JPS58139269A - 有料道路の不正通行検知装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は通行券交換や回し使用等による不正−通行の防
止を図るようにした有料道路における不正通行検知装置
に関するものである。

有料道路、特に高速道路では一般に車種及び利用区間別
に異なる料金を徴収している。

そして、高速道路は一般的には道路は中央分離帯にて完
全に上り車線と下り車線とが分離されていて、道路に進
入又は流出するためには料金所ゲートを通る以外できな
い構造となっている。また、通行料金の決定は入口ゲー
トでその入口ゲートの料金所番号等の情報を記録した通
行券を受は取り、これを出口ゲートで収受員に渡して、
仁の通行券に記録された入口の料金所番号を読取って入
口から出口までの利用区間の距離にしたがい通行料金を
決定して料金の徴収を行なっている。

このような道路で不正に入手した通行券（途中で他人の
通行券と相互に交換したり、紛失を装うなど）を利用す
るなどして利用区間をごまかす、いわゆるキセル行為に
よる不正が行なわれることがある。

例えば、有料道路の基点の料金所ゲートから入った利用
車が目的地に近い途中の料金所ゲ−トより入った利用者
と通行券の交換を行ない目的地の料金所ゲートから出た
とすれば基点から目的地までの区間を利用したにも・か
かわらず、目的地に近い料金所から目的地の料金所まで
の区間の料金で通行できる。

従ってこのような不正を防止できるような方策が望まれ
ている。このような通行者の不正を防止するため、従来
より料金所入口で通行券上に通行時間を記録し、料金所
出口で、出口での処理時刻と入口での通過時間との時間
差をデエックし、この経過時間と走行区間所要標準時間
とを対比して疑わしい車を摘発しているが、通行−者が
途中で睡眠などの休憩をとったり車両の事故等が発生す
れば経過時間はいくらでも長くなるからそのような理由
を示されれば摘発出来ない場合が多く、不正防止の決め
手とはなり得ない。　　　　　　　　　；□ 本発明は上記事情に鑑みて成されたもので有料道路の入
口ゲートに進入車両に応じた車種等の料金算出情報を通
行券に記録させる第１の記録装置と上記進入車両の画像
情報を該通行券に記録させる第２の記録装置とを設ける
と共に、出口ゲートに通過する車両からの通行券に記録
された料金算出情報を読取りそれに基づき料金番鼾算す
る計算装置と、誼通野外に記録された画像情報を再生す
る再生装置とを設けて構成し入口ゲートで通行券に当咳
車両の画像情報を記帰し、出口ゲートにてその車両の画
像情報を得てξれと通行券の画像情報とが一致するか否
かを判別し、これに基づき不正通行を検知するようにす
ることにより通行券交換等による不正を監視できるよう
にした有料道路の不正通行検知装置を提供することを目
的とする。

以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説
明する。

第１図は本発明の料金所の入口システムを示す。図中１
′は料４麟ゲートの進入路で二点鎖線は路側を示す。車
両はこの進入路１を矢印Ａの方向に進入するものとする
。

１ｍ、ｌｂは充電スイッチ式の車両センサーであり、透
過盤で投受光器が進入路１を挟んで対向して設置されて
いる。この車両センサ２１゜２ｂは垂直方向に複数個の
光電スイッテを配設してあり、１対ずつ路面と水平に対
向させてあって、これにより路面に垂直な面に光のスク
リーンを形成させるようにしてあり、このスクリーンの
一部でも速断されるとその部分の受光器によってこれが
検知されるようになっている。

３は路面に敷設される車種判別センサーで例えば車輪踏
圧により動作して軸数及び輪数などを検知することが出
来る踏板であり、車両センサー２＊＠ｌｂの光軸と合わ
せて設置されてＧする。

４は車種判別制御回路であり、前記光電センサー２ｍ、
２ｂの信号で車両の１台を分嶋識別し、車種判別センサ
ー３で検出された軸数、輪数などの情報により料金別車
種コードを決定する。

