JPH08100669A - クランク軸の動力取出装置 - Google Patents

クランク軸の動力取出装置

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JPH08100669A
JPH08100669A JP6235618A JP23561894A JPH08100669A JP H08100669 A JPH08100669 A JP H08100669A JP 6235618 A JP6235618 A JP 6235618A JP 23561894 A JP23561894 A JP 23561894A JP H08100669 A JPH08100669 A JP H08100669A
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JP
Japan
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crankshaft
flywheel
spline
shaft
spline piece
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JP6235618A
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Koji Koishikawa
幸次 小石川
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/16Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
    • F02B75/18Multi-cylinder engines
    • F02B75/22Multi-cylinder engines with cylinders in V, fan, or star arrangement
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クランク軸の軸端部にフライホイール及び駆
動軸を同軸に結合する際に、その結合部のコンパクト化
を図るとともに、精密な芯出しによる振動の軽減を図
る。 【構成】 クランク軸9の軸端部にフライホイール11
の内周に形成したフランジ部112 を印籠嵌合Aすると
ともに、フライホイール11の内周面1123にスプライ
ンピース44を印籠嵌合Bし、フライホイール11のフ
ランジ部112 及びスプラインピース44のフランジ部
441 をボルト45でクランク軸9の軸端部に共締めす
る。クランク軸9の内孔92 に収納されるスプラインピ
ース44のバーチカル軸結合部442 に、駆動軸12の
上端がスプライン嵌合Cする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クランク軸の軸端部に
フライホイール及びスプラインピースを同軸に結合し、
このスプラインピースから動力を取り出すクランク軸の
動力取出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】共通の舶用エンジンを、クランク軸を水
平方向に配置した船内機とクランク軸を鉛直方向に配置
した船外機とに共用するものが、特開昭63−1381
07号公報により公知である。
【0003】また、鉛直方向に配置したクランク軸の下
端にフライホイール及びトランスミッション軸を結合し
たものが、実開平3−21509号公報により公知であ
る。
【0004】前記特開昭63−138107号公報の一
方の実施例、或いは前記実開平3−21509号公報の
もののように、クランク軸のフライホイールが取り付け
られた側の端部から動力を取り出すと、フライホイール
によって動力取出軸(従来のクランク軸端、本案のスプ
ラインピース)に対する捩じり振動の問題が軽減され、
振動対策上有利である。
【0005】尚、フライホイールとは反対側となるクラ
ンク軸の下端にスプラインピースを設けて動力を取り出
すものが、実開昭58−120831号公報により公知
である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特開昭63
−138107号公報に記載されたものは、クランク軸
を水平方向に配置した場合と鉛直方向に配置した場合と
でクランク軸からの動力の取り出し方向が異なるため、
エンジンから動力を受ける被駆動側で回転方向を整合す
る必要がある。また実開平3−21509号公報に記載
されたものは、トランスミッションがフライホイールの
直下に一体に組み込まれており、そのままでは他の産業
機械への搭載性及び汎用性に乏しく、トランスミッショ
ンに代えて他の機器を結合することについての何らの技
術開示もない。また実開昭58−120831号公報に
記載されたものは、フライホイールがスプラインピース
の反対側に取付けられているので、防振対策の面で不利
である。
【0007】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、スプラインピースを用いてクランク軸の軸端部から
