JPH079754Y2 - チエンケ−ス取付装置 - Google Patents
チエンケ−ス取付装置Info
- Publication number
- JPH079754Y2 JPH079754Y2 JP1986103243U JP10324386U JPH079754Y2 JP H079754 Y2 JPH079754 Y2 JP H079754Y2 JP 1986103243 U JP1986103243 U JP 1986103243U JP 10324386 U JP10324386 U JP 10324386U JP H079754 Y2 JPH079754 Y2 JP H079754Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chain case
- chain
- case mounting
- mounting bracket
- mounting device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
- Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、自転車等のチエンケースを取付ける装置に関
するものである。
するものである。
従来の技術 第2図は、後端部は後金具によりフレームに固定されて
おり、ケースの前端部を前金具に固定している従来のチ
エンケース取付金具を示すものである。第2図におい
て、1はチエンケースであり、2はチエンケース取付金
具で、両端部分はL字型に曲げられ、ネジ穴2aを有する
チエンケースの固定部を2ケ所有しており、この固定部
にチエンケース1の前端部をネジによって固定してい
る。チエンケース取付金具2は中央部に穴2bを有し、こ
の部分を右ワン3に嵌合させ、ケース止めリング4でク
ランク軸5と同軸に固定されており、クランク軸5を中
心に回転させて、チエンケースの長穴1aにネジ穴2aを合
わせる必要がある。
おり、ケースの前端部を前金具に固定している従来のチ
エンケース取付金具を示すものである。第2図におい
て、1はチエンケースであり、2はチエンケース取付金
具で、両端部分はL字型に曲げられ、ネジ穴2aを有する
チエンケースの固定部を2ケ所有しており、この固定部
にチエンケース1の前端部をネジによって固定してい
る。チエンケース取付金具2は中央部に穴2bを有し、こ
の部分を右ワン3に嵌合させ、ケース止めリング4でク
ランク軸5と同軸に固定されており、クランク軸5を中
心に回転させて、チエンケースの長穴1aにネジ穴2aを合
わせる必要がある。
これら従来のチエンケースにおいては、クランク軸に取
付けられたフロントギヤを覆う必要があるため、チエン
ケースはクランク軸より前方に延長されており、チエン
ケースに足を乗せることによりしばしばかかる上からの
力を、取付金具によってうまくハンガーに伝えることが
できた。
付けられたフロントギヤを覆う必要があるため、チエン
ケースはクランク軸より前方に延長されており、チエン
ケースに足を乗せることによりしばしばかかる上からの
力を、取付金具によってうまくハンガーに伝えることが
できた。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、上記の従来の構成では、チエンケース取
付金具は、クランク軸を中心に自由に回転できる反面、
チエンケース1を固定する時に、ネジ穴2aとチエンケー
スの長穴1aとを位置合わせするために取付金具を適当な
角度だけ回転してやらねばならなかった。
付金具は、クランク軸を中心に自由に回転できる反面、
チエンケース1を固定する時に、ネジ穴2aとチエンケー
スの長穴1aとを位置合わせするために取付金具を適当な
角度だけ回転してやらねばならなかった。
その時、チエンケース取付装金具2には、ネジ穴位置を
規制するための位置決め機能がなく、組み付け時間等の
増加を招いたり、あるいは、この作業時に、不正組み付
けによるネジバカの発生やチエンケースの変形を誘発し
たりするという問題点を有していた。
規制するための位置決め機能がなく、組み付け時間等の
増加を招いたり、あるいは、この作業時に、不正組み付
けによるネジバカの発生やチエンケースの変形を誘発し
たりするという問題点を有していた。
本考案は、上記従来の問題点を解決するもので、クラン
ク軸を中心とした自由な回転を規制することにより、作
業時間の短縮を図るとともに、ネジのつぶれ、変形とい
った不良を減少し、さらにチエンケース自身の回転、変
形を防ぐことができるチエンケース取付装置を提供する
ことを目的とする。
ク軸を中心とした自由な回転を規制することにより、作
業時間の短縮を図るとともに、ネジのつぶれ、変形とい
った不良を減少し、さらにチエンケース自身の回転、変
