JPH0412862Y2 - - Google Patents

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JPH0412862Y2
JPH0412862Y2 JP1293085U JP1293085U JPH0412862Y2 JP H0412862 Y2 JPH0412862 Y2 JP H0412862Y2 JP 1293085 U JP1293085 U JP 1293085U JP 1293085 U JP1293085 U JP 1293085U JP H0412862 Y2 JPH0412862 Y2 JP H0412862Y2
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air conditioner
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mounting member
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] 本考案は、列車などの車両に組込んでその車室
内を空調する車両用空気調和装置に関する。
[考案の技術的背景とその問題点] 従来、一般的に使用されてきた列車用空気調和
装置は、その列車の屋根部に組み込まれる。この
場合、第1図および第2図で示すように、空気調
和装置の室内機部1と室外機部2はその列車の屋
根部に平面的に広がつて配置される。そして、室
内機部1には、室内送風機3、室内熱交換器4、
圧縮器5、アキユームレータ6および4方弁7が
配置されている。一方、室外機部2には、室外送
風機8および室外熱交換器9が設置されている。
このように、各部品が広がつて配置するため、そ
の空気調和装置の高さHを低く押さえることがで
きる。このように構成することは客室が一層であ
るため、その水平方向の幅Wや長さLが充分に取
れることによつて可能であつた。
ところで、最近では、第3図で示すように客室1
1,12が上下2層に配置した2段重ねの構造と
した列車の車両が開発された。しかし、この形式
の車両では上下方向へ2段に客室11,12が配
置されるため、その客室11,12の屋根部に空
気調和装置を配置するスペースを大きく取ること
ができない。このため、上記従来使用されてきた
一層構造の装置をそのまま設置する余裕すらない
という事情が生じた。
ところが、この種の列車の車両は、第3図で示
すように、踊り場13(各客室11,12に通じ
る通路)を有しており、この部分での屋根部14
が前記客室11,12のある部分より低く、高さ
方向にかなり余裕があり、この部分を利用して空
気調和装置15を設置することが考えられる。
このため、第3図ないし第7図で示すような形
式のものが考えられた。すなわち、空気調和装置
15の室内機部16を下側に室外機部17を上側
にした二段重ねの構造とするものである。このよ
うに各機部16,17を二段重ねとして、これに
より全体的な水平長さ方向を短くして上下高さ方
向を長くしたものである。そして、これを上記列
車の車両の前部または後部にある踊り場13の屋
根部14に設置するものである。
ところで、この形式の空気調和装置15はその
各機部16,17を二段重ねとするものの、各機
部16,17の部品は単一のフレームに対して一
体的に組み込まれ、フレームを利用して取り付け
た外装カバーで覆つている一体構造のものであ
る。つまり、各機部が二段重ねといつても各機部
の部品が区別なく同じフレームに取り付けられて
いる。そして、空気調和装置15の全体がいわば
一体の単一な構成になつている。
そして、空気調和装置15の側面部分には、車
両側のリターンダクト18に接続される循環空気
吸込み口19が設けられ、さらに、繋ぎダクト2
0を介して車両側の空気ダクト21に接続する空
調空気吹出口22が設けられている。
ところで、この列車用空気調和装置15は、そ
の循環空気吸込み口19や空調空気吹出口22を
車両側のダクト18,21に対して水密または気
密的に接続する必要があり、しかも、車両の振動
や衝撃にも強い構造で強固に接続しておくことが
要求される。
本来的な点検や修理は、循環空気吸込み口19
や空調空気吹出口22に接続されている車両側の
ダクト18,21を切り離し、空気調和装置15
の全体を、車両の踊り場13の屋根部14から取
り外して修理工場等で点検修理を行わなければな
らなかつた。
さらに、空気調和装置15の凹隅に上下にわた
りフレームが配置され、そのフレームの外側がカ
