JPH0795988B2 - 収納ケース付電気掃除機 - Google Patents

収納ケース付電気掃除機

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JPH0795988B2
JPH0795988B2 JP28996692A JP28996692A JPH0795988B2 JP H0795988 B2 JPH0795988 B2 JP H0795988B2 JP 28996692 A JP28996692 A JP 28996692A JP 28996692 A JP28996692 A JP 28996692A JP H0795988 B2 JPH0795988 B2 JP H0795988B2
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hose
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suction port
suction
case
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利男 小池
豊 高橋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、本体ケースを付属品
等の収納ケースの上面開口に着脱自在に載置した収納ケ
ース付電気掃除機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図18は例えば実開昭56−14550
号公報に示された従来の塵埃吸引用ホースや床ブラシな
どの付属品を収納ケースを具備した電気掃除機を示す要
部断面の側面図である。
【0003】図において、91は電気掃除機の本体ケー
ス、92は本体ケース91の後ケース、93は本体ケー
ス91の前ケース、94は後ケース92と前ケース93
を着脱するためのラッチ、95は把手、96は車輪、9
7は排気口、98はキャスター、99は前ケース93の
前面に設けられた吸込口であり、この吸込口99に塵埃
吸引用ホースが装置される。
【0004】100は後ケース92の係合凹部、101
は前ケース93の係合凹部、102は上面開口103の
収納ケースで、延長管・ホース・床ブラシ等が収納ケー
スされる。104は係合凹部100に係合する係合凸
部、105は係合凹部101に係合する係合凸部、10
6は係合凸部105を駆動するフットペダルである。
【0005】また、図19〜図20は実公昭48−42
760号公報に示された従来の本体上面に開閉蓋を備
え、その開閉蓋の上面に塵埃吸引用ホースを接続する吸
込口を有する電気掃除機を示す図で、図19は掃除状態
における要部断面側面図、図20はフィルターの塵落し
状態における要部断面側面図である。
【0006】図において、107は電気掃除機の本体、
108は集塵ケース、109・110はフィルター、1
11は集塵ケース108の上方を覆う開閉蓋、112・
113はフィルター109・110の下面及び上面を摺
動する掻き出しブラシ、114は塵埃吸引用ホースであ
る。
【0007】115は吸込筒であり、この吸込筒115
内には中心部を吸込口116とするとともに、上縁部に
つまみ117を有するフランジ118が一体的に形成さ
れた回動筒119が回転自在で軸方向には抜け止めされ
て取り付けられている。そして、この回動筒119の下
には掻き出しブラシ112・113が固着されており、
その下側は第19図に示したようにフィルター109の
除塵孔120に嵌合している。
【0008】そして、フィルター109もしくはフィル
ター110が目づまりをおこしそうになったときは、吸
込管114を抜き出してつまみ117を把持し、回動筒
119を任意方向に回動する。このとき、除塵孔120
は開放状態にあるので、掻き落しブラシ112・113
がフィルター109・110に捕捉された細塵を掻き落
している。
【0009】次に、図21〜図23は実公昭46−17
346号公報に示された従来の電気掃除機であり、図2
1は、ホースの吸込口への接続部分のカバーを脱した状
態の正面図、図22は同上側面図、図23は図20のA
−A線部横断面図である。
【0010】図において130は塵埃吸引用ホース、1
31は塵埃吸引用ホース130の掃除機本体の吸込口側
接続部、132・133は吸込口側の電極とホース13
0の接続時に接続される端子片、134・135はホー
