JPH08101481A - X線フィルムカセット - Google Patents

X線フィルムカセット

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JPH08101481A
JPH08101481A JP7222349A JP22234995A JPH08101481A JP H08101481 A JPH08101481 A JP H08101481A JP 7222349 A JP7222349 A JP 7222349A JP 22234995 A JP22234995 A JP 22234995A JP H08101481 A JPH08101481 A JP H08101481A
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JP
Japan
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indicator
cassette
spring
ray film
pressing plate
Prior art date
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JP7222349A
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English (en)
Inventor
Jeffrey C Robertson
チャールズ ロバートソン ジェフリー
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Eastman Kodak Co
Original Assignee
Eastman Kodak Co
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Publication date
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B42/00Obtaining records using waves other than optical waves; Visualisation of such records by using optical means
    • G03B42/02Obtaining records using waves other than optical waves; Visualisation of such records by using optical means using X-rays
    • G03B42/04Holders for X-ray films
    • G03B42/047Holders for X-ray films provided with marking means
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B42/00Obtaining records using waves other than optical waves; Visualisation of such records by using optical means
    • G03B42/02Obtaining records using waves other than optical waves; Visualisation of such records by using optical means using X-rays
    • G03B42/04Holders for X-ray films

Abstract

(57)【要約】 【課題】 X線フィルムカセットの向きに拘わらず、カ
セット内のフィルムの存在を表示するインジケータを備
えたX線フィルムカセットを提供すること。 【解決手段】 X線フィルムカセットがベースと、ベー
スに対して閉じるように形成されたカバーとを有してい
る。このカバーには同定窓が設けられている。押圧プレ
ートがカセット内に取着されている。押圧プレートは、
カバーに設けられた同定窓に対して概ね一直線上に並設
された同定窓を有している。カバーおよび押圧プレート
の同定窓を覆うために光を遮断するシャッタが設けられ
ている。シャッタは第1の位置においてX線フィルムへ
同定窓を通過する光を遮断し、第2の位置において光が
X線フィルムへ窓を通過することを許容する。インジケ
ータが押圧プレートに取着されている。このインジケー
タは、カセット内にフィルムが存在するときを表示し、
かつ、シャッタが開けられているときを表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は感光材料を保持する
カセットに関し、特に、X線フィルムを保持するための
カセットに関する。
【0002】
【従来の技術】カセット内にX線フィルムが装填されて
いることを表示するためにインジケータの利用が従来か
ら示唆されている。例えば、米国特許公報第42481
72号や、ドイツ国特許公報第825947号は、第1
の位置と第2の位置との間でスライド可能な小型のボタ
ンを開示している。ボタンは、第1の位置にあるときカ
セットの外表面と面一となり、第2の位置にあるときカ
セットの外表面から窪んだ位置にある。フィルムが存在
するとボタンは第2の位置に下がることができなくりフ
ィルムの存在が表示されることとなる。
【0003】X線フィルムカセットの他の一般的な特徴
として、患者を同定するための窓がある。典型的に、こ
の特徴はカセットを貫通する開口部を具備して成る。こ
の開口部はスライド可能に設けられた遮光性の窓シャッ
タにより閉じられる。使用に際して、カセットは患者の
同定用カメラに取り付けられる。このカメラは、光を遮
断するために前記窓を取り囲むカセットに対してシール
を施し、窓シャッタを開き、カセットに装填されたX線
フィルム上に患者の同定情報を光学的に転写し、窓シャ
ッタを閉じ、シール手段を後退させる。
【0004】また、一般的に、放射線写真を大量に実施
する、例えば大きな病院では、X線フィルムカセットへ
のフィルムの装填、取出を自動的に行う機械が設置され
ている。この種の機械は、典型的に、X線フィルムカセ
ットが配置され或いは通過する遮光されたチャンバを有
している。このチャンバはカセットを開く第1の装置
と、フィルムを吸着しカセットから取り出す複数の吸引
カップを有する第2の装置とを備えている。こうした装
置は、押圧されて増感スクリーンに緊密に接触している
フィルムが、前記スクリーンに引っ掛かる不具合を生
じ、吸引カップ装置により適正な位置に配置されない。
【0005】X線フィルムの露光を増加するために、こ
の種のカセットで増感スクリーンがしばしば利用されて
いる。然しながら、このとき形成された画像の鮮鋭度が
低下する。この鮮鋭度の低下は、フィルムの感光層と、
増感スクリーンの光放射層との間の分離距離に関連して
いる。この鮮鋭度の低下を可及的に小さくするために増
感スクリーンはフィルムに緊密に押し付けられる。従来
技術の典型的なX線フィルムカセットでは、この緊密な
接触は、スクリーンを弾性の気泡パッドに取り付けるこ
とにより達成されている。気泡パッドは、カセット蛾閉
じられるときにカセットに接着される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来技術のX線フィル
ムカセットでは、カセットを開くことなく、カセット内
にフィルムが装填されているか否かを確認することが困
難である。その結果、X線露光の間に空のカセットが使
用されたり、1つのカセットが2回以上使用されたりす
る過誤が生じる。そのために、X線を再び照射しなけれ
ばならず、これは時間の損失であるのみならず、不必要
な放射線を患者に照射する問題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、カセットの
向きに拘わらず、カセット内のフィルムの存在を表示す
るインジケータを備えたX線フィルムカセットが提供さ
れる。このインジケータは、更に、カセットの患者同定
