JPH0797416B2 - 有料道路用端末機 - Google Patents

有料道路用端末機

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JPH0797416B2
JPH0797416B2 JP60263033A JP26303385A JPH0797416B2 JP H0797416 B2 JPH0797416 B2 JP H0797416B2 JP 60263033 A JP60263033 A JP 60263033A JP 26303385 A JP26303385 A JP 26303385A JP H0797416 B2 JPH0797416 B2 JP H0797416B2
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佐起子 小島
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、有料道路の通行路の途中に設けられた間ゲー
トにて不正通行車両を摘発可能な有料道路用端末機に関
する。
〔従来の技術〕
一般に、多区間の有料道路においては、車種別および利
用区間別の料金体系をとっている。このような料金体系
の有料道路では、有料道路入口ゲートにて通行車両に入
口ゲート番号,車種などの料金計算に必要な入口情報
(通行料金算出情報)と有料道路に進入した月日時分等
の進入時間情報等を記録した通行券を発行し、出口ゲー
トにてこの通行券に記録されている各種情報を読取り、
これらの情報に基いて通行料金を算出して金額を受取る
ものとなっている。
しかるに、従来の有料道路においては、入口から出口ま
での間に通行券を検札するようなシステムが存在しない
ため、一部の通行者達は通行券の交換または偽造を行な
うなどして通行区間を正規の区間よりも短くみせること
により通行料金をごまかすといった不正が行なわれてい
た。特に、最近では、異なる系統の有料道路の相互乗入
れを可能とした路線があり、この種の有料道路では上述
したような不正利用が発生し易かった。以下、この場合
について説明する。
第6図は第1系統有料道路Iと第2系統有料道路IIとが
ジャンクションJによって相互乗入れ可能な場合を示し
ている。同図においてA,Bはインターチェンジであり、
このインターチェンジA,Bは共に第7図に示す形態をと
っている。今、通行車両がインターチェンジAから進入
し第1系統有料道路Iの下り車線を走行してジャンクシ
ョンJにさしかかり、ランプウェイαからβを通過して
インターチェンジBから退出したとする。この場合、実
際の通行距離はインターチェンジA〜ジャンクションJ
〜インターチェンジBであるにもかかわらず、通行料金
はインターチェンジA〜インターチェンジB間の料金し
か請求できない。
第8図は第1系統有料道路Iと第2系統有料道路IIとが
バイパスP1,P2によって相互乗入れ可能となった場合で
あり、図中C,D,E,Fは第7図と同様のインターチェンジ
を示す。今、通行車両がインターチェンジCから進入
し、第1系統Iの下り車線を走行してバイパスP1を通過
し、第2系統IIの上り車線を走行してバイパスP2を通過
し、第1系統Iの上り車線を走行してインターチェンジ
Dから退出したとする。この場合も実際の走行距離より
かなり短いインターチェンジC〜D間の通行料金しか徴
収できなかった。また、第2系統IIのインターチェンジ
E〜F間にサービスエリアSAがある場合は、インターチ
ェンジEから進入しこのサービスエリアSAに達した第1
車両の利用者と、前述したようにしてインターチェンジ
Cから進入しサービスエリアSAに達した第2車両の利用
者とがこのサービスエリアSAでお互いの通行券を交換す
ると、第1車両がインターチェンジDから退出しても通
行料金はインターチェンジE〜D間の料金ではなくイン
ターチェンジC〜D間の料金となり、第2車両がインタ
ーチェンジFから退出しても通行料金はインターチェン
ジE〜F間の料金となる。
そこで、このような不正使用を防止するために、第6図
