JPH08100819A - 固体滑剤コーテイングを有するグリース潤滑ローリング素子ベアリング - Google Patents

固体滑剤コーテイングを有するグリース潤滑ローリング素子ベアリング

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JPH08100819A
JPH08100819A JP7210943A JP21094395A JPH08100819A JP H08100819 A JPH08100819 A JP H08100819A JP 7210943 A JP7210943 A JP 7210943A JP 21094395 A JP21094395 A JP 21094395A JP H08100819 A JPH08100819 A JP H08100819A
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bearing
cage
coating
solid lubricant
grease
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JP7210943A
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George Tin Yau Wan
ジヨージ・テイン・ヨー・ワン
Bo Olov Jacobson
ボ・オロフ・ヤコブソン
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SKF Industrial Trading and Development Co BV
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    • Y10S384/902Porous member

Abstract

(57)【要約】 【構成】 本発明はベアリング保持器又はローラー末端
などのベアリングの素子が固体滑剤コーティングを塗布
されている、グリース潤滑ローリング素子ベアリングに
関する。 【効果】 ベアリング及び/又は保持器の運転温度を下
げることによりベアリング及びグリースの寿命を延ばす
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明はベアリング保持器又はローラー末
端などのベアリングの素子が固体滑剤コーティングを塗
布されている、グリース潤滑ローリング素子ベアリング
に関する。
【0002】ローリング素子ベアリングは通常外輪及び
内輪、該輪の間のベアリング空間のローリング素子及び
あらかじめ決められた相互間隔にローリング素子を保持
するための保持器、ならびに潤滑を与えるためのグリー
スを含む。
【0003】該グリースが存在するにもかかわらず、そ
のようなベアリングの使用の間、保持器及びローリング
素子は滑り接触をしている。これは摩擦及び摩耗を生
じ、それはそのような滑り接触の実用寿命を制限する。
【0004】摩擦及び摩耗を減少させるために、ローリ
ング素子を含む保持器ポケットにリン酸マンガン−コー
ティングを適用することが知られている。しかしそのよ
うなリン酸マンガンコーティングはいくつかの理由で満
足できない。1つの理由は、これらのコーティングがベ
アリングの“開始(running in)”の場合の
みに有用であり、例えば実用寿命の最初に摩擦の初期減
少を与えるのみであることである。ある期間の後、リン
酸塩コーティングは消失し、金属と金属の接触を起こ
し、より高い運転温度及び/又はベアリング中にあるグ
リースの劣化を生ずる。いくつかの場合には、これは局
部的に“燃焼(burnt)”グリース及び/又はベア
リングのドライ運転(dry running)に導き
得る。従って標準的リン酸マンガン塗布スチール保持器
を有するいくつかのグリース潤滑ローラーベアリングは
ローラー及び保持器ポケットの間の接点においてわずか
な潤滑工学的保護しか与えていない。これは一般にロー
ラー及び軌道上に褐色帯の形成を生ずる。これはローラ
ーと保持器の間の接点の高い滑り接触応力及び悪い潤滑
条件に帰せられる。
【0005】ベアリングにおけるグリースの条件、運転
温度及びベアリングの有効実用寿命に悪影響を及ぼす他
の因子は、ベアリング保持器とローリング素子の間に生
ずる高い熱応力、ならびにベアリングの部品間にグリー
スの供給がないことである。これらの問題の結果、リン
