JP6448560B2 - 触覚グラフィックディスプレイ - Google Patents

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Description

本発明は、触覚グラフィックディスプレイに係り、より詳しくは、視覚に障害のあるユーザや触覚情報へのアクセスを望む他のユーザのための触覚情報装置であって、グラフィック情報を触感で提示する触覚グラフィックディスプレイに関する。
これまで、文字および数字を隆起したドットとして符号化して提供する点字システムなど、失明者や視覚障害者が情報取得に利用可能な、隆起したドットに基づく読材料を提供するシステムが開発されてきた。これにより、英語のアルファベットを用いた通常の文章など、元々視覚的に書かれている文章が点字システムに変換され、その結果、元々の英語の文章を視覚障害者が理解できるようになる。従来、隆起したドットを一片または一枚の紙の上に作るには、機械梃子、または紙の上に圧痕を形成するその他の機構などの機械的手段によっている。隆起したドットを紙の上に刻印する、または実質的にタイプするのに操作者が使用できる点字機などの機械的装置が開発されてきた。操作者が、後で点字に変換される文字をコンピュータにタイプすることができるように、そしてコンピュータシステムが、点字文を機械的に生成できるように、あるいは点字本や文書の印刷に使用され得る印刷版または印刷原版を生成できるように、コンピュータシステムが開発されてきた。
最新のシステムはまた、隆起したドットによるディスプレイ上に点字およびその他の情報を表示するように開発されている。こうしたシステムは、平坦面の上にドット(または突起)を隆起させるための機械的手法など、なんらかの技法を用いている。隆起した突起は、点字メッセージを形成したり、グラフィック情報などの他の情報を提供したりする。視覚障害者用のディスプレイのための様々な手法が開発または検討されている。これらの従来型の手法には、形状記憶合金(SMA)、電気粘性流体、ソレノイド、圧電手法、回転円盤、マイクロ流体バルブ、電気応答性ポリマー、マイクロステップモータ、電熱アクチュエータ、電磁微小共振器、マイクロ空気弁、低融点金属アクチュエータ、およびRC(無線操縦)サーボモータが含まれる。
一実施態様では、本発明は、表示表現のためのグラフィック出力信号を提供するグラフィック装置と通信可能な、グラフィック触覚表示のための装置であることを特徴とする。本装置は、制御およびインターフェースモジュールと、ディスプレイアセンブリとを含む。制御およびインターフェースモジュールは、グラフィック出力信号を受信するための外部インターフェースと、モータ駆動信号を生成するための駆動モジュールと、モータ駆動信号を生成するためにグラフィック出力信号を処理するための制御プロセッサとを含む。ディスプレイアセンブリは、ドットマトリクスと、天板(top panel)と、底板(bottom panel)と、駆動モータと、リードスクリューと、ピンナットと、ドットとを含む。ディスプレイアセンブリは、モータ駆動信号を受信する。天板は、頂面(top surface)を含む。底板は、制御およびインターフェースモジュールと接触して駆動モータを支持する。各駆動モータは、リードスクリューに連結する駆動シャフトを有し、各リードスクリューは、ピンナットアセンブリに連結する。各ピンナットアセンブリは、ピンナットと、ドットとを有する。天板は、ピン開口部を提供し、ピン開口部が、ドットマトリクスのサイズおよび形状を決める。底板および天板は位置を合わせて、各ピンナットアセンブリがそれぞれのピン開口部の位置に対応するようにする。グラフィック出力信号に基づいてドットマトリクス上の隆起したドットに基づく表示表現を生成するように、天板の頂面の上へピンナットアセンブリのドットを上げるため、各ピン開口部は、それぞれ対応するピンナットアセンブリがその軸の周囲で自由運動できるようなサイズにされる。
一実施形態では、ディスプレイアセンブリは、近接センサをさらに含む。近接センサがドットマトリクスのうちの1つ以上のドット付近に近接する存在を感知すると、近接センサは、1つ以上のドットマトリクス係合信号を生成する。制御およびインターフェースモジュールは、ドットマトリクス係合信号を受信し、触覚入力信号を生成する。
別の実施形態では、グラフィック装置は、触覚入力信号を受信し、触覚入力信号に応答する。グラフィック装置は、触覚入力信号に応じて、ドットマトリクスが提示するグラフィック画像に変更を生じさせ、この変更をドットマトリクスに伝える。
制御およびインターフェースモジュールは、一実施形態では、天板の頂面の上の様々なレベルの高さに各ピンナットアセンブリを上げることができるモータ駆動信号を生成する。
別の実施形態では、制御およびインターフェースモジュールは、各ピンナットアセンブリの振動を提供することができるモータ駆動信号を生成する。
別の実施態様では、本発明は、表示表現のためのグラフィック出力信号を提供するグラフィック装置と通信可能な、グラフィック触覚表示のための装置を特徴とする。本装置は、制御およびインターフェースモジュールと、ギアおよびカムアセンブリとを含む。制御およびインターフェースモジュールは、グラフィック出力信号を受信するための外部インターフェースと、モータ駆動信号を生成するための駆動モジュールと、モータ駆動信号を生成するためにグラフィック出力信号を処理するための制御プロセッサとを含む。カムおよびギアアセンブリは、ドットマトリクスと、ウォームギアと、ウォームギアモータと、カムロッドと、カムロッドモータと、ピンギアと、クラッチ機構と、リードスクリューと、ピンナットアセンブリとを含む。ドットマトリクスは、ドットを含む。各ピンナットアセンブリは、ピンナットと、ドットとを含み、リードスクリューのうちの1つに連結する。各リードスクリューは、ピンギアのうちの1つに連結する。各カムロッドは、ドットマトリクスの列に対応するピンナットアセンブリの列に適する、いくつかのカムに連結する。カムモータのうちの1つで各カムロッドを駆動して、各カムロッドをその軸を中心に回転運動させる。ウォームギアモータのうちの1つで各ウォームギアを駆動して、各ウォームギアをその軸を中心に回転運動させる。ウォームギアは、ドットマトリクスの行に対応する。制御およびインターフェースモジュールは、カムロッドのうちの対応する1つに対して、また同時にウォームギアのうちの対応する1つに対して、ドットマトリクス上の特定の行および列による位置を指示するグラフィック出力信号のうちの1つに基づいてモータ駆動信号を提供する。制御およびインターフェースモジュールは、ドットマトリクスの指示された行および列による位置に対応するようにモータ駆動信号を決定し、指示された行および列による位置に対応するクラッチ機構のうちの1つを、それぞれのピンギアを介して回転力をかけるために、対応するリードスクリューと係合して、指示された行および列による位置にあるそれぞれのピンナットアセンブリを上昇させて、指示された行および列による位置において隆起したドットを生成する。制御およびインターフェースモジュールは、さらなる指示された行および列による位置のために、さらなるモータ駆動信号を提供して、さらなる指示された行および列による位置においてさらなる隆起したドットを上昇させて、グラフィック出力信号に基づいてドットマトリクス上の隆起したドットに基づく表示表現を生成する。
