JPH10268842A - マトリクス型表示装置の駆動回路 - Google Patents
マトリクス型表示装置の駆動回路Info
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- JPH10268842A JPH10268842A JP9074161A JP7416197A JPH10268842A JP H10268842 A JPH10268842 A JP H10268842A JP 9074161 A JP9074161 A JP 9074161A JP 7416197 A JP7416197 A JP 7416197A JP H10268842 A JPH10268842 A JP H10268842A
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Landscapes
- Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
- Liquid Crystal (AREA)
- Electroluminescent Light Sources (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 マトリクス型表示装置における表示輝度ムラ
を補正する。 【解決手段】 水平補正信号発生回路160が一水平駆
動期間内で波形の変化する水平補正信号を発生し、XC
LK位相変調回路170が水平補正信号に基づき、水平
方向に画素TFT11A〜mnDを順次選択するための
水平シフトレジスタ30の転送クロックの位相を変調す
る。水平シフトレジスタ30の各段DFF301〜30
nは、位相変調転送クロックXCLK−1に基づいて順
次水平駆動の開始タイミングを示す水平スタートパルス
XSTPをシフトして順次出力し、これがアンド回路3
11〜31nを介してFETスイッチ01A〜0nDに
供給される。よって、最終的には画素TFT1A〜mn
Dにサンプル用コンデンサ01E〜0nhから供給され
る表示画像データの電圧レベルが上記転送クロックXC
LK−1に応じて制御される。
を補正する。 【解決手段】 水平補正信号発生回路160が一水平駆
動期間内で波形の変化する水平補正信号を発生し、XC
LK位相変調回路170が水平補正信号に基づき、水平
方向に画素TFT11A〜mnDを順次選択するための
水平シフトレジスタ30の転送クロックの位相を変調す
る。水平シフトレジスタ30の各段DFF301〜30
nは、位相変調転送クロックXCLK−1に基づいて順
次水平駆動の開始タイミングを示す水平スタートパルス
XSTPをシフトして順次出力し、これがアンド回路3
11〜31nを介してFETスイッチ01A〜0nDに
供給される。よって、最終的には画素TFT1A〜mn
Dにサンプル用コンデンサ01E〜0nhから供給され
る表示画像データの電圧レベルが上記転送クロックXC
LK−1に応じて制御される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、液晶表示装置や
その他、マトリクス状に配置された画素を選択して表示
を行う表示装置、いわゆるマトリクス型表示装置に利用
される駆動回路に関するものである。
その他、マトリクス状に配置された画素を選択して表示
を行う表示装置、いわゆるマトリクス型表示装置に利用
される駆動回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図18は、従来のマトリクス表示装置と
して液晶表示装置の駆動回路の構成について以下に説明
する。
して液晶表示装置の駆動回路の構成について以下に説明
する。
【0003】図示する液晶表示装置は、一方の基板上に
マトリクス状に配置された各液晶表示画素に対応して、
それぞれ画素スイッチ素子11A〜mnDが形成された
いわゆるアクティブマトリクス型の液晶表示装置であ
る。図18に示す例では、画素スイッチ素子として画素
TFT(薄膜トランジスタ)が用いられている。各画素
TFT11A〜mnDのゲートは、行方向(水平駆動方
向)に設けられたゲートラインに接続されている。各画
素TFTのソース(又はドレイン)は、それぞれ列方向
(垂直駆動方向)に設けられたデータラインに接続さ
れ、更に画素TFTのドレイン(又はソース)には液晶
を駆動するための画素電極がそれぞれ接続されている。
そして、液晶表示装置では、各画素TFTを順次オンさ
せ、データラインを介して画素電極に表示画像信号に応
じた電圧を印加することにより、この画素電極と液晶層
を挟んで対向配置される基板上の共通電極(図示しな
い)との間に表示画像に応じた電位差を与え、画素部の
液晶を駆動して所望の表示を行っている。
マトリクス状に配置された各液晶表示画素に対応して、
それぞれ画素スイッチ素子11A〜mnDが形成された
いわゆるアクティブマトリクス型の液晶表示装置であ
る。図18に示す例では、画素スイッチ素子として画素
TFT(薄膜トランジスタ)が用いられている。各画素
TFT11A〜mnDのゲートは、行方向(水平駆動方
向)に設けられたゲートラインに接続されている。各画
素TFTのソース(又はドレイン)は、それぞれ列方向
(垂直駆動方向)に設けられたデータラインに接続さ
れ、更に画素TFTのドレイン(又はソース)には液晶
を駆動するための画素電極がそれぞれ接続されている。
そして、液晶表示装置では、各画素TFTを順次オンさ
せ、データラインを介して画素電極に表示画像信号に応
じた電圧を印加することにより、この画素電極と液晶層
を挟んで対向配置される基板上の共通電極(図示しな
い)との間に表示画像に応じた電位差を与え、画素部の
液晶を駆動して所望の表示を行っている。
【0004】このようなアクティブマトリクス型の液晶
表示装置を駆動する駆動回路は、概略すると、各画素T
FTを垂直方向に選択していく回路と、これと合わせて
水平方向に選択していくための回路(ここでは、表示画
像信号を供給するための回路)とを備える。
表示装置を駆動する駆動回路は、概略すると、各画素T
FTを垂直方向に選択していく回路と、これと合わせて
水平方向に選択していくための回路(ここでは、表示画
像信号を供給するための回路)とを備える。
【0005】以下、表示装置の駆動回路の具体的な構成
について説明する。
について説明する。
【0006】各画素TFT11A、11B、11C、1
1D、1nA〜1nD、…、mnA〜mnDには、各画
素毎の液晶等価容量11E、11F、11G、11H、
1nE〜1nH、…、mnE〜mnHが接続されてい
る。上記画素TFTを水平方向に選択して表示画像デー
タを供給するための回路構成は次の通りである。まず、
図18において、XCLK発生回路10には、表示画像
の1画素の周期のドットクロックCLKが入力されてお
り、その1/4の周波数のクロックXCLKを発生す
る。
1D、1nA〜1nD、…、mnA〜mnDには、各画
素毎の液晶等価容量11E、11F、11G、11H、
1nE〜1nH、…、mnE〜mnHが接続されてい
る。上記画素TFTを水平方向に選択して表示画像デー
タを供給するための回路構成は次の通りである。まず、
図18において、XCLK発生回路10には、表示画像
の1画素の周期のドットクロックCLKが入力されてお
り、その1/4の周波数のクロックXCLKを発生す
る。
【0007】XSTP発生回路20は、水平駆動の開始
タイミングを示す水平スタートパルスXSTPを発生す
る回路であり、図19に示すようにDフリップフロップ
20A、20B、アンド回路20Cによって構成されて
いる。また、このXSTP発生回路20には、表示画像
の一水平駆動周期の水平駆動パルスHDが入力されてい
る。
タイミングを示す水平スタートパルスXSTPを発生す
る回路であり、図19に示すようにDフリップフロップ
20A、20B、アンド回路20Cによって構成されて
いる。また、このXSTP発生回路20には、表示画像
の一水平駆動周期の水平駆動パルスHDが入力されてい
る。
【0008】水平シフトレジスタ30は、n個のDフリ
ップフロップ(以下、DFF)301〜30n(nは整
数)で構成され、クロックXCLKを転送クロックとし
て、上記水平スタートパルスXSTPを順次シフトし、
これを各DFF301〜30nのQ出力端子から出力す
る。また、出力側にはアンド回路311、312、・・
・、31nが設けられ、それぞれ対応するDFF301
〜30nの出力と、クロックXCLKとの論理積をとっ
て出力する。
ップフロップ(以下、DFF)301〜30n(nは整
数)で構成され、クロックXCLKを転送クロックとし
て、上記水平スタートパルスXSTPを順次シフトし、
これを各DFF301〜30nのQ出力端子から出力す
る。また、出力側にはアンド回路311、312、・・
・、31nが設けられ、それぞれ対応するDFF301
〜30nの出力と、クロックXCLKとの論理積をとっ
て出力する。
【0009】各データラインに表示画像信号を供給する
共通データライン(図では4本)と、垂直方向に並ぶ画
素TFTが接続されているデータラインとの間にはFE
Tスイッチ01A〜0nA、01B〜0nB、01C〜
0nC、01D〜0nDが設けられている。複数個(図
では4個)毎にFETスイッチ01A〜01D、02A
〜02D、・・・0nA〜0nDはまとめられ、そのゲー
トがそれぞれ対応する一つのアンド回路311、312
〜31nに接続されている。また、各FETスイッチ0
1A〜0nA、01B〜0nB、01C〜0nC、01
D〜0nDのソース(又はドレイン)には、それぞれ対
応してサンプル用コンデンサ01E〜01H、…、0n
E〜0nHが接続されている。このため、アンド回路3
11〜31nの出力により、複数個のFETスイッチが
同時に選択され、選択されたFETスイッチに接続され
た上記サンプル用コンデンサは、FETスイッチを介し
てD/Aコンバータ110A〜110Dの出力を取り込
んでこれを1水平駆動期間サンプルホールドする。
共通データライン(図では4本)と、垂直方向に並ぶ画
素TFTが接続されているデータラインとの間にはFE
Tスイッチ01A〜0nA、01B〜0nB、01C〜
0nC、01D〜0nDが設けられている。複数個(図
では4個)毎にFETスイッチ01A〜01D、02A
〜02D、・・・0nA〜0nDはまとめられ、そのゲー
トがそれぞれ対応する一つのアンド回路311、312
〜31nに接続されている。また、各FETスイッチ0
1A〜0nA、01B〜0nB、01C〜0nC、01
D〜0nDのソース(又はドレイン)には、それぞれ対
応してサンプル用コンデンサ01E〜01H、…、0n
E〜0nHが接続されている。このため、アンド回路3
11〜31nの出力により、複数個のFETスイッチが
同時に選択され、選択されたFETスイッチに接続され
た上記サンプル用コンデンサは、FETスイッチを介し
てD/Aコンバータ110A〜110Dの出力を取り込
んでこれを1水平駆動期間サンプルホールドする。
【0010】反転駆動回路40は、図20に示すよう
に、反転回路40A、レベルシフト回路40B及び40
C、スイッチ40Dを備え、入力される6ビットのディ
ジタル画像信号Rに基づいて、出力が、液晶に応じたレ
ベルで1水平駆動及び1垂直駆動ごとに、上下(又は正
負)に反転する信号を作成して、これを表示画像信号と
して出力する。また、2分周回路50は水平駆動パルス
HDを2分周し、2分周回路60は垂直駆動パルス(以
下、VD)を二分周し、更に2分周回路80は、ドット
クロックCLKを2分周する。エクスクルーシブOR7
0には、2分周回路50の出力と、2分周回路60の出
力とが供給され、排他的論理和をとって出力する。エク
スクルーシブOR90は、エクスクルーシブOR70の
出力と、2分周回路80の出力との排他的論理和をと
り、反転駆動回路40の反転タイミングとなるスイッチ
信号SWを発生する。
に、反転回路40A、レベルシフト回路40B及び40
C、スイッチ40Dを備え、入力される6ビットのディ
ジタル画像信号Rに基づいて、出力が、液晶に応じたレ
ベルで1水平駆動及び1垂直駆動ごとに、上下(又は正
負)に反転する信号を作成して、これを表示画像信号と
して出力する。また、2分周回路50は水平駆動パルス
HDを2分周し、2分周回路60は垂直駆動パルス(以
下、VD)を二分周し、更に2分周回路80は、ドット
クロックCLKを2分周する。エクスクルーシブOR7
0には、2分周回路50の出力と、2分周回路60の出
力とが供給され、排他的論理和をとって出力する。エク
スクルーシブOR90は、エクスクルーシブOR70の
出力と、2分周回路80の出力との排他的論理和をと
り、反転駆動回路40の反転タイミングとなるスイッチ
信号SWを発生する。
【0011】サンプリングパルス発生回路100は、図
21に示すように、DFF100A及び100B、アン
ド回路100C、オア回路100D、DFF100E、
100F、100G及び100Hを備えている。DFF
100A、B、E〜HのCK端子にはそれぞれドットク
ロックCLKが供給され、クリア端子(以下CLR端
子)には水平駆動パルスHDが供給されており、DFF
100E〜100Hの各Q出力端子より、反転駆動回路
40から供給される表示画像信号をサンプルホールド回
路110A〜110Dがサンプルホールドするためのサ
ンプルリングパルスSPL−1〜SPL−4を出力す
る。
21に示すように、DFF100A及び100B、アン
ド回路100C、オア回路100D、DFF100E、
100F、100G及び100Hを備えている。DFF
100A、B、E〜HのCK端子にはそれぞれドットク
ロックCLKが供給され、クリア端子(以下CLR端
子)には水平駆動パルスHDが供給されており、DFF
100E〜100Hの各Q出力端子より、反転駆動回路
40から供給される表示画像信号をサンプルホールド回
路110A〜110Dがサンプルホールドするためのサ
ンプルリングパルスSPL−1〜SPL−4を出力す
る。
【0012】また、サンプルホールド回路110A、1
10B、110C、110Dは、それぞれ、図22に示
すように6つのDFF1100、1101、1102、
1103、1104及び1105を備え、各CK端子
に、サンプリングパルスSPL−1〜4のいずれかが供
給され、D端子に入力される反転駆動回路40からの6
ビットデジタル表示画像信号をサンプルホールドして、
これを対応するラッチ回路120A〜120Dに出力す
る。
10B、110C、110Dは、それぞれ、図22に示
すように6つのDFF1100、1101、1102、
1103、1104及び1105を備え、各CK端子
に、サンプリングパルスSPL−1〜4のいずれかが供
給され、D端子に入力される反転駆動回路40からの6
ビットデジタル表示画像信号をサンプルホールドして、
これを対応するラッチ回路120A〜120Dに出力す
る。
【0013】ラッチ回路120A、120B、120
C、120Dは、図23に示すように6つのDFF12
00、1201、1202、1203、1204、12
05を備え、各CK端子にはサンプリングパルスの1つ
(ここでは、SPL−1)が供給されている。サンプル
ホールド回路110A〜110D回路でそれぞれサンプ
ルホールドされた信号をこのサンプリングパルスSPL
−1に応じて同一タイミングの信号に揃え、対応するデ
ジタルアナログ(以下D/A)コンバータ130A、1
30B、130C及び130Dにそれぞれ出力する。
C、120Dは、図23に示すように6つのDFF12
00、1201、1202、1203、1204、12
05を備え、各CK端子にはサンプリングパルスの1つ
(ここでは、SPL−1)が供給されている。サンプル
ホールド回路110A〜110D回路でそれぞれサンプ
ルホールドされた信号をこのサンプリングパルスSPL
−1に応じて同一タイミングの信号に揃え、対応するデ
ジタルアナログ(以下D/A)コンバータ130A、1
30B、130C及び130Dにそれぞれ出力する。
【0014】D/Aコンバータ130A、130B、1
30C、130Dが、対応するラッチ回路120A、1
20B、120C、120Dから供給されるデジタルの
ラッチデータをアナログ信号に変換してこれを対応する
4本の共通データラインにそれぞれ出力する。各共通デ
ータラインには、上述のFETスイッチ01A〜0n
A、01B〜0nB、01C〜0nC、01D〜0nD
のソース・ドレインを介してデータラインが接続され、
更にこのデータラインには画素TFTのソース(又はド
レイン)が接続されている。よって、水平シフトレジス
タ30によって選択されたデータラインには、上記D/
Aコンバータ130A〜130Dからのアナログ表示画
像データが供給されることとなる。
30C、130Dが、対応するラッチ回路120A、1
20B、120C、120Dから供給されるデジタルの
ラッチデータをアナログ信号に変換してこれを対応する
4本の共通データラインにそれぞれ出力する。各共通デ
ータラインには、上述のFETスイッチ01A〜0n
A、01B〜0nB、01C〜0nC、01D〜0nD
のソース・ドレインを介してデータラインが接続され、
更にこのデータラインには画素TFTのソース(又はド
レイン)が接続されている。よって、水平シフトレジス
タ30によって選択されたデータラインには、上記D/
Aコンバータ130A〜130Dからのアナログ表示画
像データが供給されることとなる。
【0015】図18において、各画素TFTを垂直方向
に選択するための回路として、YSTP発生回路及び上
述の垂直シフトレジスタ150及びアンド回路1511
〜151mを備えている。YSTP発生回路140は、
図24に示すように、DFF140A、140B、アン
ド回路140Cを備え、表示画像の垂直周期を示す垂直
駆動パルスVDがDFF140A及び140BのCLR
端子に供給され、水平駆動パルスHDが各CK端子に供
給されている。そして、YSTP発生回路140は、こ
れら垂直駆動パルスVD及び水平駆動パルスHDに基づ
いて、液晶表示パネルの垂直駆動の開始タイミングを示
す垂直スタートパルスYSTPを発生する。
に選択するための回路として、YSTP発生回路及び上
述の垂直シフトレジスタ150及びアンド回路1511
〜151mを備えている。YSTP発生回路140は、
図24に示すように、DFF140A、140B、アン
ド回路140Cを備え、表示画像の垂直周期を示す垂直
駆動パルスVDがDFF140A及び140BのCLR
端子に供給され、水平駆動パルスHDが各CK端子に供
給されている。そして、YSTP発生回路140は、こ
れら垂直駆動パルスVD及び水平駆動パルスHDに基づ
いて、液晶表示パネルの垂直駆動の開始タイミングを示
す垂直スタートパルスYSTPを発生する。
【0016】垂直シフトレジスタ150は、m個のDF
F1501〜150m(mは整数)で構成されており、
各DFF1501〜150mのCK端子に供給される水
平駆動パルスHDに従って上記YSTP発生回路140
から出力される垂直スタートパルスYSTPを順次シフ
トして、各Q出力端子から順次出力する。
F1501〜150m(mは整数)で構成されており、
各DFF1501〜150mのCK端子に供給される水
平駆動パルスHDに従って上記YSTP発生回路140
から出力される垂直スタートパルスYSTPを順次シフ
トして、各Q出力端子から順次出力する。
【0017】DFF1501〜150mの各Q出力端子
には、対応するアンド回路1511〜151mの一方の
入力に供給されており、各アンド回路1511〜151
mは、垂直シフトレジスタ150からの出力と、他方の
入力に供給される水平駆動パルスHDとの論理積をと
り、これを走査信号として各ゲートラインに出力する。
には、対応するアンド回路1511〜151mの一方の
入力に供給されており、各アンド回路1511〜151
mは、垂直シフトレジスタ150からの出力と、他方の
入力に供給される水平駆動パルスHDとの論理積をと
り、これを走査信号として各ゲートラインに出力する。
【0018】次に動作について説明する。通常の場合、
液晶の駆動は、液晶の応答がおそいためゲートラインご
とに線順次で行われる。このため液晶表示装置の駆動回
路は、入力されてくる画像信号Rをサンプルホールド
し、最終的に線順次の信号として、各画素にこれを供給
する必要がある。図18に示す従来の液晶表示装置の駆
動回路は、水平画素数4×n個、垂直画素数m個の画素
数を備える液晶パネルを対象としており、まず、第1段
階にて、入力画像信号Rをn個(相)のデータとしてサ
ンプルホールドし、そののち、第2段階で1水平駆動期
間長のデータにサンプルホールドしている。
液晶の駆動は、液晶の応答がおそいためゲートラインご
とに線順次で行われる。このため液晶表示装置の駆動回
路は、入力されてくる画像信号Rをサンプルホールド
し、最終的に線順次の信号として、各画素にこれを供給
する必要がある。図18に示す従来の液晶表示装置の駆
動回路は、水平画素数4×n個、垂直画素数m個の画素
数を備える液晶パネルを対象としており、まず、第1段
階にて、入力画像信号Rをn個(相)のデータとしてサ
ンプルホールドし、そののち、第2段階で1水平駆動期
間長のデータにサンプルホールドしている。
【0019】以下、図25及び図26に示すタイミング
チャートに従って具体的に説明する。なお、駆動回路に
供給されるディジタルの入力表示画像信号のビット数
は、ここでは6ビットである。
チャートに従って具体的に説明する。なお、駆動回路に
供給されるディジタルの入力表示画像信号のビット数
は、ここでは6ビットである。
【0020】まず、4分周器であるXCLK発生回路1
0は、水平駆動パルスHD(25−b)をリセット信号
とし、ドットクロックCLK(25−a)を4分周し
て、1/4の周波数のクロックXCLK(25−p)を
発生する。
0は、水平駆動パルスHD(25−b)をリセット信号
とし、ドットクロックCLK(25−a)を4分周し
て、1/4の周波数のクロックXCLK(25−p)を
発生する。
【0021】得られたクロックXCLKは、水平シフト
レジスタ30に転送クロックとして供給される。なお、
水平シフトレジスタ30の段数は、図18の場合、水平
画素数が4nなのでn段のDFF301〜30nによっ
て構成されている。
レジスタ30に転送クロックとして供給される。なお、
水平シフトレジスタ30の段数は、図18の場合、水平
画素数が4nなのでn段のDFF301〜30nによっ
て構成されている。
【0022】また、上記XCLKは、図19のXSTP
発生回路20のCK端子にも供給され、XSTP発生回
路20は、これに基づいて水平駆動のスタートタイミン
グを示す水平スタートパルスXSTPを発生する。XS
TP発生回路20では、図19に示されるように、DF
F20AのD端子が「H」になっている。そこで、アン
ド回路20Cが、上記DFF20Aの出力と、次段DF
F20Bの反転出力端子とのANDをとることにより、
DFF20AのCLR端子へ入力される水平駆動パルス
HDが「H」となった次のクロック、即ち、XCLKの
先の立ち上がりから次の立ち上がりまでのXCLKの1
周期分の長さの期間「H」となる水平スタートパルスX
STP(25−q)を発生する。従って、水平スタート
パルスXSTPの一周期の長さは、CLKの4周期分す
なわち4画素分の長さとなる。
発生回路20のCK端子にも供給され、XSTP発生回
路20は、これに基づいて水平駆動のスタートタイミン
グを示す水平スタートパルスXSTPを発生する。XS
TP発生回路20では、図19に示されるように、DF
F20AのD端子が「H」になっている。そこで、アン
ド回路20Cが、上記DFF20Aの出力と、次段DF
F20Bの反転出力端子とのANDをとることにより、
DFF20AのCLR端子へ入力される水平駆動パルス
HDが「H」となった次のクロック、即ち、XCLKの
先の立ち上がりから次の立ち上がりまでのXCLKの1
周期分の長さの期間「H」となる水平スタートパルスX
STP(25−q)を発生する。従って、水平スタート
パルスXSTPの一周期の長さは、CLKの4周期分す
なわち4画素分の長さとなる。
【0023】XSTP発生回路20からの水平スタート
パルスXSTPは、水平シフトレジスタ30のDFF3
01のD端子に供給され、この水平スタートパルスXS
TPは、XCLKに応じて順次次段のDFFへとシフト
