JPH0810154A - 電気炊飯器 - Google Patents

電気炊飯器

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Publication number
JPH0810154A
JPH0810154A JP15241994A JP15241994A JPH0810154A JP H0810154 A JPH0810154 A JP H0810154A JP 15241994 A JP15241994 A JP 15241994A JP 15241994 A JP15241994 A JP 15241994A JP H0810154 A JPH0810154 A JP H0810154A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rice cooking
temperature
power
cooking capacity
rice
Prior art date
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Pending
Application number
JP15241994A
Other languages
English (en)
Inventor
Yumi Yamaoka
由美 山岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
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Publication of JPH0810154A publication Critical patent/JPH0810154A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マイクロコンピュータを使用して加熱手段の
制御を行う電気炊飯器に関し、炊飯容量に応じて定まる
加熱電力の精度を高めて炊飯および炊き上がりの精度を
向上させることを目的とする。 【構成】 調理物を収納する内鍋と、この内鍋を加熱す
る加熱手段と、調理物の温度を検出する温度検出手段
と、室温を検出する室温検出手段と、炊飯容量を判定し
この判定した炊飯容量に応じて前記加熱手段の加熱制御
を行う制御手段とを備え、制御手段は炊飯容量によって
定まる加熱電力を炊飯容量によって変化する効率によっ
て補正して最適加熱電力を決定し、この最適加熱電力に
よって加熱手段を制御する手段である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロコンピュータ
を使用して加熱手段の制御を行う電気炊飯器に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の電気炊飯器では、美味しいご飯
を炊くために、米の吸水、炊飯容量の判定、炊き上げ、
沸湯維持、蒸らし、追い炊き等の各工程で制御可能な加
熱手段を有し、温度検出などの方法で炊飯容量を判定
し、炊飯容量が少なければ小さい電力量とし、炊飯容量
が多ければ大きい電力量となるように、判定した炊飯容
量に対応した加熱電力の選択を行い、吹きこぼれや焦げ
付きを防止すると共に、炊飯容量の多少にかかわらず温
度上昇率に大差なく吹き上がり状態が同じになるように
工夫されている(例えば、特公平1−50403号参
照)。
【0003】とくに、炊飯容量の判定精度を上げるため
に温度検出手段を2つ以上設定したり、種々の条件下に
おける判定誤差を防ぐために重量を測定したり(例え
ば、特公平1−27723号参照)、検出要素にも様々
な工夫がなされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の電気炊
飯器では、炊飯容量の判定精度は向上しているが、炊飯
容量判定後の電力量は精度の高い容量判定にもかかわら
ず判定した容量に対応した電力量を選ぶにすぎず、判定
誤差等による微妙な容量変化には対応できないため、電
力量が過不足になる不都合がある。これは炊飯容量によ
って加熱効率が変化するためであると考えられる。ま
た、室温、温度、電力状態が異なると、やはり加熱効率
の変化するため、吹きこぼれたり、焦げ付いたり、炊飯
容量によって吹き上がりに差が生じたりする不都合が生
じる。
【0005】そこで、本発明は炊飯容量に応じて定まる
加熱電力をより適切で効率のよい最適加熱電力として補
正し、炊飯および炊き上がりの精度を向上させることを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による電気炊飯器
は、調理物を収納する内鍋と、この内鍋を加熱する加熱
手段と、調理物の温度を検出する温度検出手段と、室温
を検出する室温検出手段と、炊飯容量を判定しこの判定
した炊飯容量に応じて前記加熱手段の加熱制御を行う制
御手段とを備え、制御手段は炊飯容量によって定まる加
熱電力を炊飯容量によって変化する効率によって補正し
て最適加熱電力を決定し、この最適加熱電力によって加
熱手段を制御する手段である。
【0007】この場合、制御手段における最適加熱電力
の決定は、判定した炊飯容量から所定の条件で算出され
る加熱電力を、判定した炊飯容量から所定の条件で算出
される効率によって補正することで行う。さらに、この