一実施形態では、ディスプレイアセンブリは、近接センサをさらに含む。ドットマトリクスのうちの1つ以上のドット付近に近接する存在に応じて、近接センサは、1つ以上のドットマトリクス係合信号を生成する。制御およびインターフェースモジュールは、ドットマトリクス係合信号を受信し、触覚入力信号を生成する。
別の実施形態では、グラフィック装置は、触覚入力信号を受信し、触覚入力信号に応答する。グラフィック装置は、触覚入力信号に応じて、ドットマトリクスが提示するグラフィック画像に変更を生じさせ、この変更をドットマトリクスに伝える。
制御およびインターフェースモジュールは、一実施形態では、天板の頂面の上の様々なレベルの高さに各ピンナットアセンブリを上げることができるモータ駆動信号を生成する。
別の実施形態では、制御およびインターフェースモジュールは、各ピンナットアセンブリの振動を提供することができるモータ駆動信号を生成する。
別の実施態様では、グラフィック触覚表示のための装置は、表示表現のためのグラフィック出力信号を提供するグラフィック装置と通信可能である。グラフィック触覚ディスプレイは、命令セットを記憶するためのメモリと、命令セットを実行するためのマイクロプロセッサとを含む。マイクロプロセッサは、メモリおよびディスプレイアセンブリと通信可能である。ディスプレイアセンブリは、ドットマトリクスと、底板と、リードスクリューと、ピンナットアセンブリと、天板と、各リードスクリューを回転するための手段とを含む。各ピンナットアセンブリは、ピンナットと、ドットとを含み、それぞれのピンナットアセンブリに連結する。命令セットは、マイクロプロセッサをプログラムして、グラフィック装置からグラフィック出力信号を受信し、ディスプレイアセンブリの1つ以上の駆動モータを駆動するために、グラフィック出力信号に基づいてモータ駆動信号を生成し、1つ以上のそれぞれのピンナットアセンブリを回転運動させ、その結果、1つ以上のそれぞれのピンナットアセンブリのそれぞれ対応するピンナットアセンブリの垂直運動をもたらして、天板の頂面の上にそれぞれ対応するドットを隆起させるために、回転するための手段にモータ駆動信号を提供し、グラフィック出力信号に基づいてドットマトリクス上の隆起したドットに基づく表示表現を生成し、1つ以上のドット付近の近接する存在に応じて天板と関連する近接センサからドットマトリクス係合信号を生成し、グラフィック装置に触覚入力信号を提供するために、ドットマトリクス係合信号に基づいて触覚入力信号を生成する。
一実施形態では、命令は、マイクロプロセッサをプログラムして、触覚入力信号に基づいて、グラフィック装置から受信したさらなるグラフィック出力信号に応じてドットマトリクスで提示される表示表現に変更を生じさせ、回転するための手段にさらなるモータ駆動信号を提供する。
命令は、別の実施形態では、マイクロプロセッサをプログラムして、天板の頂面の上の様々なレベルの高さに各ピンナットアセンブリを上げることができるモータ駆動信号を生成する。
別の実施形態では、命令は、マイクロプロセッサをプログラムして、各ピンナットアセンブリの振動を提供するモータ駆動信号を生成する。
本発明の上記およびさらなる利点は、添付の図面と併せて以下の説明を参照することにより、より良く理解されよう。添付の図面では、様々な図面において類似の符号は類似の構造要素および特徴を示す。図面は、必ずしも原寸に比例しておらず、むしろ、本発明の原理を示すにあたり、強調されている。
本発明の原理による、触覚グラフィックシステムの概略図である。 本発明の原理による、制御およびインターフェースモジュールの概略図である。 本発明の原理による、表示表現を示すドットマトリクスの概略図である。 本発明の原理による、触覚グラフィックシステムのための触覚ディスプレイケースの側面図である。 本発明の原理による、天板と底板とを含む図4の触覚ディスプレイケースの側面図である。 本発明の原理による、駆動ピンアセンブリの分解側面図である。 本発明の原理による、ピンナット内のねじ山のある空洞を示す図6の駆動ピンアセンブリの分解側面図である。 本発明の原理による、図6および図7の駆動ピンアセンブリの斜視図である。 本発明の原理による、修正ピンナットで使用するためのばね機構の斜視図である。 本発明の原理による、ピンナットのねじ山のある空洞内の雌ねじの側面図である。 本発明の原理による、リードスクリューの雄ねじの側面図である。 本発明の原理による、天板の断面図である。 本発明の原理による、底板の断面図である。 本発明の原理による、天板の部分斜視図である。 本発明の原理による、ドットマトリクスで使用するためのカムおよびギアアセンブリの斜視図である。 本発明の原理による、図15のカムおよびギアアセンブリの側面図である。
本発明は、視覚障害者のため、または例えば戦場で視覚を用いずに通信するために触覚情報へのアクセスを望む人のための表示表現(「触覚ディスプレイ」とも呼ばれる)としてドットマトリクス(またはドットアレイ)中の隆起したドットを作動させるために、非ステッピングモータを提供するという利点を有する。このモータは、電力要件が最小限であり、電源との直接接続という利点を有し、また、下げた位置または上げた位置に、その位置に保持する電力なしで、隆起したドットを維持するという利点を有する。一実施形態では、モータは、一部の携帯通信装置で使用されるタイプの振動モータである。一実施形態では、モータは、PCB(プリント回路基板)と直接接触して、配線またはモータのためのその他の接続が不要になるようにする。
別の実施形態では、本発明は、ドットマトリクス中の特定の行および列による座標にあるドットを隆起させるようなウォームギア(行用)とカムロッド(列用)との組合わせ動作によって、ドットマトリクス上に隆起したドットを生成する、ウォームギアおよびカムシステムの利点を提供する。この手法は、使用するモータがより少なく、かついくつかのドットを(1つの行に沿って)一度に隆起するという利点を有する。
一実施形態では、各隆起したドットはピンであり、ピンは、ピンの垂直方向の動きを作動させるねじおよびねじ山構成を用いることにより、モータで作動する。あるさらなる実施形態では、1つ以上のピンが(一般にユーザによって)押下され、そして、どのピンが押下されたかを示す信号が生成される。別の実施形態では、タッチスクリーンまたはタッチパッド上で起こるのと全く同じように、ピンが押下されなくても、指、手またはその他の身体部分が近接して存在していることを感知することができる。このように、ドットマトリクス上で、視覚に障害のあるユーザが感知するための画像(例えば、線またはグラフ)が生成され、ユーザは、指(またはスタイラスまたはその他の装置)をマトリクス上で動かして、選択したピンを押下することによって、ドットマトリクス上に窪み(例えば、線またはグラフ)を生成し、このことが、マトリクスへの触覚入力として作用する。コンピュータ上で動作するソフトウェアアプリケーションに、この触覚入力(実際に接触が生じているか否かを問わず)を伝達することができ、コンピュータは、触覚入力を記録、または触覚入力に応答するなどの様々な機能を実行する。
