JPH079893U - エアーリフター - Google Patents
エアーリフターInfo
- Publication number
- JPH079893U JPH079893U JP4434093U JP4434093U JPH079893U JP H079893 U JPH079893 U JP H079893U JP 4434093 U JP4434093 U JP 4434093U JP 4434093 U JP4434093 U JP 4434093U JP H079893 U JPH079893 U JP H079893U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fixed base
- air
- lifting
- air spring
- lifting table
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 工場加工ライン等において、材料・部品・加
工品・加工装置等を昇降させるのに用いるエアーリフタ
ーの性能向上と実用性向上を図る。 【構成】 固定台1の上方に、固定台1と平行する昇降
テーブル2を設け、固定台1と昇降テーブル2を、たす
き状のリンクレバー4A・4Bからなるリンク機構3に
よって連結して、昇降テーブル2が固定台1に対して平
行姿勢を保持しながら昇降可能に構成し、さらに、昇降
テーブル2と固定台1の間の空間部に、ベローズ体7か
らなる空気ばね8を装着し、この空気ばね8の伸縮によ
って昇降テーブル2を昇降させるエアーリフターが特徴
である。
工品・加工装置等を昇降させるのに用いるエアーリフタ
ーの性能向上と実用性向上を図る。 【構成】 固定台1の上方に、固定台1と平行する昇降
テーブル2を設け、固定台1と昇降テーブル2を、たす
き状のリンクレバー4A・4Bからなるリンク機構3に
よって連結して、昇降テーブル2が固定台1に対して平
行姿勢を保持しながら昇降可能に構成し、さらに、昇降
テーブル2と固定台1の間の空間部に、ベローズ体7か
らなる空気ばね8を装着し、この空気ばね8の伸縮によ
って昇降テーブル2を昇降させるエアーリフターが特徴
である。
Description
【0001】
本考案は、例えば、工場の加工ラインにおいて、材料・部品・加工品・加工装 置等を昇降させたり、上昇保持したりするのに簡便に使用するエアーリフターに 関するものである。
【0002】
一般に、工場の加工ラインでは、材料・部品や加工品、または作業テーブルや 加工機器等を、短いストロークで昇降させて作業したり、上昇保持して作業する 場合が多くあり、このような場合に用いるリフターとしては、エアーシリンダー を作動動力源とするエアーリフター、または、油圧シリンダーを動力源とする油 圧リフターが用いられ、これ等のリフターを所定位置に定置して加工品・材料等 を昇降させる手段が普及している。
【0003】
以上の従来のリフターのうち、前者のエアーリフターは、構造簡素にして工場 内の空気配管と接続して設置できる利点を有するものの、常用空気圧が一般的に 低く、かつ、エアーシリンダーの有効内径も過大にすることができないので、昇 降荷重が軽荷重に制限せざるを得なく、その上、機械的摺動部分が多いのでメン テナンス性に欠ける不具合がある。
【0004】 一方、前記後者の油圧リフターは、重荷重の昇降荷重が得られるものの、油圧 ポンプや油圧配管の付帯設備が必要になるので、形状過大にして設置スペースを 多く要して加工ラインへの配置性に欠けると共に、コスト高になる。さらに、前 記のエアーリフター・油圧リフターとも、特別の緩衝装置を付設しないと、昇降 作動の始点・終点における衝撃を生ずるので、材料や加工品が昇降の始動・停止 時に振動・衝撃を受ける不具合があり、昇降すべき材料や加工品の材質・形状に よっては使用に適しない場合がある。本考案は、以上の従来技術の不具合点を解 消するエアーリフターを提供するものである。
【0005】
以上の技術課題を解決する本考案のエアーリフターは「固定台の上方に昇降テ ーブルを設け、該固定台と該昇降テーブルを、該昇降テーブルが該固定台に対し て同一姿勢を保持して昇降可能になすリンク機構によって連結し、さらに、前記 固定台と前記昇降テーブル間の空間に、ゴムベローズを主要部となす空気ばねを 装着し、該空気ばねを、前記昇降テーブルの昇降駆動部となす構造を特徴とする エアーリフター」になっている。
【0006】
以上の構成の本考案のエアーリフターは、空気ばねを昇降テーブルの駆動源と なすので、その空気ばねの特性から大なる昇降荷重が得られ、その上、その昇降 動力源の空気ばねは、ベローズ体からなる高弾性体にして、昇降作動の始点・終 点における緩衝性を有するので、昇降テーブルが円滑に始動・停止作用し、その 昇降テーブル上の材料・部品等に始動・停止時の有害な振動・衝撃を与えること が少く、良好な昇降性能を奏して従来の特別の緩衝装置は無用になる。そして、 構造簡素コンパクトにして工場内等への配置がし易くなると共に、メンテナンス 性が良く、工場内の空気配管に接続するのみで簡便に活用できる。
【0007】
以下、実施例に基づいて詳しく説明する。まず、本考案の第一実施例を示す図 1を参照して、本考案のエアーリフターは、方形台の固定台1の上方に、方形の 昇降テーブル2が、固定台1と平行に設けられると共に、この固定台1と昇降テ ーブル2の上下対向縁部が、対称一対のリンク機構3によって連結され、昇降テ ーブル2が固定台1に対する平行姿勢を保持して所要ストローク昇降できるよう になっている。
【0008】 即ち、リンク機構3は「たすき状」に組合せて、中間の支点5を介して回動自 在に連結するバー形状のリンクレバー4A・4Bからなり、このリンクレバー4 A・4Bは、一端を固定台1・昇降テーブル2に回動自在に連結すると共に、他 端を固定台1・昇降テーブル2に設けた長孔6に摺動自在に連結して、固定台1 の上方に昇降テーブル2を保持している。そして、このリンクレバー4A・4B が相互の交差角を変動させると、リンク機構として作用し、昇降テーブル2が固 定台1に対する平行姿勢を保持して昇降できる。