においてはジャンクションJの中途位置H1、第8図にお
いてはバイパスP1,P2の中途位置H2,H3に、第9図に示す
ような通行車両識別装置を設置することが考えられてい
る。すなわち、設置位置H1〜H3の路線上に車両通過検出
を行なうセンサ1a,1b,1cを設置して、これらセンサ1a〜
1cにより車両通過検出を行ない、この通過検出に同期し
て当該路線に向けて設置した撮像装置2により車両また
はナンバープレートを撮像し、出口ゲートにて撮像画像
の再生または信号処理を行なって退出する車両の検索を
行なうことにより不正車両を摘発するものとなってい
る。なお、図中3は夜間等に使用される照明装置であ
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかるに、撮像画像をビデオテープレコーダ(VTR)に
よって再生し、この再生画像から当該車両を検索するこ
とは実際上不可能に近い。また、中途位置H1〜H3を高速
で走行する全ての車両のナンバープレートを識別するこ
とも撮像装置2の分解能,照明状態等の影響によりほと
んど困難であった。このため、不正摘発を確実に行なう
ことはできなかった。
ところで、通行券は有料道路全区間にて同一通行券が使
用されると限ったものではなく、磁気カードからなる通
行券とパンチカードからなる通行券とを併用する場合が
ある。この場合には、磁気カード使用区間とパンチカー
ド使用区間との分岐点に通行券交換用の間ゲートが設け
られている。そこで、この間ゲートにおける通行券交換
時に上記通行券に記録されている入口ゲート番号,進入
時刻等の情報を磁気カードの場合は機械的に、パンチカ
ードの場合は目視でチェックを行なって通行券の不正使
用防止をはかろうとしているが、本来、間ゲートの意図
する目的は通行券の交換であるため、いずれも通行券の
良否を簡単にチェックするのみで不正使用防止手段とし
ては不完全なものであった。
そこで本発明は、有料道路の通行路の途中で不正通行車
両を確実に摘発でき、不正通行車両の削減をはかり得る
有料道路用端末機を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、有料道路の通行路の途中に設けられた1つも
しくは複数の間ゲートに設置される有料道路用端末機に
おいて、現在の時刻を計時する時計部と、有料道路の入
口ゲートにて当該入口ゲートを特定するゲート番号情報
およびそのゲートの通過時刻情報が磁気記録されて発行
される通行券の磁気記録情報を読取る通行券読取り部
と、入口ゲートを特定するゲート番号情報に対応してあ
るいは当該有料道路用端末機が設置されている間ゲート
を除く他の間ゲートを特定するゲート番号情報に対応し
て当該有料道路用端末機が設置されている間ゲートまで
のゲート間通行許容時間情報を格納する記憶部と、通行
券読取り部にて通行券の磁気記録情報が読み取られる
と、その情報中の入口ゲートあるいは直前に通過した間
ゲートのゲート番号情報が記憶部に登録されているか否
かを検索する検索手段と、この検索手段により該当する
ゲート番号情報が記憶部に登録されていることが確認さ
れるとそのゲート番号情報に対応するゲート間通行許容
時間を記憶部から読出す情報読出し手段と、通行券読取
り部にて読取られた入口ゲートあるいは直前に通過した
間ゲートの通過時刻情報と時計部にて計時されている現
時刻情報とからゲート間通行時間を算出する演算手段
と、この演算手段により算出されたゲート間通行時間が
読出し手段により記憶部から読出されたゲート間通行許
容時間以内であるとき通行券を有効と判定し、ゲート間
通行時間がゲート間通行許容時間を上回るとき通行券を
無効と判定する通行券判定手段と、検索手段により該当
するゲート番号情報が記憶部に登録されていないことが
確認されたとき、および通行券判定手段により通行券の
無効が判定されたとき警告を発する警告手段と、通行券
判定手段により通行券の有効が判定されたとき当該通行
券に当該有料道路用端末機が設置されている間ゲートの