酸塩−塗布保持器を含むベアリングは頻繁に再潤滑しな
ければならず、そのような頻繁な潤滑が省略されるとベ
アリングの有効実用寿命が損なわれる。
【0006】従って本発明の目的は、上記の欠点に悩む
ことのないローリング素子ベアリングの提供である。こ
の目的はベアリング保持器に保持器の、及びかくしてベ
アリングの運転温度を下げるためのコーティングを塗布
することにおいて達成される。
【0007】従って本発明は保持器が保持器の運転温度
を下げるための固体滑剤含有コーティングを塗布されて
いることを特徴とするローリング素子ベアリングのため
のベアリング保持器に関する。そのようなコーティング
は一般に第V又はVII族遷移金属のジスルフイド又は
ジセレニドを含む。特に好ましい実施態様に従うと、コ
ーティングはMoS2及び/又はWS2を場合によりポリ
テトラフルオロエチレン(PTFE)と組み合わせて含
む。
【0008】MoS2−コーティングが保持器上に存在
する、及び/又はそれを固体滑剤として有する複数のロ
ーリング素子ベアリングが当該技術分野において既知で
あり、例えばUS−A−3 500 525、JP−A
−62 141 314及びJP−A−3 255 2
23を参照されたい。しかしこれらの参照文献はすべ
て、明らかな理由からグリース潤滑を行うことができな
い(高)真空及び/又は高温(250℃か又はそれ以
上)において用いるためのベアリングに関する。高い真
空/温度環境において用いるためのそのような非−グリ
ース潤滑ベアリングは本発明により特許請求されない。
【0009】英国特許明細書第1 515 643号
は、ボール及びローラーが保持器により定位置に保持さ
れ、該保持器が接触摩擦を減少させるためにPTFEな
どの低摩擦プラスチック材料の覆いを有しているボール
及びローラー型のベアリングにつき記載している。
【0010】しかしこの参照文献はMoS2及び/又は
WS2含有コーティングなどの固体滑剤含有コーティン
グに関して記していない。下文の実施例からわかる通
り、MoS2/PTFE含有コーティングなどのコーテ
ィングがベアリング保持器上に存在することは、PTF
Eのみを含むコーティングと比較した場合もベアリング
におけるグリースの性質に好ましい影響を有する。
【0011】そこに限定されるわけではないが、ポリマ
ーコーティング中に固体滑剤が存在すると、グリース/
油との親和性が増し、悪い潤滑条件下における耐力特性
が向上し、それによりグリース寿命が延びると思われ
る。
【0012】さらに、PTFEの摩耗率は非常に悪く、
PTFEのみを有するベアリングは本発明の固体滑剤コ
ーティングと比較して短い寿命を有する。
【0013】“固体滑剤(solid lubrica
nt)”という用語は当該技術分野において周知であ
り、一般に低摩擦及び低摩耗率を有する固体材料として
定義することができる。従って本明細書において“固体
滑剤コーティング”という用語は該固体滑剤を含む優れ
た接着性を有するコーティングとして定義される。
【0014】該固体滑剤は通常、元素の周期表の第V又
はVI族の遷移金属のビスルフィド又はジセレニド、及
び/又はそれらの組み合わせを含む。特に好ましい固体
滑剤はMoS2及びWS2である。そのようなコーティン
グは当該技術分野において周知であり、例えば上記の参
照文献に記載されている。
【0015】本発明の固体滑剤はPTFE、ポリアミド
又は他のポリマー材料、例えばポリカルボキシインドー
ル又はポリピロールなどの有機樹脂との混合物として存
在するのが好ましい。これらの樹脂は固体滑剤を含んで
より優れたベアリング性能を与えるための結合剤として
機能する。
【0016】より低い運転温度を与えるいずれの固体滑
剤含有コーティングもそのままで用いることができる。
商業的に入手可能な例はEeonyx−compan
y,USAにより生産されるMoS2/PTFE含有コ
ーティング、Dowty,Great Britain
により生産されるPTFE/MoS2コーティング(製
品1052)、及びMoS2含有Molykoteコー
ティング7409(Dow Corning)である。
【0017】商業的に入手可能なWS2コーティングの
例はDichroniteである。
【0018】そのようなコーティングは当該技術分野に
おいて周知であり、先行技術において防蝕及びボルト、
ヒンジなどの永久潤滑、ならびにエンジン及びギア部
品、例えばピストンの潤滑のために用いられた。
【0019】本発明は、使用の間、固体滑剤コーティン
