JPH08100722A - 内燃機関の吸気管構造 - Google Patents

内燃機関の吸気管構造

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JPH08100722A
JPH08100722A JP23571294A JP23571294A JPH08100722A JP H08100722 A JPH08100722 A JP H08100722A JP 23571294 A JP23571294 A JP 23571294A JP 23571294 A JP23571294 A JP 23571294A JP H08100722 A JPH08100722 A JP H08100722A
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negative pressure
vacuum chamber
intake
combustion engine
internal combustion
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JP23571294A
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Shinji Sako
伸二 佐古
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は吸気管内に生ずる負圧を蓄えるバキ
ュームチャンバを備える内燃機関の吸気管構造に関し、
負圧導入に関して優れた応答性を有し、構造が簡単な吸
気管構造を実現することを特徴とする。 【構成】 内燃機関の各気筒♯1〜♯6に連通する吸気
枝管14-1〜14-6に連通してサージタンク12を設け
る。サージタンク12に連通して2本のエアコネクタ1
0a,10bを設ける。サージタンク12と、エアコネ
クタ10a,10bとの間に、バキュームチャンバ24
を設ける。バキュームチャンバ24の壁面24aに、サ
ージタンク12とバキュームチャンバ24とを連通する
負圧導入孔26aと貫通孔26bとを設け、貫通孔26
bに弾性部材からなる傘状の弁体26bを挿入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の吸気管構造
に係り、特に吸気管内に生ずる負圧を蓄えるバキューム
チャンバを備える内燃機関の吸気管構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両においては、内燃機関の
吸気管内に発生する吸気負圧を駆動源とする負圧アクチ
ュエータが広く用いられており、例えば特開平3−28
1922号公報には、内燃機関の吸気枝管内に弁機構を
設け、その弁機構をかかる負圧アクチュエータで駆動す
る吸気装置が開示されている。
【0003】吸気枝管内に弁機構を設け、内燃機関の運
転状態に応じてその弁機構を開閉すると、吸気枝管内に
内燃機関の運転状態に適応して気中共鳴を発生させるこ
とができ、全回転領域において優れた吸気特性が得られ
ることに着目したものである。
【0004】ところで、かかる負圧アクチュエータを安
定して駆動するためには、内燃機関の運転状態に関わら
ず、常に適当な負圧を蓄えておくことが必要である。吸
気管内の吸気負圧を直接駆動源とすると、内燃機関の運
転状態の変化に伴って負圧アクチュエータの応答性等に
変化が生ずることになるからである。
【0005】これに対して、上記公報記載の装置は、内
燃機関の吸気枝管と内燃機関本体との間にバキュームチ
ャンバを設けると共に、このバキュームチャンバを、途
中にチェック弁を備える負圧供給ホースを介して吸気枝
管に連通し、更に負圧アクチュエータには、このバキュ
ームチャンバから駆動源たる負圧を供給することとして
いる。
【0006】ここで、上記チェック弁は、バキュームチ
ャンバから吸気枝管へ向かう空気の流れのみを許容する
一方向弁であり、吸気枝管内の圧力がバキュームチャン
バの内圧に比して低圧である場合にのみ開弁する。
【0007】このため、吸気枝管内にバキュームチャン
バの内圧より低圧の負圧が生じた場合には、チェック弁
が開弁してその負圧がバキュームチャンバ内に導かれ、
その後吸気枝管内の圧力がバキュームチャンバ内の圧力
に比して高圧となると、チェック弁が閉弁してその負圧
がバキュームチャンバ内に安定に蓄えられることとな
る。
【0008】また、上記公報記載の装置が備えるバキュ