ス130のリモート回路の操作盤に接続されている摺動
導電体、136・137は端子片132と摺動導電体1
34を、端子片133と摺動導電体135を電気的に接
続するための接触片である。138はホース130を掃
除機本体の吸込口に係止するための係止片である。
【0011】そして、接続部131はホース130から
取り外すことはできないが、ホース130は接続部13
1に対して回動自在となっており、この接続部131が
掃除機本体の吸込口に嵌合させていた。
【0012】次に図24は、例えば実公昭45−177
50号公報に示された従来の本体ケースに塵埃引用ケー
スが着脱自在に接続される吸込口を設けた電気掃除機の
断面図である。
【0013】図において、149は掃除機本体、141
は電気送風機、142は集塵筒体、143は集塵筒体1
42内部に設けられた布製の袋体、144は前蓋、14
5は前蓋144の吸込口、146は軟質ゴム材からなる
逆止弁、147は後蓋、148は後蓋の吸気孔である。
【0014】図24に示すように従来の電気掃除機は、
軟質ゴム材からなる逆止弁146が設けられていて、ホ
ースが吸込口145に接続されていないとき、この吸込
口145を塞ぐとともに、内部にたまった塵埃を外部に
漏らさないようにしていた。
【0015】図25は、例えば実公昭51−22551
号公報に示された建物の中に設けられたセントラル型吸
塵装置の吸塵口部分の要部断面図である。
【0016】図において155は建物の側壁、150は
側壁155に埋設したシリンダー、151は吸塵口、1
52はシリンダー150内を自然落下して吸塵口151
を閉じる蓋、153は蓋152に設けられた把手、15
4は蓋152を把手153により押し上げ開いた吸塵口
151に接続する吸塵パイプである。
【0017】図25に示されたものは建物に設けられた
セントラル型吸塵装置を対象としたものであるので、吸
塵口151は固定した一側壁155に設けられていて、
吸塵口151の設けられている側である室内を吸塵口1
51に接続した吸塵ホース154で掃除を行なうもので
あり、通常の電気掃除機と構成及び対象を異にするもの
である。
【0018】また、USP3449787公報には、自
動車内の後方に設けられた集塵装置の接続口に蓋が設け
られたものが示されているが、ホースは前方のみを向い
ているものであり、ホースを回転しようとしても、後方
の窓ガラス及び蓋がホースの回転を妨げており、その
上、この接続口は、集塵装置から出すホースの車内側へ
のホース延長用の接続口にすぎず、図25の吸塵装置と
同様に、通常の電気掃除機と構成及び対象を異にするも
のである。
【0019】図26・図27は実開昭58−14515
3号公報に示された従来の電気掃除機であり、図26は
ホースの吸込口の要部断面図、図27はホースの吸込口
の分解斜視図である。
【0020】図において、156は塵埃吸引用ホース、
157はホース156に一体的に取り付けられているホ
ース取付部、158はホース取付部157と一体的に動
くスリップリング台で、下側に導電性金属板159・1
60が設けられている。
【0021】161・162はホース156に設けられ
ているリモート回路の操作盤に接線されている芯線で、
この芯線161・162は信号線163・164により
導電性金属板159・160と接続されている。165
・166はスリップリング台158を本体に取り付けた
時、導電性金属板159・160に接触して電気的に接
続する接触片である。
【0022】図26・図27に示す電気掃除機は、掃除
時・非掃除時いづれの時も図26に示したようにホース
取付部157、スリップリング台158は掃除機本体に
接続したままの状態であり、保持点検時のみ図27に示
すように分解するものである。
【0023】図28は実開昭50−132956号公報
に示された従来の電気掃除機の要部断面図である。
【0024】図において175は掃除機本体、176は
ホース、177はホース176の一端の接続パイプ、1
78は接続パイプ177を回転自在にするための回転
子、179は接続パイプ177を覆うパイプカバー、1
80はホース176、回転子178、ホースカバー17
9を本体175に対して非着脱状態に抑えるカバーであ
り、本体175上を覆っている。181は本体175の
カバー180上全体を覆う蓋体であり、蓋体181とカ
バー180の間がホース176やその他の備品の収納空
間となっている。
【0025】また、実開昭53−121757号公報に