グを塗布されたベアリングは、これらの塗布表面が非−
塗布ベアリングにおいて通常存在する金属表面より低い
摩擦を示すとしても、有効量のグリースをその表面上の
適所にまだ有するという驚くべき発見に基づいている。
コーティングの摩擦が低い故に、固体滑剤コーティング
は滑剤の保持器の適所への保持において有効性が低いこ
とが予想され得た。
【0020】ベアリングの使用中、滑り接触にあるベア
リングのすべての素子はその接触表面上に存在する滑剤
を有していなければならない。特にローリング素子ベア
リングの場合、ベアリングが高速で回転する時にグリー
スに作用する遠心力のために、グリースを押し出す一定
の圧力がある。従って、固体滑剤コーティングを塗布さ
れた保持器の場合、グリースは臨界接触表面から押し出
され、及び/又は完全に保持器から除去さえされ、従っ
て潤滑に利用できる滑剤の量が減少することが予想され
得た。
【0021】しかし本発明に従い今回、滑剤の適所への
保持に与える本発明の固体滑剤コーティングの負の効果
は、そのような固体滑剤コーティングが保持器上で用い
られる場合に得られるより低い運転温度による相殺以上
であることが見いだされた。このために、固体滑剤コー
ティングはグリースの寿命、ベアリングの実用寿命なら
びに必要な潤滑間隔に全体として正の効果を与える。
【0022】これに関し、PTFEなどのプラスチック
材料中に該固体滑剤を含むコーティングは、GB特許明
細書第1,515,643号に記載のようなPTFEの
みを含むコーティングより優れた結果を与える。それら
の固体表面張力の故に、MoS2コーティングは、保持
器の表面の油及び/又はグリースによるより良い“濡
れ”、グリース/油親和性及び接着性の向上、ならびに
耐力特性の向上を与え、それによりグリース寿命をさら
に延ばす。
【0023】固体滑剤含有コーティングの被覆表面への
より良い接着もグリースの適所における保持の重要な因
子である。
【0024】より低い運転温度及び滑剤のより良い接着
を与える他に、これらのコーティングは、技術の現状に
おけるリン酸塩コーティング及び/又はPTFEコーテ
ィングより優れた基質(例えばベアリング保持器)への
接着も与え、より長期間それらは有効である。
【0025】PTFE/MoS2コーティングの他の利
点は、それらが例えば鉛含有コーティングより環境に対
して危険が少ないことである。
【0026】しかし本発明はMoS2/PTFE含有コ
ーティングに制限されるわけではなく、保持器及び/又
はベアリングの低い運転温度を与えるいずれの固体滑剤
コーティングも用いることができる。そのような固体滑
剤コーティングは実施例に記載の方法を用いて、すなわ
ちそれ自体既知の方法におけるベアリングの運転温度の
測定を用いて当該技術分野における熟練者が容易に決定
することができる。固体滑剤コーティングは基質に対し
て優れた接着性も示すのが好ましい。
【0027】本発明に従い、保持器全体に固体滑剤コー
ティングを塗布することができ、あるいは当該技術分野
における熟練者に明白な通り、ローリング素子又はガイ
ドリングと滑り接触をしている保持器の部分及び表面の
み、例えば保持器ポケット及び/又は保持器棒(cag
e bars)のみに塗布することができる。固体滑剤
コーティングを用いた保持器棒の塗布は、より低い摩擦
を有するより小さい、より正確な保持器ポケットを作る
ためにも用いることができる。
【0028】本発明のコーティングはボール及びローラ
ーベアリングにおける保持器性能を向上させ、それはベ
アリングの寿命試験でわかる通り、ベアリングの疲れ寿
命を延ばす。本発明のコーティングは例えば振動ふるい
ベアリング(vibrating screen be
arings)(SAB)の内腔において用いることが
できる。
【0029】好ましくは10〜15μmの限定された厚
さで焼結されたPTFEを含む固体滑剤コーティングを
適用し、限定されたポケットの動きを有する保持器ポケ
ット、及び保持器に偏心運転(excentric r
unning)を許す限定された保持器棒の形を与える
ことは、ローリング素子誘導を向上させる理想的な組み
合わせを与える。そうする場合、摩耗過程による保持器
摩擦の増加、滑剤及び金属と金属の接点のこすり落と
し、保持器からの高い雑音、及び短い寿命などの負の特
徴は、この種の適用において本発明の固体滑剤コーティ
ングを用いることにより避けられる。
【0030】好ましい実施態様に従うと、保持器ポケッ
ト及び保持器棒の両方に運転温度を下げるための固体滑