ームチャンバは、上述の如く吸気枝管と内燃機関本体と
の間に配設されており、バキュームチャンバを設けたこ
とにより搭載スペースが拡大することもない。この意味
で、上記公報記載の装置は、搭載スペース上の不利益を
何ら伴うことなく、常に安定した応答性の下に負圧アク
チュエータを駆動することができるという利点を有して
いることになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の装
置は、バキュームチャンバと吸気枝管との間を負圧供給
ホースを介して連通し、更にこの負圧供給ホース内にチ
ェック弁を設ける構成である。従って、吸気枝管内に負
圧が生じた後、その負圧がバキュームチャンバに導かれ
るまでには、負圧供給ホース内を負圧が伝搬する時間が
必要とされる。
【0010】また、負圧供給ホースの途中にチェック弁
を設けるためには、負圧供給ホースの加工等が必要とな
ると共に、チェック弁を構成するために種々の部品が必
要となる。更に、上記の如く負圧供給ホースの途中にチ
ェック弁を設ける場合、吸気枝管からチェック弁に至る
までの経路が、負圧を蓄えるための空間としては無駄な
空間となる。
【0011】このように、上記従来の装置は、負圧を貯
留する機構の構成が必ずしも簡単でなく、また、吸気枝
管内に吸気負圧が発生した後バキュームチャンバ内に負
圧が導入される際の応答性が必ずしも良好ではないとい
う問題を有するものであった。
【0012】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、吸気負圧を貯留するバキュームチャンバを吸気
通路に隣接して設け、負圧供給ホースを用いることなく
吸気通路とバキュームチャンバとを連通することによ
り、上記の課題を解決する内燃機関の吸気管構造を提供
することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、内燃機関
の吸気通路と隣接して設けられるバキュームチャンバ
と、該バキュームチャンバの壁面に設けられ、前記吸気
通路との導通を制御するチェック弁とを備える内燃機関
の吸気管構造により達成される。
【0014】
【作用】本発明において、前記バキュームチャンバは、
内燃機関の吸気通路と隣接して設けられている。そし
て、前記バキュームチャンバは、その壁面に設けられた
前記チェック弁を介して前記吸気通路と連通している。
【0015】従って、前記吸気通路内に、前記バキュー
ムチャンバの内圧に比して低圧の負圧が発生すると、前
記チェック弁はその負圧に反応して即座に開弁し、速や
かに前記バキュームチャンバ内に負圧が導入されること
になる。このため、本発明における前記バキュームチャ
ンバ内には、優れた応答性の下に吸気負圧が蓄えられる
ことになる。
【0016】
【実施例】図1及び図2は、それぞれ本発明の一実施例
である内燃機関の吸気管構造の要部の正面断面図(図2
中、I−I断面に相当)、及び平面断面図を示す。尚、
本実施例の吸気管構造は、6気筒内燃機関に適用するこ
とを想定して構成されたものである。
【0017】図1及び図2において、エアコネクタ10
a,10bは、内燃機関の吸気通路において、スロット
ルバルブ(図示せず)等が配設される吸気管(図示せ
ず)と、サージタンク12とを連通する通路である。本
実施例においては、6気筒内燃機関が備える気筒のう
ち、主に♯1〜♯3気筒に対して空気を供給する通路と
してエアコネクタ10aを、主に♯4〜♯6気筒に対し
て空気を供給する通路としてエアコネクタ10bを設け
ている。
【0018】また、サージタンク12は、上述したエア
コネクタ10a,10bと、内燃機関の6つの気筒に連
通する吸気枝管14-1〜14-6とを連通する沈静槽であ
り、♯1〜♯6気筒において順次吸気工程が実行される
に伴って、エアコネクタ10a,10b等を介して吸入
された空気を、各吸気枝管14-1〜14-6に分配する。
【0019】ところで、各吸気枝管14-1〜14-6の内
部には、各気筒♯1〜♯6において吸気工程が実行され
る周期に応じて吸気負圧が導かれる。この結果、サージ
タンク12内には、各吸気枝管14-1〜14-6を介して
異なる時期に負圧が導かれ、負圧の干渉に起因する脈動
が生ずる。
【0020】この脈動は、更にエアコネクタ10a,1
0b、吸気管等を介してより上流に伝搬され、吸気系全
体に、その諸元に応じた圧力波を発生させる。そして、
この圧力波は、各吸気枝管14-1〜14-6に吸気負圧が
導かれる周期、すなわち内燃機関の回転数に応じてその
