JPH079600U - プレス加工装置 - Google Patents

プレス加工装置

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JPH079600U
JPH079600U JP3798493U JP3798493U JPH079600U JP H079600 U JPH079600 U JP H079600U JP 3798493 U JP3798493 U JP 3798493U JP 3798493 U JP3798493 U JP 3798493U JP H079600 U JPH079600 U JP H079600U
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JP
Japan
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ram
bed
press
die
plate
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Withdrawn
Application number
JP3798493U
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English (en)
Inventor
清 神津
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 順送りプレス加工金型等によって複数のプレ
ス工程を高速に連続して行わしめるプレス加工装置に関
し、特定技術を持つ作業部門に委ねられているラムの調
整作業を容易化せしめて生産性の向上をることを目的と
する。 【構成】 ベッド上面に下型装着用のボルスタを位置決
め固定したベッドと、その上方の該ベッドと対応する位
置で該ベッドに対して上下動し得る上型装着用のラムと
を少なくとも具えて構成されるプレス加工装置であっ
て、前記ラム3がベッド上面1aと平行を保って常時対面
するラム下面3aに、該ラム下面3aに対して位置決め状態
を保って着脱自在で且つ平行な上型装着用のラムプレー
ト31を具えて構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は例えば順送りプレス加工金型等を使用して複数のプレス工程を高速に 且つ連続して行わしめるプレス加工装置(以下プレス機とする)の構成に係り、 特に特定の技術を持つ作業者に委ねられているラムの調整作業を容易化せしめる ことで生産性の向上を図ったプレス機に関する。
【0002】 例えば最近の各種電子装置分野では、遣り取りする情報量の増大に伴って各装 置間を接続するコネクタもその端子数が増大しつつあるが、それと共に装置とし ての小型化要求に対応させる必要から該コネクタひいてはその端子の大きさも微 細化が進展しつつあり、大量の端子を寸法的バラツキが少ないように如何に精度 よく且つ効率的に形成するかが大きな課題となっている。
【0003】 通常かかる端子は精密プレス機械に装着した順送りプレス金型を使用してフー プ材から連続して形成する技術が多用されているが、この場合にはその生産性を 上げるために例えば 1200 〜 1500 ストローク/分で動作するような高速プレス 機を使用することが多い。
【0004】 一方、かかる高速プレス機はその高速性を確保するために下側に位置するベッ ドに対して上下動するラムの重量を軽減する必要があり、一般的には該ラム側に 装着される上記順送りプレス金型の上型すなわちポンチホルダを直接該ラムの下 面に取り付ける構成になっている。
【0005】
【従来の技術】
図3は従来のプレス機の本考案関与部を金型と共に概略説明する図である。 すなわち図3で、プレス機の固定されたベッド1のベッド上面1aの所定位置に 固定されたボルスタ11上には、複数個(図では3個記載)の所要形状のダイス孔 12a,12b やガイド孔12c 等が形成されているダイス12と後述するポンチパッドへ の位置合わせ用としてのガイドピン13およびダイプレート14からなる下型15が位 置決めされた状態で装着されている。
【0006】 そして例えばコネクタ端子の如き所要部品を形成するフープ材16は、上記ダイ ス12と該ダイプレート14とに挟まれた状態でプレス成形加工されながら例えば矢 印Aのように紙面右方向に所定量ずつ間欠的に送られるようになっている。
【0007】 一方上記ベッド1と対応する位置で該ベッド1に対して上下動し得るラム2の ラム下面2aには、該面の中心軸上に形成されているポンチホルダ位置決め固定穴 2bで該ラム2に位置決めして固定されるシャンク21a を具えた板状のポンチホル ダ21と上述したダイス12の各ダイス孔12a,12b やガイド孔12c 等と対応する各位 置にポンチ22a,22b やパイロットピン22c 等が形成されているポンチパッド22と からなる上型23が上記シャンク21a で位置決めされて装着されている。
【0008】 そして図示されないプレス機本体の機構部に係合して上下動する上記ラム2を 予め設定した所定量だけ降下させると、上記ガイドピン13とポンチホルダ21に形 成されているガイド孔21b との嵌合で両者間の精密な位置決めがなされると共に ポンチパッド22のパイロットピン22c とダイス12のガイド孔12c との嵌合でフー プ材16が位置決めされるので、ポンチパッド22のポンチ22a,22b とダイス12のダ イス孔12a,12b で該フープ材16のそれぞれの所要位置に打抜き孔等の所定のプレ ス加工を連続して施すことができる。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
