JPH079951Y2 - 建物の壁と天井の境界構造 - Google Patents

建物の壁と天井の境界構造

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JPH079951Y2
JPH079951Y2 JP1701493U JP1701493U JPH079951Y2 JP H079951 Y2 JPH079951 Y2 JP H079951Y2 JP 1701493 U JP1701493 U JP 1701493U JP 1701493 U JP1701493 U JP 1701493U JP H079951 Y2 JPH079951 Y2 JP H079951Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、天井と壁との間に目
地隙間を設ける境界構造に関する。
【0002】
【従来の技術】簡単な建物は、壁と天井との境界に見切
り材を固定して仕上げる。見切り材は天井と壁の境界を
覆い隠すように固定される。しかしながら、高級な建物
は、見切り材を使用しないで、壁と天井との境界に一定
の間隔の目地を設けて仕上げる。目地を設ける境界構造
は、綺麗に施工することができるなら、非常に美しい境
界に仕上げることができる。
【0003】このことを実現するために、従来の建物
は、天井と床の境界を図1に示す構造で施工している。
この図に示す境界構造は、壁ボード1の上端と天井ボー
ド2の間に目地隙間3を設けている。一定の間隔で目地
隙間3を設けるために、従来は下記のようにして壁ボー
ド1を固定している。 天井ボード2の下面に一定の幅のスペーサー4を仮
止する。スペーサー4は壁ボード1の上端と天井ボード
2の下面との隙間を決定する。スペーサー4には角材が
使用される。目地隙間3の幅は、通常15mmであるか
ら、スペーサー4には幅が15mmである角材が使用さ
れる。角材は釘等で仮止めする。、 壁ボード1の上端をスペーサー4に当接して、壁ボ
ード1を下地材6である胴縁に固定する。壁ボード1に
は、ほとんど例外なく石膏ボードが使用される。それ
は、音の反射吸音特性に優れ、かつ安価なことが理由で
ある。このようにして、スペーサー4に合わせて、壁ボ
ード1を横に順番に固定する。 壁ボード1を固定した後、スペーサー4を外す。こ
のとき、石膏ボード上端の隅角が欠けないように細心の
注意をする。石膏ボードの隅角が欠けると、目地隙間3
が綺麗な直線状とならなくなるので、石膏ボードを張り
替える必要がある。 壁ボード1である石膏ボードの表面にクロス等を貼
って表面を仕上げる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、図1に
示す境界構造で、壁と天井の境界を仕上げるのは極めて
難しい。それは、壁ボード1や天井ボード2に、ほとん
ど例外なく石膏ボードを使用していることが理由であ
る。石膏ボードは、石膏を板状にプレス成形して両面に
紙を貼って製造される。この構造のボードを、壁ボード
1や天井ボード2に使用した室内は、優れた音響特性を
有することができる。それは、石膏ボードが優れた吸音
特性を有するからである。このように優れた音響特性を
有するにもかかわらず、石膏ボードは、材料コストが安
く、しかも能率よく多量生産できるので、低コストであ
る。壁ボードや天井ボードに、石膏ボードに変わってベ
ニヤ板を使用することもできる。しかしながら、ベニヤ
板は吸音特性に乏しいので、表面で音を反射し、室内の
音が響いて音響特性が低下し、「静かな室内」を実現す
ることができない。
【0005】このように、石膏ボードは、ベニヤ板等で
は実現できない数々の優れた特性を有するが、綺麗に施
工するのが極めて難しい欠点がある。それは、機械的に
強度が弱いことが理由である。とくに、隅角が欠けやす
い性質がある。石膏ボードは両面には紙を貼って被覆す
るが、周縁は紙で被覆されない。このため、周縁から石