される。
パルスXSTPは、水平シフトレジスタ30のDFF3
01のD端子に供給され、この水平スタートパルスXS
TPは、XCLKに応じて順次次段のDFFへとシフト
される。
【0024】図21のサンプリングパルス発生回路10
0にはドットクロックCLKがクロックとして供給され
ている。ここで、サンプリングパルス発生回路100の
DFF100AのD端子はHに設定されているため、D
FF100Aの出力Qは常時「H」である。よって、ア
ンド回路100Cは、このDFF100Aの出力Qと、
次段DFF100Bの反転出力とのANDをとる。そし
て、アンド回路100Cは、DFF100A、100
B、100E、100F、100G、100Hのクリア
入力CLRである水平駆動パルスHDが「H」となった
次のドットクロックCLKの立ち上がりから、各DFF
CLKの1周期の長さのパルスであるSPL−0(25
−c)を発生する。このパルスSPL−0は、オア回路
100Dを通り、DFF100EのD端子に供給され
る。DFF100E〜100Hは、4段のシフトレジス
タを形成しており、SPL−0は、クロックCLKによ
り順々にシフトされ、サンプリングパルスSPL−1、
SPL−2、SPL−3、SPL−4が、各DFF10
0E〜100HのQ出力端子から順次出力される(25
−d)〜(25−g)。
0にはドットクロックCLKがクロックとして供給され
ている。ここで、サンプリングパルス発生回路100の
DFF100AのD端子はHに設定されているため、D
FF100Aの出力Qは常時「H」である。よって、ア
ンド回路100Cは、このDFF100Aの出力Qと、
次段DFF100Bの反転出力とのANDをとる。そし
て、アンド回路100Cは、DFF100A、100
B、100E、100F、100G、100Hのクリア
入力CLRである水平駆動パルスHDが「H」となった
次のドットクロックCLKの立ち上がりから、各DFF
CLKの1周期の長さのパルスであるSPL−0(25
−c)を発生する。このパルスSPL−0は、オア回路
100Dを通り、DFF100EのD端子に供給され
る。DFF100E〜100Hは、4段のシフトレジス
タを形成しており、SPL−0は、クロックCLKによ
り順々にシフトされ、サンプリングパルスSPL−1、
SPL−2、SPL−3、SPL−4が、各DFF10
0E〜100HのQ出力端子から順次出力される(25
−d)〜(25−g)。
【0025】反転駆動回路40は、6ビットのディジタ
ル画像信号を1水平駆動毎、1垂直駆動毎、そして1画
素毎に反転し、液晶に応じた基準レベルで上下に反転す
る信号を出力する。図20に示す反転回路40Aは、6
ビットの入力信号(図26ではアナログ信号波形(a)
で表示)を2進数「111111」から減算し、これに
より図26(b)に示すように入力信号に対して極性が
反転する。反転回路40Aの出力は、レベルシフト回路
40Bに供給される。また、レベルシフト回路40Cに
は、入力画像信号Rが直接供給される。そして、これら
レベルシフト回路40B、40Cは、図26(c)に波
形C1、C2として示されるように、入力される信号に
対して固定のDC電位をそれぞれ付加し、スイッチ40
Dに出力する。スイッチ40Dは、エクスクルーシブO
R回路90からのスイッチ信号SWにより切り換え制御
されており、いずれかのレベルシフト回路40B、40
Cからの出力が選択的にサンプルホールド回路110A
〜110Dに供給される。
ル画像信号を1水平駆動毎、1垂直駆動毎、そして1画
素毎に反転し、液晶に応じた基準レベルで上下に反転す
る信号を出力する。図20に示す反転回路40Aは、6
ビットの入力信号(図26ではアナログ信号波形(a)
で表示)を2進数「111111」から減算し、これに
より図26(b)に示すように入力信号に対して極性が
反転する。反転回路40Aの出力は、レベルシフト回路
40Bに供給される。また、レベルシフト回路40Cに
は、入力画像信号Rが直接供給される。そして、これら
レベルシフト回路40B、40Cは、図26(c)に波
形C1、C2として示されるように、入力される信号に
対して固定のDC電位をそれぞれ付加し、スイッチ40
Dに出力する。スイッチ40Dは、エクスクルーシブO
R回路90からのスイッチ信号SWにより切り換え制御
されており、いずれかのレベルシフト回路40B、40
Cからの出力が選択的にサンプルホールド回路110A
〜110Dに供給される。
【0026】また、2分周回路50は、水平駆動パルス
HDを2分周し、2分周回路60は垂直駆動信号VDを
2分周し、得られた各2分周信号は、それぞれエクスク
ルーシブOR回路70の入力に供給され、排他的論理和
が求められる。更に、エクスクルシーブOR回路90
は、2分周回路80からのCLKの2分周信号と、上記
エクスルーシブOR回路70の出力との排他的論理和を
求める。そして、このエクスクルーシブOR回路90か
らの出力がスイッチ信号SW(図26(d))として、
上記反転駆動回路40に供給される。なお、このスイッ
チ信号SWは、1画素、1水平駆動ごとに反転し、さら
に同一水平駆動線では1垂直駆動ごとにも反転する信号
である。このようなスイッチ信号SWを前述の反転駆動
回路40のスイッチ40Dに供給して制御するこによ
り、スイッチ40Dからの出力は、図26(e)に示す
ような互いに極性が反対の2つの波形のように、1画
素、1水平駆動ごとに極性が反転し、さらに同一水平駆
動線では1垂直駆動ごとにも極性が反転する信号とな
る。
HDを2分周し、2分周回路60は垂直駆動信号VDを
2分周し、得られた各2分周信号は、それぞれエクスク
ルーシブOR回路70の入力に供給され、排他的論理和
が求められる。更に、エクスクルシーブOR回路90
は、2分周回路80からのCLKの2分周信号と、上記
エクスルーシブOR回路70の出力との排他的論理和を
求める。そして、このエクスクルーシブOR回路90か
らの出力がスイッチ信号SW(図26(d))として、
上記反転駆動回路40に供給される。なお、このスイッ
チ信号SWは、1画素、1水平駆動ごとに反転し、さら
に同一水平駆動線では1垂直駆動ごとにも反転する信号
である。このようなスイッチ信号SWを前述の反転駆動
回路40のスイッチ40Dに供給して制御するこによ
り、スイッチ40Dからの出力は、図26(e)に示す
ような互いに極性が反対の2つの波形のように、1画
素、1水平駆動ごとに極性が反転し、さらに同一水平駆
動線では1垂直駆動ごとにも極性が反転する信号とな
る。
【0027】図26(e)に示される反転駆動回路40
からの出力は、次に、サンプルホールド回路110A〜
110Dにそれぞれ供給される。図22に示すように各
サンプルホールド回路110A〜110Dの6ビットの
DFF1101〜1105は、サンプリングパルス発生
回路100からそれぞれ供給されるSPL−1〜SPL
−4の立ちタイミングで、それぞれ反転駆動回路40か
らの出力をサンプルホールドする。これにより、6ビッ
トの入力表示画像データは、1画素のデータが4画素分
の長さの4個(相)のデータに変換されることとなる。
からの出力は、次に、サンプルホールド回路110A〜
110Dにそれぞれ供給される。図22に示すように各
サンプルホールド回路110A〜110Dの6ビットの
DFF1101〜1105は、サンプリングパルス発生
回路100からそれぞれ供給されるSPL−1〜SPL
−4の立ちタイミングで、それぞれ反転駆動回路40か
らの出力をサンプルホールドする。これにより、6ビッ
トの入力表示画像データは、1画素のデータが4画素分
の長さの4個(相)のデータに変換されることとなる。
【0028】サンプルホールド回路110A〜110D
から出力される4個のデータは、それぞれラッチ回路1
20A〜120Dに供給される。ラッチ回路120A〜
120Dでは、それぞれ、図23に示すラッチ1200
〜1205が、SPL−1の立ち上がりタイミングでサ
ンプルホールド回路110A〜110Dからの4個のデ
ータをラッチ/保持する。このようにして、図25の
(25−l)、(25−m)、(25−n)、(25−
o)に示すように、4個のデータは同一タイミングで変
化するよう揃えられ、D/Aコンバータ130A〜13
0Dに供給されて、アナログ信号となる。
から出力される4個のデータは、それぞれラッチ回路1
20A〜120Dに供給される。ラッチ回路120A〜
120Dでは、それぞれ、図23に示すラッチ1200
〜1205が、SPL−1の立ち上がりタイミングでサ
ンプルホールド回路110A〜110Dからの4個のデ
ータをラッチ/保持する。このようにして、図25の
(25−l)、(25−m)、(25−n)、(25−
o)に示すように、4個のデータは同一タイミングで変
化するよう揃えられ、D/Aコンバータ130A〜13
0Dに供給されて、アナログ信号となる。
【0029】水平シフトレジスタ30のDFF301〜
30nの出力は、ドットクロックCLKの4周期分、つ
まり4画素期間ごとに「H」のXSTPを出力し、次段
のDFFに転送される。DFF301の出力(25−
r)は、アンド回路311の一方の入力に供給される。
アンド回路311の他方の入力にはXCLKが供給され
ているので、アンド回路311は、水平シフトレジスタ
30のDFF301の出力とXCLK(25−r)の論
理積をとって出力する。この出力は、FETスイッチ0
1A、01B、01C、01Dのゲートに共通に供給さ
れる。
30nの出力は、ドットクロックCLKの4周期分、つ
まり4画素期間ごとに「H」のXSTPを出力し、次段
のDFFに転送される。DFF301の出力(25−
r)は、アンド回路311の一方の入力に供給される。
アンド回路311の他方の入力にはXCLKが供給され
ているので、アンド回路311は、水平シフトレジスタ
30のDFF301の出力とXCLK(25−r)の論
理積をとって出力する。この出力は、FETスイッチ0
1A、01B、01C、01Dのゲートに共通に供給さ
れる。
【0030】従って、アンド回路311からの出力が
「H」となって、FETスイッチ01A、01B、01
C、01Dのゲートが「H」となると、そのFETスイ
ッチはオンし、FETスイッチ01A〜01Dのドレイ
ンに接続されたD/Aコンバータ130A〜130Dの
出力(25−l)、(25−m)、(25−n)、(2
5−o)が、それぞれサンプル用コンデンサ01E、0
1F、01G、01Hに充電される。また、各サンプル
用コンデンサ01E〜01Hは、アンド回路311の出
力が「L」となって、FETスイッチ01A〜01Dが
オフとなると、次にオンするまでその電圧を保持する。
水平シフトレジスタ30の各出力は1水平駆動期間に1
回「H」となるからサンプル用コンデンサ01E、01
F、01G、01Hの電圧は1水平駆動周期の時間保持
されることとなる。なお、水平シフトレジスタ30の他
のDFF302〜30nの出力についても、対応するア
ンド回路312〜31nによって対応するFETスイッ
チ02A〜02D・・・0nA〜0nDが上記と同様に動
作し、サンプル用コンデンサ02E〜02D・・・0nE
〜0nDがそれぞれD/Aコンバータ130A〜130
Dの出力信号を一水平駆動期間保持する。
「H」となって、FETスイッチ01A、01B、01
C、01Dのゲートが「H」となると、そのFETスイ
ッチはオンし、FETスイッチ01A〜01Dのドレイ
ンに接続されたD/Aコンバータ130A〜130Dの
出力(25−l)、(25−m)、(25−n)、(2
5−o)が、それぞれサンプル用コンデンサ01E、0
1F、01G、01Hに充電される。また、各サンプル
用コンデンサ01E〜01Hは、アンド回路311の出
力が「L」となって、FETスイッチ01A〜01Dが
オフとなると、次にオンするまでその電圧を保持する。
水平シフトレジスタ30の各出力は1水平駆動期間に1
回「H」となるからサンプル用コンデンサ01E、01
F、01G、01Hの電圧は1水平駆動周期の時間保持
されることとなる。なお、水平シフトレジスタ30の他
のDFF302〜30nの出力についても、対応するア
ンド回路312〜31nによって対応するFETスイッ
チ02A〜02D・・・0nA〜0nDが上記と同様に動
作し、サンプル用コンデンサ02E〜02D・・・0nE
〜0nDがそれぞれD/Aコンバータ130A〜130
Dの出力信号を一水平駆動期間保持する。
【0031】YSTP発生回路140に垂直駆動パルス
VDが入力されると、YSTP発生回路140は、この
垂直駆動パルスVDに応じて、XSTP発生回路20と
同様の動作で垂直スタートパルスYSTPを発生する。
垂直スタートパルスYSTPは垂直シフトレジスタ15
0に入力される。垂直シフトレジスタ150は、水平駆
動パルスHDを転送クロックとしており、各段DFF1
501〜150mにおいて、水平駆動パルスHDが立ち
上がる度に、垂直スタートパルスYSTPがシフトさ
れ、対応するアンド回路1511〜151mに出力され
る。
VDが入力されると、YSTP発生回路140は、この
垂直駆動パルスVDに応じて、XSTP発生回路20と
同様の動作で垂直スタートパルスYSTPを発生する。
垂直スタートパルスYSTPは垂直シフトレジスタ15
0に入力される。垂直シフトレジスタ150は、水平駆
動パルスHDを転送クロックとしており、各段DFF1
501〜150mにおいて、水平駆動パルスHDが立ち
上がる度に、垂直スタートパルスYSTPがシフトさ
れ、対応するアンド回路1511〜151mに出力され
る。
【0032】各アンド回路1511〜151mの出力は
対応するゲートラインにそれぞれ接続されており、同一
水平駆動線上(ゲートライン)の画素TFTのゲート
(例えば、11A〜11D・・・1nA〜1nD)が一水
平駆動期間毎に選択され、選択された画素TFTのゲー
トが「H」となって画素TFTがオンする。そして、サ
ンプル用コンデンサ01E〜0nHが保持しデータライ
ンに供給されるアナログ表示データが、オンした画素T
FTを介して画素電極に供給され、液晶の画素ごとの等
価容量11E、11F、11G、11H〜1nE、1n
F、1nG、1nHに表示データに応じた電圧が書き込
まれ、その電圧に応じて液晶分子が駆動され、光透過量
が制御されて所望の画像が表示される。
対応するゲートラインにそれぞれ接続されており、同一
水平駆動線上(ゲートライン)の画素TFTのゲート
(例えば、11A〜11D・・・1nA〜1nD)が一水
平駆動期間毎に選択され、選択された画素TFTのゲー
トが「H」となって画素TFTがオンする。そして、サ
ンプル用コンデンサ01E〜0nHが保持しデータライ
ンに供給されるアナログ表示データが、オンした画素T
FTを介して画素電極に供給され、液晶の画素ごとの等
価容量11E、11F、11G、11H〜1nE、1n
F、1nG、1nHに表示データに応じた電圧が書き込
まれ、その電圧に応じて液晶分子が駆動され、光透過量
が制御されて所望の画像が表示される。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】従来のマトリクス型表
示装置は、以上のような駆動回路によって動作する。
示装置は、以上のような駆動回路によって動作する。
【0034】しかし、液晶表示装置においては、液晶表
示パネルの後方に光源が配置されており、この光源から
出射される光の透過量を画素毎に制御して表示を行って
いるため、表示画面内に均一に光源からの光を供給でき
ない場合には、各画素へ均一な電圧レベルの表示画像信
号を供給しても、液晶表示画面上で透過光量に差が発生
して輝度ムラが現れてしまう。例えば、液晶表示画面が
大型化した場合には、画面内で均一に光源からの出射光
を供給することが難しくなり、また、投射型液晶表示装
置などでは、高輝度の光源を用い、拡大して透過画面を
表示するので、このような光源の輝度ムラが目立つこと
があった。
示パネルの後方に光源が配置されており、この光源から
出射される光の透過量を画素毎に制御して表示を行って
いるため、表示画面内に均一に光源からの光を供給でき
ない場合には、各画素へ均一な電圧レベルの表示画像信
号を供給しても、液晶表示画面上で透過光量に差が発生
して輝度ムラが現れてしまう。例えば、液晶表示画面が
大型化した場合には、画面内で均一に光源からの出射光
を供給することが難しくなり、また、投射型液晶表示装
置などでは、高輝度の光源を用い、拡大して透過画面を
表示するので、このような光源の輝度ムラが目立つこと
があった。
【0035】また、D/Aコンバータ110A〜110
Dなどのデータ出力部や、サンプル用コンデンサなどの
データ保持部から、各画素TFTまでの配線長が、画素
位置によって異なるため、D/Aコンバータやサンプル
用コンデンサから離れた位置にある画素TFTまでの配
線は、近い位置にある画素TFTまでの配線に比較し
て、その抵抗、容量及びインダクタンス分が大きくな
る。このため、特に、配線として抵抗の高い材料を用い
た場合には、D/Aコンバータ等からの距離に依存し
て、各画素に供給される表示画像信号の電圧レベルが変
化することとなり、液晶表示画面上で輝度にムラを生ず
ることとなってしまう。表示画面が大型化すればするほ
ど、配線長の差が大きくなることから、輝度ムラが問題
となる可能性がある。
Dなどのデータ出力部や、サンプル用コンデンサなどの
データ保持部から、各画素TFTまでの配線長が、画素
位置によって異なるため、D/Aコンバータやサンプル
用コンデンサから離れた位置にある画素TFTまでの配
線は、近い位置にある画素TFTまでの配線に比較し
て、その抵抗、容量及びインダクタンス分が大きくな
る。このため、特に、配線として抵抗の高い材料を用い
た場合には、D/Aコンバータ等からの距離に依存し
て、各画素に供給される表示画像信号の電圧レベルが変
化することとなり、液晶表示画面上で輝度にムラを生ず
ることとなってしまう。表示画面が大型化すればするほ
ど、配線長の差が大きくなることから、輝度ムラが問題
となる可能性がある。
【0036】上記のような理由によって発生する輝度ム
ラを駆動回路の駆動方法によって補正する場合には、通
常、表示画像信号そのものの振幅を補正波形に基づき変
化させる。このため、表示画像信号に適した、振幅変調
しても黒の基準レベルが各画素で変化しないような高精
度の振幅変調回路が必要であった。
ラを駆動回路の駆動方法によって補正する場合には、通
常、表示画像信号そのものの振幅を補正波形に基づき変
化させる。このため、表示画像信号に適した、振幅変調
しても黒の基準レベルが各画素で変化しないような高精
度の振幅変調回路が必要であった。
【0037】ディジタル回路を利用して、このような振
幅変調回路を実現することが考えられるが、この場合、
入力信号のビット数(分解能)より出力側のビット数を
大きくしなければならない。従って、ディジタル回路の
規模が大きくなってしまい、D/Aコンバータの分解能
も高くなければならず、高価なものが必要であった。従
って、簡単な構成で安価な回路によって、各画素への印
加電圧を制御できる駆動回路が求められている。
幅変調回路を実現することが考えられるが、この場合、
入力信号のビット数(分解能)より出力側のビット数を
大きくしなければならない。従って、ディジタル回路の
規模が大きくなってしまい、D/Aコンバータの分解能
も高くなければならず、高価なものが必要であった。従
って、簡単な構成で安価な回路によって、各画素への印
加電圧を制御できる駆動回路が求められている。
【0038】本発明は、このように簡単かつ安価な回路
構成で各画素への印加電圧を制御可能であって、表示装
置において均質な画像表示を可能とするための駆動回路
を提供することを目的とする。
構成で各画素への印加電圧を制御可能であって、表示装
置において均質な画像表示を可能とするための駆動回路
を提供することを目的とする。
【0039】
【課題を解決するための手段】この発明は、複数の画素
がマトリクス状に配置された表示装置の駆動回路であっ
て、転送クロックに応じて水平方向又は垂直方向に並ぶ
前記各画素を選択するためのシフトレジスタと、一画面
の一水平駆動期間又は一垂直駆動期間中で波形の変化す
る補正信号を発生する補正信号作成手段と、前記補正信
号に基づいて、前記シフトレジスタの前記転送クロック
の位相を変調するクロック位相変調手段と、を備えるこ
とを特徴とするものである。
がマトリクス状に配置された表示装置の駆動回路であっ
て、転送クロックに応じて水平方向又は垂直方向に並ぶ
前記各画素を選択するためのシフトレジスタと、一画面
の一水平駆動期間又は一垂直駆動期間中で波形の変化す
る補正信号を発生する補正信号作成手段と、前記補正信
号に基づいて、前記シフトレジスタの前記転送クロック
の位相を変調するクロック位相変調手段と、を備えるこ
とを特徴とするものである。
【0040】また、この発明は、複数の画素がマトリク
ス状に配置された表示装置の駆動回路であって転送クロ
ックに応じて水平方向に並ぶ前記各画素を順次選択する
ためのシフトレジスタと、前記一水平駆動期間内で電圧
レベルの変化する水平補正信号を発生する補正信号作成
手段と、前記水平補正信号に基づいて、前記シフトレジ
スタの前記転送クロックの位相を変調させるクロック位
相変調手段と、を備えることを特徴とするものである。
ス状に配置された表示装置の駆動回路であって転送クロ
ックに応じて水平方向に並ぶ前記各画素を順次選択する
ためのシフトレジスタと、前記一水平駆動期間内で電圧
レベルの変化する水平補正信号を発生する補正信号作成
手段と、前記水平補正信号に基づいて、前記シフトレジ
スタの前記転送クロックの位相を変調させるクロック位
相変調手段と、を備えることを特徴とするものである。
【0041】更に、この発明は、複数の画素がマトリク
ス状に配置された表示装置の駆動回路であって、転送ク
ロックに応じて垂直方向に並ぶ前記各画素を順次選択す
るためのシフトレジスタと、前記一垂直駆動期間内で電
圧レベルの変化する垂直補正信号を発生する補正信号作
成手段と、前記垂直水平補正信号に基づいて、前記シフ
トレジスタの転送クロックの位相を変調するクロック位
相変調手段と、を備えることを特徴とするものである。
ス状に配置された表示装置の駆動回路であって、転送ク
ロックに応じて垂直方向に並ぶ前記各画素を順次選択す
るためのシフトレジスタと、前記一垂直駆動期間内で電
圧レベルの変化する垂直補正信号を発生する補正信号作
成手段と、前記垂直水平補正信号に基づいて、前記シフ
トレジスタの転送クロックの位相を変調するクロック位
相変調手段と、を備えることを特徴とするものである。
【0042】また、この発明は、前記補正信号作成手段
は、水平駆動信号又は垂直駆動信号に応じて電圧レベル
の変化するノコギリ波を作成して、これを前記水平又は
垂直補正信号として前記クロック位相変調手段に供給
し、前記クロック位相変調手段は、前記水平又は垂直補
正信号の電圧レベルに応じて前記転送クロックを位相変
調し、前記シフトレジスタに供給することを特徴とする
ものである。
は、水平駆動信号又は垂直駆動信号に応じて電圧レベル
の変化するノコギリ波を作成して、これを前記水平又は
垂直補正信号として前記クロック位相変調手段に供給
し、前記クロック位相変調手段は、前記水平又は垂直補
正信号の電圧レベルに応じて前記転送クロックを位相変
調し、前記シフトレジスタに供給することを特徴とする
ものである。
【0043】更に、前記シフトレジスタは、転送クロッ
クとして複数相のクロックを用い、前記複数相のクロッ
クのいずれかを前記クロック位相変調手段から出力され
る位相変調転送クロックとすることを特徴とするもので
ある。
クとして複数相のクロックを用い、前記複数相のクロッ
クのいずれかを前記クロック位相変調手段から出力され
る位相変調転送クロックとすることを特徴とするもので
ある。
【0044】また、前記シフトレジスタは、転送クロッ
クとして2相の転送クロックを用い、前記2相の転送ク
ロックの一方を前記クロック位相変調手段からの非反転
位相変調転送クロックとし、前記2相のクロックの他方
を前記クロック位相変調手段からの反転位相変調転送ク
ロックとすることを特徴とするものである。
クとして2相の転送クロックを用い、前記2相の転送ク
ロックの一方を前記クロック位相変調手段からの非反転
位相変調転送クロックとし、前記2相のクロックの他方
を前記クロック位相変調手段からの反転位相変調転送ク
