JPH079687Y2 - 車両用空気調和装置 - Google Patents

車両用空気調和装置

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JPH079687Y2
JPH079687Y2 JP12836388U JP12836388U JPH079687Y2 JP H079687 Y2 JPH079687 Y2 JP H079687Y2 JP 12836388 U JP12836388 U JP 12836388U JP 12836388 U JP12836388 U JP 12836388U JP H079687 Y2 JPH079687 Y2 JP H079687Y2
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vehicle
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opening hole
air conditioner
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JP12836388U
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国博 中島
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Toshiba Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は車両の床面上に据付けられる車両用空気調和装
置に関する。
(従来の技術) 車両の運転席等に据付けられる車両用空気調和装置は、
車両の床面に車内と車外とを連通するように開口された
開口孔の上部に装置本体を据付けることで、この装置本
体下部に設けられた室外側熱交換装置に外気を循環する
ようになっている。このため、上記床面の開口孔と上記
装置本体との間にはパッキンを有して密閉するような密
閉構造が設けられて、車室内に雨水や塵等が進入しない
ように構成されている。
このような車両用空気調和装置は例えば実公昭57-58044
号公報に示されるものがある。この空気調和装置の装置
本体は、下部に設けられた車輪によって床面上を移動で
きるようになっており、上記開口孔上に装置本体を位置
させ、この装置本体に設けられたジャッキ構造により、
同装置本体を上昇させ上記車輪を浮上させる。この状態
において、車輪を装置本体内に収納状態にし、上記ジャ
ッキを降下させることで上記装置本体の下面を上記開口
孔の縁部に沿って設けられたパッキン上に圧接させるよ
うに構成されている。このようにして、空気調和装置を
車両に据付けることにより、高い密閉性を得ることがで
きる。
ところが、上述したような構造を含めて従来における車
両用の空気調和装置は据付け時に広い作業スペースを必
要とし、周囲に作業員が入れないような場所では据付け
作業が非常に困難なものであった。
(考案が解決しようとする課題) 車両の床面に車内と車外を連通する開口孔を形成し、こ
の開口孔の上側に室外側熱交換装置が位置するように据
付けられる車両用空気調和装置は、その据付け作業時に
作業員が周囲に入れる分のスペースがないと作業性が著
しく低下するものであった。このため、上記装置本体が
据付けられるスペースがあっても作業スペースを考慮す
ると据付不可能になることがあった。
本考案は上記課題に着目してなされたものであり、作業
員が入るだけのスペースを必要とせずに、容易に据付で
きる車両用空気調和装置を提供することを目的とする。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 車両の床面に開口孔を形成し、キャスターを有し上記開
口孔上に室外側熱交換装置を有する装置本体を設け、上
記開口孔に上記装置本体の進入方向に沿って上記装置本
体を上方に案内する傾斜縁部を有するレール体を設け、
このレール体に対応する装置本体にレール溝を形成し、
上記開口孔の縁部に沿って上記装置本体の進入方向を除
く三方向からパッキンを介して密閉する密閉板を設け、
上記装置本体の進入方向からパッキンを介して圧接し上
記密閉板に結合する固定板を設け、上記レール体の下部
に熱交換用の新気と熱交換後の排気とを別離する整流翼
を設けた車両用空気調和装置にある。
(作用) レール体に沿ってレール溝が案内されるように装置本体
を移動することで、この装置本体のキャスターを床面か
ら離れるように上昇させ、かつ開口孔上に位置させるこ
とができる。そして、三方向から密閉板のパッキンが圧
接される状態で、この密閉板に固定板を結合することで
上記装置本体を固定できる。また、上記パッキンが装置
本体に圧接することで開口孔と装置本体とを密閉状態で
接合できる。さらに、上記レール体に設けられた整流翼
は上記装置本体の室外側熱交換装置の熱交換用の新気と
熱交換後の排気の流路を別離している。
(実施例) 本考案における一実施例を第1図乃至第4図を参照して
説明する。車両用空気調和装置1の装置本体2は据付装
置3によって据付けられている。
上記装置本体2は第3図に示されるように矩形箱状に形
成されており、この装置本体2の内部は隔壁4によって
上下に仕切られている。そして、上部の収納室5内には