用窓が作動したか否かを表示する。更に、フィルムを取
り出すためにカセットが開かれるとき、前記インジケー
タが、自動カセット装填装置による抜き取りのために適
切な位置にフィルムをスクリーンから押し放す。
【0008】本発明のX線フィルムカセットはベース
と、前記ベースに対して閉じるように形成されたカバー
とを有している。このカバーには同定窓が設けられてい
る。押圧プレートが前記カセット内に取着されている。
前記カバーと、該押圧プレートと前記ベースがシート状
の前記X線フィルムを受承するための空間を形成する。
前記押圧プレートは、また、前記カバーに設けられた同
定窓に対して概ね一直線上に並設された同定窓を有して
いる。前記カバーおよび前記押圧プレートの双方または
一方の前記同定窓を覆うために光を遮断する窓シャッタ
がスライド可能に設けられている。該窓シャッタは第1
の位置にある間、前記X線フィルムへ前記同定窓を通過
する光を遮断し、第2の位置にある間、光がX線フィル
ムへ前記窓を通過することを許容する。インジケータ集
成体が、前記押圧プレートに取着されている。このイン
ジケータ集成体は、カセット内にフィルムが存在すると
きを表示し、かつ、前記窓シャッタが開けられていると
きを表示するために、前記カバーに設けられた少なくと
も1つの開口部を通して少なくとも一部を目視すること
ができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1から図4を参照すると、本発
明の好ましい実施形態によるカセット10はシート状の
X線フィルム12を受承するように構成されている。図
示する実施形態では、カセット10は乳房撮影で使用す
るX線フィルムを受承するように構成されている。カセ
ット10はベース14とカバー16とを具備している。
カバー16はヒンジ18により開放位置と閉鎖位置との
間で回転できるようにベース14に取り付けられてい
る。押圧プレート集成体20がカバー16に取り付けら
れている。カバー16と、押圧プレート集成体20とベ
ース14とによりシート状のX線フィルム12を受承す
るための遮光された空間が形成される。
【0010】カバー16をベース14に対して閉じた状
態で係止するためにラッチ集成体22が設けられてい
る。図示する実施形態では、ラッチ集成体22はラッチ
レバー24を具備している。ラッチレバー24はピン2
6を介して回転自在にカバー16に取り付けられてい
る。ラッチレバーはピン26を中心として回転する。ベ
ース14に保持部材28が取り付けられている。保持部
材28はフック部30を有している。ピン26に係止部
材32が回転自在に取り付けられている。係止部材32
はフック部30と係合してカバー16をベース14に閉
鎖位置に保持するための下部ラッチ部34を有してい
る。
【0011】カバー16の外側リム38に突起部材36
が取り付けられている。突起部材36はカバー16の外
側リム38へ向かう係止部材32の動作を制限する。バ
ネ40が外側リム38へ向けて係止部材32を付勢し、
ラッチ部34をフック部30に係合状態に保持する。ラ
ッチレバー24が図4に示す位置から外側に回転する
と、レバー24の下端部41係止部材を解除し、図2に
示す開放位置にカバー16が回転する。ラッチ部34が
フック部材30と係合するまでカバー16をベース14
に向けて単に移動させることにより、カバー16がベー
ス14に閉鎖される。カバー16をベース14に係止、
解除するために他のラッチ機構を用いてもよいことは当
然である。
【0012】従来のカセットと同様に、気泡を備えたパ
ッド42がベース14に取り付けられている。パッド4
2は、こうした目的のために典型的に使用される材料か
ら形成されている。図示する実施形態では、パッド42
は連続気泡ポリウレタンから形成されており、適当な接
着剤によりベース14に接着されている。
【0013】ヒンジ18はカバー16に取着された第1
の部分44とベース14の後部外壁48に取着された第
2の部分とを具備している。図示する実施形態では、第
1の部分44は凹部50を有した概ねJ字状に形成され
ている。凹部50は、カバー16に相補形状に形成され
た突起部52を受承する。同様に、第2の部分46は凹
部54を有した概ねC字状に形成されている。凹部54
は、後部外壁48に相補形状に形成された突起部56を
受承する。第1と第2の部分46、48は連結部58に
より連結されている。図示する好ましい実施形態では、
ヒンジ18は単一の材料から一体的に形成されており、
リビングヒンジ(living hinge)として周知となっている
ヒンジを構成している。図示する実施例では、ヒンジ1
8はポリプロピレンから形成されている。然しながら、
ヒンジ18は他の形式にて所望の構造に形成してもよ
い。
【0014】図4から図30を参照して、本発明の実施
形態による押圧プレート集成体20を詳細に説明する。
押圧プレート集成体20は、同定窓として概ね矩形の開
口部66を有する押圧プレート64を具備している。開
口部66は、カバー16に設けられた同定窓としての概
ね矩形の開口部68(図1参照)に対して一直線上に並
設されている。図示する好ましい実施形態では、開口部
66、68の各々は概ね同じ寸法と形状を有している。
開口部66、68により、例えば、この分野では一般的
に行われているが、患者を同定する情報等の情報をフィ
ルム上に露光することを可能とする。
【0015】開口部66を開閉するために窓シャッタ7
0が押圧プレート64にスライド自在に取り付けられて
いる。代替的に窓シャッタ70によりカバー16の開口
部68を閉じてもよい。更には、開口部68および66
の両者を閉鎖してもよい。図4、図12、図13、図1
4を参照して更に詳細に説明すると、直立した突起部7
2、74によりトラック(凹部)75が形成されてい
る。トラック75内で所定の方向に窓シャッタ70がス
ライドする。突起部72、74に保持部材76が取り付
けられている。保持部材76により窓シャッタ70がト
ラック内に保持される。窓シャッタ70は本体部78
と、舌部または作用部80とを有している。本体部78
は、窓シャッタ70が閉鎖位置にあるとき、望ましくな
い光がカセット内に侵入することを防止する。作用部8
0はフィルムの存在を表示するインジケータ部材82と
係合する。
【0016】押圧プレート集成体20は一対の突起部6
0(図3参照)にりカバー16に取着されている。一対
の突起部60は押圧プレート集成体20の側部62、6
3に取着されている。一対の突起部60の各々は押圧プ
レート64の側部に設けられた開口部65を貫通してい
る。
【0017】更に、押圧プレート集成体20はフィルム
の存在を示すインジケータまたはインジケータ集成体を
具備している。該インジケータ集成体は、フィルムがカ
セット内に存在し、かつ、窓シャッタ70が既に作動し
ていてフィルムの露光が可能となっているときを表示す
る。インジケータ集成体はインジケータ部材82とバネ
部材84とを具備している。
【0018】インジケータ部材82は所定の軸線を中心
として回転自在に押圧プレート64に取り付けられてい
る。インジケータ部材82はバネ部材84により正しい
位置に回転自在に保持されている。バネ部材84はピン
124、126(図18参照)により押圧プレート64
に取り付けられている。
【0019】押圧プレート64の底面に模擬蛍光体スク
リーン93が取着されている。蛍光体スクリーン93
は、この分野において近時利用されているタイプの蛍光
体スクリーンである。図示する実施形態では、従来技術
で実施されているように、蛍光体スクリーン93は押圧
プレート64に適当な接着剤により接着されている。
【0020】図22から図27を参照してインジケータ
部材82を詳細に説明する。インジケータ部材82は中
心に円形の基部86を有している。基部86は側壁87
と、回転軸88と、基部86の下面92に設けられた一
対の下部カム90とを支持している。基部86の上面9
6には一対の上部カム94が形成されている。基部86
を回転させるために一対のウィング98が設けられてい
る。一対の上部カム94により、後述する係合面が形成