図1は、本発明の原理による、触覚グラフィックシステム20の概略図である。触覚グラフィックシステム20は、グラフィック装置22と、触覚グラフィックディスプレイ24とを含む。触覚グラフィックディスプレイ24は、制御およびインターフェースモジュール26と、ドットマトリクス28とを含み、ドットマトリクスは、隆起したドット82の表示表現30を提供する。グラフィック装置22は、マイクロプロセッサ42と、メモリ44とを含む。制御およびインターフェースモジュール26は、マイクロプロセッサ46と、メモリ48とを含む。図1の矢印は、信号を示しており、信号には、グラフィック出力信号32と、モータ駆動信号34と、ドットマトリクス係合信号36と、触覚入力信号38とが含まれている。ドットマトリクス係合信号36は、一実施形態では、実際に接触が生じていない、ドットマトリクス28付近の指、手、またはその他の身体部分の動きを含む。図2は、本発明の原理による、制御およびインターフェースモジュール26の概略図である。制御およびインターフェースモジュール26は、外部インターフェース60と、ボタン入力モジュール62と、制御プロセッサ64と、駆動モジュール66と、モータ電源68と、タッチ入力モジュール70とを含む。一実施形態では、制御およびインターフェースモジュール26は、デジタルマイクロプロセッサ46と、メモリ48とを含む、PCBとして実装される。その他の実施形態では、制御およびインターフェースモジュール26は、1つ以上のデジタルマイクロプロセッサ46と、1つ以上のメモリ48とを有する。
図3は、本発明の原理による、視覚障害者のためのディスプレイの触覚表現を提供する、表示表現30を示している。表示表現30は、ドットマトリクス28上のドット82で構成される。概して、ドット82は、典型的には、丸みを帯びた陥凹面を有し、ドットマトリクス28の表面の上で動かすことができる。ドット82は、様々な実施形態において、プラスチックまたは金属を含む、様々な材料で作られる。ドット82には、丸みを帯びた先端115(図4参照)およびピンキャップ142(図6参照)を含む、より具体的な実施形態がある。ドット82を隆起して、タッチで感知し得る表示表現30を形成する。表示表現30は、図3に示す例では、X軸84と、Y軸86とを含む。この例では、表示表現30は、サイン波88を提示している。図3はまた、格子90を示しており、格子は、ドット82のアレイと位置合わせされており、ドットは、一部が隆起しているが、その他のドット82は隆起していない(図3に示さず)。一実施形態では、ドット82は、格子90の線の各交点に配置されて、ドットマトリクス28のためのドット82のアレイを形成する(例えば、40×60)。様々な実施形態において、格子90自体は、表示または提示する必要はない。
様々な実施形態において、グラフィック装置22は、グラフ電卓、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、携帯電話、パッドもしくはタブレットデバイス、またはその他の好適なデジタルコンピューティングデバイスである。グラフィック装置22は、デジタルマイクロプロセッサ42と、メモリ44とを含む。メモリ44は、揮発性メモリ(例えば、ランダムアクセスメモリすなわちRAM)、および/または不揮発性メモリ(例えば、ディスクまたは不揮発性メモリIC(集積回路)チップ)を含む。グラフィックソフトウェアのための命令は、メモリ44に記憶される。グラフィックソフトウェアは、グラフ、画像、テキスト通信(例えば、点字)またはドットマトリクス28上の表示表現30のためのその他の出力を生成する、あらゆる種類のソフトウェアである。グラフィックソフトウェアの命令は、デジタルマイクロプロセッサ42をプログラムして、本明細書に記載のグラフィックソフトウェアの機能を実行する。一実施形態では、触覚グラフィックシステム20は、出力のみを提供し、ドットマトリクス28は、ユーザが読むため、または感知するために、隆起したドット82を提供する。別の実施形態では、触覚グラフィックシステム20はまた、触覚入力が与えられた場合、ドットマトリクス28からの入力を受信および処理する。例えば、近接センサ126(「タッチセンサ」とも呼ばれる)は、隆起したドット82に触圧が加えられたこと、および/または指、手またはその他の身体部分がドット82付近に近接して存在していることを感知する。一実施形態では、グラフィックソフトウェアは、グラフィックソフトウェアの出力を変化させて、制御およびインターフェースモジュール26への入力に好適な出力信号32を生成する出力修正ソフトウェアを含む。
制御およびインターフェースモジュール26は、グラフィック装置22から出力信号32を受信し、信号32を処理して、ドットマトリクス28を作動する駆動モータ120に出力するモータ駆動信号34を生成する。一実施形態では、制御およびインターフェースモジュール26は、メモリ48と、1つ以上のデジタルマイクロプロセッサ46とを含む、PCBとして実装される。一実施形態では、触覚グラフィックディスプレイ24は、単独で動作し、メモリ48からの記憶されたデータが、ドットマトリクス28上に表示表現30として表示され、タッチ入力および/または近接入力が、メモリ48内に記憶される。あるさらなる実施形態では、(触覚グラフィックディスプレイ24、または触覚グラフィックディスプレイ24を含む)複数の装置は、互いに通信可能であり、1つのディスプレイに生成されたグラフィックは、残りのディスプレイ上に送信され、表示される。
ドットマトリクス28で触覚入力信号38(例えば、1つ以上のドット82を押すこと、および/またはドットマトリクス28の近くに指、手、またはその他の身体部分が近接して存在していること)を受信した場合、外部インターフェース60は、グラフィック装置22からの出力信号32を入力として受信し、グラフィック装置22へ送信するドットマトリクス係合信号36を出力として提供する。別の実施形態では、グラフィック装置22に送信されたデータは、ドットマトリクス28上における指(手またはその他の身体部分)の位置に関する情報を含み、これは、タッチ、ドット82を押すこと、またはドットマトリクス28への近接により感知され得る。
ボタン入力モジュール62は、触覚グラフィックディスプレイ24と関連する一式のボタンから入力を受信する。例えば、あるボタンは、ドットマトリクス28をリセットし、その結果、一個のドット82も隆起されず、ドットマトリクス28による表示表現30中に表示されていたあらゆる出力を事実上消去する。別の例では、1つ以上の特定のボタンを押すことにより、表示表現30中のグラフまたは画像が、ズームインまたはズームアウトされる(つまり、拡大される、または縮小される)。その他の動作には、パンおよび回転が含まれる。代替的な実施形態では、ボタン(またはその他の入力手段)は、触覚ディスプレイケース100の頂部(top)、またはディスプレイケース100の片側、またはボタン入力モジュール62と通信可能な別個のケースまたはボックスに設けられる。