【0009】 そして、この固定台1と昇降テーブル2の間の空間部には、ゴム製のベローズ 体7を主要部となす空気ばね8が装着され、この空気ばね8の下端の下取り付け プレート9が固定台1に、上端の上取り付けプレート10が昇降テーブル2の裏 側に連結され、空気ばね8が昇降テーブル2を昇降させる駆動源として構成され ている。そして、空気ばね8の伸縮によって、固定台1からの昇降テーブル2の 高さが、図1の(B)参照、最大圧縮時の最低高さL1から、図1の(D)参照 、最大伸長時の最大高さL2まで、自在に変化セットできるようになっている。 なお、この実施例のものは、最大昇降荷重1,000Kgの中荷重用(使用エアー 圧力6Kg)にして、2段ベローズの空気ばね8が用いてあり、最低高さL1=2 00粍、最高高さL2=320粍(昇降ストローク120粍)、昇降テーブル2 のサイズは600粍×870粍である。なお、図示しないが、空気ばね8は、ベ ローズ体7へ空気を供給・排気する空気管を有し、固定台1には、この空気管と 連結して空気の供給・排気をなす調整弁が設けられている。
【0010】 つぎに、図2図3図4を参照して本考案の他の実施例を説明する。即ち、固定 台1と昇降テーブル2をリンク機構3によって連結し、固定台1と昇降テーブル 2の間に、昇降テーブル2の昇降駆動部の空気ばね8を装着したものにおいて、 図2のものは、たすき状のリンクレバー4A・4Bが多段に組合せられると共に 、空気ばね8の上端と下端が、平行するリンクレバー4Aに取り付けられ、空気 ばね8の伸縮によって、リンク4A間の間隔を拡大・縮小させて、多段のリンク 機構3を伸縮作用させて昇降テーブル2を昇降させるようになっている。また、 図3のものは、空気ばね8が、下端を固定台1に上端を「たすき状」リンクレバ ー4Bに連結して装着されている。この図2図3実施例のものは、空気ばね8の 伸縮ストロークがリンク機構3によって増幅されるので、昇降テーブル2の長い 昇降ストロークが確保できる。一方、図4のものは、複数の空気ばね8が並列装 着されており、昇降テーブル2の昇降荷重が一段と高荷重にできる。
【0011】 以上の各実施例のものは、前記の作用があり、前記従来のエアーリフターより 高荷重の昇降ができると共に、昇降移動させる材料・部品等への始動・停止時の 衝撃が少く昇降性能が向上する。そして、構造簡素コンパクトにして安価であり 、工場配置性・メンテナンス性も良く、工場内のエアー配管に接続するのみで、 簡便に設置して使用できる。
【0012】
以上の説明のとおり、本考案のエアーリフターは、工場の加工ライン等におい て材料・部品・加工品・加工装置等を昇降させるのに用いるにおいて、高荷重・ 長昇降ストロークの採択も自在にして、良好な昇降性能を有し、その上、構造簡 素コンパクトにして工場内配置性とメンテナンス性が良く、工場内等に簡便に設 置して利用できる優れた実用性を有し、極めて有用に活用できる。以上の諸効果 がある。
【図1】本考案第一実施例のエアーリフターを示し、図
中の(A)は縮小状態の正面図、図中の(B)は縮小状
態の正面断面図、図中の(C)は伸長状態の正面図、図
中の(D)は伸長状態の正面断面図
中の(A)は縮小状態の正面図、図中の(B)は縮小状
態の正面断面図、図中の(C)は伸長状態の正面図、図
中の(D)は伸長状態の正面断面図
【図2】本考案の他の実施例のエアーリフターの正面図
【図3】本考案の他の実施例のエアーリフターの正面図
【図4】本考案の他の実施例のエアーリフターの正面図
1 固定台 2 昇降テーブル 3 リンク機構 4A・4B リングレバー 5 支点 6 長孔 7 ベローズ体 8 空気ばね 9 下取り付け板 10 上取り付け板
Claims (1)
- 【請求項1】 固定台の上方に昇降テーブルを設け、該
固定台と該昇降テーブルを、該昇降テーブルが該固定台
に対して同一姿勢を保持して昇降可能になすリンク機構
によって連結し、さらに、前記固定台と前記昇降テーブ
ル間の空間に、ゴムベローズを主要部となす空気ばねを
装着し、該空気ばねを、前記昇降テーブルの昇降駆動部
となす構造を特徴とするエアーリフター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4434093U JPH079893U (ja) | 1993-07-20 | 1993-07-20 | エアーリフター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4434093U JPH079893U (ja) | 1993-07-20 | 1993-07-20 | エアーリフター |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH079893U true JPH079893U (ja) | 1995-02-10 |
Family
ID=12688790
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4434093U Pending JPH079893U (ja) | 1993-07-20 | 1993-07-20 | エアーリフター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH079893U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017047725A (ja) * | 2015-08-31 | 2017-03-09 | 株式会社東芝 | 移動装置および移動システム |
-
1993
- 1993-07-20 JP JP4434093U patent/JPH079893U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017047725A (ja) * | 2015-08-31 | 2017-03-09 | 株式会社東芝 | 移動装置および移動システム |
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