される。
【0021】インジケータ部材82の前方端部に一対の
ボス101、102が取着されている。図示する実施形
態では、ボス101、102は概ね円形形状をしてお
り、基部86の周縁に沿って所定の距離Dを以て互いに
離隔している。図示する実施形態では、ボス101、1
02は2.5mmの直径を有している。ボス101、1
02は明るい色にて装飾された上面104、106を有
している。図示する実施形態では、上面104、106
は白色塗料にて塗装されている。ボス101、102
は、一対のインジケータ開口部131、133(図8か
ら図11参照)を有するレジスタを通して、ボス10
1、102の一方または両方を目視できるように基部8
6に配設されている。
【0022】カバー16に設けられた前記インジケータ
開口部は、ボス101、102以下の寸法を有してい
る。図示する実施形態では、インジケータ開口部13
1、133は、1.5mmの直径d1を有する円形にて
形成されている。図11に図示するように、カバー16
においてインジケータ開口部131、133を取り囲む
領域は、ボス101、102を見やすくするために窪み
が設けられている。インジケータ開口部131、133
を取り囲む領域は3.0mmの直径を有する概ね皿状に
形成されている。
【0023】一対の下部カム90は、概ね円形の基部8
6および回転軸88の中心軸線108から等距離の位置
に配設されている。下部カム90は距離R1を以て中心
軸線から離隔している。下部カム90の各々は頂部11
2にて連結された一対の面91を有している。下部カム
90の各々は周方向に所定の中心角αにて延設されてお
り、かつ、所定の高さH1を有している。好ましくは、
中心角αは45°以下である。図示する実施形態では中
心角αは30°である。また、図示する実施形態では高
さH1は1.5mm(0.60in)である。
【0024】上部カム94は、中心軸線108からR2
の距離を以て離隔している。R2はR1よりも小さな距
離である。更に、上部カム94の各々は周方向に所定の
中心角γにて延設されている。好ましくは、中心角γは
45°以下である。図示する実施形態では中心角γは2
5°である。図示する好ましい実施形態では中心角γは
中心角αよりも小さな角度である。更に、上部カム94
は一対の上部カム面114を有している。一対の上部カ
ム面114は頂部116にて連結されている。頂部11
6はH2の高さを有している。上部カム94の高さH2
は、好ましくは、下部カム90の高さH1よりも小さな
値である。後述するように、上部カム94の半径位置R
2よりも、下部カム90の距離R1を大きくし、かつ、
下部カム90の高さH1を上部カム94の高さH2より
も高くすることにより、インジケータ部材82を所定の
方向に配設することが可能となる利点がある。
【0025】図20、21を参照すると、バネ部材84
によりインジケータ部材82が、中心軸線108を中心
として回転自在に押圧プレート64に取着されている。
バネ部材84は取付基部118を具備している。取付基
部118はバネ部材84を押圧プレート64に取り付け
るために使用される。取付基部118には一対の開口部
120、122が設けられており、該開口部内に押圧プ
レート64の上面に形成された突起部124、126が
嵌入される。突起部124、126は、対応する開口部
120、122に挿入されるように位置決めされてい
る。
【0026】図示する実施形態では、開口部120は概
ね円形にて、かつ、開口部122は概ね楕円形にて形成
されており、開口部120、122と突起部124、1
26の位置決めの誤差を吸収するようになっている。図
示する好ましい実施形態では、押圧プレート64にバネ
部材84を取着するために、突起部124、126は超
音波にて加熱されるプラスチック材料にて形成されてい
る。取付基部118は押圧プレート64に所望の方法に
て取着される。
【0027】バネ部材84は側縁部に延びる一対の腕部
材128、129を具備している。腕部材128、12
9の各々は、一端にて取付基部118に取着され、他端
にてヘッド部130に取着されている。図21に示すよ
うに、腕部材128、129は、該バネ部材の自然状態
にてヘッド部130が取付基部118の下側になるよう
な形状を有している。これにより、バネ部材84が押圧
プレート64に取着されたとき、押圧プレート64に対
して付勢力が作用する。図示する好ましい実施形態にお
いて、バネ部材84は適切なプラスチック材料から成形
された一体物である。図示する実施形態では、バネ部材
はポリカーボネートプラスチック材料から成形されてい
る。
【0028】ヘッド部130は底面132を有してい
る。ヘッド部130には、一対の第1のポケット13
4、135が形成されている。一対の第1のポケット1
34、135は中心軸線136から等距離に概ね180
°の位置に配設されている。一対の第1のポケット13
4、135により第1のバネ係合面が形成される。該第
1のバネ係合面はインジケータ部材の係合面を受承する
ように構成されている。一対の第1のポケット134、
135は、対応する上部カム94に合致するように概ね
V字状の断面形状を有しており、これにより、前記イン
ジケータ部材は軸線y−yで示すように所定の第1の方
向に保持される。
【0029】第1のポケット134、135に隣接し
て、一対の第2のポケット138、139が設けられて
いる。第2のポケット138、139により第2のバネ
係合面が形成される。該第2のバネ係合面もまたインジ
ケータ部材の係合面を受承するように構成されている。
一対の第2のポケット138、139は、対応する上部
カム94に合致するように概ねV字状の断面形状を有し
ており、これにより、前記インジケータ部材は軸線z−
zで示すように所定の第2の方向に保持される。第1と
第2のポケット134、135、138、139は、中
心軸線136に対して半径R1の位置に配設されてい
る。
【0030】図示する好ましい実施形態では、第1のポ
ケット134、135は中心軸線136に対して中心角
γ1にて延設されている。好ましくは、中心角γ1は上
部カム94の中心角γ以上の角度である。こうして、上
部カム94が正しく位置決めされたとき、上部カム94
の概ね全体が第1のポケット134、135内に嵌入さ
れる。第2のポケット138、139は中心軸線136
に対して中心角γ2にて延設されている。好ましくは、
中心角γ2は実質的に中心角γ1よりも小さな角度であ
る。図示する実施形態では、角度γ1は約25°である
が、上部カム94の延設されている中心角γよりも小さ
くなっている。
【0031】図19参照すると、押圧プレート64はイ
ンジケータ部材82を受承するように構成されている。
押圧プレート64には、一対のポケット142、144
が設けられている。ポケット142、144は、インジ
ケータ部材82の下面92に形成された下部カム90と
相補形状に形成されており、ポケット142、144に
下部カム90が受承される。一対のポケット142、1
44は中心軸線145を中心として180°の位置に配
設されている。中心軸線145は回転軸88の中心軸線
108と一直線となるように配設されている。
【0032】一対のポケット142、144は、下部カ
ム90が中心軸108から離隔している距離と概ね等し
い距離R1を以て中心軸線145から離隔している。図
示する好ましい実施形態では、ポケット142、144
は中心軸線145に対して中心角α1にて延設されてい
る。好ましくは、中心角α1は下部カム90の中心角α
以上の角度である。こうして、下部カム90の概ね全体
がポケット142、144内に嵌入される。ポケット1
42、144は、下部カム90が完全にポケット14
2、144に着座したときに、下部カム90の外表面と
緊密に係合するような寸法、形状となっている。これに
より、インジケータ部材82は軸線x−xで示される第
3の方向に保持される。
【0033】インジケータ部材82は、軸線x−x、y
−y、z−zにより表される3つの位置の1つと合うよ
うに構成されている。インジケータ部材82が初期状態
にあるとき、すなわち、前記カセット内にフィルムが存