ロックとすることを特徴とするものである。
【0045】この発明は、更に、前記クロック位相変調
手段に、前記水平又は垂直駆動期間中に電圧レベルの変
化する前記補正信号又は一定電圧のいずれを供給するか
を切り替える切り替え手段を備えることを特徴とするも
のである。
手段に、前記水平又は垂直駆動期間中に電圧レベルの変
化する前記補正信号又は一定電圧のいずれを供給するか
を切り替える切り替え手段を備えることを特徴とするも
のである。
【0046】また、更に、前記補正信号作成手段が作成
する前記補正信号の振幅を切り替える切り替え手段を備
えることを特徴とするものである。
する前記補正信号の振幅を切り替える切り替え手段を備
えることを特徴とするものである。
【0047】更に、表示画像のドットクロックの周波数
の高低を判別する周波数弁別手段を備え、前記切り替え
手段は、前記周波数弁別手段からの判別出力に基づき、
前記クロック位相変調手段に前記補正信号又は一定電圧
のいずれを供給するかを切り替えることを特徴とするも
のである。
の高低を判別する周波数弁別手段を備え、前記切り替え
手段は、前記周波数弁別手段からの判別出力に基づき、
前記クロック位相変調手段に前記補正信号又は一定電圧
のいずれを供給するかを切り替えることを特徴とするも
のである。
【0048】また、この発明では、更に、表示画像のド
ットクロックの周波数の高低を判別する周波数弁別手段
を備え、前記切り替え手段は、前記周波数弁別手段から
の判別出力に基づいて前記補正信号の振幅を切り替える
ことを特徴とするものである。
ットクロックの周波数の高低を判別する周波数弁別手段
を備え、前記切り替え手段は、前記周波数弁別手段から
の判別出力に基づいて前記補正信号の振幅を切り替える
ことを特徴とするものである。
【0049】前記切り替え手段は、表示画像の水平同期
信号の周波数が高い場合に、前記クロック位相変調手段
に前記補正信号を供給するか又は前記補正信号の振幅が
大きくなるように切り替え動作し、前記水平同期信号の
周波数が低い場合には、前記クロック位相変調手段に前
記一定電圧を供給するか又は前記補正信号の振幅が小さ
くなるように切り替え動作することを特徴とするもので
ある。
信号の周波数が高い場合に、前記クロック位相変調手段
に前記補正信号を供給するか又は前記補正信号の振幅が
大きくなるように切り替え動作し、前記水平同期信号の
周波数が低い場合には、前記クロック位相変調手段に前
記一定電圧を供給するか又は前記補正信号の振幅が小さ
くなるように切り替え動作することを特徴とするもので
ある。
【0050】また、この発明では、前記マトリクス型表
示装置が、前記マトリクス状に配置された前記画素の各
列間に配置され、列方向に並ぶ各画素に対して表示画像
信号を供給するための複数のデータラインを有し、前記
データラインに対して、所定の表示画像信号供給部から
出力される前記表示画像信号を選択的に供給するための
複数のスイッチ手段を備え、前記転送クロックに従って
前記シフトレジスタから出力される信号に応じて前記ス
イッチ手段を順次動作させることにより、前記各データ
ラインに供給される表示画像信号の電圧レベルを制御す
ることを特徴とするものである。
示装置が、前記マトリクス状に配置された前記画素の各
列間に配置され、列方向に並ぶ各画素に対して表示画像
信号を供給するための複数のデータラインを有し、前記
データラインに対して、所定の表示画像信号供給部から
出力される前記表示画像信号を選択的に供給するための
複数のスイッチ手段を備え、前記転送クロックに従って
前記シフトレジスタから出力される信号に応じて前記ス
イッチ手段を順次動作させることにより、前記各データ
ラインに供給される表示画像信号の電圧レベルを制御す
ることを特徴とするものである。
【0051】更に、この発明では、前記マトリクス型表
示装置が、前記マトリクス状に配置された前記画素の各
行間に配置され、行方向に並ぶ各画素を選択して表示画
像信号を書き込むための走査信号がそれぞれ印加される
複数の走査ラインを有し、前記転送クロックに従って前
記シフトレジスタから出力される信号に応じた信号を、
前記走査信号として前記各走査ラインに順次印加するこ
とにより、各走査ラインに接続された各画素への表示画
像信号の書き込み期間を制御することを特徴とするもの
である。
示装置が、前記マトリクス状に配置された前記画素の各
行間に配置され、行方向に並ぶ各画素を選択して表示画
像信号を書き込むための走査信号がそれぞれ印加される
複数の走査ラインを有し、前記転送クロックに従って前
記シフトレジスタから出力される信号に応じた信号を、
前記走査信号として前記各走査ラインに順次印加するこ
とにより、各走査ラインに接続された各画素への表示画
像信号の書き込み期間を制御することを特徴とするもの
である。
【0052】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るマトリクス型
表示装置の駆動回路として、液晶表示装置の駆動回路を
例に挙げ、その構成について図面を用いて説明する。
表示装置の駆動回路として、液晶表示装置の駆動回路を
例に挙げ、その構成について図面を用いて説明する。
【0053】実施の形態1.図1は、本実施の形態1に
係る液晶表示装置の駆動回路を示している。
係る液晶表示装置の駆動回路を示している。
【0054】本実施形態1においては、水平方向に並ぶ
画素TFT11A〜mnDを順次選択して表示画像信号
(以下、表示画像データという)を順次供給するための
水平シフトレジスタ30からの選択信号の出力タイミン
グを、表示画面上の位置に応じて制御するための構成を
備えている。具体的には、一水平駆動期間内で電圧レベ
ルの変化する水平補正信号を発生する水平補正信号作成
手段として、水平補正信号発生回路160を有する。更
に、上記水平補正信号に基づいて水平シフトレジスタ3
0の転送クロックの位相を変調するクロック位相変調手
段として、XCLK位相変調回路170を備え、位相の
変調された転送クロックXCLK−1を水平シフトレジ
スタ30に供給している。
画素TFT11A〜mnDを順次選択して表示画像信号
(以下、表示画像データという)を順次供給するための
水平シフトレジスタ30からの選択信号の出力タイミン
グを、表示画面上の位置に応じて制御するための構成を
備えている。具体的には、一水平駆動期間内で電圧レベ
ルの変化する水平補正信号を発生する水平補正信号作成
手段として、水平補正信号発生回路160を有する。更
に、上記水平補正信号に基づいて水平シフトレジスタ3
0の転送クロックの位相を変調するクロック位相変調手
段として、XCLK位相変調回路170を備え、位相の
変調された転送クロックXCLK−1を水平シフトレジ
スタ30に供給している。
【0055】水平シフトレジスタ30の各段DFF30
1〜30nは、上記位相変調された転送クロックXCL
K−1に基づいて順次水平スタートパルスXSTPをシ
フトし、これを順次出力することにより、画素TFT1
A〜mnDに供給される表示画像信号の電圧レベルが転
送クロックXCLK−1に応じて制御されることとな
る。
1〜30nは、上記位相変調された転送クロックXCL
K−1に基づいて順次水平スタートパルスXSTPをシ
フトし、これを順次出力することにより、画素TFT1
A〜mnDに供給される表示画像信号の電圧レベルが転
送クロックXCLK−1に応じて制御されることとな
る。
【0056】以下、本実施の形態1の具体的な構成につ
いて説明する。
いて説明する。
【0057】まず、XCLK発生回路10は、表示画像
の1画素の周期のドットクロックCLKが入力されてお
り、その1/4の周波数の水平転送クロックXCLKを
発生する。XSTP発生回路20は、図19に示すよう
にDフリップフロップ20A、20B、アンド回路20
Cによって構成され、表示画像の一水平駆動周期の水平
駆動パルスHDが入力され、この水平駆動パルスHDに
基づいて水平駆動の開始タイミングを示すスタートパル
スXSTPを発生する。また、上記水平シフトレジスタ
30は、n個のDFF301〜30n(nは整数)によ
って構成され、CLK端子に供給される転送クロックX
CLK−1に基づいて、D端子に供給される水平スター
トパルスXSTPを順次シフトし、各DFF301〜3
0nのQ出力端子から出力する。アンド回路311、3
12、・・・、31nは、それぞれ対応するDFF301
〜30nと、XCLKとの論理積をとって出力する。
の1画素の周期のドットクロックCLKが入力されてお
り、その1/4の周波数の水平転送クロックXCLKを
発生する。XSTP発生回路20は、図19に示すよう
にDフリップフロップ20A、20B、アンド回路20
Cによって構成され、表示画像の一水平駆動周期の水平
駆動パルスHDが入力され、この水平駆動パルスHDに
基づいて水平駆動の開始タイミングを示すスタートパル
スXSTPを発生する。また、上記水平シフトレジスタ
30は、n個のDFF301〜30n(nは整数)によ
って構成され、CLK端子に供給される転送クロックX
CLK−1に基づいて、D端子に供給される水平スター
トパルスXSTPを順次シフトし、各DFF301〜3
0nのQ出力端子から出力する。アンド回路311、3
12、・・・、31nは、それぞれ対応するDFF301
〜30nと、XCLKとの論理積をとって出力する。
【0058】垂直方向に並んだ画素TFTが接続された
データラインと、このデータラインに表示画像信号を供
給する共通データライン(図では4本)との間にはスイ
ッチ手段としてFETスイッチ01A〜0nA、01B
〜0nB、01C〜0nC、01D〜0nDが設けられ
ている。そして、複数個(図では4個)毎にFETスイ
ッチ01A〜01D、02A〜02D、・・・0nA〜0
nDのゲートがまとめられ、それぞれ対応する一つのア
ンド回路311、312〜31nに接続されている。ま
た、各FETスイッチ01A〜0nA、01B〜0n
B、01C〜0nC、01D〜0nDのソース(又はド
レイン)には、それぞれ対応してサンプル用コンデンサ
01E〜01H、…、0nE〜0nHが接続されてい
る。このため、アンド回路311〜31nの出力によ
り、複数個のFETスイッチが同時に選択され、選択さ
れたFETスイッチに接続された上記サンプル用コンデ
ンサは、FETスイッチを介して表示画像信号供給部で
あるD/Aコンバータ110A〜110Dの出力を取り
込んでこれを1水平駆動期間サンプルホールドする。
データラインと、このデータラインに表示画像信号を供
給する共通データライン(図では4本)との間にはスイ
ッチ手段としてFETスイッチ01A〜0nA、01B
〜0nB、01C〜0nC、01D〜0nDが設けられ
ている。そして、複数個(図では4個)毎にFETスイ
ッチ01A〜01D、02A〜02D、・・・0nA〜0
nDのゲートがまとめられ、それぞれ対応する一つのア
ンド回路311、312〜31nに接続されている。ま
た、各FETスイッチ01A〜0nA、01B〜0n
B、01C〜0nC、01D〜0nDのソース(又はド
レイン)には、それぞれ対応してサンプル用コンデンサ
01E〜01H、…、0nE〜0nHが接続されてい
る。このため、アンド回路311〜31nの出力によ
り、複数個のFETスイッチが同時に選択され、選択さ
れたFETスイッチに接続された上記サンプル用コンデ
ンサは、FETスイッチを介して表示画像信号供給部で
あるD/Aコンバータ110A〜110Dの出力を取り
込んでこれを1水平駆動期間サンプルホールドする。
【0059】水平補正信号発生回路160は、図2
(a)又は(b)に示すような構成を有している。図2
(a)の場合には、電源VCCに、分割抵抗160A、
160Bが接続され、この分割抵抗160Aと160B
の間には、PNPトランジスタ160Dのベースが接続
され、トランジスタ160Dのエミッタは抵抗160C
を介して電源VCCに接続され、トランジスタ160D
のコレクタには、コンデンサ160Eが接続されてい
る。そして、トランジスタ160Dは、そのベースに印
加される分割電圧に応じて動作し、これにより電源VC
Cからの電荷が、抵抗160C及びエミッタ・コレクタ
を介してコンデンサ160Eに充電される。コンデンサ
160Eとトランジスタ160Dのコレクタとの間には
NPNトランジスタ160Fのベースが接続されてい
る。
(a)又は(b)に示すような構成を有している。図2
(a)の場合には、電源VCCに、分割抵抗160A、
160Bが接続され、この分割抵抗160Aと160B
の間には、PNPトランジスタ160Dのベースが接続
され、トランジスタ160Dのエミッタは抵抗160C
を介して電源VCCに接続され、トランジスタ160D
のコレクタには、コンデンサ160Eが接続されてい
る。そして、トランジスタ160Dは、そのベースに印
加される分割電圧に応じて動作し、これにより電源VC
Cからの電荷が、抵抗160C及びエミッタ・コレクタ
を介してコンデンサ160Eに充電される。コンデンサ
160Eとトランジスタ160Dのコレクタとの間には
NPNトランジスタ160Fのベースが接続されてい
る。
【0060】また、インバータ160J及び抵抗160
Hを介して水平駆動パルスHDがNPNトランジスタ1
60Iのベースに印加されており、このトランジスタ1
60Iのコレクタが、コンデンサ160Eとトランジス
タ160Fのベースとの間に接続されている。トランジ
スタ160Iは水平駆動パルスHDに応じて動作し、こ
のため水平動作パルスHDの周期である一水平駆動期間
毎に、コンデンサ160Eが放電し、コンデンサ160
Eの両端電圧が周期的に制御される。
Hを介して水平駆動パルスHDがNPNトランジスタ1
60Iのベースに印加されており、このトランジスタ1
60Iのコレクタが、コンデンサ160Eとトランジス
タ160Fのベースとの間に接続されている。トランジ
スタ160Iは水平駆動パルスHDに応じて動作し、こ
のため水平動作パルスHDの周期である一水平駆動期間
毎に、コンデンサ160Eが放電し、コンデンサ160
Eの両端電圧が周期的に制御される。
【0061】トランジスタFは、コンデンサ160Eの
充電電圧に応じてが動作し、これにより、トランジスタ
160Fのエミッタと抵抗160Gとの間に接続された
OUT端子から、後述する非反転の水平補正信号(4−
c)が出力される。
充電電圧に応じてが動作し、これにより、トランジスタ
160Fのエミッタと抵抗160Gとの間に接続された
OUT端子から、後述する非反転の水平補正信号(4−
c)が出力される。
【0062】一方、図2(b)の構成は、図2(a)の
構成と基本的に同一であるが、水平補正信号の極性を反
転して出力するための反転アンプ161がOUT端子の
前段に設けられている点で異なっている。このため、図
2(b)の構成では、OUT端子から反転された水平補
正信号(4−d)が出力される。
構成と基本的に同一であるが、水平補正信号の極性を反
転して出力するための反転アンプ161がOUT端子の
前段に設けられている点で異なっている。このため、図
2(b)の構成では、OUT端子から反転された水平補
正信号(4−d)が出力される。
【0063】以上のように、図2(a)、(b)のいず
れの水平補正信号発生回路160においても、水平駆動
期間毎に周期的にその電圧レベルの変化する水平補正信
号が出力される。
れの水平補正信号発生回路160においても、水平駆動
期間毎に周期的にその電圧レベルの変化する水平補正信
号が出力される。
【0064】XCLK位相変調回路170は、図3に示
すような構成を有している。
すような構成を有している。
【0065】図3において、XCLK位相変調回路17
0は、積分器を構成する抵抗170A及びコンデンサ1
70Bと、コンパレータ170D及び抵抗170Cを備
えている。コンパレータ170Dの非反転(+)入力端
子には、XCLK発生回路10から供給されるクロック
XCLKを積分して得られたノコギリ波が供給され、反
転(−)入力端子には水平補正信号発生回路160から
の水平補正信号(4−c)又は(4−d)が抵抗170
Cを介して供給されている。
0は、積分器を構成する抵抗170A及びコンデンサ1
70Bと、コンパレータ170D及び抵抗170Cを備
えている。コンパレータ170Dの非反転(+)入力端
子には、XCLK発生回路10から供給されるクロック
XCLKを積分して得られたノコギリ波が供給され、反
転(−)入力端子には水平補正信号発生回路160から
の水平補正信号(4−c)又は(4−d)が抵抗170
Cを介して供給されている。
【0066】コンパレータ170Dは、2つの入力端子
に供給される信号を比較することにより、水平補正信号
(4−c)又は(4−d)のレベルに応じてクロックX
CLKを位相変調した位相変調転送クロックXCLK−
1を出力する。コンパレータ170Dで得られた位相変
調転送クロックXCLK−1は、水平シフトレジスタ3
0の各段DFF301〜30nのCK端子に転送クロッ
クとして供給される。
に供給される信号を比較することにより、水平補正信号
(4−c)又は(4−d)のレベルに応じてクロックX
CLKを位相変調した位相変調転送クロックXCLK−
1を出力する。コンパレータ170Dで得られた位相変
調転送クロックXCLK−1は、水平シフトレジスタ3
0の各段DFF301〜30nのCK端子に転送クロッ
クとして供給される。
【0067】6ビットのディジタル画像信号Rが供給さ
れる反転駆動回路40は、図20に示すように、反転回
路40A、レベルシフト回路40B及び40C、スイッ
チ40Dを備え、表示画像信号に基づいて、出力の極性
が、1水平駆動及び1垂直駆動ごとに、液晶に応じたレ
ベルで上下(又は正負)に反転する信号を作成して、こ
れを表示画像信号として出力する。また、2分周回路5
0は水平駆動パルスHDを2分周し、2分周回路60は
垂直駆動パルス(以下、VD)を二分周し、更に2分周
回路80は、CLKを2分周する。エクスクルーシブO
R回路70には、2分周回路50の出力と、2分周回路
60の出力とが供給され、排他的論理和をとって出力す
る。エクスクルーシブOR回路90は、エクスクルーシ
ブOR回路70の出力と、CLKの排他的論理和をと
り、反転駆動回路40の反転タイミングとなるスイッチ
信号を発生する。
れる反転駆動回路40は、図20に示すように、反転回
路40A、レベルシフト回路40B及び40C、スイッ
チ40Dを備え、表示画像信号に基づいて、出力の極性
が、1水平駆動及び1垂直駆動ごとに、液晶に応じたレ
ベルで上下(又は正負)に反転する信号を作成して、こ
れを表示画像信号として出力する。また、2分周回路5
0は水平駆動パルスHDを2分周し、2分周回路60は
垂直駆動パルス(以下、VD)を二分周し、更に2分周
回路80は、CLKを2分周する。エクスクルーシブO
R回路70には、2分周回路50の出力と、2分周回路
60の出力とが供給され、排他的論理和をとって出力す
る。エクスクルーシブOR回路90は、エクスクルーシ
ブOR回路70の出力と、CLKの排他的論理和をと
り、反転駆動回路40の反転タイミングとなるスイッチ
信号を発生する。
【0068】サンプリングパルス発生回路100は、図
21に示すようDFF100A及び100B、アンド回
路100C、オア回路100と、DFF100E〜10
0Hを備えている。DFF100A、B、E〜HのCK
端子にはそれぞれCLKが供給され、クリア端子CLK
には水平駆動パルスHDが供給されており、DFF10
0E〜100Hの各Q出力端子より、サンプルホールド
回路110A〜110Dが反転駆動回路40から供給さ
れる表示画像信号をサンプルホールドするためのサンプ
ルタイミングパルスSPL−1〜SPL−4を出力す
る。
21に示すようDFF100A及び100B、アンド回
路100C、オア回路100と、DFF100E〜10
0Hを備えている。DFF100A、B、E〜HのCK
端子にはそれぞれCLKが供給され、クリア端子CLK
には水平駆動パルスHDが供給されており、DFF10
0E〜100Hの各Q出力端子より、サンプルホールド
回路110A〜110Dが反転駆動回路40から供給さ
れる表示画像信号をサンプルホールドするためのサンプ
ルタイミングパルスSPL−1〜SPL−4を出力す
る。
【0069】また、上記サンプルホールド回路110A
〜110Dは、それぞれ、図22に示すように6つのD
FF1100、1101〜1105を備え、各CK端子
に、サンプリングパルスSPL−1〜4のいずれかが供
給され、入力される反転駆動回路40からの6ビットデ
ジタル表示画像信号をサンプルホールドして、これを対
応するラッチ回路120A〜120Dに出力する。
〜110Dは、それぞれ、図22に示すように6つのD
FF1100、1101〜1105を備え、各CK端子
に、サンプリングパルスSPL−1〜4のいずれかが供
給され、入力される反転駆動回路40からの6ビットデ
ジタル表示画像信号をサンプルホールドして、これを対
応するラッチ回路120A〜120Dに出力する。
【0070】ラッチ回路120A〜120Dは、図23
に示すように6つのDFF1200、1201〜120
5を備え、各CK端子にはサンプリングパルスの1つ
(ここでは、SPL−1)が供給されている。そして、
サンプルホールド回路110A〜110D回路でそれぞ
れサンプルホールドされた信号をこのサンプリングパル
スSPL−1に応じて同一タイミングの信号に揃え、対
応するD/Aコンバータ130A〜130Dにそれぞれ
出力する。そして、D/Aコンバータ130A〜130
Dが、対応するラッチ回路120A〜120Dから供給
されるデジタルのラッチデータをアナログ信号に変換し
てこれを対応する4本の共通データラインにそれぞれ出
力する。
に示すように6つのDFF1200、1201〜120
5を備え、各CK端子にはサンプリングパルスの1つ
(ここでは、SPL−1)が供給されている。そして、
サンプルホールド回路110A〜110D回路でそれぞ
れサンプルホールドされた信号をこのサンプリングパル
スSPL−1に応じて同一タイミングの信号に揃え、対
応するD/Aコンバータ130A〜130Dにそれぞれ
出力する。そして、D/Aコンバータ130A〜130
Dが、対応するラッチ回路120A〜120Dから供給
されるデジタルのラッチデータをアナログ信号に変換し
てこれを対応する4本の共通データラインにそれぞれ出
力する。
【0071】各共通データラインには、上述のFETス
イッチ01A〜0nA、01B〜0nB、01C〜0n
C、01D〜0nDのソース・ドレインを介してサンプ
ル用コンデンサとデータラインとが接続されている。各
データラインには、垂直方向に並ぶ複数の画素TFTの
ソース(又はドレイン)が接続されている。よって、水
平シフトレジスタ30の出力によってFETスイッチが
動作すると、これにより対応するデータラインに、上記
D/Aコンバータ130A〜130Dからのアナログ表
示画像データが供給され、サンプル用コンデンサ01E
〜0nHに保持されることとなる。
イッチ01A〜0nA、01B〜0nB、01C〜0n
C、01D〜0nDのソース・ドレインを介してサンプ
ル用コンデンサとデータラインとが接続されている。各
データラインには、垂直方向に並ぶ複数の画素TFTの
ソース(又はドレイン)が接続されている。よって、水
平シフトレジスタ30の出力によってFETスイッチが
動作すると、これにより対応するデータラインに、上記
D/Aコンバータ130A〜130Dからのアナログ表
示画像データが供給され、サンプル用コンデンサ01E
〜0nHに保持されることとなる。
【0072】液晶表示パネルの垂直駆動の開始タイミン
グを示す垂直スタートパルスYSTPを発生するための
YSTP発生回路140は、図24に示すように、DF
F140A、140B、アンド回路140Cを備える。
そして、表示画像の垂直周期を示す垂直駆動パルスVD
がDFF140A及び140BのCLR端子に供給さ
れ、水平駆動パルスHDが各CK端子に供給されてい
る。YSTP発生回路140は、これら垂直駆動パルス
VD及び水平駆動パルスHDに基づいて、垂直スタート
パルスYSTPを発生する。
グを示す垂直スタートパルスYSTPを発生するための
YSTP発生回路140は、図24に示すように、DF
F140A、140B、アンド回路140Cを備える。
そして、表示画像の垂直周期を示す垂直駆動パルスVD