５は、車両の特゛徴抽出を行なう車両特徴抽出回路であ
る。この特徴抽出回路５は前記光電スイッチｊａ、ｊｂ
及び車種判別センサー３の出力信号を入力とし、車両の
軸位置での車両高さ又は長手方向に対して時間圧縮した
車高、−ｅターンなどの特徴を抽出する回路である。６
は進入して来た車両を撮像する撮像カメラであり、この
撮像カメラ６は前記光電センサーｊ　＠　、　２　ｂの
出力の立上り、即ち車両の進入の検知時に車両の前面写
真を１コマ撮影する。１は画像信号処理回路であり、後
述する通行券の磁気ストライプ上に信号が書き込めるよ
う前記撮像カメラ６で捕えた映倫データを編集する。８
は時計である。夕は通行券発行機であり、前述の車種判
別制御回路４及び車両特徴抽出回路５及び画像信号処理
回路７及び時計８と接続されこれらより得た各種情報を
入口料金所番号等とともに通行券に記録して発券する。

尚、通行券発行機９には図示しないが通行券収納用のス
タンカーと搬送路があり後述の通行券磁気ストライプ上
に車種コード、入口料金所番号、月日時分、車両特徴コ
ードなどの入口情報を磁気記録する磁気ヘッド（リード
アフタライト用（記録内容確認用）のヘッドも含む）と
ｍｓ信号記鍮ヘッド及び必要な上記入口情報を印書する
印書ヘッドなどが搬送路上に設けられている。１０は車
両の発進検出装置であり、自動発券させる無人発！轡の
場合に必要とするもので、発行された通行券が運転者に
よって抜き取られないままその車両が発進した場合など
車両発進を検…する装置の発進検出信号により通行券を
自動収納させる場合に用いられる。

第２図は磁気カード式の通行１）ＣＤを示す。

この通行券ＣＤはカード状であり、磁気記録用の磁気ス
トライプ１１と印字欄となる印書スペースＪｊが設けら
れている。磁気ストライプ１１は酌述の車種コードなど
の入口情報が記憶されるトラックＪＪａと画像信号を記
憶するトラックＩｌｂが設けられるスペースが確保され
ている。

第３図は、本発明の出口と予テムである。出口システム
の構成機器のうち第１図の入口システムと同じものを用
いているものは第１図と同じ符号を付しその機能説明を
省略する。図において１は料金所ゲート進入路で二点鎖
線は路側を示す。ｚａ、ｚｂは光電スイツデ式の車両セ
ンサー、１は車種判別センサー、４は車種判別制御回路
、５は車両＊徴抽出回路、８は時計である。以上が入口
システムと同機器である。

１１は通行券ＣＤの記憶内容を読み出す通行券確認器で
ある。この通行券確認器１３は図示しないが通行券の搬
送路上に、入口料金所で記憶された車種コードなどの入
口情報を読みとる磁気ヘッド、画像情報を読み取る磁気
ヘッド及び出口料金所番号や日、時、出口での検出車種
コードや料金などの出口情報を艶新する磁気へラド、印
書ヘッドなどが設けられる。その他車種や料金などの処
理情報を表示するディスプレイや必要な◆種指令や情報
の手動入力用操作キイなとで構成されている。

１４は画像再生表示装置であるこの画像再生１′１ぺ 表示装置１４は沸野外ＣＤから読み取った画像　　　　
“信号を編集開環すると共に前記通行券確認器１１の自
動指示又は手動指示によってこの編集記憶した車両の画
像を画像として表示すると共に通行券ＣＤの次の処理又
は手動操作でオフされる。

次に上記構成の本装置の動作について説明する。

入口料金所ゲートの進入路１に車両が進入して来るとま
ず車両センサー２％、：Ｉｂの位置でこれら車両センサ
ー２ｍ、２ｂにより車両の検出が成され、且つこの位置
の路面に敷設さ、れている車種判別センサー３により蟲
咳車両の軸数が検出される。即ち、車種判別センサー３
は例えば踏板であるから、車両が仁の踏板を踏圧すると
この踏圧を受けた順や踏圧を受けた幅に応じて踏板は信
号を出力し、これを軸数、輪数検出…力として車種判別
回路４に入力する。

