JPH079669Y2 - 合成樹脂製ペン先 - Google Patents

合成樹脂製ペン先

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JPH079669Y2
JPH079669Y2 JP1987028290U JP2829087U JPH079669Y2 JP H079669 Y2 JPH079669 Y2 JP H079669Y2 JP 1987028290 U JP1987028290 U JP 1987028290U JP 2829087 U JP2829087 U JP 2829087U JP H079669 Y2 JPH079669 Y2 JP H079669Y2
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JP
Japan
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ribs
inner member
rib
outer member
synthetic resin
Prior art date
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JP1987028290U
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JPS63134787U (ja
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一孝 鈴木
正光 長浜
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Pentel Co Ltd
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Pentel Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 長手方向貫通孔をインキ通路とする合成樹脂製ペン先に
関する。
(従来の技術) 上述した種の合成樹脂製ペン先としては既に種々インキ
通路形状を有するものが知られている。一例を添付第4
図及び第5図に示す。第4図は実公昭58-35508号公報、
第5図は実開昭54-64530号公報にそれぞれ示されている
ものである。
(考案が解決しようとする問題点) 筆記方向の問題及びこれに関連してのインキ吐出性能の
問題である。即ち、ある人が筆記した時、その人の筆記
角度(ペン先と筆記面とが形成する角度)はおよそ一定
となるものであるが、把持の方向は常に一致とはならな
いため、インキ通路形状をいくら横断面対象性を有する
ものとしても、筆記の場合、場合によってインキの吐出
性が変化してしまうという問題である。
この点、添付第4図及び第5図のようにインキ通路が同
心円状あるいは同軸状に配置されるものは基本的な有利
さを有している。しかし、第4図のペン先14(ィ)、14
)のようにリブ24(ィ)や24)を直接的に中心
近傍まで延在せると、これらリブが筆記方向性の問題を
生じる原因となる。リブの巾をいくら狭くしても存在そ
のものが邪魔なのである。一方、第5図のペン先1
5(ィ)、15)、15)のようにリブ25(ィ)間
にリブ25b(ィ)が存在するはといった如く内外リブが
互いに相手の逆方向であるリブ間方向に延びるようにし
ておけば、第4図のように直線的なリブ24(ィ)、24
)を存在させるより全体的均一性が高められるので方
向性の問題に対して更に有利である。しかし、第5図の
はものは複数に分割されたインキ通路を有するものとな
っている点で第4図のものと比べインキ吐出量の点で不
利がある。
そこで、本考案はインキ吐出性を良好にする上でインキ
通路をなるべく連結したものとすると共に、なおかつ筆
記方向性の問題を極力抑えた合成樹脂製ペン先を提供せ
んとする。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、長手方向貫通孔をインキ通路とする合成樹脂
製ペン先であって、外部材と内部材とよりなり、外部材
は内包突出する複数のリブを有し、かつ、これら外部材
と内部材のリブは互いに逆方向に延び、更に、これらリ
ブは全体として周状の樹脂壁部を形成する膨出部を有し
てなると共に、外部材のリブ先端は内部材の最外側膨出
部近傍に位置し、内部材のリブ先端は外部材の最内側膨
出部近傍に位置することを特徴とする合成樹脂製ペン先
を要旨とする。
(作用) 互いに相手の間方向に延びる外部材のリブと内部材のリ
ブとは、外部材のリブ先端は内部材の最外側膨出部近傍
に位置し、内部材のリブ先端は外部材の最内側膨出部近
傍に位置させることにより、リブ全体としての半径方向
直線性を短くすることによって、これらリブが有する膨
出部が全体として形成する周状の樹脂壁部によるインキ
通路の全体的一様性を更に高いものとし、また、周状の
樹脂壁部は、外部材と内部材との一体化を助けるが、こ
の周状の樹脂壁部は、自らの内側及び外側に形成するイ
ンキ通路を分割状態に維持するのではなく、筆圧等が加
えられたとき変形して部分的に全体としての周状性を低
下させ、即ち外部材のリブの膨出部と内部材のリブの膨
出部との間の間隙性を部分的に増大させ、こうして、内
外インキ通路の連結性を高くし、インキ通路分割複数化
によるインキ吐出性の不利を克服する。
(実施例) 添付第1図に第1実施例を示す。ペン先11は外部材11
と内部材11bとよりなり、外部材11aは60°ごとに内包
突出する6個のリブ21aを有し、これらリブ21a内包先
端近傍にはリブ21aが略「十」字状となるよう膨出部31
aを有し、また、内部材11bは60°ごとに外方突出する
6個のリブ21bを有し、これらリブ21bの外方先端近傍
にはリブ21bが略「十」字状となるよう膨出部31bを有
している。ここで、リブ21a、21bの突出方向はそれぞ
れリブ21b、21aの膨出部31b、31a間方向であり、ま
た、リブ21a、21aの膨出部31b、31aは、膨出部31
が膨出部31bの外方には位置するけれど、全体として周
状の樹脂壁部を形成するように配されている。尚、この
ような複数部材よりなるペン先は外部材と内部材との質
