JP6308078B2 - ワーク昇降装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、車両組立てラインにおいて、車両に装着するワークを搭載して昇降させるワーク昇降装置に関する。
一般に、車両組み立てラインにおいて、作業者が手で持って運搬・保持することが困難なワーク(例えば、エンジン部品やサスペンション部品等)を車両に装着するため、ワークを搭載して車両の取付部に運搬し、ワークを車両に取り付ける間、ワークを所定の姿勢で保持するワーク昇降装置が用いられている。
従来のワーク昇降装置としては、例えば、図8に示すように、基台101とテーブル102との間に、第1及び第2リフトアーム1031、1032を相互に回転可能に連結してなる伸縮アーム103と、該伸縮アーム103を上下に伸縮させるためのシリンダ104を備え、該シリンダ104の動作により前記伸縮アーム103を上下に伸縮させて前記テーブル102を前記基台101に対して平行に昇降動させるテーブルリフト装置100が開示されている(特許文献1を参照)。
しかし、図8に示すテーブルリフト装置100では、第1及び第2リフトアーム1031、1032の一端1031a、1032aが基台及びテーブルの一端側の所定位置に軸支され、第1及び第2リフトアーム1031、1032の他端1031b、1032bが基台及びテーブルの他端側に水平移動可能に軸支された、いわゆるシザーリフト構造である。そのため、シザーリフトの特徴であるシザー作用角の変化により、テーブル102を上昇させると第1及び第2リフトアームによる支持幅Pが減少するので、テーブル102が安定しないという問題があった。
また、上記テーブルリフト装置100は、シザー作用角の条件により、テーブル102の上昇速度Qを一定に保つことが困難である。そのため、テーブル102の上昇速度Qを所定値に保持するためには、必要以上に大型のシリンダ104及び油圧ユニット105が必要となり、設備の大型化や設備費の増加を招いてしまう問題があった。
これに対して、図9に示すように、シザーリフト構造ではなく、リンク構造の昇降装置200が開示されている(特許文献2を参照)。図9(a)は、昇降台202が下降したときの側面視であり、図9(b)は、昇降台202が上昇したときの側面視である。この昇降装置200は、移動できる車体201と、この車体201の上方で上下に移動する昇降台202と、細長い下ブーム2031と上ブーム2032を回動自在に連結した2組の持上げ機構203とから構成された昇降装置において、各下ブーム2031のそれぞれの下端2031aを車体201の端に回動自在に連結し、各上ブーム2032のそれぞれの上端2032bを昇降台202の端に回動自在に連結し、側面から見て持上げ機構203がΣ字形と逆Σ字形を形成するように作動させて昇降台202を上下動させるとともに、各組の持上げ機構203には、それぞれの下ブーム2031と上ブーム2032を開閉動させるための油圧作動手段204を設け、各組の下ブーム2031の間には、下ブーム2031が車体201に対して俯仰する角速度を同期させるための同調手段205を設けた構成である。
特開2000−233899号公報 特開平6−305693号公報
しかしながら、図9に示す昇降装置200は、2組の持上げ機構203を備え、各組の持上げ機構203には、それぞれの下ブーム2031と上ブーム2032を開閉動させるための油圧作動手段204が別々に設けられているので、各油圧作動手段204の調整が煩雑となる問題があった。