剤コーティングを塗布する。
【0031】そのようなコーティングをローリング素子
ベアリングの保持器に塗布することにより、以下の利点
が得られる: −技術の現状におけるリン酸マンガンコーティングと比
較し、より低い保持器及びベアリングの運転温度; −接点の回りのグリースは長期間良い条件で保たれ、全
体的潤滑の向上を生ずる; −グリースの局部的燃焼が起こらない; −ローリング素子ベアリングのより長い有効実用寿命。
【0032】−保持器中、特にローリング素子間に位置
し、これらの素子に沿って滑る保持器棒上のグリース滑
剤の優れた保持。
【0033】−より長い潤滑間隔; −ローリング素子に関する、より低い熱応力; −ローリング素子及び輪における褐色帯の形成を少な
く、又は無くしさえするローリング素子自身上における
滑剤のより優れた保持; −保持器棒により容易にこすり落とされず、それにより
ローリング素子とベアリング輪の間の優れた潤滑も与え
る、より厚い滑剤層がローリング素子上に存在するこ
と; −本発明の塗布表面は、滑剤を接触表面に輸送するため
の溝を設けることができ、使用中の臨界表面のより優れ
た潤滑を与えることができる。
【0034】使用の場合、オーバーローリング(ove
rrolling)の間、滑剤フィルムはゆっくり接触
軌道から移動される。非振動潤滑不足線接触ベアリング
(non−vibrating starved lu
bricated linecontact bear
ing)及び他の種類の潤滑ベアリングの場合、塗布表
面の溝は滑剤フィルムを補充/再分配し、それにより滑
剤フィルムが破壊され、続いてベアリングが故障するの
を防ぐための追加の活性な機構となることができる。保
持器の壁に溝の模様を適用することにより、ローラーと
保持器棒の間の滑りの動きが中心に向かう滑剤の動きを
誘導し、かくして軌道の中心に滑剤を濃縮し、滑剤フィ
ルムの破壊及び上記のその結果を妨害する。両保持器棒
上に同じ模様の溝を適用することにより、ローリング軌
道の中心に向かう滑剤フィルム輸送がベアリングの回転
方向にかかわらずに起こる。従ってこれらの溝は接触応
力を減少させ、グリース及びベアリングの両方の寿命を
延ばす。溝の形態及び数は、例えば用いられる保持器及
びベアリングに依存し、適した溝の適用は当該技術分野
における熟練者に明らかである。
【0035】固体滑剤コーティングは、浸漬、噴霧など
のいずれの適した方法によっても保持器に適用すること
ができ、それらの方法は当該技術分野における熟練者に
明らかであり、及び/又は例えば上記の先行技術に記載
されている。しかしPTFE/MoS2コーティングは
US特許出願5,262,214に記載の“ショットピ
ーニング(shot peening)”を用いて適用
するのが好ましい。この方法により塗布された保持器は
噴霧又は浸漬により塗布された保持器よりずっと優れた
結果を与える。
【0036】コーティングの厚さは5〜10μmが好ま
しい。しかし、固体滑剤を保持しながらローリング素子
へのより優れた誘導を与える保持器ポケットを得るため
に、より厚いコーティングを適用することもできる。
【0037】本発明のさらに別の特徴に従うと、固体滑
剤コーティングの利用は、テーパーローラーベアリング
潤滑のローラー−フランジ接点の潤滑工学的性能も大き
く向上させることができる。この適用は、特に軸方向高
荷重適用条件(high applied axial
loading condition)下で使用中の
ローラー−フランジ接点の悪い潤滑及び摩耗の問題を克
服する。ベアリングの寿命の向上は単にローラー末端へ
の該コーティングの適用により行うことができる。接点
温度は低下し、金属摩耗は最低となり、かくしてより長
い滑剤寿命が予測される。
【0038】従って本発明はさらに、ローラー及び/又
はベアリングの運転温度を下げ、ベアリング中に存在す
るグリースの寿命を延ばし、及び/又はローラー素子ベ
アリング、特にテーパーローラーベアリングの実用寿命
を延ばすための上記の固体滑剤コーティングのローラー
末端上における利用、ならびに本発明の固体滑剤コーテ
ィングを塗布したローラー末端に関する。
【0039】ここで本発明を以下の実施例を用いて例示
し、実施例において運転温度の低下に関する固体滑剤コ
ーティングの性能を、技術の現状におけるリン酸マンガ
ンコーティング、ならびにより低い運転温度を与えない
PRCA−コーティング及びPTFEのみを含むコーテ
ィングと比較する。
【0040】
