JPH0797744B2 - 位相同期回路 - Google Patents

位相同期回路

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JPH0797744B2
JPH0797744B2 JP60009267A JP926785A JPH0797744B2 JP H0797744 B2 JPH0797744 B2 JP H0797744B2 JP 60009267 A JP60009267 A JP 60009267A JP 926785 A JP926785 A JP 926785A JP H0797744 B2 JPH0797744 B2 JP H0797744B2
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、位相同期回路(Phase Locked Loop)にか
かわり、特に、入力信号の周波数と,出力信号の周波数
が簡単な整数比となっていないときに好適な位相同期回
路に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に位相同期回路(PLL)は、第8図に示すように、
位相比較器1,ローパスフィルタ2,電圧制御発振器3,分周
回路4によって構成されており、分周回路4の分周比を
Nとすると、入力周波数frに対して出力周波数foは fo=Nfr となるように同期される。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、例えば再生ビデオ信号の時間軸のジッタ
を除去するTBC(Time Base error Corector)装置で
は、輝度信号と色信号のインタリーブを復元するため
に、入・出力周波数の比が簡単な整数とならない位相同
期回路が要求される。
すなわち、PAL方式の色副搬送波周波数fsc に設定され、オフセット周波数1/2fVが付加されている
ので、水平走査周波数fHを基準信号として色副搬送周波
数fscを形成する場合は、第8図に示したような位相同
期回路でPAL方式の色副搬送波信号を形成することはで
きない。
この発明は、かかる問題点にかんがみてなされたもの
で、入力・出力周波数が簡単な整数比とならない場合、
例えば、fr=Nfo+Δfとなっている場合も入力信号に
同期して出力信号が得られる位相同期回路を提供するも
のである。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は、基準信号となる入力周波数frに対して整数
比の関係で位相同期される電圧制御発振器を備えてたPL
L回路に対して、時間の経過とともにほぼ直線的に位相
シフト量が変化するような位相変調器を制御ループ内に
挿入し、小さな周波数偏差が入力周波数と出力周波数の
オフセット周波数として付加されるように構成する。
〔作用〕
直線的に位相シフト量が変化する位相比較器と,PLLルー
プ内の分周回路に対する分周比を、オフセット周波数に
関数する周期で制御しているので、入力周波数,または
入力周波数の整数倍となる周波数に対して小さなオフセ
ット周波数が付加されるような出力周波数をPLL回路に
よって発生することができる。
〔実施例〕
第1図はこの発明の一実施例を示す位相同期回路(以
下、PLL回路という)のブロック図を示したもので、第
8図と同様に、1は位相比較器、2はローパスフィル
タ、3は電圧制御発振器、4は分周回路である。
5は外部から入力されている信号によって位相変調が行
われる位相変調器を示し、例えば、傾斜波が入力されて
いると位相シフト量が時間とともに、直線的に増加する
ように構成されている。
したがって、第2図の波形図に示すように入力周波数fr
に対して分周回路4の分周周波数fo/Nがfr<fo/Nとなっ
ていても、分周回路4の出力が位相変調器5に供給され
ている鋸歯状の変調波MWによって1周期毎に位相量がφ
,φ,φと増大するように、位相シフトされてい
ると、結局、入力周波数frと位相シフトされた分周周波
数(fo/N)′の位相は一致し、fr=fo/N+Δfの関係で
同期関係が維持される。すなわち、Δfなるオフセット
周波数を付加することができる。
この場合、変調波MWは直線的に時間の経過とともに位相
量を増大させる必要があり、現実的でないが、第2図に
示したように、入力周波数frのmクロック後の信号と、
分周周波数fo/Nのm+1クロック後の信号が同一位相
(図の場合はm=5を示す)とすることができれば、位