タッチ入力モジュール70は、ドットマトリクス係合信号36を受信し、これは、様々な実施形態において、ドットマトリクス28からのタッチ感知信号、および/またはドットマトリクス28に対して指、手、もしくはその他の身体部分が近接して存在していることを(接触やピンの動きなしで)感知する近接感知信号である。タッチ入力モジュール70は、これらの信号36を処理する。タッチ入力モジュール70は、グラフィック装置22に送信する触覚入力信号38を生成する。一実施形態では、入力信号38に対応する視覚的表現が、グラフィック装置22と関連するディスプレイスクリーン上に提示される。
駆動モジュール66は、ドットマトリクス28と関連する駆動モータ120にモータ駆動信号34を提供し、モータ駆動信号は、特定の駆動モータ120を作動させて、特定のドット82を隆起させて、ドットマトリクス28上の表示表現30として表示される出力(例えば、画像、グラフ、点字、またはその他の出力)を形成する。モータ電源68は、駆動モータ120のための電力を提供する。
制御プロセッサ64は、制御およびインターフェースモジュール26の処理を制御する。一実施形態では、制御プロセッサ64は、メモリ48へのアクセスが可能なデジタルマイクロプロセッサ46である。メモリ48は、揮発性メモリ(例えば、ランダムアクセスメモリすなわちRAM)、および/または不揮発性メモリ(例えば、ディスクまたは不揮発性メモリIC(集積回路)チップ)を含む。制御プロセッサ64の制御ソフトウェアのための命令は、メモリ48に記憶される。制御ソフトウェアの命令は、デジタルマイクロプロセッサ46をプログラムして、本明細書に記載の制御およびインターフェースモジュール26の機能を実行する。様々な実施形態において、制御およびインターフェースモジュール26の様々なモジュールのすべてまたは一部は、別個のデジタルマイクロプロセッサ、マイクロチップ、論理チップ、および/またはその他の好適なチップ、モジュール、もしくはサブモジュールとして実装される。
図4は、本発明の原理による、触覚グラフィックディスプレイ24のための触覚ディスプレイケース100の側面図である。ディスプレイケース100は、側面部分102と、底部部分(bottom portion)104とから形成される。図4にはまた、丸みを帯びた先端115を有する中空のピン114と、ベースナット116と、ねじ118と、駆動モータ120と、電気接点122と、プリント回路基板124とを示す。一実施形態では、ベースナット116は、ピンナット144に組み込まれている。図5は、天板106と、底板130とをさらに含む図4の触覚ディスプレイケース100の側面図である。天板106は、頂面108と、底面(bottom surface)110とを有する。底板130は、頂面132と、底面134とを有する。ディスプレイアセンブリ136は、概して、ドットマトリクス28およびドット82と、天板106と、底板130と、ドット82を支持し、かつ隆起させるのに必要な機構とを含む。図4および図5に示す例では、ディスプレイアセンブリ136は、底板130と、駆動モータ120と、ねじ118と、中空のピン114と、ベースナット116と、天板106とを含む。図5に示す一実施形態では、天板106は、側面部分102の頂部を覆うように延在する。その他の実施形態では、天板106は、側面部分102の頂部を覆わず、側面部分は、天板106の頂面108と同じ高さまで延在する。図4および図5に示す例では、4つのディスプレイアセンブリ136を示しているが、これは、本発明の様々な実施形態におけるディスプレイアセンブリ136の数を限定することを意図するものではない。
一実施形態では、PCB124およびドットマトリクス28は、同じ触覚ディスプレイケース100(例えば、矩形のボックス)内にある。ディスプレイケース100は、様々な実施形態において、任意の好適なサイズまたは形状である。一実施形態では、ディスプレイケース100は、(概して本のように)長方形であり、ドットマトリクス28がディスプレイケース100の頂部のすべてまたは一部を形成する状態で、水平に配置される。このようにして、ディスプレイケース100は、視覚に障害のあるユーザが使用するための水平式の触覚グラフィックディスプレイ24を提供し、視覚に障害のあるユーザは、読書をするようにディスプレイケース100(例えば、点字本)を向ける。このとき、ドットマトリクス28が、ユーザによる触覚接触および/または近接接触を利用できるようになっている。PCB124は、ドットマトリクス28の下にある。
様々な実施形態において、触覚ディスプレイケース100は、コンピュータモニタと同様の向きをとる、すなわち、ドットマトリクス28が垂直の向きを有するなど、任意の好適な向きを有する。ディスプレイケース100の様々な向きにおいて、ディスプレイケース100に関する「天、頂(top)」および「底(bottom)」の語は、「前(front)」および「後(back)」など、向きに対応するように、適宜変更すべきである。「近位(proximal)」および「遠位(distal)」の語もまた、使用される。これにより、ドットマトリクス28の表面またはディスプレイケースの側面は、近位表面または側面と呼ばれ、これは、触覚接触および/または指、手、スタイラス、もしくはその他の装置が近接して存在していることなどの近接接触の源に近位(隣または付近)であるためである。ディスプレイケース100の反対側の側面または表面は、遠位の側面または表面と呼ばれ、これは、触覚接触から離れている、または遠いためである。「天、頂(top)」および「底(bottom)」の語を使用することにより、本発明における向きを限定するものではない。本明細書における議論のため、一般に、「天、頂(top)」および「底(bottom)」の語は、これらの語が、ディスプレイケース100の向きに応じて、「前(front)」および「後(back)」または「近位(proximal)」および「遠位(distal)」などのその他の語と等価であるという理解のもとに使用される。
一実施形態では、触覚ディスプレイケース100は、頂部部分112(例えば、天板106)と、底部部分104と、複数の側面部分102とを有して、頂部部分、底部部分104、および側面部分102が囲まれた空間を形成するようにする。ディスプレイケース100は、一実施形態では、ディスプレイケース100の底部または遠位部分に設置または配置された制御およびインターフェースモジュール26を有し、ドットマトリクス28は、ディスプレイケース100の頂部または近位部分に設置または配置される。ディスプレイケース100の頂部部分112は、ドットマトリクス28を含み、視覚障害者が触覚的にアクセスまたは近接することによってアクセスする隆起したドット82を提供して、表示された出力(例えば、表示表現30)が感知および理解されるようにする。