示された従来の電気掃除機は、ホースが所定角度以上回
転しないように規制されており、ホースを本体より取り
外すためには、ホースの接続部分を分解する必要があっ
た。
【0026】さらにまた実公昭39−3640号公報に
示された従来の電気掃除機は、本体の内側ではなく上面
に弾性リングを設けてその上をカバーで覆い回転可能に
しているにすぎず、カバーは分解不可能であり、側面よ
りホースをカバーに接続するものであった。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】図18に示すような掃
除機の本体ケース91を当該収納ケース94に載置した
状態のまま保管できるようになっている従来の収納ケー
ス付電気掃除機では、本体ケース91の側面に塵埃吸引
用ホースを接続する吸込口99が設けられているので、
収納ケースに載置したまま掃除を行おうとする場合に
は、ホースの接続された側に対応する範囲の掃除は特に
支障はないが、それ以外の三方の範囲を掃除しようとす
ると、ホースの一方をホースの接続側である他方と異な
る方向に向けることになるのでホースがねじれてしまっ
たりして、掃除が非常にしずらいという問題があった。
【0028】なお、図18と同等の構成を有し、同様の
問題を有する従来例として、実開昭48−60363号
公報・実開昭58−127965号公報がある。
【0029】上記図19・図20に示すような従来の電
気掃除機では、回動筒115、フィルター109・11
0の除塵用ブラシ112・113を駆動するために回動
自在に設けられているが、塵埃吸引用ホース114が挿
入されて、掃除に使用されているときは塵埃吸引用ホー
ス114の下側がフィルター109の除塵孔120に嵌
合していて、塵埃吸引用ホース114は回動できないの
で、挿入時の塵埃吸引用ホース114の向き、例えば図
19のように前面を向いている時に前面方向以外の掃除
を行なおうとすると常に、掃除機本体107の方向を変
更しなければならないし、掃除機本体107の方向変更
時にホース114の接している部分や曲がっている部分
に掃除機本体107全体の自重による負荷が加わり、そ
のためにホース114や本体107に潰れ、歪み、破損
等が発生するという問題があった。
【0030】図21〜図23に示す従来の電気掃除機に
おいては、ホースの回転機構及び電気接触機構がホース
側に一体的に形成されているため、ホースの取り外し
時、及び取り外し状態の時に打つけたり、踏んだりとい
う外圧がホースの回転機構及び電気接触機構に加わり破
損したり、歪んだりしやすいし、その上、ホースの接続
時や取り外し時には使用者は回転機構および電気接触機
構自体を握らなければならないので、より破損・歪みが
発生しやすく、耐久性に問題があった。
【0031】また、図19・図20に示す従来の電気掃
除機は、塵埃吸引用ホース114を取り外すと吸込口1
16を介して外気と集塵ケース108内が常に連通状態
にあるため、集塵ケース108にたまった塵埃が飛散し
やすく大変不衛生であり、その上、吸込口が上面にある
ので、使用者が集塵ケース108内部にたまった塵埃を
直接見ることになるので、大変見栄えが悪いという問題
があった。
【0032】そして、上記図24に示すような従来の電
気掃除機では、吸込口144を軟質ゴムからなる逆子弁
146で塞いでいるだけであるから、逆止弁の劣化によ
り開いてしまい、内部にたまった塵埃が飛散したりして
不衛生であり、その上ホースが接続されていない状態で
は吸込口の内側を直接見ることができ体裁が悪いといっ
た問題があった。
【0033】また、図26・図27に示す従来の電気掃
除機においては、ホースの回転機構及び電気接触機構が
いづれも、ホース側と本体側に2分割されているので、
ホースを本体より取り外した場合、回転機構及び電気接
触機構が、剥き出しになってしまうため各機構が汚れや
すく、破損しやすく、しかも電源と接続されている本体
側の電気回線端自体も剥き出しになるので、使用者が感
電する心配がある。そのため、図26・図27に示す従
来の電気掃除機は、保守点検以外には、ホースを掃除機
本体より取り外すことはできないという問題があった。
【0034】また、図28に示す従来の電気掃除機にお
いては、ホース176は通常本体175から取り外す必
要がなく、ホース176は本体175より取り外す時は
カバー180も含めて、本体175の上面全体を分解し
なければならないので、上記図26・図27の従来の電
