JPH079999U - ドクター装置のジャーナル支持機構 - Google Patents
ドクター装置のジャーナル支持機構Info
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- JPH079999U JPH079999U JP4364193U JP4364193U JPH079999U JP H079999 U JPH079999 U JP H079999U JP 4364193 U JP4364193 U JP 4364193U JP 4364193 U JP4364193 U JP 4364193U JP H079999 U JPH079999 U JP H079999U
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- Japan
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- doctor device
- doctor
- section
- support mechanism
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ドクター装置におけるジャーナル支持機構を
ターンバックルを用いることなく構成し、装置寸法を小
さくすること。 【構成】 ドクター装置のジャーナル支持機構におい
て、ドクターブレードの保持部を支持している支持板4
の両端に取り付けたジャーナル15を矩形断面のものと
してある。架台7の側に支持されているジャーナルの軸
受け部材16には矩形のジャーナル孔101aが形成さ
れている。ドクター装置の据え付けは、支持板4の両端
のジャーナル15をジャーナル孔101aに装着した後
に、ドクター装置の芯出しを行い、ストッパーボルト1
4を締め付けることにより行われる。この構成によれ
ば、ターンバックルが不要であり、また、据え付け作業
も簡単であり、しかも丸形のジャーナルとは異なり、支
持板4の側への取付け面を形成するためのジャーナル加
工も簡単になる。
ターンバックルを用いることなく構成し、装置寸法を小
さくすること。 【構成】 ドクター装置のジャーナル支持機構におい
て、ドクターブレードの保持部を支持している支持板4
の両端に取り付けたジャーナル15を矩形断面のものと
してある。架台7の側に支持されているジャーナルの軸
受け部材16には矩形のジャーナル孔101aが形成さ
れている。ドクター装置の据え付けは、支持板4の両端
のジャーナル15をジャーナル孔101aに装着した後
に、ドクター装置の芯出しを行い、ストッパーボルト1
4を締め付けることにより行われる。この構成によれ
ば、ターンバックルが不要であり、また、据え付け作業
も簡単であり、しかも丸形のジャーナルとは異なり、支
持板4の側への取付け面を形成するためのジャーナル加
工も簡単になる。
Description
【0001】
本考案は抄紙機ロール等のロール表面から紙滓などを掻き落とすために使用さ れるドクター装置に関し、特にそのジャーナル支持機構に関するものである。
【0002】
図4には一般的に使用されているドクター装置の構成を示してある。この図に 示すように、ドクター装置1は、ロールRの表面全幅に渡る長さのドクターブレ ード2と、これを保持している保持部3と、この保持部3を支持している断面L 形の支持板4を有している。この支持板4の両端には、円形断面のジャーナル5 (図においては片側のジャーナルのみを示す。)が固着されており、このジャー ナル5は、軸受け部材6により回転可能に支持されている。軸受け部材6は架台 7上に固定されている。支持板4と、軸受け部材6の上面に固着したブラケット 8との間には、ターンバックル9が張架されている。
【0003】 図5に示すように、軸受け部材6は、その中心に球面メタル部材10が組み込 まれており、この球面メタル部材10には、円形のジャーナル孔10aが形成さ れている。このジャーナル孔10aを貫通して、ジャーナル5が配置されている 。ジャーナル5の元端側の外周面は平坦面となるように加工され、この部分が、 支持板4の側にボルト等により固定されている。
【0004】 ドクター装置1の据え付けに当たっては、両端の軸受け部材6に形成されてい る円形断面のジャーナル孔10aに、それぞれドクター装置の両端のジャーナル 5を挿入して支持する。そして、両端にターンバックルを取付けた後に、ターン バックルを片方づつ調整して、ジャーナルの芯出しを行っている。
【0005】
しかしながら、このようにターンバックルがドクター装置の両端の裏面側に取 り付けられているので、その分、装置寸法が大きくなっている。このため、設置 場所が制限されている場所にドクター装置を取り付ける場合には、ターンバック ルのために取付けが困難な場合、あるいは取付けが出来ない場合もある。また、 ドクター装置の据え付け作業にも時間が掛かるという問題もある。さらには、ジ ャーナルを加工して支持板の側に固定しているので、このジャーナルの加工作業 も必要である。
【0006】 本考案の課題は、このような点に鑑みて、ターンバックルを用いることなくド クター装置の据え付けを行うことの可能な構造を提案することにある。
【0007】
上記の課題を解決するために、本考案においては、ドクター装置のジャーナル を多角形断面、通常は矩形断面の部材とし、これを、矩形断面のジャーナル支持 孔を形成した軸受け部材によって支持するようにしている。
【0008】 このようにジャーナルおよびその支持孔を矩形断面形状とすることにより、タ ーンバックルが不要となり、その分装置寸法を小さくできる。また、ドクター装 置の据え付け作業も簡単になる。
【0009】
以下に図面を参照して本考案の実施例を説明する。
【0010】 本実施例は、図4に示す従来のドクター装置に本考案を適用したものである。 したがって、ドクター装置自体の構造は従来のものと同一であり、それらの部分 の図示および説明は省略するものとする。