膏がポロポロと欠けて隅角が破損しやすい性質がある。
このために、図1に示すように、壁ボードに石膏ボード
を使用して、天井ボードから離して固定するとき、図の
Aで示す隅角が極めて破損しやすい。石膏ボードのこの
部分が破損すると、目地隙間は綺麗な直線状とならなく
なる。困ったことに、石膏ボードの隅角の破損は、著し
く目だって建物の仕上げが低下する。それは、長い直線
の一部が欠ける状態となるからである。
【0006】石膏ボードの隅角が破損するのは、これを
建物に固定するときと、表面に貼ったクロスを張り替え
るときである。また、建物に固定するまでに破損してい
ることもある。施工時の破損を防止するために、この部
分の施工には相当の熟練を必要とする。また、注意して
施工するので、能率よく迅速に施工することもできな
い。さらに困ったことに、隅角が破損した石膏ボード
は、張り替えないで補修することがほとんど不可能であ
る。それは、直角に突出する隅角を綺麗な形状に成形す
ることが難しいからである。隅角が破損した石膏ボード
は、張り替えて補修する必要がある。このことは、クロ
スを貼り替えるときに、石膏ボードが破損すると、ほと
んど補修が不可能となる。クロスの張りかえは、石膏ボ
ードを固定する大工ではなく、内装業者がするからであ
る。したがって、天井と壁との間に目地隙間3を設ける
境界構造は、高級にして綺麗な仕上げではあるが、施工
状態に多くの問題点がある。
【0007】この考案は、この欠点を解決することを目
的に開発されたものである。この考案の重要な目的は、
簡単かつ容易に、しかも綺麗に目地隙間を施工できる建
物の壁と天井の境界構造を提供するにある。また、この
考案の他の重要な目的は、クロスを張り替えるときに目
地隙間の隅角の破損を防止できる建物の壁と天井の境界
構造を提供するにある。さらにまた、この考案の建物の
壁と天井の境界構造の他の重要な目的は、天井ボードや
壁ボードの隅角が破損しても簡単に補修できる建物の壁
と天井の境界構造を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この考案の建物の壁と天
井の境界構造は、前述の目的を達成するために下記の構
成を備える。この考案の建物の壁と天井の境界構造は、
壁ボード1の上端に目地隙間3を設ける構造と、天井ボ
ード2の端縁に目地隙間3を設ける構造とがある。
【0009】請求項1の建物の壁と天井の境界構造は、
下地材8に固定された壁ボード1の上端と、天井ボード
2の下面との間に一定の隙間が設けられている壁と天井
の境界構造であって、下記の全ての構成を有する。 (a) 壁ボード1の上端は、目地回り縁5を介して建
物に固定されている。 (b) 目地回り縁5は、壁ボード1の上端を取り付け
る載台部5Aと、載台部5Aから突出する見切り凸部5
Bと、この見切り凸部5Bと天井ボード2との間に目地
隙間3を設ける目地部5Cとを有する。 (c) 見切り凸部5Bと載台部5Aとの段差は、目地
回り縁5に固定される壁ボード1の厚さに調整されてい
る。 (d) 壁ボード1は、上端面を見切り凸部5Bの側面
に当接して載台部5Aに取り付けられている。
【0010】請求項2の建物の壁と天井の境界構造は、
下地材6に固定された天井ボード2の上端と、壁ボード
1の表面とに間に一定の隙間が設けられている壁と天井
の境界構造であって、下記の全ての構成を有する。 (a) 天井ボード2の端縁は、目地回り縁5を介して
建物6に固定されている。 (b) 目地回り縁5は、ボードの端縁を取り付ける載
台部5Aと、載台部5Aから突出する見切り凸部5B
と、この見切り凸部5Bと壁ボード1との間に目地隙間
3を設ける目地部5Cとを有する。 (c) 見切り凸部5Bと載台部5Aとの段差は、目地
回り縁5に固定される天井ボード2の厚さに調整されて
いる。 (d) 天井ボード2は、端面を見切り凸部5Bの側面
に当接して載台部5Aに取り付けられている。