また、各組の下ブーム2031の間には、下ブーム2031が車体201に対して俯仰する角速度を同期させるための同調手段205が設けられているので、例えば、昇降台202を上昇させて搭載したワークを取付部に取り付ける際、ワークと取付部との面当たり具合に誤差があって、ワークを傾斜させて取付部とワークとを密着させる必要がある場合でも、同調手段205が昇降台202の平行度を保持しようとして、ワークの追従(傾斜)を阻害する問題があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、装置の小型化及び安定化が容易であって、昇降台の作動手段の調整が簡単、かつ、搭載したワークの取付部への追従が可能なワーク昇降装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るワーク昇降装置は、次のような構成を有している。
(1)基台と、当該基台の上方に配置されワークを搭載する昇降台と、前記基台と前記昇降台とに回動自在に連結され中間部が屈曲する一対のアーム部材と、前記アーム部材における中間部の上下位置に回動自在に連結され前記アーム部材とは逆方向に中間部が屈曲する一対のリンク片と、前記昇降台を上下動させる作動部材とを備えるワーク昇降装置であって、
前記リンク片の中間部には、互いを連結する連結アームを備え、
前記作動部材には、前記基台に装着された駆動部と、前記昇降台に装着され前記駆動部によって伸縮する作用部とを備え、
前記作用部は、前記昇降台と前記一対のアーム部材が連結された連結部同士の中間位置に装着されたことを特徴とする。
本発明においては、リンク片の中間部には、互いを連結する連結アームを備え、作動部材には、基台に装着された駆動部と、昇降台に装着され駆動部によって伸縮する作用部とを備え、作用部は、昇降台と一対のアーム部材が連結された連結部同士の中間位置に装着されたので、作動部材の作用部が伸長して昇降台が上昇するとき、アーム部材の中間部における開度が連結アーム及びリンク片を介して互いに均等に保持され、作動部材の駆動力に応じて、昇降台を平行に上昇させることができる。
また、昇降台に搭載したワークが被取付物の取付部に取り付ける際、ワークと取付部との面当たり具合に誤差があって、昇降台から両アーム部材に異なる荷重が作用する場合、作動部材の作用部が装着された中間位置を支点に昇降台が傾斜することによって、取付部へワークを密着させることができる。この場合、昇降台から、一方のアーム部材に作用する荷重より大きな荷重が、他方のアーム部材に作用するので、他方のアーム部材に連結された他方のリンク片の中間部における開度が縮小するが、同時に、一方のアーム部材に連結された一方のリンク片の中間部は、他方のリンク片の中間部に連結された連結アームに引っ張られて、その開度が拡大する。一方のリンク片の中間部における開度が拡大することによって、一方のアーム部材の中間部における開度も拡大し、昇降台における一方のアーム部材との連結部に上昇力が作用する。その結果、昇降台における一方のアーム部材との連結部には、作動部材の作用部が装着された中間位置を支点に、昇降台における他方のアーム部材との連結部に作用する荷重の反力に加えて、一方のリンク片の中間部における開度が拡大することに伴う上昇力が作用する。これによって、作動部材における駆動部の駆動力を必要以上に増大させることなく、取付部へワークを密着させることができる。
さらに、昇降台と一対のアーム部材が連結された連結部同士の中間位置、作動部材の駆動力が作用するので、昇降台の上昇速度は所定の値に保持することができる。
よって、本発明によれば、装置の小型化及び安定化が容易であって、昇降台の作動手段の調整が簡単、かつ、搭載したワークの取付部への追従が可能なワーク昇降装置を提供することができる。
(2)(1)に記載されたワーク昇降装置において、
前記作用部と前記昇降台との間には、弾性部材を介装したことを特徴とする。
本発明においては、作用部と昇降台との間には、弾性部材を介装したので、昇降台から両アーム部材に異なる荷重が作用する場合、弾性部材が撓むことによって、作動部材の作用部が装着された中間位置を支点に昇降台が容易に傾斜することができる。また、弾性部材が昇降台の振動を吸収することによって、装置の揺れを低減でき、装置自体の小型化にも寄与することができる。
その結果、装置の小型化及び安定化、並びに搭載したワークの取付部への追従性をより一層向上させることができる。