在せず、かつ、カセットが図5に示す閉鎖位置にあると
き、回転軸88はバネ部材84により付勢いされ、か
つ、気泡パッド42に設けられた開口部89に受承され
ている。下部カム90およびこれと協働するポケット1
42、144が中心軸線108からより遠い位置にあ
り、下部カム90の高さが上部カム94よりも高いの
で、インジケータ部材82は図5、図8、図15に示す
位置に移動し易くなっている。この位置においてボス1
01、102はインジケータ開口部131、133と一
致する位置に存在しない。こうして、この位置からユー
ザーはカセット内にフィルムが存在しないことを認識す
る。
【0034】図6、図9、図16に、インジケータ部材
82の位置と、カバー16のインジケータ開口部13
1、133から見える前記ボスとを示す。この位置にお
いて、フィルムはカセット内に存在して、ベース14に
取着された気泡パッド42の開口部89を横断して拡が
っている。下部カム90はポケット142、144との
係合が解除されて、インジケータ部材82が、上部カム
94とポケット134、135とにより、図6、図9、
図16に示す位置に移動させられる。この位置におい
て、ボス102がインジケータ開口部133を通じて目
視され、かつ、他方のインジケータ開口部131には何
も表示されていない(図9参照)。この位置により、イ
ンジケータ部材82は、カセット内にフィルムが存在す
ることと、窓シャッタが作動していないこととを表示し
ている。
【0035】図7、図10、図17に、窓シャッタ70
が作動し、かつ、カセット10内にフィルムが存在する
場合のインジケータ部材82の位置を示す。図17から
理解されるように、この位置において窓シャッタ70は
インジケータ部材92のウィング98の一方と係合して
いる。これにより、上部カム94が、軸線z−zで示す
方向に回転してポケット138、139と係合するよう
に付勢される。こうして窓シャッタ70が閉鎖される
と、インジケータ部材82は上部カム94がポケット1
38、139と係合する位置に保持される。この位置に
おいてボス101、102の上面104、106の両者
がインジケータ開口部131、133を通じて目視され
る。こうして、カセットを開くことなく、カセット10
内にフィルムが存在するか否かと、例えば、X線フィル
ムに患者の同定表示を設けるために、窓シャッタ70が
作動しているか否かとを検知する手段が構成され、X線
フィルムが露光される事故が防止される。
【0036】図31から図50に本発明の代替実施形態
を示す。既述の実施形態と異なる構成要素には、既述の
実施形態の対応する構成要素の参照番号に200を加え
た参照番号を付されている。
【0037】この実施形態では、インジケータ集成体は
バネ284とインジケータ部材282とを具備してい
る。バネ284は一対の弾性腕401、403を有して
いる。一対の弾性腕401、403は基部318から外
方に延びている。基部318は押圧プレート264に取
着されている。弾性腕401、403の各々は、弾性変
形して押圧プレート264に独立に接近、離反すること
ができる。基部318には、押圧プレート264に形成
された突起部324、326のための開口部320、3
22が設けられている。
【0038】弾性腕401の先端には下方に延びる支持
部407が形成されている。インジケータ部材282
は、前記支持部407を受承する支持凹部411が形成
されている。インジケータ集成体において、支持部40
7と、支持凹部411と、回転軸288は同心に配設さ
れている。以下に説明するように、インジケータ部材2
82は、支持部407を中心とする回転動作と、回転軸
288の軸線に沿った軸方向の動作とをすることができ
る。
【0039】インジケータ部材282は周方向の側壁2
87と、一対の下部カム290とを具備している。下部
カム290は下面292において回転軸288と側壁2
87との間に配設されている。下部カム290は既述の
実施形態と同様に作用するように同様に構成されてい
る。一対の下部カム290により係合面490が形成さ
れる。
【0040】押圧プレート264はソケット部413を
有している。ソケット部413は、側壁287とのため
の凹部と、一対のポケット342、344とを含んで成
る。一対のポケット342、344により押圧プレート
受承面492が形成される。押圧プレート受承面492
は、第1の位置または「空」位置にあるとき、カム面4
90と合致する。カム面490および受承面492の正
確な形状は変更することができるが、然しながら、カム
面490および受承面492が偶然に移動することを可
及的に除くために好ましくは相補形状とする。
【0041】ソケット部413は、その外周の一部に沿
って延びる延設部414を有している。ソケット部41
3の内部は、気泡パッド42に設けられた開口部89の
一部を形成する開口部となっている。開口部415に隣
接して、ポケット342、344が設けられている。回
転軸288は開口部415内に挿入される。回転軸28
8と、開口部415と、側壁287と、ソケット部41
3の正確な形状、寸法は、インジケータ部材282の固
着や緩みが可及的に除去されるように選定される。開口
部415を通じて光が侵入することを防止する形状、寸
法とすることは好ましい。光の侵入を防止するためにソ
ケット部413に上方に延びるリム417を設けてもよ
い。
【0042】図32、図35、図39、図43を参照す
ると、カセット210内にフィルムが存在しない場合に
は、弾性腕401が回転軸288を気泡バッド42の開
口部89内に弾性的に付勢し(図43参照)、カム面4
90がが受承面492と係合する。図33、図36、図
40、図44を参照すると、カセット210内にフィル
ムが装填されると、回転軸288が気泡パッド42の開
口部89から移動し、カム490が受承面492から解
除される。バネ284の弾性腕401は、押圧プレート
264から外方に変形する。然しながら、支持部407
は依然として支持凹部411内に存在し、弾性腕401
はインジケータ部材282をベース14の方向に付勢し
続ける。
【0043】弾性腕403は、主部408と、弾性腕4
03の先端において下方に向けられたバネカムまたは楔
カム409とを有している。楔カム409を弾性腕40
3の先端から横方向にオフセットして、弾性腕403の
鉛直方向の厚さを低減することが好ましい。楔カム40
9は第1と第2のバネ係合面305、307を具備して
いる。
【0044】インジケータ部材282は上方に向けられ
た周カムまたはインジケータカム419を有している。
周カム419は楔カム409に対して半径方向に並設さ
れている。ソケット部413の延設部414は周カム4
19を収容すると共に、周カム419の回転を制限する
停止部416、418を具備している。周カム419は
第1と第2の係合面303、313を有している。
【0045】カセット210内にフィルムが存在する
間、楔カム409および周カム419は互いに係合する
ように弾性腕403により付勢される。フィルムを装填
することによりインジケータ部材が、前記第1の位置ま
たは「空」位置(図32、図35、図39、図43)か
ら第2の位置または「装填」位置(図33、図36、図
40、図44)に移動する。
【0046】弾性腕403の弾性付勢力により、周カム
419が停止部416に接触するまでインジケータ部材
282が回転する。この位置において、楔カム409の
第1のバネ係合面305が周カム419の第1の係合面
303と係合する。カセット210を使用する間、窓シ
ャッタ70が開かれるまで、弾性腕403がインジケー
タ部材282を装填位置に保持する。窓シャッタ70を
開くことにより、弾性腕403の付勢力に対抗して、窓
シャッタ70の作用部80がインジケータ部材282の
ウィング289に作用し、周カム419が停止部418
に接触するまでインジケータ部材282を回転させる。
押圧プレート264は、ウィング298と接触するよう
に窓シャッタの作用部80を案内するためのガイド壁4
21を備えることができる(図41参照)。
【0047】窓シャッタ70が再び閉じられた後、周カ
