JPH079830Y2 - 低温用コンテナ - Google Patents

低温用コンテナ

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JPH079830Y2
JPH079830Y2 JP5630290U JP5630290U JPH079830Y2 JP H079830 Y2 JPH079830 Y2 JP H079830Y2 JP 5630290 U JP5630290 U JP 5630290U JP 5630290 U JP5630290 U JP 5630290U JP H079830 Y2 JPH079830 Y2 JP H079830Y2
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cargo
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JP5630290U
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隆尉 山崎
裕一 加藤
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Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は低温用コンテナに関し、特に低温保存が要求さ
れる生鮮食料品などの輸送や貯蔵に利用できる。
〔背景技術〕
従来より、コンテナは、所定量の貨物を一括して取り扱
うことができ、列車輸送やトラック輸送にも柔軟に対応
できる等の利点がある。
一般に、コンテナには側面に開閉式の扉を有する開口が
設けられ、この開口を利用してコンテナへの貨物の積み
降ろしが行われている。
近年では、生鮮食料品などの低温保存が要求される貨物
に対応するために、断熱構造および冷却装置を備えて内
部を低温に維持できるようにした低温用コンテナが利用
されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、前述した低温用コンテナにおいては、貨物の
積み降ろしの間などに側面の扉を開いたままにすると、
内外の空気の密度差により開口下側から内部の冷気が漏
れ出すとともに、上側から外部の暖気が侵入することに
なる。
特に、貨物の積み降ろし用の開口はある程度の大きさが
要求され、この開口における空気の出入りが顕著とな
る。
このため、積み降ろし用の開口が側面にある低温用コン
テナでは、充分な低温や冷却効率が得られなくなり、低
温保存が要求される貨物にも悪影響が及ぶという問題が
あった。
本考案の目的は、貨物の積み降ろしの間にも内部の冷却
効率を損なわないようにできる低温用コンテナを提供す
ることにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、内部を低温に維持されるコンテナ本体と、前
記本体の上面側に上向きに配置された開口と、前記本体
の内部に設置されて前記開口まで昇降可能な内部リフト
とを設けて構成されたものである。
〔作用〕
本考案においては、コンテナ本体の開口を上面側に上向
きに配置することで、内部の冷気の外部への漏れ出しお
よび外部からの暖気の侵入が抑制され、これらにより開
口に起因する冷却効率の低下を防止することが可能とな
る。また、内部リフトによりコンテナ内部と上面側開口
部との間で貨物を移動でき、上面側からの貨物の積み降
ろし適宜フォークリフト等の外部昇降装置を併用するこ
とで何ら問題なく行える。これらにより前記目的が達成
される。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図および第2図に示すように、本実施例の低温用コ
ンテナ10は直方体状の本体11を有し、上面12や下面13お
よび側面14は断熱性とされ、内部の貨物室15は図示しな
い冷却装置により低温に維持される。
本体11の上面12の一側には貨物用の開口21が形成され、
この開口21は下方から嵌合される昇降床22により気密状
態で閉鎖可能である。昇降床22は貨物室15内に設置され
た昇降駆動装置23に支持され、貨物室15の床面から開口
21までの間を昇降駆動される。これらの昇降床22および
昇降駆動装置23により内部リフト20が構成されている。
本体11の開口21に沿った側面14には凹状の格納部31が形
成され、この格納部31には昇降床32が配置されている。
昇降床32は支持体33に回動支持されて水平状態から上方
に撥ね上げ可能であり、撥ね上げ状態では格納部31内に
格納されて本体11から突出することがない。また、支持
体33は格納部31に面した側面14に形成されたスリット34
を通して貨物室15内に設置された昇降駆動装置35に支持
され、昇降床32は上面12の高さから下面13の高さまでの
間を昇降駆動される。これらの昇降床32および昇降駆動