がDFF140A及び140BのCLR端子に供給さ
れ、水平駆動パルスHDが各CK端子に供給されてい
る。YSTP発生回路140は、これら垂直駆動パルス
VD及び水平駆動パルスHDに基づいて、垂直スタート
パルスYSTPを発生する。
【0073】また、垂直シフトレジスタ150は、m個
のDFF(mは整数)で構成されており、各DFFのC
K端子に供給される水平駆動パルスHDに従って上記Y
STP発生回路140から出力される垂直スタートパル
スYSTPを順次シフトして、各Q出力端子から順次出
力する。
のDFF(mは整数)で構成されており、各DFFのC
K端子に供給される水平駆動パルスHDに従って上記Y
STP発生回路140から出力される垂直スタートパル
スYSTPを順次シフトして、各Q出力端子から順次出
力する。
【0074】DFFの各Q出力端子には、対応するアン
ド回路1511〜151mの一方の入力に供給されてお
り、各アンド回路1511〜151mは、その他方の入
力に供給される水平駆動パルスHDと垂直シフトレジス
タ150からの出力との論理積をとる。同一水平方向に
配置された各ゲートラインには、画素TFT(例えば、
11A、11B、11C、11D〜1nA、1nB、1
nC、1nD)のゲートがそれぞれ接続されており、こ
の走査ライン(以下、ゲートラインと言う)にアンド回
路1511〜151mからの出力が各画素TFTに表示
画像信号を書き込むための走査信号としてそれぞれ供給
される。
ド回路1511〜151mの一方の入力に供給されてお
り、各アンド回路1511〜151mは、その他方の入
力に供給される水平駆動パルスHDと垂直シフトレジス
タ150からの出力との論理積をとる。同一水平方向に
配置された各ゲートラインには、画素TFT(例えば、
11A、11B、11C、11D〜1nA、1nB、1
nC、1nD)のゲートがそれぞれ接続されており、こ
の走査ライン(以下、ゲートラインと言う)にアンド回
路1511〜151mからの出力が各画素TFTに表示
画像信号を書き込むための走査信号としてそれぞれ供給
される。
【0075】次に、本実施の形態1の特徴的な動作につ
いて更に図1〜図6を用いて説明する。
いて更に図1〜図6を用いて説明する。
【0076】図2(a)及び(b)に示す水平補正信号
発生回路160の抵抗160A〜160C、トランジス
タ160D、コンデンサ160Eは、トランジスタ16
0Dのコレクタ電流が一定値となるように動作する定電
流回路を構成する。即ち、電源電圧VCCを抵抗160
A、160Bで分割した電圧にトランジスタ160Dの
ベース・エミッタ間の電圧を加算した電圧、すなわちト
ランジスタ160Dのエミッタ電圧は定電圧となる。よ
って、抵抗160Cにかかる電圧が定電圧となる。この
ため、抵抗160Cを流れる電流、即ちトランジスタ1
60Dのエミッタ電流が定電流となり、またコレクタ電
流も定電流となる。このトランジスタ160Dのコレク
タ電流はコンデンサ160Eを充電する。従って、トラ
ンジスタ160Dのコレクタ側に接続されたコンデンサ
160Eには定電流充電がされることとなり、コンデン
サ160Eにかかる電圧は直線状に上昇する。
発生回路160の抵抗160A〜160C、トランジス
タ160D、コンデンサ160Eは、トランジスタ16
0Dのコレクタ電流が一定値となるように動作する定電
流回路を構成する。即ち、電源電圧VCCを抵抗160
A、160Bで分割した電圧にトランジスタ160Dの
ベース・エミッタ間の電圧を加算した電圧、すなわちト
ランジスタ160Dのエミッタ電圧は定電圧となる。よ
って、抵抗160Cにかかる電圧が定電圧となる。この
ため、抵抗160Cを流れる電流、即ちトランジスタ1
60Dのエミッタ電流が定電流となり、またコレクタ電
流も定電流となる。このトランジスタ160Dのコレク
タ電流はコンデンサ160Eを充電する。従って、トラ
ンジスタ160Dのコレクタ側に接続されたコンデンサ
160Eには定電流充電がされることとなり、コンデン
サ160Eにかかる電圧は直線状に上昇する。
【0077】インバータ160Jには、図4の(4−
a)に示すような一水平駆動周期毎の水平駆動パルスH
Dが印加される。インバータ160Jで極性が反転して
得られた反転信号(4−b)は、コンデンサ160Eと
並列に接続されたトランジスタ160Iのベースに印加
される。このため、トランジスタ160Iは、水平駆動
パルスHDの「L」レベルの期間オン状態となる。トラ
ンジスタ160Iがオンするとコンデンサ160Eに充
電された電荷が急速に放電される。
a)に示すような一水平駆動周期毎の水平駆動パルスH
Dが印加される。インバータ160Jで極性が反転して
得られた反転信号(4−b)は、コンデンサ160Eと
並列に接続されたトランジスタ160Iのベースに印加
される。このため、トランジスタ160Iは、水平駆動
パルスHDの「L」レベルの期間オン状態となる。トラ
ンジスタ160Iがオンするとコンデンサ160Eに充
電された電荷が急速に放電される。
【0078】また、トランジスタ160Iがオフする
と、コンデンサ160Eは、定電流によって充電される
ため、コンデンサ160Eの電圧は、トランジスタ16
0Iのオン期間の終了時点から直線的に上昇する。よっ
て、コンデンサ160Eにかかる電圧は、水平駆動パル
スHDの周期に等しい一水平駆動期間周期で変化するノ
コギリ波となる。このようにして得られたノコギリ波
は、トランジスタ160F、抵抗160Gによるエミッ
タフォロアを介してOUT端子から図4(4−c)に示
すような水平補正信号として出力され、XCLK位相変
調回路170に供給される。また、図2(b)に示すよ
うにOUT端子の前段に反転アンプ161が設けられて
いる場合には、図4の波形(4−c)がこの反転アンプ
161によって反転し、図4の(4−d)のような水平
補正信号が出力されることとなる。
と、コンデンサ160Eは、定電流によって充電される
ため、コンデンサ160Eの電圧は、トランジスタ16
0Iのオン期間の終了時点から直線的に上昇する。よっ
て、コンデンサ160Eにかかる電圧は、水平駆動パル
スHDの周期に等しい一水平駆動期間周期で変化するノ
コギリ波となる。このようにして得られたノコギリ波
は、トランジスタ160F、抵抗160Gによるエミッ
タフォロアを介してOUT端子から図4(4−c)に示
すような水平補正信号として出力され、XCLK位相変
調回路170に供給される。また、図2(b)に示すよ
うにOUT端子の前段に反転アンプ161が設けられて
いる場合には、図4の波形(4−c)がこの反転アンプ
161によって反転し、図4の(4−d)のような水平
補正信号が出力されることとなる。
【0079】次に、図2(a)に示すように、水平補正
信号発生回路160から図4(4−c)の水平補正信号
がXCLK位相変調回路170の抵抗170Cに供給さ
れる場合の本実施の形態1の回路動作について、図5に
従って説明する。
信号発生回路160から図4(4−c)の水平補正信号
がXCLK位相変調回路170の抵抗170Cに供給さ
れる場合の本実施の形態1の回路動作について、図5に
従って説明する。
【0080】XCLK発生回路10からのクロックXC
LK(図5(5−a))がXCLK位相変調回路170
の抵抗170Aに供給されると、このクロックXCLK
(5−a)は、抵抗170A及びコンデンサBによって
積分され、図5(5−b)のようなクロックXCLKと
同一周期の積分波形となる。この積分波形は、コンパレ
ータ170Dの非反転(+)入力端子に供給され、コン
パレータ170Dの反転(−)入力端子に供給される水
平補正信号発生回路160からの水平補正信号であるノ
コギリ波(4−c)と比較される。
LK(図5(5−a))がXCLK位相変調回路170
の抵抗170Aに供給されると、このクロックXCLK
(5−a)は、抵抗170A及びコンデンサBによって
積分され、図5(5−b)のようなクロックXCLKと
同一周期の積分波形となる。この積分波形は、コンパレ
ータ170Dの非反転(+)入力端子に供給され、コン
パレータ170Dの反転(−)入力端子に供給される水
平補正信号発生回路160からの水平補正信号であるノ
コギリ波(4−c)と比較される。
【0081】比較の結果、コンパレータ170Dは、積
分波形の電圧レベルがノコギリ波の電圧レベルよりも高
い期間「H」となる図5(5−c)に示すような波形を
位相変調転送クロックXCLK−1として出力する。図
5から明らかなように、この転送クロックXCLK−1
(5−c)は、入力されるクロックXCLKに対し、水
平補正信号の電圧レベルに応じてその立ち上がり、立ち
下がり位相が変化しており、位相変調された信号となっ
ている。
分波形の電圧レベルがノコギリ波の電圧レベルよりも高
い期間「H」となる図5(5−c)に示すような波形を
位相変調転送クロックXCLK−1として出力する。図
5から明らかなように、この転送クロックXCLK−1
(5−c)は、入力されるクロックXCLKに対し、水
平補正信号の電圧レベルに応じてその立ち上がり、立ち
下がり位相が変化しており、位相変調された信号となっ
ている。
【0082】XCLK位相変調回路170からの位相変
調転送クロックXCLK−1は、転送クロックとして水
平シフトレジスタ30に供給される。水平シフトレジス
タ30の各段のDFF301〜30nは、このクロック
XCLK−1の立ち上がりにより、XSTP発生回路2
0から供給される水平スタートパルスXSTPを順次シ
フトし、また、各段DFF301〜30nは、図5の
(5−d)、(5−e)、(5−f)、(5−g)、
(5−h)に示すようなタイミングで順次スタートパル
スXSTPを出力する。
調転送クロックXCLK−1は、転送クロックとして水
平シフトレジスタ30に供給される。水平シフトレジス
タ30の各段のDFF301〜30nは、このクロック
XCLK−1の立ち上がりにより、XSTP発生回路2
0から供給される水平スタートパルスXSTPを順次シ
フトし、また、各段DFF301〜30nは、図5の
(5−d)、(5−e)、(5−f)、(5−g)、
(5−h)に示すようなタイミングで順次スタートパル
スXSTPを出力する。
【0083】水平シフトレジスタ30の各段DFF30
1〜30nの出力は、対応するアンド回路311、31
2、…、31nで、クロックXCLKとの論理積がとら
れ、各アンド回路311〜31nから図5の(5−
i)、(5−j)、(5−k)、(5−l)、(5−
m)に示すようなパルスが順次出力される。なお、図5
には、全てのDFF301〜30n及びアンド回路31
1〜31nからの出力波形は示していないが、各回路か
らは、一水平駆動期間に一回、図5に示すようなパルス
を発生する。
1〜30nの出力は、対応するアンド回路311、31
2、…、31nで、クロックXCLKとの論理積がとら
れ、各アンド回路311〜31nから図5の(5−
i)、(5−j)、(5−k)、(5−l)、(5−
m)に示すようなパルスが順次出力される。なお、図5
には、全てのDFF301〜30n及びアンド回路31
1〜31nからの出力波形は示していないが、各回路か
らは、一水平駆動期間に一回、図5に示すようなパルス
を発生する。
【0084】上記アンド回路311〜31nから出力さ
れる(5−j)〜(5−m)のごときパルスは、水平補
正信号発生回路160から出力されるノコギリ波形の水
平補正信号のレベルが上昇するにつれ、これに応じて
「H」の期間が短くなっている。アンド回路311〜3
1nからの出力パルスが「H」の期間には、対応するF
ETスイッチ01A〜01D、…、0nA〜0nDのゲ
ートに「H」が供給される。よって、アンド回路311
〜31nの出力パルスが「H」の期間に、FETスイッ
チはオンする。
れる(5−j)〜(5−m)のごときパルスは、水平補
正信号発生回路160から出力されるノコギリ波形の水
平補正信号のレベルが上昇するにつれ、これに応じて
「H」の期間が短くなっている。アンド回路311〜3
1nからの出力パルスが「H」の期間には、対応するF
ETスイッチ01A〜01D、…、0nA〜0nDのゲ
ートに「H」が供給される。よって、アンド回路311
〜31nの出力パルスが「H」の期間に、FETスイッ
チはオンする。
【0085】図5の(5−n)に示すようなD/Aコン
バータ130A〜130Dからの出力データは、本実施
の形態1の場合、4相、つまり水平方向の4画素分のデ
ータであり、これらは4本の共通データラインのうちの
対応する1本にそれぞれ同一のタイミングで出力され
る。上記アンド回路311〜31nからの出力パルスに
よって、FETスイッチがオンすると、対応するサンプ
ル用コンデンサ01E〜01H、…、0nE〜0nH
は、図5の(5−n)に斜線で示す期間に、D/Aコン
バータ130A〜130Dの出力でそれぞれ充電される
こととなる。
バータ130A〜130Dからの出力データは、本実施
の形態1の場合、4相、つまり水平方向の4画素分のデ
ータであり、これらは4本の共通データラインのうちの
対応する1本にそれぞれ同一のタイミングで出力され
る。上記アンド回路311〜31nからの出力パルスに
よって、FETスイッチがオンすると、対応するサンプ
ル用コンデンサ01E〜01H、…、0nE〜0nH
は、図5の(5−n)に斜線で示す期間に、D/Aコン
バータ130A〜130Dの出力でそれぞれ充電される
こととなる。
【0086】XCLK位相変調回路170から出力され
る位相変調転送クロックXCLK−1の「H」レベル期
間は、図5(5−c)に示すように、一水平駆動期間に
おいてだんだん短くなる。対応してアンド回路311〜
31nの「H」の出力期間も、図1中右に進むほど短く
なり、これによりサンプル用コンデンサ01E〜01
H、・・・、0nE〜0nHへのアナログ表示画像データ
の書き込み期間も順次短くなる。このため、サンプル用
コンデンサ01E〜01H、…、0nE〜0nHに印加
される電圧は、書き込み時間が短くなるにつれ、つまり
図1においてはD/Aコンバータ130A〜130Dか
ら水平方向に離れるにつれて、低くなる。
る位相変調転送クロックXCLK−1の「H」レベル期
間は、図5(5−c)に示すように、一水平駆動期間に
おいてだんだん短くなる。対応してアンド回路311〜
31nの「H」の出力期間も、図1中右に進むほど短く
なり、これによりサンプル用コンデンサ01E〜01
H、・・・、0nE〜0nHへのアナログ表示画像データ
の書き込み期間も順次短くなる。このため、サンプル用
コンデンサ01E〜01H、…、0nE〜0nHに印加
される電圧は、書き込み時間が短くなるにつれ、つまり
図1においてはD/Aコンバータ130A〜130Dか
ら水平方向に離れるにつれて、低くなる。
【0087】従って、入力される画像信号では、その輝
度が画面上で一様である場合にも、水平補正信号発生回
路160で発生した水平補正信号(ノコギリ波)のレベ
ルに対応して、液晶表示容量11E、11F、11G、
11H〜1nE、1nF、1nG、1nHに書き込まれ
る電圧も水平方向で変化することとなる。
度が画面上で一様である場合にも、水平補正信号発生回
路160で発生した水平補正信号(ノコギリ波)のレベ
ルに対応して、液晶表示容量11E、11F、11G、
11H〜1nE、1nF、1nG、1nHに書き込まれ
る電圧も水平方向で変化することとなる。
【0088】ところで、図24に示すような構成のYS
TP発生回路140は、入力される垂直駆動パルスVD
に基づき、XSTP発生回路20と同様の動作で、垂直
スタートパルスYSTPを発生する。この垂直スタート
パルスYSTPは垂直シフトレジスタ150に入力され
る。垂直シフトレジスタ150は、本実施の形態1にお
いては、水平駆動パルスHDをその転送クロックとして
おり、1水平駆動期間ごとに垂直スタートパルスYST
Pがシフトして各段DFF1501〜150mがこれを
出力する。アンド回路1511〜151mは、この各段
DFF1501〜150mから順次出力される垂直スタ
ートパルスYSTPと水平駆動パルスHDとの論理積を
とり、その論理積結果を対応するゲートラインに順次走
査信号として出力する。
TP発生回路140は、入力される垂直駆動パルスVD
に基づき、XSTP発生回路20と同様の動作で、垂直
スタートパルスYSTPを発生する。この垂直スタート
パルスYSTPは垂直シフトレジスタ150に入力され
る。垂直シフトレジスタ150は、本実施の形態1にお
いては、水平駆動パルスHDをその転送クロックとして
おり、1水平駆動期間ごとに垂直スタートパルスYST
Pがシフトして各段DFF1501〜150mがこれを
出力する。アンド回路1511〜151mは、この各段
DFF1501〜150mから順次出力される垂直スタ
ートパルスYSTPと水平駆動パルスHDとの論理積を
とり、その論理積結果を対応するゲートラインに順次走
査信号として出力する。
【0089】水平方向に並ぶ画素TFTは、水平方向に
延びたゲートラインにそのゲートが接続され、各画素T
FTは、対応するゲートラインが選択され、ゲートに
「H」が供給される期間オンする。そして、オンした画
素TFTは、データラインを介して、サンプル用コンデ
ンサ01E〜0nHに保持されている表示画像信号を取
り込む。なお、この表示画像信号は、その電圧レベル
が、水平補正信号のレベルによって制御されており、サ
ンプル用コンデンサ01E〜0nHに一水平駆動期間中
保持される。
延びたゲートラインにそのゲートが接続され、各画素T
FTは、対応するゲートラインが選択され、ゲートに
「H」が供給される期間オンする。そして、オンした画
素TFTは、データラインを介して、サンプル用コンデ
ンサ01E〜0nHに保持されている表示画像信号を取
り込む。なお、この表示画像信号は、その電圧レベル
が、水平補正信号のレベルによって制御されており、サ
ンプル用コンデンサ01E〜0nHに一水平駆動期間中
保持される。
【0090】サンプル用コンデンサ01E、01F、0
1G、01H〜0nE〜0nHの保持電圧が、画素TF
T11A〜11D、・・・、1nA〜1nDを介して各液
晶表示容量11E、11F、11G、11H、・・・、1
nE、1nF、1nG、1nHに書き込まれ、書き込ま
れた電圧に応じて液晶の光透過量が変わり画像が表示さ
れる。
1G、01H〜0nE〜0nHの保持電圧が、画素TF
T11A〜11D、・・・、1nA〜1nDを介して各液
晶表示容量11E、11F、11G、11H、・・・、1
nE、1nF、1nG、1nHに書き込まれ、書き込ま
れた電圧に応じて液晶の光透過量が変わり画像が表示さ
れる。
【0091】以上のように、図2(a)の水平補正信号
発生回路160と、この水平信号発生回路160からの
水平補正信号(4−c)を入力とするXCLK位相変調
回路170とによって、液晶パネルの水平方向でその表
示輝度を調整することができる。このような構成は、例
えば、図1において、装置の光源の出射光量が表示パネ
ルの右側で多く、左側で少なくなっているような場合に
適用可能である。
発生回路160と、この水平信号発生回路160からの
水平補正信号(4−c)を入力とするXCLK位相変調
回路170とによって、液晶パネルの水平方向でその表
示輝度を調整することができる。このような構成は、例
えば、図1において、装置の光源の出射光量が表示パネ
ルの右側で多く、左側で少なくなっているような場合に
適用可能である。
【0092】液晶表示装置では、その装置の厚さをでき
るだけ薄くするために、従来からパネルの側方に光源を
配置するサイドライト型の構成が多く用いられている。
このような配置では、光源の設置されているパネル側方
領域では表示輝度が高くなり、その設置領域から遠ざか
るにつれて表示輝度が低くなることがある。
るだけ薄くするために、従来からパネルの側方に光源を
配置するサイドライト型の構成が多く用いられている。
このような配置では、光源の設置されているパネル側方
領域では表示輝度が高くなり、その設置領域から遠ざか
るにつれて表示輝度が低くなることがある。
【0093】従って、例えば、光源が、図1の右側に設
置されている場合などにおいて、上述のような構成によ
って簡単にかつ確実に水平方向で各画素の透過光量を左
側より右側で少なくでき、光源の光量のバラツキをキャ
ンセルして、液晶表示画面上において均一な輝度で表示
を行うことが可能となる。
置されている場合などにおいて、上述のような構成によ
って簡単にかつ確実に水平方向で各画素の透過光量を左
側より右側で少なくでき、光源の光量のバラツキをキャ
ンセルして、液晶表示画面上において均一な輝度で表示
を行うことが可能となる。
【0094】次に、図2(b)に示すように、水平補正
信号発生回路160から極性の反転したノコギリ波を水
平補正信号(4−d)として出力し、これをXCLK位
相変調回路170の抵抗170Cに供給する場合の動作
について図6に従って説明する。
信号発生回路160から極性の反転したノコギリ波を水
平補正信号(4−d)として出力し、これをXCLK位
相変調回路170の抵抗170Cに供給する場合の動作
について図6に従って説明する。
【0095】水平補正信号発生回路160からのノコギ
リ波(4−c)を反転アンプ161によって反転するこ
とによりXCLK位相変調回路170のコンパレータ1
70Dの反転(−)入力端子には、抵抗170Cを介
し、図4の(4−d)に示すように、水平駆動パルスH
Dの立ち上がりから直線的に電圧レベルの低下するノコ
ギリ波形が供給されることとなる。一方、コンパレータ
170Dの非反転(+)入力端子には、XCLK発生回
路10からのクロックXCLK(6−a)の積分波形が
供給される(6−b)。
リ波(4−c)を反転アンプ161によって反転するこ
とによりXCLK位相変調回路170のコンパレータ1
70Dの反転(−)入力端子には、抵抗170Cを介
し、図4の(4−d)に示すように、水平駆動パルスH
Dの立ち上がりから直線的に電圧レベルの低下するノコ
ギリ波形が供給されることとなる。一方、コンパレータ
170Dの非反転(+)入力端子には、XCLK発生回
路10からのクロックXCLK(6−a)の積分波形が
供給される(6−b)。
【0096】コンパレータ170Dは、波形(6−b)
のように、XCLKの積分波形と、ノコギリ波の水平補
正信号(4−d)とを比較する。比較の結果、コンパレ
ータ170Dは、積分波形の電圧レベルが水平補正信号
(4−d)の電圧レベルよりも高い期間「H」となる
(6−c)に示す位相の位相変調転送クロックXCLK
−1を出力する。この転送クロックXCLK−1(6−
c)は、入力されるクロックXCLKに対し、水平補正
信号の電圧レベルの低下に応じてその立ち上がり、立ち
下がり位相が変化しており、図5の(5−c)とは反対
に、一水平駆動期間内で「H」レベル期間がだんだんと
長くなるパルス信号となっている。
のように、XCLKの積分波形と、ノコギリ波の水平補
正信号(4−d)とを比較する。比較の結果、コンパレ
ータ170Dは、積分波形の電圧レベルが水平補正信号
(4−d)の電圧レベルよりも高い期間「H」となる
(6−c)に示す位相の位相変調転送クロックXCLK
−1を出力する。この転送クロックXCLK−1(6−
c)は、入力されるクロックXCLKに対し、水平補正
信号の電圧レベルの低下に応じてその立ち上がり、立ち
下がり位相が変化しており、図5の(5−c)とは反対
に、一水平駆動期間内で「H」レベル期間がだんだんと
長くなるパルス信号となっている。
【0097】水平シフトレジスタ30の各段のDFF3
01〜30nは、上記転送クロックXCLK−1(6−
c)の立ち上がりにより、XSTP発生回路20から供
給される水平スタートパルスXSTPを順次シフトし、
また、(6−d)、(6−e)、(6−f)、(6−
g)、(6−h)に示すようなタイミングで順次スター
トパルスXSTPを出力する。アンド回路311〜31
nは、上記スタートパルスXSTPと、クロックXCL
Kとの論理積をとる。これにより、アンド回路311〜
31nは、(6−i)、(6−j)、(6−k)、(6
−l)、(6−m)に示すようなパルスを順次出力す
る。
01〜30nは、上記転送クロックXCLK−1(6−
c)の立ち上がりにより、XSTP発生回路20から供
給される水平スタートパルスXSTPを順次シフトし、
また、(6−d)、(6−e)、(6−f)、(6−
g)、(6−h)に示すようなタイミングで順次スター
トパルスXSTPを出力する。アンド回路311〜31