一方、この車種判別回路４には車両センサー２ｈ、Ｉｂ
よりの車両検出出力が入力されており従って車種判別回
路４は車両センサー１゜２ｂより検出出力を受けている
期間、車種判別センサー３の出力を受けてこれより車両
−両分の軸数、輪数を知り、車種の判別を行なう。そし
て、この判別した車種のコードを車種判別情報として通
行券発行機ｇ１こ与える。

また、鴫記車両検出出力と軸数、輪数検出出力は特徴抽
出回路５にも加えられ、これら出力を受けた特徴抽出回
路５はこれらをもとに車両の車高パターンを得て時間圧
縮後、車両特徴コード情報としてこれを通行券発行機９
に与える。

即ち、車両センサーｔａ、Ｊｂは多数の投受光器を高さ
方向に並設して進入路ｌの路面を横断するように働直な
光のスクリーンを形成しており、車両がこの光のスクリ
ーンを通過するとき、車両によって光路の題′られる投
受光器より検出出力が得られ、その検出出力を発生した
投受光器の設置位置との関係から車両の高さのパターン
が得られることになる。従って、これを時間圧縮して車
高パターンの情報とする。

また、前記車両検出出力は撮像カメラ６に撮影指令とし
て与えられる。これによって撮像カメラＣは進入路ｌを
進行して来る車両を前方よ゛す゛１コマ分撮儂し、この
撮像した画像を画像信号処理回路７に与え゛る。−する
と画像信号処理回路１は画像を通行券ＣＤの磁気ストラ
イプに磁気記録ができるように信号処理を行ない、これ
を通行券発行機９に与える。また通行券銀行機９、には
時計８より常に８符及び時刻情報が入力されている。

これら各種情報を入力された通行券発行機９は通行券ス
タッカーより通行券を一枚取り出し、その磁気ストライ
プ１１に入口料金所番号や収受員コードなどと共に車種
コードや進入した時点での日付、時刻情報、車両特徴゛
コードなど必要な入口情報を磁気記録し、また撮像カメ
ラ６で捕えたｍＩ＆の情報を一抵記録すると共に前記入
口情報のうち、必要なものをｉ書スペース１１に印字記
録して後、これらの一連の入口処゛理を終えた通行券Ｃ
Ｄを発券する。

収受員はこの通行券ＣＤを進入車両の運転者に手渡す。

全自動であれば運転者が内分でこの通行券ＣＤを引き抜
（。　　　　　゛ 発券処理が終了すると通行券発行機−茨の一車両の進入
が検出されるまで待機状態となり、次の車両が検出され
ると上述の発券処理を開始するＯ 出口料金所に車両が進入すると入口料金所の場合と同様
車両センサー２＊、２ｂ及び車種判別センナ−１によっ
て検出が成され、これらの検出出力により車種判別回路
４及び車両特徴抽出回路５によって車種が自動判別され
車両の軸数、車高パターンが自動識別され、出口情報と
して通行券確認器１１に記憶される。収受員が進入車両
の運転者から通行券ＣＤを受は堰りこの受は敗った通行
券ＣＤを通行券確認器１３にかけると、この通行や確認
器１１は通行券ＣＤの磁気ストライプ１１より入口情報
を読み出しこの読み出した入口情報と先の出口情報が図
示しない処ｌｌ装置によって自動的照合される。即ちξ
の照合は ■　車種は一致しているか ■　入口番号によって決る通行区間と、通行券ＣＤ上に
記録された本日情報中の日付と時刻と出９処理時の日付
と時刻から走行所要時間を演算し適正所要時間であるか ■　軸数、車高パターンが一致しているかなどを瞬時に
判別する。全ての情報が一致していれば通行料金を演算
表示して料金を収受する。

もしも、上記照合の結果、一つでも不一致がある場合処
理装置より警報出力が発生８杵通行券確認器１１に与え
られてその旨を知らせるべ（ブザーやランプを作動させ
るか、又はディスプレイに表示させることにより収受員
に知らせて注意を促すと同時に画像再生表示装置１４に
は通行券−ＣＤ上から読み取った画像情報を与えてこの
画儂再生表示装−１４に自動的に再生させる。収受員は
この再生画像と実物とを見比らべて同一車両であるかを
識別することが出来る。