【実施例】1.ベアリング試験 標準の、及び塗布された保持器を用いたベアリング試験
を表1に示すSKFR2F“A”試験条件に従って行っ
た。
【0041】
【表1】
【0042】2.試験材料 メチルアクリレート及び/又はフルオロポリマーに基づ
くポリマー塗布SRB保持器、ならびにポリテトラフル
オロエチレン(PTFE)/MoS2この研究で用い
た。これらの材料に基づき、所有権のある(propr
ietary)及び商業的の両塗布法を用いて保持器に
コーティングを与えた。コーティングの詳細及び供給者
を表2に挙げる。
【0043】
【表2】
【0044】用いられたすべての試験保持器は標準E設
計に基づく。計画の時点で普通のスチールの保持器、す
なわち未処理の保持器は得ることができず、すべてのポ
リマー/抗摩擦被覆保持器は予備−リン酸塩保持器に基
づいて製作した。リン酸塩コーティングは、ローター仕
上げにより保持器工場(SKF Kogellager
industrie,Veenendaal,The
Netherlands)において除去した。表3は行
われた試験プログラムをまとめたものである。
【0045】
【表3】
【0046】*The NetherlandsのDo
w Corningの代表3.性能ランキング 試験したすべてのベアリングを運転温度(ΔT)及び損
傷の目視検査に関するその性能に従ってランク付けし
た。
【0047】運転温度 ベアリングの温度(外輪)を継続的に監視し、試験の持
続時間の最後までコンピューターを介して記録した。試
験の停止のために予備設定した温度限界は200℃であ
る。報告される実際のベアリング運転温度、ΔTは外輪
表面温度と周囲温度の間の差である。一般に解釈は、低
い運転温度が少ない固体滑剤の損失を保証し、滑らかな
プロットが通常優れた性能を与えるということに基づい
ている。
【0048】目視検査 すべての試験ベアリングのローリンゾ素子及び保持器を
調べ、以下のレベルに従って等級付けした。得点が高い
程、保持器はその潤滑工学的機能を良く果す。ランク付
けはベアリング側毎に行った。
【0049】5:ほとんど新しいようなローラー/ロー
ラー−保持器棒接点上にほとんど又は全く摩耗なし 4:いくらかの掻ききずのあるローラー/ローラー−保
持器棒接点上にわずかな摩耗 3:小さい褐色又は艶のある帯(<30%ローラー表
面)/ローラー−保持器棒接点上に小さい摩耗 2:中程度の褐色又は艶のある帯(30〜50%ローラ
ー表面)/ローラー−保持器棒接点上に中〜高の摩耗 1:大きな褐色/艶のある帯(>50%ローラー表面)
/ローラー−保持器棒接点上に中〜高の摩耗4.試験結果 a.標準リン酸マンガン塗布保持器の性能 (先行技術)標準リン酸塩塗布保持器を有する3つのベ
アリングを試験した。すべての試験の場合に観察される
高温のピーク(図1を参照)は、試験条件下におけるベ
アリング潤滑の問題を示している。観察されたすべての
温度ピークの持続時間は比較的短く、続く下降はおそら
く滑剤の補充による。温度の急速な上昇は主にローラー
と保持器ポケットの間の接点における高い摩擦損失によ
ることが示唆されている。平均運転温度、ΔTは45〜
50℃の範囲であることが記録された(図1を参照)。
【0050】試験ベアリング(2、4及び10番)の目
視検査を行った。ランキングを表4に示す。3及びそれ
以下の等級付けはローラー及び軌道上の褐色帯の形成を
示す。保持器接点上のリン酸塩コーティングは完全に除
去され、中/高の保持器接点摩耗が観察された。これら
の試験の結果は、極限条件下で試験されたグリース潤滑
ローラーベアリングに関する以前の多くの観察と一致す
る。
【0051】b.PRCA塗布保持器の性能(比較) 図2は保持器上のPRCAグラフトポリマーコーティン
グの性能を示す。これらのコーティングの組成はフルオ
ロ−及びアクリレート−ポリマーに基づく。高い運転温
度(>50℃)及び高い温度ピークが、PRCA塗布保
持器を用いて試験したすべてのベアリングに関して記録
されたことがわかる。特に最初の数日の非常に高い運転
温度は、標準的コーティングの厚さと比較してより厚い
コーティングから生じたことが示唆されている。高い温
度ピークは主にローリング/滑り接点への滑剤供給の不
足により、適用されたコーティングは接点において発生
する高い摩擦力を防ぐことができなかった。これらのベ
アリング(1、3、5及び6番)のランキングは表4に
示す通り不満足なものであった。興味深いことに、ベア
リング1はローリング素子上に重大な褐色帯を示さなか
