JPH0796275B2 - 処理室を通る物体を連続して搬送及び回転させるための装置 - Google Patents

処理室を通る物体を連続して搬送及び回転させるための装置

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JPH0796275B2
JPH0796275B2 JP61042780A JP4278086A JPH0796275B2 JP H0796275 B2 JPH0796275 B2 JP H0796275B2 JP 61042780 A JP61042780 A JP 61042780A JP 4278086 A JP4278086 A JP 4278086A JP H0796275 B2 JPH0796275 B2 JP H0796275B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 プラスチイック未完成製品及び金属未完成製品は、鋳型
から取出した後、多くの場合、きずあやが残つていた
り、又は埋め込まれている補強繊維が未完成製品の表面
からきれいに離れておらず、熱の放射、もしくは燃焼に
より取除かれなければならない。この後処理を行うため
には、未完成製品が常時回転しながら連続して処理手
段、放射ノズル、もしくは炎に沿つて移動される必要が
ある。
〔本発明が解決しようとする問題点〕
本発明の問題は、さまざまな大きさの未完成製品を連続
して回転させながら処理手段に沿つて処理室を移動させ
ることにある。更にもう1つの問題は、処理手段の効果
の及び範囲中にある未完成製品の表面と処理手段との間
のその都度の間隔基本的に不動に保たれることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この問題は、本発明に従つて特許請求の範囲第(1)項
記載の特徴によつて解決された。
これにより未完成製品の表面全体が保護された状態で常
に回転されながら、処理過程に適した速度で、1つ又は
複数の処理手段に沿つて移動できる。
〔実施例〕
次に図面に基づいて詳細な説明をするに、放射、燃焼又
は洗浄装置を有する処理室1は、柱脚5上に固定されて
いるケーシング3を有しており、その全面には各々1つ
宛の開口部7が設けられている。
ケーシング3により限定さている処理室中には、軸Aの
回りを回転自在に取付けられているかご9が挿入されて
おり、その前面に設けられているはめ輪11及び13は、室
1の外側で、垂直軸Bの回りで回転自在に取付けられて
いる案内円板15及び17によつて支えられている。案内円
板15及び17は、ケーシング3の横梁19に取付けられてお
り、かみ合いあるい支え手段21によつて軸Aに対しさま
ざまな角度αに調節及び固定できる。案内円板15及び17
には、少くと各各3つの転子23が取付けられており、そ
の幾向学的な軸は、軸A上のある転で交差しており、3
つの転子25の軸は、軸Bに対し直角に走つている。これ
らの転子23及び25は、はめ輪11及び13のピポツト軸受け
を形成しており、これらのはめ輪には、かご9を形成し
ており、はめ輪11及び13に固定されている棒、ロープも
しくはワイヤ27が両サイズに張られており、案内円板15
及び17に引寄せられている。ワイヤ27は、はめ輪13中で
しつかりと固定されており、この場合、固定装置は、円
すい形の孔(詳細は第2図は参照)から形成されてお
り、その孔は折れ曲らないわずかな傾向の余地を残して
いるのが望ましい。はめ輪11中では、ワイヤ27は引張り
素子30に固定されている。個々のワイヤ27用又は複数本
のワイヤ27用の引張り素子が同時に設けられている場合
もある。
引張り素子30は、基本的にワイヤ27としつかり連結され
たねじボルト31(第3図)から構成されおり、このねじ
ボルトは、はめ輪11に設けられている孔33中で、ナツト
35と、ナツト35とはめ輪11の間に挿入されており、ねじ
ボルト31に巻き付いているコイルバネトによつて支えら
れている。ワイヤ27は、ラツパ状に曲げられたはめ輪11
の面状に並んでいる。はめ輪11及び13には、ケーシング