形を防ぐことができるチエンケース取付装置を提供する
ことを目的とする。
問題点を解決するための手段 この目的を達成するために、本考案のチエンケース取付
金具は、板金の一部をL形に曲げ起こし、フレームを構
成するパイプ、例えばチエンステーの上部に当接させる
構成をとる。
金具は、板金の一部をL形に曲げ起こし、フレームを構
成するパイプ、例えばチエンステーの上部に当接させる
構成をとる。
作用 この構成によって、チエンケースの穴位置を合わせてみ
るまでもなく、容易に位置が規制され、ネジ止め等の組
立て作業時間も短縮され、不良の発生も減少させること
ができる。
るまでもなく、容易に位置が規制され、ネジ止め等の組
立て作業時間も短縮され、不良の発生も減少させること
ができる。
実施例 以下、本考案の一実施例について図面を参照しながら説
明する。
明する。
第1図は本考案の一実施例におけるチエンケース取付装
置を示す。第1図において、10は上端を内側へ折曲した
チエンケースで、先端部分にチエンケース取付金具11と
組み付けるための長穴10a,10bを有している。チエンケ
ース取付金具11は、右ワン3に嵌合するリング状部分12
と、そこから一体に伸びハンガーラッグ6に沿うように
折曲され、さらに後部上方へ立上がった略Y字状の部分
13とを板金加工によって形成したもので、部分13の一方
の腕14は上端を外側へ折曲してチエンケースを組み付け
るためのネジ穴またはタップ穴14aを設け、他方の腕15
は先端をL字状に折曲してチエンケースを組み付けるた
めのネジ穴またはタップ穴15aを設けている。また、チ
エンケース取付金具11には、その取付位置を規制するた
めの、板金を曲げ起こした部分16を腕15の下側に設けら
れている。
置を示す。第1図において、10は上端を内側へ折曲した
チエンケースで、先端部分にチエンケース取付金具11と
組み付けるための長穴10a,10bを有している。チエンケ
ース取付金具11は、右ワン3に嵌合するリング状部分12
と、そこから一体に伸びハンガーラッグ6に沿うように
折曲され、さらに後部上方へ立上がった略Y字状の部分
13とを板金加工によって形成したもので、部分13の一方
の腕14は上端を外側へ折曲してチエンケースを組み付け
るためのネジ穴またはタップ穴14aを設け、他方の腕15
は先端をL字状に折曲してチエンケースを組み付けるた
めのネジ穴またはタップ穴15aを設けている。また、チ
エンケース取付金具11には、その取付位置を規制するた
めの、板金を曲げ起こした部分16を腕15の下側に設けら
れている。
チエンケース取付金具11及びチエンケース10の組立て順
序は、ハンガラッグ6に右ワン3、クランク軸5等のハ
ンガ小物セット組み付けた後、チエンケース取付金具11
をケース止めリング4で固定し、更にギヤクランク(図
略)、チエンまたはベルト(図略)をセットする。最後
にチエンケース10をその長穴10a,10bとチエンケース取
付金具11のネジ穴14a,15aとを合わせるように金具11の
外側にセットし、ネジ止めすることによって組み付け
る。
序は、ハンガラッグ6に右ワン3、クランク軸5等のハ
ンガ小物セット組み付けた後、チエンケース取付金具11
をケース止めリング4で固定し、更にギヤクランク(図
略)、チエンまたはベルト(図略)をセットする。最後
にチエンケース10をその長穴10a,10bとチエンケース取
付金具11のネジ穴14a,15aとを合わせるように金具11の
外側にセットし、ネジ止めすることによって組み付け
る。
以上のように本実施例によれば、チエンケース取付金具
11のその一部をL形に曲げ起こした当接部16をチエンス
テー7に当接させることによって、チエンケース取付金
具11が有するネジ穴14a,15aを規制し、位置決めするこ
とが容易にでき、組立て作業時間の短縮と、不正規位置
での組付けによって起こるネジのつぶれ、変形といった
不良を減少することができる。またこの様な、小型のチ
エンケースでクランク軸5より前方に出ないものでは、
チエンケースにかかる上からの力により、チエンケース
取付金具は左回転の力を受けるが、この動きを曲げ起こ
した当接部16で受けるものである。
11のその一部をL形に曲げ起こした当接部16をチエンス
テー7に当接させることによって、チエンケース取付金
具11が有するネジ穴14a,15aを規制し、位置決めするこ
とが容易にでき、組立て作業時間の短縮と、不正規位置
での組付けによって起こるネジのつぶれ、変形といった
不良を減少することができる。またこの様な、小型のチ
エンケースでクランク軸5より前方に出ないものでは、
チエンケースにかかる上からの力により、チエンケース
取付金具は左回転の力を受けるが、この動きを曲げ起こ
した当接部16で受けるものである。