場合、効率を算出する所定の条件は、室温、温度、電力
等によって異ならせることで行う。
【0008】
【作用】本発明の電気炊飯器において、炊飯容量判定
後、容量に応じて効率も変化し、炊飯容量が少なくなる
と効率が悪くなっていくことに着目し、加熱電力の過不
足の補正を効率の要素によって行い、最適加熱電力を決
定する。
【0009】この最適加熱電力の決定は、判定した炊飯
容量に対応した加熱電力を、判定した炊飯容量に対応し
た効率によって補正することにより求め、微妙な電力調
整を行う。この場合、検出室温、検出温度、検出電力等
の条件によって異なる効率で加熱電力を補正する。
【0010】
【実施例】図1は、本発明が適用される電気炊飯器の概
略的断面図で、本体1の上部には内鍋2の開口部を覆う
ように蓋体3が本体1に回動自在に取り付けられてい
る。また、本体1の内底部には環状の鋳込みヒータ4が
設置されており、その中央開口部には内鍋2または内鍋
2内の調理物の温度を検出する温度センサ5が設置され
ている。
【0011】図2は、本発明の要部を示すブロック図
で、マイクロコンピュータからなる制御手段10と、室
温を検出して検出結果を制御手段10に供給する室温検
出手段11と、温度センサ5によって内鍋2または内鍋
2内の調理物の温度を検出して検出結果を制御手段10
に供給する温度検出手段12と、ヒータ4に供給する電
力を検出して検出結果を制御手段10に供給する電力検
出手段13と、後述する効率に関するデータを記憶する
記憶手段14と、制御手段10からのデータに基づいて
ヒータ4の加熱を制御する加熱手段15とからなる。
【0012】次に、図3に示すフローチャートを参照し
ながら本発明の動作について説明する。まず、炊飯がス
タートすると、制御手段10は温度検出手段12で検出
した温度データと、電力検出手段13で検出した電力デ
ータと、記憶手段14に記憶されているデータとから炊
飯容量Xを判定する(ステップS1)。
【0013】この炊飯容量Xの判定は、ある設定温度α
℃から温度β℃(ただし、α<β)に到達するのに要す
る時間または電力量が容量に比例することから、そのデ
ータを容量判定データとして予め記憶手段14に記憶さ
せ、温度検出手段12と電力検出手段13により検出し
たデータにより行う。
【0014】次いで、制御手段10は炊飯容量Xから加
熱電力Yおよび効率Zを算出し(ステップS2,S
3)、求めた加熱電力Yおよび効率Zから最適加熱電力
Wを算出する(ステップS4)。
【0015】詳述すると、炊飯工程は前述したように吸
水、立ち上げ、沸湯維持、蒸らし等から成り立ち、炊飯
容量の多少にかかわらず、各工程での最適温度や必要時
間は略同じであることが従来から知られている。また、
立ち上げと沸湯維持は容量が変化してもほぼ同じ時間が
理想的であると考えられており、米と水の割合が同比率
で変化し、室温、温度、電力状態を一定とした場合、加
熱電力Yは炊飯容量Xに対してある程度比例すると考え
られ、1次式「Y=AX+B …式」で表すことがで
きる。なお、A,Bは電気炊飯器によって異なる定数で
ある。図4に、炊飯容量Xと加熱電力Yとの関係を示
す。
【0016】ところで、炊飯容量Xが変化しても同一炊
飯器で炊飯するために、電気炊飯器は一般に大容量炊飯
時に最大出力電力が合わされており、その電力を基準と
した場合、炊飯容量Xが減少するにつれて効率Zも減少
する。この場合、炊飯容量Xと効率Zとの関係は、米と
水との割合が同比率で変化し、室温、温度、電力状態を
一定とした場合、2次式「Z=aX2 +bX+c …式
」で表すことができる。なお、a,b,cは設定条件
によって異なる定数である。図5に、炊飯容量Xと効率
Zとの関係を示す。
【0017】そこで、先に算出した加熱電力Yでは、炊
飯容量Xの判定次第では加熱電力に過不足が生じてくる
場合があるため効率Zで補正する必要がある。そこで、
最適加熱電力Wは最大出力時に最大効率であるとして、
「W=Y×(最大効率/Z)…式」として求められ
る。なお、最大効率は種々の設定条件下においてデータ
化され記憶手段14に格納されているものとする。な
お、パルス駆動する場合の最適加熱電力Dは、「D=
(W/最大出力電力)×周期(秒) …式」として求
められ、周期の範囲で最適値を1秒きざみで選択でき
る。
【0018】こうして最適加熱電力Wが求まると、制御
手段10はこの加熱電力Wに基づいて加熱手段15を制
御してヒータ4に通電し(ステップS5)、温度検出手
段12が所定の炊き上げ温度を検出するまで加熱を続け
(ステップS6)、所定の炊き上げ温度に達すると蒸ら
し工程に移り(ステップS7)、炊飯を完了する。
【0019】このように本実施例の電気炊飯器は、炊飯
容量に応じて効率も変化し、炊飯容量が少なくなると効
率が悪くなっていくことに着目し、不足分の電力の補正
を効率の要素によって行い、最適加熱電力を決定するよ
うにしている。しかも、最適加熱電力Wの決定は、炊飯
容量Xに対応した加熱電力Yを算出する1次式と、効
率Zを算出する2次式から、容量判定後、効率Zによ
り加熱電力Yを補正する1次式によって最適加熱電力
Wを求め、微妙な電力調整を行う。
【0020】次に、他の実施例について説明する。前述
した効率Zは、室温、温度、電力状態が異なると変化す
る。例えば、室温20℃で電力状態が100Vと一定で
あっても、温度が60〜80℃の場合と、温度が80〜