装置35等により外部リフト30が構成されている。
なお、内部用の昇降駆動装置23と外部用の昇降駆動装置
35との間は隔壁16で仕切られ、貨物室15の気密性が維持
されている。また、昇降床22,32の表面およびこれらの
間の上面12には、それぞれローラコンベア17が配列さ
れ、貨物の輸送の際に利用可能である。
このような本実施例においては、次のような手順で貨物
の積み降ろしを行う。
輸送時あるいは保管時には、第3図のように、外部リフ
ト30の昇降床32を格納しておくとともに、内部リフト20
の昇降床22を上昇させて開口21を閉鎖し、貨物室15内部
を密閉状態として冷却しておく。
ここで、第4図のように、低温保存が必要な貨物18の積
み込みを行う際には、外部リフト30の昇降床32を水平状
態まで回動させ、この上に貨物18を載置する。
次いで、第5図のように、外部リフト30の昇降駆動装置
35により昇降床32を上昇させ、貨物18をコンテナ10の上
面12の高さに保持する。
そして、昇降床32から上面12および内部リフト20の昇降
床22まで連続するローラコンベア17を利用して貨物18を
昇降床22上まで移動させる。
続いて、第6図のように、内部リフト20の昇降駆動装置
23により昇降床22を下降させることで貨物18を開口21を
通して貨物室15内に搬入し、人手により適宜床上に載置
する。
これらにより貨物18の積み込みが行われ、貨物18は貨物
室15内で低温に維持される。そして、外部リフト30の昇
降床32を再び格納するとともに、内部リフト20の昇降床
22で開口21を閉鎖し、コンテナ10として輸送または保存
を行う。
なお、貨物18の積み出しは、前述した積み込みと逆の手
順で行われ、内部リフト20の昇降床22を利用して貨物18
を上面12まで持ち上げ(第6図)、外部リフト30の昇降
床32に移動させたうえ地上まで降ろし(第5図)、昇降
床32から貨物18を降ろすとともに(第4図)、再び昇降
床32をたたみ昇降床22で開口21を閉じて貨物室15を密閉
する(第3図)。
このような本実施例によれば、次に示すような効果があ
る。
すなわち、本実施例の低温用コンテナ10では、貨物室15
の開口21を本体11の上面12に上向きに配置したため、外
気に比べて比重が重い内部の冷気が開口21から漏れ出す
ことを防止でき、外部からの軽い暖気の侵入も抑制でき
る。
従って、積み降ろし作業の間などに開口21を開いたまま
としても貨物室15内の冷却効率の低下を低減することが
できる。
また、開口21は上向きであるため、開口面積を大きくし
ても貨物室15内の冷気の漏れ出しが少なく、開口21には
充分な大きさを確保できるとともに、充分な冷却効果を
確保できる。
さらに、開口21は内部リフト20を兼ねる昇降床22により
積み降ろしの間にも適宜閉鎖されることになるため、貨
物室15内の冷気の漏れ出しを一層少なくでき、低温用コ
ンテナ10として貨物18の低温保存性能を良好にできる。
一方、内部リフト20および外部リフト30を設けるととも
に、各々の昇降床22,32の上昇時に一連となるローラー
コンベア17を設けたため、貨物室15内部と外部の地上と
の間の積み降ろしを容易かつ確実に行うことができる。
従って、本実施例のコンテナ10では、積み降ろしの煩雑
さを招くことなく冷却効率を向上することができ、低温
保存が必要な貨物18の輸送や保存等に好適である。
なお、本考案は前記実施例に限定されるものではなく、
以下に示すような変形をも含むものである。
すなわち、コンテナ10の形式や寸法、本体11としての材
質や断熱方式等は実施にあたって適宜選択すればよく、
貨物室15内を冷却するための設備についても同様であ
る。
また、内部リフト20の昇降床22から本体11の上面12ない
し外部リフト30の昇降床32にはローラコンベア17を配列
するとしたが、これはボールによる搬送コンベア等であ
ってもよく、あるいは単に貨物18を滑らせて移動させら
れれば当該部分のコンベアは省略してもよい。
さらに、内部リフト20の昇降駆動装置23および外部リフ
ト30の昇降駆動装置35の方式や駆動源等は実施にあたっ
て適宜選択すればよい。例えば、油圧式あるいはエア式
のロッドレスシリンダ等が利用でき、作動油あるいはエ
アは積み降ろし作業毎に接続される駆動装置から外部供
給されるようにしてもよい。また、ラック等を用いてモ
ータ駆動してもよい。さらに、直線的に移動するものに
か限らず、昇降床22,32が水平に維持されるようなリン
ク動作により昇降させるものでもよい。
また、内部リフト20の昇降床22は開口21を閉鎖するもの
に限らず、開口21には別途にスライド扉やハッチ等を設
けてもよく、昇降床22が開口21を通して上昇できるよう
にしてもよい。
さらに、外部リフト30の昇降床32の格納は、回動羽根上
げによるものに限らず、本体11の上面12に沿ってスライ
ド格納されるもの等でもよく、要するに本体11から飛び
出さないようにすればよい。