nは、上記スタートパルスXSTPと、クロックXCL
Kとの論理積をとる。これにより、アンド回路311〜
31nは、(6−i)、(6−j)、(6−k)、(6
−l)、(6−m)に示すようなパルスを順次出力す
る。
【0098】図6から明らかなように、上記アンド回路
311〜31nから出力される(6−j)〜(6−m)
のような出力パルスは、水平補正信号発生回路160か
ら出力される反転水平補正信号(4−d)の電圧レベル
が降下するにつれ、「H」レベル期間が長くなってい
る。このため、選択するFETスイッチが図1の右側に
いくにつれ、アンド回路311〜31nからの出力パル
スのHレベル期間が長くなり、対応するサンプル用コン
デンサ01E〜01H、…、0nE〜0nHへの充電期
間が長くなる(図6の(6−n)の斜線期間)。サンプ
ル用コンデンサ01E〜01H、…、0nE〜0nHに
印加される電圧は、書き込み時間が長くなるにつれ高く
なるので、極性が反転された水平補正信号(4−d)に
基づいて転送クロックXCLK−1を作成することによ
り、D/Aコンバータ130A〜130Dから水平方向
に離れるにつれて書き込み電圧が高くなることとなる。
311〜31nから出力される(6−j)〜(6−m)
のような出力パルスは、水平補正信号発生回路160か
ら出力される反転水平補正信号(4−d)の電圧レベル
が降下するにつれ、「H」レベル期間が長くなってい
る。このため、選択するFETスイッチが図1の右側に
いくにつれ、アンド回路311〜31nからの出力パル
スのHレベル期間が長くなり、対応するサンプル用コン
デンサ01E〜01H、…、0nE〜0nHへの充電期
間が長くなる(図6の(6−n)の斜線期間)。サンプ
ル用コンデンサ01E〜01H、…、0nE〜0nHに
印加される電圧は、書き込み時間が長くなるにつれ高く
なるので、極性が反転された水平補正信号(4−d)に
基づいて転送クロックXCLK−1を作成することによ
り、D/Aコンバータ130A〜130Dから水平方向
に離れるにつれて書き込み電圧が高くなることとなる。
【0099】液晶表示装置のパネルの大型化によって、
配線抵抗、配線容量等の観点から配線長が無視できなく
なる傾向にある。図1に示す構成の場合では、D/Aコ
ンバータ130A〜130Dから遠ざかるにつれて、各
共通データラインの配線抵抗等が増加することとなる。
従来のように同一レベルの表示画像データを出力した場
合には、サンプリング用コンデンサ01A〜0nDに書
き込まれる電圧は、図中右側にいくにつれて低下し、表
示輝度にムラが発生してしまう。
配線抵抗、配線容量等の観点から配線長が無視できなく
なる傾向にある。図1に示す構成の場合では、D/Aコ
ンバータ130A〜130Dから遠ざかるにつれて、各
共通データラインの配線抵抗等が増加することとなる。
従来のように同一レベルの表示画像データを出力した場
合には、サンプリング用コンデンサ01A〜0nDに書
き込まれる電圧は、図中右側にいくにつれて低下し、表
示輝度にムラが発生してしまう。
【0100】本実施の形態1では、上述のように水平補
正信号(6−c)に基づいて水平シフトレジスタ30の
転送クロックの位相変調を行い、D/Aコンバータ13
0A〜130Dからの配線長の増大によるサンプリング
用コンデンサ01E〜0nHへの書き込み電圧の低下を
キャンセルすることができる。よって、水平方向で表示
輝度のムラが発生せず、画面上均一な輝度で表示するこ
とが可能となる。
正信号(6−c)に基づいて水平シフトレジスタ30の
転送クロックの位相変調を行い、D/Aコンバータ13
0A〜130Dからの配線長の増大によるサンプリング
用コンデンサ01E〜0nHへの書き込み電圧の低下を
キャンセルすることができる。よって、水平方向で表示
輝度のムラが発生せず、画面上均一な輝度で表示するこ
とが可能となる。
【0101】実施の形態2.上記実施の形態1では、補
正信号として水平駆動パルスに基づいて作成した水平補
正信号(ノコギリ波)を用いた例を示しているが、本実
施の形態2では、垂直駆動パルスに基づいて垂直補正信
号を作成し、垂直方向での表示輝度ムラの発生を防止し
ている。図7は、実施の形態2の構成を示している。な
お、以下の説明において既に説明した図面と同一の部分
には同一の符号を付して説明を省略する。
正信号として水平駆動パルスに基づいて作成した水平補
正信号(ノコギリ波)を用いた例を示しているが、本実
施の形態2では、垂直駆動パルスに基づいて垂直補正信
号を作成し、垂直方向での表示輝度ムラの発生を防止し
ている。図7は、実施の形態2の構成を示している。な
お、以下の説明において既に説明した図面と同一の部分
には同一の符号を付して説明を省略する。
【0102】本実施の形態2では、垂直シフトレジスタ
150の転送クロックを位相変調するための構成として
垂直補正信号発生回路180と、YCLK位相変調回路
190とが設けられている。
150の転送クロックを位相変調するための構成として
垂直補正信号発生回路180と、YCLK位相変調回路
190とが設けられている。
【0103】垂直補正信号発生回路180は、水平補正
信号発生回路160と同一の構成を備えており、図2
(a)又は(b)において、水平駆動パルスHDの代わ
りに垂直駆動パルスVDが入力されている。そして、図
4の(4−c)又は(4−d)のようなノコギリ波を発
生し、垂直周期毎の垂直補正信号としてこれを出力す
る。ただしコンデンサの容量若しくは定電流回路の電流
値は、所望の波形となるよう選ぶ必要がある。
信号発生回路160と同一の構成を備えており、図2
(a)又は(b)において、水平駆動パルスHDの代わ
りに垂直駆動パルスVDが入力されている。そして、図
4の(4−c)又は(4−d)のようなノコギリ波を発
生し、垂直周期毎の垂直補正信号としてこれを出力す
る。ただしコンデンサの容量若しくは定電流回路の電流
値は、所望の波形となるよう選ぶ必要がある。
【0104】YCLK位相変調回路190は、図3に示
すXCLK位相変調回路170と同一の構成を備え、ク
ロックXCLKの代わりにクロックYCLKが入力され
ている。また、水平補正信号の代わりに垂直補正信号発
生回路180からの垂直補正信号が供給されている。Y
CLK位相変調回路190では、図3のコンパレータ1
70Dの非反転(+)入力端子に、例えば図5及び図6
のクロックYCLKを積分した波形が供給され((5−
c)、(6−c))、他方の反転(−)入力端子に垂直
補正信号発生回路180からの垂直補正信号(図4の
(4−c)又は(4−d)に相当)が供給される。な
お、図5及び図6において、XCLKとYCLKとは同
一の波形として記載しているがその周波数自体は異なっ
ている。また、実施の形態1の水平方向の基準のクロッ
クXCLKと比較すると、垂直方向では基準となるクロ
ックYCLK(水平駆動パルスHD)の周波数が低いこ
とから、本実施の形態2のYCLK位相変調回路190
では、図3の抵抗170A、コンデンサ170Bの値を
XCLK位相変調回路170より大きく設定する。
すXCLK位相変調回路170と同一の構成を備え、ク
ロックXCLKの代わりにクロックYCLKが入力され
ている。また、水平補正信号の代わりに垂直補正信号発
生回路180からの垂直補正信号が供給されている。Y
CLK位相変調回路190では、図3のコンパレータ1
70Dの非反転(+)入力端子に、例えば図5及び図6
のクロックYCLKを積分した波形が供給され((5−
c)、(6−c))、他方の反転(−)入力端子に垂直
補正信号発生回路180からの垂直補正信号(図4の
(4−c)又は(4−d)に相当)が供給される。な
お、図5及び図6において、XCLKとYCLKとは同
一の波形として記載しているがその周波数自体は異なっ
ている。また、実施の形態1の水平方向の基準のクロッ
クXCLKと比較すると、垂直方向では基準となるクロ
ックYCLK(水平駆動パルスHD)の周波数が低いこ
とから、本実施の形態2のYCLK位相変調回路190
では、図3の抵抗170A、コンデンサ170Bの値を
XCLK位相変調回路170より大きく設定する。
【0105】YCLK位相変調回路190は、XCLK
位相変調回路170と同様に動作して、クロックYCL
Kに対し、立ち上がり、立ち下がり位相が垂直補正信号
のレベルに応じて変化する転送クロックYCLK−1
(図5(5−c)又は図6(6−c)に相当)を発生す
る。
位相変調回路170と同様に動作して、クロックYCL
Kに対し、立ち上がり、立ち下がり位相が垂直補正信号
のレベルに応じて変化する転送クロックYCLK−1
(図5(5−c)又は図6(6−c)に相当)を発生す
る。
【0106】転送クロックYCLK−1は、垂直シフト
レジスタ150に転送クロックとして供給されるため、
垂直シフトレジスタ150はこの垂直スタートパルスY
STPを転送クロックYCLK−1に基づいてシフトす
る。また、垂直シフトレジスタ150の各段DFF15
01〜150mから、水平シフトレジスタ30と同様に
順次垂直スタートパルスYSTPを出力する。DFF1
501〜150mからの出力波形は、図5の(5−d)
〜(5−h)又は図6の(6−d)〜(6−h)が相当
する。
レジスタ150に転送クロックとして供給されるため、
垂直シフトレジスタ150はこの垂直スタートパルスY
STPを転送クロックYCLK−1に基づいてシフトす
る。また、垂直シフトレジスタ150の各段DFF15
01〜150mから、水平シフトレジスタ30と同様に
順次垂直スタートパルスYSTPを出力する。DFF1
501〜150mからの出力波形は、図5の(5−d)
〜(5−h)又は図6の(6−d)〜(6−h)が相当
する。
【0107】アンド回路1511、1512、…、15
1mの一方の入力には、上記DFF1501〜150m
からの出力が供給され、もう一方の入力には、クロック
YCLKとして、水平駆動パルスHDが入力される。各
アンド回路1511〜151mは、上記各DFF150
1〜150mの出力と、クロックYCLKとの論理積を
とって、これを走査信号として対応するゲートラインに
出力する。走査信号の出力波形は、各ゲートライン毎に
図5の(5−i)〜(5−m)又は図6の(6−i)〜
(6−m)のようになる。
1mの一方の入力には、上記DFF1501〜150m
からの出力が供給され、もう一方の入力には、クロック
YCLKとして、水平駆動パルスHDが入力される。各
アンド回路1511〜151mは、上記各DFF150
1〜150mの出力と、クロックYCLKとの論理積を
とって、これを走査信号として対応するゲートラインに
出力する。走査信号の出力波形は、各ゲートライン毎に
図5の(5−i)〜(5−m)又は図6の(6−i)〜
(6−m)のようになる。
【0108】図2(a)のような構成の垂直補正信号発
生回路180を用い、出力される垂直補正信号(4−
c)をYCLK位相変調回路190のコンパレータ17
0Dの反転(−)入力端子に供給した場合には、図5の
ように動作する。つまり、一垂直期間の後ろ、即ち選択
されるゲートラインが図7の下方に進むにつれて、アン
ド回路1511〜151mから出力される走査信号の
「H」レベル期間が短くなる。このため、図7で下方に
位置するゲートラインほど走査期間が短くなり、これに
応じてゲートラインに各ゲートの接続された画素TFT
11A〜mnDのオン期間が短くなる。従って、画面上
の下方にいくにつれて各画素の液晶容量11E〜11
H、・・・、mnE〜mnHに書き込まれる電圧レベルが
低くなり、表示輝度が低くなる。この構成は、上述のよ
うに、光源を例えば画面の下方の側方に配置した場合
に、光源から供給される光量のばらつきをキャンセルす
ることが可能となる。
生回路180を用い、出力される垂直補正信号(4−
c)をYCLK位相変調回路190のコンパレータ17
0Dの反転(−)入力端子に供給した場合には、図5の
ように動作する。つまり、一垂直期間の後ろ、即ち選択
されるゲートラインが図7の下方に進むにつれて、アン
ド回路1511〜151mから出力される走査信号の
「H」レベル期間が短くなる。このため、図7で下方に
位置するゲートラインほど走査期間が短くなり、これに
応じてゲートラインに各ゲートの接続された画素TFT
11A〜mnDのオン期間が短くなる。従って、画面上
の下方にいくにつれて各画素の液晶容量11E〜11
H、・・・、mnE〜mnHに書き込まれる電圧レベルが
低くなり、表示輝度が低くなる。この構成は、上述のよ
うに、光源を例えば画面の下方の側方に配置した場合
に、光源から供給される光量のばらつきをキャンセルす
ることが可能となる。
【0109】また、図2(b)に示すような構成の垂直
補正信号発生回路180を用い、極性反転した垂直補正
信号(4−d)を作成し、これをYCLK位相変調回路
190のコンパレータ170Dの反転(−)入力端子に
供給した場合には、図6のように動作する。つまり、一
垂直期間の後ろ(選択されるゲートラインが図7の下
方)に進むにつれて、アンド回路1511〜151mか
ら出力される走査信号の「H」レベル期間が長くなる。
このように、選択するゲートラインが図7の下方に進む
につれて、その「H」レベルの走査期間を長くすれば、
ゲートラインに接続された各画素TFT11A〜mnD
のオン期間を長くすることができる。
補正信号発生回路180を用い、極性反転した垂直補正
信号(4−d)を作成し、これをYCLK位相変調回路
190のコンパレータ170Dの反転(−)入力端子に
供給した場合には、図6のように動作する。つまり、一
垂直期間の後ろ(選択されるゲートラインが図7の下
方)に進むにつれて、アンド回路1511〜151mか
ら出力される走査信号の「H」レベル期間が長くなる。
このように、選択するゲートラインが図7の下方に進む
につれて、その「H」レベルの走査期間を長くすれば、
ゲートラインに接続された各画素TFT11A〜mnD
のオン期間を長くすることができる。
【0110】ここで、図7において下方に位置するゲー
トラインに接続された画素TFTは、上方の画素TFT
に比較すると、サンプル用コンデンサ01E〜0nHか
らのデータラインの配線長が長い。よって、このような
場合に、配線長の長い位置の画素に適正な表示画像デー
タの書き込みが難しくなる場合には、上記構成とするこ
とにより、サンプル用コンデンサ01E〜0nHから離
れた位置にある画素の液晶容量11E〜11H、・・・、
mnE〜mnHに書き込まれる電圧レベルが低くならな
いように制御でき、画面上における表示輝度を均一とす
ることができる。
トラインに接続された画素TFTは、上方の画素TFT
に比較すると、サンプル用コンデンサ01E〜0nHか
らのデータラインの配線長が長い。よって、このような
場合に、配線長の長い位置の画素に適正な表示画像デー
タの書き込みが難しくなる場合には、上記構成とするこ
とにより、サンプル用コンデンサ01E〜0nHから離
れた位置にある画素の液晶容量11E〜11H、・・・、
mnE〜mnHに書き込まれる電圧レベルが低くならな
いように制御でき、画面上における表示輝度を均一とす
ることができる。
【0111】なお、本実施の形態2と上述の実施の形態
1とを組み合わせた構成、つまり水平方向と垂直方向の
両方向において、各シフトレジスタ30及び150の転
送クロックを位相変調する構成も適用可能である。この
場合には、水平補正信号発生回路160及びXCLK位
相変調回路170と、垂直補正信号発生回路180及び
YCLK位相変調回路190との両方を設け、転送クロ
ックの位相変調を行う。
1とを組み合わせた構成、つまり水平方向と垂直方向の
両方向において、各シフトレジスタ30及び150の転
送クロックを位相変調する構成も適用可能である。この
場合には、水平補正信号発生回路160及びXCLK位
相変調回路170と、垂直補正信号発生回路180及び
YCLK位相変調回路190との両方を設け、転送クロ
ックの位相変調を行う。
【0112】例えば、図1及び図2のような回路レイア
ウトの場合に、配線長による表示輝度のバラツキをより
完全にキャンセルするには、水平補正信号及び垂直補正
信号として、図4の(4−d)のようなノコギリ波形を
利用して、クロックXCLK及びYCLKをそれぞれ位
相変調する。また、例えば、光源が図1の右側と、下側
の両方に設けられている場合には、水平補正信号及び垂
直補正信号として図4の(4−c)のようなノコギリ波
形を利用することにより、光源からの光量の偏りによる
輝度ムラをより確実にキャンセルすることができる。
ウトの場合に、配線長による表示輝度のバラツキをより
完全にキャンセルするには、水平補正信号及び垂直補正
信号として、図4の(4−d)のようなノコギリ波形を
利用して、クロックXCLK及びYCLKをそれぞれ位
相変調する。また、例えば、光源が図1の右側と、下側
の両方に設けられている場合には、水平補正信号及び垂
直補正信号として図4の(4−c)のようなノコギリ波
形を利用することにより、光源からの光量の偏りによる
輝度ムラをより確実にキャンセルすることができる。
【0113】実施の形態3.図8は実施の形態3に係る
駆動回路の概略構成を示している。また、図9は、本実
施の形態3のXCLK位相変調回路172の構成を示
し、図10は実施の形態3に係るタイミングチャートを
示している。
駆動回路の概略構成を示している。また、図9は、本実
施の形態3のXCLK位相変調回路172の構成を示
し、図10は実施の形態3に係るタイミングチャートを
示している。
【0114】本実施の形態3では、表示装置のパネル上
において、D/Aコンバータが複数の組に分けられてお
り、これに合わせて水平シフトレジスタ30の転送クロ
ックが複数相設定されている。具体的には、本実施の形
態3では、XCLK位相変調回路172が、水平シフト
レジスタ30の転送クロックとして2相のクロックを作
成する。一方の転送クロックには、クロックXCLKを
位相変調することなくクロックXCLKと一定の位相差
を備えたクロックを用いる。そして、もう一方の転送ク
ロックには、実施の形態1と同様に、水平補正信号に基
づいて位相変調したクロックXCLK−1を用いてい
る。
において、D/Aコンバータが複数の組に分けられてお
り、これに合わせて水平シフトレジスタ30の転送クロ
ックが複数相設定されている。具体的には、本実施の形
態3では、XCLK位相変調回路172が、水平シフト
レジスタ30の転送クロックとして2相のクロックを作
成する。一方の転送クロックには、クロックXCLKを
位相変調することなくクロックXCLKと一定の位相差
を備えたクロックを用いる。そして、もう一方の転送ク
ロックには、実施の形態1と同様に、水平補正信号に基
づいて位相変調したクロックXCLK−1を用いてい
る。
【0115】また、基準のクロックXCLKは、偶数番
目のアンド回路312、314、・・・、31n-1の一方の
入力に供給され、奇数番目のアンド回路311、31
3、・・・、31nの一方の入力には、インバータ310
によって反転されたクロックXCLKが供給されてい
る。
目のアンド回路312、314、・・・、31n-1の一方の
入力に供給され、奇数番目のアンド回路311、31
3、・・・、31nの一方の入力には、インバータ310
によって反転されたクロックXCLKが供給されてい
る。
【0116】各アンド回路311〜31nの出力は、そ
れぞれ対応する2つのFETスイッチ01A・01B、
01C・01D、02A・02B、・・・0nC・0nD
のゲートに共通に接続されており、アンド回路311〜
31nからの出力によってFETスイッチを2つづ選択
する構成となっている。
れぞれ対応する2つのFETスイッチ01A・01B、
01C・01D、02A・02B、・・・0nC・0nD
のゲートに共通に接続されており、アンド回路311〜
31nからの出力によってFETスイッチを2つづ選択
する構成となっている。
【0117】更に、実施の形態3では、図8に示されて
いるようにサンプルホールド回路110A〜110Dの
出力がラッチ回路を介すことなくD/Aコンバータ13
0A〜130Dに供給されている。
いるようにサンプルホールド回路110A〜110Dの
出力がラッチ回路を介すことなくD/Aコンバータ13
0A〜130Dに供給されている。
【0118】2相の転送クロックを発生するXCLK位
相変調回路172は、図9に示すように、ドッククロッ
クCLKがCK端子に供給され、クロックXCLKがD
端子に供給されるDFF1721と、このDFF172
1の出力を積分する抵抗1722及びコンデンサ172
3を有する。また、コンパレータ1724及びコンパレ
ータ1725と、前記コンパレータ1725の非反転
(+)入力端子への印加電圧を決める分割抵抗1726
及び1727を有する。
相変調回路172は、図9に示すように、ドッククロッ
クCLKがCK端子に供給され、クロックXCLKがD
端子に供給されるDFF1721と、このDFF172
1の出力を積分する抵抗1722及びコンデンサ172
3を有する。また、コンパレータ1724及びコンパレ
ータ1725と、前記コンパレータ1725の非反転
(+)入力端子への印加電圧を決める分割抵抗1726
及び1727を有する。
【0119】コンパレータ1724の非反転(+)入力
端子及びコンパレータ1725の反転(−)入力端子に
は、DFF1721からの出力(10−k)を積分し、
得られた積分波形が供給されている。コンパレータ17
24の反転(−)入力端子には、図2(a)又は(b)
の水平補正信号発生回路160からの水平補正信号(4
−c)又は(4−d)が供給されている。コンパレータ
1725の非反転(+)入力端子には、上述のように分
割抵抗1726及び1727によって決まる分割電圧が
供給される。
端子及びコンパレータ1725の反転(−)入力端子に
は、DFF1721からの出力(10−k)を積分し、
得られた積分波形が供給されている。コンパレータ17
24の反転(−)入力端子には、図2(a)又は(b)
の水平補正信号発生回路160からの水平補正信号(4
−c)又は(4−d)が供給されている。コンパレータ
1725の非反転(+)入力端子には、上述のように分
割抵抗1726及び1727によって決まる分割電圧が
供給される。
【0120】コンパレータ1724は、各入力端子に供
給される積分波形と水平補正信号(4−c)又は(4−
d)を比較し、クロックXCLKを水平補正信号のレベ
ルに応じて位相変調し、位相変調転送クロック(10−
n)、(10−p)又は(10−q)を出力する。な
お、図10の(10−n)、(10−p)及び(10−
q)は、ノコギリ波である水平補正信号のレベルがそれ
ぞれ異なる場合におけるコンパレータ1724からの位
相変調転送クロックの一周期の波形例を示している。
給される積分波形と水平補正信号(4−c)又は(4−
d)を比較し、クロックXCLKを水平補正信号のレベ
ルに応じて位相変調し、位相変調転送クロック(10−
n)、(10−p)又は(10−q)を出力する。な
お、図10の(10−n)、(10−p)及び(10−
q)は、ノコギリ波である水平補正信号のレベルがそれ
ぞれ異なる場合におけるコンパレータ1724からの位
相変調転送クロックの一周期の波形例を示している。
【0121】コンパレータ1725は、DFF1721
の出力の積分波形と一定電圧とを比較することから、常
時一定の位相であってクロックXCLKとは同一周期で
位相のずれた非変調の転送クロック(10−l)がこの
コンパレータ1725から出力されることとなる。
の出力の積分波形と一定電圧とを比較することから、常
時一定の位相であってクロックXCLKとは同一周期で
位相のずれた非変調の転送クロック(10−l)がこの
コンパレータ1725から出力されることとなる。
【0122】なお、水平補正信号として図4の(4−
c)又は(4−d)のいずれを用いるかは、表示画面内
での光源の光量のバラツキをキャンセルする場合には、
図2(a)の水平補正信号発生回路160によって波形
(4−c)を出力することする。一方、配線長の違いに
よる書き込み電圧のバラツキをキャンセルする場合に
は、図2(b)の水平補正信号発生回路160によって
波形(4−d)を出力する。
c)又は(4−d)のいずれを用いるかは、表示画面内
での光源の光量のバラツキをキャンセルする場合には、
図2(a)の水平補正信号発生回路160によって波形
(4−c)を出力することする。一方、配線長の違いに