触覚ディスプレイケース100は、一実施形態では、天板106と、底板130とを含む。底板130が駆動モータ120を保持する。各駆動モータ120は、駆動モータ120の底部部分が電気接点122を有するように向けられる。ディスプレイケース100に底板130を設置または配置した場合、底板130は、制御およびインターフェースモジュール26のすぐ上に配置される。一実施形態では、各駆動モータ120の電気接点122は、PCB124の頂面と直接接触(電気通信)し、PCBは、制御およびインターフェースモジュール26の構成部品を含む。このようにして、制御およびインターフェースモジュール26が生成したモータ駆動信号34は、PCB124を介して、配線、無線、またはその他の通信もしくは接触を必要とせずに、駆動モータ120の電器接点122に伝達される。
ドットマトリクス28は、様々な実施形態において、任意の好適な形状である。一実施形態では、ドットマトリクス28は、40ドット×60ドットの長方形の形状を有し、2400個のドットからなるアレイを形成する。ドット82間の間隔は、一実施形態では、約4ミリメートルである。ドット82間の間隔は、別の実施形態では、4ミリメートルよりも狭い。あるさらなる実施形態では、ドット82間の間隔は、約2ミリメートルである。より間隔が狭く、より大型のアレイを実現するために、一実施形態では、駆動モータ120をずらして配置する(つまり、駆動モータ120を、天板106の頂面108からの垂直距離を1つ置きに変えて、底板130に配置する)。代替的な実施形態では、ドットマトリクス28におけるドット82のアレイをより密にするために、より小型の駆動モータ120が必要とされる。
一実施形態では、駆動モータ120は、ユーザに着信を知らせるために、ベル音またはその他の音ではなく、振動を提供する一部の携帯通信装置で使用されるタイプの振動モータである。この場合、典型的には、駆動モータ120の駆動シャフト176に偏らせて取り付ける分銅である、振動するアタッチメントは含まれていない。一実施形態では、モータ120が期待する度数回転し、その結果、所与のパルスに対して、ドット82がモータ120によって駆動されて、天板106の頂面108の上に既定の距離だけ延びるように垂直に動くことを期待して、モータ駆動信号34は、特定の電力パルスを提供する。様々な実施形態において、所望以上に回転しないようにする機構が用いられる(回転止め機構)。様々な実施形態において、駆動モータ120は、好適なサイズのブラシレスまたはブラシ付きDCモータである。駆動モータ120は、ドットマトリクス28におけるドット82のアレイに対応するアレイ状に配置され、制御およびインターフェースモジュール26によって生成されたモータ駆動信号34は、特定のドット82を隆起させるために、アレイ中の特定のモータ120に向けられる。
天板106には、開口部が設けられる。開口部は、一実施形態では、円筒状の形状をしている。一実施形態では、天板106および底板130の位置を合わせ、共に設置または配置し、天板106の円筒部の位置を底板130の円筒部と軸合わせする。
一実施形態では、近接センサ126が含まれ、これは、ドットマトリクス28の1つ以上のドット82への接触があること、および/または天板106に指、手、または身体部分が近接して存在していることを感知する。近接センサ126は、一実施形態では、天板106、例えば、頂面108に設けられた電気センサのアレイである。センサ126は、1つ以上のドットを押す指(またはスタイラスもしくはその他の装置)の動き、あるいは指、手、またはその他の身体部分が近接して存在していることを判定する。このようにして、センサ126のアレイは、ドットマトリクス28に対する動きの場所を判定する。センサ126はまた、別の実施形態では、ドット82を実際に押下しない、ドットマトリクス28の直上での動きも感知する。よって、例えば、ドット82に触れずに、ドットマトリクス28の端から端まで指でワイプ動作をすると、ドットマトリクス28上にその時表示されている画像が消去される。
様々な実施形態において、ドットマトリクス28上にある(実際に接触していない)、および/または1つ以上のドット82を凹ませた場合、ドットマトリクス28の1つ以上のドット82における、1本の指、複数の指、スタイラス、もしくはその他の装置の感知を可能にするその他の手法が使用される。そのような手法の1つが、本明細書の他の場所で説明される、光学的手法である。
図6は、発明の原理による、駆動ピンアセンブリ140の分解側面図である。図7は、本発明の原理による、ピンナット144内のねじ山のある空洞162を示す、図6の駆動ピンアセンブリの分解側面図である。駆動ピンアセンブリ140は、キャップ142と、ピンナット144と、リードスクリュー146とを含む。一実施形態では、リードスクリュー146は、ねじ118と同等のものである。キャップ142は、頂部部分148と、底部部分150と、空洞152とを含む。ピンナットアセンブリ154は、キャップ142と、ピンナット144とを含む。その他の実施形態では、ピンナットアセンブリ154は、ドット82と、ピンナット144とを含み、ピンナット144に様々な種類のドット82を取り付けできることを示している。図6および図7に示す実施形態では、ピンナット144は、連結用突出部156と、中央部分158と、基部部分160と、雌ねじ164を切ったねじ山のある空洞162とを含む。リードスクリュー146は、ねじ山のある部分168と、基部部分170とを含む。ねじ山のある部分168には、雄ねじ172を切る。一実施形態では、リードスクリュー146の基部部分170は、駆動モータ120の駆動シャフト176に連結するための駆動シャフト用空洞174を含む。一実施形態では、ディスプレイアセンブリ136は、底部部分104と、駆動シャフト176を有する駆動モータ120と、駆動ピンアセンブリ140と、天板106とを含む。
一実施形態では、各駆動シャフト176は、各駆動シャフト176の頂部でリードスクリュー146に連結する。各リードスクリュー146は、雄ねじ172を形成し、ピンナット144に連結する。各駆動ピンアセンブリ140は、下から上へ、リードスクリュー146と、ピンナット144と、キャップ142とを含み、これらすべてが軸合わせされている。各ピンナット144は、各駆動シャフト176に取り付けられたリードスクリュー146の形状およびねじ山のピッチに対応する雌ねじ164を形成するピンナット144と軸合わせされた、円筒状の内壁を有する。
各ピンナット144およびキャップ142を共に締結して、1つのピンナットアセンブリ154を形成する。一実施形態では、キャップ142は、ピンナット144と軸合わせされた空洞152を形成する。ピンナット144は、ピンナット144の頂部に連結用突出部156を有し、連結用突出部は、ピンナット144と軸合わせされている。ピンナット144の連結用突出部156は、キャップ142の空洞152にぴったり合うようなサイズにされ、キャップ142がピンナット144に留まるように空洞152内に挿入される。その他の実施形態では、その他の形態の締結方法が用いられる。
図8は、本発明の原理による、図6および図7の駆動ピンアセンブリ140の斜視図である。図8は、ピンナット144の平行な平坦面186を示している。図8では、1つのピンナット平坦面186が斜視図で示され、もう1つのピンナット平坦面186は、最初のピンナット平坦面186の反対側で平行に配置されている。