室内側熱交換器6、送風ファン7、コンプレッサ8等が
収容されており、上記装置本体2の側壁に開口された吸
込み口9に室内側熱交換器6の熱交換部が対向して配置
されている。そして、上記装置本体2の上面に開口され
た送気口10には送風ファン7が連結されており、上記室
内側熱交換器6を通して吸込んだ空気を室内へ送風する
ようになっている。
また、上記装置本体2の下部の収納室11内には室外側熱
交換器12、および送風ファン13等が設けられており、上
記装置本体2の下側には室外側熱交換器12で熱交換する
外気を取込む開口部14が形成され、また、送風ファン13
の下側には熱交換後の空気を排出する開口部15が形成さ
れている。
さらに、装置本体2の底部には、上記二つの開口部14、
15の間にレール溝16が形成されている。このレール溝16
は後述するレール体29の案内方向に沿って形成されてお
り、その断面は略逆凹字状に形成されている。そして、
レール溝16は長手方向に勾配をもって形成されている。
このように構成された装置本体2の下面の四角部にはそ
れぞれキャスタ18…が配設されており、また、上記吸込
み口9が開口された側面の左右の縁部には上下にそれぞ
れ合計4つの固定用のフランジ部19…が配設されてい
る。
上述のように構成された装置本体2は第4図に示される
ような据付装置3によって車両17の床面20に対して据付
けられるようになっている。床面20には車内と車外とを
連通するように四角形状の開口孔21が開口され、車両17
の進行方向の開口孔21の前方の縁部には密閉板22が固定
されている。この密閉板22は装置本体2の前側面に当接
する前面板23と、この前面板23の左右にヒンジ24,24を
介してそれぞれ回動自在に枢支された側面板25,26とで
形成されている。そして、上記前面板23の下端部は例え
ば車両17の進行方向の後方に向けて段差部23aが突出さ
れて形成され、床面20の縁部に例えば溶接により結合さ
れている。また、側面板25,26は回動端と下端がそれぞ
れ外側に向けてフランジ状に折曲され、互いのフランジ
状部分の端部が結合されて剛性を向上した構造となって
いる。また、これら側面板25,26の回動端に形成された
フランジ状部分には上下に二つの貫通孔27,27がそれぞ
れ穿設されている。さらに、上記前面板23および側面板
25,26のそれぞれの装置本体2の側面に対向される面に
は略水平方向に亘って弾性を有するパッキン28…が接着
されている。
そして、上記開口孔21の左右方向の中央部には前後方向
に亘ってレール体29が設けられており、このレール体29
の前端は上記前面板23の下部に形成された段差部23aに
嵌合するように結合され、また後端部は上記開口孔21の
後縁部に結合されている。このレール体29の上縁は前方
から後方に向って下り勾配を有する傾斜縁部30として形
成されており、この傾斜縁部30には弾性を有するパッキ
ン31が前後方向に亘って形成されている。そして、上記
レール溝16はこのレール体29に沿って形成されており、
このレール溝16の傾斜もまた上記傾斜縁部30の勾配に対
応して形成されている。このように形成されることで上
記レール体29に沿って図中に矢印Aで示される進入方向
としての車両17の後方から前方に向って装置本体2を移
動させ、据付位置に達した状態で上記段差部23a上に装
置本体2の前面下部が乗上げ、この装置本体2の下部に
設けられたキャスタ18…が床面20より例えば5mm程度上
方に位置するように浮上されるようになっている。
また、上記レール体29の下側部の左右面には下方に向っ
て左右方向にそれぞれ湾曲する整流翼32,32が結合され
ており、この整流翼32,32の下端は第2図に示されるよ
うに車両17の下部から露出するように延長されている。
さらに、上記左右の側面板25,26の回動端に形成された
フランジ状部分には上記前面板23に対向する固定板33が
結合されるようになっている。この固定板33は左右方向
の断面が略コ字状に形成されることで剛性が高められて
おり、左右端にはそれぞれ、上記側面板25,26に穿設さ
れた貫通孔27,27に対応する貫通孔34…が穿設されてい
る。また、装置本体2に対向する面には左右方向に亘っ
てパッキン28…が接着されている。
上述のように構成された車両用空気調和装置1を据付け
る際には以下のように作業を進める。
まず、上記密閉板22の側面板25,26のそれぞれを左右方
向に開放して待機状態にする。次に装置本体2をキャス
タ18…の転動により進入方向である矢印A方向に移動さ
せ、上記レール体29にレール溝16を嵌合状態にしながら
前進させる。このとき装置本体2はレール体29に沿って
上昇移動するので、上記キャスタ18…は床面20よりも上
昇した状態となる。そして、上記前面板23のパッキン28
に前面が圧接するまで装置本体2を移動し、装置本体2
の前面下部を段差部23aの上面に乗上げた後、上記側面
板25,26を閉鎖する。そして、これら側面板25,26の回動
端に対して、上記固定板33の左右端を重合させて、それ
ぞれの貫通孔27…,34…を対応させボルト35…を挿通
し、ナット36…と螺合させることにより結合する。そし
て、最後に上記フランジ部19…を図示しない車両17側に
設けられたナット部にそれぞれ対応させボルト35…によ