ム419が停止部418に接触し、楔カム409の第2
のバネ係合面が周カム419の第2の係合面と係合する
ように弾性腕403が付勢してインジケータ部材282
は露光位置に止まる(図42参照)。これは、インジケ
ータ部材282の第3の位置または「露光」位置であ
る。本発明の好ましい実施形態では、インジケータ部材
282は、窓シャッタ70が開かれたことを示すインジ
ケータ部材282の位置から、窓シャッタ70が閉じら
れたことを示すインジケータ部材282の位置へは殆ど
或いは全く移動せず、両者とも「露光」位置として示さ
れている。
【0048】インジケータ部材282の各位置は、レジ
スタによりカセット210の外部に表示される。該レジ
スタによりインジケータ部材282の位置を確認するこ
とが可能となる。図示する実施形態では、前記レジスタ
は1つまたはそれ以上のインジケータ開口部または窓3
31、333を有しており、該インジケータ開口部33
1、333を通して、インジケータ部材282のボス3
04、306を目視することができる。
【0049】インジケータ部材282の装填位置と露光
位置との間の角度変位は、楔カム409と周カム419
の形状により決定され、ボス304、306およびイン
ジケータ開口部331、333の所望の形状により決定
される制限内で選択することができる。例えば、楔カム
409と周カム419の一方をピン状に形成し、他方を
幅広の楔状に形成することができる。然しながら、楔カ
ム409と周カム419の双方を上下方向に向けられた
楔形状とし、かつ、楔カム409が周カム419の2倍
程度の大きさとすることが好ましい。
【0050】更に、楔カム409および周カム419
は、インジケータ部材282の装填位置から露光位置へ
の移動を阻止することよりも、インジケータ部材282
の露光位置からの移動を阻止することが好ましい。これ
は、第2の係合面313と第2のバネ係合面307の双
方の傾斜を、第1の係合面311と第2のバネ係合面3
05の傾斜よりも大きくすることにより達成される。
【0051】図示する好ましい実施形態では、フィルム
が存在しているか否か、および、窓シャッタが作動して
いるか否か、若くは、その一方を表示するために、カバ
ーに設けられた2つのインジケータ開口部を通じて目視
される2つのボスがインジケータ部材に設けられてい
る。然しながら、これは、1つのボスと2つのインジケ
ータ開口部とによっても達成され、2つの表示モードが
表示される。代替的に、1つのインジケータ開口部をカ
バーに設け、異なる2つの色の2つのボスをインジケー
タ部材に設けてもよい。
【0052】本発明は以下の特徴を以て実施することが
できる。 1.X線フィルムカセットにおいて、ベースと、前記ベ
ースに対して閉じるように形成され、同定窓を有して成
るカバーと、前記カセット内に取着された押圧プレート
であって、該押圧プレートと前記ベースがシート状の前
記X線フィルムを受承するための空間を形成し、前記押
圧プレートが前記カバーに設けられた同定窓に対して概
ね一直線上に並設された同定窓を有して成る押圧プレー
トと、前記カバーおよび前記押圧プレートの双方または
一方の前記同定窓を覆うためにスライド可能に設けられ
光を遮断する窓シャッタであって、前記窓シャッタは第
1の位置にある間、前記窓を取り囲む前記カセットに対
して緊密に光を遮断し、第2の位置にある間、カセット
内に装填されたX線フィルムに情報を配設することを可
能とする窓シャッタと、前記押圧プレートに取着された
インジケータ集成体、すなわち、該インジケータ集成体
は前記カバーに設けられた少なくとも1つの開口部を通
して少なくとも1部を目視することができるインジケー
タ部材を有しており、前記インジケータ部材はカセット
内にフィルムが存在しないときに第1の位置に配置さ
れ、カセット内にフィルムが存在し、かつ、前記窓シャ
ッタが開いていないときに第2の位置に配置され、カセ
ット内にフィルムが存在し、かつ、前記窓シャッタが開
けられているときに第3の位置に配置されるように構成
されたインジケータ集成体とを具備するX線フィルムカ
セット。
【0053】2.X線フィルムカセットにおいて、ベー
スと、前記ベースに対して閉じるように形成され、同定
窓を有して成るカバーと、前記カセット内に取着された
押圧プレートであって、該押圧プレートと前記ベースが
シート状の前記X線フィルムを受承するための空間を形
成し、前記押圧プレートが前記カバーに設けられた同定
窓に対して概ね一直線上に並設された同定窓を有して成
る押圧プレートと、前記カバーおよび前記押圧プレート
の双方または一方の前記同定窓を覆うためにスライド可
能に設けられ光を遮断する窓シャッタであって、前記窓
シャッタは第1の位置にある間、前記窓を取り囲む前記
カセットに対して緊密に光を遮断し、第2の位置にある
間、カセット内に装填されたX線フィルムに情報を配設
することを可能とする窓シャッタと、前記押圧プレート
に取着される共に、カセット内にフィルムが存在すると
きを表示し、かつ、前記窓シャッタが開けられていると
きを表示するために、前記カバーに設けられた少なくと
も1つの開口部を通して少なくとも一部を目視すること
ができるインジケータ集成体であって、該インジケータ
集成体はインジケータ部材、すなわち、中心軸線を中心
として回転自在に設けられ、上面と下面とを有するイン
ジケータ部材と、前記押圧プレートに取着され前記回転
自在のインジケータ部材と係合して、該インジケータ部
材を前記押圧プレートの方向へ付勢するバネとを有して
なり、前記上面に少なくとも1つの上部カムが設けら
れ、前記下面に少なくとも1つの下部カムが設けられて
成るインジケータ集成体とを具備するX線フィルムカセ
ット。
【0054】3.前記バネに前記少なくとも1つの上部
カムを受承する第1のカムポケットが設けられており、
前記上部カムが第1のカムポケットと係合する間、前記
インジケータ部材が第1の方向に付勢される特徴2に記
載のX線フィルムカセット。
【0055】4.前記バネに前記少なくとも1つの上部
カムを受承する第2のカムポケットが設けられており、
前記上部カムが第2のカムポケットと係合する間、前記
インジケータ部材が第2の方向に付勢される特徴3に記
載のX線フィルムカセット。
【0056】5.前記押圧プレートに前記少なくとも1
つの下部カムを受承する第3のカムポケットが設けられ
ており、前記下部カムが第3のカムポケットと係合する
間、前記インジケータ部材が第3の方向に付勢される特
徴2に記載のX線フィルムカセット。
【0057】6.前記インジケータ部材は、前記押圧プ
レートに設けられた開口部を通過するように形成された
回転軸を有して成り、該回転軸は前記押圧プレートと前
記ベースとの間に配置されたX線フィルムの表面と係合
するように設けられている特徴2に記載のX線フィルム
カセット。
【0058】7.前記回転自在に設けられたインジケー
タ部材は、フィルムの存在を表示し、前記窓シャッタが
作動した否かを表示するための第1と第2の表示面を有
しており、第1と第2の表示面は前記カバーに設けられ
た一対の開口部を通して目視することができる特徴2に
記載のX線フィルムカセット。
【0059】8.前記X線フィルムカセットが、更に、
少なくとも1つの上部カムと、少なくとも1つの下部カ
ムとを具備し、前記回転可能なインジケータ部材が、前
記押圧プレートの開口部を通じて前記回転軸が延びる、
かつ、カセット内にフィルムが存在しないとき、前記少
なくとも1つの1つの下部カムおよび関連するポケット
が前記回転可能なインジケータ部材の回転方向を決定す
る特徴3に記載のX線フィルムカセット。
【0060】9.前記少なくとも1つの下部カムが、前
記回転可能なインジケータ部材に設けられた前記少なく
とも1つの上部カムが配置された半径よりも、大きな半
径上に配置されている特徴7に記載のX線フィルムカセ
ット。
【0061】10.前記少なくとも1つの下部カムが、
少なくとも1つの上部カムよりも大きな傾斜を有してい
る特徴7に記載のX線フィルムカセット。
【0062】11.前記窓シャッタが、前記インジケー
タ部材を前記第2の方向に回転させるように、前記イン
ジケータ部材と係合するように構成された舌部を有して