材を同一もしくは適宜異なるものとして押出成形技術な
どの利用によって容易に得られる。また、その際、外部
材と内部材のリブが互いに当接するようになすことも僅
かの隙間を有するようなこともできる。ちなみに、リブ
が互いに隙間を有うする場合、筆圧等で内部材が没入し
てしまうという懸念があるかも知れないが、通常多くの
ペン先は横断面に比べて長手方向長さは極めて長く、ま
た、完全にストレートな成形物は実際上得られず、従っ
て、一般的にいずれの横断面においてリブ相互の接触が
あり、これに基づく摩擦抵抗もあるしそれでもなお懸念
される場合には、ペン先取付け時、金属などよりなり内
包変形(いわゆるカシメ)によってペン先を固定するチ
ップホルダーなどの選択使用などなせばよく、その他、
内部材が没入しても再び位置を回復できるよう、例え
ば、後端に弾性部材を配するなどなせばよい。
次に、第2図に示す第2実施例において、この例の前例
との相違はリブ22a、22bの形状が略「T」字状となっ
ており、膨出部32aが膨出部材32bの内方に位置してい
る点にある。仮に、図面下方から上方に向かう力(筆圧
など)が加えられた時に各図最下方に描いたリブ21a、
21bと内部材11b、12bとの間隙を大きくするには、前
例では力を内部材11bに、本例では力を外部材12aにそ
れぞれ直接加わるようにすることが望まれる。勿論、イ
ンキ通路のどの部分をどのように大きくさせるかはイン
キ通路形状などとの兼ね合いもあるが、いずれにして
も、力の加わり方は外部材や内部材の径だけではなく、
半球状、砲弾状といったペン先先端整形形状などによっ
ても異なるので、それぞれに応じて前例、本例の選択を
なせばよい。
次に第3図に示す第3実施例において、本例のペン先13
は外部材13、中間部材13c、内部材13bよりなってい
る。中間部材13cは外部材13aに対しては内部材に相当
し、内部材13bに対しては外部材に相当する。即ち、本
例はリブの膨出部によって形成される全体として周状の
樹脂壁部分が1層のみでなく複層となせる一例を示すも
のであ複雑化する分だけ製造の困難性は増すが、特に太
い筆跡用とする場合には都合がよい。また、中間部材13
cと内部材13bとの関係において、内層側の周状の樹脂
壁部分を形成する主体は中間部材13cの膨出部33cとし
てある。本考案の作用効果を最低限満足するならば製造
容易性などに鑑みて、必ずしも外部材と内部材のリブの
膨出部をまったく同等に協働させなくても良い例を示さ
んとするものである。
(考案の効果) 周状の樹脂壁部によって形成される周状のインキ通路が
基本的に筆記方向の問題を抑える上で有利であること、
また、内外リブが互いに相手の逆方向に延びることがこ
の有利さを更に増すことは前述したが、本考案の合成樹
脂製ペン先はこれら有利さを有する上、更にリブによっ
てインキ通路が分割されることによるインキ吐出の問題
も抑えられるので総合的にインキ吐出性の良好なペン先
たり得る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の第1実施例乃至第3実施例
を示す横断面図、第4図(イ)、(ロ)及び第5図
(イ)、(ロ)、(ハ)は従来技術を示す横断面図。 11、12、13、14(ィ)、14)、15(ィ)、
15)、15)……ペン先,11a、12a、13a……
外部材,11b、12b、13b……内部材,21a、22a、23
a、21b、22b、23b、24(ィ)、24)、2
5(ィ)、25(ィ)……リブ,31a、32a、33a、3
1b、32b、33b……膨出部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】長手方向貫通孔をインキ通路とする合成樹
    脂製ペン先であって、外部材と内部材とよりなり、外部
    材は内包突出する複数のリブを有し、かつ、これら外部
    材と内部材のリブは互いに逆方向に延び、更に、これら
    リブは全体として周状の樹脂壁部を形成する膨出部を有
    してなると共に、外部材のリブ先端は内部材の最外側膨
    出部近傍に位置し、内部材のリブ先端は外部材の最内側
    膨出部近傍に位置することを特徴とする合成樹脂製ペン
    先。
JP1987028290U 1987-02-27 1987-02-27 合成樹脂製ペン先 Expired - Lifetime JPH079669Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987028290U JPH079669Y2 (ja) 1987-02-27 1987-02-27 合成樹脂製ペン先

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63134787U JPS63134787U (ja) 1988-09-05
JPH079669Y2 true JPH079669Y2 (ja) 1995-03-08

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ID=30831113

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JP1987028290U Expired - Lifetime JPH079669Y2 (ja) 1987-02-27 1987-02-27 合成樹脂製ペン先

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Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5464530U (ja) * 1977-10-15 1979-05-08
JPS57138689U (ja) * 1981-02-25 1982-08-30
JPS61198079U (ja) * 1985-05-31 1986-12-10

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JPS63134787U (ja) 1988-09-05

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