【0011】
【作用】この考案の好ましい実施例を示す図2の壁と天
井の境界構造は、下記のようにして施工する。 天井ボード2を固定する。 目地回り縁5と、胴縁である下地材6とを建物6に
固定する。目地回り縁5は、天井ボード2の下面に、上
端を当接させる状態で水平に固定する。目地回り縁5
は、接着し、あるいは釘止して建物6に固定することが
できる。胴縁は、壁ボード1を固定できる間隔で、建物
6に水平に固定する。 下地材6と目地回り縁5に壁ボード1を固定する。
壁ボード1は、上端面を、目地回り縁5の見切り凸部5
Bに当接して固定する。
【0012】この状態で施工される壁と天井の境界構造
は、従来のように、壁ボード1の上端縁を目地隙間3に
表出させない。壁ボード1の上端は、目地回り縁5の見
切り凸部5Bに密着する。壁ボード1の上端は、目地回
り縁5の見切り凸部5Bで保護された状態となる。見切
り凸部5Bを綺麗な直線状に成形して、目地隙間3を美
しい直線状に仕上げることができる。目地回り縁5は、
木材、成形木材、プラスチック等の破損しない材料で製
作して、目地隙間3を破損しないようにできる。
【0013】図3は、目地隙間3を天井ボード2の外周
に設けている。この構造の壁と天井の境界構造は、先に
壁ボード1を固定し、天井ボード2の周縁を目地回り縁
5を介して建物6に固定する。天井ボード2の端縁は、
見切り凸部5Bで保護する。
【0014】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面に基づいて説
明する。ただし、以下に示す実施例は、この考案の技術
思想を具体化するための建物の壁と天井の境界構造を例
示するものであって、この考案の建物の壁と天井の境界
構造は、構成部品の構造、配置、組合せ状態等を下記の
ものに特定するものでない。この考案の建物の壁と天井
の境界構造は、実用新案登録請求の範囲に含まれる範囲
において、変更を加えることができる。
【0015】さらに、この明細書は、実用新案登録請求
の範囲を理解し易いように、実施例に示される部材に対
応する番号を、「実用新案登録請求の範囲の欄」、「作
用の欄」、および「課題を解決するための手段の欄」に
示される部材に付記している。ただ、実用新案登録請求
の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するもの
では決してない。
【0016】図2に示す壁と天井の境界構造は、下地材
6に固定された壁ボード1の上端と、天井ボード2の下
面との間に一定の目地隙間3を設けるために、目地回り
縁5を使用している。天井ボード2は下地材6を介して
建物6に固定されている。壁ボード1は、下地材6と目
地回り縁5とを介して建物6に固定されている。
【0017】天井ボード2と壁ボード1とは石膏ボード
である。ただ、天井ボード2と壁ボード1には、石膏ボ
ード以外のボードも使用できるのは言うまでもない。壁
ボード1は、天井ボード2を固定した後で固定される。
壁ボード1を固定する目地回り縁5は、好ましくは、伸
縮性の少ないものを使用する。また、固くて簡単には破
損しない強度を有するものを使用する。この条件を満足
するものには、木材を小さく粉砕してバインダーで結合
して成形した人工木材が適当である。ただ、人工木材の
みでなく、天然の木材も使用できる。さらに、プラスチ
ックの成形品、金属の引き抜き材、コンクリートの成形
品も使用できる。
【0018】このように材質の目地回り縁5は、壁ボー
ド1の上端を固定する載台部5Aと、載台部5Aから突
出する見切り凸部5Bと、この見切り凸部5Bと天井ボ
ード2との間に目地隙間3を設ける目地部5Cとからな
る。見切り凸部5Bと載台部5Aとの段差は、目地回り
縁5に固定される壁ボード1の厚さに調整されている。
見切り凸部5Bの表面を、壁ボード1の表面と同一平面
とするためである。壁ボード1には、厚さが9mmまた
は12mmのものが使用される。したがって、見切り凸