動力を取り出す際に、慣性質量の大きいフライホイール
により捩じり振動への対策を図るとともに、精密な芯出
しとスプラインピースのコンパクト化とを図ることを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明は、クランク軸の軸端部
にフライホイール及びスプラインピースを同軸に結合
し、このスプラインピースから動力を取り出すクランク
軸の動力取出装置において、クランク軸の軸端部外周に
その一側面が印籠嵌合するフライホイールと、フライホ
イールの他側面に重ね合わされるフランジ部を有してフ
ライホイールの内周面に印籠嵌合するとともに、前記フ
ランジ部からクランク軸側に延びてクランク軸の軸端部
に開口する内孔に収納されるスプライン結合部を有する
スプラインピースと、クランク軸の軸端部にフライホイ
ール及びスプラインピースのフランジ部を共締めするボ
ルトとを備えたことを特徴とする。
【0009】また請求項2に記載された発明は、クラン
ク軸の軸端部にフライホイール及びスプラインピースを
同軸に結合し、このスプラインピースから動力を取り出
すクランク軸の動力取出装置において、クランク軸の軸
端部外周にその一側面が印籠嵌合するフライホイール
と、フライホイールの他側面に重ね合わされるフランジ
部を有するとともに、前記フランジ部からクランク軸側
に延びてクランク軸の軸端部に開口する内孔に嵌合する
スプライン結合部を有するスプラインピースと、クラン
ク軸の軸端部にフライホイール及びスプラインピースの
フランジ部を共締めするボルトとを備えたことを特徴と
する。
【0010】
【作用】請求項1の構成によれば、クランク軸の軸端部
にフライホイールが印籠嵌合して同軸に位置決めされる
ととともに、フライホイールにスプラインピースが印籠
嵌合して同軸に位置決めされ、スプラインピースのフラ
ンジ部及びフライホイールのフランジ部がボルトでクラ
ンク軸の軸端部に共締めされる。
【0011】請求項2の構成によれば、クランク軸の軸
端部にフライホイールが印籠嵌合して同軸に位置決めさ
れるととともに、クランク軸の内孔にスプラインピース
のスプライン結合部が嵌合して同軸に位置決めされ、ス
プラインピースのフランジ部及びフライホイールのフラ
ンジ部がボルトでクランク軸の軸端部に共締めされる。
【0012】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
【0013】図1〜図4は本発明の第1実施例を示すも
ので、図1は船外機の全体側面図、図2は図1の2−2
線拡大断面図、図3は図2の3−3線断面図、図4は図
3の要部拡大図である。
【0014】図1及び図2に示すように、船外機Oは、
エンジンEをフレームであるエクステンションケース1
の上部に取付けて固定するためのマウントケース2を備
えており、このマウントケース2の上面にV型4気筒4
サイクルエンジンEが支持される。マウントケース2に
は上面が開放したアンダーケース3が結合されており、
このアンダーケース3の上部にエンジンカバー4が着脱
自在に装着される。エンジンカバー4はその下縁に設け
たシール部材5を介してアンダーケース3の上縁に結合
され、前後一対のクリップ6,7によって固定される。
而して、エンジンカバー4の内側に画成されるエンジン
ルーム8の内部に、クランク軸9を鉛直姿勢とし、且つ
一対のバンク10L ,10R を後方に拡開させた状態で
エンジンEが収納される。
【0015】エンジンEのクランク軸9の下端にフライ
ホイール11と共に連結されたバーチカル軸12は、エ
クステンションケース1の内部を下方に延び、その下端
はギヤケース13の内部に設けたベベルギヤ機構14を
介して、後端にプロペラ15を有するプロペラ軸16に
接続される。ベベルギヤ機構14の前部には、プロペラ
軸16の回転方向を切り換えるべくシフト部材17の下
端が接続される。
【0016】マウントケース2に設けたアッパーマウン
ト18とエクステンションケース1に設けたロアマウン
ト19との間にはスイベル軸20が固定されており、こ
のスイベル軸20を回転自在に支持するスイベルケース
21が、船尾Sに装着されたスターンブラケット22に
チルト軸23を介して上下揺動可能に支持される。
【0017】エンジンEは、平面視でV字状をなすシリ
ンダブロック24と、このシリンダブロック24と協動
してクランク室を画成するクランクケース25と、シリ
ンダブロック24の一対のデッキ面に結合される一対の
シリンダヘッド26L ,26 R と、これらシリンダヘッ
ド26L ,26R に結合されるヘッドカバー27L ,2
R とを備える。シリンダブロック24に形成された左
右各2個のシリンダ28L ,28L ;28R ,28R
は、それぞれピストン29L ,29L ;29R,29R
が摺動自在に嵌合しており、これらピストン29L ,2
L ;29R ,29R はコネクティングロッド30L
30L ;30R ,30R を介してクランク軸9に連接さ
れる。
【0018】クランク軸9の上端に設けたクランクプー