かかる金型を使用するプレス機では、下型15を装着するボルスタ11のボルスタ 上面11a ひいてはベッド上面1aと上型23が装着されるラム下面2aとの鉛直線に対 する直角度や両者間の平行度等の精度が重要であるが、プレス機自体が高速に運 転されることとあいまって使用時間に比例してこれら精度に狂いが生じ易い。
【0010】 従って、例えば年一回程度の如く定期的にプレス機としての精度検査を行って これらの精度を確保するようにしている。 一方かかる精度低下とは別に、下型15の装着面であるボルスタ上面11a と上型 23の装着面であるラム下面2aの各金型エリアには、該各金型の繰り返し押圧力に よる凹みが発生してそれぞれの平坦度が低下する。
【0011】 特に、最近の如く成形される部材が小型化して部材としての所要寸法精度が厳 しく抑えられるようになると、上記凹みが微小(例えば30μm 程度)であっても 部材としての寸法精度に影響を及ぼすこととなる。
【0012】 更に、上記下型15と上型23とで複数のプレス成形工程を行わせるので金型とし ての加工重心が必ずしもその中心に位置しないことが多く、このことは上述した 凹みの深さにバラツキが生じて該凹み発生領域内での平行度が低下することを意 味する。
【0013】 従って上述したプレス機としての定期的精度検査とは別に、プレス機使用時間 に対応してボルスタ上面11a とラム下面2a間の平行度や各平坦度を検査し必要に 応じて修正する必要がある。
【0014】 そしてこの場合の検査や修正は、ボルスタ11についてはそれをベッド1から取 り外すことで容易に行なえるが、ラム下面2aについては該ラム自体がプレス機本 体と一体化されていることとあいまって特定技術を持つ部門に委ねざるを得ない 現状にある。
【0015】 従って、該プレス機による作業時間に発生するロスタイムが多くなって生産性 向上を期待することができないと言う問題があった。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、ベッド上面に下型装着用のボルスタを位置決め固定したベッドと 、その上方の該ベッドと対応する位置で該ベッドに対して上下動し得る上型装着 用のラムとを少なくとも具えて構成されるプレス加工装置であって、前記ラムが ベッド上面と平行を保って常時対面するラム下面に、該ラム下面に対して位置決 め状態を保って着脱自在で且つ平行な上型装着用のラムプレートを具えて構成さ れているプレス加工装置によって解決される。
【0017】
【作用】
ラム下面平坦度の検査とその修正作業が特定部門に委ねられることなくボルス タ同様に行なえると、プレス機としての作業時間ロスを減らすことができて生産 性向上を実現することができる。
【0018】 そこで本考案では、ラム下面に着脱自在なラムプレートを付加しそれに上型が 装着し得るようにプレス加工装置を構成している。 この場合には上型による上述した凹みが該ラムプレートに形成されるので、そ の検査と修正作業がボルスタ同様に行うことができてプレス機としてのロスタイ ムを減らすことができる。
【0019】
【実施例】
図1は本考案のプレス加工装置の主要部を金型と共に説明する図であり、図2 は他の実施例を説明する図である。
【0020】 なお図ではいずれも図3における金型に適用させた場合を例としているので、 図3と同じ対象部材・部位には同一の記号を付していると共に重複する説明につ いてはそれを省略する。
【0021】 プレス加工装置の本考案に関与する部分のみを抽出した図1で、固定されたベ ッド1のベッド上面1aにはボルスタ11を介して図3で説明した下型15が位置決め されて装着されている。
【0022】 一方上記ベッド1と対応する位置で該ベッド1に対して上下動し得るラム3の ラム下面3aには、図3のラム2に形成されているポンチホルダ位置決め固定穴2b と同じポンチホルダ位置決め固定穴2bが該ラム2と同じ位置に形成されているラ ムプレート31が、例えば該固定穴2bよりも大きいガイド突起31a とそれに嵌合す るラム3のガイド穴3bで位置決めされ且つ該ラム3の周囲複数箇所(図では1箇 所のみ記載)に設けたねじ32によって固定されている。
【0023】 このことは、該ラムプレート31がラム3に対して着脱自在であると共に図3で 説明した上型23が該ラムプレート31に装着し得ることを示している。 そこで、図示されないプレス機本体の機構部と係合して上下動する上記ラム3 を該ラムプレート31の厚さを考慮した位置を上死点として図3と等しい量だけ降 下させることで、図3の場合と同様にフープ材16のそれぞれの所要位置に所定の プレス加工を連続して施すことができる。
【0024】 かかるラムプレート31を具えたプレス加工装置では、上型23がラムプレート31 を介してラム3に装着されているので上型23の繰り返しの押圧力で生ずる前記凹 みが該ラムプレート31に生ずることになり、結果的にラムとしての平坦度検査や 修正作業を特別な技術を持つ部門に委ねる必要がなくなってプレス機としてのロ ス時間の減少による生産性向上を期待することができる。
【0025】 他の構成例を示す図2は図1で説明したラムプレートにベッドに対する平行度 補正手段を付加せしめたもので、(2-1) はラム下面近傍の構成を示しまた(2-2) はベッドに対する平行度補正手段を適用させたときの状態を示した図である。
【0026】 すなわち図2の(2-1) で、固定されたベッド1の上面にはボルスタ11を介して 下型15が装着されていることは図1と同様である。 一方該ベッド1に対して上下動し得るラム4のラム下面4aには、その中心軸上 に図1のポンチホルダ位置決め固定穴2bより大きい径のラムプレート位置決め穴 4bが形成されていると共に、該中心軸上に中心を持つ凸の球面4cが該面から突出 して形成されている。
