JPH08101637A - 二進情報表示装置 - Google Patents

二進情報表示装置

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JPH08101637A
JPH08101637A JP6238196A JP23819694A JPH08101637A JP H08101637 A JPH08101637 A JP H08101637A JP 6238196 A JP6238196 A JP 6238196A JP 23819694 A JP23819694 A JP 23819694A JP H08101637 A JPH08101637 A JP H08101637A
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JP
Japan
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linear cam
linear
cam
stepping motor
pin
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Withdrawn
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JP6238196A
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English (en)
Inventor
Takashi Inota
隆 猪田
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
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Priority to US08/537,238 priority patent/US5772440A/en
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    • G09BEDUCATIONAL OR DEMONSTRATION APPLIANCES; APPLIANCES FOR TEACHING, OR COMMUNICATING WITH, THE BLIND, DEAF OR MUTE; MODELS; PLANETARIA; GLOBES; MAPS; DIAGRAMS
    • G09B21/00Teaching, or communicating with, the blind, deaf or mute
    • GPHYSICS
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    • G09B21/00Teaching, or communicating with, the blind, deaf or mute
    • G09B21/001Teaching or communicating with blind persons
    • G09B21/003Teaching or communicating with blind persons using tactile presentation of the information, e.g. Braille displays
    • G09B21/004Details of particular tactile cells, e.g. electro-mechanical or mechanical layout
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09FDISPLAYING; ADVERTISING; SIGNS; LABELS OR NAME-PLATES; SEALS
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    • G09F9/30Indicating arrangements for variable information in which the information is built-up on a support by selection or combination of individual elements in which the desired character or characters are formed by combining individual elements