リ31の駆動力は、無端ベルト32を介して左側バンク
10L のカムシャフト33L に設けたカムプーリ34L
と、右側バンク10R のカムシャフト33R に設けたカ
ムプーリ34R とに伝達される。
【0019】クランク軸9の下端に固着されたフライホ
イール11は外周にギヤ111 を備えており、このギヤ
111 にスタータモータ35の出力軸351 に設けたピ
ニオン36が噛合する。
【0020】図3から明らかなように、シリンダブロッ
ク24及びクランクケース25の下面にボルト40で結
合された前記マウントケース2は、フライホイール11
を収納するフライホイール収納室41を画成する。鉛直
方向に配置されたクランク軸9は、そのジャーナル部9
1 …がシリンダブロック24とクランクケース25間に
設けた軸受メタル42…に支持されており、その下端は
シール部材43を貫通して前記フライホイール収納室4
1内に延出する。尚、フライホイール収納室41は、シ
リンダブロック24との間に別の仕切り部材を設け、マ
ウントケース2とその仕切り部材との間に形成しても良
い。
【0021】クランク軸9の下端にはフライホイール1
1及びスプラインピース44が例えば3本のボルト45
(図には1本のみ図示)で共締めされており、クランク
軸9とフライホイール11とはノックピン46で回転方
向に位置決めされる。そしてシール部材47,47を介
してフライホイール収納室41内に延出するバーチカル
軸12の上端が、前記スプラインピース44にスプライ
ン嵌合する。
【0022】尚、実施例においてバーチカル軸12、ク
ランク軸15及びスプラインピース44の材質は炭素鋼
であり、フライホイール11の材質はねずみ鋳鉄であ
る。
【0023】フライホイール収納室41内に設けられた
発電機49は、シリンダブロック24の下面にボルト5
0…で固定されたステータコア51と、ステータコア5
1の外周に巻回されたコイル52と、ロータとしてのフ
ライホイール11の内周に固定された永久磁石53とか
ら構成される。
【0024】次に、図4に基づいてクランク軸9、フラ
イホイール11、スプラインピース44及びバーチカル
軸12の結合部の構造を詳述する。
【0025】軸線に沿って穿設された内孔92 が開口す
るクランク軸9の下端面93 に、フライホイール11の
中央に形成されたフランジ部112 の上面1121が突き
合わされる。このとき、クランク軸9の外周面94 にフ
ライホイール11のフランジ部112 が印籠嵌合Aし、
クランク軸9及びフライホイール11が同軸に位置決め
される。
【0026】スプラインピース44はフランジ部441
とバーチカル軸結合部442 とから構成され、フランジ
部441 の上面4411がフライホイール11のフランジ
部112 の下面1122に突き合わされる。このとき、フ
ライホイール11のフランジ部112 の内周面1123
スプラインピース44が印籠嵌合Bし、フライホイール
11及びスプラインピース44が同軸に位置決めされ
る。
【0027】上述のようにして2箇所の印籠嵌合A,B
によりクランク軸9、フライホイール11及びスプライ
ンピース44の3部材が同軸に位置決めされ、これら3
部材はスプラインピース44のフランジ部441 及びフ
ライホイール11のフランジ部112 を下方から貫通す
る前記ボルト45…をクランク軸9のボルト孔95 に螺
入することにより一体に共締めされる。
【0028】クランク軸9の内孔92 に遊嵌するスプラ
インピース44のバーチカル軸結合部442 には、バー
チカル軸12の上端が同軸にスプライン嵌合Cする。
【0029】而して、エンジンEのクランク軸9の回転
はフライホイール11及びスプラインピース44を介し
てバーチカル軸12に伝達され、そこからベベルギヤ機
構14及びプロペラ軸16を介してプロペラ15に伝達
される。
【0030】上述したように、大きな慣性質量を有する
フライホイール11側からエンジンEの駆動力をバーチ
カル軸12に取り出すようにしたので、クランク軸12
の捩じれ強度が有利になって振動の発生を最小限に抑え
ることが可能となる。またクランク軸9、フライホイー
ル11及びスプラインピース44の3部材を2箇所の印
籠嵌合A,Bにより同軸に位置決めしているので、それ
らの偏心による振動の発生を防止することができ、しか
も前記3部材を共通のボルト45…で共締めしているの
で部品点数が削減される。
【0031】また、従来のように一度フライホイールを
クランク軸にボルト止めした後、スプラインピースをそ
の外周位置でボルト止めするものに対し、本発明のもの
は前記3部材を共通のボルト45…で共締めしたことに
より、スプラインピース44のフランジ部441 の張り
出しが小さく抑えられ、動力取出部の小型化が達成され
て汎用性が向上する。
【0032】更に、フライホイール11を加工する際に
必要な内周面1123を利用してスプラインピース44を
印籠嵌合Bしているので、フライホイール11に印籠嵌
合Bのための特別の孔を形成する必要がなくなり、加工
工数が削減される。またスプラインピース44のバーチ