3に向いた面上にリング状の歯車41が取付けられてお
り、この小歯車上には、鎖又は鋸歯状の小歯車41が置か
れており、モーター45により駆動される小歯車47とかみ
合つている。2つの小歯車47には、カルダン軸49を介し
て力の伝達が行われる。小歯車41は、硬化された物質か
ら作られており、同時に転子23の転り面としても用いら
れる。
はめ輪11及び13は、基本位置ではお互いに平行且つ軸A
に対し直角に配列されており、中央に円形の開口部51を
有しており、はめ輪11の開口部に、曲げられた面39が接
続されている。円筒状のかご9を形成しているワイヤ27
は、回転軸Aに対し平行に、お互いに間隔を保つて配置
されており、その数値は、処理されるべき未完成製品の
量及び大きさに適合している。ワイヤ又はロープ27から
形成されているかご9の表面は、表面全体の約5乃至20
%であるのが望ましい。ワイヤ27には、例えば圧縮され
た球状の制動素子58が取付けられており、これによりか
ご9中にある未完成製品は均一に確実に搬送される。
第2図には、処理手段として3つの放射ノズル59を有す
る放射装置がケーシング3中のかご9より下に配置され
ており、その放射ノズル59は、かご9を通り抜けてかご
上又はかご9中にある未完成製品55に向けられている。
〔作用〕
次に本装置の機能について詳細に説明するに、処理され
るべき1個の又は複数個の未完成製品55は、手で、又は
運搬装置を用いてかご9中へ運び込まれる。はめ輪11及
び13が軸Aに対し垂直に位置している場合には、未完成
製品55は回転するかごと共にかご9の下半分の基本的な
位置で回転し、固定されている放射ノズル59から離れる
搬送運動は行われない。
その反対に両方のはめ輪11及び13が軸Aと同じ方法に向
いている場合、ワイヤ27の軸方向の相対運動は、はめ輪
11及び13の回転方向及び位置に応じて一方の方向又は他
方の方向で未完成製品55を軸方向で押し進める。未完成
製品55は、この方法によりすべての面が均一に放射ノズ
ル59から放射を受ける。この場合、未完成製品の表面と
放射ノズル59との間隔は、同製品のサイズとは無関係に
基本的に不動のまゝである。基本的にはワイヤ27上に置
かれており放射ノズル59に対向している表面のみが処理
されるからである。はめ輪11及び13の調節角度α及びか
ご9の回転数により、処理室1中の未完成製品の滞留時
間ばかりでなくその都度の放射ノズル上における滞留時
間も調節できる。最後に、プラステイツク製の未完成製
品が炎上に短時間保持される場合は、何度もくり返され
るべきであることが特に重要である。
ワイヤ27の代わりに独立した棒を使用することも可能で
ある。
第5図及び第6図中には、本発明の他の実施例が示され
ている。
この実施例においては、斜めに配置されたはめ輪を用い
る代わりに、ワイヤ27の軸方向運動は、回転自在なワイ
ヤ支え61を用いて行われ、これは、下側の部分が通過す
る際回転面を用いて一方の方向に、又上側の部分が通過
する際には他の一方の方向でスタート位置に案内する。
ワイヤ支え61の駆動は、ケーシング3に固定されている
板カム63及び65を介して行われ、ワイヤ支え61の取付け
られている転輪67は、この板カム上で回転する。板カム
63及び65は、勿論、1本のワイヤ27によつてお互いを連
結している両方のワイヤ支えがその都度同一回転方向で
同一数量だけ回転するように対象的に形成されている。
ワイヤ支え61は、リング状の円板69と回転自在に連結さ
れており、第2図に図示の如く引張り素子29を有してい
る。円板69は、転子71及び73によりケーシング3に設け
られいるしかるべき回転面75及び77に基づいて、放射状
方向と同様に軸方向でも支えられており、かご9の軸A
の回わりを回転することができる。駆動はモーター45を
用いて行われ、モーターは、小歯車47を介して円板61に
各々1つ宛取付けられている小歯車41とかみ合つてい
る。
個々のワイヤ27の軸方向の動程は、第5図及び第6図の
実施例の場合、板カム63構造によつて決まり、他の処理