ゲート番号情報および時計部にて計時されている現時刻
情報を磁気記録する通行券書込み部とを備えたものであ
る。
〔作用〕
このような手段を講じたことにより、通行車両が直前に
通過した入口ゲートまたは間ゲートが当該有料道路用端
末機が設置されている間ゲートに対して正当なゲートで
ありかつその通過時刻から当該間ゲートに到達するまで
の通行時間が予め決められている所定の通行許容時間以
内であるとき有効通行券と判定され、それ以外のときに
は無効通行券と判定される。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面を参照しながら説明す
る。本実施例においては、第1図に示す如く、磁気カー
ド通行券使用の有料道路Rにおいて、入口ゲートI1,I2
と出口ゲート01,02との間の本線途中に通行券チェック
用の間ゲート(以下、チェックバリアという)G1,G2を
2個所にわたり設けた場合を例示し、これら各チェック
バリアG1,G2には通行券に記録された各種情報の処理を
行なう端末機が設置されている。第2図は上記端末機の
機能構成を示すブロック図である。同図において11は本
機の機能全体を制御する制御装置であって、搬送制御部
12,磁気カード読取り部13,メモリ部14,時計部15,磁気カ
ード書込み部16,印字部17,表示部18が接続されている。
上記搬送制御部12は、本機内における通行券の搬送動作
を制御するものである。磁気カード読取り部13は、通行
券の磁気ストライブ部に記録されている情報を読取るも
のであり、読取った情報はメモリ部14のデータバッファ
19に格納されるものとなっている。このメモリ部14は、
有料道路の各入口ゲートおよびこの有料道路の途中に設
けられたチェックバリアをそれぞれ特定するゲート番号
情報を格納すると共に、前記入口ゲートあるいはチェッ
クバリアから本機が設置されているチェックバリアまで
のゲート間通行許容時間情報を格納するテーブル20を有
している。なお、上記ゲート間通行許容時間は、最悪な
交通状態を仮定しかつ走行距離を最低速度で走行した場
合にかかる時間を設定するものとなっている。
一方、時計部15は現在の時刻を計数するものである。磁
気カード書込み部16および印字部17は、通行券に所定の
情報を記録するものであって、磁気カード書込み部16は
磁気ストライプ部に磁気記録を行ない、印字部17は印書
部に印字記録を行なうものとなっている。表示部18は主
に通行券が有効であるか否かの判定結果を表示する。
今、有料道路通行車両が入口ゲートI1から有料道路Rに
進入し、チェックバリアG1にさしかかったとする。そう
すると、チェックバリアG1の収受員は通行車両利用者か
ら第3図に示す通行券30を受取り、端末機の通行券挿入
口(不図示)に挿入する。
ここで、上記通行券30は磁気記録が行なわれる磁気スト
ライプ部31と印字記録が行なわれる印書部32とからなっ
ており、上記印書部32には各入口ゲートの情報(車種,
入口ゲート番号,進入月・日・時・分,収受員番号,一
連番号)を印字する入口情報印字領域33と、各出口ゲー
トの情報(車種,出口ゲート番号,退出月・日・時・
分,収受員番号,一連番号)を印字する出口情報印字領
域34と、チェックバリアの情報(チェックバリア番号,
通過月・日・時・分)を印字する第1,第2のチェックバ
リア情報印字領域35a,35bとが設けられている。
他方、磁気ストライプ部31には、入口ゲートにおける通
行券発行時は第4図(a)で示す如く、車種,入口ゲー
ト番号,入口ゲート進入月日,入力ゲート進入時分が磁
気記録され、チェックバリア通過時は同図(b)で示す
如く、車種,入口ゲート番号,入口ゲート進入月日と共
に、入口ゲート進入時分の代りにチェックバリア通過時
分が磁気記録され、また新たにチェックバリア番号,チ
ェックバリア通過月日が磁気記録される。
さて、本機内に挿入された通行券30は搬送制御部12によ
り制御されながら搬送され、磁気カード読取り部13によ
り磁気ストライプ部31に磁気記録された各種情報が読取
られる。そして、読取られた情報はメモリ部14のデータ