カル軸結合部442 をクランク軸9の内孔92 に収納し
たので、動力取出部の軸方向の寸法を小型化することが
できるばかりか、前記バーチカル軸結合部442 に連な
るフランジ部441 の半径方向への張り出しを小さく抑
えて動力取出部の半径方向の寸法を小型化することがで
きる。
【0033】次に、図5に基づいて本発明の第2実施例
について説明する。
【0034】前述した第1実施例では、スプラインピー
ス44が印籠嵌合Bによりフライホイール11に対して
同軸に位置決めされているが、この第2実施例ではスプ
ラインピース44が直接クランク軸9に対して同軸に位
置決めされる。即ち、スプラインピース44のバーチカ
ル軸結合部442 外周はフライホイール11の内周面1
23に接触しておらずに半径方向の隙間αが形成されて
おり、スプラインピース44のバーチカル軸結合部44
2 外周はクランク軸9の内孔92 に印籠嵌合Dして同軸
に位置決めされる。
【0035】この第2実施例によれば、前述した第1実
施例の作用効果と同じ作用効果を奏することができる以
外に、スプラインピース44をフライホイール11を介
することなく直接クランク軸9に対して同軸に位置決め
し、クランク軸9の軸心とスプラインピース44の軸心
とを一層精密に一致させることができる。
【0036】尚、スプラインピース44はそのフランジ
部441 がフライホイール11のフランジ部112 に当
接して軸方向に位置決めされているので、前記印籠嵌合
Dは軸方向の隙間βを有するものであっても良く、更に
スプラインピース44のバーチカル軸結合部442 をク
ランク軸9の軸孔92 に単純に嵌合させるだけでも良
い。要するに、スプラインピース44のバーチカル軸結
合部442 をクランク軸9の内孔92 に対して半径方向
に位置決めすれば充分であり、これによりクランク軸9
の内孔92 の加工コストを削減することができる。
【0037】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0038】例えば、実施例では船外機のエンジンEの
クランク軸9からの動力取り出しについて例示したが、
本発明の他の任意のエンジンのクランク軸からの動力取
り出しについても適用することが可能である。
【0039】即ち、船外機以外に、船尾後方にノズルを
有するジェットポンプを備える小型船にエンジンを搭載
し、インペラ軸に直接、或いはインペラ軸にダンパーを
介して接続する中間軸とクランク軸とをスプライン結合
する際に適用することができる。また、ロータとステー
タとの一方にコイルを設けてなる発電機をエンジンを接
続して発動発電機を構成し、前記ロータの軸とクランク
軸とをスプライン結合する際に適用することができる。
更に、本発明は他の分野のエンジン付き作業機やポンプ
等に対しても適用することが可能であり、振動への配慮
やスプラインピースの小型化によって広い汎用性が発揮
される。
【0040】また、本発明は単一シリンダブロック内V
型シリンダ配置のものを含め、直列シリンダ型に対して
も適用することができ、更に2サイクルエンジン及び4
サイクルエンジンの両方に適用することができる。
【0041】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載された発
明によれば、クランク軸の軸端部にフライホイールが印
籠嵌合して同軸に位置決めされるととともに、フライホ
イールにスプラインピースが印籠嵌合して同軸に位置決
めされ、スプラインピースのフランジ部及びフライホイ
ールのフランジ部がボルトでクランク軸の軸端部に共締
めされるので、クランク軸、フライホイール及びスプラ
インピースの3部材を少ない部品点数で軸方向及び半径
方向に精密に位置決めし、偏心による振動の発生を防止
することができるばかりか、スプラインピースのスプラ
イン結合部に連なるフランジ部の半径方向への張り出し
を小さく抑えて半径方向の寸法を小型化することができ
る。またスプラインピースのスプライン結合部がクラン
ク軸の内孔に収納されるので軸方向の寸法を小型化する
ことができる。
【0042】また、請求項2に記載された発明によれ
ば、クランク軸の軸端部にフライホイールが印籠嵌合し
て同軸に位置決めされるととともに、クランク軸の軸孔
にスプラインピースのスプライン結合部が嵌合して同軸
に位置決めされ、スプラインピースのフランジ部及びフ
ライホイールのフランジ部がボルトでクランク軸の軸端
部に共締めされるので、クランク軸、フライホイール及
びスプラインピースの3部材を少ない部品点数で軸方向
及び半径方向に精密に位置決めし、偏心による振動の発
生を防止することができるばかりか、スプラインピース
のスプライン結合部に連なるフランジ部の半径方向への
張り出しを小さく抑えて半径方向の寸法を小型化するこ
とができる。またスプラインピースのスプライン結合部
がクランク軸の内孔に嵌合するので軸方向の寸法を小型
化することができる。更にスプラインピースがフライホ
イールを介さずに直接クランク軸に対して同軸に位置決
めされるので、スプラインピースの位置決め精度が一層