なお、弾性部材は、昇降台を上下動させる作用部を中心に周方向に均等配置した複数個の免震ゴムであることが好ましい。各種方向から昇降台に加わる振動を、それぞれの免震ゴムによって吸収することができるからである。
(3)(2)に記載されたワーク昇降装置において、
前記連結アームには、軸方向に伸縮可能なダンパー部材を備えたことを特徴とする。
本発明においては、連結アームには、軸方向に伸縮可能なダンパー部材を備えたので、弾性部材の撓み等によって発生する両リンク片の中間部同士における距離の変化を、ダンパー部材が伸縮することによって吸収し、連結アームやリンク片等に作用する過負荷を回避することができる。また、リンク片の製作誤差や継手のガタなどを吸収することもできる。
その結果、装置の小型化及び安定化、並びに搭載したワークの取付部への追従性をより一層向上させつつ、連結アームやリンク片等の簡素化や軽量化を促進することができる。
(4)(1)乃至(3)のいずれか1つに記載されたワーク昇降装置において、
前記作用部は、前記駆動部に巻き取り可能な棒状部材又はチェーン状部材を有する筒状体に形成され、垂直状に伸縮して前記昇降台に駆動力を作用させることを特徴とする。
本発明においては、作用部は、駆動部に巻き取り可能な棒状部材又はチェーン状部材を有する筒状体に形成され、垂直状に伸縮して昇降台に駆動力を作用させるので、駆動部の大きさを変えることなく、昇降台の昇降量(ストローク量)を任意の値に設定することができる。そのため、作動部材の小型化に寄与することができる。
その結果、装置の小型化を更に促進させるとともに、昇降台における昇降量(ストローク量)の自由度を高めることができる。
(5)(1)乃至(4)のいずれか1つに記載されたワーク昇降装置において、
前記アーム部材は、前記基台及び前記昇降台の外側端部に回動可能に連結され、前記アーム部材の中間部は、前記基台及び前記昇降台の内方へ屈曲するように形成されたことを特徴とする。
本発明においては、アーム部材は、基台及び昇降台の外側端部に回動可能に連結され、アーム部材の中間部は、基台及び昇降台の内方へ屈曲するように形成されたので、昇降台が下降したとき、アーム部材は基台及び昇降台の外側端部から外方へ突出することはない。そのため、アーム部材との干渉を回避すべく、装置の周辺に無駄なスペースを設ける必要がない。
その結果、装置の小型化を促進させるとともに、設置スペース効率を高めることができる。
なお、リンク片の中間部は、アーム部材が基台及び昇降台の外側端部に連結された連結部と上下方向で同一の位置に形成することが好ましい。リンク片の中間部を基台及び昇降台の外側端部から外方へ突出させることなく、リンク片の腕の長さを最大化させることができ、リンク片の中間部における開度拡大に伴ってアーム部材に作用する上昇力を増大させることができるからである。
本発明によれば、装置の小型化及び安定化が容易であって、昇降台の作動手段の調整が簡単、かつ、搭載したワークの取付部への追従が可能なワーク昇降装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係るワーク昇降装置の斜視図である。 図1に示すワーク昇降装置(昇降台が上昇端)の側面図である。 図1に示すワーク昇降装置の平面図である。 図1に示すワーク昇降装置(昇降台が下降端)の側面図である。 図1に示すワーク昇降装置において昇降台に均等荷重が作用した場合の動作説明図である。 図1に示すワーク昇降装置において昇降台に不均等荷重が作用した場合の動作説明図である。 図6に示す昇降台に装着した耐震ゴムの動作説明図である。 特許文献1に開示されたテーブルリフト装置の側面図である。 特許文献2に開示された昇降装置の側面図である。
次に、本発明に係る実施形態であるワーク昇降装置について、図面を参照して詳細に説明する。はじめに、本実施形態のワーク昇降装置の全体構成を説明する。次に、本ワーク昇降装置において昇降台に均等荷重が作用した場合の動作を説明し、昇降台に不均等荷重が作用した場合の動作を説明する。また、本昇降台の免震及び位相吸収構造を説明する。