ピンナットアセンブリ154が垂直に動くと、ピンナットアセンブリ154の頂部部分が、ピンナットアセンブリ154の回転を阻止する、ロック、または回転止め機構に遭遇する。駆動モータ120の回転は、制御回路内の閉ループフィードバック機構によって、またはピンナット144の頂面が天板106に接触し、それ以上動けなくなった時に停止する。このようにして、ピンナットアセンブリ154の上部部分を、天板106の頂面108の上から延びすぎないようにする。一実施形態では、回転止め機構は、ピンナットアセンブリ154および天板106の間を連結する。天板106の対応する開口部内へと各ピンナット144が垂直に動く時、各ピンナット144の平行平坦面186は、天板106に設けられた対応する平行平坦面244と係合する。ピンナット平坦面186が対応する天板平坦面244と係合することにより、回転止め効果が得られる。
図9は、本発明の原理による、修正ピンナット202で使用するためのばね機構200の斜視図である。ばね機構200は、修正ピンナット202の上部部分204の頂面206に取り付けられる。
ピンナットアセンブリ154は、ばね機構200を含み、その結果、キャップ142に加わる特定の(有限な)量の圧力で、隆起しているキャップ142をふつうにタッチ、または軽く触れただけでは、ピンナットアセンブリ154は押下されなくなる。一実施形態では、ばね機構200は、ピンナット144の頂部に取り付けられる。ピンナット144の頂部にあるばね200は、ばね200を受けるようなサイズおよび形状の空洞152を有するキャップ142内に嵌まる。ばね機構200は、コイルばね、渦巻ばね、角のある(または鋸歯)形状の可撓性材料、またはその他の好適なばね様機構など、様々な実施形態において実装される。
図10は、本発明の原理による、ピンナット144の雌ねじ164の側面図である。雌ねじ164は、雌ねじのねじ山角度212、山形214、およびピッチ216を基本とする。雌ねじ164は、凸面218と、凹面220とを有する。
図11は、本発明の原理による、リードスクリュー146の雄ねじ172の側面図である。雄ねじ172は、雄ねじのねじ山角度222、山形214、およびピッチ216を基本とする。雄ねじ172は、凸面228と、凹面226とを有する。
一実施形態では、雄ねじ172のねじ山角度222および雌ねじ164のねじ山角度212は、約20度である。様々な実施形態において、ねじ山角度222、212は、10度から30度まで変わる。さらなる実施形態では、ねじ山角度222、212を、より拡大した図で示した。
雌ねじ164と雄ねじ172は、垂直方向に滑らかにピンナットアセンブリ154を動かすための力の伝達に必要な、低から中程度の摩擦を提供するように設計されている。雄ねじ172と雌ねじ164とをある点で固着させることを意図したねじ山の設計ではなく、雌ねじ164と雄ねじ172の設計は、焼き付きすなわち固着することなく、ピンナットアセンブリ154が垂直移動できるようにする。加えて、雌ねじ164と雄ねじ172は、リードスクリュー146によるバックドライブを回避するように設計されている。つまり、ユーザによる直線的な押下をリードスクリュー146の回転運動に変換する。このようにして、駆動モータ120に(モータ駆動信号34によって)回転するための電力が供給された場合、ピンナットアセンブリ154は、垂直に移動して、ピンナットアセンブリ154の頂部部分を天板106の頂面108の上に延ばし、その結果、ドットマトリクス28に隆起したドット82を提供する。
雄ねじ172のねじ山の形状は、凸面228に対して台形であり、雌ねじ164は、対応する台形である。一実施形態では、雄ねじ172と雌ねじ164との間に空間が設けられ、これは、ピッチ216の約20パーセントであり、様々な実施形態におけるものよりもわずかに大きいまたは小さい。
図12は、本発明の原理による、天板106の断面図である。図12は、必ずしも原寸に比例していない。天板106は、頂面108と、底面(bottom surface)110とを有する。天板106は、板106の頂面108に円筒形の孔240を含む。天板106はまた、孔240に隣接して長手スロット242を含む。スロット242は、平行平坦面244を提供する。スロット242の間およびそれらの下には、ピンナットアセンブリ154の自由運動を可能にするサイズにされた下部開口部246がある。
様々な実施形態において、ユーザによる入力(例えば、ドットマトリクス上のドット82を押すこと、または指、手、またはその他の身体部分が近接して存在していること)は、光学素子234、236を用いて光学的手法によって感知される。一実施形態では、光源(LED光源またはその他の光源)である光源用光学素子234の線(例えば、列)は、矩形のドットマトリクス28の縦縁部など、ドットマトリクス28の1つの縁部と位置合わせされる。光線238が、キャップ142の直上でドットマトリクス28全体を照らす。光センサである受光用光学素子236の線(例えば、列)は、光源234から来る光線238を受光するために、光源234の反対側の縦縁部など、ドットマトリクス28の反対側に配置される。ユーザが(例えば、指、スタイラス、またはその他の装置の動きによって)光線238を遮ると、動きの位置が判定される。同様の手法をドットマトリクス28の横縁部に対して用いる。このようにして、動きの縦および横の位置を示すため、ピンキャップ142を押下する動作が記録され、これが、ドットマトリクス係合信号36として制御およびインターフェースモジュール26に供給される。
図13は、本発明の原理による、底板130の断面図である。図13は、必ずしも原寸に比例していない。底板130は、頂面132と、底面134とを有する。底板130は、大きい円筒状開口部230を底面134に、また、小さい円筒状開口部232を頂面132に含む。
大きい円筒状開口部230と小さい円筒状開口部232は、軸合わせされる。大きい円筒状開口部230は、小さい円筒状開口部232の下に形成される。各大きい円筒状開口部230の直径は、駆動モータ120の本体を保持するようなサイズにされ、また、各小さい円筒状開口部232の直径は、駆動モータ120の頂部から軸方向に延在する駆動シャフト176を取り囲むと同時に、各駆動シャフト176の自由回転を可能にするようなサイズにされる。各駆動モータ120の駆動シャフト176は、底板130の頂面132の上に延びる。
図14は、本発明の原理による、天板106の部分斜視図である。図14は、天板106の下側部分を示し、スロット242および平行平坦面244を示している。スロット242の平行平坦面244は、ピンナット144の平行平坦面186と係合して、ピンナットアセンブリ154が垂直に隆起した場合に、ピンナットアセンブリ154のさらなる回転を阻止するための回転止め機構として作用する。
