化をする。その際、2つの段階のうち1つは電極間容量に蓄積された電荷が放電するだけなので、電力消費はない。したがって、この場合の電力消費はCV2 になる。他は形態Aと同じである。
【0042】
【数3】
【0043】
次に、ブロックeS毎に行選択順序を最適化する場合の充電電力の計算法を説明する。
【0044】
便宜上、行の番号を付け替え、注目ブロックの1つ前にアドレッシングをするブロックで最後に選択する行番号を0とし、注目ブロックの行番号を1からnとする。先頭のブロックの場合は、行番号0の表示データは、全て0とする。
【0045】
ブロックで消費される充電電力を計算するために、まず、次の量を計算する。
【0046】
【数4】
【0047】
これは、行iの表示データから行jの表示データへ変化した時にアドレス電極間容量に充電される電力を表す。なお、行選択順序の決定のためには相対的な充電電力が分かればよいので、(5)式の計算においては、1単位の充電電力CV2 の値を任意に定めてもよい。
【0048】
ブロック内でi番目に選択される行の番号をσ(i)とすると、ブロックのアドレッシングで消費される充電電力p(σ)は、
【0049】
【数5】
【0050】
となる。行数で定まる全ての行選択順序についてp(σ)を計算し、最も小さいp(σ)を与える行選択順序を、そのブロックのアドレッシングに適用する。
〔第2の計算方法〕
以下、上述の計算方法よりも計算量の少ない方法を説明する。
【0051】
最初に充電電力の別の表式を導出する。
【0052】
アドレッシング過程の始めと終わりでは、アドレス電極Aの電位が「0」レベルとなる。すなわち全てのアドレス電極間の状態が0状態になる。このことを考えると、図7の状態遷移において、0から−1又は+1への遷移と、−1又は+1から0への遷移は、1回のアドレッシングにおいて同数回発生する。したがって、0から−1又は+1への遷移における電力消費と、−1又は+1から0への遷移における充電電力を、それぞれ1/2単位として充電電力を計算しても同じ値が得られる。つまり、
【0053】
【数6】
【0054】
と書くことができる。したがって、各ブロックesに対応する(7)式の部分和を小さくするように、各ブロックes内での行選択順序を決定すれば、充電電力を低減することができる。以下、簡単のためにCV2 /2=1とする。
【0055】
次に、ブロックes毎にスキャン順を決定する際の(7)式の部分和の計算法を説明する。
【0056】
第1の計算方法と同様に、便宜的に行番号を付け替え、注目ブロックの1つ前にアドレッシングをするブロックで最後に選択する行番号を0とし、注目ブロックの行番号を1からnとする。先頭のブロックの場合は、行番号0の表示データは、全て0とする。
【0057】
ブロックesにおける部分和を計算するために、まず、次の量を計算する。
【0058】
【数7】
【0059】
次に、ブロックes内でi番目に選択される行の番号をσ(i)とすると、ブロックesに対応する部分和はp’(σ)は、
【0060】
【数8】
【0061】
となる。行数で定まる全ての行選択順序についてp’(σ)を計算し、最も小さいp’(σ)を与える行選択順序を注目ブロックのアドレッシングに適用する。
【0062】
第1の計算方法と異なるところは、h’(i,j) =h’(j,i) が成り立つことであり、これにより、h’(i,j) の計算量がh(i,j) の計算量の半分になる。
【0063】
なお、0から−1又は+1への遷移における電力消費と、−1又は1から0への遷移における充電電力を、それぞれCV2 /2として計算しても同じ結果が得られるのは、形態A、形態Bとも同様である。
【0064】
以上の第1及び第2の計算方法において、複数のブロックesの行数は同一でなくてもよく、また、ブロックesは番号の連続した行で構成されていなくてもよい。画面ESが上下に分割され、2行を同時に選択する駆動形態においても、分割した領域毎に又は各領域をさらにブロックに区分して行選択順序を決定すればよい。本発明は書込みアドレス形式と消去アドレス形式とを問わず、PDP以外の表示パネルにも適用することができる。
【0065】
【発明の効果】
本発明によれば、隣接したデータ電極間の静電容量の充電に費やす電力を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明に係るプラズマ表示装置の構成図である。
【図3】アドレスドライバの要部の回路図である。
【図4】駆動シーケンスの概要を示す図である。
【図5】アドレッシングの順序変更に係わる画面分割の模式図である。
【図6】アドレス電極の電位の切換えタイミングを示す図である。
【図7】隣接電極間の状態の遷移と充電電力との関係を示す図である。
【符号の説明】
Y 主電極(スキャン電極)
A アドレス電極(データ電極)
1 PDP(表示パネル)
Dsf サブフィールドデータ(表示データ)
D1,D2 ダイオード
ES 画面