発生周期を変動させる。
【0021】そして、その圧力波が、各気筒♯1〜♯6
において吸気工程が実行される際に吸気枝管14-1〜1
-6内に正圧波を導くように発生すると、内燃機関にお
いては高い体積効率の下に吸気が行われることになる。
ここで、内燃機関の吸気系は、その諸元に応じたある機
関回転数に体積効率のピークを有しており、そのピーク
付近では、優れた出力特性を得ることができる。
【0022】これに対して本実施例の吸気管構造は、吸
気系の諸元を変更することで、複数の機関回転数に対し
て体積効率のピークを発生させ、より広い回転領域にお
いて優れた出力特性を実現し得る機能を備えている。
【0023】すなわち、本実施例においては、図1及び
図2に示す如くサージタンク12内の吸気枝管14-1
14-3に開口する空間と、吸気枝管14-4〜14-6に開
口する空間とが、回転バルブ16によって区分されてい
る。この場合、回転バルブ16を閉弁状態とすれば、サ
ージタンク12が2つの空間に区分され、その結果吸気
枝管14-1〜14-3と、吸気枝管14-4〜14-6とが独
立した吸気系を有する状態となり、一方、回転バルブ1
6を開弁状態とすれば、吸気枝管14-1〜14 -6が共通
の吸気系を有する状態となり、回転バルブ16の状態に
応じて吸気系の諸元が実質的に変更されることになる。
【0024】このため、本実施例の吸気管構造によれ
ば、複数の機関回転数に対して吸気時における体積効率
をピークとすることができ、上記の如く、広い回転領域
において内燃機関に優れた出力特性を発揮させることが
可能となる。
【0025】ところで、上記の如く回転バルブ16を回
転させるためには、回転バルブ16を駆動するアクチュ
エータが必要である。ここで、本実施例の吸気管構造
は、このアクチュエータに負圧アクチュエータ18を用
いている。
【0026】すなわち、図1及び図2に示す如く、回転
バルブ16には、回転バルブ16に固定される部分を長
軸とするL字形の回転軸20が固定され、また回転軸2
0の短軸の先端には、負圧アクチュエータ18の作動軸
18aが連結されている。
【0027】ここで、負圧アクチュエータ18は、負圧
供給口18bに供給される負圧を駆動源として作動する
アクチュエータであり、負圧供給口18bに適当な負圧
が供給されると作動軸18aを引き上げ、負圧供給口1
8bに大気圧が供給されると、作動軸18bを押しさげ
るべく機能する。
【0028】従って、図1及び図2に示す状態から負圧
供給口18bに適当な負圧を供給すると、負圧アクチュ
エータ18は、回転バルブ16を開弁させるべく機能
し、更に回転バルブ16が開弁した状態において、負圧
供給口18bに大気圧を供給すると、負圧アクチュエー
タ18は、回転バルブ16を閉弁させるべく機能するこ
とになる。
【0029】ここで、本実施例においては、負圧供給口
18bには、負圧制御弁22を介してバキュームチャン
バ24が連通されている。この負圧制御弁22は、負圧
供給口18bを、バキュームチャンバ24又は大気に選
択的に連通する電磁弁であり、外部から電気信号を供給
することで状態を切り換えることができる。
【0030】ところで、本実施例の吸気管構造は、上述
したバキュームチャンバ24を、エアコネクタ10a,
10bとサージタンク12との間に設け、更にバキュー
ムチャンバ24とサージタンク12とを隔成する壁面2
4aにチェック弁26を設けた点に特徴を有している。
【0031】すなわち、バキュームチャンバ24は、負
圧アクチュエータ18に対して適宜負圧が供給できるよ
うに、適当に吸気負圧を蓄え得るものであれば足り、こ
の意味では、例えばサージタンク14等と別体に設け、
サージタンク12から負圧供給ホース等を介して吸気負
圧の供給を受ける構成とすることも可能である。
【0032】しかしながら、かかる構成とした場合、負
圧供給ホース内にチェック弁を設ける必要が生じ、その
結果構成が複雑化すると共に、負圧供給ホースの存在に
起因してバキュームチャンバ24内に負圧が導入される
際の応答性が悪化することは前記した通りである。
【0033】これに対して、本実施例の吸気管構造にお
いては、上述の如くサージタンク12に対して2本のエ
アコネクタ10a,10bを連通させており、サージタ
ンク12とエアコネクタ10a,10bとの間に空間が
形成されている。従って、この空間をバキュームチャン
バ24として利用すれば、新たにバキュームチャンバ2
4の搭載スペースを設ける必要がなく、省スペース化に
有効である。