また、外部リフト30は本考案に必須ではなく、別途フォ
ークリフト等を用いて貨物18を持ち上げ、内部リフト20
の昇降床22に載置してもよく、このような場合、外部リ
フトは省略してもよい。
さらに、コンテナ10の側面には作業者の出入り口を設け
てもよい。このような側面の口からは貨物室15内の冷気
が漏れ出すことになるが、作業者の出入りは貨物18等の
積み降ろしに比べて頻繁ではなく、作業者の出入り用に
限れば冷却効果に対する影響は小さくできる。特に、二
重扉構造とすることにより、出入りの際に漏れ出す冷気
を最低限に抑えることができる。
一方、前記実施例においては開口21を本体11の上面12に
設置したが、上面12に限らず上面側に上向きに形成され
たものであってもよい。
第7図および第8図には本考案の他の実施例が示されて
いる。
図において、低温用コンテナ10の本体11および内部の貨
物室15は前記実施例と同様である。ここで、本体11の一
方の側面14には回動引き出し式の扉40が設置されてい
る。この扉40は下端縁を側面14に回動支持され、上端縁
のロック等を外すことで外側に回動し、両側の端板41が
側面14に係止される状態で保持される。この状態で扉40
の上端側と本体11との間に略上面12の高さで上向きの開
口42が形成される。
さらに、扉40の内側にはレール43が設置され、このレー
ル43に沿って移動可能な昇降床44が設置されている。こ
の昇降床44は図示しない昇降駆動装置により貨物室15の
床面近傍から開口42まで上昇可能であり、これにより内
部リフト45が構成され、貨物等の移送が可能である。
このような他の実施例によっても、開口42を通して貨物
の積み降ろしが行えるとともに、開口42からの貨物室15
内の冷気の漏れ出しを防止でき、前記実施例と同様な効
果が得られる。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案によれば、貨物の積み降ろし
用の開口をコンテナ本体の上面側に上向き配置すること
で、貨物の積み降ろしの間にも内部の冷却効率を損なわ
ないようにできるとともに、前記開口に至る内部リフト
を設けることで開口が上面側にあっても積み降ろし作業
を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2図は同実
施例を示す縦断面図、第3図ないし第6図は同実施例の
動作を示す概略断面図、第7図は本考案の他の実施例を
示す斜視図、第8図は前記他の実施例を示す断面図であ
る。 10……低温用コンテナ、11……本体、12……上面、15…
…貨物室、18……貨物、20,45……内部リフト、21,42…
…開口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部を低温に維持されるコンテナ本体と、
    前記本体の上面側に上向きに配置された開口と、前記本
    体の内部に設置されて前記開口まで昇降可能な内部リフ
    トとを備えたことを特徴とする低温用コンテナ。
JP5630290U 1990-05-28 1990-05-28 低温用コンテナ Expired - Lifetime JPH079830Y2 (ja)

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JP5630290U JPH079830Y2 (ja) 1990-05-28 1990-05-28 低温用コンテナ

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JP5630290U JPH079830Y2 (ja) 1990-05-28 1990-05-28 低温用コンテナ

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JPH0416196U JPH0416196U (ja) 1992-02-10
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ID=31580003

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JP5630290U Expired - Lifetime JPH079830Y2 (ja) 1990-05-28 1990-05-28 低温用コンテナ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4801021B2 (ja) * 2007-08-08 2011-10-26 芳満 浅野 貨物コンテナ用液体輸送装置

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JPH0416196U (ja) 1992-02-10

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