成る特徴2に記載のX線フィルムカセット。
【0063】12.前記回転軸が前記インジケータ部材
の回転の中心軸線と同心に配置されている特徴6に記載
のX線フィルムカセット。
【0064】13.前記バネが、前記押圧プレートに取
着された基部と、前記基部から延びる少なくとも1つの
バネ腕とを有し、前記バネ腕の先端にバネヘッドが設け
られている特徴2に記載のX線フィルムカセット。
【0065】14.前記バネが、前記押圧プレートに取
着された基部と、前記基部から延びる少なくとも1つの
バネ腕とを有し、前記バネ腕の先端にバネヘッドが設け
られており、前記第1と第2のカムポケットが前記バネ
ヘッドに配置されている特徴3に記載のX線フィルムカ
セット。
【0066】15.前記インジケータ集成体が、所定の
中心軸線を中心として回転自在に設けられ、かつ、上面
と下面とを有するインジケータ部材と、前記押圧プレー
トに取着され前記回転自在のインジケータ部材と係合し
て、該インジケータ部材を前記押圧プレートの方向へ付
勢するバネとを有して成り、前記上面に少なくとも1つ
の上部カムが設けられ、前記下面に少なくとも1つの下
部カムが設けられて成るインジケータ集成体を具備する
特徴2に記載のX線フィルムカセット。
【0067】16.前記バネに前記一対の上部カムを受
承する第1と第2の対のカムポケットが設けられてお
り、前記上部カムが関連する第1または第2の対のカム
ポケットと係合する間、前記インジケータ部材が前記第
1または第2の方向に付勢される特徴15に記載のX線
フィルムカセット。
【0068】17.前記押圧プレートに前記一対の下部
カムを受承する第3の対のカムポケットが設けられてお
り、前記下部カムが第3のカムポケットと係合する間、
前記インジケータ部材が第3の方向に付勢される特徴1
5に記載のX線フィルムカセット。
【0069】18.X線フィルムカセットにおいて、ベ
ースと、前記ベースに対して閉じるように形成され、同
定窓を有して成るカバーと、前記カセット内に取着され
た押圧プレートであって、該押圧プレートと前記ベース
がシート状の前記X線フィルムを受承するための空間を
形成し、前記押圧プレートが前記カバーに設けられた同
定窓に対して概ね一直線上に並設された同定窓を有して
成る押圧プレートと、前記カバーおよび前記押圧プレー
トの双方または一方の前記同定窓を覆うためにスライド
可能に設けられ光を遮断する窓シャッタであって、前記
窓シャッタは第1の位置にある間、前記窓を取り囲む前
記カセットに対して緊密に光を遮断し、第2の位置にあ
る間、カセット内に装填されたX線フィルムに情報を配
設することを可能とする窓シャッタと、前記カセット内
に配設されたインジケータ集成体、すなわち、該インジ
ケータ集成体は前記カバーに設けられた少なくとも1つ
の開口部を通して少なくとも1部を目視することができ
るインジケータ部材を有しており、前記インジケータ部
材はカセット内にフィルムが存在しないときに第1の位
置に配置され、カセット内にフィルムが存在し、かつ、
前記窓シャッタが開いていないときに第2の位置に配置
され、カセット内にフィルムが存在し、かつ、前記窓シ
ャッタが既に開けられているときに第3の位置に配置さ
れるように構成されたインジケータ集成体とを具備する
X線フィルムカセット。
【0070】19.X線フィルムカセットにおいて、ベ
ースと、前記ベースに対して閉じるように形成され、同
定窓を有して成るカバーと、前記カセット内に取着され
た押圧プレートであって、該押圧プレートと前記ベース
がシート状の前記X線フィルムを受承するための空間を
形成し、前記押圧プレートが前記カバーに設けられた同
定窓に対して概ね一直線上に並設された同定窓を有して
成る押圧プレートと、前記カバーおよび前記押圧プレー
トの双方または一方の前記同定窓を覆うためにスライド
可能に設けられ光を遮断する窓シャッタであって、前記
窓シャッタは第1の位置にある間、前記窓を取り囲む前
記カセットに対して緊密に光を遮断し、第2の位置にあ
る間、カセット内に装填されたX線フィルムに情報を配
設することを可能とする窓シャッタと、前記カセット内
に配設され、カセット内にフィルムが存在するときを表
示し、かつ、前記窓シャッタが既に開けられているとき
を表示するために、前記カバーに設けられた少なくとも
1つの開口部を通して少なくとも一部を目視することが
できるインジケータ集成体であって、該インジケータ集
成体はインジケータ部材、すなわち、中心軸線を中心と
して回転自在に設けられ、かつ、上面と下面とを有する
インジケータ部材と、前記押圧プレートに取着され前記
回転自在のインジケータ部材と係合して、該インジケー
タ部材を前記押圧プレートの方向へ付勢するバネとを有
してなり、前記上面に一対の上部カムが設けられ、前記
下面に一対の下部カムが設けられて成るインジケータ集
成体とを具備するX線フィルムカセット。
【0071】20.前記バネに前記一対の上部カムを受
承する第1と第2の対のカムポケットが設けられてお
り、前記上部カムが関連する第1または第2の対のカム
ポケットと係合する間、前記インジケータ部材が前記第
1または第2の方向に付勢される特徴19に記載のX線
フィルムカセット。
【0072】21.前記押圧プレートに前記一対の下部
カムを受承する第3の対のカムポケットが設けられてお
り、前記下部カムが第3のカムポケットと係合する間、
前記インジケータ部材が第3の方向に付勢される特徴1
9に記載のX線フィルムカセット。
【0073】22.前記インジケータ集成体がインジケ
ータとバネとを具備しており、前記インジケータは前記
押圧プレートから上方に延びる軸線を有し、該軸線に沿
って上動、下動可能で、かつ、同軸線を中心として回転
可能に設けられており、前記第1の腕が前記インジケー
タの軸線方向の動作に対抗するように、前記第1の腕が
前記インジケータに弾性力を前記軸線に沿って与え、前
記第1の腕が前記インジケータの回転動作に対抗するよ
うに、前記第2の腕が前記インジケータに弾性力を前記
軸線から半径方向に離隔した関係で与え、前記バネが下
方に向いた第1と第2のバネ係合面を有し、前記インジ
ケータが上方に向いた第1と第2のインジケータ係合面
と、下方に向いたカム面とを有しており、前記インジケ
ータが前記第2の位置にあるとき、前記インジケータの
第1のインジケータ係合面と前記バネの第1のバネ係合
面が係合し、前記インジケータが前記第3の位置にある
とき、前記インジケータの第2のインジケータ係合面と
前記バネの第2のバネ係合面が係合し、前記インジケー
タが前記第1の位置にあるとき、前記カム面が前記押圧
プレートに係合し、前記窓シャッタの第1の位置から第
2の位置への移動が前記インジケータを前記第2の位置
から前記第3の位置に移動させる特徴1に記載のX線フ
ィルムカセット。
【0074】23.前記バネが第1と第2の腕を有して
おり、前記第1の腕が前記回転軸に隣接して前記インジ
ケータに支持される先端を有し、前記第2の腕がバネ係
合面を備えた先端を有して成る特徴22に記載のX線フ
ィルムカセット。
【0075】24.前記第2の腕が主部と楔部とを有し
ており、前記楔部が前記主部から横方向および鉛直方向
にオフセットされており、前記楔部がバネ係合面を備え
て成る特徴23に記載のX線フィルムカセット。
【0076】25.前記バネは第1と第2の腕を有して
おり、前記インジケータの前記第1の位置から前記第2
の位置への移動に対して主として第1の腕が対抗し、か
つ、回転可能なインジケータの回転動作に対して主とし
て前記第2の腕が対抗するように、第1の腕が前記軸線
に概ね沿って弾性力をインジケータに与える特徴22に
記載のX線フィルムカセット。
【0077】26.前記インジケータ集成体は、所定の
中心軸線を中心として回転自在に設けられ上面と下面と
を有するインジケータ部材と、前記押圧プレートに取着
されたバネであって、前記インジケータ部材を前記押圧
プレートの方向に付勢するように前記インジケータ部材
に係合するバネとを具備し、前記インジケータ部材が周
カムを有し、前記下面に少なくとも1の下部カムが備え
られている特徴1に記載のX線フィルムカセット。