    • G09F9/37Indicating arrangements for variable information in which the information is built-up on a support by selection or combination of individual elements in which the desired character or characters are formed by combining individual elements being movable elements
    • G09F9/375Indicating arrangements for variable information in which the information is built-up on a support by selection or combination of individual elements in which the desired character or characters are formed by combining individual elements being movable elements the position of the elements being controlled by the application of a magnetic field

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 二進情報表示装置に係り、小型かつ簡易な構
成で精度の高い二進情報表示装置を低コストで提供す
る。 【構成】 支持部材12によって直線移動自在に支持さ
れた複数の平行なピン11をそれぞれ軸線方向に押圧し
て表示面12aから出没させる駆動機構13を、ピン1
1の軸線に交差する方向に移動させられることによりピ
ン11を軸線方向に移動させるリニアカム16と、その
リニアカム16を直線移動させるステッピングモータ2
0およびそのシャフト19の回転運動をリニアカム16
の直線運動に変換する変換手段21およびリニアカム1
6が基準位置に到達したときにステッピングモータ20
の原点位置を設定するリセット手段22からなる直線移
動機構17とから構成し、幅方向寸法を抑制して小型化
を図り、回転位置検出器の使用を排して装置全体を簡易
な構造とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、平行間隔を空けて複数
配列されたピンを、表示面から別々に出没させることに
より、点字等の二進数で表される情報を表示する二進情
報表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の二進情報表示装置としては、例
えば、ドイツ連邦共和国公開特許公報DE433339
9A1に示される構造の点字表示装置がある。この点字
表示装置1は、図6に示すように、点字の各凸部を表示
するためのピン2を平行間隔を空けて複数配列するとと
もに、該ピン2を平板状の支持部材3に設けた複数の貫
通孔4にそれぞれ挿通状態に配することにより軸線方向
に別々に摺動自在としている。また、ピン2の一端に
は、ピン2に直交する軸線を有する円柱状のカム5が接
触状態に配されており、該カム5をその軸線回りに回転
させることによって、カム5の表面の凹部5aおよび凸
部5bに倣わせて各ピン2を支持部材3の表面から出没
させるようになっている。
【0003】かかる構造の点字表示装置1では、カム5
に直結したモータ6の回転角度に応じて各ピン2の配列
方向に対するカム5の凹凸の組み合わせを変化させるこ
とにより、支持部材3の表面から突出するピン2を異な
らせて、種々の点字を表示することができるようになっ
ている。
【0004】ところで、このような円柱状のカム5を回
転させることによって種々の点字を表示する場合には、
カム5の回転角度位置、すなわち、カム5に直結してい
るモータ6の回転角度位置を正確に把握しておく必要が
ある。従来、モータ6の回転角度位置を把握しておくた
めの手段として、エンコーダ等の回転位置検出器(図示
略)をモータ6に取り付ける方法が採用されている。そ
して、カム5を適宜に選定した基準位置に配置した状態
で、回転位置検出器の原点位置をリセットすることによ
り、原点位置からの相対回転角度に応じてカム5の回転
角度位置を認識するようになっている。
【0005】一方、小型で簡易な構造の制御用モータと
して、ステッピングモータが広く一般に使用されてい
る。このステッピングモータは、パルス信号ごとに巻線
の励磁電流を切り換えることにより、磁気引力または磁
気反発力によって、一定の回転角度だけの回転移動を行
うものである。したがって、ステッピングモータによれ
ば、パルスからトルクへのパワー変換をオープンループ
のデジタル制御で行うことができ、低価格かつ累積誤差
の小さい駆動機構を構成することができるという利点を
