JP2001121057A - 帯状材用ロールコータにおける塗料パン - Google Patents

帯状材用ロールコータにおける塗料パン

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JP2001121057A
JP2001121057A JP30179199A JP30179199A JP2001121057A JP 2001121057 A JP2001121057 A JP 2001121057A JP 30179199 A JP30179199 A JP 30179199A JP 30179199 A JP30179199 A JP 30179199A JP 2001121057 A JP2001121057 A JP 2001121057A
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JP
Japan
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coating material
paint
pan
roll
sludge
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Application number
JP30179199A
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English (en)
Inventor
Katayuki Nakagawa
方志 中川
Akira Takagi
昭 高木
Chitoshi Nojima
千利 野島
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は簡単な構造で、スラッジをピックア
ップロールに付着しないように防止できる帯状材用ロー
ルコータにおける塗料パンを提供する。 【解決手段】 塗料パン11aの傾斜部12の高位側上
方に塗料供給口14を設け、塗料パン11aの傾斜部1
2低位側の上部には塗料15のオーバーフロー口16を
設けて、塗料15の液面を一定に保持して、塗料15が
自然に傾斜部12上方を流れるようにしている。塗料パ
ン11aによれば、塗料15内に気泡を発生させず、塗
料15を均一化できる。塗料15に含まれるスラッジ1
8は比重が大きいので、傾斜部12を流れる塗料15か
ら分離させて傾斜部12面に沈降させ、滑らせて、低位
側に堆積物処理部13aに押出す。従って、塗料パン1
1aを従来に比して大きくすることなく、簡単な構造に
よって、スラッジ18を分離除去できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は帯状材用ロールコー
タにおける塗料パンに関する。
【0002】
【従来の技術】ピックアップロールの一部を塗料パン内
に浸漬させ、該ピックアップロールを回転させて、その
ロール周面に塗料を付着させ、更に、これをコータロー
ルに転写して帯状材に連続塗装する帯状材用ロールコー
タは、帯状材の連続塗装装置として従来より広く使用さ
れている。
【0003】その一例を図3に示す。1はピックアップ
ロール、2はコータロール、3はバックアップロール、
4は塗料パン、5は帯状材、6は塗料である。塗料パン
内に所定量の塗料が満たされ、 ピックアップロール1
が一部を塗料パン4内の塗料6に浸漬されており、ピッ
クアップロール1の回転により、そのロール周面に付着
した塗料がコータロール2の周面に転写され、さらに帯
状材5に転写されて帯状材が連続塗装される。この種の
塗料パンは、通常、塗料6を循環して使用している。
【0004】しかし、図3の塗料パンによると、スラッ
ジが、塗装作業中に、塗料パン内に堆積し、堆積物がピ
ックアップロール1の回転により巻上がり、ピックアッ
プロール1、コータロール2に付着すると塗装性欠陥
(塗装むら、塗膜へのスラッジ混入、ロール傷等)を発
生する。
【0005】スラッジによる塗装性欠陥を防止するため
には、塗料パンの容量を大きくする必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図3に示された塗料パ
ンは、前述したように、以下の問題がある。
【0007】図3の塗料パンでは、スラッジが塗料パン
内に堆積し、堆積物が巻上がって、スラッジによる塗装
性欠陥が発生する。
【0008】本発明は上記のような問題点の解決を図っ
たものであり、塗料パンを従来に比して大きくすること
なく、簡単な構造で、スラッジをピックアップロールに
付着しないように防止できる帯状材用ロールコータにお
ける塗料パンを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】第一の発明は、ピックア
ップロールの一部を塗料パン内に浸漬させ、該ピックア
ップロールを回転させて、ロール周面に塗料を付着さ
せ、帯状材に連続塗装する帯状材用ロールコータにおい
て、前記塗料パン内の底部に傾斜部と、その低位側に堆
積物溜部を設けたことを特徴とする帯状材用ロールコー
タにおける塗料パンである。
【0010】第二の発明は、第一の発明の塗料パンにお
いて、傾斜部の高位側に塗料供給部、低位側に塗料排出
部を備えたことを特徴とする帯状材用ロールコータにお
ける塗料パンである。
【0011】本発明によれば、塗装の際に、塗料に含ま
れるスラッジは比重が大きいので、塗料パン内の底部に
設けた傾斜部を滑って、該傾斜部の低位側に設けた堆積
物処理部に押出されるので、堆積物が巻上がってピック
アップロールに付着することがなく鋼板等の帯状材への
スラッジの付着が生じない。
【0012】以上のことから、上記塗料パンを用いるこ
とによって、連続塗装される帯状材に塗装性欠陥が発生
しない。
【0013】また、塗料の液量を少なくできるので、塗
料パンの小容量化に寄与できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図に
よって詳述する。
【0015】図1は本発明の一実施の形態を示す断面図
である。図1に示すように、本発明による塗料パン11
aは、底部に、傾斜部12と、その低位側に堆積物処理
部13aを設けている。
【0016】塗料パン11aは、帯状材5の通過側か
ら、コータロール2、ピックアップロール1を順次配置
して、ピックアップロール1の一部を塗料パン11a内
の塗料15に浸漬させて、ピックアップロール1を回転
させて、そのロール周面に塗料を付着させ、ピックアッ
プロール1からコータロール2に転写させ、更にコータ