【0034】更に、かかる配置とした場合、バキューム
チャンバ24は、その壁面24aを介してサージタンク
12と隣接することになり、壁面24aに負圧を導く機
構を設けることとすれば、新たに負圧供給ホース等を加
設する必要がないと共に、最短の負圧導入経路が実現で
きることになる。
【0035】そこで、本実施例においては、上述の如く
サージタンク12とエアコネクタ10a,10bとの間
にバキュームチャンバ24を配置し、その壁面24a
に、負圧導入口26aと、この負圧導入口26aを閉塞
または開放する弁体24bとからなるチェック弁26を
設けることとした。
【0036】ここで、弁体24bは、弾性を有する傘状
の部材であり、サージタンク12内に、バキュームチャ
ンバ24の内圧より低圧の負圧が生じた場合には、バキ
ュームチャンバ24からサージタンク12へ向かう空気
の流れを許容すべく弾性変形する。また、サージタンク
12内の圧力がバキュームチャンバ24内の圧力に比し
て高圧である場合には、その差圧に起因して負圧導入孔
26aを閉塞すべく弾性変形する。
【0037】この結果、サージタンク12内に、バキュ
ームチャンバ24の内圧より低圧の負圧が発生すると、
その負圧は即座にバキュームチャンバ24内に導かれ、
更にその後サージタンク12内の圧力が上昇しても、既
にバキュームチャンバ24内に導かれた負圧はそのまま
蓄えられることになる。
【0038】この際、本実施例の構造によれば、バキュ
ームチャンバ24に負圧を導き、かつ導いた負圧を適切
に蓄えるための機構が、バキュームチャンバ24の壁面
24aに負圧導入孔26aと弁体26b支持用の貫通孔
26cを設け、かつその貫通孔26cに弁体26bの軸
部分を挿入するだけで実現することができる。
【0039】更に、サージタンク12内に生ずる負圧の
変動が、直接チェック弁26に作用し、速やかな開閉弁
を促すため、極めて優れた応答性の下にバキュームチャ
ンバ24内に負圧を貯留することができる。
【0040】このため、本実施例によれば、内燃機関の
運転中において極めて安定した負圧をバキュームチャン
バ24内に蓄え、負圧アクチュエータ18を安定した応
答性の下に駆動することができる吸気管構造が、簡単な
構成によって実現できることになる。
【0041】ところで、上記図1及び図2に示す吸気管
構造は、チェック弁26の弁体26が直接サージタンク
12内に露出される構造である。ここで、サージタンク
12内の圧力と、バキュームチャンバ24内の圧力との
差は、通常1kg/cm2程度であり、弁体26bの耐久性に
悪影響を与えることはないが、いわゆるバックファイヤ
が生じた場合には、その差圧が10kg/cm2を超えること
もあり、弁体26bの耐久性上の問題を生ずる。
【0042】図3及び図4は、かかる弊害を除去すべく
構成された、本発明の他の実施例に相当する吸気管構造
の正面断面図、及び平面断面図である。すなわち、図3
及び図4に示す吸気管構造においては、サージタンク1
2の、バキュームチャンバ24側側面に保護壁12aと
連通孔12bとが設けられている。
【0043】また、バキュームチャンバ24の壁面24
aには、弁体26bを収納する凹部が設けられており、
かつサージタンク12とエアコネクタ10a,10bと
は、所定の板厚を有するガスケット28を介して連結さ
れている。
【0044】この場合、弁体26bの周囲の空間は、ガ
スケット28の板厚分だけ連通孔12bを介してサージ
タンク12内の空間と連通し、また弁体26bとサージ
タンク12との間には、保護壁12aが介在することに
なる。
【0045】従って、内燃機関の運転状態の変動に伴っ
て、サージタンク12内に比較的緩やかに生ずる圧力変
動は、連通孔12bを介して保護壁12aの裏面に導か
れ、一方、バックファイヤに伴う急激な圧力変動は、連
通孔12bを通過する際に緩和される。
【0046】この結果、通常の運転に伴ってサージタン
ク12内の圧力が変動する場合には、その圧力変動に伴
って適切な応答性の下にバキュームチャンバ24内に負
圧が導かれ、かつその後蓄えられることになり、一方、
サージタンク12内にバックファイヤに伴う大きな圧力
が発生した場合には、弁体26bがその圧力から的確に
保護されることになる。
【0047】このように、図3及び図4に示す吸気管構
造によれば、上記図1及び図2に示す吸気管構造と同様
の優れた効果を享受しつつ、バックファイヤに対して優
れた耐久性が確保できることになる。
【0048】尚、上記図3及び図4に示す吸気管構造