図15は、本発明の原理による、ピンナットアセンブリ252を含む、カムおよびギアアセンブリ250の斜視図である。図16は、本発明の原理による、図15のカムおよびギアアセンブリ250の側面図である。カムおよびギアアセンブリ250は、ピンナットアセンブリ252と、リードスクリュー256と、ウォームギア264と、ピンギア266と、カム268と、カムロッド270と、ばね274とを含む。各ウォームギア264は、行モータ262で動く。一実施形態では、ウォームギア264のねじ山は、行モータ262の近傍までウォームギア264の長さを延ばしている。各カムロッド270は、列モータ278で動く。一実施形態では、ピンナットアセンブリ252は、フランジ254を含む。ピン282は、リードスクリュー256のためのねじ山を提供する上部のねじ山のある部分280を含む。ピン282は、回転止めリッジ276を含み、基部288で支持される。ウォームギア264は、ピンギア266と係合する係合部分284と、係脱部分286とを含む。ピンナットアセンブリ252のキャップ142は、天板106にある孔240と係合して、本明細書の他の場所で説明される、ドットマトリクス28(図15および図16に示さず)におけるドット82として機能する。一実施形態では、ピンナットアセンブリ252は、ピンナットアセンブリ154と同等のものである。様々な実施形態において、ピンナットアセンブリ252は、フランジ254を含まない。
行モータ262は、ウォームギア264を回転させ、ウォームギアは、各ピン282に取り付けられたギア266を回す。各ピン282に取り付けられた各ギア266は、列モータ278が回転させるロッド270上に設置された対応するカム268と係合および係脱する、単純な滑りクラッチ機構272を有する。クラッチ機構272は、カム268が適切な位置に移動した場合に押し下げられるギア266を提供し、ばね274は、カム268が中立位置に移動した場合に、ギア266を中立位置(係脱合位置)に戻す。一実施形態では、行モータ262および列モータ278は、ステッピングモータであり、ウォームギア264およびカム268の回転を正確に制御可能にする。列モータ278は、1つの列にあるクラッチ272と一度に係合する。すべての行モータ262は、同時に回転して、その時係合している列にあるピン282に取り付けられたギア266を回転させる。行モータ262は、どのピンナットアセンブリ252を上げる、または下げなければならないかに応じて順方向または逆方向に回転し、かつ、ピンナットアセンブリ252を上げるべき高さに見合う量だけ回転する。制御およびインターフェースモジュール26は、制御およびインターフェースモジュール26の制御ソフトウェアの命令によるソフトウェア制御を提供し、命令は、デジタルマイクロプロセッサ46をプログラムして、行モータ262および列モータ278に向けてモータ駆動信号34を提供する。ピンナットアセンブリ252の1つの列を設定すると、次の列が係合し、この過程が繰り返される。本明細書に説明するカムおよびギアによる手法は、モータ262、278が強力であり、かつ、あるのは(列および行)モータ262、278だけであるという利点を有する。その他の利点は、ピン282のピッチを任意に小さく作ることができるということである。また、ドットマトリクス28上に提示されている表示表現30全体をリフレッシュするのに、数秒しかかからない。
一実施形態では、触覚グラフィックディスプレイ24は、ピンナットアセンブリ252の高さ、すなわち、ドットマトリクス28上のドット82の高さを制御および変更する能力を有する。この効果は、ソフトウェア手法により、また駆動シャフト176の回転を測定する電気的および/または光学的フィードバック機構により、モータ駆動シャフト176の回転を制御することによって達成される。制御およびインターフェースモジュール26は、制御ソフトウェアの命令によるソフトウェア制御を提供し、命令は、デジタルマイクロプロセッサ46をプログラムして、駆動モータ120に向けてモータ駆動信号34を提供して、ピンナットアセンブリ154の高さを制御する。ピンナットアセンブリ154をさらに上へ動かすには、さらに回転させる。あるさらなる実施形態では、各ピンナットアセンブリ154を動的に動かす、または振動させて、さらなる情報をユーザに伝える能力がある。
カムおよびギアアセンブリ250のある実施形態では、ピンナットアセンブリ252の高さを制御および変更するのと同様の効果が、対応する行モータ262に向けられるモータ駆動信号34を用いてウォームギア264の回転を制御することによって、達成される。制御およびインターフェースモジュール26は、制御ソフトウェアの命令によるソフトウェア制御を提供し、命令は、デジタルマイクロプロセッサ46をプログラムして、行モータ262に向けてモータ駆動信号34を提供して、ピンナットアセンブリ154の高さを制御する。
特定の好適な実施形態を参照しながら本発明を図示および説明してきたが、当業者であれば、本発明において、形態および詳細に様々な変更がなされ得ることを理解するべきである。
例えば、本発明の実施形態は、グラフィック装置22および制御およびインターフェースモジュール26に関して実施される必要はない。例えば、グラフィック装置22および制御およびインターフェースモジュール26の機能を単一の装置に実装される。あるいは、グラフィック装置22および制御およびインターフェースモジュール26の機能は、3つ以上の様々な装置で実装される、またはその他のタイプの物理的デバイスとしてパッケージされる。
例えば、代替的な実装では、本明細書に説明されたソフトウェア機能のすべてまたは一部が、ハードウェア、例えば、プログラマブルゲートアレイ(PGA)、プログラマブルロジックデバイス (PLD)、特定用途向け集積回路(ASIC)、またはその他の好適なICチップに実装される。ソフトウェア機能の一部は、互いにと通信可能な複数のICチップで実装されてもよい。
20:触覚グラフィックシステム
22:グラフィック装置
24:触覚グラフィックディスプレイ
26:制御およびインターフェースモジュール
28:ドットマトリクス
30:表示表現
32:出力信号
34:モータ駆動信号
36:ドットマトリクス係合信号
38:触覚入力信号
42:(グラフィック装置の)(デジタル)マイクロプロセッサ
44:(グラフィック装置の)メモリ
46:(制御およびインターフェースモジュールの)(デジタル)マイクロプロセッサ
48:(制御およびインターフェースモジュールの)メモリ
60:外部インターフェース
62:ボタン入力モジュール
64:制御プロセッサ
66:駆動モジュール
68:モータ電源
70:タッチ入力モジュール
82:ドット
84:X軸
86:Y軸
88:サイン波
90:格子
100:触覚ディスプレイケース
102:側面部分
104:底部部分
106:天板
108:(天板の)頂面,132,206:頂面
110:(天板の)底面
112:(天板の)頂部部分
114:(中空の)ピン
115:(丸みを帯びた)先端
116:ベースナット
118:ねじ
120:駆動モータ
122:電気接点
124:プリント回路基板(PCB)
126:(近接)センサ
130:(ディスプレイアセンブリの)底板
132;(天板の)頂面,
134:(底板の)底面
136:ディスプレイアセンブリ
140:駆動ピンアセンブリ
142:(ピン)キャップ
144:ピンナット
146,256:リードスクリュー
148:(キャップの)頂部部分
150:(キャップの)底部部分
152:空洞
154,252:ピンナットアセンブリ
156:連結用突出部
158:(ピンナットの)中央部分