り固定する。
上述のような据付構造においては、従来構造に比較して
作業スペースが狭くとも上記矢印Aで示される進入方向
から全ての据付作業が容易で確実にできる。また、上記
密閉板22および固定板33のそれぞれの内面の全周に亘っ
て設けられたパッキン28…が弾性的に装置本体2に圧接
されているので、高い気密性を得ることができ、車両17
内に外からの雨水や塵等が進入することを防止できる。
また、上記密閉板22は前面板23に対して側面板25,26が
回動できるように構成されているので、据付時に移動す
る装置本体2の側面とパッキン28…との間で剪断力が働
くことを防止できパッキン28…に変形や損傷等が生じる
ことを防止できる。
また、上記レール体29のパッキン31に対して装置本体2
が自重により圧接されるので気密性を保ことができ、上
記装置本体2の下部に設けられた室外側熱交換器12に向
う新気を取込む開口部14と、送風ファン13からの排気を
排出する開口部15とを確実に遮蔽することができる。ま
た、上記レール体29に設けられた整流翼32,32により、
上記開口部14に流入する外気流と、開口部15から排出さ
れた排気流とが車両の左右に振分けられているので、互
いの空気が混ざり合うことを効果的に防止できる。
さらに、上記装置本体2を取外す際には、上記据付作業
と全く逆の作業をすればよく、まずフランジ部19…を車
両17側に結合するボルト35…を取外し、さらに、固定板
33を側面板25,26に結合するボルト35…、とナット36…
を取外すことによって上記固定板33を取外す。その後に
側面板25,26を開放し、装置本体2をレール体29に沿っ
て後退させるとともに降下させる。ここで、上記キャス
タ18…がそれぞれ開口孔21の上部から床面20の上部に移
動されたときに、これらのキャスタ18…が順次床面20上
に乗るように降下される。これによりキャスタ18…が開
口孔21の縁部に接触することを防止してスムーズに装置
本体2を移動できる。
また、上記構造は従来構造に比較して構造が簡単なので
製造コストを低減でき、かつレール溝16を形成すること
で、装置本体2の下側部の剛性を向上できるので、前面
板23と固定板33とに押圧された状態において高い気密性
を保つことができる。
なお、本考案は上記一実施例にのみ限定されるものでは
ない。例えば、上記装置本体2の矢印Aで示される進入
方向は車両17の進行方向の後部から前部に向う方向であ
るが、これに限定されず、車両17の進行方向の前部から
後部に向う方向、つまり矢印A方向とは逆の方向を進入
方向としてもよい。
〔考案の効果〕
据付固定の全ての作業は装置本体を組込む側で容易にで
きるので、従来構造に比較して作業スペースを狭くでき
る。また従来に比較して構造を簡素化できるので製造コ
ストを低減できる。さらに、レール溝は装置本体の補強
作用があり、密閉板および固定板との圧接に充分な強度
を得ることができ気密性を保つことができる。
【図面の簡単な説明】 第1図乃至第4図は本考案における一実施例であり、第
1図は車両用空気調和装置本体の据付状態を示す側断面
図、第2図は車両に対して空気調和装置本体が据付けら
れた状態を示す概略的正面図、第3図は車両用空気調和
装置本体の概略的構成を示す斜視図、第4図は車両用空
気調和装置の据付装置の構成を示す分解斜視図である。 1……車両用空気調和装置、2……装置本体、12……室
外側熱交換器(室外側熱交換装置)、13……送風ファン
(室外側熱交換装置)、16……レール溝、18……キャス
タ、20……床面、21……開口孔、22……密閉板、28……
パッキン、29……レール体、30……傾斜縁部、32,32…
…整流翼、33……固定板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両床面に車内と車外を連通するように開
    口された開口孔と、上記床面を移動するキャスターを有
    し上記開口孔に室外側熱交換装置が対向されて据付けら
    れる装置本体とを具備する車両用空気調和装置におい
    て、上記開口孔の略中央に上記装置本体の進入方向に沿
    ってレール体を設け、このレール体の上部に進入してく
    る上記装置本体を上方に案内する傾斜縁部を形成し、上
    記装置本体の上記レール体に対応する部位には上記レー
    ル体に沿って摺動するレール溝を形成し、上記開口孔の
    縁部に沿って上記装置本体の進入方向を除く三方向から
    パッキンを介して密閉する密閉板を設け、上記装置本体
    の進入方向からパッキンを介して密閉圧接し上記密閉板
    に結合される固定板を設け、上記レール体の下部に装置
    本体の熱交換用の新気と熱交換後の排気を別離する整流
    翼を設けたことを特徴とする車両用熱交換装置。
JP12836388U 1988-09-30 1988-09-30 車両用空気調和装置 Expired - Lifetime JPH079687Y2 (ja)

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JPH0249612U JPH0249612U (ja) 1990-04-06
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