ったが、周囲の摩耗がローラー上を引っ掻いていた。保
持器接点はコーティング上で高い摩耗を現し、保持器棒
の金属上で低〜中の摩耗を現した。PRCA−コーティ
ングは金属基質への悪い接着性も示し、それを中/高の
応力の滑り用途に不適当なものとしている。
【0052】c.Eeonyx塗布保持器の性能 SRB保持器上のEeonyxポリマーコーティングの
性能を観察するために複数の実験を行った。図3は試験
した5つのベアリングの運転温度を示す。3つのベアリ
ング運転に関して数個の温度ピークが観察されるが、全
体的運転温度は標準リン酸塩コーティング又はPRCA
コーティングと比較して低いことがわかる。低い運転温
度はローラー及び保持器の間の接点の固体滑剤を意味
し、試験したベアリングに関して観察された温度ピーク
は塗布法の一貫しない質に帰せられる。ベアリング7番
及び12番は試験条件下で実に良く作用した。
【0053】表4はこのコーティングの種類の性能ラン
キングを示す。7番及び12番のベアリング素子上には
褐色帯が生じなかった。しかし試験した他の3つのベア
リングはベアリングローラーの片側のみにいくらかの褪
色帯を現した。この観察は上記で議論したベアリング運
転温度の結果と非常に良く一致する。ランキング5で作
用したベアリングは最低の保持器摩耗を示し、ランキン
グ3のベアリングの場合はわずかな摩耗が保持器のスチ
ール上で観察された。付着されたコーティングの厚さは
約5μmであることに注意しなければならず、わずかに
より厚いコーティングが性能を向上させると思われる。
【0054】d.他の抗−摩擦コーティングの性能 PTFE/Mo2S又はMoS2に基づいた商業的に利用
できるコーティング法も調べた。図4a及び4bは試験
した4つのベアリングに関する運転温度を示す。異常
な、又は急速な温度上昇はなく、全体的温度記録は40
℃の近辺にあることがわかる。これは、平均運転温度が
標準リン酸塩コーティングより約5〜10℃低いことを
意味する。ベアリング16の保持器を、故意に残留リン
酸塩+MoS2コーティングを用いて試験した。試験結
果は、MoS2コーティングの前に保持器がリン酸塩化
されていてもいなくても、ベアリング性能は有意に影響
されないことを示す。保持器上にこれらの商業的抗−摩
擦コーティングを有する、試験したすべてのベアリング
のベアリング性能ランキングを表4に示す。試験したす
べてのベアリングの場合に最小の保持器摩耗が観察され
る。
【0055】
【表4】
【0056】e.まとめ:選ばれた塗布保持器の間の比
図5は非−塗布スチール保持器、リン酸塩保持器、PT
FE/MoS2保持器(Eeonyx,Dowty)及
びMoS2(Molykote 7409)塗布保持器
のベアリング性能間の比較を示す。一般に、MoS2
有固体滑剤コーティングはリン酸塩コーティングを有す
る、又は有していない標準保持器より良く作用すると結
論することができる。結果は、固体滑剤コーティングが
ローラー及び軌道上の褐色帯の形成を除去することによ
りベアリング性能を向上させることができると明らかに
断定している。
【0057】5.結論 上記の結果に基づき、グリース潤滑ローラーベアリング
のローラー及び軌道上の褐色帯の形成に伴う問題は、運
転温度を下げるための固体滑剤コーティング、例えばP
TFE/MoS2又はMoS2(Molykote)コー
ティングをベアリング保持器上で用いることにより除去
できると結論することができる。リン酸マンガン塗布保
持器と比較して5〜10℃低い運転温度が予想される。
【0058】金属表面及びベアリング保持器上への化学
品の付着に3つの方法が用いられた。Eeonyxの方
法の利点は迅速な機械的方法であり、コーティングの厚
さを3〜5μmの薄さまで適合させることができ、他の
化学的担体を含まない。商業的噴霧及び浸漬法は他の化
学的結合剤を用い、高温硬化を必要とする。
【0059】本発明の主たる特徴及び態様は以下の通り
である。
【0060】1.保持器が、保持器及び/又はベアリン
グの運転温度を下げるための固体滑剤含有コーティング
を塗布されていることを特徴とするグリース潤滑ローリ
ング素子ベアリングのための保持器。
【0061】2.固体滑剤コーティングが第V又はVI
族遷移金属のジスルフィド及び/又はジセレニドを含む
ことを特徴とする上記1項に記載の保持器。
【0062】3.コーティングがMoS2及び/又はW
2を好ましくはPTFEなどの有機樹脂と共に含むこ
とを特徴とする上記1及び/又は2項に記載の保持器。
