JPH0796238A - ロールコータ式塗装装置 - Google Patents

ロールコータ式塗装装置

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Publication number
JPH0796238A
JPH0796238A JP24229193A JP24229193A JPH0796238A JP H0796238 A JPH0796238 A JP H0796238A JP 24229193 A JP24229193 A JP 24229193A JP 24229193 A JP24229193 A JP 24229193A JP H0796238 A JPH0796238 A JP H0796238A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coating
coating liquid
coater
roll
coater pan
Prior art date
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Pending
Application number
JP24229193A
Other languages
English (en)
Inventor
Masafumi Miyaguchi
雅史 宮口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
Priority to JP24229193A priority Critical patent/JPH0796238A/ja
Publication of JPH0796238A publication Critical patent/JPH0796238A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コータパンに頂留されている塗工液を、それ
に分離沈降し易い成分が含まれている場合でも、その表
面を泡立たせることなく常に均一な分散状態に維持し、
均一な塗膜で帯状体を塗装することを可能とする。 【構成】 塗工液Pを貯留するコータパン10と、該コ
ータパン10内の塗工液Pに浸漬し、該塗工液Pを引上
げるピックアップロール12と、該ピックアップロール
12から供給される塗工液Pを鋼板Sに転写するアプリ
ケータロール14と、該鋼板Sを支持しながら搬送する
バッキングロール16と、を備えたロールコータ式塗装
装置において、コータパン10に貯留されている塗工液
Pを、該コータパン内を強制的に循環流動させるための
流体ポンプ26を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロールコータ式塗装装
置、特に塗工液に分離・沈降し易い成分が含まれている
場合でも、均一な塗膜で帯状体を塗装することができる
ロールコータ式塗装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、帯状体の連続塗装にはロールコ
ータ方式の塗装装置が用いられている。図3は、この塗
装装置の一例の主要部を示す概略斜視図で、図4は同装
置を塗工液の循環系と共に示す概略側面図である。
【0003】上記従来の塗装装置は、コータパン10に
貯留されている塗工液Pにピックアップロール12が浸
漬されており、該ピックアップロール12の回転に伴っ
て引上げられる塗工液Pがアプリケータロール14に供
給され、該アプリケータロール14からバッキングロー
ル16に支持されながら連続的に搬送される鋼板(帯状
体)Sに塗工液Pが転写され、該鋼板Sに塗工液Pが連
続的に塗装されるようになっている。
【0004】又、塗工液Pを貯留するコータパン10に
は、図4に示す循環タンク18から塗工液Pがポンプに
より送り出され、供給配管20を介して補充供給される
と共に、該供給配管20の配設位置とは反対側に設けた
戻り配管22から塗工液Pの一部が循環タンク18に戻
されるようになっている。
【0005】一般に、ロールコータ式塗装装置では、鋼
板Sに対して均一な膜質で塗装することが極めて重要で
あるため、コータパン10に貯留されている塗工液Pを
常に一定の状態に管理する必要がある。そこで、前記図
3、図4に示した塗装装置では、上述した如く、コータ
パン10に貯留されている塗工液Pの濃度や粘度を均一
にするために、該コータパン10と循環タンク18との
間で塗工液Pを循環させる方法を採用している。
【0006】又、コータパン10内の塗工液Pを一定の
濃度に維持するために、図5に示すように、コータパン
10の塗工液P中にモータMで回転させるスクリュー式
攪拌機24を配設し、塗工液Pを攪拌する塗装装置が知
られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記図
3、図4に示した従来の塗装装置では、循環タンク18
内の塗工液Pは攪拌により均一性が保たれ、又、該循環
タンク18とコータパン10との間を連結する配管2
0、22内の塗工液Pも比較的流速が速いため均一性が
保たれているものの、コータパン10内では供給配管2
0の出口から戻り配管22の入口までの流速は極めて遅
いため、分離し易い成分が含まれている塗工液や、沈降
し易い分散物が混合されている塗工液等では、コータパ
ン10内で成分の分離や分散物の沈降が発生するために
均質な塗工液Pが得られず、その結果鋼板Sに均一な塗
膜を形成することができないという問題があった。
【0008】又、前記図5に示した塗装装置では、攪拌
機のスクリューの回転により塗工液Pに泡立ちが生じ、
ピックアップロール12により気泡が巻き込まれ、結果
として鋼板Sに転写転形される塗膜に不良が生じるとい
う問題があった。
【0009】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
くなされたもので、コータパンに貯留されている塗工液
を、それに分離・沈降し易い成分が含まれている場合で
も、その表面を泡立たせることなく常に均一な分散状態
に維持することができるため、帯状体を均一な塗膜で塗
装することができるロールコータ式塗装装置を提供する
ことを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、塗工液を貯留
するコータパンと、該コータパン内の塗工液に浸漬し、
該塗工液を引上げるピックアップロールとを備えたロー
ルコータ式塗装装置において、コータパンに貯留されて
いる塗工液を、該コータパン内を強制的に流動させる攪
拌手段を設けたことにより、前記課題を解決したもので
ある。
【0011】本発明は、前記ロールコータ式塗装装置に
おいて、攪拌手段を、コータパン内に塗工液の循環流を
形成するための流体ポンプとしたものである。
【0012】
【作用】本発明においては、コータパンに貯留されてい
る塗工液を、該コータパン内を強制的に流動させる攪拌
手段を設けたので、コータパンに貯留されている塗工液
を、該コータパン内を強制的に流動させて確実に攪拌す
ることが可能となるため、分離、沈降し易い成分を含有
する塗工液をも均一な分散状態に維持することができ、
従って常に帯状体を均一な塗膜で塗装することが可能と
なる。
【0013】又、スクリュー式攪拌機のように塗工液内
に空気を巻き込むこともないので、塗膜の膜質を均一に
維持することも可能となる。
【0014】又、攪拌手段として、コータパン内に塗工
液の循環流を形成するための流体ポンプを用いる場合に