手段が必要な場合には、板カムを交換することによつて
適合させることが可能である。
ワイヤ27の代わりに細い棒をはめ輪11及び13の間に、又
はワイヤ支え61間に挿入することも可能である。
第7図乃至第11図に従つた実施例の場合、部分的にはす
でに記載の実施例と同じもしくは同じ効果を有している
ので同一番号が付されている。
それゆえに再度の詳細な説明は省略することにする。第
3図の実施例の場合、はめ輪11及び13の構造と、このは
め輪11及び13中におけるワイヤ27の端の固定方法と、位
置とは著しく異つている。はめ輪11は、はめ輪13と同じ
構造になつているので、以後はめ輪11の構造についての
み説明することにする。
はめ輪11及び13は、連結されている案内円板状の転子23
及び25によつて支えられており且つ回転自在に軸受けに
取付けられている。案内円板15及び17は前述の実施例の
場合のように、垂直軸Bのまわりで回転自在であり且つ
固定できる。はめ輪11は、〔はめ輪13も同じく〕お互い
に連結されている3つの座金を有している。つまり転子
23及び25のための支え面を有する横断面がL字状のベー
ス座金79と、それに固定されている支え座金81及び83を
有している。第9図及び第10図に図示の如く、支え座金
81及び83には、放射状に配置されている指の形をした男
性薄板85が固定されており、その薄板の自由端は、ワイ
ヤ27の端を支えている。支え座金81に固定されている弾
性薄板85は、支え座金83の弾性薄板に対し、ワイヤ27が
相互に同じ間隔を保つように互いに違いにずらしてあ
る。処理される未完成製品55が大きいために隣接してい
るワイヤ27間の間隔が比較して大きい場合には、支え座
金81又は83は省かれる。
弾性薄板85は、自由端に沿つて外側へ向けて案内されて
いる放射状のすき間89を有している。ワイヤ27の両端
は、同一材料で作られた円錘形のヘツド91を有してお
り、そのヘッドは、回り継き手部分93のしかるべき凹中
にある。回り継ぎ手部分の外側の球欠状の部分は、回り
継ぎ手受け95中に納まつており、ワイヤ27は、回り継ぎ
手受け95中の円錘形の開口部97を通り抜けて案内されて
いる。これにより、ワイヤは、かご9が回転する際、た
わみが生ずることなく点線で示されている角度範囲にお
いてワイヤの端の方向を変更することが可能である。下
記の手段により組立て及び必要とあらばワイヤ27の交換
も非常に簡単になつた。先づ、かご9の一方の端に沿つ
てワイヤ上へ置かれた玉継ぎ手を、弾性薄板の端のしか
るべき孔中87中へ入れる。次に、対向している弾性薄板
が、その弾性により変形できる範囲で軽く曲げられ、他
方のワイヤの端の玉継ぎ手が孔87中へ納められる。その
際に、ワイヤ27は、すき間89を通り抜けて押し込まれ
る。曲げられていた弾性薄板が自由になると、同薄板は
元に戻り、ワイヤ27を引張る。
ワイヤ27を引張るために軸受け99が設けられており、そ
れを用いて、案内円板17がケーシング3に固定されてお
り、第7図に点線で示されている如く、ケーシングに対
し相対的にスライド及び固定可能である。かご9が短か
い場合には、モーター4が両方のはめ輪11及び13の一方
を駆動すれば十分である。かご9が長い場合には、第7
図に点線で示されているように、場合によつては、その
長さを調節できるカルダン軸を介して両方のはめ輪を駆
動することが望ましい。
もう1つの実施例(第13図)は、ワイヤがら線状に巻か
れており、コイルバネの構造を呈している。この実施例
においては、ワイヤは、バネの弾性を有しており、伸長
可能であり、第10図乃至第12図に基づいて記載した方法
に関連して、ワイヤの端を簡単に薄板85に掛けることが
可能である。このワイヤの場合には、薄板85のバネ様の
弾性は必要とされない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、処理室中の搬送かごの平面図、 第2図は、第1図の搬送かごのII−IIに沿つた縦断面
図、 第3図は、引張り素子を示した図、 第4図は、搬送かごを示した図、 第5図は、本発明の他の一実施例における搬送かごの縦
