JP7428887B2 - ロールコータ式塗装装置 - Google Patents
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Description
第1の塗布方法としては、回転する円筒状の複数のロール間に塗料を供給し、一のロール(ドクターロールなどと呼ばれる)と別のロール(一般にアプリケータロールなどと呼ばれる)との隙間を調整してアプリケータロールに転写される塗料の量を一定とし、帯状体に塗料を塗布していく方法である(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。
第2の塗布方法としては、一のロール(一般にピックアップロールなどと呼ばれる)の下部を塗料に浸漬させた後に、そのピックアップロールで掬い上げた塗料を直接的または間接的に帯状体に塗布する方法である(例えば、特許文献3~5参照)。
すなわち、均一に塗料を帯状体に塗布することを考えた場合には、第1の塗布方法、すなわち、回転する円筒状の2つのロール間に塗料を供給する方法で行うことが前提となる。
しかし、ロールの摩耗は製造的には回避できない。ロールが摩耗した場合には、ネジでロール間隔などを調整する必要があるが、第1の塗布方法では、通常3つのロール(実際に帯状体に塗料を塗布するアプリケータロール、ドクターロール、ダムロール)を用いており、その3つのロールの摩耗状態を見極めてそれぞれを調整する必要があり、その調整は難しい。このため、他の方法を付加してより簡易的に塗布状態の調整を行う方が有利である。
また、特許文献4に記載の発明、特許文献5に記載の発明でもロールの周方向に塗料を流動させている。この場合、上述のように塗料が凝固してしまう可能性がある。
特に第1の塗布方法を行って足りない分の塗料を補うために浸漬を行うのであれば、むしろドクターロールの回転方向(周方向)に対して垂直方向(ロールの幅方向)に塗料が流動するようにして塗料がより撹拌されるようにし、より塗料を硬化し難くした方が有利であると考えた。
前記ドクターロールの下方に浸漬パンが設けられ、
前記浸漬パン中の塗料に前記ドクターロールの一部が浸漬されることを特徴とする。
また、アプリケータロールによって帯状体に塗料を塗布するには、例えば、アプリケータロールと同方向に回転するバックアップロールを、アプリケータロールに接するように配置するか、所定の隙間をもって配置し、バックアップロールに帯状体を巻き掛けることで、当該帯状体を支持するとともに進行(回転移動)させながら、当該バックアップロールとともに回転移動する帯状体にアプリケータロールを押し付けることによって塗料を塗布すればよい。
また、浸漬パンはドクターロールを塗料中に浸漬させることができれば、その形状、大きさは問わない。
しかし、浸漬パンはドクターロールの形状に合わせて半円筒体形状であることが好ましい。言い換えれば、ドクターロールの大きさより若干大きく、形状が半円筒体であることが好ましい。こうすれば、必要な分だけの塗料を浸漬パンに貯蔵してさえすればよいので、コストメリットを享受できる。
したがって、ドクターロールやアプリケータロールは摩耗し難くなり、また、摩耗しても、その都度、ロール(ドクターロールおよびアプリケータロール)の微調整(ネジの調整など)を行わなくても、長きにわたって安定的に塗料均一性の高い帯状体を製造することが可能となり、その結果、生産性も向上する。
前記浸漬パンの前記他端部側から排出された前記塗料を前記受け皿に一時的に溜めて逐次前記浸漬パンに循環させてもよい。
そして、浸漬パンの大きさが小さいほど、言い換えれば、浸漬パンの大きさがドクターロールの大きさより若干大きく、形状が半円筒体であるような場合には、使用する塗料の量も少なくなる。このような場合に、塗料中にスラッジが生じれば、ドクターロールにスラッジが付着し易くなり、塗膜の性状悪化が生じ易くなる。
このため、浸漬パンの他端部側から排出された塗料を受け皿に一時的に溜めて逐次浸漬パンに循環させることによって、受け皿にてスラッジを捕獲してスラッジ除去を容易に行える。
図1Aは、本実施の形態におけるロールコータ式塗装装置の概略構成を模式的に示す側面図である。
このロールコータ式塗装装置は、バックアップロール10、アプリケータロール11、ドクターロール12およびダムロール13を備えている。
また、ドクターロール12の下方には浸漬パン15が設けられ、浸漬パン15中の塗料にドクターロール12の一部(下部)が浸漬されるようになっている。
なお、ドクターロール12には、随時塗料が供給されるが、後述する受け皿18中の塗料の一部を供給するようにしてもよい。
ダムロール13は、ドクターロール12とダムロール13との間に供給される塗料Pの量を調整する役割を果たすものであり、金属製ロールによって構成されている。
この第2のダムロール23は、ダムロール13に付着した塗料を排除し、ダムロール13の表面性状を整える役割を果たすものであり、ダムロール13に接するかまたは所定の隙間をもって配置されている。