有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の点字表示装置1にステッピングモータを使用する場
合においては、以下の問題点がある。第1に、カム5の
回転角度位置を把握するために、回転位置検出器を採用
することとすれば、制御に際して回転位置検出器が不要
であるというステッピングモータの利点を損うこととな
り不合理である。また、回転位置検出器を接続するため
の機構や配線等、構造が複雑になり装置全体が高価なも
のとなってしまうという不都合がある。
【0007】第2に、上記不都合を回避すべく、回転位
置検出器を使用することなく、ステッピングモータの原
点位置をリセットする場合に、原点位置を一義的に決定
することができないという問題がある。すなわち、この
場合には、ステッピングモータのコイルに特定のパター
ンのパルス電位を印加して、その停止位置を原点位置と
して設定することになるが、ステッピングモータにおい
ては、その分解能を向上するために、コイルに印加する
同一パターンのパルス電位に対して、2箇所以上の回転
角度位置を設定することがあるからである。
【0008】第3に、円柱状のカム5の一回転のうち
に、複数パターンの凹凸を周方向に形成しなければなら
ないので、パターン数が多くなるとカム5の直径が大き
くならざるを得ず、小型化、特に、隣接方向の寸法の低
減を図ることが困難になるという問題点がある。しか
も、カム5とモータ6とを直結した場合には、ピン2の
動作はカム5の形状に大きく依存することとなるため、
カム5をきわめて精度良く加工する必要があり、製品コ
ストが増大してしまうという不都合が考えられる。
【0009】また、ステッピングモータを使用しない点
字表示装置(図示略)として、上記カム5に代えて、各
ピン2の下端を押圧するバイメタルよりなるアクチュエ
ータを採用した構造のものが提案されている。この点字
表示装置によれば、上記ステッピングモータにおける場
合のような不都合はなく、ピン2の配列方向に直交する
方向の寸法はある程度抑制されることになる。
【0010】しかしながら、バイメタルよりなるアクチ
ュエータを駆動するためには、一般に、高電圧電源を必
要とするため、点字表示装置本体とは別に、大型の電源
装置が必要であり、装置全体としてはやはり小型化を図
ることが困難であるという不都合がある。また、かかる
点字表示装置においては、上記理由からポータブル化の
要請に応えることができないという問題点がある。
【0011】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
ものであって、エンコーダのような回転位置検出器を使
用することなく、小型かつ簡易な構成で精度の高い二進
情報表示装置を低コストで提供することを目的としてい
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、一定の間隔をおいて配列される複数の平
行なピンと、各ピンを軸線方向に沿って別々に直線移動
自在に支持する支持部材と、ピンの一端を軸線方向に押
圧して他端を支持部材に設けた表示面から出没させる駆
動機構とを具備し、該駆動機構が、ピンの軸線に交差す
る方向に移動させられてその表面の凹凸によりピンを軸
線方向に移動させるリニアカムと、該リニアカムを直線
移動させる直線移動機構とからなり、該直線移動機構
が、ピンに交差する軸線回りにシャフトを回転させるス
テッピングモータと、該シャフトと前記リニアカムとの
間に設けられシャフトの回転運動をリニアカムの直線運
動に変換する変換手段とを有するとともに、前記リニア
カムの移動領域の近傍に配され、リニアカムが基準位置
に到達したときに、ステッピングモータの原点位置を設
定するリセット手段が設けられている二進情報表示装置
を提案している。
【0013】上記二進情報表示装置においては、リセッ
ト手段が、一方向から基準位置に到達したリニアカムに
当接させられて、該リニアカムのそれ以上の同方向への
移動を係止するストッパよりなる構成としてもよく、基
準位置に到達したリニアカムを検知するとともに、ステ
ッピングモータに対して原点位置のリセット信号を送信
するセンサよりなる構成としてもよい。
【0014】
【作用】本発明に係る二進情報表示装置によれば、駆動
機構の作動によって、直線移動機構を構成するステッピ
ングモータが作動させられると、ステッピングモータの
シャフトの軸線回りの回転運動が変換手段の作動によっ
てリニアカムの直線運動に変換させられる。これによ
り、リニアカムが、ピンの軸線に交差する方向に直線移
動させられる。
【0015】リニアカムには、特定のパターンに形成さ
れた凹凸が設けられているので、この凹凸がリニアカム