<ワーク昇降装置の全体構成>
まず、本実施形態のワーク昇降装置の全体構成を、図1〜図4を用いて説明する。図1に、本発明の実施形態に係るワーク昇降装置の斜視図を示す。図2に、図1に示すワーク昇降装置(昇降台が上昇端)の側面図を示す。図3に、図1に示すワーク昇降装置の平面図を示す。図4に、図1に示すワーク昇降装置(昇降台が下降端)の側面図を示す。
図1〜図4に示すように、本実施形態のワーク昇降装置10は、床面上を移動可能に形成された基台1と、当該基台1の上方に配置されワーク(図示せず)を搭載する昇降台2と、基台1と昇降台2とに回動自在に連結され中間部33が屈曲する一対のアーム部材3と、アーム部材3における中間部33の上下位置に回動自在に連結されアーム部材3とは逆方向に中間部43が屈曲する一対のリンク片4と、昇降台2を上下動させる作動部材5とを備えている。また、リンク片4の中間部43には、互いを連結する連結アーム6を備えている。また、作動部材5には、基台1に装着された駆動部52と、昇降台2に装着され駆動部52によって伸縮する作用部51とを備えている。また、作用部51は、昇降台2と一対のアーム部材3が連結された上連結部23同士の中間位置22に装着されている。作動部材1の作用部51と昇降台2との間には、弾性部材7が介装されている。ここで、中間位置22は、4つの上連結部23を結ぶ対角線の交差する位置が好ましいが、後述するように、弾性部材7は複数個の免震ゴムからなるので、上記対角線の交差する位置の近傍であればよい。
基台1には、前後方向に長い矩形状の台車部11と、台車部11の前側上端及び後側上端にそれぞれ立設され左右方向に開く門型の支柱部12と、各支柱部12の左右側上端にそれぞれ締結された4つの下連結部13と、台車部11における前後左右の四隅から垂下された走行車輪14と、走行車輪14の近傍に設けたジャッキ部15とを備えている。基台1は、走行車輪14によって移動後に、所定位置でジャッキ部15を下降させることによって、基台1を床面に固定することもできる。前側左右に配置された2つの下連結部13の軸間隔(左右軸間ピッチ)は、後側左右に配置された2つの下連結部13の軸間隔(左右軸間ピッチ)より大きく形成されている。前側及び後側に配置された左右2つの下連結部13には、それぞれ長さの異なる下連通軸131が挿通されている。
昇降台2には、前後左右寸法が台車部11と同程度の大きさに形成されたテーブル部21と、各下連結部13と平面視で同一の位置であってテーブル台21の前後左右の下端に締結された4つの上連結部23とを備えている。前側及び後側に配置された左右2つの上連結部23には、それぞれ長さの異なる上連通軸231が挿通されている。
アーム部材3には、基台1及び昇降台2の内方へ屈曲する中間部33が回動可能に連結された長尺状の下アーム31と上アーム32とを備えている。下アーム31と上アーム32は、長手方向の大きさが同一に形成されている。下アーム31の下端31aは、下連通軸131を介して下連結部13に回動自在に軸支されている。上アーム32の上端32aは、上連通軸231を介して上連結部23に回動自在に軸支されている。アーム部材3の中間部33は、屈曲したとき、左右方向で互いに干渉しない位置に配設されている。
リンク片4には、アーム部3の中間部33とは逆方向へ屈曲する中間部43が回動可能に連結された長尺状の下リンク41と上リンク42とを備えている。下リンク41及び上リンク42の長手方向の大きさは、下アーム31及び上アーム32の長手方向の大きさの1/2に形成されている。下リンク41の下端41aは、下アーム31の長手方向における二等分された中央位置に、下連通軸45を介して回動可能に軸支されている。上リンク42の上端42aは、上アーム32の長手方向における二等分された中央位置に、上連通軸46を介して回動可能に軸支されている。