気掃除機と同様にホースは掃除機本体より取り外すこと
ができないという問題があった。
【0035】さらにまた、実開昭53−121757号
に示された従来の電気掃除機は、ホースが所定角度以上
回らないし、ホースを本体より取り外すためには接続部
分を分解しなければならないし、図26・図27の従来
の電気掃除機と同様に分解すると回転機構及び電気接触
機構が、剥き出しになってしまうため、各機構が汚れや
すく、破損しやすく、しかも電源と接続されている本体
側の電気回線端自体も剥き出しになるので、使用者が感
電する心配があり、保守点検以外には、ホースを掃除機
本体より取り外すことはできないという問題があった。
【0036】さらにまた、実公昭39−3640号に示
された従来の電気掃除機は回転部分が蓋の上面に設けら
れていて突出しているので破損・歪みが生じやすく、そ
の上ホースの接続の有無にかかわらず常に掃除機本体内
と外方が連通していて非衛生的であり、電気系統の接続
が不可能な構造であるという問題があった。
【0037】この発明は電気掃除機におけるかかる問題
点を解決するためになされたもので、収納ケースに載置
したままでも掃除が可能であり、かつ塵埃吸引用ホース
が着脱自在かつ回転自在で、衛生的な収納ケース付電気
掃除機を得ることを目的とする。
【0038】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、収納ケー
ス付電気掃除機において、開閉蓋の内側に集塵室側と仕
切られた収納空間を形成するよう取り付けた内蓋を設
け、前記収納空間内に本体ケース上面の吸込口に対向し
塵埃吸引用ホースを着脱自在かつ360゜回転自在に保
持する回転具を設け、前記吸込口と前記回転具との間に
前記吸込口に前記塵埃吸引用ホースを接続しない時塵埃
捕集用フィルター側と前記本体ケース外方を仕切り、前
記本体ケースの上面の傾斜方向に摺動するツマミを有す
るシャッターを設け、前記吸込口に対して、前記本体ケ
ースの上面の傾斜の上方の本体ケース内側に前記シャッ
ターの格納空間を形成し、前記吸込口の前記格納空間側
に前記ツマミを収納するツマミ収納空間を形成するもの
である。
【0039】第2の発明は、収納ケース付電気掃除機に
おいて、本体ケース上面の吸込口近傍の本体ケース内側
に前記吸込口との間を弾性体からなる弁を有し、ホース
組立ての接続時に前記ホース組立てと一体的に360゜
回転自在に回転する回転具を設け、前記ホース組立ての
前記一端に、前記弁より本体ケース内側に嵌入して前記
流路と前記塵埃捕集用フィルターを連通させる吐出口
と、前記可撓ホースに連通する吸込口と、前記吐出口と
前記吸込部との間の屈曲部と、嵌入部分を除く前記吐出
部から前記屈曲部にかけての周囲を覆い前記流路とは独
立した空間を形成するにぎり部とを一体形成した接続曲
りパイプを設け、前記にぎり部の前記吸込口側端部の外
形形状を略円形に形成し、この端部が前記ホース組立て
の接続時に前記回転具に当接するものである。
【0040】第3の発明は収納ケース付電気掃除機にお
いて、本体ケース上面の吸込口近傍の前記本体ケース内
に、ホースを360゜回転自在に保持する接続体を設
け、この接続体と前記吸込口との間にシャッターを設
け、前記接続体は、前記上面側に前記ホース接続時前記
ホースと一体的に回転可動に取り付けられた吸込口板
と、この吸込板の前記集塵室側に前記吸込板と一体的に
回転する回転体と、前記吸込板と前記回転体とに挟み込
まれた枠体とを具備し、前記吸込板に前記ホースの係合
部と係合する係合保持部と、ホース側のリモート回路の
一対の端子板と電気的に接続する一対の接触板を設け、
前記回転体の側面に一対の接触板と接続された環状の一
対の導電板を設け、前記本体ケース側に前記リモート回
路の本体ケース側の一対の八の字形の接点板を設け、こ
の接点板の開いた側が向い合い前記回転体を囲むように
挟んで対向配置し、この対向方向に前記各接触点と前記
導電板を接触させるようにしたものである。
【0041】
【作用】第1の発明の収納ケース付電気掃除機は、収納
ケースを本体の下部に取り付けた状態でもホースが吸込
口において360゜いづれの方向にでもねじれることな
く自由に電気掃除機本体の周囲を掃除できるのみなら
ず、ホース自体は着脱自在かつ360゜回転自在であ
り、本体内側である開閉蓋内に回転機構である回転具が
設けられているので、掃除時、非掃除時、ゴミの取り出
し時のいづれにおいても開閉蓋の回転具はより確実に汚