の移動に伴って、ピンの一端を押圧することにより、各
ピンが軸線方向に変位させられることになる。これによ
り、支持部材に支持された複数のピンが他端を表示面か
ら出没させられることにより、表示面に二進情報が表示
されることになる。
【0016】また、上記二進情報表示装置において、リ
セット手段を、一方向から基準位置に到達したリニアカ
ムに当接させられて、リニアカムのそれ以上の同方向へ
の移動を係止するストッパにより構成すれば、リニアカ
ムは、ストッパに当接することによって基準位置に固定
される。このとき、リニアカムに変換手段を介して接続
されているステッピングモータのシャフトも固定される
ことになり、継続してパルス電圧を印加されるステッピ
ングモータは、脱調させられて強制的に原点位置に位置
合わせされることになる。これにより、なんらの検出装
置を用いることなく、ステッピングモータが原点位置に
リセットされることになり、簡易な構造で、小型かつ安
価な二進情報表示装置を提供することが可能となる。
【0017】また、上記二進情報表示装置において、リ
セット手段を、基準位置に到達したリニアカムを検知し
かつステッピングモータに対して原点位置のリセット信
号を送信するセンサにより構成すれば、高価な回転位置
検出器を使用することなく、基準位置に配されたリニア
カムに対してステッピングモータの原点位置を容易、か
つ、確実に設定することが可能となる。
【0018】
【実施例】以下、本発明に係る二進情報表示装置の一実
施例について図1および図2を参照して説明する。本実
施例に係る二進情報表示装置10は、例えば、4ビット
の二進情報を表示する装置であって、図1に示すよう
に、平行な等間隔をあけて配される4本のピン11と、
これらのピン11を鉛直方向に摺動自在に支持する支持
部材12と、前記ピン11の下端11aにおいてピン1
1を上方に押圧して、各ピン11を別々に上下方向に移
動させる駆動機構13とを具備している。
【0019】前記支持部材12は、前記駆動機構13を
取り付けているケーシング14に固設される板状部材で
あって、鉛直方向に平行間隔を空けて穿設される複数の
貫通孔15のそれぞれに、前記ピン11を挿通状態に配
するようになっている。これらの貫通孔15は、ピン1
1よりも若干大きな外径寸法に形成されており、駆動機
構13によって変位させられるピン11をその軸線方向
のみに摺動可能に支持するようになっている。
【0020】前記駆動機構13は、例えば、ケーシング
14内に収納状態に配されるリニアカム16と該リニア
カム16を直線移動させる直線移動機構17とから構成
されている。前記リニアカム16は、略長方形板状に形
成され、その上面に、図1に示すような一定の高低差を
有する凸部18aと凹部18bとからなる凹凸面18を
有している。
【0021】凸部18aと凹部18bとの間隔の最低寸
法は、前記支持部材12に支持されるピン11の間隔寸
法の1/2となるように設定されているとともに、凸部
18aと凹部18bとは緩やかな傾斜面18cによって
接続されている。また、前記ピン11は、少なくともそ
の下端11aを略球面状に形成されており、凹凸面18
から付与される力によって各ピン11を円滑に上下動さ
せることができるようになっている。
【0022】また、凸部18aの上端からリニアカム1
6の下端までの高さ寸法は、ケーシング14内部の天井
面14aから底面14bまでの高さ寸法よりも若干小さ
く形成されている。これにより、直線移動機構17によ
って駆動されるリニアカム16は、ケーシング14内を
鉛直方向に振れることなくかつ回転を防止された状態
で、水平方向のみに直線移動するように案内されてい
る。
【0023】前記ケーシング14の天井面14aから
は、前記支持部材12の貫通孔15内に支持された前記
ピン11の下端11aが、ケーシング14内部に突出さ
せられるようになっている。これにより、リニアカム1
6は、ピン11の下端11aにその凹凸面18を接触状
態に配される。そして、凸部18aによってピン11を
上昇させることにより、該ピン11を支持部材12の上
面に配されている表示面12aから上方に突出させ、
「1」値を表示するようになっている。また、ピン11
が凹部18bに配されたときには、ピン11は下降させ
られて、表示面12aよりも下方にその上端11bを配
し、表示面12aには「0」値が表示されるようになっ
ている。
【0024】前記直線移動機構17は、例えば、水平に
配されるシャフト19をその軸線回りに回転させるステ
ッピングモータ20と、該ステッピングモータ20の回
転運動を前記リニアカム16の直線運動に変換する送り
ネジ機構21(変換機構)とを具備する。また、この直
線移動機構17は、リニアカム16が基準位置に配され
たときにステッピングモータ20の原点位置を設定する