100℃の場合とでは炊飯容量が同一であっても効率Z
は異なり、効率Zの算出式は温度60〜80℃での場
合と、温度80〜100℃とで異なることを要する。な
お、ここでは温度帯が60〜80℃の場合と、80〜1
00℃の場合を例に述べたが、温度帯はこれに限る訳で
はない。
【0021】また、室温、電力状態が増減すると、その
割合によって効率が変化するので別の式が必要とな
る。ただし、それらの条件が変化しても、ほとんど効率
が変わらない場合もあるため、炊飯に影響を与える場合
のみ考慮し、炊飯推定条件も合わせて必要最低限の条件
と、それに対応する式をもつことによって補正を行う。
条件の設定は式の定数a,b,cによって行う。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、判定した炊飯容量Xに
応じて求まる加熱電力Yを、炊飯容量Xに応じて求まる
効率Zによって補正を行うことにより、より適切かつ効
率のよい最適加熱電力Wを求め、この最適加熱電力Wで
炊飯するため炊飯と炊き上がりの精度を向上させること
ができる。
【0023】また、効率Zは検出室温、検出温度、電力
状態等の条件によって異なるので、各条件毎に異なる効
率Zの算出式をもつことにより、それらの条件における
炊飯と炊き上がりの精度も向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される電気炊飯器の概略的断面図
である。
【図2】本発明の要部を示すブロック図である。
【図3】本発明の動作を説明するためのフローチャート
である。
【図4】炊飯容量Xと加熱電力Yとの関係を示すグラフ
である。
【図5】炊飯容量Xと効率Zとの関係を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
1 炊飯器本体 2 内鍋 3 蓋体 4 ヒータ 5 温度センサ 10 制御手段 11 室温検出手段 12 温度検出手段 13 電力検出手段 14 記憶手段 15 加熱手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調理物を収納する内鍋と、この内鍋を加
    熱する加熱手段と、前記調理物の温度を検出する温度検
    出手段と、室温を検出する室温検出手段と、炊飯容量を
    判定しこの判定した炊飯容量に応じて前記加熱手段の加
    熱制御を行う制御手段とを備え、 前記制御手段は前記炊飯容量によって定まる加熱電力を
    前記炊飯容量によって変化する効率によって補正して最
    適加熱電力を決定し、前記最適加熱電力によって前記加
    熱手段を制御する手段であることを特徴とする電気炊飯
    器。
  2. 【請求項2】 前記制御手段における前記最適加熱電力
    の決定は、前記判定した炊飯容量から所定の条件で算出
    される加熱電力を、前記判定した炊飯容量から所定の条
    件で算出される効率によって補正することにより決定す
    ることを特徴とする請求項1記載の電気炊飯器。
  3. 【請求項3】 前記効率を算出する前記所定の条件は、
    室温、温度、電力等によって異なることを特徴とする請
    求項2記載の電気炊飯器。
JP15241994A 1994-07-04 1994-07-04 電気炊飯器 Pending JPH0810154A (ja)

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JP15241994A JPH0810154A (ja) 1994-07-04 1994-07-04 電気炊飯器

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Family

ID=15540107

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JP15241994A Pending JPH0810154A (ja) 1994-07-04 1994-07-04 電気炊飯器

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105125057A (zh) * 2015-10-10 2015-12-09 杭州好菜网络科技有限公司 一种具有移动客户端交互功能的智能炊具
CN105125058A (zh) * 2015-10-10 2015-12-09 杭州好菜网络科技有限公司 一种具有自发电功能的智能测温炊具
CN107228993A (zh) * 2016-03-24 2017-10-03 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 压力烹饪器具的能效测试方法和装置

Cited By (3)

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CN105125057A (zh) * 2015-10-10 2015-12-09 杭州好菜网络科技有限公司 一种具有移动客户端交互功能的智能炊具
CN105125058A (zh) * 2015-10-10 2015-12-09 杭州好菜网络科技有限公司 一种具有自发电功能的智能测温炊具
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