れが防止され、破損・歪みが発生しづらいので耐久性に
優れている。
【0042】その上、シャッターが常に集塵室内の塵埃
の外への飛散が防止されて衛生的であり、かつ、本体上
面の吸込口より集塵室内が見えることがないので見栄え
も良く、ツマミによりシャッターの開閉が極めて容易に
行うことができ、しかもシャッターを開放した時にツマ
ミはツマミ収納部に位置するため、吸込口へのホース着
脱のじゃまになることがない。
【0043】第2の発明の収納ケース付電気掃除機は、
収納ケースを本体の下部に取り付けた状態でもホースが
吸込口において360゜いづれの方向にでもねじれるこ
となく自由に電気掃除機本体の周囲を掃除できるのみな
らず、ホース自体は着脱自在かつ360゜回転自在であ
り、本体内側に回転具があるので、ホース組立ての吸込
口へは弁を介して嵌入して回転具と接続されるので回転
具は確実に汚れが防止され、破損、歪みが発生しづらく
耐久性に優れている。
【0044】その上、ホース組立ての内側の独立した流
路を形成する吐出口がその周囲に空間を形成するにぎり
部より本体ケース内側に嵌入しているので屈曲部で発生
する音の遮断効果が高く、また外気の侵入が防止される
し、ホースの着脱時にぎりやすく、耐久性にも優れてお
り、その上弁が、常に集塵室内の塵埃の外への飛散が防
止されて衛生的である。
【0045】第3の発明の収納ケース付電気掃除機は、
収納ケースを本体の下部に取り付けた状態でもホースが
吸込口において360゜いづれの方向にでもねじれるこ
となく自由に電気掃除機本体の周囲を掃除できるのみな
らず、ホース自体が着脱自在かつ360゜回転自在であ
るので、いずれの方向の掃除も大変し易く、ホースのね
じれの心配もない。
【0046】また、ホースの回転方向にねじれの発生す
る心配もない。また、ホースの回転方向にかかわらず、
ホース側と本体側のリモート回路の電気系統の接続のた
めの電気接触機構がいづれも、本体ケース側に設けられ
ているので、本体側の電気回線が剥ぎ出しにならず感電
の心配もないし、回転機構・電気接触機構は汚れづら
く、破損・歪みが発生しづらいので耐久性に優れてい
る。
【0047】その上一対の接点板は八の字形をしていて
回転具を囲むように外側より挟んでかつ対向配置してい
るので、回転具にバランスよく力が加わっており、回転
具が左右いづれに回転しても常にバランスがとれてお
り、回転が常に安定している。
【0048】しかも、吐出口は回転具と一体的に固定さ
れた枠板にこれを挟み込むように、しかも回転自在に取
りつけられているから、塵埃吸引用ホースは吸込口に接
続した状態で吸込口板に回転自在に保持され、同時にホ
ースに設けられたリモート回路が本体ケースと確実に接
続されることになる
【0049】
【実施例】以下、この発明の実施例を図1〜図17を用
いて説明する。
【0050】図において1は上・下ケース2a・2bに
より形成され、前方にハンドル3、後方に排気口4を有
する高さより横幅の広い本体ケースで排気口4近傍に送
風機5とコードリール(図示せず)が並列状態で収納ケ
ースされている。1aは本体ケース1の送風機5の吸込
側に形成した集塵室である。
【0051】6は本体を立てて使用する場合の脚で、前
記排気口4近傍に形成されその内部には補助排気口7が
形成されている。8は上・下ケース2a・2bに挟持さ
れたバンパーで、本体ケース1の内外の機密も兼ねてい
る。
【0052】9は前記下ケース2bの後方に取り付けら
れた一対の後車輪、10は前記下ケース2bの後方に取
り付けられたキャスター、11は可撓ホース12と、こ
のホース端部に固定されほぼ105゜に曲げられた接続
曲がりパイプ13より形成された塵埃吸引用ホースで、
前記接続曲がりパイプ13は後述する吸込口に着脱自在
に嵌入され、このホース組立て11は送風機5の駆動に
より発生する空気の流れの流路となっている。
【0053】前記接続曲りパイプ13はホース組立ての
吸込側に連通する吸込部16と本体ケース1の上面に吸
込口15に嵌入する吐出口17、これら両方を結合する
ほぼ105゜に屈曲された屈曲部18と、前記吐出口1
7の嵌入部分を除く部分から屈曲部18にかけての周囲
を覆いホース組立て11の流路とは独立した空間を形成
するにぎり部19により一対形成されている。
【0054】20はホース組立て11の流路とは独立し
た吐出口17とにぎり部19により形成された空間、2
1はこの空間を覆う蓋、22は押し部23がにぎり部1