よる書き込み電圧のバラツキをキャンセルする場合に
は、図2(b)の水平補正信号発生回路160によって
波形(4−d)を出力する。
【0123】n段のDFF301〜30nで構成される
水平シフトレジスタ30には、転送クロックとしてXC
LK位相変調回路172からの2相のクロックが供給さ
れている。水平シフトレジスタ30の偶数段目のDFF
302、304、・・・、30nのCK端子には、XCL
K位相変調回路172からの相のクロックのうち、位相
変調された転送クロック(例えば、(10−n)、(1
0−p)、(10−q))が供給される。また、水平シ
フトレジスタ30の奇数段目のDFF301、303、
・・・、30n-1のCK端子には、XCLK位相変調回路1
72から出力される位相変調されていない転送クロック
(10−l)が供給される。
水平シフトレジスタ30には、転送クロックとしてXC
LK位相変調回路172からの2相のクロックが供給さ
れている。水平シフトレジスタ30の偶数段目のDFF
302、304、・・・、30nのCK端子には、XCL
K位相変調回路172からの相のクロックのうち、位相
変調された転送クロック(例えば、(10−n)、(1
0−p)、(10−q))が供給される。また、水平シ
フトレジスタ30の奇数段目のDFF301、303、
・・・、30n-1のCK端子には、XCLK位相変調回路1
72から出力される位相変調されていない転送クロック
(10−l)が供給される。
【0124】従って、水平シフトレジスタ30の各段D
FFは、奇数段目か偶数段目かに応じて異なる2相の転
送クロックに応じて、それぞれ水平スタートパルスXS
TPをシフトし、Q端子からアンド回路311〜31n
に出力する。なお、図10において、奇数段DFFから
の出力は(10−m)となり、偶数段DFFからの出力
は、例えば位相変調転送クロックの位相が(10−n)
である場合に(10−o)となる。
FFは、奇数段目か偶数段目かに応じて異なる2相の転
送クロックに応じて、それぞれ水平スタートパルスXS
TPをシフトし、Q端子からアンド回路311〜31n
に出力する。なお、図10において、奇数段DFFから
の出力は(10−m)となり、偶数段DFFからの出力
は、例えば位相変調転送クロックの位相が(10−n)
である場合に(10−o)となる。
【0125】アンド回路311〜31nの一方の入力に
は、対応する水平シフトレジスタ30の対応するDFF
からの出力が順次供給される。そして、アンド回路31
1〜31nの他方の入力には、偶数番目のアンド回路3
12、314、・・・、31n-1ではクロックXCLKが供
給され、奇数番目のアンド回路311、313、・・・、
31nではインバータ310によって反転された反転X
CLKが供給される。このため、図10(10−j)の
「L」期間と、図10(10−m)の「H」期間の重な
る期間が奇数番目のアンド回路311、313、〜31
nの「H」レベル出力期間となる(図10のA期間)。
また、図10の(10−n)、(10−p)又は(10
−q)など、水平補正信号のレベルに応じた水平シフト
レジスタ30からの出力の「H」期間と、図10(10
−j)の「H」期間との重なる期間が、偶数番目のアン
ド回路312、314、・・・、31n-1の「H」レベル出
力期間となる(図10の例えばB期間,C期間,D期
間)。
は、対応する水平シフトレジスタ30の対応するDFF
からの出力が順次供給される。そして、アンド回路31
1〜31nの他方の入力には、偶数番目のアンド回路3
12、314、・・・、31n-1ではクロックXCLKが供
給され、奇数番目のアンド回路311、313、・・・、
31nではインバータ310によって反転された反転X
CLKが供給される。このため、図10(10−j)の
「L」期間と、図10(10−m)の「H」期間の重な
る期間が奇数番目のアンド回路311、313、〜31
nの「H」レベル出力期間となる(図10のA期間)。
また、図10の(10−n)、(10−p)又は(10
−q)など、水平補正信号のレベルに応じた水平シフト
レジスタ30からの出力の「H」期間と、図10(10
−j)の「H」期間との重なる期間が、偶数番目のアン
ド回路312、314、・・・、31n-1の「H」レベル出
力期間となる(図10の例えばB期間,C期間,D期
間)。
【0126】本実施の形態3において、FETスイッチ
は、ドレインがD/Aコンバータ130A、130Bに
接続された2個づつのFETスイッチ(01A・01
B、02A・02B、〜、0nA、0nB)からなる組
と、ドレインがD/Aコンバータ130C、130Dに
接続された2個づつのFETスイッチ(01C・01
D、02C・02D、〜、0nC・0nD)からなる組
とから構成されている。そして、奇数番目のアンド回路
311、313、・・・31nの出力は、ドレインがD/
Aコンバータ130A、130Bに接続されたFETス
イッチ(01A・01B、02A・02B、〜、0n
A、0nB)のゲートにそれぞれ供給される。また、偶
数番目のアンド回路312、314、・・・31n-1の出力
は、ドレインがD/Aコンバータ130C、130Dに
接続されたFETスイッチ(01C・01D、02C・
02D、〜、0nC・0nD)のゲートにそれぞれ供給
される。
は、ドレインがD/Aコンバータ130A、130Bに
接続された2個づつのFETスイッチ(01A・01
B、02A・02B、〜、0nA、0nB)からなる組
と、ドレインがD/Aコンバータ130C、130Dに
接続された2個づつのFETスイッチ(01C・01
D、02C・02D、〜、0nC・0nD)からなる組
とから構成されている。そして、奇数番目のアンド回路
311、313、・・・31nの出力は、ドレインがD/
Aコンバータ130A、130Bに接続されたFETス
イッチ(01A・01B、02A・02B、〜、0n
A、0nB)のゲートにそれぞれ供給される。また、偶
数番目のアンド回路312、314、・・・31n-1の出力
は、ドレインがD/Aコンバータ130C、130Dに
接続されたFETスイッチ(01C・01D、02C・
02D、〜、0nC・0nD)のゲートにそれぞれ供給
される。
【0127】上記FETスイッチのうち、FETスイッ
チ(01A・01B、02A・02B、〜、0nA、0
nB)は、ゲートに「H」が印加される期間、即ち図1
0のA期間中オンする。一方、FETスイッチ(01C
・01D、02C・02D、〜、0nC・0nD)は、
図10のB期間、C期間又はD期間オンする(但し、実
際には、水平補正信号のレベルに応じて上記B〜D期間
以外の長さの期間の場合もある)。
チ(01A・01B、02A・02B、〜、0nA、0
nB)は、ゲートに「H」が印加される期間、即ち図1
0のA期間中オンする。一方、FETスイッチ(01C
・01D、02C・02D、〜、0nC・0nD)は、
図10のB期間、C期間又はD期間オンする(但し、実
際には、水平補正信号のレベルに応じて上記B〜D期間
以外の長さの期間の場合もある)。
【0128】また、本実施の形態3において、サンプル
ホールド回路110A〜110Dは、サンプリングパル
ス発生回路100からのサンプリングパルスSPL−1
〜SPL−4に応じて、図10(10−f)、(10−
g)、(10−h)及び(10−i)に示すように、反
転駆動回路40から取り込んだデジタル反転表示画像デ
ータを順次D/Aコンバータ130A〜130Dに出力
する。D/Aコンバータ130A〜130Dは、供給さ
れたデジタルデータを順次アナログデータに変換して共
通データラインに出力する。
ホールド回路110A〜110Dは、サンプリングパル
ス発生回路100からのサンプリングパルスSPL−1
〜SPL−4に応じて、図10(10−f)、(10−
g)、(10−h)及び(10−i)に示すように、反
転駆動回路40から取り込んだデジタル反転表示画像デ
ータを順次D/Aコンバータ130A〜130Dに出力
する。D/Aコンバータ130A〜130Dは、供給さ
れたデジタルデータを順次アナログデータに変換して共
通データラインに出力する。
【0129】このため、サンプルホールド回路110A
〜110Dからの出力に応じて順次対応する共通データ
ラインにアナログデータが出力されることとなる。図1
0のA期間にFETスイッチ(01A・01B、02A
・02B、〜、0nA、0nB)がオンすると、D/A
コンバータ130A及び130Bからの出力(10−
f)、(10−g)の斜線部分が対応するサンプル用コ
ンデンサ01E・01F、02E・02F、〜、0nE
・0nF)に書き込まれ、サンプル用コンデンサが充電
される。
〜110Dからの出力に応じて順次対応する共通データ
ラインにアナログデータが出力されることとなる。図1
0のA期間にFETスイッチ(01A・01B、02A
・02B、〜、0nA、0nB)がオンすると、D/A
コンバータ130A及び130Bからの出力(10−
f)、(10−g)の斜線部分が対応するサンプル用コ
ンデンサ01E・01F、02E・02F、〜、0nE
・0nF)に書き込まれ、サンプル用コンデンサが充電
される。
【0130】一方、図10のB期間、C期間又はD期間
にFETスイッチ(01C・01D、02C・02D、
〜、0nC・0nD)がオンすると、D/Aコンバータ
130C及び130Dからの出力(10−h)、(10
−i)の斜線部分及び点線領域が、対応するサンプル用
コンデンサ01G・01H、02G・02H、〜、0n
G・0nH)に書き込まれ、コンデンサが充電される。
にFETスイッチ(01C・01D、02C・02D、
〜、0nC・0nD)がオンすると、D/Aコンバータ
130C及び130Dからの出力(10−h)、(10
−i)の斜線部分及び点線領域が、対応するサンプル用
コンデンサ01G・01H、02G・02H、〜、0n
G・0nH)に書き込まれ、コンデンサが充電される。
【0131】ここで、FETスイッチとサンプル用コン
デンサ等で決まる充電時定数が図10中のB,C,Dの
各充電期間に対して無視できない程度に大きいと、サン
プル用コンデンサ01G・01H、02G・02H、
〜、0nG・0nHにサンプル(充電)される電圧は、
図10中の充電時間B、C、Dに対応して変化すること
となる。つまり、水平補正信号によって水平シフトレジ
スタ30からの出力のパルスが位相変調されると、その
位相変調によってFETスイッチ01C・01D、02
C・02D、〜、0nC・0nDのオンが制御され、対
応するサンプル用コンデンサ01G・01H、02G・
02H、〜、0nG・0nHへの充電電圧が変化する事
となる。
デンサ等で決まる充電時定数が図10中のB,C,Dの
各充電期間に対して無視できない程度に大きいと、サン
プル用コンデンサ01G・01H、02G・02H、
〜、0nG・0nHにサンプル(充電)される電圧は、
図10中の充電時間B、C、Dに対応して変化すること
となる。つまり、水平補正信号によって水平シフトレジ
スタ30からの出力のパルスが位相変調されると、その
位相変調によってFETスイッチ01C・01D、02
C・02D、〜、0nC・0nDのオンが制御され、対
応するサンプル用コンデンサ01G・01H、02G・
02H、〜、0nG・0nHへの充電電圧が変化する事
となる。
【0132】図8に示す構成では、上述のようにFET
スイッチが、D/Aコンバータ130A及び130Bに
接続されるものと、D/Aコンバータ130C及び13
0Dに接続されるものの2系列に分けられている。そし
て、水平シフトレジスタ30の偶数段目のDFF31
2、314、・・・、30nの転送クロックのみを水平補
正信号(4−c)又は(4−d)によって位相変調す
る。従って、FETスイッチ01A・01B、02A・
02B、〜、0nA、0nBが一定のオン期間で制御さ
れるのに対し、偶数段目のDFFの出力に従って駆動さ
れるFETスイッチ01C・01D、02C・02D、
〜、0nC・0nDのオン期間は、図8の構成では、右
に行くに従って短く又は長くなる。このため、対応する
サンプル用コンデンサ01G・01H、02G・02
H、〜、0nG・0nHへの充電電圧が変化する。そし
て、このサンプル用コンデンサ01G・01H、02G
・02H、〜、0nG・0nHに接続される画素の液晶
表示容量に書き込まれる表示電圧が変化し、画面上の右
にいくにつれて水平方向2画素毎に表示輝度が変わるこ
ととなる。
スイッチが、D/Aコンバータ130A及び130Bに
接続されるものと、D/Aコンバータ130C及び13
0Dに接続されるものの2系列に分けられている。そし
て、水平シフトレジスタ30の偶数段目のDFF31
2、314、・・・、30nの転送クロックのみを水平補
正信号(4−c)又は(4−d)によって位相変調す
る。従って、FETスイッチ01A・01B、02A・
02B、〜、0nA、0nBが一定のオン期間で制御さ
れるのに対し、偶数段目のDFFの出力に従って駆動さ
れるFETスイッチ01C・01D、02C・02D、
〜、0nC・0nDのオン期間は、図8の構成では、右
に行くに従って短く又は長くなる。このため、対応する
サンプル用コンデンサ01G・01H、02G・02
H、〜、0nG・0nHへの充電電圧が変化する。そし
て、このサンプル用コンデンサ01G・01H、02G
・02H、〜、0nG・0nHに接続される画素の液晶
表示容量に書き込まれる表示電圧が変化し、画面上の右
にいくにつれて水平方向2画素毎に表示輝度が変わるこ
ととなる。
【0133】このように、D/Aコンバータ130A、
130Bの出力に対応する画素での透過光量に対し、D
/Aコンバータ130C、130Dの出力に対応する画
素の液晶の透過光量を増減させることができる。
130Bの出力に対応する画素での透過光量に対し、D
/Aコンバータ130C、130Dの出力に対応する画
素の液晶の透過光量を増減させることができる。
【0134】ところで、図8では、D/Aコンバータ1
30A〜130Dが全て、画素TFTのある領域の左側
に設けられるいるように表されている。しかし、以上説
明した本実施の形態3は、実際には、D/Aコンバータ
130A及び130Bからの共通データラインと、D/
Aコンバータ130C及び130Dの共通データライン
とは、液晶パネル上で左右分けて配線される場合に適用
される。このように配線した場合、D/Aコンバータ1
30A及び130Bからの出力経路と、D/Aコンバー
タ130C及び130Dからの出力経路とでは、各画素
までの配線長が画面中央付近の画素では互いに等しくな
り、画面の左右にいくに従って互いに逆向きに配線長が
変わる。
30A〜130Dが全て、画素TFTのある領域の左側
に設けられるいるように表されている。しかし、以上説
明した本実施の形態3は、実際には、D/Aコンバータ
130A及び130Bからの共通データラインと、D/
Aコンバータ130C及び130Dの共通データライン
とは、液晶パネル上で左右分けて配線される場合に適用
される。このように配線した場合、D/Aコンバータ1
30A及び130Bからの出力経路と、D/Aコンバー
タ130C及び130Dからの出力経路とでは、各画素
までの配線長が画面中央付近の画素では互いに等しくな
り、画面の左右にいくに従って互いに逆向きに配線長が
変わる。
【0135】従来の液晶表示装置では、このような配置
で、配線長による抵抗分の影響をうけ、サンプル用コン
デンサへの充電時定数がばらつくと、遠い画素ほどサン
プル電圧が減少する。これにより、4画素周期で2画素
ごとが輝度が高くなる帯状の表示となってしまう。この
現象は、画面の左右ほど顕著となる。
で、配線長による抵抗分の影響をうけ、サンプル用コン
デンサへの充電時定数がばらつくと、遠い画素ほどサン
プル電圧が減少する。これにより、4画素周期で2画素
ごとが輝度が高くなる帯状の表示となってしまう。この
現象は、画面の左右ほど顕著となる。
【0136】D/Aコンバータ130A及び130B
と、D/Aコンバータ130C及び130Dとの配置場
所を液晶パネル上で左右に分けた場合において、本実施
の形態3の駆動回路は以下のように適用する。例えば、
D/Aコンバータ130C及び130Dを図8の右側に
配置すると、D/Aコンバータ130A及び130Bか
らの配線長については、図8のように右側にいくにつれ
て長くなり、時定数が大きい場合には、サンプル用コン
デンサ01E・01F、〜、0nE・0nFに書き込ま
れる電圧も、右に行くにつれて低くなり、対応する各画
素の表示輝度もこれに応じて低下する。
と、D/Aコンバータ130C及び130Dとの配置場
所を液晶パネル上で左右に分けた場合において、本実施
の形態3の駆動回路は以下のように適用する。例えば、
D/Aコンバータ130C及び130Dを図8の右側に
配置すると、D/Aコンバータ130A及び130Bか
らの配線長については、図8のように右側にいくにつれ
て長くなり、時定数が大きい場合には、サンプル用コン
デンサ01E・01F、〜、0nE・0nFに書き込ま
れる電圧も、右に行くにつれて低くなり、対応する各画
素の表示輝度もこれに応じて低下する。
【0137】そこで、水平補正信号発生回路160を図
2(b)の構成とし、水平補正信号として図4の波形
(4−d)を用いれば、偶数段目DFF302、30
4、・・・、330nに対応するアンド回路312、31
4、・・・、31nから出力される信号の「H」レベル期
間は、図中右側にいくにつれて長くなる。従って、対応
するサンプル用コンデンサ01G・01H、02G・0
2H、〜、0nG・0nHには、右に行くほど高くなる
か、又は高くはならないが左側の書き込み電圧と同等の
電圧が書き込まれることとなる。
2(b)の構成とし、水平補正信号として図4の波形
(4−d)を用いれば、偶数段目DFF302、30
4、・・・、330nに対応するアンド回路312、31
4、・・・、31nから出力される信号の「H」レベル期
間は、図中右側にいくにつれて長くなる。従って、対応
するサンプル用コンデンサ01G・01H、02G・0
2H、〜、0nG・0nHには、右に行くほど高くなる
か、又は高くはならないが左側の書き込み電圧と同等の
電圧が書き込まれることとなる。
【0138】このため、表示画面全体として左右の表示
輝度には多少の違いが生ずる可能性があるが、水平方向
において2画素毎に表示輝度に差が発生し、画面全体と
して帯状の表示ムラが発生して表示品質が低下するとい
った問題を低減することが可能となる。
輝度には多少の違いが生ずる可能性があるが、水平方向
において2画素毎に表示輝度に差が発生し、画面全体と
して帯状の表示ムラが発生して表示品質が低下するとい
った問題を低減することが可能となる。
【0139】実施の形態4.図11は、実施の形態4に
おけるXCLK位相変調回路174の構成を示してい
る。実施の形態3に示すXCLK位相変調回路172と
相違する点は、位相変調しないでXCLKに対応したク
ロックを出力するためのコンパレータ1725がなく、
位相変調されたコンパレータ1724からの出力(例え
ば、10−n)を反転するインバータ1728を有する
ことである。また、コンパレータ1704の出力と、反
転出力とを水平シフトレジスタ30の転送クロックとし
て供給する点で実施の形態3と異なる。しかし、他の構
成については同一である。
おけるXCLK位相変調回路174の構成を示してい
る。実施の形態3に示すXCLK位相変調回路172と
相違する点は、位相変調しないでXCLKに対応したク
ロックを出力するためのコンパレータ1725がなく、
位相変調されたコンパレータ1724からの出力(例え
ば、10−n)を反転するインバータ1728を有する
ことである。また、コンパレータ1704の出力と、反
転出力とを水平シフトレジスタ30の転送クロックとし
て供給する点で実施の形態3と異なる。しかし、他の構
成については同一である。
【0140】上記実施の形態3では、水平シフトレジス
タ30の片方のクロックの位相は変調されていなかった
が、本実施の形態4では、図11のXCLK位相変調回
路174により、図4の(4−c)又は(4−d)の水
平補正信号に応じてクロックXCLKが位相変調され、
互いに極性の反対の2相の位相変調転送クロックが作成
される。作成された位相変調動作クロックのうち、例え
ば、コンパレータ1724からの非反転出力(10−
n、10−p、10−q)は、図8のように水平シフト
レジスタ30の偶数番目のDFF302、304、30
nに転送クロックとして供給される。一方のインバータ
1728からの反転出力は、水平シフトレジスタ30の
奇数番目のDFF301、303、・・・、30n-1に転送
クロックとして供給される。
タ30の片方のクロックの位相は変調されていなかった
が、本実施の形態4では、図11のXCLK位相変調回
路174により、図4の(4−c)又は(4−d)の水
平補正信号に応じてクロックXCLKが位相変調され、
互いに極性の反対の2相の位相変調転送クロックが作成
される。作成された位相変調動作クロックのうち、例え
ば、コンパレータ1724からの非反転出力(10−
n、10−p、10−q)は、図8のように水平シフト
レジスタ30の偶数番目のDFF302、304、30
nに転送クロックとして供給される。一方のインバータ
1728からの反転出力は、水平シフトレジスタ30の
奇数番目のDFF301、303、・・・、30n-1に転送
クロックとして供給される。
【0141】このように2相の位相変調転送クロックの
極性が互いに逆であることから、一方の位相変調転送ク
ロックの「H」レベル期間が長くなると、他方の位相変
調転送クロックの「H」レベル期間は短くなる。よっ
て、これら2相の位相変調転送クロックに基づいて奇数
番目のDFF301、303、・・・、30n-1と、偶数番
目のDFF302、304、・・・、30nを動作させる
と、以下のようになる。
極性が互いに逆であることから、一方の位相変調転送ク
ロックの「H」レベル期間が長くなると、他方の位相変
調転送クロックの「H」レベル期間は短くなる。よっ
て、これら2相の位相変調転送クロックに基づいて奇数
番目のDFF301、303、・・・、30n-1と、偶数番
目のDFF302、304、・・・、30nを動作させる
と、以下のようになる。
【0142】まず、図2(a)の水平補正信号発生回路
160によって図4(4−c)の波形の水平補正信号を
作成した場合、図8の構成において、対応する一方のF
ETスイッチ01A・01B〜0nA・0nBのオン期
間が図中右に行くにつれて長くなると、他方のFETス
イッチ01C・01D〜0nC・01Dのオン期間は、
図8で右に行くに従って短くなる。なお、図2(b)の
水平補正信号発生回路160を用い、図4の波形(4−
d)の水平補正信号を用いた場合には、上記オン期間の
変化の方向は、それぞれ逆となる。
160によって図4(4−c)の波形の水平補正信号を
作成した場合、図8の構成において、対応する一方のF
ETスイッチ01A・01B〜0nA・0nBのオン期
間が図中右に行くにつれて長くなると、他方のFETス
イッチ01C・01D〜0nC・01Dのオン期間は、
図8で右に行くに従って短くなる。なお、図2(b)の
水平補正信号発生回路160を用い、図4の波形(4−
d)の水平補正信号を用いた場合には、上記オン期間の
変化の方向は、それぞれ逆となる。
【0143】そこで、上記実施の形態3でも説明したよ
うにD/Aコンバータ130A〜130Dの配置場所を
左右に分ける場合において、D/Aコンバータ130A
及び130Bを図8のように液晶表示パネルの左側に配
置し、D/Aコンバータ130C及び130Dを右側に
配置する時は、波形(4−c)の水平補正信号に基づい
てクロックXCLKを位相変調する。このようにすれ
ば、D/Aコンバータを2系統とした場合にも、単一の
水平補正信号に基づいて、D/Aコンバータの各出力系
統において、それぞれ配線長の相違による配線抵抗等に
起因して発生する表示輝度の変化をキャンセルすること
ができる。
うにD/Aコンバータ130A〜130Dの配置場所を
左右に分ける場合において、D/Aコンバータ130A
及び130Bを図8のように液晶表示パネルの左側に配
置し、D/Aコンバータ130C及び130Dを右側に
配置する時は、波形(4−c)の水平補正信号に基づい
てクロックXCLKを位相変調する。このようにすれ
ば、D/Aコンバータを2系統とした場合にも、単一の
水平補正信号に基づいて、D/Aコンバータの各出力系