【0011】 図1および図2に示すように、本例のドクター装置においては、その支持板4 の両端に取り付けたジャーナル15を正方形断面のものとしてある。これを支持 している軸受け部材16は、上下に二つ割りされた部材片16a、16bから構 成されており、これらの間には、球面メタル部材101が組み込まれている。こ の球面メタル部材101には、ジャーナル孔101aとして、正方形断面の孔が 形成されている。軸受け部材16の上側の部材片16aの上面から球面メタル部 材101に向けてストッパーボルト用のボルト孔13が形成されている。ここに ストッパーボルト14がねじ込まれ、球面メタル部材101が固定されている。 ジャーナル15の元端側の端面は、支持板4の側に締結ボルト12等により固定 されている。
【0012】 本例のドクター装置の据え付けは、支持板4の両端のジャーナル15を、軸受 け部材16のジャーナル孔101aに挿入した後に、ドクター装置の芯出しを行 い、ストッパーボルト14を締結すればよい。
【0013】 このように、本例においてはターンバックルを使用していないので、その分、 ドクター装置の寸法を小さくすることができ、全体としてコンパクトにすること ができる。また、ドクター装置の据え付け作業も簡単になる。さらには、ジャー ナル15は正方形断面であるので、従来のような丸形のジャーナルのように、そ の元端側を加工して支持板4の側への取付け面を形成する必要もない。よって、 ジャーナルの加工も簡単になる。
【0014】 なお、図3に示すように、球面メタル部材を使用することなく、軸受け部材1 6に直接に角孔を形成して、そこにジャーナル15を装着するようにしてもよい 。また、ジャーナルの形状は正方形断面に限定されるものではなく、その他の多 角形断面としてもよい。さらには、ジャーナル孔に挿入される部分のみを多角形 断面としてもよい。
【0015】
以上説明したように、本考案のドクター装置においては、それを架台の側に支 持させるためのジャーナルを多角形断面形状にし、これを支持する軸受け部材の 側には対応する形状のジャーナル孔を形成した構成を採用している。したがって 、本考案によれば、従来のようなターンバックルを使用する必要がない。よって 、ドクター装置をコンパクトにでき、またその据え付け作業も簡単になる。
【図1】本考案を適用したドクター装置のジャーナル支
持機構の部分を示す概略部分斜視図である。
持機構の部分を示す概略部分斜視図である。
【図2】図1に示すジャーナル支持機構の概略断面図で
ある。
ある。
【図3】図1のジャーナル支持機構を構成する軸受け部
材の変形例を示す概略斜視図である。
材の変形例を示す概略斜視図である。
【図4】従来のドクター装置のジャーナル支持機構の部
分を中心に示す概略斜視図である。
分を中心に示す概略斜視図である。
【図5】図4のジャーナル支持機構の部分の概略断面図
である。
である。
1・・・ドクター装置 2・・・ドクターブレード 3・・・ドクターブレードの保持部 4・・・支持板 7・・・架台 9・・・ターンバックル 12・・・締結ボルト 13・・・ボルト孔 14・・・ストッパーボルト 15・・・ジャーナル 16・・・軸受け部材 101・・・球面メタル部材 101a・・・ジャーナル孔
Claims (3)
- 【請求項1】 ドクターブレードを保持している保持部
が支持板によって支持され、この支持板がその両端に固
着したジャーナルを介して架台の側に支持されているド
クター装置において、前記ジャーナルは多角形断面形状
をした部分を備え、この多角形断面形状の部分は、この
形状に対応する多角形断面形状のジャーナル支持孔が形
成された軸受け部材の当該ジャーナル支持孔に嵌め込ま
れて支持されていることを特徴とするドクター装置のジ
ャーナル支持機構。 - 【請求項2】 請求項1において、前記ジャーナル支持
孔は、前記軸受け部材に嵌め込まれた球状メタル部材に
形成されていることを特徴とするドクター装置のジャー
ナル支持機構。 - 【請求項3】 前記ジャーナルは矩形断面形状をしてお
り、前記ジャーナル支持孔は、このジャーナルが貫通可
能な矩形断面形状となっていることを特徴とするドクタ
ー装置のジャーナル支持機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4364193U JPH079999U (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | ドクター装置のジャーナル支持機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4364193U JPH079999U (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | ドクター装置のジャーナル支持機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH079999U true JPH079999U (ja) | 1995-02-10 |
Family
ID=12669503
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4364193U Pending JPH079999U (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | ドクター装置のジャーナル支持機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH079999U (ja) |
-
1993
- 1993-07-14 JP JP4364193U patent/JPH079999U/ja active Pending
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