は、サージタンク12の保護壁12aに連通孔12bを
設けて弁体26b周辺の空間とサージタンク12内の空
間とを連通する構成としているが、弁体26bを取り巻
いて配設されるガスケット28の一部に切り欠き部を設
けることとすれば、その切り欠き部が連通孔を構成する
こととなり、保護壁12aに連通孔12bを設ける加工
を省略することができる。
【0049】ところで、上記図1乃至図3に示す弁体2
6bは、上述の如くバキュームチャンバ24の壁面24
aに設けた貫通孔26cに弁体26bの軸部分を挿入す
ることで組み付けることとしている。この場合、組み付
け後における弁体26bの脱落は、上記各図に示す如く
軸部分の端部に貫通孔26cより大きなボール部を設け
ることで防止されている。
【0050】しかしながら、かかる構成とすると、弁体
26bを交換する場合には、弁体26bのボール部をバ
キュームチャンバ24の内部に脱落させ、そのまま放置
せざるを得ない状況となる。
【0051】図4は、かかる点を考慮し、弁体26bの
交換を容易ならしめたチェック弁26の組み付け構造で
ある。すなわち、同図に示すチェック弁26は、バキュ
ームチャンバ24の壁面24aに対して着脱可能な保持
部材26dに負圧導入孔26a、及び貫通孔26cを設
け、この保持部材26dで弁体26bを保持して壁面2
4aに組み付ける構造である。
【0052】かかる構造によれば、弁体26bを交換す
る必要が生じた場合には、先ず保持部材26dを壁面2
4aから取外し、その後弁体26bを保持部材26dか
ら取り外すこととすれば、交換作業が容易であると共
に、確実にボール部の取り残しが防止できることにな
る。
【0053】尚、上記図1乃至図3に示す実施例は、エ
アコネクタ10a,10bとサージタンク12との間に
バキュームチャンバ24を配置し得る空間が存在するこ
とから、かかる空間をバキュームチャンバ24として利
用しているが、バキュームチャンバ24の配置位置はか
かる位置に限定されるものではなく、吸気通路と隣接す
る位置であればよい。
【0054】尚、上記実施例においては、サージタンク
12、及びエアコネクタ10a,10bが前記した吸気
通路に相当している。
【0055】以上、本発明の実施例について説明した
が、この本発明の実施例には特許請求の範囲に記載した
技術的事項以外に次の様な技術的事項の実施態様を有す
るものであることを付記しておく。
【0056】(1)請求項1記載のバキュームチャンバ
が、複数の吸気通路の間の空間に設けられていることを
特徴とする内燃機関の吸気管構造。
【0057】 〔発明の詳細な説明〕
【0058】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、吸気通路
内にバキュームチャンバの内圧に比して低圧の負圧が発
生した場合に、即座にチェック弁を開弁して、速やかに
その負圧をバキュームチャンバ内に導入することができ
る。このため、本発明によれば、バキュームチャンバ内
に、優れた応答性の下に、極めて安定した負圧を蓄える
ことができる吸気管構造を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である内燃機関の吸気管構造
の正面断面図である。
【図2】本発明の一実施例である内燃機関の吸気管構造
の平面断面図である。
【図3】本発明の他の実施例である内燃機関の吸気管構
造の正面断面図である。
【図4】本発明の他の実施例である内燃機関の吸気管構
造の平面断面図である。
【図5】本実施例の吸気管構造に用いるチェック弁の他
の構成を表す正面断面図である。
【符号の説明】
10a,10b エアコネクタ 12 サージタンク 14-1〜14-6 吸気枝管 16 回転バルブ 18 負圧アクチュエータ 24 バキュームチャンバ 24a 壁面 26 チェック弁 26a 負圧導入孔 26b 弁体 26c 貫通孔 28 ガスケット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の吸気通路と隣接して設けられ
    るバキュームチャンバと、 該バキュームチャンバの壁面に設けられ、前記吸気通路
    との導通を制御するチェック弁とを備えることを特徴と
    する内燃機関の吸気管構造。
JP23571294A 1994-09-29 1994-09-29 内燃機関の吸気管構造 Pending JPH08100722A (ja)

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