相変調器5をこの時点でリセットすることができる。
しかし、入力周波数frと分周周波数fo/Nが僅かな差周波
数(Δf)となっているときは、frとfo/Nの位相が一致
する周期、つまり、mクロック分の周期が長くなるが、
この場合はmクロック後に変調波MWをリセットし、この
時点で分周回路4の計数値をnクロック分変更して位相
を合わせるようにしてもよい。
この点をさらに一般的に説明する。
上記のようなPLL回路では、電圧制御発振器3の出力周
波数foがT時間後にうける位相変化量φ(T)は となる。
上記第(1)式の2πN・frTの項は分周回路4によっ
て与えられる位相変化量であり、2πΔf・Tは位相変
調器5によって与えられる位相変化量である。
今、m,nがともに整数であり、 とすると、mはT時間後に出力される出力周波数foのク
ロック数、つまり、分周回路4によってカウントされる
電圧制御発振器3のクロック数を示しており、nは同様
にT時間後に位相変調器5によって与えられた位相量を
電圧制御発振器3のクロック数に換算したものである。
したがって、上記第(2)式を適用したときは、第1図
の回路では位相変調器5をmクロック毎にリセットした
とき、入力周波数frと分周周波数fo/Nの位相差はnクロ
ック分あることを示しているから、このとき分周回路4
においてnクロック分だけカウントしないようにリセッ
ト信号を加えることによって、次のクロックから初期位
相状態に戻すことができ、入力周波数frに対してfo=N
fr+Δfのようにオフセット周波数(Δf)が付加され
た出力周波数foがPLL回路より形成できる。
なお、前記第(2)式から となるから、n,mを与えると、fo=N・fr+Δfにおけ
るオフセット周波数Δfが算出でき、逆にオフセット周
波数Δfを与えたときは第(4)式から整数m,nを定め
て必要な分周比Nを定めることができる。
第3図はかかる一般式からfo=N・fr+Δfとなる出力
周波数を発生する具体的なブロック図を示したもので、
1〜5は第1図と同一部分を示している。
6は電圧制御発振器3の出力周波数foをm個カウントし
たとき、単安定マルチバイブレータからなるパルス発生
器8を駆動するカウンタで、その出力パルスにより、鋸
歯状波を発生している変調信号発生器7をリセットとす
るとともにアンドゲート9を閉じ、分周回路4の分周比
を実質的にnクロック分増加させるものである。
上述したように、PLL回路を構成すると、第4図に示す
ように電圧制御発振器6の出力周波数foのクロックを計
数しているカウンタ6の計数値が設定値mになると、変
調信号発生器7の変調波(鋸歯状波)MWをリセットする
とともに、パルス発生器8を駆動してゲートパルスIを
出力し、分周回路4の入力クロックパルスをn個分阻止
する。そのため、分周回路4はこの期間のみ実質的にN
+n個係数することになる。
また、分周回路4の出力fo/Nのクロックは位相変調器5
に供給されている変調波MWのレベルに応じてφ<φ
<φ<……となるように直接的にシフトされ、入力周
波数frと同期した出力(fo/N)′を形成する。
したがって、このPLL回路によると、入力周波数frと分
周周波数fo/Nの差Δtが整数m・nによって任意に与え
ることができ、Δtがきわめて小さい値のときでも同期
するPLL回路が形成できる。
なお、第3図において、カウンタ6の出力によって直
接、分周回路4を制御し、その分周比が1/N+nとなる
ように制御してもよい。
第5図は前述したPAL方式の色副搬送波fscを、この発明
のPLL回路によって構成する場合の実施例を示したもの
で、11は位相検出器、12はローパスフィルタ、13は電圧
制御発振器、14は1135および1137を分周回比として切り
換わることができる分周回路、15は位相シフタ、16は垂
直同期信号分離回路、17は変調波信号発生器である。
PAL方式の色副搬送波fscは前述したように 4fsc=1135fH+2fV となっている。
この式から、 となるが、水平走査周波数fHに対して4fsc/1135は2fV
/1135の周波数偏差(Δf)がある。
これは、1フィールドで2/1135・2πの位相差になる。
すなわち、4fscからみると2クロック分の位相差にな
る。
したがって、前述したようにn=2クロック分を1フィ
ールド毎に分周回路14において吸収し、かつ、前記した
mクロック分の周期を示す1フィールド毎に変調信号発
生器17をリセットすればよい。
第6図は1水平同期信号H毎に出力される位相シフタ15