統において、それぞれ配線長の相違による配線抵抗等に
起因して発生する表示輝度の変化をキャンセルすること
ができる。
【0144】つまり、D/Aコンバータ130A及び1
30Bが左側に配置されている場合、図中の右側の領域
にあるサンプル用コンデンサ及び対応する画素TFTま
での配線長は左側に比較して長くなる。例えば、サンプ
ル用コンデンサへの充電のための時定数が大きい場合に
は、FETスイッチのオン時間を一定とすると、右側に
いくにつれてサンプル用コンデンサに書き込まれる電圧
は低くなってしまう。
30Bが左側に配置されている場合、図中の右側の領域
にあるサンプル用コンデンサ及び対応する画素TFTま
での配線長は左側に比較して長くなる。例えば、サンプ
ル用コンデンサへの充電のための時定数が大きい場合に
は、FETスイッチのオン時間を一定とすると、右側に
いくにつれてサンプル用コンデンサに書き込まれる電圧
は低くなってしまう。
【0145】ここで、上述のように波形(4−c)の水
平補正信号に基づいた反転位相変調クロックよってD/
Aコンバータ130A及び130Bに接続されるFET
スイッチ01A・01B、02A・02B、・・・0nA
・0nBのオン期間を制御することにより、これらのオ
ン期間は図8の右にいくにつれて長くなる。従って、右
側においても左側と同程度の電圧をサンプル用コンデン
サに書き込むことが可能となる。
平補正信号に基づいた反転位相変調クロックよってD/
Aコンバータ130A及び130Bに接続されるFET
スイッチ01A・01B、02A・02B、・・・0nA
・0nBのオン期間を制御することにより、これらのオ
ン期間は図8の右にいくにつれて長くなる。従って、右
側においても左側と同程度の電圧をサンプル用コンデン
サに書き込むことが可能となる。
【0146】一方、D/Aコンバータ130C及び13
0Dが左側に配置されている場合、図中の左側の領域に
あるサンプル用コンデンサ及び対応する画素TFTまで
の配線長は右側に比較して長くなる。波形(4−c)の
水平補正信号に基づいた位相変調クロックによってD/
Aコンバータ130C及び130Dに接続されるFET
スイッチ01C・01D、02C・02D、・・・0nC
・0nDのオン期間を制御することにより、これらのオ
ン期間は図8の左側ほど長くなる。従って、D/Aコン
バータ130C及び130Dからの出力についても、各
データラインのサンプル用コンデンサに、画面上の左右
で同程度となる電圧を書き込むことが可能となる。
0Dが左側に配置されている場合、図中の左側の領域に
あるサンプル用コンデンサ及び対応する画素TFTまで
の配線長は右側に比較して長くなる。波形(4−c)の
水平補正信号に基づいた位相変調クロックによってD/
Aコンバータ130C及び130Dに接続されるFET
スイッチ01C・01D、02C・02D、・・・0nC
・0nDのオン期間を制御することにより、これらのオ
ン期間は図8の左側ほど長くなる。従って、D/Aコン
バータ130C及び130Dからの出力についても、各
データラインのサンプル用コンデンサに、画面上の左右
で同程度となる電圧を書き込むことが可能となる。
【0147】また、反対にD/Aコンバータ130A及
び130Bを図8の右側に配置し、D/Aコンバータ1
30C及び130Dを左側に配置する時は、波形(4−
d)の水平補正信号に基づいてXCLKを位相変調す
る。このようにすれば、D/Aコンバータを2系統とし
た場合にも、上記同様に、配線長の相違によって発生す
る表示輝度の変化を各系統でキャンセルすることがで
き、液晶表示画面の全面に均一な輝度で所望の表示を行
うことが可能となる。
び130Bを図8の右側に配置し、D/Aコンバータ1
30C及び130Dを左側に配置する時は、波形(4−
d)の水平補正信号に基づいてXCLKを位相変調す
る。このようにすれば、D/Aコンバータを2系統とし
た場合にも、上記同様に、配線長の相違によって発生す
る表示輝度の変化を各系統でキャンセルすることがで
き、液晶表示画面の全面に均一な輝度で所望の表示を行
うことが可能となる。
【0148】なお、図2(a)及び(b)に示す2種類
の水平補正信号発生回路160を両方設け、非反転水平
補正信号(4−c)に基づいて1つの位相変調クロック
を作成し、反転水平補正信号(4−d)に基づいてもう
一つの位相変調クロックを作成し、これら2相の位相変
調クロックを用いて、上記のような2系統のD/Aコン
バータの構成に適用してもよい。この場合にも、各系統
において、配線長の相違によって発生する表示輝度の変
化をキャンセルすることが可能となる。
の水平補正信号発生回路160を両方設け、非反転水平
補正信号(4−c)に基づいて1つの位相変調クロック
を作成し、反転水平補正信号(4−d)に基づいてもう
一つの位相変調クロックを作成し、これら2相の位相変
調クロックを用いて、上記のような2系統のD/Aコン
バータの構成に適用してもよい。この場合にも、各系統
において、配線長の相違によって発生する表示輝度の変
化をキャンセルすることが可能となる。
【0149】なお、上記実施の形態3及び4において
は、水平シフトレジスタ30の転送クロックを2相とし
た場合の構成について説明したが、D/Aコンバータ及
びFETスイッチが2系統ではなく、更に多くの系統に
分けられ、D/Aコンバータが液晶パネル上の2箇所以
上に配置されている場合には、上述の転送クロックは、
対応して複数の相に設定されることもある。
は、水平シフトレジスタ30の転送クロックを2相とし
た場合の構成について説明したが、D/Aコンバータ及
びFETスイッチが2系統ではなく、更に多くの系統に
分けられ、D/Aコンバータが液晶パネル上の2箇所以
上に配置されている場合には、上述の転送クロックは、
対応して複数の相に設定されることもある。
【0150】実施の形態5.図12は実施の形態5に係
る駆動回路の全体構成を示している。本実施の形態5で
は、実施の形態1又は実施の形態3或いは4における水
平補正信号発生回路160(図2参照)に代え、図13
に示すような構成の水平補正信号発生回路162を設け
ている。他の構成については上述の実施の形態1、3及
び4と、これらに対応する図面と同一である。
る駆動回路の全体構成を示している。本実施の形態5で
は、実施の形態1又は実施の形態3或いは4における水
平補正信号発生回路160(図2参照)に代え、図13
に示すような構成の水平補正信号発生回路162を設け
ている。他の構成については上述の実施の形態1、3及
び4と、これらに対応する図面と同一である。
【0151】図13において図2の水平補正信号発生回
路160の構成と異なる点は、出力する水平補正信号を
スイッチ160Mによって切り替える構成としたことで
ある。このスイッチ160Mは、出力段のNPNトラン
ジスタ160Fのエミッタと抵抗160Gとに接続さた
出力経路上に設けられており、別途外部から供給される
MODE信号の「H」、「L」に応じて上、下に切り替
わる。これにより、トランジスタ160Fから出力され
る水平補正信号と、分割抵抗160K及び160Lによ
って定まる一定電圧(DC電圧)とのいずれかが、水平
補正信号発生回路162から出力されることとなる。
路160の構成と異なる点は、出力する水平補正信号を
スイッチ160Mによって切り替える構成としたことで
ある。このスイッチ160Mは、出力段のNPNトラン
ジスタ160Fのエミッタと抵抗160Gとに接続さた
出力経路上に設けられており、別途外部から供給される
MODE信号の「H」、「L」に応じて上、下に切り替
わる。これにより、トランジスタ160Fから出力され
る水平補正信号と、分割抵抗160K及び160Lによ
って定まる一定電圧(DC電圧)とのいずれかが、水平
補正信号発生回路162から出力されることとなる。
【0152】スイッチ160Mの切り替えを制御するM
ODE信号は、液晶に表示する画像の種別を示し、例え
ば水平同期周波数が予め定めた周波数より低い時は
「L」となり、そうでない時は「H」となる。
ODE信号は、液晶に表示する画像の種別を示し、例え
ば水平同期周波数が予め定めた周波数より低い時は
「L」となり、そうでない時は「H」となる。
【0153】図13のスイッチ160Mは、MODE信
号が「L」の時は下側に接続され、OUT端子からは抵
抗160K、160Lにより定まるDC電圧が出力され
る。反対に、MODE信号が「H」の時は上側に接続さ
れ、ノコギリ波の水平補正信号(4−c)が出力され
る。なお、図4の(4−d)に示すような極性の水平補
正信号を出力する場合には、トランジスタ160Fとス
イッチ160Mとの間に、図2(b)の反転アンプ16
1を挿入する。
号が「L」の時は下側に接続され、OUT端子からは抵
抗160K、160Lにより定まるDC電圧が出力され
る。反対に、MODE信号が「H」の時は上側に接続さ
れ、ノコギリ波の水平補正信号(4−c)が出力され
る。なお、図4の(4−d)に示すような極性の水平補
正信号を出力する場合には、トランジスタ160Fとス
イッチ160Mとの間に、図2(b)の反転アンプ16
1を挿入する。
【0154】表示画像信号のドットクロックCLKが低
い時は、MODE信号が「L」となるので、スイッチ1
60Mは下側に切り替わり、DC電圧が水平補正信号発
生回路の出力としてXCLK位相変調回路170へ供給
される。XCLK位相変調回路170では一定のDC電
圧を受け取ることとなるので、クロックXCLKが水平
駆動周期で位相変調されることはない。表示画像の水平
同期周波数が低い時は、対応してドットクロックCLK
の周波数も低く、水平シフトレジスタ30の転送クロッ
クであるXCLKの周波数も低くなる。従って、アンド
回路311〜31nより出力されるパルスの「H」レベ
ルの期間が長く、FETスイッチを介してサンプル用コ
ンデンサ01E〜01H、・・・、0nE〜0nHを充電
する期間を十分長くとることができる。このような場合
には、D/Aコンバータ130A〜130Dからの配線
の配線長に応じた時定数が大きくても、表示輝度のばら
つきが起こりにくい。よって、この場合において、XC
LKの位相変調を行うと過補正となってしまう。本実施
の形態5によれば、この場合にはスイッチ160Mの切
り換え制御により位相変調が行われなくなるので過補正
を防止することができる。
い時は、MODE信号が「L」となるので、スイッチ1
60Mは下側に切り替わり、DC電圧が水平補正信号発
生回路の出力としてXCLK位相変調回路170へ供給
される。XCLK位相変調回路170では一定のDC電
圧を受け取ることとなるので、クロックXCLKが水平
駆動周期で位相変調されることはない。表示画像の水平
同期周波数が低い時は、対応してドットクロックCLK
の周波数も低く、水平シフトレジスタ30の転送クロッ
クであるXCLKの周波数も低くなる。従って、アンド
回路311〜31nより出力されるパルスの「H」レベ
ルの期間が長く、FETスイッチを介してサンプル用コ
ンデンサ01E〜01H、・・・、0nE〜0nHを充電
する期間を十分長くとることができる。このような場合
には、D/Aコンバータ130A〜130Dからの配線
の配線長に応じた時定数が大きくても、表示輝度のばら
つきが起こりにくい。よって、この場合において、XC
LKの位相変調を行うと過補正となってしまう。本実施
の形態5によれば、この場合にはスイッチ160Mの切
り換え制御により位相変調が行われなくなるので過補正
を防止することができる。
【0155】一方、表示画像信号の水平同期周波数が高
い時は、MODE信号は「H」となり、スイッチ160
Mは上側にたおれる。このため、ノコギリ波(4−c)
又は(4−d)がOUT端子から水平補正信号としてX
CLK位相変調回路170に供給される。よって、XC
LK位相変調回路170はこの水平補正信号に基づいて
クロックXCLKに対する位相変調を行い、転送クロッ
クXCLK−1を水平シフトレジスタ30に供給する。
い時は、MODE信号は「H」となり、スイッチ160
Mは上側にたおれる。このため、ノコギリ波(4−c)
又は(4−d)がOUT端子から水平補正信号としてX
CLK位相変調回路170に供給される。よって、XC
LK位相変調回路170はこの水平補正信号に基づいて
クロックXCLKに対する位相変調を行い、転送クロッ
クXCLK−1を水平シフトレジスタ30に供給する。
【0156】表示画像の水平同期信号が高い時は、ドッ
トクロックCLKの周波数も高く、水平シフトレジスタ
30のクロックであるXCLKの周波数も高くなる。従
って、サンプル用コンデンサ01E、01F、01G、
01H〜0nE、0nF、0nG、0nHへの充電時間
に対し、時定数が無視できない程度に大きい場合には、
配線長が長い領域では充電時間についての補正が必要と
なる。本実施の形態5では、この場合には、MODE信
号によってスイッチ160Mを切り替えるので、水平補
正信号に基づいてクロックXCLKを位相変調し、各サ
ンプル用コンデンサへの充電電圧を補正することができ
る。このため、周波数の異なる複数種類の表示画像を表
示する装置に適用した場合であっても、各表示画像につ
いてこれを各画素での表示輝度のばらつきなく表示する
ことが可能となる。
トクロックCLKの周波数も高く、水平シフトレジスタ
30のクロックであるXCLKの周波数も高くなる。従
って、サンプル用コンデンサ01E、01F、01G、
01H〜0nE、0nF、0nG、0nHへの充電時間
に対し、時定数が無視できない程度に大きい場合には、
配線長が長い領域では充電時間についての補正が必要と
なる。本実施の形態5では、この場合には、MODE信
号によってスイッチ160Mを切り替えるので、水平補
正信号に基づいてクロックXCLKを位相変調し、各サ
ンプル用コンデンサへの充電電圧を補正することができ
る。このため、周波数の異なる複数種類の表示画像を表
示する装置に適用した場合であっても、各表示画像につ
いてこれを各画素での表示輝度のばらつきなく表示する
ことが可能となる。
【0157】実施の形態6.図14は実施の形態6に係
る水平補正信号発生回路164の構成を示している。本
実施の形態6では、実施の形態1、3又は4における水
平補正信号発生回路160(図2参照)に代えて、図1
4の水平補正信号発生回路164を設けている。他の構
成については上述の各実施形態1、3及び4の構成と同
一である。
る水平補正信号発生回路164の構成を示している。本
実施の形態6では、実施の形態1、3又は4における水
平補正信号発生回路160(図2参照)に代えて、図1
4の水平補正信号発生回路164を設けている。他の構
成については上述の各実施形態1、3及び4の構成と同
一である。
【0158】図14の水平補正信号発生回路164が図
2の水平補正信号発生回路160の構成と異なる点は、
図2の構成に加えて、MODE信号によって水平補正信
号発生回路164からの出力を制御するための構成を備
えることである。
2の水平補正信号発生回路160の構成と異なる点は、
図2の構成に加えて、MODE信号によって水平補正信
号発生回路164からの出力を制御するための構成を備
えることである。
【0159】具体的には、本実施の形態6の水平補正信
号発生回路164では、抵抗160Pを介してベースに
MODO信号が供給されるNPNトランジスタ160Q
が、コンデンサ160Nを介してトランジスタ160F
のベースに接続されている。このため、トランジスタ1
60Qは、抵抗160Pを介して供給されるMODE信
号が「H」レベルの時オンし、コンデンサ160Nがコ
ンデンサ160Eに対して並列に接続されることとな
る。このように、コンデンサ160Eに対してコンデン
サ160Nが並列接続されると、コンデンサの容量が増
加するので、トランジスタ160Dから供給される定電
流によってコンデンサが充電されて作成されるノコギリ
波の振幅が小さくなる。ノコギリ波の振幅が小さくなる
と、このノコギリ波が水平補正信号として図1のXCL
K位相変調回路170に供給された場合において、XC
LKに対する位相変調量が減少し、補正量が小さくな
る。なお、反転水平補正信号(4−d)を図14の水平
補正信号発生回路164から出力する場合には、図2
(b)と同様にOUT端子の前段にインバータを設けれ
ばよい。
号発生回路164では、抵抗160Pを介してベースに
MODO信号が供給されるNPNトランジスタ160Q
が、コンデンサ160Nを介してトランジスタ160F
のベースに接続されている。このため、トランジスタ1
60Qは、抵抗160Pを介して供給されるMODE信
号が「H」レベルの時オンし、コンデンサ160Nがコ
ンデンサ160Eに対して並列に接続されることとな
る。このように、コンデンサ160Eに対してコンデン
サ160Nが並列接続されると、コンデンサの容量が増
加するので、トランジスタ160Dから供給される定電
流によってコンデンサが充電されて作成されるノコギリ
波の振幅が小さくなる。ノコギリ波の振幅が小さくなる
と、このノコギリ波が水平補正信号として図1のXCL
K位相変調回路170に供給された場合において、XC
LKに対する位相変調量が減少し、補正量が小さくな
る。なお、反転水平補正信号(4−d)を図14の水平
補正信号発生回路164から出力する場合には、図2
(b)と同様にOUT端子の前段にインバータを設けれ
ばよい。
【0160】実施の形態5に記載したように、表示画像
の水平同期信号の周波数が低く、サンプル用コンデンサ
に対して、D/Aコンバータから離れた位置でも十分書
き込むことができれば、サンプル用コンデンサの書き込
み時間の補正量を小さくしてもよい。
の水平同期信号の周波数が低く、サンプル用コンデンサ
に対して、D/Aコンバータから離れた位置でも十分書
き込むことができれば、サンプル用コンデンサの書き込
み時間の補正量を小さくしてもよい。
【0161】従って、このように水平同期信号の周波数
が低いときにMODE信号が「H」レベルとなるように
設定しておけば、補正量を少なくでき過補正を防止でき
る。また、反対に水平同期信号の周波数が高い時にはM
ODE信号が「L」レベルとなるように設定することに
より、十分な補正が必要な時には、トランジスタ160
Qがオフとなって、コンデンサ160Nが機能しなくな
る。よって、トランジスタ160Dからの定電流でコン
デンサ160Eが充電され、実施の形態1と同様に発生
するコンデンサの充電電圧に応じたノコギリ波が水平補
正信号として出力されることとなり、十分な振幅の水平
補正信号が得られ、十分な補正を行うことができる。
が低いときにMODE信号が「H」レベルとなるように
設定しておけば、補正量を少なくでき過補正を防止でき
る。また、反対に水平同期信号の周波数が高い時にはM
ODE信号が「L」レベルとなるように設定することに
より、十分な補正が必要な時には、トランジスタ160
Qがオフとなって、コンデンサ160Nが機能しなくな
る。よって、トランジスタ160Dからの定電流でコン
デンサ160Eが充電され、実施の形態1と同様に発生
するコンデンサの充電電圧に応じたノコギリ波が水平補
正信号として出力されることとなり、十分な振幅の水平
補正信号が得られ、十分な補正を行うことができる。
【0162】実施の形態7.図15は、実施の形態7の
駆動回路の構成を示している。本実施の形態7では、水
平駆動パルスの周波数を判別する周波数弁別回路200
を備え、この周波数弁別回路200からMODE信号を
出力し、上述の実施の形態5又は6のような水平補正信
号発生回路162又は164からの出力を切り替えてい
る。他の構成については、図1に示す実施の形態1又は
図8に示す実施の形態3又は4と同様である。
駆動回路の構成を示している。本実施の形態7では、水
平駆動パルスの周波数を判別する周波数弁別回路200
を備え、この周波数弁別回路200からMODE信号を
出力し、上述の実施の形態5又は6のような水平補正信
号発生回路162又は164からの出力を切り替えてい
る。他の構成については、図1に示す実施の形態1又は
図8に示す実施の形態3又は4と同様である。
【0163】図16は、図15の周波数弁別回路200
の構成を示し、図17は、この周波数弁別回路200の
動作波形を示している。図16に示すように、周波数弁
別回路200は、2段のインバータ201及び202
と、カウンタ203、マグニチュードコンパレータ20
4と、DFF205とを備えている。
の構成を示し、図17は、この周波数弁別回路200の
動作波形を示している。図16に示すように、周波数弁
別回路200は、2段のインバータ201及び202
と、カウンタ203、マグニチュードコンパレータ20
4と、DFF205とを備えている。
【0164】インバータ201は水平駆動パルスHDが
供給されると、これを反転して次段のインバータ202
に供給するとともに、DFF205にクロックとして供
給する(17−a)。カウンタ203のCK端子には、
ドットクロックCLKが供給されており、カウンタ20
3は、このドットクロックCLKを計数する。またカウ
ンタ203のCLR端子には、2段目のインバータ20
2からの出力(17−b)が供給される。インバータ2
02の出力(17−b)が「L」となることにより、カ
ウンタ203がリセットされる。
供給されると、これを反転して次段のインバータ202
に供給するとともに、DFF205にクロックとして供
給する(17−a)。カウンタ203のCK端子には、
ドットクロックCLKが供給されており、カウンタ20
3は、このドットクロックCLKを計数する。またカウ
ンタ203のCLR端子には、2段目のインバータ20
2からの出力(17−b)が供給される。インバータ2
02の出力(17−b)が「L」となることにより、カ
ウンタ203がリセットされる。
【0165】カウンタ203からの出力は、マグニチュ
ードコンパレータ204のB端子に供給されている。マ
グニチュードコンパレータ204のA端子には、所定の
値が設定されており、マグニチュードコンパレータ20
4は、カウンタ203からB子に供給されるカウント値
と、A端子に設定されてる値とを逐次比較する。
ードコンパレータ204のB端子に供給されている。マ
グニチュードコンパレータ204のA端子には、所定の
値が設定されており、マグニチュードコンパレータ20
4は、カウンタ203からB子に供給されるカウント値
と、A端子に設定されてる値とを逐次比較する。
【0166】比較の結果、B>Aとなると、B>A端子
が「H」となる(17−c)。B>A端子からの「H」
又は「L」の比較結果は、DFF205のD端子に供給
される。そして、DFF205のCK端子には、上述の
ようにインバータ201から供給される水平駆動パルス
HDの反転波形(17−a)が供給されており、反転波
形(17−a)の立ち上がりに応じてDFF205は、
D端子に供給されているマグニチュードコンパレータ出
力(17−c)をラッチし、Q出力端子からの出力が同
様に変化する(17−d)。従って、DFF205のQ
出力端子からの出力(17−d)は、ドットクロックC
LKの周波数がある値より高い時には「H」レベルとな
る。また、次の水平駆動パルスHDの入力によってイン
バータ202の出力(17−b)が「L」となると、こ
れによりカウンタ203がリセットされ、その時点から
ドットクロックCLKのカウントをスタートし、上述の
周波数判別動作が繰り返される。
が「H」となる(17−c)。B>A端子からの「H」
又は「L」の比較結果は、DFF205のD端子に供給
される。そして、DFF205のCK端子には、上述の
ようにインバータ201から供給される水平駆動パルス
HDの反転波形(17−a)が供給されており、反転波
形(17−a)の立ち上がりに応じてDFF205は、
D端子に供給されているマグニチュードコンパレータ出
力(17−c)をラッチし、Q出力端子からの出力が同
様に変化する(17−d)。従って、DFF205のQ
出力端子からの出力(17−d)は、ドットクロックC
LKの周波数がある値より高い時には「H」レベルとな
る。また、次の水平駆動パルスHDの入力によってイン
バータ202の出力(17−b)が「L」となると、こ
れによりカウンタ203がリセットされ、その時点から
ドットクロックCLKのカウントをスタートし、上述の
周波数判別動作が繰り返される。
【0167】以上のように、DFF205のQ出力端子
からの出力(17−d)は、ドットクロックCLKを1
水平駆動期間に相当する期間内に計数した結果に基づい