バーで覆われているため、内部の点検が困難であ
つたりする。もちろん、外壁を覆つているカバー
の一部に小さな点検用穴23を設け、その穴23
を覆う気密板24を取り外して内部の点検をする
ことも可能である。しかし、この穴23を開けて
の点検は点検個所が限られ、確実な点検修理は無
理である。
このように従来の空気調和装置15にあつて
は、循環空気吸込み口19や空調空気吹出口22
から車両側のダクト18,21を切り離し、空気
調和装置15の全体を車両から取り外す必要があ
つた。また、点検修理済みの空気調和装置15を
車両に組み付ける際にもダクトの接続を行う必要
があり、しかも、先の取り外しの際、損傷したパ
ツキングやボルトなどを新しいものと交換しなけ
ればならない。このため、大掛かりでコストのか
かる作業が必要である。ここで、特に問題なのは
空気調和装置15自体の点検修理に関係のない、
車両側のダクト18,21と空気調和装置15側
の循環空気吸込み口19や空調空気吹出口22と
の切り離しと、点検修理後のその接続とを行わな
ければならないことである。このダクトの切り離
しと接続を行うことはその接続部分を損傷して気
密性を損い易い。少なくとも、その着脱作業が面
倒である。
[考案の目的] 本考案は、上記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、下方に室内機部を
配置し、上方に室外機部を配置した二段重ね構造
とした車両用空気調和装置の保守点検の作業性が
容易で、かつ空気調和装置の点検の際、車両側の
ダクトに対する空気吸込み口や空気吹出口の切り
離しを必ずしも行う必要がない空気調和装置を提
供することにある。
[考案の概要] 本考案は、下方に室内機部を配置し、上方に室
外機部を配置した二段重ね構造とした車両用空気
調和装置において、上記室外機部の底部に冷凍サ
イクル部品吊持用の取付け部材を設け、この取付
け用部材に上記室内機部の冷凍サイクル部品を取
り付け、上記冷凍サイクル部品吊持用の取付け部
材の周囲を着脱自在な密閉用カバーで覆うととも
に、この密閉用カバーに室内側送風機を設置する
とともに、そのカバーに吹出し口および吸込み口
を設けた車両用空気調和装置である。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を第8図にもとづいて
説明する。第8図中31は室内機部であり、この
内部で室外機部31の底板には、図示しない室外
熱交換器や室外側送風機などが設けられている。
また、室外機部31の下には室内機部32が設け
られている。この室内機部32は、密封カバー3
3によつて覆われている。この密封カバー33の
内部に配置される上記室内機部32の冷凍サイク
ル部品は、上記室外機部31の底部、例えば上記
底板に取り付けられた冷凍サイクル部品吊持用の
取付け部材34に取り付けられている。この取付
け部材24は、アングル状に形成されている。そ
して、この取付け部材34には、上記室内機部3
2の冷凍サイクル部品としての室内熱交換器3
5、圧縮器36およびアキユームレータ37や図
示しない4方弁なども設置されている。一方、室
内機部32の密閉カバー33内には、室内側送風
機38が取り付けられている。さらに、この密閉
カバー33の側壁には、循環空気吸込み口39お
よび空調空気吹出口40を形成してある。この密
閉カバー33の上面周縁には、取付け用鍔41が
形成されていて、この取付け用鍔39を室外機部
31の下部周縁に気密的に接合してねじ止め固定
するようになつている。
しかして、上記構成の車両用空気調和装置を点
検修理する場合には密閉カバー33側を残して取
付け部材34とともに室外機部31を取り外す。
このとき、密閉カバー33側の循環空気吸込み口
39および空調空気吹出口40には車両側のダク
トを接続したままにしておく。
冷凍サイクルの構成部品は、室外機部32の底
板部に取り付けられた冷凍サイクル部品吊持用の
取付け部材34に取り付けられているため、その
冷凍サイクル部品としての室内熱交換器35、圧
縮器36、アキユームレータ37や図示しない4
方弁などを外部に露出させてそれらの修理点検を
行ことができる。このように、それらの部品を分
解することなく、密閉カバー33から取り除くこ
とができるため、これらの修理点検などがきわめ
て容易に行なうことができる。また、内側にコン
パクトに配置できる取付け部材34に対して冷凍
サイクル部品を組み付け得るので、密閉用カバー
33を取り外した第8図で示す状態で各部品が充
分に露出し、それらの点検修理が容易である。ま