からの信号f(H)での位相量を示したもので、f
(H)312、つまり、1フィールドの終りで付与される
最大の位相量はφ312で示されている。
この最大の位相シフト時間は2/4fsc≒113μsであり、
色副搬送波4fscからみると2クロック分に相当する。
第7図はPAL方式の色副搬送波を出力する際に好適なこ
の発明の位相同期回路の実施例を示すブロック図で、第
5図と同様に、11は位相比較器、12はローパスフィル
タ、13は電圧制御発振器、14は分周比が1/1135,および1
/1137に切り換わる分周回路、15は位相シフタである。
16は垂直同期信号Vの時点で前述した最大位相変位量
(φ)が設定できるような電流(電圧)値を供給する信
号源で、その出力値は鋸歯状波発生器17に供給されるよ
うに構成されている。18は差分積分回路、19はラッチ回
路である。
この実施例の場合も、前述した第5図と同様に1フィー
ルド毎に出力される垂直同期信号Vによって分周回路14
の分周比が1135から1137に2クロック分変更され、か
つ、位相シフタ15の位相量を設定する鋸歯状波発生器17
がリセットされる。
位相量をきめる鋸歯状波の傾斜は、垂直同期信号Vが入
力されたときの最大位相量を位相シフタ15の出力と電圧
制御発振器13の出力を比較することによって信号源16に
より補正しているので、特に温度変動によって位相量が
変化することをなくすことができる。
また、位相シフタ15には4/1135fscより高い周波数の例
えば、1/8fscなるクロックが入力され、その位相量によ
って分周回路14の出力をラッチ回路19でラッチし、位相
シフトを行うようにしている。
そのため、位相シフタ15のシフト量とクロック周期のデ
ューティは高くなり、差分積分回路18を含むループゲイ
ンが高くなるので、位相量のリニアリティが向上すると
いう効果がある。
以上の各実施例では分周したのち位相を変調する回路構
成とされているが、位相変調したのち分周するようPLL
回路を構成してもよい。また、基準信号となる入力周波
数frに対して位相変調するようにしてもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明の位相同期回路は、PLL
回路内に直線的に位相が変化するような位相回路を挿入
し、この位相回路をオフセット周波数に関連する周期で
リセットするとともに、そのリセット時点で初期の位相
関係が得られるように分周回路の分周比を制御している
ので、入力周波数に対して僅かなオフセット周波数を有
するような出力周波数を容易に形成することができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の位相同期回路の原理を示すブロック
図、第2図は第1図の動作波形図、第3図はこの発明の
位相同期回路のさらに具体的な回路図、第4図は第3図
の主要な部分の波形図、第5図はPAL方式の色副搬送波
発生用の位相同期回路のブロック図、第6図は第5図を
説明するための波形図、第7図は位相回路を改良したこ
の発明のさらに他の実施例を示すブロック図、第8図は
一般的なPLL回路のブロック図である。 図中、1,11は位相比較器、2,12はローパスフィルタ、3,
13は電圧制御発振器、4,14は分周回路、5,15は位相変調
器を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基準の周波数frとされている基準信号が一
    方の入力信号とされている位相比較手段と、 前記位相比較手段より出力される誤差信号によって発振
    周波数が可変され出力周波数foを出力する可変周波数発
    振器と、 前記可変周波数発振器の出力を所定の分周比で分周する
    分周手段と、 前記分周手段の出力に対し初期値から時間と共に出力信
    号の位相シフト量が増加するように制御し、その出力信
    号を前記位相比較手段の他方の入力信号して供給する位
    相変調手段と、 前記位相変調手段の位相シフト量を前記出力周波数fo
    同期して所定の周期毎にリセットし、初期値に戻すよう
    に制御する制御手段とを設け、 前記基準の周波数frと、前記出力周波数roをN分周した
    周波数にオフセット周波数Δfを加算した周波数が等し
    くなるように前記分周比、及び位相シフト量が設定され
    ていることを特徴とする位相同期回路。
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