断面図、 第6図は、第5図に従つた実施例における回転引張り素
子の拡大断面図、 第7図は、第8図に見られる第3の実施例のVII−VIIの
線に沿つた縦断面図、第8図は、第7図の上から見た平
面図、 第9図は、第7図の矢印IXの方向から見た詳細図、 第10図は、線X−Xに沿つた縦断面図、 第11図は、第10図の細部XIの拡大図、 第12図は、ワイヤ端と薄板との間の接続関係を示す斜視
図、 第13図は、かごを形成しているワイヤの第2の実施例に
見られる形を示した図である。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ほぼ水平な軸線を中心に回転可能であっ
    て、上記軸線とほぼ平行に延び互いに間隔をおいている
    複数の細長い要素を包含する中空かごを包含する細長い
    容器であって、上記中空かごは、上記軸線に関する下方
    部分、上方部分、製品を受け入れるようになった第1端
    部、及び第2端部を有し、上記細長い容器はさらに、上
    記細長い要素の各端部に連結された互いに平行な第1壁
    及び第2壁を有しているところの上記細長い容器と、 上記中空かごを上記軸線を中心に回転させるための回転
    手段と、 上記中空かごの少なくとも下方部分に設けれれた細長い
    要素を往復運動させて、製品を上記中空かごの第1端部
    から第2端部まで進めるための往復手段であって、さら
    に、上記中空かごが上記軸線を中心に回転する時上記第
    1壁及び第2壁を上記軸線に対し傾斜した状態に維持す
    るための手段を包含するところの上記往復手段と を有することを特徴とする製品の方向を連続的に変える
    装置。
  2. 【請求項2】上記細長い要素が、ワイヤであることを特
    徴とする請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】上記細長い要素が、ロッドであることを特
    徴とする請求項1記載の装置。
  4. 【請求項4】上記回転手段が、上記往復手段の少なくと
    も一方の壁に備えられた第1歯車と、上記第1歯車に噛
    み合ってモーター駆動される第2歯車を有することを特
    徴とする請求項1記載の装置。
  5. 【請求項5】上記細長い容器がさらに、上記細長い要素
    のための伸長手段を包含することを特徴とする請求項1
    記載の装置。
  6. 【請求項6】上記伸長手段が、上記細長い要素の端部を
    上記第2壁に固着するための手段を包含することを特徴
    とする請求項5記載の装置。
  7. 【請求項7】上記細長い容器がさらに、上記中空かご内
    で製品を第1端部から第2端部へ進める速度を一定にす
    るために上記細長い要素の複数のものに設けられた複数
    の制動素子を包含することを特徴とする請求項5記載の
    装置。
  8. 【請求項8】上記端壁の少なくとも一方が、薄板を有
    し、上記細長い要素の各端部は上記薄板に固着されてい
    ることを特徴とする請求項5記載の装置。
  9. 【請求項9】上記製品の方向を連続的に変える装置が、
    さらに上記細長いかご内の製品を処理するための手段を
    包含することを特徴とする請求項1記載の装置。
JP61042780A 1985-06-19 1986-02-27 処理室を通る物体を連続して搬送及び回転させるための装置 Expired - Fee Related JPH0796275B2 (ja)

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EP (1) EP0205738B1 (ja)
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CH (1) CH670076A5 (ja)
DE (1) DE3674839D1 (ja)

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