考案の効果 本考案では、チエンケース取付金具にL形の曲げ起こし
を有し、それをフレームに当接させることにより、位置
決めをしているため、組立て容易で作業時間を短縮する
ことができる。
を有し、それをフレームに当接させることにより、位置
決めをしているため、組立て容易で作業時間を短縮する
ことができる。
また、チェンケースの上部からの力に対してもチェンケ
ース取付金具に設けられた当接部がチェンステーの上部
に当接しているため、万が一ケース止めリングの固定が
不確実であってもこの当接部がストッパーとなりチェン
ケースの変移が妨げられ、部品の変形を防ぐことができ
る。
ース取付金具に設けられた当接部がチェンステーの上部
に当接しているため、万が一ケース止めリングの固定が
不確実であってもこの当接部がストッパーとなりチェン
ケースの変移が妨げられ、部品の変形を防ぐことができ
る。
第1図は本考案によるチエンケース取付装置の実施例を
示す見取図、第2図は従来のチエンケース取付装置の見
取図である。 3……右ワン、4……ケース止めリング、5……クラン
ク軸、6……ハンガーラック、7……チエンステー、10
……チエンケース、10a,10b……長穴、11……チエンケ
ース取付金具、14a,15a……ネジ穴、16……曲げ起こし
部分。
示す見取図、第2図は従来のチエンケース取付装置の見
取図である。 3……右ワン、4……ケース止めリング、5……クラン
ク軸、6……ハンガーラック、7……チエンステー、10
……チエンケース、10a,10b……長穴、11……チエンケ
ース取付金具、14a,15a……ネジ穴、16……曲げ起こし
部分。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 藤若 建介 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (56)参考文献 実公 昭57−35511(JP,Y2)
Claims (1)
- 【請求項1】フレームと、ペダル回転の中心軸となるク
ランク軸と、このペダルの回転を後輪に伝達するチエン
またはベルトと、このチエンまたはベルトの少なくとも
一部を覆うチエンケースと、前記クランク軸と同軸上に
固定され、前記チエンケースを前記フレームに取付ける
チエンケース取付金具とを備え、前記チエンケース取付
金具にはL字形に曲げ起こした当接部を設け、この当接
部をフレームのチエンステーの上部に当接させてなるチ
エンケース取付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986103243U JPH079754Y2 (ja) | 1986-07-04 | 1986-07-04 | チエンケ−ス取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986103243U JPH079754Y2 (ja) | 1986-07-04 | 1986-07-04 | チエンケ−ス取付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS639093U JPS639093U (ja) | 1988-01-21 |
JPH079754Y2 true JPH079754Y2 (ja) | 1995-03-08 |
Family
ID=30975617
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986103243U Expired - Lifetime JPH079754Y2 (ja) | 1986-07-04 | 1986-07-04 | チエンケ−ス取付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH079754Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7423573B2 (ja) | 2021-04-28 | 2024-01-29 | 富士フイルムヘルスケア株式会社 | 超音波プローブおよび超音波診断装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5735511U (ja) * | 1980-08-08 | 1982-02-24 |
-
1986
- 1986-07-04 JP JP1986103243U patent/JPH079754Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS639093U (ja) | 1988-01-21 |
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