部5Bと載台部5Aの段差は、9mmまたは12mmに
設計される。見切り凸部5Bの幅は、十分な強度を有す
るように、例えば10mm、好ましくは5〜50mmの
範囲に設計される。
【0019】目地部5Cの幅は、壁ボード1の上端にで
きる目地の幅を決定する。目地部5Cの幅は通常15m
m、好ましくは5〜30mmの幅に設計される。図2に
示す目地回り縁5は、目地部5Cに換気孔7を開口して
いる。換気孔7は、一定の間隔で開けられている。換気
孔7のある目地回り縁5は、壁ボード1を固定した状態
で、室内の空気を壁面の内部に換気できる。この構造の
目地回り縁5は、換気孔7の大きさと数とを調整して、
換気量を正確に制御できる特長もある。
【0020】載台部5Aの厚さは、壁ボード1を建物6
に固定する下地材6である胴縁と同じ厚さに設計され
る。壁ボード1を建物6と平行に固定するためである。
【0021】図2に示す目地回り縁5は、載台部5Aと
見切り凸部5Bと目地部5Cとを一体構造としている。
この形状の目地回り縁5は、角材を一定の形状に切削加
工して製作できる。人工木材、プラスチック、コンクリ
ート等を成形して製作される目地回り縁5は、切削する
ことなく、図2に示す形状に成形して製造することもで
きる。
【0022】一体構造の目地回り縁5は、載台部5Aを
釘止して建物6に簡単に固定できる特長がある。ただ、
目地回り縁5は、必ずしも全体を一体構造とする必要は
ない。例えば、見切り凸部5Bと目地部5Cとを一定構
造とし、載台部5Aを別の部材とすることもできる。ま
た、載台部5Aと見切り凸部5Bとを一体構造として目
地部5Cを別部材とすることもできる。さらに、載台部
5Aと見切り凸部5Bと目地部5Cとを別々の部材とす
ることもできる。別々に分離された目地回り縁5は、分
離された部分を別々に建物6に固定する。
【0023】この構造の建物の壁と天井の境界構造は次
のように施工する。 下地材6を介して天井ボード2を固定する。 建物6に下地材6である胴縁を固定する。胴縁は釘
止して建物6に固定する。 天井ボード2の下面に当接する状態で、目地回り縁
5を釘止する。 壁ボード1の上端部を載台部5Aに載せ、上端面を
見切り凸部5Bの下面に密着する状態で、壁ボード1を
載台部5Aに固定する。 天井ボード2と壁ボード1とにクロスを貼って表面
仕上げする。
【0024】図3に示す壁と天井の境界構造は、天井ボ
ード2の端縁に目地隙間3を設けている。この境界構造
は、天井に目地回り縁5を固定している。この目地回り
縁5は、図2に示す目地回り縁5と同じ形状をしてい
る。すなわち、この図の目地回り縁5も、天井ボード2
の端縁を取り付ける載台部5Aと、載台部5Aから突出
する見切り凸部5Bと、この見切り凸部5Bと壁ボード
1との間に目地隙間3を設ける目地部5Cとを有する。
見切り凸部5Bと載台部5Aとの段差は、目地回り縁5
に固定される天井ボード2の厚さに調整している。天井
ボード2は、端面を見切り凸部5Bの側面に密着して、
載台部5Aに取り付けられている。
【0025】この構造の壁と天井の境界構造は、下記の
ようにして施工する。 下地材6を介して壁ボード1を固定する。 天井ボード2を固定するために、建物6の天井に下
地材6を固定する。下地材6は釘止して建物6に固定す
る。 壁ボード1の表面に密着する状態で、目地回り縁5
を釘止する。 天井ボード2の端部を載台部5Aに載せ、上端面を
見切り凸部5Bの側面に密着する状態で、天井ボード2
を載台部5Aに固定する。 天井ボード2と壁ボード1とにクロスを貼って表面
仕上げする。
【0026】
【考案の効果】この考案の建物の壁と天井の境界構造
は、従来の境界構造のように、石膏ボード等の端縁を目
地隙間に表出しない。壁ボードや天井ボードの端縁は、
目地回り縁の見切り部で保護される。端縁を保護する見
切り部は、目地隙間に表出して綺麗な直線状の目地を構
成する。したがって、この考案の境界構造は、目地回り