各リンク片4の中間部43は、アーム部材3が基台1及び昇降台2の外側端部に締結された下連結部13及び上連結部23と上下方向で同一の位置に形成されている。左右方向で対向する中間部43は、左右方向に延伸する連結棒44によって連結されている。
作動部材5には、基台1に装着した駆動部52に巻き取り可能な棒状部材53又はチェーン状部材54を有する筒状に形成された作用部51を備えている。作用部51は、垂直状に伸縮して昇降台2に駆動力を作用させる。駆動部52には、棒状部材53又はチェーン状部材54の収納部521と、棒状部材53又はチェーン状部材54を作用部51から収納部521へ巻き取るため、又は収納部521から作用部51へ巻き戻すための減速機付き駆動モータ522を備えている。棒状部材53又はチェーン状部材54の巻き取り量、巻き戻し量を変更することによって、昇降台2の昇降量(ストローク量)を所望の値に設定することができる。
連結アーム6は、作動部材5の作用部51に隣接して2つ配設され、前後方向へ互いに平行に延伸するよう形成されている。各連結アーム6は、リンク片4における左右方向で対向する中間部43を連結する連結棒44にそれぞれ回動可能に連結されている。
各連結アーム6には、前後の連結棒44にそれぞれ連結され前後に分割されたロッド部62と、各ロッド部62の外周に形成した鍔部に当接して軸方向に伸縮可能なダンパー部材61と、ロッド部62の鍔部と係合してダンパー部材61の伸長を規制するストッパ部63とを備えている。ダンパー部材61は、円筒状のばね体であるが、ガスダンパやウレタン材等でもよい。ストッパ部63は、ロッド部62の周方向で三等分した位置に配置されている。前後に分割されたロッド部62は、外径が異なり、軸方向で互いに嵌合可能に形成されている。
弾性部材7は、作動部材5における昇降台2を上下動させる作用部51を中心に周方向に均等配置した複数個の免震ゴムである。免震ゴムは、円筒状の枠部72と円筒状のゴム部71とからなり、枠部72が作用部51の上端に形成された受台55に固定され、枠部72内より突出するゴム部71が昇降台2のテーブル部21の下面に当接している。
<昇降台に均等荷重が作用した場合の動作説明>
次に、本ワーク昇降装置10において昇降台2に均等荷重が作用した場合の動作を、図5を用いて説明する。図5に、図1に示すワーク昇降装置において昇降台に均等荷重が作用した場合の動作説明図を示す。
図5に示すように、作動部材5の駆動部52が作動して作用部51が上方へ伸長すると、駆動部52の駆動力5Kが矢印の方向へ作用して、昇降台2が上昇する。駆動力5Kは、作動部材5の作用部51が装着された昇降台2の中間位置22に作用する。昇降台2が上昇して、昇降台2のテーブル部21に搭載したワーク(図示しない)が被取付物の取付部(図示しない)に均一に当接するとき、昇降台2の前後には、均等な荷重W1が作用する。荷重W1は、上連結部23を介して前側及び後側のアーム部材3(31、32)に均等に作用する。荷重W1によって、前側及び後側のアーム部材3の中間部33における開度θが均等に縮小すると同時に、アーム部材3に連結されたリンク片4(41、42)に長手方向の荷重f1が均等に作用する。荷重f1は、前側及び後側のリンク片4の中間部43を、それぞれ外方へ均等に押圧する。リンク片4の中間部43には、連結アーム6によって内方へ均等な引張荷重が作用するので、リンク片4の中間部43の開度αは、それぞれ均等に縮小する。その結果、作動部材5の駆動力5Kに応じて、昇降台2を平行に上昇させることができる。
<昇降台に不均等荷重が作用した場合の動作説明>
次に、本ワーク昇降装置10において昇降台2に不均等荷重が作用した場合の動作を、図6を用いて説明する。図6に、図1に示すワーク昇降装置において昇降台に均等荷重が作用した場合の動作説明図を示す。
図6に示すように、作動部材5の駆動部52が作動して作用部51が上方へ伸長すると、駆動部52の駆動力5Kが矢印の方向へ作用して、昇降台2が上昇する。駆動力5Kは、作動部材5の作用部51が装着された昇降台2の中間位置22に作用する。