バッファ19にそれぞれ格納された後、所定の情報に関し
てテーブル20の検索が行なわれる。すなわち、第5図に
示す如く、テーブル20のゲート番号格納領域Q1に登録さ
れているゲート番号情報N1〜Nmの中から入口ゲートI1を
特定する入口ゲート番号情報Nと一致するゲート番号情
報が検索される(検索手段)。今、入口ゲート番号情報
Nが例えばゲート番号情報Nxとして登録されていたとす
ると、このゲート番号情報Nxに対応してテーブル10のゲ
ート間通行許容時間格納領域Qに格納されている通行許
容時間Txが読出される(情報読出し手段)。次に、入口
ゲート進入時の月日時分情報Dと時計部15から与えられ
る現在の月日時分情報DGとにより入口ゲートI1からチェ
ックバリアG1までの通行時間T(DG−D)が算出される
(演算手段)。しかして、この通行時間Tと前記通行許
容時間Txとが比較照合される。
その結果、通行時間Tが通行許容時間Tx以内であった場
合には、この通行券30は有効通行券と判定され、通行時
間Tが通行許容時間Txを上回っている場合には、この通
行券20は無効通行券と判定される(通行券判定手段)。
そして有効通行券と判定された場合には、磁気カード書
込み部16により磁気ストライブ部31の所定領域にチェッ
クバリアGのバリア番号NGと時計部15より得られるチェ
ックバリア通過時刻(現在の月日時分)が磁気記録され
る。また、印書部32の第1のバリア情報印字領域35aに
も印字部17によってチェックバリア番号NGとチェックバ
リア通過時刻(現在の月日時分)が印字記録される。そ
の後、上記有効通行券30は搬送制御部12の制御により機
外へ排出されるので、収受員はこの通行券30を通行車両
利用者に手渡す。
一方、無効通行券と判定された場合には、この無効通行
券30は何等記録が施されることなく機内に収納され、こ
のとき表示部18において無効通行券と判定された旨が表
示される(警告手段)。その結果、収受員はこの無効通
行券利用者に対し不正通行であるか否かの調査を行な
う。なお、データバッファ9に格納された入口ゲート番
号情報Nと一致するゲート番号情報がテーブル10のゲー
ト番号格納領域Pにて検索不可能な場合も、通行券20は
無効と判定され、表示部18において無効通行券と判定さ
れた旨が表示される。
また、上記通行車両が次のチェックバリアG2に到達した
場合においても同様にして通行券の有効・無効判定が行
なわれる。この場合、磁気ストライプ部31に磁気記録さ
れているチェックバリアG1のゲート通過情報に基いて判
定される。すなわち、チェックバリアG1のチェックバリ
ア番号NGに一致するゲート番号情報が検索され、さらに
チェックバリアG1通過時刻DGによりチェックバリアG1〜
G2間の通行時間が算出されて通行許容時間以内であるか
否かの判断がなされる。そして、通行券30が有効と判定
された場合には第2のチェックバリア情報印字領域35b
にチェツクバリアG2の通過情報が印字記録される。
このように本実施例においては、通行券利用車両が当該
チェックバリアに対し直前に通過した入口ゲートあるい
はチェックバリアの正否を判定し、正しい場合には上記
入口ゲートあるいはチェックバリアから当該チェックバ
リアまでの通行時間を求め、この通行時間が予め設定さ
れている該当区間の通行許容時間以内であるか否かによ
って通行券30の有効・無効を判定している。ここで、上
記通行許容時間は該当区間を最悪条件下でかつ最低速度
で走行した場合の時間としているので、正常に走行して
いる場合にはこの許容時間よりもかかって該当区間を走
行することは先ず考えられない。したがって、通行券30
が無効と判定された場合には不正使用の可能性が高く、
よってこの無効通行券利用者を調査することにより不正
車両の摘発を確実に行なうことができ、不正通行車両の
削減をはかり得る。
例えば、利用者の持参した通行券30に記録されている直
前に通過した入口ゲート番号または間ゲート番号が当該
間ゲートに設置された端末機内のテーブル20に登録され