は、塗工液を均一に維持し、且つ空気の巻き込みを確実
に防止することができるため、極めて均一な塗膜を形成
することが可能となる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳
細に説明する。
【0016】図1は、本発明に係る一実施例のロールコ
ータ式塗装装置の概略構成を示す、前記図3に相当する
概略斜視図である。
【0017】本実施例の塗装装置は、コータパン10の
長手方向両端に対向配置された2つの流体ポンプ(攪拌
手段)26を設け、図中矢印で示す方向に塗工液Pを強
制的に流動循環させるようにした以外は、前記図3に示
した塗装装置と実質的に同一であり、図4に示したと同
様に循環タンク18からの塗工液Pが供給配管20を介
してコータパン10内に供給され、戻り配管22から該
塗工液Pの一部が循環タンク18に戻されるようになっ
ている。
【0018】本実施例では、循環タンク18とコータパ
ン10との間で塗工液Pを循環させることによりコータ
パン10内に形成される塗工液Pの弱い流れに加えて、
コータパン10内で該塗工液Pを強制的に流動させるよ
うにしたので、該パン10内では成分が分離、沈降する
ことを防止し、塗工液中の均質性を保持することが可能
となり、又、スクリュー式攪拌機を用いる場合のよう
に、泡立ちの発生をも確実に防止することが可能とな
る。
【0019】従って、本実施例のよれば、アプリケータ
ロール14によって鋼板Sに転写される塗工液Pを均質
に保持することができることから、該鋼板Sには常に均
一な塗膜で塗装することが可能となる。
【0020】次に、本実施例の効果を、図2を用いて具
体的に説明する。
【0021】この図2は、凝収タイプのシリカを含有す
る有機溶剤系の塗料を、前記図3、図4に示した従来の
塗装装置と、本実施例の塗装装置(本発明)とで、それ
ぞれ鋼板Sに塗装して得られた塗膜について分析したシ
リカ含有率を、実験的に沈降等のない理想的な状態で塗
装した場合(実験材)の塗膜のそれとを比較して示した
グラフである。
【0022】この図2から分かるように、本実施例の塗
装装置による塗装鋼板の塗膜中シリカ含有量(率)は、
理想的な塗膜が形成されている実験材の場合とほとんど
同一である。従って、本実施例によれば、塗工液Pをシ
リカの沈降を生じさせることなく塗装することができて
いるのに対し、従来の塗装装置ではシリカ含有量が低
く、コータパン10内でのシリカ沈降による影響が現わ
れていることが分かる。
【0023】以上、本発明について具体的に説明した
が、本発明は、前記実施例に示したものに限られるもの
でなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であ
る。
【0024】例えば、本発明に適用される攪拌手段は、
空気を巻き込むことなく塗工液を強制的に流動させるこ
とができるものであれば、前記実施例に示した流体ポン
プに限定されない。
【0025】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
コータパンに貯留されている塗工液を、それに分離沈降
し易い成分が含まれている場合でも、その表面を泡立た
せることなく、常に均一な分散状態に維持することがで
きることから、均一な塗膜で帯状体を塗装することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例のロールコータ式塗装装
置の主要部を示す概略斜視図
【図2】本発明の効果を示すグラフ
【図3】従来のロールコータ式塗装装置の主要部を示す
斜視図
【図4】ロールコータ式塗装装置の概略構成を示す側面
【図5】他の従来のロールコータ式塗装装置の主要部を
示す側面図
【符号の説明】
10…コータパン 12…ピックアップロール 14…アプリケーションロール 16…バッキングロール 18…循環タンク 20…供給配管 22…戻り配管 24…攪拌機 26…流体ポンプ P…塗工液 S…鋼板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】塗工液を貯留するコータパンと、該コータ
    パン内の塗工液に浸漬し、該塗工液を引上げるピックア
    ップロールとを備えたロールコータ式塗装装置におい
    て、 コータパンに貯留されている塗工液を、該コータパン内
    を強制的に流動させる攪拌手段を設けたことを特徴とす
    るロールコータ式塗装装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 攪拌手段が、コータパン内に塗工液の循環流を形成する
    ための流体ポンプであることを特徴とするロールコータ
    式塗装装置。
JP24229193A 1993-09-29 1993-09-29 ロールコータ式塗装装置 Pending JPH0796238A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24229193A JPH0796238A (ja) 1993-09-29 1993-09-29 ロールコータ式塗装装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP24229193A JPH0796238A (ja) 1993-09-29 1993-09-29 ロールコータ式塗装装置

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Publication Number Publication Date
JPH0796238A true JPH0796238A (ja) 1995-04-11

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ID=17087063

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JP24229193A Pending JPH0796238A (ja) 1993-09-29 1993-09-29 ロールコータ式塗装装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7021924B2 (en) 2002-03-05 2006-04-04 Kabushiki Kaisha Meiki Seisakusho Injection compression molding apparatus and injection compression molding method
JP2011073385A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Dainippon Printing Co Ltd 転写加飾シートの製造方法
KR20160078156A (ko) * 2014-12-24 2016-07-04 주식회사 포스코 절연코팅용액 공급용 코터팬
JP2021151631A (ja) * 2020-03-23 2021-09-30 日本製鉄株式会社 ロールコータ式塗装装置

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KR20160078156A (ko) * 2014-12-24 2016-07-04 주식회사 포스코 절연코팅용액 공급용 코터팬
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