es ブロック
Claims (8)
- 画面の列方向に並ぶ複数のスキャン電極と、行方向に並ぶ複数のデータ電極とを有した表示装置であって、
前記スキャン電極に対する個別の電位制御による行選択に同期して、表示データに応じて前記データ電極の電位を制御する行単位のアドレッシングを行うアドレッシング手段と、
該アドレッシングに先立って、前記複数の行選択順序の各々について且つアドレッシングすべき全ての行について、第1の行における隣接セル間のデータ差と前記第1の行に後続してアドレッシングする第2の行における前記隣接セルと同一のデータ電極に対応する2つのセルの間のデータ差との変化分を演算し、前記複数の行選択順序についての演算結果に基づいて前記複数の行選択順序の内の何れか1つを前記アドレッシング手段が行うアドレッシングの行選択順序として選択設定する行選択順序設定手段とを有し、
設定した行選択順序を適用してアドレッシングを行うことを特徴とする表示装置。 - 画面の列方向に並ぶ複数のスキャン電極と、行方向に並ぶ複数のデータ電極とを有し、1フレームを複数のサブフレームに分割して表示を行う表示装置であって、
少なくとも1つの前記サブフレームにおいて、前記スキャン電極に対する個別の電位制御による行選択に同期して、表示データに応じて前記データ電極の電位を制御する行単位のアドレッシングを行うアドレッシング手段と、
該アドレッシングに先立って、前記複数の行選択順序の各々について且つアドレッシングすべき全ての行について、第1の行における隣接セル間のデータ差と前記第1の行に後続してアドレッシングする第2の行における前記隣接セルと同一のデータ電極に対応する2つのセルの間のデータ差との変化分を演算し、前記複数の行選択順序についての演算結果に基づいて前記複数の行選択順序の内の何れか1つを前記アドレッシング手段が行うアドレッシングの行選択順序として選択設定する行選択順序設定手段とを有し、
設定した行選択順序を適用してアドレッシングを行うことを特徴とする表示装置。 - 前記行選択順序設定手段は、前記複数の行選択順序の各々での消費電力を、前記変化分に基づいて予測する予測手段を含んで構成したことを特徴とする
請求項1乃至請求項2の何れか1項に記載の表示装置。 - 前記画面を列方向に複数のブロックに区分し、
該ブロック毎に、前記行選択順序設定手段により設定した行選択順序を適用してアドレッシングを行うように構成したことを特徴とする
請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の表示装置。 - 行選択順序設定手段は、前記予測手段により予測した前記複数の行選択順序の各々の消費電力の内、最も小さい1つの行選択順序を選択設定することを特徴とする
請求項3に記載の表示装置。 - 画面の列方向に並ぶ複数のスキャン電極と、行方向に並ぶ複数のデータ電極とを有した表示装置の駆動方法であって、
前記スキャン電極に対する個別の電位制御による行選択に同期して、表示データに応じて前記データ電極の電位を制御する行単位のアドレッシングに先立って、
前記複数の行選択順序の各々について且つアドレッシングすべき全ての行について、第1の行における隣接セル間のデータ差と前記第1の行に後続してアドレッシングする第2の行における前記隣接セルと同一のデータ電極に対応する2つのセルの間のデータ差との変化分を演算し、前記複数の行選択順序についての演算結果に基づいて前記複数の行選択順序の内の何れか1つを前記アドレッシング手段が行うアドレッシングの行選択順序とし て選択設定し、
設定した行選択順序を適用してアドレッシングを行うことを特徴とする表示装置の駆動方法。 - 画面の列方向に並ぶ複数のスキャン電極と、行方向に並ぶ複数のデータ電極とを有し、1フレームを複数のサブフレームに分割して表示を行う表示装置の駆動方法であって、
少なくとも1つの前記サブフレームにおいて、前記スキャン電極に対する個別の電位制御による行選択に同期して、表示データに応じて前記データ電極の電位を制御する行単位のアドレッシングに先立って、
前記複数の行選択順序の各々について且つアドレッシングすべき全ての行について、第1の行における隣接セル間のデータ差と前記第1の行に後続してアドレッシングする第2の行における前記隣接セルと同一のデータ電極に対応する2つのセルの間のデータ差との変化分を演算し、前記複数の行選択順序についての演算結果に基づいて前記複数の行選択順序の内の何れか1つを前記アドレッシング手段が行うアドレッシングの行選択順序として選択設定し、
設定した行選択順序を適用してアドレッシングを行うことを特徴とする表示装置の駆動方法。 - 前記行選択順序の選択設定は、前記複数の行選択順序の各々での消費電力を、前記変化分に基づいて予測して選択設定することを特徴とする
請求項6乃至請求項7の何れか1項に記載の表示装置の駆動方法。
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