縁を使用することによって、目地隙間を極めて綺麗に仕
上げることができる。それは、石膏ボードによらず、目
地回り縁の見切り部と目地部とで目地を構成するからで
ある。このため、ボードは端縁を揃えて固定する必要が
ない。見切り部に押し付けて密着して固定することがで
きる。このため、この考案の建物の壁と天井の境界構造
は、経験の少ない者でも、簡単かつ容易に、しかも綺麗
に能率良く施工できる特長がある。さらに、施工した状
態では、ボードの端縁は見切り部に保護されて破損する
のが防止される。このため、破損しやすいボードを使用
しても、これが破損して仕上げが悪くなることはない。
さらに、たとえボードの端縁が破損しても、見切り部と
ボードとの境界に充填材を接着し、表面を平面状に成形
して簡単に、しかも綺麗に補修できる。このため、この
考案の建物の壁と天井の境界構造は、ボードの破損を効
果的に防止できると共に、万一破損しても綺麗に補修で
きる特長がある。
【0027】さらにまた、この考案の建物の壁と天井の
境界構造は、表面のクロスを張り替えるときにボードが
破損するのも効果的に防止できる。それは、破損しやす
いボードの隅角を目地回り縁で保護しているからであ
る。したがって、クロスの貼り替えも簡単で、綺麗に張
り替えできる特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の建物の壁と天井の境界構造の一例を示す
断面図
【図2】この考案の一実施例を示す建物の壁と天井の境
界構造の断面図
【図3】この考案の他の実施例を示す建物の壁と天井の
境界構造の断面図
【符号の説明】 1…壁ボード 2…天井ボード 3…目地隙間 4…スペーサー 5…目地回り縁 5A…載台部 5B…見切り凸部
5C…目地部 6…下地材 7…換気孔

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下地材(6)に固定された壁ボード(1)の上
    端と、天井ボード(2)の下面との間に一定の隙間が設け
    られている壁と天井の境界構造において、下記の全ての
    構成を有する建物の壁と天井の境界構造。 (a) 壁ボード(1)の上端は、目地回り縁(5)を介して
    建物に固定されている。 (b) 目地回り縁(5)は、壁ボード(1)の上端を取り付
    ける載台部(5A)と、載台部(5A)から突出する見切り凸部
    (5B)と、この見切り凸部(5B)と天井ボード(2)との間に
    目地隙間(3)を設ける目地部(5C)とを有する。 (c) 見切り凸部(5B)と載台部(5A)との段差は、目地
    回り縁(5)に固定される壁ボード(1)の厚さに調整されて
    いる。 (e) 壁ボード(1)は、上端面を見切り凸部(5B)の側
    面に当接して載台部(5A)に取り付けられている。
  2. 【請求項2】 下地材(6)に固定された天井ボード(2)の
    上端と、壁ボード(1)の表面との間に一定の隙間が設け
    られている壁と天井の境界構造において、下記の全ての
    構成を有する建物の壁と天井の境界構造。 (a) 天井ボード(2)の端縁は、目地回り縁(5)を介し
    て建物に固定されている。 (b) 目地回り縁(5)は、天井ボード(2)の端縁を取り
    付ける載台部(5A)と、載台部(5A)から突出する見切り凸
    部(5B)と、この見切り凸部(5B)と壁ボード(1)との間に
    目地隙間(3)を設ける目地部(5C)とを有する。 (c) 見切り凸部(5B)と載台部(5A)との段差は、目地
    回り縁(5)に固定される天井ボード(2)の厚さに調整され
    ている。 (d) 天井ボード(2)は、端面を見切り凸部(5B)の側
    面に当接して載台部(5A)に取り付けられている。
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