【0027】 また該下面4aに図1同様の複数のねじ32で位置決めして固定されるこの場合の 板状のラムプレート41は、その片面(図では下面)には図3のポンチホルダ位置 決め固定穴2bが形成されていると共に、他面(図では上面)側には上記ラム4の 下面4aに形成したラムプレート位置決め穴4bに嵌合し得る径の球面を周面とする 突起41a と該突起41a で上記ラム4に係合させたときに該ラム4の球面4cの基部 域を除く全面で接触する凹の球面41b とが形成されている。
【0028】 そして上記凸の球面4cと該凹の球面41b とを接触させたときに、ラム下面4aと ラムプレート41の球面形成面41c との間には僅かな隙間ができるように上記凸の 球面4cの高さが設定されている。
【0029】 このことは、ラムプレート41をその突起41a で上記ラム4と嵌合させた状態で はラム4に対して位置決めされた該ラムプレート41がラム4に対して僅かに傾け られることを示していると共に、その傾いた状態でラム4に固定し得ることを示 している。
【0030】 従って、例えばラムプレート41が仮止めされた状態にあるラム4を降下させて ベッド1上のボルスタ11または下型15と接触させると、ラム4の下面4aとベッド 1の上面1a間の平行度に傾きがあるときにはラムプレート41の球面形成面41c と ラム下面4aとの間に該傾きによる隙間が発生する。
【0031】 そこで該隙間にライナ42を挟み込んだ状態で捻子32によって両者を固定するこ とで(2-2) に示す如く該ラムプレート41とボルスタ11または下型15間の平行度の 傾きを補正することができる。
【0032】 かかる構成になるプレス加工装置ではベッドに固定されているボルスタとラム に固定されているラムプレートが共に着脱自在であるため、定期的なプレス機と しての精度検査を除くボルスタとラムの平坦度や平行度の検査・補修を特定部門 に委ねることなく容易に行うことができてプレス機としての作業時間ロスの減少 による生産性向上を期待することができる。
【0033】
【考案の効果】
上述の如く本考案により、特定の技術を持つ作業者に委ねられているラムの検 査・修正作業を容易化せしめることで生産性の向上を図ったプレス加工装置を提 供することができる。
【0034】 なお、本考案の説明ではラムプレートを複数のねじでラム本体に固定した場合 を例としているが、該ねじによる固定を例えば下型をボルスタに固定するときに 通常使用されている油圧クランパによる固定等に代えても同等の効果が得られる ことは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案のプレス加工装置の主要部を金型と共
に説明する図。
【図2】 他の実施例を説明する図。
【図3】 従来のプレス機の本考案関与部を金型と共に
概略説明する図。
【符号の説明】
1 ベッド 1a ベッド
上面 2b ポンチホルダ位置決め固定穴 3,4 ラム 3a,4a ラム下
面 3b ガイド穴 4b ラムプ
レート位置決め穴 4c 凸の球面 11 ボルスタ 15 下型 16 フープ材 23 上型 31 ラムプレート 31a ガイド
突起 32 ねじ 41 ラムプレート 41a 突起 41b 凹の球面 41c 球面形
成面 42 ライナ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッド上面に下型装着用のボルスタを位
    置決め固定したベッドと、その上方の該ベッドと対応す
    る位置で該ベッドに対して上下動し得る上型装着用のラ
    ムとを少なくとも具えて構成されるプレス加工装置であ
    って、 前記ラム(3) がベッド上面(1a)と平行を保って常時対面
    するラム下面(3a)に、該ラム下面(3a)に対して位置決め
    状態を保って着脱自在で且つ平行な上型装着用のラムプ
    レート(31)を具えて構成されていることを特徴としたプ
    レス加工装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のラムプレートが、ラム下
    面に対する角度微調整手段(41a,41b) を具えて構成され
    ていることを特徴としたプレス加工装置。
JP3798493U 1993-07-13 1993-07-13 プレス加工装置 Withdrawn JPH079600U (ja)

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JP3798493U JPH079600U (ja) 1993-07-13 1993-07-13 プレス加工装置

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JP3798493U JPH079600U (ja) 1993-07-13 1993-07-13 プレス加工装置

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JPH079600U true JPH079600U (ja) 1995-02-10

Family

ID=12512840

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JP3798493U Withdrawn JPH079600U (ja) 1993-07-13 1993-07-13 プレス加工装置

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JP (1) JPH079600U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012125810A (ja) * 2010-12-15 2012-07-05 Toyota Motor Corp プレス装置およびプレス方法

Cited By (1)

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19971106