リセット手段22を具備している。
【0025】該送りネジ機構21は、ステッピングモー
タ20のシャフト19に設けた雄ネジ21aと、リニア
カム16に設けた雌ネジ21bとからなり、所定のリー
ドによって、ステッピングモータ20の回転運動をリニ
アカム16の直線運動に変換することができるようにな
っている。また、前記リセット手段22は、ケーシング
14の内面のうち、リニアカム16の進行方向を遮るよ
うに配される当接面14c(ストッパ手段)によって構
成されている。
【0026】この当接面14cは、リニアカム16が前
進させられて、基準となる二進情報を各ピン11が表示
することとなる基準位置、すなわち、図1中に鎖線で示
す位置にリニアカム16が配されたときに、該リニアカ
ム16の前端面16aに当接して、該リニアカム16の
それ以上の進行を係止するように設けられている。これ
により、ステッピングモータ20に印加される駆動指令
信号に応じてステッピングモータ20が駆動させられて
も、リニアカム16が当接面14cに当接して停止状態
に保持されることによって、送りネジ機構21を介して
シャフト19も停止状態に保持されることになる。した
がって、ステッピングモータ20は、駆動指令信号が終
了するまで脱調させられることになり、駆動指令信号が
終了した時点で強制的に原点位置に設定されるようにな
っている。
【0027】このように構成された二進情報表示装置1
0によれば、直線移動機構17を構成するステッピング
モータ20に駆動指令信号が印加され、該駆動指令信号
に応じてシャフト19が回転させられると、送りネジ機
構21のリードに応じてリニアカム16が直線移動させ
られることになる。リニアカム16には、ピン11の下
端11aに接触状態に配される凹凸面18が設けられて
いるので、この凹凸面18の高低差によってピン11が
上下方向に変位させられる。その結果、凹凸面18の凸
部18aと凹部18bとの配列パターンに応じてピン1
1の上端11bが表示面12aから出没させられて、4
ビットの二進情報が表示されることになる。
【0028】例えば、図1に示す二進情報表示装置10
は、図の左から「0100」の4ビットの二進情報を表
示している。また、ステッピングモータ20のシャフト
19を複数回転させることによって凸部18aと凹部1
8bとの配列ピッチ1ピッチ分だけリニアカム16を直
線移動させることにより、図2に示すように「000
1」の二進情報が表示されることになる。
【0029】この場合に、本実施例に係る二進情報表示
装置10によれば、リニアカム16を採用するとともに
送りネジ機構21によって、ステッピングモータ20の
回転運動をリニアカム16の直線運動に変換することと
しているので、従来のようにモータ6の一回転の間に複
数パターンの二進情報を表示する必要がない。したがっ
て、例えば、ステッピングモータ20のシャフト19を
複数回転させて、二進情報のパターンを変化させるよう
に設定することができる。
【0030】その結果、リニアカム16の凹凸面18の
形状の誤差が二進情報に敏感に反映されることが回避さ
れるので、リニアカム16を高精度に加工する必要がな
く、加工工数および部品単価を低減することができる。
また、表示すべき二進情報が増大した場合には、リニア
カム16の長さを増大させるだけで済み、従来の円柱状
のカム5のようにその外径寸法を増大させる必要がな
い。したがって、幅方向の寸法を低減して小型化を図る
ことができる。
【0031】しかも、ステッピングモータ20を採用し
ているために、印加電圧は比較的低電圧で済み、バイメ
タルを使用した場合のような複雑な高電圧回路を必要と
しないので、二進情報表示装置10全体の小型化を図る
ことができる。
【0032】また、本実施例においては、ステッピング
モータ20の原点位置を設定するためのリセット手段2
2として、リニアカム16の前端面16aに当接してこ
れを係止する当接面14cを採用しているので、簡易な
構成によって、確実に原点位置のリセットを行なうこと
ができる。その結果、正確な二進情報を表示することが
できる。
【0033】ステッピングモータ20の原点位置の設定
は、具体的には、電源投入時等、必要に応じて実施され
るが、これらの場合に、例えば、電源投入時には、電源
スイッチをON状態としたときに、また、その他の場合
には、リセットスイッチを操作したときに実施されるよ
うにしておけばよい。このステッピングモータ20の原
点位置の設定作業は、リニアカム16がどの位置にあっ
ても確実に実施されるように、リニアカム16が、少な
くとも全動作距離に相当する距離だけ当接面14cに向
けて移動し得る程度の駆動指令信号をステッピングモー
タ20に印加することにより行なうこととすればよい。