160:(ピンナットの基部部分
162:ねじ山のある空洞
164:雌ねじ
168,280:ねじ山のある部分
170:(リードスクリューの)基部部分
172:雄ねじ
174:駆動シャフト用空洞
176:(モータ)駆動シャフト
186:ピンナット平坦面、ピンナットの平行平坦面
200,274:ばね機構、ばね
202:修正ピンナット
204:(修正ピンナットの)上部部分
206:(修正ピンナットの)頂面
212:雌ねじのねじ山角度
214:山形
216:ピッチ
218,228:凸面
220,226:凹面
222:雄ねじのねじ山角度
230:大きい円筒状開口部
232:小さい円筒状開口部
234:(光源用)光学素子、光源
236:光センサ、受光用光学素子
238:光線
240:(天板にある)(円筒形の)孔
242:(長手)スロット
244:平行平坦面
246:下部開口部
250:カムおよびギアアセンブリ
254:フランジ
262:行モータ
264:ウォームギア
266,284:(ピン)ギア、係合部分
268:カム
270:(カム)ロッド
272:クラッチ、クラッチ機構
276:回転止めリッジ
278:列モータ
282:ピン
286:係脱部分
288:基部

Claims (8)

  1. 表示表現のためのグラフィック出力信号を提供するグラフィック装置と通信可能な、グラフィック触覚表示のための触覚グラフィックディスプレイであって、
    前記グラフィック出力信号を受信する外部インターフェース、モータ駆動信号を生成する駆動モジュール、及び前記モータ駆動信号を生成するために前記グラフィック出力信号を処理する制御プロセッサを備える制御及びインターフェースモジュールと、
    前記モータ駆動信号を受信し、ドットマトリクス、天板、底板、複数の駆動モータ、複数のリードスクリュー、複数のピンナット、及び複数のドットを備えるディスプレイアセンブリと、を備え、
    前記天板は、天板の頂面を有し、
    前記底板は、前記制御及びインターフェースモジュールに接触して前記駆動モータを支持し、
    各駆動モータは、リードスクリューに連結される駆動シャフトを有し、
    各リードスクリューは、対応するピンナットアセンブリに連結され、
    各ピンナットアセンブリは、前記ピンナットのうちの1つ及び前記ドットのうちの1つを有し、
    前記ディスプレイアセンブリの各ピンナットは、前記ピンナットアセンブリの回転を阻止するための機構を有し、
    前記天板は、前記ピンナットアセンブリの回転を阻止するための機構に対応して係合する複数のピン開口部を提供し、
    前記ピン開口部は、前記ドットマトリクスのサイズ及び形状を決定し、
    前記底板及び前記天板は、位置合わせされて、各ピンナットアセンブリをそれぞれのピン開口部の位置に対応させ、
    各ピン開口部は、前記グラフィック出力信号に基づいて前記ドットマトリクス上の隆起したドットに基づく前記表示表現を生成するように、前記天板の頂面の上に前記ピンナットアセンブリの前記ドットを上昇させるため、それぞれ対応するピンナットアセンブリが各ピンナットアセンブリの軸の周囲で自由運動可能なサイズに形成され、
    前記ディスプレイアセンブリは、近接センサを更に備え、
    前記近接センサが前記ドットマトリクスのうちの1つ以上のドット付近への近接を感知すると、前記近接センサは1つ以上のドットマトリクス係合信号を生成し、前記制御及びインターフェースモジュールは前記ドットマトリクス係合信号を受信して触覚入力信号を生成し、
    前記グラフィック装置は、前記触覚入力信号を受信して前記触覚入力信号に応答し、前記触覚入力信号に応じて前記ドットマトリクスが提示するグラフィック画像に変更を生じさせ、前記変更を前記ドットマトリクスに伝えることを特徴とする触覚グラフィックディスプレイ。
  2. 前記制御及びインターフェースモジュールは、前記天板の頂面の上の様々なレベルの高さに各ピンナットアセンブリを上昇させるモータ駆動信号を生成することを特徴とする請求項1に記載の触覚グラフィックディスプレイ。
  3. 前記制御及びインターフェースモジュールは、各ピンナットアセンブリの振動を提供するモータ駆動信号を生成することを特徴とする請求項1に記載の触覚グラフィックディスプレイ。
  4. 前記ディスプレイアセンブリの各ピンナットは、該ピンナットの中央部分の一面及びその反対面に配置されて前記ピンナットアセンブリの回転を阻止するための平行なピンナット平坦面と、上部部分の頂面に取り付けられたばね機構とをそれぞれ有し、
    前記天板は、前記ピンナット平坦面に対応して係合する平行な天板平坦面を有する複数のピン開口部を提供することを特徴とする請求項1に記載の触覚グラフィックディスプレイ。
  5. 前記制御及びインターフェースモジュールは、
    命令セットを記憶するメモリと、
    前記メモリ及び前記ディスプレイアセンブリと通信可能な、前記命令セットを実行するマイクロプロセッサと、を備え、
    前記命令セットにより前記マイクロプロセッサをプログラムすることで、
    前記グラフィック装置から前記グラフィック出力信号を受信し、
    前記ディスプレイアセンブリの1つ以上の駆動モータを駆動するために前記グラフィック出力信号に基づいてモータ駆動信号を生成し、
    1つ以上のそれぞれのピンナットアセンブリを回転運動させて該1つ以上のそれぞれのピンナットアセンブリのそれぞれ対応するピンナットアセンブリの垂直運動をもたらし、
    前記天板の頂面の上にそれぞれ対応するドットを隆起させるために、前記リードスクリューを回転させる前記モータ駆動信号を提供し、
    前記グラフィック出力信号に基づいて前記ドットマトリクス上の隆起したドットに基づく前記表示表現を生成し、
    前記1つ以上のドット付近への近接に応じて前記近接センサから生成されたドットマトリクス係合信号を受信し、
    前記グラフィック装置に触覚入力信号を提供するために、前記ドットマトリクス係合信号に基づいて触覚入力信号を生成することを特徴とする請求項1に記載の触覚グラフィックディスプレイ。
  6. 前記命令セットにより前記マイクロプロセッサをプログラムすることで、
    前記触覚入力信号に基づいて、前記グラフィック装置から受信した更なるグラフィック出力信号に応じて前記ドットマトリクスで提示される前記表示表現に変更を生じさせ、前記リードスクリューを回転させる更なるモータ駆動信号を提供することを特徴とする請求項5に記載の触覚グラフィックディスプレイ。
  7. 前記命令セットにより前記マイクロプロセッサをプログラムすることで、
    前記天板の頂面の上の様々なレベルの高さに各ピンナットアセンブリを上昇させるモータ駆動信号を生成することを特徴とする請求項5に記載の触覚グラフィックディスプレイ。
  8. 前記命令セットにより前記マイクロプロセッサをプログラムすることで、
    各ピンナットアセンブリの振動を提供するモータ駆動信号を生成することを特徴とする請求項5に記載の触覚グラフィックディスプレイ。
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