た、密閉カバー33を残し、この密閉カバー33
側の循環空気吸込み口39および空調空気吹出口
40に車両側のダクトを接続したままにしておけ
るので、そのダクトの切り離しと接続を行うこと
による、その接続部分の損傷と気密性の劣化を防
止することができ、しかも、そのダクトの着脱作
業を不要ならしめ、作業性を向上することができ
る。
[考案の効果] 以上説明したように本考案は、冷凍サイクルの
構成部品が、室外機部に取り付けられた冷凍サイ
クル部品吊持用の取付け部材に取り付けられてい
るため、その冷凍サイクル部品を外部に露出させ
てそれらの修理点検を行うことができる。このよ
うにそれらの部品を分解することなく、密閉カバ
ーから取り除くことができるため、これらの修理
点検などをきわめて容易に行なうことができる。
また、内側にコンパクトに配置できる取付け部材
に対して冷凍サイクル部品を組み付け得るので、
各部品が充分に露出し、それらの点検修理が容易
である。また、密閉カバーを残し、この密閉カバ
ー側の室内側送風機を残すとともに、循環空気吸
込み口および空調空気吹出口を車両側のダクトを
接続したままにしておけるので、そのダクトの切
り離しと接続を行うことによる、その接続部分の
損傷と気密性の劣化を防止することができ、しか
も、そのダクトの着脱作業を不要ならしめ、作業
性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の列車用空気調和装置の平面配置
図、第2図は同じくその列車用空気調和装置の右
側面図、第3図は二階建て列車に装置を取付ける
場合のその概略的側断面図、第4図はその二階建
て列車に装置を取り付ける部分の平面図、第5図
は同じくその装置の右側面図、第6図は同じくそ
の装置の正面図、第7図は同じくその装置の斜視
図、第8図は本考案の一実施例の装置の展開斜視
図である。 31……室外機部、32……室内機部、33…
…密閉カバー、34……取付け部材、35……室
内熱交換器、36……圧縮機、37……アキユー
ムレータ、38……室内側送風機。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下方に室内機部を配置し、上方に室外機部を配
    置した二段重ね構造とした車両用空気調和装置に
    おいて、上記室外機部の底部に冷凍サイクル部品
    吊持用の取付け部材を設け、この取付け用部材に
    上記室内機部の冷凍サイクル部品を取り付け、上
    記冷凍サイクル部品吊持用の取付け部材の周囲を
    着脱自在な密閉用カバーで覆うとともに、この密
    閉用カバー側に室内側送風機を設置するととも
    に、そのカバーに吹出し口および吸込み口を設け
    たことを特徴とする車両用空気調和装置。
JP1293085U 1985-01-31 1985-01-31 Expired JPH0412862Y2 (ja)

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JP1293085U JPH0412862Y2 (ja) 1985-01-31 1985-01-31

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JP1293085U JPH0412862Y2 (ja) 1985-01-31 1985-01-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61128158U JPS61128158U (ja) 1986-08-11
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JP1293085U Expired JPH0412862Y2 (ja) 1985-01-31 1985-01-31

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JPS61220961A (ja) * 1985-03-28 1986-10-01 三菱電機株式会社 電気車制御装置
JP2006123685A (ja) * 2004-10-28 2006-05-18 Mitsubishi Electric Corp 電気車制御装置

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JPS61128158U (ja) 1986-08-11

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