【0034】したがって、本実施例の二進情報表示装置
10によれば、ステッピングモータ20の回転角度を検
出する回転位置検出器のような高価かつ複雑な検出手段
を搭載する必要がないので、簡易かつ高精度の制御を実
現し得るステッピングモータ20の利点を最大限に発揮
させて、安価な装置を提供することができる。
【0035】次に、本発明に係る二進情報表示装置の第
2実施例を図3および図4を参照して説明する。なお、
本実施例において、上記第1実施例と構成を共通とする
箇所に同一符号を付して説明を簡略化する。この実施例
は、上記二進情報表示装置10を、点字表示装置30と
して使用する場合を示したものであって、図3に示すよ
うに、4行2列、計8本のピン11を駆動するユニット
31を点字1文字を表示する装置として構成している。
【0036】すなわち、本実施例に係る点字表示装置3
0は、2列に配される8本のピン11と、これらのピン
11を上下方向に摺動自在に支持する支持部材12と、
各ピン11を上下動させるために1列ごとに設けられる
2組の駆動機構13とから構成されている。駆動機構1
3は、上記二進情報表示装置10と同様の構成となって
いる。
【0037】各駆動機構13を構成している2つのステ
ッピングモータ20は、ユニット31自体の幅寸法を極
力小さなものとするために、上下方向にずらして幅方向
に重複するように配置されている。図4中符号32は、
部品を共通化するためにリニアカム16に設けた雌ネジ
孔、33はステッピングモータ20をケーシング14に
固定するための固定用基板、34はこの点字表示装置を
図4のように隣接配置するときにケーシングどうしを位
置決めするための位置決め凸部である。
【0038】このように構成された点字表示装置30に
よれば、ステッピングモータ20の駆動によって2つの
リニアカム16をそれぞれ直線移動させることにより、
各ピン11を列毎に表示面12aに突出させて、点字一
字を表示することができることになる。そして、電源投
入時等においては、第1実施例における二進情報表示装
置10と同様にリセット手段22の作動によってステッ
ピングモータ20の原点位置を正確に設定して、駆動指
令信号に対する正確な点字を表示できるようになってい
る。
【0039】そして、このような点字表示装置30にあ
っては、図4に示すように、上記ユニット31が幅方向
に複数配列されて使用されることにより、複数の点字を
1行表示することが可能となる。この場合に、本実施例
の点字表示装置30においては、ステッピングモータ2
0とリニアカム16とを有する直線移動機構17を採用
しているので、ユニット31の幅方向の寸法を低減する
ことが可能である。したがって、隣接するユニット31
により表示される点字の間隔が広がらないように配置し
て表示幅を狭くすることができるとともに、1行に表示
する情報量を増大させることができる。
【0040】なお、上記第1、第2実施例においては、
リセット手段22としてリニアカム16の前端面16a
に当接する当接面14cを採用することとしたが、リニ
アカム16の後端面16bに当接する当接面14cを採
用することとしてもよい。また、リニアカム16の任意
位置に設けたストッパ(図示略)に当接させる当接面1
4cをケーシング14に設けることとしてもよい。さら
に、当接面14cに代えて、リニアカム16の所定位置
を検知する近接スイッチあるいはマイクロスイッチ等の
センサ(図示略)を設け、このセンサにおける検出信号
によって、ステッピングモータ20の原点位置を設定す
ることとしてもよい。
【0041】また、上記各実施例においては、シャフト
19に設けた雄ネジ21aと、リニアカム16に設けた
雌ネジ21bとからなる送りネジ機構21を、ステッピ
ングモータ20の回転運動をリニアカム16の直線運動
に変換する変換手段として採用したが、これに代えて、
例えば、図5に示すラックギヤ35とウォームギヤ36
とからなる変換手段を採用することとしてもよい。
【0042】また、上記実施例においては、4本のピン
11を1列に配列することとしたが、これに代えて、3
本以下あるいは5本以上のピン11を1列に配列するこ
ととしてもよい。さらに、ピン11の移動方向を鉛直方
向とし、リニアカム16の移動方向を水平方向とした
が、それぞれの移動方向はこれに限定されるものではな
く、また、両者の移動方向は直交していなくてもよい。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係る二進
情報表示装置は、一定の間隔をおいて配列される複数の
平行なピンを軸線方向に沿って別々に直線移動自在に支
持する支持部材と、各ピンの一端を軸線方向に押圧して
他端を表示面から出没させる駆動機構とを具備し、駆動
機構が、ピンの軸線に交差する方向に移動させられてそ