ていなかったたために無効通行券の警告表示がなされた
場合には、明らかに不正経路の走行と認められるので、
収受員は利用者に対して当該間ゲートまでの通行経路を
聴取し、入口ゲートから当該間ゲートの最寄り出口ゲー
トまでの通行料金及び悪質な場合は割増金等を徴収した
後、当該間ゲートの最寄りの入口ゲートからの通行券を
利用者に渡して通行させる。この場合、不正通行を検知
した間ゲートまでの通行料金は当該間ゲートですでに精
算収受済みであるので、出口ゲートでは当該間ゲートの
最寄りの入口ゲートからの通行料金を正常に収受すれば
よく、出口ゲートでの不正通行のチェック業務に負担を
かけることはない。
また、利用者の持参した通行券30に記録されている直前
に通過した入口ゲート番号または間ゲート番号が当該間
ゲートに設置された端末機内のテーブル20に登録されて
はいるが、直前に通過した入口ゲートまたは間ゲートか
ら当該間ゲートに至るまでの通行時間がその登録されて
いる入口ゲート番号または間ゲート番号に対応する通行
許容時間を越えていたために無効通行券の警告表示がな
された場合には、必ずしも不正があったとは限らないの
で、収受員は利用者に対して通行時間がかかった理由を
聴取する。その結果、不正通行でないと認められるとき
には、収受員は当該通行券30に対して正常な通行券と同
様の磁気記録及び印字を行った後、利用者に渡し、その
まま通行させる。この場合、当該通行券30には当該間ゲ
ートのゲート番号及び通過時刻が記録されるので、その
先の間ゲートまたは出口ゲートでは当該ゲートからの通
行時間をチェックすればよく、当該間ゲートまでの通行
時間超過の処理は当該間ゲートで完結する。
一方、事情徴収の結果、例えば以前に紛失を偽造して不
正に取得した通行券の使用や道路内での通行券の交換実
施等により不正通行と認められる場合には、前述したよ
うに、収受員は利用者に対して当該間ゲートまでの通行
経路を聴取し、入口ゲートから当該間ゲートの最寄り出
口ゲートまでの通行料金及び悪質な場合は割増金等を徴
収した後、当該間ゲートの最寄りの入口ゲートからの通
行券を利用者に渡して通行させる。この場合も、不正通
行を検知した間ゲートまでの通行料金は当該間ゲートで
すでに精算収受済みであるので、出口ゲートでは当該間
ゲートの最寄りの入口ゲートからの通行料金を正常に収
受すればよく、出口ゲートでの不正通行のチェック業務
に負担をかけることはない。
このように、不正通行のチェック、詮議及びその処理は
不正が発覚した間ゲートで完結するので、間ゲート及び
出口ゲートではその直前に通過した入口ゲートまたは間
ゲートからの不正通行をチェックしさえすればよく、出
口ゲートでの不正通行のチェック及び処理を単純化でき
る。また、通行券30に多くの情報を記録する必要もな
い。
なお、本発明は前記実施例に限定されるものではない。
例えば、前記実施例では有料道路区間内にチェックバリ
アを2つ設けた場合について説明したが、1つだけであ
ってもよく、また3つ以上設けてもよいのは言うまでも
ない。なお、本実施例ではチェックバリア情報格納領域
35a,35bを2つだけしか設けていないため最大2つのチ
ェックバリア情報しか印字記録できないが、不正通行防
止という見地に立てば磁気記録のみが行なわれていれば
よいため特に問題はなく、また、チェックバリア情報印
書領域を増やす、あるいは上書可能とすることにより簡
単に解決される。また、チェックバリアの設置位置は、
本実施例のように本線上だけとは限らず、ジャンクショ
ンJあるいはバイパスP1,P2であっても同様な効果を奏
し得る。このほか本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
変形実施可能であるのは勿論である。
〔発明の効果〕
以上詳述しように、本発明によれば、有料道路の通行路
の途中に設けられた間ゲートにて、通行車両が直前に通
過した入口ゲートまたは間ゲートが当該有料道路用端末
機が設置されている間ゲートに対して正当なゲートであ
りかつその通過時刻から当該間ゲートに到達するまでの
