JPH079903A - 自動車用簡易寝台 - Google Patents

自動車用簡易寝台

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Publication number
JPH079903A
JPH079903A JP5157096A JP15709693A JPH079903A JP H079903 A JPH079903 A JP H079903A JP 5157096 A JP5157096 A JP 5157096A JP 15709693 A JP15709693 A JP 15709693A JP H079903 A JPH079903 A JP H079903A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
seat back
bed
sleeper
inner panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5157096A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Yoshida
健 吉田
Satoshi Tominaga
聡 富永
Yuzuru Kawazoe
譲 川副
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP5157096A priority Critical patent/JPH079903A/ja
Publication of JPH079903A publication Critical patent/JPH079903A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 就寝時の窮屈さを緩和することができ、また
居住空間の有効利用を図ることのできる自動車用簡易寝
台を提供する。 【構成】 後部座席3のシートバック3aをシートクッ
ション3bから分離可能とし、分離された前記シートバ
ック3aを前記シートクッション3bの上方に固定する
伸縮アーム(固定手段)5a、5bを設け、前記シート
バック3aよりも後方の車室内に配設されたロールベッ
ド(寝台具)14と前記伸縮アーム5a、5bによって
背あて面を水平にして固定された前記シートバック3a
とから簡易寝台を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車の車室内に設
置される自動車用簡易寝台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、いわゆるワゴン車やワンボッ
クスカーなどのように、後部座席の後方に収納スペース
のある自動車において、折り畳み式の寝台など(以下、
寝台具という)をその収納スペースに設置して、就寝の
便宜を図っていることがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、大人二人が
並んで寝ることのできる程度の幅をもった車室内でも、
後部座席の後方の収納スペースの長さ(車体前後方向の
寸法)が、大人が寝るには十分でないものがある。この
場合には、当然窮屈な就寝を余儀なくされることにな
る。また、寝台具は、使用しないときには収納スペース
の有効利用を妨げるものとなっている。
【0004】この発明は、このような不具合を解決する
ためになされたもので、就寝時の窮屈さを緩和すること
ができ、また収納スペースの有効利用を図ることのでき
る自動車用簡易寝台を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の自動車
用簡易寝台は、上記の目的を達成するため、後部座席の
シートバックをシートクッションから分離可能とし、分
離された前記シートバックを前記シートクッションの上
方に固定する固定手段を設け、前記シートバックよりも
後方の車室内に配設された寝台具と前記固定手段によっ
て背あて面を水平にして固定された前記シートバックと
から簡易寝台を構成したことを特徴としている。
【0006】また、請求項2に記載の自動車用簡易寝台
は、前記寝台具を、巻取軸に巻回されたシート部とこの
シート部を水平に保持するフレーム部とから構成し、前
記巻取軸をリアアウターパネルとリアインナーパネルと
の間に設けられた収納部に配設し、前記リアインナーパ
ネルに前記シート部を引き出すための開口を設けたこと
を特徴としている。
【0007】
【作用】請求項1に記載の自動車用簡易寝台によれば、
後部座席のシートバックがシートクッションから分離可
能とされ、分離された前記シートバックを前記シートク
ッションの上方に固定する固定手段が設けられており、
前記シートバックよりも後方の車室内に配設された寝台
具と前記固定手段によって背あて面を水平にして固定さ
れた前記シートバックとから簡易寝台が構成されるの
で、就寝時に後部座席のシートバックが後部座席のシー
トクッションの上方に位置する。これにより、後部座席
よりも後方の収納スペースの長さよりも、前記簡易寝台
が車体前方に向けて延長されることとなり、就寝時の窮
屈さが緩和される。
【0008】また、請求項2に記載の自動車用簡易寝台
によれば、前記寝台具は、巻取軸に巻回されたシート部
とこのシート部を水平に保持するフレーム部とから構成
され、前記巻取軸はリアアウターパネルとリアインナー
パネルとの間に設けられた収納部に配設され、前記リア
インナーパネルに前記シート部を引き出すための開口が
設けられているので、寝台具は、使用しないときには、
フレーム部とシート部とに分解され、シート部は巻取軸
に巻回された状態で、リアアウターパネルとリアインナ
ーパネルとの間に設けられた収納部内に収納される。こ
れによって、収納スペースを広く有効利用することがで
きる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の自動車用簡易寝台の一実施
例を、図面にもとづいて説明する。
【0010】図5において、符号1はワゴン車で、車室
内に前部座席2と後部座席3とが設けられている。後部
座席3の後方の車室内は収納スペース4とされている。
【0011】前部座席2は、シートバック2aを水平に
倒すことのできるいわゆるフルフラットタイプとされて
いる。
【0012】後部座席3のシートクッション3bは、三
人の大人が掛けることのできるベンチシートタイプとさ
れている。
【0013】後部座席3のシートバック3aはシートク
ッション3bとほぼ同型とされ、図1に示すように、2
本の伸縮アーム5a、5bによって図中2点鎖線で示す
位置と実線で示す位置との間で変位可能に支持されてい
る。つまり、シートバック3aはシートクッション3b
から分離可能とされている。
【0014】伸縮アーム5a、5bは、シートバック3
aをシートクッション3bの上方(図1中実線で示す位
置)に位置させた状態で固定する固定手段としても機能
するもので、そのためのストッパリングRをそれぞれ備
えている。
【0015】シートバック3aよりも後方の収納すペー
ス4には、後述する寝台具が配設されるようになってい
る。
【0016】図3において、符号11はワゴン車1の後