このように入口料金所で進入車両の車高パターンとその
車両の画像の情報を得、これを車種や日時、入口料金所
、番号等の情報とともに入口情報として通行券に記録し
て出口料金所で通行券の入口情報と出口料金所での検出
車種、車高パターン等の比較し、一致しているか否かを
判別し、また通行区間と所要時間とより適正な走行所要
時間で、あるか否かを判定し、これらの判別だ結果、い
ずれかでも問題があるときは通行券に記録された車両の
画像を再生表示し、且つ警報を発生して収受員に知らせ
て画像と進入車両を比較できるようにしたので通行券の
交換による不正をチェックできる他、表示４ｍと実物が
不−軌の場合、運転者にそれを自ら確認させることも可
能であり、不正防止の効、果は、極めて高い他、表示−
儂を写真に残せば不正使用された通行券と共（不正に対
する証拠能力があり、かつ不正ゆ相手との照合も十分可
能であるから、係争に発展した場合下も極めて有利に展
開出来る。

また、収受員は車種不一致、車両特性値不一致、時間チ
ェックなどにより注意を促す警報が出された時のみ、画
像との照合をすれば良いから、毎回チェックすることも
なく必要がなく、従って特別な労力も要さないなどの利
点が得られる。

以上詳述したように本発明は有料道路の入口ゲートに、
進入車両に応じたｉ種等の料金算出情報を通行券に記録
させる第１６記鋒装−と上記進入車両のｍｇ１１情報を
該通行券に記録させる第２の記録装置とを設けると共に
、出口ゲートに通過する車両からの通行券を計算する計
算装置と、咳通野外に記録された画像情報を再生する再
生装置とを設けてなり、入口ゲートにて料金算出のため
の情報と進入車両の画像情報を得て通行券に記録し、こ
れを出口ゲートで読み出して出口ゲートを通過する車両
と通行券の画像情報とが一致するか否かに基づき不正通
行を検知するようにしたので、通行券の交換などがあれ
ば画像情報が不一致となり、従ってこれよりこの通行券
が当該車両に対し：ソ入口で渡した通行券でないことを
知ることができるので通行券交換による不正通行を確実
にデエツクすることができる他、運転者に画像を確認さ
せることもでき、十分な証拠とすることができるなど、
不正防止に有、用な優れた特徴を有する有料道路の不正
通行検知装置を提供することができる。

尚、本発明は上記し且つ図面に示す実施例に限定するこ
となくその要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実施
し得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置における入口用システムの構成を示
す図、第２図は通行券の概要を示す図、第３図は出口用
のシステムの構成を示す図である。 １’−・・進入路、２　ｍ　、　２　ｂ　・・・車両セ
ンサー、３・・・車種判別センサー、４・・・車種判別
回路、５・・・車両特徴抽出回路、６・・・撮像カメラ
、１・・・画偉−号処理回路、ト・・時計、９・・・通
行券発行機、Ｘ　Ｓ−・・通行券確認器、１４・・・画
像再生表示装置。 −、。 １ト１１１１ 出願人復代理人　弁理士　鈴　江　武　彦Ｉ２図 辺 ２ 第１頁の続き ０発　明　者　山下利一部 所内 ０発　明　者　飯田泰久 所内 ■出　願　人　三菱重工業株式会社 東京都千代田区丸の内２丁目５ 番１号

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 有料道路の入口ゲートに進入車両に応じた車種等の料金
   算出情報を通行券に記録させる第１の記録装置と、上記
   進入車両の画儂情報を該通行券に配置させる第２の記録
   装置とを設けると共に、出口ゲートに通過する車両から
   の通行券に記録された料金算出情報を読取りそれに基づ
   キ料金を計算する計算装置と、該通行券に記録された画
   儂情報を再生する再生装置とを設けて成り、出口ゲート
   を通過する車両と通行券の画澹情報とが一致するか否か
   に基づき不正通行を検知することを特徴とする有料道路
   の不正通行検知装置。