の表面の凹凸によりピンを軸線方向に移動させるリニア
カムと、そのリニアカムを直線移動させる直線移動機構
とからなり、直線移動機構が、ピンに交差する軸線回り
にシャフトを回転させるステッピングモータと、シャフ
トの回転運動をリニアカムの直線運動に変換する変換手
段とを有するとともに、リニアカムの移動領域の近傍に
配され、リニアカムが基準位置に到達したときにステッ
ピングモータの原点位置を設定するリセット手段を有し
ているので、以下の効果を奏する。
【0044】まず、ピンを駆動する駆動機構をリニアカ
ムによって実現したから、表示すべき二進情報量の増大
に伴うピンの増加によっても、その幅方向の寸法を増大
させることなく対応することができる。したがって、装
置の小型化を容易に図ることができ、しかも、点字表示
装置のように複数列のピンを隣接配置する場合に、特に
有効である。
【0045】また、リセット手段の採用によって、高価
かつ複雑な構造の回転位置検出器を使用することなく、
ステッピングモータの原点位置を設定することができ
る。これにより、簡易な構成で高精度の制御を実施し得
るというステッピングモータの最大の利点を最大限に引
き出して、安価な装置を提供することができるという効
果を奏する。なお、ステッピングモータの採用を可能と
することによって、電源回路を含めた装置全体を小型化
することができるという利点もある。
【0046】また、上記二進情報表示装置において、リ
セット手段を、一方向から基準位置に到達したリニアカ
ムに当接させられて、それ以上の同方向への移動を係止
するストッパよりなる構成とすれば、上記効果に加え
て、最も簡易にステッピングモータの原点位置をリセッ
トすることができるという効果を奏する。さらに、リセ
ット手段を、基準位置に到達したリニアカムを検知する
とともに、ステッピングモータに対して原点位置のリセ
ット信号を送信するセンサよりなることとしても、上記
と同様に簡易な構成の二進情報表示装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る二進情報表示装置の一実施例を示
す縦断面図である。
【図2】図1の二進情報表示装置において、図1と異な
る二進情報を表示する状態を示す縦断面図である。
【図3】本発明に係る二進情報表示装置の第2実施例を
示す縦断面図である。
【図4】図3の二進情報表示装置を隣接配置して使用す
る点字表示装置を示す斜視図である。
【図5】本発明に係る二進情報表示装置の他の実施例を
示す正面図である。
【図6】二進情報表示装置の従来例を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
10 二進情報表示装置 11 ピン 12 支持部材 12a 表示面 13 駆動機構 14c 当接面(ストッパ) 16 リニアカム 17 直線移動機構 19 シャフト 20 ステッピングモータ 21 送りネジ機構(変換手段) 22 リセット手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定の間隔をおいて配列される複数の平
    行なピンと、各ピンを軸線方向に沿って別々に直線移動
    自在に支持する支持部材と、ピンの一端を軸線方向に押
    圧して他端を支持部材に設けた表示面から出没させる駆
    動機構とを具備し、 該駆動機構が、ピンの軸線に交差する方向に移動させら
    れてその表面の凹凸によりピンを軸線方向に移動させる
    リニアカムと、該リニアカムを直線移動させる直線移動
    機構とからなり、 該直線移動機構が、ピンに交差する軸線回りにシャフト
    を回転させるステッピングモータと、該シャフトと前記
    リニアカムとの間に設けられシャフトの回転運動をリニ
    アカムの直線運動に変換する変換手段とを有するととも
    に、 前記リニアカムの移動領域の近傍に配され、リニアカム
    が基準位置に到達したときに、ステッピングモータの原
    点位置を設定するリセット手段が設けられていることを
    特徴とする二進情報表示装置。
  2. 【請求項2】 リセット手段が、一方向から基準位置に
    到達したリニアカムに当接させられて、該リニアカムの
    それ以上の同方向への移動を係止するストッパよりなる
    ことを特徴とする請求項1記載の二進情報表示装置。
  3. 【請求項3】 リセット手段が、基準位置に到達したリ
    ニアカムを検知するとともに、ステッピングモータに対
    して原点位置のリセット信号を送信するセンサよりなる
    ことを特徴とする請求項1記載の二進情報表示装置。
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