部ボディの一部を構成するリアアウターパネルで、この
リアアウターパネル11の内側にはリアインナーパネル
12が配設されている。符号13はフロアパネルであ
る。
【0017】リアアウターパネル11とリアインナーパ
ネル12との間には、寝台具としてのロールベッド14
を収納する収納部15が設けられている。
【0018】ロールベッド14は、巻取軸16に巻回さ
れた合成樹脂製のシート部17と、図4に示すように、
このシート部17を水平に保持するフレーム部18とか
ら構成されている。このフレーム部18は、7本のフレ
ームシャフト19〜25を固定機構付のジョイント26
によって連結されて組み立てられるようになっている。
【0019】フレームシャフト20、21の下端部に
は、ターンバックル(不図示)が取り付けられ、フロア
に設けられている固定孔27に固定されるようになって
いる。
【0020】このような構成のロールベッド14を収納
部15から引き出すために、リアインナーパネル12に
は、開口28が設けられている。
【0021】ロールベッド14の不使用時には、図3に
示すように、フレームシャフト19が開口28に当接す
るようになっている。その他のフレームシャフトは分解
されて収納スペース4の隅の方に片付けられるようにな
っている。
【0022】次に、上記の構成からなる自動車用簡易寝
台の取り扱いについて説明する。
【0023】自動車用簡易寝台を使用する場合には、図
1に示すように、まず後部座席3のシートバック3aを
シートクッション3bから分離して、その背あて面3c
を水平にした状態で伸縮アーム5a、5bによって固定
する。これにより、後部座席3よりも後方の収納スペー
ス4の長さよりも、簡易寝台が車体前方に向けて延長さ
れる。具体的には、図2に示すように、前部座席2をフ
ルフラット状態にすれば、2段ベッドと同等の態様を得
ることができることとなり、四人の大人がさほどの窮屈
さを感じることなく就寝することができる。なお、シー
トバック3aとシート部17との間の間隔Tが余りに広
い場合には、補助シート(不図示)を介在させることで
楽な就寝をすることができる。
【0024】また、自動車用簡易寝台を使用しない場合
には、ロールベッド14のシート部17を巻取軸16に
巻回させて収納部15内に収納し、さらにフレーム部1
8を分解して収納スペース4の隅の方に片付けることが
できるので、収納スペース4を広く有効利用することが
できる。
【0025】なお、この実施例はこの発明を限定するも
のではなく、当業者が行い得る各種の設計変更なども含
むものである。例えば、後部座席のシートバックを同シ
ートクッションの上方に位置させた状態で固定する固定
手段として、別途の脚を用意する構成や、当該シートバ
ックの両側部に位置する後部ドアにシートバックを係止
する係止部を設ける構成もこの発明の要旨から逃れるも
のではない。また、リアインナーパネルの内側に補強構
造部材が配設されているような場合に、シート部を車体
前後方向に2分割などする構成も同様である。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の自動車
用簡易寝台によれば、就寝時の窮屈さを緩和することが
でき、また居住空間の有効利用を図ることができるとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例に係る自動車用簡易寝台の要
部を構成する後部座席の側面図である。
【図2】この発明の実施例に係る自動車用簡易寝台の使
用状態を示す説明図である。
【図3】この発明の実施例に係る自動車用簡易寝台の一
部を構成する後部ボディの断面図(図5中X−X矢視断
面図)である。
【図4】この発明の実施例に係る自動車用簡易寝台の一
部を構成する寝台具の斜視図である。
【図5】この発明の実施例に係る自動車用簡易寝台を採
用したワゴン車の概念図である。
【符号の説明】
3 後部座席 3a シートバック 3b シートクッション 3c 背あて面 4 収納スペース 5a、5b 伸縮アーム(固定手段) 11 リアアウターパネル 12 リアインナーパネル 14 ロールベッド(寝台具) 15 収納部 16 巻取軸 17 シート部 18 フレーム部 28 開口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後部座席のシートバックをシートクッシ
    ョンから分離可能とし、分離された前記シートバックを
    前記シートクッションの上方に固定する固定手段を設
    け、前記シートバックよりも後方の車室内に配設された
    寝台具と前記固定手段によって背あて面を水平にして固
    定された前記シートバックとから簡易寝台を構成したこ
    とを特徴とする自動車用簡易寝台。
  2. 【請求項2】 前記寝台具は、巻取軸に巻回されたシー
    ト部とこのシート部を水平に保持するフレーム部とから
    構成され、前記巻取軸はリアアウターパネルとリアイン
    ナーパネルとの間に設けられた収納部に配設され、前記
    リアインナーパネルには前記シート部を引き出すための
    開口が設けられていることを特徴とする請求項1に記載
    の自動車用簡易寝台。
JP5157096A 1993-06-28 1993-06-28 自動車用簡易寝台 Pending JPH079903A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5157096A JPH079903A (ja) 1993-06-28 1993-06-28 自動車用簡易寝台

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5157096A JPH079903A (ja) 1993-06-28 1993-06-28 自動車用簡易寝台

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH079903A true JPH079903A (ja) 1995-01-13

Family

ID=15642164

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5157096A Pending JPH079903A (ja) 1993-06-28 1993-06-28 自動車用簡易寝台

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JP (1) JPH079903A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104290625A (zh) * 2014-09-28 2015-01-21 苏州中航中振汽车饰件有限公司 汽车座椅组合双层床

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104290625A (zh) * 2014-09-28 2015-01-21 苏州中航中振汽车饰件有限公司 汽车座椅组合双层床

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