9より突き出し、先端鉤状の掛かり部24が吐出口17
の先端側に位置するよう前記空間20内に前記蓋21に
より収納されているラッチボタン、25は前記ラッチボ
タン22をにぎり部19より出没自在に形成させるため
のコイルバネである。
【0055】26・27は前記吐出口17の先端側外壁
に相対して形成されて支持壁28・29の外周にそれぞ
れ支持された凸状の一対の摺動端子板、30は摺動端子
板26・27が支持壁28・29より脱落するのを防止
する前記蓋21に形成された脱落防止壁である。
【0056】31・32はホース組立て11の一端に形
成されている手元スイッチ(図示せず)と、前記摺動端
子板26・27を電気的に接続するリード線、33は前
記上ケース2の先方に有す集塵室上方のフィルター取出
口34を開閉自在に覆う後端をヒネリバネ35を介して
回動自在に上ケース2に支持され、先端を上ケース2に
支持されているラッチ36に保存された開閉蓋であり、
33aは開閉蓋33の下面に所定空間33bを形成する
ように固定した内蓋であり、吸込口15に対向して連通
孔33cを形成している。
【0057】15は、開閉蓋33の上面に形成され、そ
の一部にはツマミ収納部37を有する吸込口で、前記キ
ャスター10の真上に位置している。
【0058】38は前記吸込口15を対向した位置に連
通口39を有し、前記開閉蓋33との間に収納空間40
を形成するよう開閉蓋33に取り付けられた内蓋、41
は連通口39部に取り付けられ、後述する使い捨て紙フ
ィルター42の吸口43周囲と圧接シールするパッキン
Aである。
【0059】44は前記収納空間40に取り付けられた
360゜回転自在な回転具としての接続体で、この接続
体44には、内蓋33aに固定される枠板としての固定
板45と、この固定板46の中央に有する中間口46の
上側には回転自在に取り付けられた環状の吸込口板47
と、固定板45の下側には固定板45を挟むようにして
回転体としての摺動板48がそれぞれ回動自在に取り付
けられている。
【0060】吸込口板47の中央には主吸口49が形成
され、この主吸口の周囲には前記ホース組立て11のラ
ッチボタン22の掛かり部24と、着脱自在に結合する
ボタン支持穴50と、一対の前記摺動端子板26・27
と電気的に接続される一対の接触板としての端子受板5
1・52を支持する端子受板用支持穴53・54がそれ
ぞれ形成されている。
【0061】前記摺動板48の中央には、吐出口55が
形成され外周壁面56には一端がそれぞれ前記端子受板
51・52と電気的にリード線(図示せず)により接続
される一対の導電板としての回転接続板57・58が互
いに接触しないよう周面に上・下2列に平行に巻回固定
されている。
【0062】59・60は両端が前記回転接続板57・
58を外側より圧接し電気的に接続される一対の八の字
形の二股状の接点板である固定接続板で、この固定接続
体59・60の開いた側が向い合い前記固定板45を囲
むように挟んで互いに対向した位置に配置固定されてい
る。
【0063】又この固定接続板56・60の一端は夫々
前記送風機5と電気的にリード線61・62により接続
されている。
【0064】63は固定板47の中間口46外周に形成
されゴミが固定板45に堆積し、吸込口板47の回転を
妨げるのを防止する為のゴミ落下穴Aであり、64・6
5は前記ゴミ落下穴A63より侵入したゴミを摺動板4
8上に堆積させず、内蓋38上に落下させるゴミ落下穴
Bであり、いずれも摺動板48と吸込口板47の回転を
スムーズに行うものである。
【0065】66はゴミの逆流を防止する軟質ゴム材よ
り成る逆子弁で吸込口板47と摺動板48により挟持さ
れている。
【0066】67は摺動板48の吐出口55外周に一端
が取り付けられ他端は前記内蓋38の中間口39外周と
回転自在に圧接するシール用の回転パッキン。
【0067】68は前記吸込口15と固定板45の傾斜
支持壁69間に摺動自在に支持されたシャッターで、先
端にツマミ70、後端にバネ性を有する止め片71・7
2が形成されている。止め片71・72はシャッター6
8が使用時以外に移動しないよう開閉蓋33に有する止
め突起73・74に支持されている。ツマミ70はシャ
ッター68を開いた時吸込口15の凹所15a内に位置
している。
【0068】75は集塵室内に設けられた前記上ケース
2の開口部76にそのフランジ部77をシール用フィル
ターパッキン78を介して支持されている上面開口の塵