【0063】4.コーティングが“ショットピーニン
グ”を用いて保持器に適用されることを特徴とする上記
1〜3項に記載のベアリング保持器。
【0064】5.コーティングの厚さが5〜12μmで
あることを特徴とする上記1〜4項に記載の保持器具。
【0065】6.外輪及び内輪、該輪の間のベアリング
空間のローリング素子、及びあらかじめ決められた相互
間隔にローリング素子を保持するための保持器を含み、
ベアリングが上記1〜5項に記載の保持器を含むことを
特徴とするローリング素子ベアリング。
【0066】7.ベアリングが球状ローラーベアリング
であることを特徴とする上記6項に記載のローリング素
子ベアリング。
【0067】8.ベアリング保持器又はローラー末端に
固体滑剤コーティングを塗布することを特徴とする、外
輪及び内輪、該輪の間のベアリング空間のローリング素
子及びあらかじめ決められた相互間隔にローリング素子
を保持するための保持器を含むローリング素子ベアリン
グの保持器の運転温度を下げ、ベアリング中に存在する
グリースの寿命を延ばし、及び/又はローリング素子ベ
アリングの実用寿命を延ばすための方法。
【0068】9.ベアリング保持器が第V又はVI族遷
移金属のジスルフィド及び/又はジセレニドを含むコー
ティングを塗布されていることを特徴とする上記8項に
記載の方法。
【0069】10.ベアリング保持器がMoS2及び/
又はWS2含有固体滑剤コーティングをPTFEなどの
有機樹脂と共に塗布されていることを特徴とする上記8
又は9項に記載の方法。
【0070】11.ローラー末端−フランジ接点、ロー
リング素子保持器及び/又はベアリングの運転温度を下
げ、ベアリング中に存在するグリースの寿命を延ばし、
及び/又はローリング素子ベアリングの有効実用寿命を
延ばすためのMoS2及び/又はWS2含有固体滑剤コー
ティングの利用。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例で用いたベアリングに関する運転温度対
時間のグラフであり、標準リン酸塩保持器のベアリング
性能を示す。
【図2】実施例で用いたベアリングに関する運転温度対
時間のグラフであり、PCRA−塗布保持器(比較)の
ベアリング性能を示す。
【図3】実施例で用いたベアリングに関する運転温度対
時間のグラフであり、Eeonyx−塗布保持器(本発
明)のベアリング性能を示す。
【図4】実施例で用いたベアリングに関する運転温度対
時間のグラフであり、aはDowty−塗布保持器(本
発明)のベアリング性能、bはMolykote−塗布
保持器(本発明)のベアリング性能を示す。
【図5】実施例で用いたベアリングに関する運転温度対
時間のグラフであり、保持器上の選ばれたコーティング
のベアリング性能を示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保持器が、保持器及び/又はベアリング
    の運転温度(running temperatur
    e)を下げるための固体滑剤含有コーティングを塗布さ
    れていることを特徴とするグリース潤滑ローリング素子
    ベアリングのための保持器。
  2. 【請求項2】 外輪及び内輪、該輪の間のベアリング空
    間のローリング素子、及びあらかじめ決められた相互間
    隔にローリング素子を保持するための保持器を含み、ベ
    アリングが請求項1に記載の保持器を含むことを特徴と
    するローリング素子ベアリング。
  3. 【請求項3】 ベアリング保持器又はローラー末端に固
    体滑剤コーティングを塗布することを特徴とする、外輪
    及び内輪、該輪の間のベアリング空間のローリング素子
    及びあらかじめ決められた相互間隔にローリング素子を
    保持するための保持器を含むローリング素子ベアリング
    の保持器の運転温度を下げ、ベアリング中に存在するグ
    リースの寿命を延ばし、及び/又はローリング素子ベア
    リングの実用寿命を延ばすための方法。
  4. 【請求項4】 ローラー末端−フランジ接点、ローリン
    グ素子保持器及び/又はベアリングの運転温度を下げ、
    ベアリング中に存在するグリースの寿命を延ばし、及び
    /又はローリング素子ベアリングの有効実用寿命を延ば
    すためのMoS2及び/又はWS2含有固体滑剤コーティ
    ングの利用。
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