ロール2から帯状材5に転写させ、帯状材5に連続的に
塗装する。符号3はバックアップロールである。
【0017】塗料パン11aの傾斜部12の高位側上方
に塗料供給口14を設け、塗料パン11aの傾斜部12
の低位側の上部には塗料15のオーバーフロー口16を
設けて、塗料15の液面を一定に保持して、塗料15が
自然に傾斜部12上方を流れるようにしている。塗料パ
ン11a内で、塗料供給口14からオーバーフロー口1
6へと塗料15が一方向に流れて、スラッジ18が傾斜
部に沈降して低位側に自然に滑る。
【0018】傾斜部12の傾斜角度はスラッジ18が低
位側に自然に滑る角度であればよく、一般には5度〜4
5度程度の範囲で採用される。
【0019】又、ピックアップロール1の下部と傾斜部
12との垂直距離Lはスラッジの巻上がりが生じない間
隔があればよく、適宜決めることができる。
【0020】塗料15に含まれるスラッジ18は比重が
大きいので塗料15から沈降分離し、傾斜部12面に到
達した後、更に傾斜部12の上を低位側に移動し、堆積
物処理部13aに堆積する。堆積したスラッジ18は、
塗装設備の停止時等に排出させる。
【0021】堆積物処理部13aは溜部としてスラッジ
18を一定量溜めてから処理することもできるし、ま
た、排出口を設けて、低位側に滑ってきたスラッジを吸
引ポンプ等で連続的に系外に排出して処理することもで
きる。
【0022】また、塗料パン11a内で塗料15の液面
15aが一定に保持されるので、塗料の付着量が変動し
ない。
【0023】オーバーフロー口16から排出された塗料
15は一次貯槽17を経て、循環タンク19に戻った
後、循環ポンプ20によって、循環配管21により、塗
料供給口14から塗料パン11aに送られる。
【0024】本発明の塗料パン11aによれば、塗料パ
ン11aの傾斜部12の高位側上方に塗料供給口14を
設けて、塗料15が自然に傾斜部12を流れるようにし
たので、塗料15内に気泡を発生させることなく、塗料
15を均一化できる。塗料15に含まれるスラッジ18
は比重が大きいので、傾斜部12を流れる塗料15から
分離させて傾斜部12面に沈降させ、傾斜部12を滑ら
せて、低位側の堆積物処理部13aに押出す。
【0025】従って、塗料パン11aを従来に比して大
きくすることなく、簡単な構造によって、スラッジ18
を分離除去できる。
【0026】本発明の図1に示す塗料パンを用いて、板
厚0.2〜2.3mm、板幅700〜1500mmの帯状表
面処理鋼板に対して、スラッジの発生し易い水溶性塗料
を塗装し、その塗装外観を観察したら、気泡付着、スラ
ッジ付着、液面変動がなく、塗装外観の良好な製品を得
た。これに対して、従来の底部に傾斜部を有しない図3
の塗料パンを用いた場合は、気泡付着、スラッジ付着、
液面変動が生じて、塗装外観の不良な製品を得た。
【0027】図2は本発明による堆積物処理部の他の例
を示す斜視図である。図1と共通する個所には同じ符号
を付けて、説明の一部を省略した。図2に示すように、
傾斜部12の低位側に箱型形状の堆積物処理部13bが
設けられている。
【0028】堆積物処理部13bは塗料パン11bの底
を段差にして、底下面に突出部22を設け、突出部22
に堆積物排出口23を設けて、図示しない吸引ポンプに
よって堆積物を定期的に、または連続的に排出できる。
【0029】これによって、堆積物を自動的に排出でき
るので、塗料パン11bにより帯状材への連続塗装を円
滑に行うことができる。
【0030】
【発明の効果】本発明は、以上のように、塗料パンを従
来に比して大きくすることなく、簡単な構造で、スラッ
ジをピックアップロール、コータロールに付着しないよ
うにできるので、帯状材へ均一な塗装ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す断面図である。
【図2】本発明を構成する堆積物処理部の他の例を示す
斜視図である。
【図3】従来の塗料パンの一例を示す図である。
【符号の説明】
1 ピックアップロール 2 コータロール 3 バックアップロール 4 塗料パン(従来) 5 帯状材 6、15 塗料 11a、11b 塗料パン(本発明) 12 傾斜部 13a、13b 堆積物処理部 14 塗料供給口 15 塗料 16 オーバーフロー口 17 一次貯槽 18 スラッジ 19 循環タンク 20 循環ポンプ 21 循環配管 22 突出部 23 堆積物排出口 24 バルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野島 千利 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 Fターム(参考) 4F040 AA22 AB04 AC01 BA23 CB22 DB25 4F042 AA22 CA01 CA07 CB24

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピックアップロールの一部を塗料パン内
    に浸漬させ、該ピックアップロールを回転させて、ロー
    ル周面に塗料を付着させ、帯状材に連続塗装する帯状材
    用ロールコータにおいて、前記塗料パン内の底部に傾斜
    部と、その低位側に堆積物処理部を設けたことを特徴と
    する帯状材用ロールコータにおける塗料パン。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の塗料パンにおいて、傾斜
    部の高位側に塗料供給部、低位側に塗料排出部を備えた
    ことを特徴とする帯状材用ロールコータにおける塗料パ
    ン。
JP30179199A 1999-10-25 1999-10-25 帯状材用ロールコータにおける塗料パン Pending JP2001121057A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7846478B2 (en) * 2002-01-31 2010-12-07 Henkel Ag & Co. Kgaa Bioadhesive composition

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7846478B2 (en) * 2002-01-31 2010-12-07 Henkel Ag & Co. Kgaa Bioadhesive composition

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