このような第2のダムロール23は、円筒状または円柱状の金属製ロールの表面にウレタンが巻かれたものを使用できる。
本実施の形態では、ドクターロール12とダムロール13との間に上方から塗料Pが供給されるが、ロール(アプリケータロール11、ドクターロール12およびダムロール13)摩耗に伴い塗料塗布が困難になるが、この浸漬パン15からの塗料によって、上方から供給された塗料Pに不足があってもこれを補うことで、安定的に塗料塗布を行える。
浸漬パン15の他端部15b側の端面には、略矩形状の排出口15cが形成され、この排出口15cから塗料が排出されるようになっている。
また、図2Bに示すように、浸漬パン15の他端部15b側の端面壁15dの高さを一端部15a側の端面壁より低く形成することによって、端面壁15dの上端縁から塗料を排出させるようしてもよい。
塗料の流れはプロペラ装置などにより強制的に流れを作るようにしてもよいが、簡便的には浸漬パン15に傾斜をつけて塗料が重力により流れるようにすればよい。この場合、浸漬パン15の一端部15aが他端部15bより上方に位置するように、浸漬パン15を水平面に対して傾斜して配置すればよい。
したがって、この受け皿18には、浸漬パン15から排出された塗料およびアプリケータロール11、ダムロール13、第2のダムロール23および調整ロール24から液だれて落下する塗料が回収され、当該塗料を一時的に溜めて逐次循環路25を通って浸漬パン15に循環させるようになっている。
また、浸漬パン15の大きさが小さいほど、言い換えれば、浸漬パン15の大きさがドクターロール12の大きさより若干大きく、形状が半円筒体であるような場合には、使用する塗料の量も少なくなる。このような場合に、塗料中にスラッジが生じれば、ドクターロール12にスラッジが付着しやすくなり、塗膜の性状悪化が生じ易くなる。したがって、浸漬パン15の下方に配置された大型の受け皿18に浸漬パン15から排出された塗料を一時的に溜めて逐次循環させれば、受け皿18にてスラッジを捕獲してスラッジ除去が容易にできるようになる。
したがって、ドクターロール12やアプリケータロール11は摩耗し難くなり、また、摩耗しても、その都度、ロール(ドクターロール12およびアプリケータロール11)の微調整(ネジの調整など)を行わなくても、長きにわたって安定的に塗料均一性の高い帯状体1を製造することが可能となり、その結果、生産性も向上する。
さらに、浸漬パン15の下方に、当該浸漬パン15より大型の受け皿18が設けられ、浸漬パン15の他端部15b側から排出された塗料を受け皿18に一時的に溜めて逐次浸漬パン15に循環させるので、受け皿にてスラッジを捕獲してスラッジ除去を容易に行える。
バックアップロール10、アプリケータロール11、ドクターロール12およびダムロール13を備え、アプリケータロール11、ドクターロール12およびダムロール13の下方に塗料の液ダレを受け止める受け皿18を有するロールコータ式塗装装置に対し、新たにドクターロール12直下に塗料を貯蔵する浸漬パン15を配置した。
このとき、浸漬パン15はドクターロール12が浸漬できるように十分な塗料で満たし、塗料はドクターロール12の幅方向の一端部から供給され、他端部から排出され、塗料が常時流動・循環できるようにした。
具体的には、浸漬パン15にドクターロール12の軸方向で上下に傾斜する傾斜を設けて、塗料が傾斜により流動し、循環できるような構造を浸漬パン15に持たせた。また、浸漬パン15外に排出された塗料は従来から存在していた受け皿18で一時的に受け止めて、浸漬パン15に再度供給できるように再生した上で、塗料を循環させた。
10 バックアップロール
11 アプリケータロール
12 ドクターロール
13 ダムロール
15 浸漬パン
15a 一端部
15b 他端部
18 受け皿
Claims (2)
- 帯状体に塗料を塗布するアプリケータロールと、供給された塗料を前記アプリケータロールに転写するドクターロールと、前記ドクターロールに接するように配置され、前記ドクターロールと反対方向に回転するダムロールとを備え、前記ドクターロールと前記ダムロールとの間に上方から塗料を供給するロールコータ式塗装装置であって、
前記ドクターロールの下方に浸漬パンが設けられ、
前記浸漬パンの下方に、当該浸漬パンより大型の受け皿が設けられ、
前記浸漬パン中の塗料に前記ドクターロールの一部が浸漬され、
前記浸漬パンでは、塗料が前記ドクターロールの幅方向の一端部から供給され、前記ドクターロールの幅方向の他端部から排出されることを特徴とするロールコータ式塗装装置。 - 前記浸漬パンの前記他端部から排出された前記塗料を前記受け皿に一時的に溜めて逐次前記浸漬パンに循環させることを特徴とする請求項1に記載のロールコータ式塗装装置。
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