昇降台2に搭載したワーク(図示しない)が被取付物の取付部(図示しない)に当接する際、ワークと取付部との面当たり具合に誤差があると、昇降台2から両アーム部材3に異なる荷重W1、W2(W1>W2)が作用する。ここでは、昇降台2の後側に、前側の荷重W2より大きい荷重W1が下方へ作用する。
荷重W1によって昇降台2の後側を下方へ押圧すると、上連結部23Bへ荷重(下降力)F1が作用して、後側のアーム部材3B(31B、32B)の中間部33Bにおける開度θ1が縮小する。それと同時に、後側のリンク片4B(41B、42B)に長手方向へ荷重F2が作用して、後側のリンク片4Bの中間部43Bを外方へ押圧する。
そのため、前側のリンク片4A(41A,42A)の中間部43Aには、連結アーム6を介して内方へ引張荷重F3が作用し、前側のリンク片4A(41A,42A)の中間部43Aにおける開度α2は、後側のリンク片4Bの中間部43Bにおける開度α1よりも拡大される。
前側のリンク片4A(41A,42A)の中間部43Aにおける開度α2が拡大されると、前側のアーム部材3A(31A,32A)の中間部33Aにおける開度θ2も拡大され、前側の上連結部23Aには、上方へ押圧する荷重(上昇力)F5が作用する。この荷重(上昇力)F5は、昇降台2の後側に作用する荷重W1に対する作用部51を支点とする反力WB1に加算されて、昇降台2の前側を上方へ持上げる力として作用する。
その結果、作動部材5の駆動力5Kを必要以上に増大させることなく、昇降台2は作用部51が装着された昇降台2の上連結部間の中間位置22を支点に傾斜して、取付部へワークを追従(密着)させることができる。
<昇降台の免震及び位相吸収構造>
次に、本ワーク昇降装置における昇降台の免震及び位相吸収構造を、図6、図7を用いて説明する。図7に、図6に示す昇降台に装着した耐震ゴムの動作説明図を示す。
図7に示すように、昇降台2の後側に下方へ押圧する荷重(下降力)F1が作用し、昇降台2の前側に上方へ押圧する荷重(上昇力)F5が作用すると、免震ゴムである弾性部材7が矢印の方向へ撓むことによって、作動部材5の作用部51が装着された中間位置22を支点に昇降台2が容易に傾斜することができる。また、弾性部材7は、免震ゴムであるので、矢印の方向の振動を吸収することによって、昇降台2の揺れを低減でき、装置自体の小型化にも寄与することができる。ここで、弾性部材7は、作動部材5における昇降台2を上下動させる作用部51を中心に周方向に均等配置した複数個の免震ゴムであるので、各種方向から昇降台2に加わる振動を、それぞれの免震ゴムによって吸収することができる。
また、連結アーム6には、軸方向に伸縮可能なダンパー部材61を備えたので、弾性部材7の撓み等によって発生する両リンク片4の中間部43同士における距離の変化を、ダンパー部材61が伸縮することによって吸収し、連結アーム6やリンク片4等に作用する過負荷を回避することができる。また、リンク片4の製作誤差や継手のガタなどを吸収することもできる。
<作用効果>
以上、詳細に説明したように、本実施形態に係るワーク昇降装置10によれば、リンク片4の中間部43には、互いを連結する連結アーム6を備え、作動部材5には、基台1に装着された駆動部52と、昇降台1に装着され駆動部52によって伸縮する作用部51とを備え、作用部51は、昇降台1と一対のアーム部材3が連結された上連結部23同士の中間位置22に装着されたので、作動部材5の作用部51が伸長して昇降台2が上昇するとき、アーム部材3の中間部33における開度θが連結アーム6及びリンク片4を介して互いに均等に保持され、駆動部52の駆動力5Kに応じて、昇降台2を平行に上昇させることができる。