通行時間が予め決められている所定の通行許容時間以内
であるとき有効通行券と判定し、それ以外のときには無
効通行券と判定するようにしたので、有料道路の途中で
高精度に通行券の有効・無効判定を行なうことができ、
不正通行車両を高い信頼性をもって、また出口ゲートに
不正通行車両のチェック業務が集中することなく分散化
して摘発可能で、不正通行車両の削減をはかり得る有料
道路用端末機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本発明の一実施例を説明するための図
であって、第1図は概要を説明するための図、第2図は
機能構成を示すブロック図、第3図は通行券の印書フォ
ーマットを示す図、第4図(a)(b)は磁気ストライ
プ部の記録フォーマットを示す図、第5図はメモリ部の
動作を説明するための図、第6図〜第9図は従来例を説
明するための図である。 11……制御装置、12……搬送制御部、13……磁気カード
読取り部、14……メモリ部、15……時計部、16……磁気
カード書込み部、17……印字部、18……表示部、19……
データバッファ、20……テーブル、30……通行券、31…
…磁気ストライプ部、32……印書部、35a,35b……チェ
ックバリア情報印書領域。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有料道路の通行路の途中に設けられた1つ
    もしくは複数の間ゲートに設置される有料道路用端末機
    において、現在の時刻を計時する時計部と、上記有料道
    路の入口ゲートにて当該入口ゲートを特定するゲート番
    号情報およびそのゲートの通過時刻情報が磁気記録され
    て発行される通行券の磁気記録情報を読取る通行券読取
    り部と、前記入口ゲートを特定するゲート番号情報に対
    応してあるいは当該有料道路用端末機が設置されている
    間ゲートを除く他の間ゲートを特定するゲート番号情報
    に対応して当該有料道路用端末機が設置されている間ゲ
    ートまでのゲート間通行許容時間情報を格納する記憶部
    と、前記通行券読取り部にて通行券の磁気記録情報が読
    み取られると、その情報中の入口ゲートあるいは直前に
    通過した間ゲートのゲート番号情報が前記記憶部に登録
    されているか否かを検索する検索手段と、この検索手段
    により該当するゲート番号情報が前記記憶部に登録され
    ていることが確認されるとそのゲート番号情報に対応す
    るゲート間通行許容時間を前記記憶部から読出す情報読
    出し手段と、前記通行券読取り部にて読取られた入口ゲ
    ートあるいは直前に通過した間ゲートの通過時刻情報と
    前記時計部にて計時されている現時刻情報とからゲート
    間通行時間を算出する演算手段と、この演算手段により
    算出されたゲート間通行時間が前記読出し手段により記
    憶部から読出されたゲート間通行許容時間以内であると
    き前記通行券を有効と判定し、前記ゲート間通行時間が
    前記ゲート間通行許容時間を上回るとき前記通行券を無
    効と判定する通行券判定手段と、前記検索手段により該
    当するゲート番号情報が前記記憶部に登録されていない
    ことが確認されたとき、および前記通行券判定手段によ
    り通行券の無効が判定されたとき警告を発する警告手段
    と、前記通行券判定手段により通行券の有効が判定され
    たとき当該通行券に当該有料道路用端末機が設置されて
    いる間ゲートのゲート番号情報および前記時計部にて計
    時されている現時刻情報を磁気記録する通行券書込み部
    とを具備したことを特徴とする有料道路用端末機。
JP60263033A 1985-11-22 1985-11-22 有料道路用端末機 Expired - Lifetime JPH0797416B2 (ja)

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