【0078】27.X線フィルムカセットにおいて、ベ
ースと、前記ベースに対して閉じるように形成され、同
定窓を有して成るカバーと、前記カセット内に取着され
た押圧プレートであって、該押圧プレートと前記ベース
がシート状の前記X線フィルムを受承するための空間を
形成し、前記押圧プレートが前記カバーに設けられた同
定窓に対して概ね一直線上に並設された同定窓を有して
成る押圧プレートと、前記カバーおよび前記押圧プレー
トの双方または一方の前記同定窓を覆うためにスライド
可能に設けられ光を遮断する窓シャッタであって、前記
窓シャッタは第1の位置にある間、前記窓を取り囲む前
記カセットに対して緊密に光を遮断し、第2の位置にあ
る間、カセット内に装填されたX線フィルムに情報を配
設することを可能とする窓シャッタと、前記押圧プレー
トに配設されたインジケータ、すなわち、第1と第2の
第3の位置の間で動作することが可能で、カセット内に
フィルムが存在しないときに第1の位置に配置され、カ
セット内にフィルムが存在し、かつ、前記窓シャッタが
開いていないときに第2の位置に配置され、カセット内
にフィルムが存在し、かつ、前記窓シャッタが開けられ
ているときに第3の位置に配置され、かつ、インジケー
タの位置がレジスターにおいて確認することができるよ
うに設けられたインジケータと、弾性作用により前記イ
ンジケータの動作に対抗するバネとを具備するX線カセ
ット。
【0079】28.前記バネは第1と第2の腕を有して
おり、前記第1の腕が前記インジケータに前記押圧プレ
ートに向けて弾性的に付勢し、前記インジケータが前記
第2の位置にあるとき前記第2の腕がインジケータの動
作に弾性的に対抗し、前記インジケータが前記第3の位
置にあるとき前記第2の腕がインジケータの動作に弾性
的に対抗する特徴27に記載のX線フィルムカセット。
【0080】29.X線フィルムカセットにおいて、ベ
ースと、前記ベースに対して閉じるように形成されたカ
バーと、前記前記カバーとベースとの間に設けられた押
圧プレートであって、該押圧プレートと前記ベースがシ
ート状の前記X線フィルムを受承するためのフィルム空
間を形成し、前記押圧プレートが前記フィルム空間に連
通する孔部を有して成る押圧プレートと、インジケータ
とバネとを有し前記押圧プレートに取着されたインジケ
ータ集成体とを具備して成り、前記インジケータが主部
と、該主部から下方に延びる軸部とを有しており、前記
主部が下方に向いたカム面と、少なくとも1つの上方に
向いた係合面とを有しており、前記バネが前記インジケ
ータを前記押圧プレートの方向に弾性的に付勢し、前記
バネは、更に、下方に向けて設けられた係合面を有して
成り、前記インジケータは、(a)第1の位置、すなわ
ち、第1の位置において前記軸部が前記孔部を貫通して
フィルム空間へ延び、前記押圧プレートが前記カム面と
係合して前記インジケータを回転させる第1の位置と、
(b)少なくとも1つの第2の位置、すなわち、第2の
位置において前記軸部が前記フィルム空間から移動し、
前記カム面が前記押圧部から離反し、前記少なくとも1
のバネ係合面が前記少なくとも1つのインジケータ係合
面と係合して前記インジケータを回転させる第2の位置
と、の間で移動可能に設けられ、前記インジケータが前
記第2の位置にあるとき、前記第1の位置に対して相対
的に回転するX線フィルムカセット。
【0081】30.前記バネは前記インジケータの前記
の位置の間の動作に弾性的に対抗するように設けられて
いる特徴29に記載のX線フィルムカセット。
【0082】31.前記押圧プレートは少なくとも1つ
の停止部を有し、前記インジケータが前記少なくとも1
つの第2の位置にあるとき、前記バネが前記少なくとも
1つの停止部に対して前記インジケータを弾性的に付勢
する特徴30に記載のX線フィルムカセット。
【0083】32.前記バネと前記インジケータの一方
が第1と第2の係合面を有しており、前記インジケータ
が前記インジケータが1つの前記第1の位置と、2つの
前記第2の位置との間で移動可能に構成されている特徴
30に記載のX線フィルムカセット。
【0084】33.前記カバーと前記押圧プレートが鉛
直線上に並設された同定窓を有しており、前記カセット
が、更に、第1と第2の位置の間でスライド可能に設け
られ光を遮断する窓シャッタを具備して成り、前記窓シ
ャッタは第1の位置にある間、前記同定窓を通過してX
線フィルムへ侵入する光を遮断し、第2の位置にある間
前記同定窓から離反して、光が前記X線フィルムへ同定
窓へ通過することを許容し、前記窓シャッタの動作によ
り前記インジケータが前記第2の位置の一方から前記第
2の位置の他方へ移動させられる特徴32に記載のX線
フィルムカセット。
【0085】34.X線フィルムカセットにおいて、ベ
ースと、前記ベースに対して閉じるように形成されたカ
バーと、前記前記カバーとベースとの間に設けられた押
圧プレートであって、該押圧プレートと前記ベースがシ
ート状の前記X線フィルムを受承するためのフィルム空
間を形成し、前記押圧プレートが前記フィルム空間に連
通する孔部を有して成る押圧プレートと、インジケータ
とバネとを有し前記押圧プレートに取着されたインジケ
ータ集成体とを具備して成り、前記インジケータが主部
と、該主部から下方に延びる軸部とを有しており、前記
主部が下方に向いたカム面と、少なくとも1つの上方に
向いた係合面とを有しており、前記バネが前記インジケ
ータを前記押圧プレートの方向に弾性的に付勢し、前記
バネは、更に、下方に向けて設けられた少なくとも1と
の係合面を有して成り、前記インジケータは、(a)第
1の位置、すなわち、第1の位置において前記軸部が前
記孔部を貫通して前記フィルム空間へ延び、回転を強制
するように前記カム面が前記押圧プレートと係合し、前
記係合面が離隔するように配置される第1の位置と、
(b)少なくとも1つの第2の位置、すなわち、第2の
位置において前記軸部が前記フィルム空間から移動し、
前記カム面が前記押圧部から離反し、前記少なくとも1
のインジケータ係合面が、回転を強制するように前記少
なくとも1つのバネ係合面と係合する第2の位置と、の
間で移動可能に設けられ、前記第2の位置は前記軸線を
中心として前記第1の位置から周方向に離反しているX
線フィルムカセット。
【0086】35. 前記バネが第1と第2の腕を有し
ており、前記第1の腕が前記インジケータの軸線方向の
動作に対抗するように、前記第1の腕が前記インジケー
タに弾性力を前記軸線に概ね沿って与え、前記インジケ
ータの軸方向の動作に対して主として第1の腕が対抗
し、かつ、インジケータの回転動作に対して主として前
記第2の腕が対抗するように、前記第2の腕が前記イン
ジケータに弾性力を前記軸線から半径方向に離隔した関
係で与える特徴35に記載のX線フィルムカセット。
【0087】
【発明の効果】本発明によれば、X線フィルムカセット
の向きに拘わらずフィルムの存在を表示し、かつ、更
に、カセットの患者同定用窓が既に作動したか否かを表
示するインジケータを有するX線フィルムカセットが提
供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態によるX線フィルムカ
セットの斜視図である。
【図2】図1のX線フィルムカセットが開いた状態を示
す側面図である。
【図3】図1のX線フィルムカセットの分解斜視図であ
る。
【図4】図1において矢視線4−4に沿うX線フィルム
カセットの断面図である。
【図5】図1において矢視線5−5に沿うX線フィルム
カセットの断面図であり、第1の位置にあるインジケー
タを示す図である。
【図6】図5と同様の図であり、第2の位置にあるイン
ジケータを示す図である。
【図7】図5と同様の図であり、第3の位置にあるイン
ジケータを示す図である。
【図8】図1において6−6で示す部分の部分拡大図で
あり、図5に示す位置にあるときのインジケータおよび
インジケータ開口部を示す図である。
【図9】図5と同様の図であり、図6に示す位置にある
ときのインジケータおよびインジケータ開口部を示す図
である。
【図10】図5と同様の図であり、図7に示す位置にあ