また、昇降台2に搭載したワークが被取付物の取付部に取り付ける際、ワークと取付部との面当たり具合に誤差があって、昇降台2から両アーム部材3に異なる荷重W1、W2が作用する場合、作動部材5の作用部51が装着された中間位置22を支点に昇降台2が傾斜することによって、取付部へワークを密着させることができる。ここで、昇降台2から、一方のアーム部材3Aに作用する荷重W2より大きな荷重W1が、他方のアーム部材3Bに作用する場合、他方のアーム部材3Bに連結された他方のリンク片4Bの中間部43Bにおける開度α1が縮小するが、同時に、一方のアーム部材3Aに連結された一方のリンク片4Aの中間部43Aは、他方のリンク片4Bの中間部43Bに連結された連結アーム6に引っ張られて、その開度α2が拡大する。一方のリンク片4Aの中間部43Aにおける開度α2が拡大することによって、一方のアーム部材3Aの中間部33Aにおける開度θ2も拡大し、昇降台2における一方のアーム部材3Aとの上連結部23Aに上昇力F5が作用する。その結果、昇降台2における一方のアーム部材3Aとの上連結部23Aには、作動部材5の作用部51が装着された中間位置22を支点に、昇降台2における他方のアーム部材3Bとの上連結部23Bに作用する荷重W1の反力WB1に加えて、一方のリンク片4Aの中間部43Aにおける開度α2が拡大することに伴う上昇力F5が作用する。これによって、作動部材5における駆動部52の駆動力5Kを必要以上に増大させることなく、取付部へワークを密着させることができる。
さらに、昇降台2における両アーム部材3との上連結部23間の中間位置22に、作動部材5の駆動力5Kが作用するので、昇降台2の上昇速度は所定の値に保持することができる。
また、本実施形態によれば、作動部材5の作用部51と昇降台2との間には、弾性部材7を介装したので、昇降台2から両アーム部材3に異なる荷重W1、W2が作用する場合、弾性部材7が撓むことによって、作動部材5の作用部51が装着された中間位置22を支点に昇降台2が容易に傾斜することができる。また、弾性部材7が昇降台2の振動を吸収することによって、装置の揺れを低減でき、装置自体の小型化にも寄与することができる。
なお、弾性部材7は、昇降台2を上下動させる作用部51を中心に周方向に均等配置した複数個の免震ゴムであるので、各種方向から昇降台2に加わる振動を、それぞれの免震ゴムによって吸収することができる。
また、本実施形態によれば、連結アーム6には、軸方向に伸縮可能なダンパー部材61を備えたので、弾性部材7の撓み等によって発生する両リンク片4の中間部43同士における距離の変化を、ダンパー部材61が伸縮することによって吸収し、連結アーム6やリンク片4等に作用する過負荷を回避することができる。また、リンク片4の製作誤差や継手のガタなどを吸収することもできる。
また、本実施形態によれば、作用部51は、駆動部52に巻き取り可能な棒状部材53又はチェーン状部材54を有する筒状体に形成され、垂直状に伸縮して昇降台2に駆動力を作用させるので、駆動部52の大きさを変えることなく、昇降台2の昇降量(ストローク量)を任意の値に設定することができる。そのため、作動部材5の小型化に寄与することができる。
また、本実施形態によれば、アーム部材3は、基台1及び昇降台2の外側端部に回動可能に連結され、アーム部材3の中間部33は、基台1及び昇降台2の内方へ屈曲するように形成されたので、昇降台1が下降したとき、アーム部材3は基台1及び昇降台2の外側端部から外方へ突出することはない。そのため、アーム部材3との干渉を回避すべく、装置の周辺に無駄なスペースを設ける必要がない。
その結果、装置の小型化を促進させるとともに、設置スペース効率を高めることができる。
なお、リンク片4の中間部43は、アーム部材3が基台1及び昇降台2の外側端部に連結された上連結部23、下連結部13と上下方向で同一の位置に形成したので、リンク片4の中間部43を基台1及び昇降台2の外側端部から外方へ突出させることなく、リンク片4の腕の長さを最大化させることができ、リンク片4の中間部43における開度拡大に伴ってアーム部材3に作用する上昇力を増大させることができる。
<変形例>