向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】船外機の全体側面図
【図2】図1の2−2線拡大断面図
【図3】図2の3−3線断面図
【図4】図3の要部拡大図
【図5】第2実施例に係る、前記図4に対応する図
【符号の説明】
9 クランク軸 92 内孔 11 フライホイール 1123 内周面 12 バーチカル軸 44 スプラインピース 441 フランジ部 442 バーチカル軸結合部(スプライン結合部) 45 ボルト A 印籠嵌合 B 印籠嵌合 D 印籠嵌合(嵌合)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16D 1/06 F16F 15/315 8917−3J F16F 15/30 F

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランク軸(9)の軸端部にフライホイ
    ール(11)及びスプラインピース(44)を同軸に結
    合し、このスプラインピース(44)から動力を取り出
    すクランク軸の動力取出装置において、 クランク軸(9)の軸端部外周にその一側面が印籠嵌合
    (A)するフライホイール(11)と、 フライホイール(11)の他側面に重ね合わされるフラ
    ンジ部(441 )を有してフライホイール(11)の内
    周面(1123)に印籠嵌合(B)するとともに、前記フ
    ランジ部(441 )からクランク軸(9)側に延びてク
    ランク軸(9)の軸端部に開口する内孔(92 )に収納
    されるスプライン結合部(442 )を有するスプライン
    ピース(44)と、 クランク軸(9)の軸端部にフライホイール(11)及
    びスプラインピース(44)のフランジ部(441 )を
    共締めするボルト(45)と、を備えたことを特徴とす
    るクランク軸の動力取出装置。
  2. 【請求項2】 クランク軸(9)の軸端部にフライホイ
    ール(11)及びスプラインピース(44)を同軸に結
    合し、このスプラインピース(44)から動力を取り出
    すクランク軸の動力取出装置において、 クランク軸(9)の軸端部外周にその一側面が印籠嵌合
    (A)するフライホイール(11)と、 フライホイール(11)の他側面に重ね合わされるフラ
    ンジ部(441 )を有するとともに、前記フランジ部
    (441 )からクランク軸(9)側に延びてクランク軸
    (9)の軸端部に開口する内孔(92 )に嵌合するスプ
    ライン結合部(442 )を有するスプラインピース(4
    4)と、 クランク軸(9)の軸端部にフライホイール(11)及
    びスプラインピース(44)のフランジ部(441 )を
    共締めするボルト(45)と、を備えたことを特徴とす
    るクランク軸の動力取出装置。
JP6235618A 1994-09-27 1994-09-29 クランク軸の動力取出装置 Pending JPH08100669A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6235618A JPH08100669A (ja) 1994-09-29 1994-09-29 クランク軸の動力取出装置
CA002159158A CA2159158C (en) 1994-09-27 1995-09-26 System for outputting power from a crankshaft
US08/534,451 US5826464A (en) 1994-09-27 1995-09-27 System for outputting power from a crankshaft
DE19535963A DE19535963B4 (de) 1994-09-27 1995-09-27 System zur Abnahme von Leistung aus einer Kurbelwelle
US09/073,186 US6029540A (en) 1994-09-27 1998-05-06 Power output system for an outboard engine
US09/141,317 US6026708A (en) 1994-09-27 1998-08-27 System for outputting power from a crankshaft
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002154065A (ja) * 2000-11-20 2002-05-28 Makita Corp 電動工具
JP2003042179A (ja) * 2001-07-27 2003-02-13 Showa Corp バランサへの被検軸の取付構造
CN111749786A (zh) * 2020-07-31 2020-10-09 广西玉柴机器股份有限公司 V型柴油机动力输出结构

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