たものとなり、所定値よりもドットクロックCLKの周
波数が高ければ、「H」レベルとなる。従って、Q出力
端子からの出力(17−d)を実施の形態5のMODE
信号として、これを図13に示す水平補正信号発生回路
162のスイッチ160Mに供給すれば、ドットクロッ
クCLKの周波数がある値より低い時は「L」となるの
で実施の形態5と同様に作用する。従って、外部からM
ODE信号を供給しなくても周波数弁別を行うことによ
って、自動的にXCLKの位相変調を行い、表示輝度の
補正を制御することができる。
からの出力(17−d)は、ドットクロックCLKを1
水平駆動期間に相当する期間内に計数した結果に基づい
たものとなり、所定値よりもドットクロックCLKの周
波数が高ければ、「H」レベルとなる。従って、Q出力
端子からの出力(17−d)を実施の形態5のMODE
信号として、これを図13に示す水平補正信号発生回路
162のスイッチ160Mに供給すれば、ドットクロッ
クCLKの周波数がある値より低い時は「L」となるの
で実施の形態5と同様に作用する。従って、外部からM
ODE信号を供給しなくても周波数弁別を行うことによ
って、自動的にXCLKの位相変調を行い、表示輝度の
補正を制御することができる。
【0168】なお、図16に示す構成において、インバ
ータ202の出力(17−b)は、水平駆動パルスHD
と同じ極性ではあるが、インバータ201と202によ
る2段分の遅延があり(17−b)、DFF205のク
ロックとしてのインバータ201出力(17−a)のパ
ルスの立ち上がりよりも遅れたタイミングで、立ち下が
っている。これは、カウンタ203のリセットによって
DFF205のD端子に供給する信号が変化する前に、
変化前のデータをクロック(17−a)の立ち上がりに
よって取り込むためである。但し、取り込みが可能であ
れば、必ずしもカウンタ203へのクリア入力を2段の
インバータによって遅延させる構成とする必要はない。
ータ202の出力(17−b)は、水平駆動パルスHD
と同じ極性ではあるが、インバータ201と202によ
る2段分の遅延があり(17−b)、DFF205のク
ロックとしてのインバータ201出力(17−a)のパ
ルスの立ち上がりよりも遅れたタイミングで、立ち下が
っている。これは、カウンタ203のリセットによって
DFF205のD端子に供給する信号が変化する前に、
変化前のデータをクロック(17−a)の立ち上がりに
よって取り込むためである。但し、取り込みが可能であ
れば、必ずしもカウンタ203へのクリア入力を2段の
インバータによって遅延させる構成とする必要はない。
【0169】実施の形態8.本実施の形態8において
は、実施の形態7と同様の周波数弁別回路200を用
い、図16のDFF205の反転出力端子からの反転出
力(17−e)をMODE信号として用いる。そして、
このMODE信号を、図14に示す実施の形態6の水平
補正信号発生回路164のトランジスタ160Qに抵抗
160Pを介して供給する。図17に示されているよう
に、DFF205の反転出力(17−e)は、ドットク
ロックCLKの周波数が低い時「H」レベルとなる。こ
のため、実施の形態6と同様に作用する。よって、入力
される表示画像の周波数が低い場合には、自動的に水平
補正信号発生回路164から出力するノコギリ波の振幅
を小さくでき、過補正となることを防止することができ
る。
は、実施の形態7と同様の周波数弁別回路200を用
い、図16のDFF205の反転出力端子からの反転出
力(17−e)をMODE信号として用いる。そして、
このMODE信号を、図14に示す実施の形態6の水平
補正信号発生回路164のトランジスタ160Qに抵抗
160Pを介して供給する。図17に示されているよう
に、DFF205の反転出力(17−e)は、ドットク
ロックCLKの周波数が低い時「H」レベルとなる。こ
のため、実施の形態6と同様に作用する。よって、入力
される表示画像の周波数が低い場合には、自動的に水平
補正信号発生回路164から出力するノコギリ波の振幅
を小さくでき、過補正となることを防止することができ
る。
【0170】なお、以上説明した実施の形態において
は、アクティブマトリクス型の液晶表示装置の駆動回路
を例にとって説明したが、本発明では、表示装置として
これには限られず、単純マトリクス型の液晶表示装置
や、画素がマトリクス状に配置されるプラズマディスプ
レイ、有機エレクトロルミネッセンスディスプレイなど
のいわゆるマトリクス型表示装置の駆動回路としても適
用可能である。
は、アクティブマトリクス型の液晶表示装置の駆動回路
を例にとって説明したが、本発明では、表示装置として
これには限られず、単純マトリクス型の液晶表示装置
や、画素がマトリクス状に配置されるプラズマディスプ
レイ、有機エレクトロルミネッセンスディスプレイなど
のいわゆるマトリクス型表示装置の駆動回路としても適
用可能である。
【0171】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。
れているので、以下に示すような効果を奏する。
【0172】この発明では、液晶表示装置の各画素を水
平方向又は垂直方向に選択してデータを書込みのための
シフトレジスタの転送クロックの位相を、一水平駆動期
間内又は一垂直駆動期間内で電圧レベルの変化する補正
信号によって位相変調する。このため、液晶表示装置の
パネル内部の配線、容量等に起因する輝度ムラや、光源
の光量のバラツキによる輝度ムラ等を水平方向、垂直方
向の各方向で簡単に補正することができる。
平方向又は垂直方向に選択してデータを書込みのための
シフトレジスタの転送クロックの位相を、一水平駆動期
間内又は一垂直駆動期間内で電圧レベルの変化する補正
信号によって位相変調する。このため、液晶表示装置の
パネル内部の配線、容量等に起因する輝度ムラや、光源
の光量のバラツキによる輝度ムラ等を水平方向、垂直方
向の各方向で簡単に補正することができる。
【0173】また、この発明では、水平駆動信号や垂直
駆動信号などに基づいてノコギリ波を形成し、これを補
正信号とする。また、この補正信号のレベルに応じてシ
フトレジスタの転送クロックの位相を変調する。このよ
うに、転送クロックの位相を表示画面や表示画像信号に
応じた補正信号で変調するので、簡単な構成で画面の表
示黒レベルなどに影響を与えることなく、輝度ムラの補
正をおこなうことができる。
駆動信号などに基づいてノコギリ波を形成し、これを補
正信号とする。また、この補正信号のレベルに応じてシ
フトレジスタの転送クロックの位相を変調する。このよ
うに、転送クロックの位相を表示画面や表示画像信号に
応じた補正信号で変調するので、簡単な構成で画面の表
示黒レベルなどに影響を与えることなく、輝度ムラの補
正をおこなうことができる。
【0174】更に、この発明では、表示装置のパネル上
において、データ出力部(例えば、D/Aコンバータ)
を複数の組に分けている場合、これに合わせてシフトレ
ジスタの転送クロックを複数相とする。例えば、シフト
レジスタの転送クロックとして2相クロックを使用する
場合、そのうちの一方の位相を輝度ムラを補正するため
の補正信号に基づいて変調する事により、異なる組のデ
ータ出力部から供給されたデータを表示する画素間で表
示輝度に差が発生し、画質が低下することを防止でき
る。
において、データ出力部(例えば、D/Aコンバータ)
を複数の組に分けている場合、これに合わせてシフトレ
ジスタの転送クロックを複数相とする。例えば、シフト
レジスタの転送クロックとして2相クロックを使用する
場合、そのうちの一方の位相を輝度ムラを補正するため
の補正信号に基づいて変調する事により、異なる組のデ
ータ出力部から供給されたデータを表示する画素間で表
示輝度に差が発生し、画質が低下することを防止でき
る。
【0175】また、複数相の転送クロックのいずれにつ
いても位相変調すれば、より確実に画素間での表示輝度
の差を低減でき、更に均一な表示を行うことが可能とな
る。例えば、2相の転送クロックの場合、同一の補正信
号に基づいて作成した位相変調転送クロックを上記2相
のうちの一方の転送クロックとし、他方のクロックとし
て上記位相変調転送クロックを極性反転した信号を用い
ることができる。
いても位相変調すれば、より確実に画素間での表示輝度
の差を低減でき、更に均一な表示を行うことが可能とな
る。例えば、2相の転送クロックの場合、同一の補正信
号に基づいて作成した位相変調転送クロックを上記2相
のうちの一方の転送クロックとし、他方のクロックとし
て上記位相変調転送クロックを極性反転した信号を用い
ることができる。
【0176】更に、この発明において、一水平駆動期間
又は一垂直駆動期間内で電圧レベルの変化する補正信号
を用いて転送クロックの位相変調を行うか或いは位相変
調しないかを切り替える切り替え手段を設けることによ
り、表示装置に様々な周波数の画像を表示する場合、周
波数がある程度高く、輝度ムラが発生する場合にのみ補
正を行わせることが可能となる。よって、過補正を防止
することができる。
又は一垂直駆動期間内で電圧レベルの変化する補正信号
を用いて転送クロックの位相変調を行うか或いは位相変
調しないかを切り替える切り替え手段を設けることによ
り、表示装置に様々な周波数の画像を表示する場合、周
波数がある程度高く、輝度ムラが発生する場合にのみ補
正を行わせることが可能となる。よって、過補正を防止
することができる。
【0177】また、表示画像の周波数に応じて、切り替
え手段が上記補正信号の振幅を切り替えることとした場
合にも、過補正を防止しつつ、必要な場合には確実に輝
度ムラを防ぐための補正を実行することができる。
え手段が上記補正信号の振幅を切り替えることとした場
合にも、過補正を防止しつつ、必要な場合には確実に輝
度ムラを防ぐための補正を実行することができる。
【0178】また、表示画像の周波数を判別する周波数
弁別手段を設け、この判別結果に基づいて上記切り替え
手段を制御すれば、入力表示画像が不定であっても、こ
れ適した補正を自動的に実行することが可能となる。
弁別手段を設け、この判別結果に基づいて上記切り替え
手段を制御すれば、入力表示画像が不定であっても、こ
れ適した補正を自動的に実行することが可能となる。
【0179】更に、この発明では、列方向に並ぶ各画素
に対して表示画像信号を供給するための複数のデータラ
インを選択するスイッチ手段の動作期間を、シフトレジ
スタの転送クロックに応じて制御する。従って、簡単に
かつ確実にデータライン毎に画素に供給する表示画像信
号の電圧レベルを制御でき、このような手法により、画
面上で水平方向における表示輝度のムラをなくすことが
できる。
に対して表示画像信号を供給するための複数のデータラ
インを選択するスイッチ手段の動作期間を、シフトレジ
スタの転送クロックに応じて制御する。従って、簡単に
かつ確実にデータライン毎に画素に供給する表示画像信
号の電圧レベルを制御でき、このような手法により、画
面上で水平方向における表示輝度のムラをなくすことが
できる。
【0180】さらにまた、この発明では、行方向に並ぶ
各画素を選択して表示画像信号を書き込むための走査信
号がそれぞれ印加される複数の走査ラインに印加する走
査信号を、シフトレジスタから転送クロックに従って出
力される信号とする。従って、各走査ラインに接続され
た各画素への表示画像信号の書き込み期間を制御して、
各走査ライン毎に画素に書き込まれる表示画像信号の電
圧レベルを制御でき、垂直方向における表示輝度のムラ
をなくすことができる。
各画素を選択して表示画像信号を書き込むための走査信
号がそれぞれ印加される複数の走査ラインに印加する走
査信号を、シフトレジスタから転送クロックに従って出
力される信号とする。従って、各走査ラインに接続され
た各画素への表示画像信号の書き込み期間を制御して、
各走査ライン毎に画素に書き込まれる表示画像信号の電
圧レベルを制御でき、垂直方向における表示輝度のムラ
をなくすことができる。
【図1】 実施の形態1の構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図2】 実施の形態1に係る水平補正信号発生回路1
60の構成を示すブロック図である。
60の構成を示すブロック図である。
【図3】 実施の形態1に係るXCLK位相変調回路1
70の構成を示すブロック図である。
70の構成を示すブロック図である。
【図4】 実施の形態1の水平補正信号発生回路160
の動作を示す波形図である。
の動作を示す波形図である。
【図5】 実施の形態1の動作を示すタイミング図であ
る。
る。
【図6】 実施の形態1の別の動作タイミングを示す図
である。
である。
【図7】 実施の形態2の構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図8】 実施の形態3の構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図9】 実施の形態3のXCLK位相変調回路172
の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
【図10】 実施の形態3の動作を示すタイミング図で
ある。
ある。
【図11】 実施の形態4のXCLK位相変調回路17
4の構成を示すブロック図である。
4の構成を示すブロック図である。
【図12】 実施の形態5の構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図13】 実施の形態5の水平補正信号発生回路16
2の構成を示すブロック図である。
2の構成を示すブロック図である。
【図14】 実施の形態6の水平補正信号発生回路16
4の構成を示すブロック図である。
4の構成を示すブロック図である。
【図15】 実施の形態7の構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図16】 実施の形態7の周波数弁別回路200の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図17】 実施の形態7の周波数弁別回路200の動
作を示すタイミング図である。
作を示すタイミング図である。
【図18】 従来の液晶表示装置の駆動回路の構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図19】 XSTP発生回路20の構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図20】 反転駆動回路40の構成を示すブロック図
である。
である。
【図21】 サンプリングパルス発生回路100の構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図22】 サンプルホールド回路110A〜110D
の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
【図23】 ラッチ回路120A〜120Dの構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図24】 YSTP発生回路140の構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図25】 従来の動作を示すタイミング図である。
【図26】 反転駆動回路40の動作を示す波形図であ
る。
る。
10 XCLK発生回路、20 XSTP発生回路、2
0A、20B DFF、20C アンド回路、30 水
平シフトレジスタ、40 反転駆動回路、40A 反転
回路、40B,40C レベルシフト回路、50,6
0,80 2分周回路、100 サンプリングパルス発
生回路、110A,110B,110C,110D サ
ンプルホールド回路、120A,120B,120C,
120Dラッチ回路、130A,130B,130C,
130D D/Aコンバータ、140 YSTP発生回
路、150 垂直シフトレジスタ、160,162,1
64 水平補正信号発生回路、170,172,174
XCLK位相変調回路、180 垂直補正信号発生回
路、190 YCLK位相変調回路、200 周波数弁
別回路。
0A、20B DFF、20C アンド回路、30 水
平シフトレジスタ、40 反転駆動回路、40A 反転
回路、40B,40C レベルシフト回路、50,6
0,80 2分周回路、100 サンプリングパルス発
生回路、110A,110B,110C,110D サ
ンプルホールド回路、120A,120B,120C,
120Dラッチ回路、130A,130B,130C,
130D D/Aコンバータ、140 YSTP発生回
路、150 垂直シフトレジスタ、160,162,1
64 水平補正信号発生回路、170,172,174
XCLK位相変調回路、180 垂直補正信号発生回
路、190 YCLK位相変調回路、200 周波数弁
別回路。
Claims (13)
- 【請求項1】 複数の画素がマトリクス状に配置された
表示装置の駆動回路であって、 転送クロックに応じて水平方向又は垂直方向に並ぶ前記
各画素を選択するためのシフトレジスタと、 一画面の一水平駆動期間又は一垂直駆動期間中で波形の
変化する補正信号を発生する補正信号作成手段と、 前記補正信号に基づいて、前記シフトレジスタの前記転
送クロックの位相を変調するクロック位相変調手段と、 を備えることを特徴とするマトリクス型表示装置の駆動
回路。 - 【請求項2】 複数の画素がマトリクス状に配置された
表示装置の駆動回路であって、 転送クロックに応じて水平方向に並ぶ前記各画素を順次
選択するためのシフトレジスタと、 前記一水平駆動期間内で電圧レベルの変化する水平補正
信号を発生する補正信号作成手段と前記水平補正信号に
基づいて、前記シフトレジスタの前記転送クロックの位
相を変調させるクロック位相変調手段と、 を備えることを特徴とするマトリクス型表示装置の駆動
回路。 - 【請求項3】 複数の画素がマトリクス状に配置された
表示装置の駆動回路であって、 転送クロックに応じて垂直方向に並ぶ前記各画素を順次
選択するためのシフトレジスタと、 前記一垂直駆動期間内で電圧レベルの変化する垂直補正
信号を発生する補正信号作成手段と前記垂直水平補正信
号に基づいて、前記シフトレジスタの転送クロックの位
相を変調するクロック位相変調手段と、 を備えることを特徴とするマトリクス型表示装置の駆動
回路。 - 【請求項4】 前記補正信号作成手段は、水平駆動信号
又は垂直駆動信号に応じて電圧レベルの変化するノコギ
リ波を作成して、これを前記水平又は垂直補正信号とし
て前記クロック位相変調手段に供給し、 前記クロック位相変調手段は、前記水平又は垂直補正信
号の電圧レベルに応じて前記転送クロックを位相変調
し、前記シフトレジスタに供給することを特徴とする請
求項1〜3のいずれか一つに記載のマトリクス型表示装
置の駆動回路。 - 【請求項5】 前記シフトレジスタは、転送クロックと
して複数相のクロックを用い、 前記複数相のクロックのいずれかを前記クロック位相変
調手段から出力される位相変調転送クロックとすること
を特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のマト
リクス型表示装置の駆動回路。 - 【請求項6】 前記シフトレジスタは、転送クロックと
して2相の転送クロックを用い、前記2相の転送クロッ
クの一方を前記クロック位相変調手段からの非反転位相
変調転送クロックとし、 前記2相のクロックの他方を前記クロック位相変調手段
からの反転位相変調転送クロックとすることを特徴とす
る請求項1〜5のいずれか一つに記載のマトリクス型表
示装置の駆動回路。 - 【請求項7】 更に、前記クロック位相変調手段に、前
記水平又は垂直駆動期間中に電圧レベルの変化する前記
補正信号又は一定電圧のいずれを供給するかを切り替え
る切り替え手段を備えることを特徴とする請求項1〜6
のいずれか一つに記載のマトリクス表示装置の駆動回
路。 - 【請求項8】 更に、前記補正信号作成手段が作成する
前記補正信号の振幅を切り替える切り替え手段を備える
ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の
マトリクス型表示装置の駆動回路。 - 【請求項9】 更に、表示画像のドットクロックの周波
数の高低を判別する周波数弁別手段を備え、 前記切り替え手段は、前記周波数弁別手段からの判別出
力に基づき、前記クロック位相変調手段に前記補正信号
又は一定電圧のいずれを供給するかを切り替えることを
特徴とする請求項8に記載のマトリクス型表示装置の駆
動回路。 - 【請求項10】 更に、表示画像のドットクロックの周
波数の高低を判別する周波数弁別手段を備え、 前記切り替え手段は、前記周波数弁別手段からの判別出
力に基づいて前記補正信号の振幅を切り替えることを特
徴とする請求項9に記載のマトリクス型表示装置の駆動
回路。 - 【請求項11】 前記切り替え手段は、表示画像の水平
同期信号の周波数が高い場合に、前記クロック位相変調
手段に前記補正信号を供給するか又は前記補正信号の振
幅が大きくなるように切り替え動作し、 前記水平同期信号の周波数が低い場合には、前記クロッ
ク位相変調手段に前記一定電圧を供給するか又は前記補
正信号の振幅が小さくなるように切り替え動作すること
を特徴とする請求項7〜10のいずれか一つに記載のマ
トリクス型表示装置の駆動回路。 - 【請求項12】 前記マトリクス型表示装置は、前記マ
トリクス状に配置された前記画素の各列間に配置され、
列方向に並ぶ各画素に対して表示画像信号を供給するた
めの複数のデータラインを有し、 前記データラインに対して、所定の表示画像信号供給部
から出力される前記表示画像信号を選択的に供給するた
めの複数のスイッチ手段を備え、 前記転送クロックに従って前記シフトレジスタから出力
される信号に応じて前記スイッチ手段を順次動作させる
ことにより、前記各データラインに供給される表示画像
信号の電圧レベルを制御することを特徴とする請求項1
又は請求項2に記載のマトリクス型表示装置の駆動回
路。 - 【請求項13】 前記マトリクス型表示装置は、前記マ
トリクス状に配置された前記画素の各行間に配置され、
行方向に並ぶ各画素を選択して表示画像信号を書き込む
ための走査信号がそれぞれ印加される複数の走査ライン
を有し、 前記転送クロックに従って前記シフトレジスタから出力
される信号に応じた信号を、前記走査信号として前記各
走査ラインに順次印加することにより、各走査ラインに
接続された各画素への表示画像信号の書き込み期間を制
御することを特徴とする請求項1又は請求項3に記載の
マトリクス型表示装置の駆動回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9074161A JPH10268842A (ja) | 1997-03-26 | 1997-03-26 | マトリクス型表示装置の駆動回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9074161A JPH10268842A (ja) | 1997-03-26 | 1997-03-26 | マトリクス型表示装置の駆動回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10268842A true JPH10268842A (ja) | 1998-10-09 |
Family
ID=13539162
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9074161A Pending JPH10268842A (ja) | 1997-03-26 | 1997-03-26 | マトリクス型表示装置の駆動回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10268842A (ja) |
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- 1997-03-26 JP JP9074161A patent/JPH10268842A/ja active Pending
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