上述した実施形態は、本発明の要旨を変更しない範囲で、様々に変更することができる。例えば、本実施形態では、アーム部材3の下アーム31と上アーム32は、長手方向の大きさが同一に形成されているが、一対のアーム部材が対称であれば、下アーム31と上アーム32における長手方向の大きさを異なるように形成してもよい。この場合においても、昇降台に対する均等な荷重に対しては、一対のアーム部材が対称に屈曲することによって、昇降台2を平行に昇降させることができ、また、昇降台2に対する不均等な荷重に対しては、一対のアーム部材3が非対称に屈曲することによって、昇降台2を傾斜させつつ上昇力を作用させることができるからである。
本発明は、例えば、車両組立てラインにおいて、車両に装着するワークを搭載して昇降させるワーク昇降装置として利用できる。
1 基台
2 昇降台
3 アーム部材
4 リンク片
5 作動部材
5K 駆動力
6 連結アーム
7 弾性部材
10 ワーク昇降装置
13 下連結部(連結部)
22 中間位置
23 上連結部(連結部)
33 中間部
43 中間部
51 作用部
52 駆動部
53 棒状部材
54 チェーン状部材
61 ダンパー部材

Claims (5)

  1. 基台と、当該基台の上方に配置されワークを搭載する昇降台と、前記基台と前記昇降台とに回動自在に連結され中間部が屈曲する一対のアーム部材と、前記アーム部材における中間部の上下位置に回動自在に連結され前記アーム部材とは逆方向に中間部が屈曲する一対のリンク片と、前記昇降台を上下動させる作動部材とを備えるワーク昇降装置であって、
    前記リンク片の中間部には、互いを連結する連結アームを備え、
    前記作動部材には、前記基台に装着された駆動部と、前記昇降台に装着され前記駆動部によって伸縮する作用部とを備え、
    前記作用部は、前記昇降台と前記一対のアーム部材とが連結された連結部同士の中間位置に装着されたこと、前記作用部と前記昇降台との間には、弾性部材を介装したこと、前記連結アームには、軸方向に伸縮可能なダンパー部材を備えたことを特徴とするワーク昇降装置。
  2. 基台と、当該基台の上方に配置されワークを搭載する昇降台と、前記基台と前記昇降台とに回動自在に連結され中間部が屈曲する一対のアーム部材と、前記アーム部材における中間部の上下位置に回動自在に連結され前記アーム部材とは逆方向に中間部が屈曲する一対のリンク片と、前記昇降台を上下動させる作動部材とを備えるワーク昇降装置であって、
    前記リンク片の中間部には、互いを連結する連結アームを備え、
    前記作動部材には、前記基台に装着された駆動部と、前記昇降台に装着され前記駆動部によって伸縮する作用部とを備え、
    前記作用部は、前記昇降台と前記一対のアーム部材とが連結された連結部同士の中間位置に装着されたこと
    前記作用部と前記昇降台との間には、前記作用部を中心に周方向に均等配置された複数個の免震ゴムからなる弾性部材を介装したこと、前記中間位置は、4つの上連結部を結ぶ対角線の交差する位置の近傍であることを特徴とするワーク昇降装置。
  3. 請求項2に記載されたワーク昇降装置において、
    前記連結アームには、軸方向に伸縮可能なダンパー部材を備えたことを特徴とするワーク昇降装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載されたワーク昇降装置において、
    前記作用部は、前記駆動部に巻き取り可能な棒状部材又はチェーン状部材を有する筒状体に形成され、垂直状に伸縮して前記昇降台に駆動力を作用させることを特徴とするワーク昇降装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載されたワーク昇降装置において、
    前記アーム部材は、前記基台及び前記昇降台の外側端部に回動可能に連結され、前記アーム部材の中間部は、前記基台及び前記昇降台の内方へ屈曲するように形成されたことを特徴とするワーク昇降装置。
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