るときのインジケータおよびインジケータ開口部を示す
図である。
【図11】図9において矢視線6D−6Dに沿うカバー
の断面図であり、インジケータ開口部を示す図である。
【図12】押圧プレート集成体の部分分解図である。
【図13】押圧プレート集成体の部分斜視図であり、閉
鎖位置にある窓シャッタを示す図である。
【図14】図13と同様の図であり、開放位置にある窓
シャッタを示す図である。
【図15】フィルムの存在を表示するためのインジケー
タ集成体の部分拡大斜視図であり、図5の位置にあるイ
ンジケータを示す図である。
【図16】図15と同様の図であり、図6の位置にある
インジケータを示す図である。
【図17】図15と同様の図であり、図8の位置にある
インジケータを示す図である。
【図18】押圧プレートにおいてインジケータを取り付
ける部分を、インジケータとバネとを除去して示す押圧
プレートの部分拡大斜視図である。
【図19】図18の押圧プレートの平面図である。
【図20】インジケータのバネの拡大底面斜視図であ
る。
【図21】図20のバネの平面図である。
【図22】インジケータの頂部斜視図である。
【図23】図22のインジケータの平面図である。
【図24】図23において矢視線14C−14Cに沿う
インジケータの断面図である。
【図25】インジケータの底部斜視図である。
【図26】図25のインジケータの底面図である。
【図27】図26において矢視線15C−15Cに沿う
インジケータの断面図である。
【図28】図20のバネの底面図である。
【図29】図28のバネの17−17で示す部分の拡大
底面図である。
【図30】図29において矢視線18−18に沿うバネ
の断面図である。
【図31】代替実施形態によるX線フィルムカセットの
平面図である。
【図32】図35において矢視線20A−20Aに沿っ
て切断した、図31のX線フィルムカセットの断面図で
あり、第1の位置にあるインジケータを示す図である。
【図33】図36において矢視線20B−20Bに沿っ
て切断した図32と同様のインジケータの断面図であ
り、第2の位置にあるインジケータを示す図である。
【図34】図37において矢視線20C−20Cに沿っ
て切断した図32と同様のインジケータの断面図であ
り、第3の位置にあるインジケータを示す図である。
【図35】図31の一点鎖線で示す部分の部分平面図で
あり、図32の位置にあるインジケータを目視するため
に使用される同定窓を示す図である。
【図36】図35と同様の図であり、図33の位置にあ
るインジケータを目視するために使用される同定窓を示
す図である。
【図37】図35と同様の図であり、図34の位置にあ
るインジケータを目視するために使用される同定窓を示
す図である。
【図38】図31のカセットの窓シャッタの斜視図であ
る。
【図39】インジケータが図32の位置にあるときのイ
ンジケータ集成体およびバネの部分拡大斜視図である。
【図40】図39と同様の図であり、インジケータが図
33の位置にあるときのインジケータ集成体およびバネ
を示す図である。
【図41】図39と同様の図であり、窓シャッタが開い
ているときのインジケータ集成体と窓シャッタの作用部
とを示す図である。
【図42】図39と同様の図であり、窓シャッタが再び
閉じられたときのインジケータ集成体と窓シャッタの作
用部とを示す図である。
【図43】図32に示す位置にあるときのインジケータ
を示す図であり、図35において矢視線21A−21A
に沿って切断した断面図である。
【図44】図43と同様の図であり、図33に示す位置
にあるときのインジケータを示す図である。
【図45】図43と同様の図であり、図34に示す位置
にあるときのインジケータを示す図である。
【図46】図31のカセットの押圧プレートのインジケ
ータ取り付ける部分の拡大斜視図である。
【図47】図31のカセットのインジケータのバネの頂
部拡大斜視図である。
【図48】図47のバネの底部拡大斜視図である。
【図49】図31のカセットのインジケータの頂部拡大
斜視図である。
【図50】図31のカセットのインジケータの底部拡大
斜視図である。
【符号の説明】
10…X線フィルムカセット 12…X線フィルム 14…ベース 16…カバー 20…押圧プレート集成体 64…押圧プレート 70…窓シャッタ 82…インジケータ部材 84…バネ部材 90…下部カム 94…上部カム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線フィルムカセットにおいて、 ベースと、 前記ベースに対して閉じるように形成され、同定窓を有
    して成るカバーと、 前記カセット内に取着された押圧プレートであって、該
    押圧プレートと前記ベースがシート状の前記X線フィル
    ムを受承するための空間を形成し、前記押圧プレートが
    前記カバーに設けられた同定窓に対して概ね一直線上に
    並設された同定窓を有して成る押圧プレートと、 前記カバーおよび前記押圧プレートの双方または一方の
    前記同定窓を覆うためにスライド可能に設けられ光を遮
    断する窓シャッタであって、前記窓シャッタは第1の位
    置にある間、前記X線フィルムへ前記同定窓を通過する
    光を遮断し、第2の位置にある間、光がX線フィルムへ
    前記窓を通過することを許容する窓シャッタと、 前記押圧プレートに配設されたインジケータ、すなわ
    ち、第1と第2の第3の位置の間で動作することが可能
    で、カセット内にフィルムが存在しないときに第1の位
    置に配置され、カセット内にフィルムが存在し、かつ、
    前記窓シャッタが開いていないときに第2の位置に配置
    され、カセット内にフィルムが存在し、かつ、前記窓シ
    ャッタが既に開けられているときに第3の位置に配置さ
    れ、かつ、インジケータの位置が前記カバーを通して確
    認することができるように設けられたインジケータと、 弾性作用により前記インジケータの動作に対抗する第1
    と第2の腕を有するバネとを具備するX線カセット。
  2. 【請求項2】 前記インジケータは前記押圧プレートか
    ら上方に延びる軸線を有し、該軸線に沿って上動、下動
    可能で、かつ、同軸線を中心として回転可能に設けられ
    ており、 前記第1の腕が前記インジケータの軸線方向の動作に対
    抗するように、前記第1の腕が前記インジケータに弾性
    力を前記軸線に沿って与え、前記第1の腕が前記インジ
    ケータの回転動作に対抗するように、前記第2の腕が前
    記インジケータに弾性力を前記軸線から半径方向に離隔
    した関係で与える請求項1に記載のX線フィルムカセッ
    ト。
  3. 【請求項3】 前記バネが下方に向いた第1と第2のバ
    ネ係合面を有し、前記インジケータが上方に向いた第1
    と第2のインジケータ係合面と、下方に向いたカム面と
    を有しており、 前記インジケータが前記第2の位置にあるとき、前記イ
    ンジケータの第1のインジケータ係合面と前記バネの第
    1のバネ係合面が係合し、 前記インジケータが前記第3の位置にあるとき、前記イ
    ンジケータの第2のインジケータ係合面と前記バネの第
    2のバネ係合面が係合し、 前記インジケータが前記第1の位置にあるとき、前記カ
    ム面が前記押圧プレートに係合し、 前記窓シャッタの第1の位置から第2の位置への移動が
    前記インジケータを前記第2の位置から前記第3の位置
    に移動させる請求項2に記載のX線フィルムカセット。
JP7222349A 1994-08-30 1995-08-30 X線フィルムカセット Pending JPH08101481A (ja)

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US08/298,089 US5448615A (en) 1993-06-30 1994-08-30 Film cassette
US298089 1994-08-30

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