埃捕集用のフィルターボックスで、内部上面には後述す
る使い捨て紙袋フィルター42を支持する支持面と台紙
支持ピン79・80が形成されている。
【0069】42は使い捨て紙フィルターで、中央に吸
口43と外方に前記支持ピン79・80を支持する支持
穴A81・82を有する台紙83と、この台紙83に接
着された塵埃捕集用の紙フィルター84より構成されて
おり、前記フィルターボックス75の内に保持されてい
る。
【0070】85・86は前記フィルターボックス75
の下方で、下ケース3の内壁に突出して形成されたホル
ダー支持ピンの、86は中央に台紙支持穴81・82外
周は、前記台紙83と同形状で前記支持穴A81・82
と同位置に支持穴B84・85を形成しているホルダー
で万一紙袋フィルター42がない場合異形状の紙袋フィ
ルターでも異形状の台紙を台紙支持穴87に合うように
切断し、ホルダー86にセットすることにより使用でき
る便利ホルダーであり、前記ホルダー支持ピン79・8
0に支持されている。
【0071】89はその内部にホース等の付属品を収納
し、ペタル88により本体ケース1を上部に着圧自在に
支持する収納ケースである。90は、上ケース2上部に
折りたたみ自在に設置した収納ハンドルである。
【0072】この発明は以上のように構成されており、
その動作を説明する。
【0073】吸込口37に塵埃吸引用ホース11を接続
しない時、シャッター68で吸込口37を閉じておく。
ラッチ36を操作すると、開閉蓋33はヒネリバネ35
により上方に開き、フィルター取出口34を開口する。
【0074】次に、使い捨て紙袋フィルター42を支持
穴87・82をフィルターボックス75の台紙支持ピン
79・80に挿入しながら、フィルターボックス開口部
に載置する。
【0075】その後、開閉蓋33をラッチ36に係合さ
せることによりパッキンA41は台紙83の吸口43周
囲と圧接される。
【0076】シャッター68のツマミ70をツマミ収納
部37に移動させ吸込口15を開口し、ホース組立て1
1の接続曲がりパイプ13を吸込口15から接続体とし
ての回転具44に差し込む。
【0077】この時、そのパイプ側面にバネ25を介し
て出没自在に設けたラッチボタン22の掛かり部24が
吸込口板47の内側面に設けたボタン支持穴50に係合
保持される。
【0078】又、ホース組立て11の吐出口17先端
は、紙袋フィルター42の吸口43を貫通し、紙フィル
ター84内に位置している。
【0079】この時、接続曲がりパイプ13の先端は逆
止弁66を押し開き、更に内蓋33aの連通孔33cを
経て、紙袋フィルター42からその内部に挿入されると
ともにホースに形成されたリモート回路に接続され、か
つ接続曲がりパイプ13の外側面に露出して設けた一対
の摺動端子板26・27が吸込口板47を設けた支持穴
53・54の一対の端子受板51・52と接触してそれ
ぞれ電気的に接続される。
【0080】この時、ホース11のリモート回路は回転
接続板57・58および固定接続体59・60を介して
本体ケース1のリモート回路と接触されたことになる。
【0081】そして、接続曲がりパイプ13は接続体4
4の吸込口板47により水平方向の右回り左回りのいづ
れにも自由に360゜回転するが、回転接続板57・5
8と固定接続体59・60に常時接触状態が保持され、
リモート回路は閉成状態をその時維持できるから、この
リモート回路により送風機5の運転を制御可能となる。
【0082】この時固定接続体59・60は八の字形を
して回転具を囲むように、外側より挟んでかつ対向配置
されているので、加わる圧力はバランスがとれており、
左右いづれに回転しても常にバランスがくづれることな
く回転が安定している。
【0083】このようにして送風機5を運転すると、ホ
ース11に取り付けた図示しない床用ブラシから吸い込
まれた塵埃は、可撓ホース12と曲がりパイプ13を経
て、紙袋フィルター84内に吸い込まれ、かつ捕捉され
る。塵埃の除去された空気流はフィルターボックス75
でさらに濾過された後、送風機5を経て排気口4から外
部へ排出される。
【0084】紙袋フィルター84が塵埃で満杯になれ
ば、まず曲がりパイプ13のラッチボタン22をバネ2
5に抗して押し、これを接続体44の吸込口板47から
外し、シャッター68を閉じ、ラッチ36を外して開閉
蓋33を開き、紙袋フィルター84を集塵室1aから取
り出してそのまま捨てる。その後は新しい紙袋フィルタ
ーを集塵室1aにセットする。
【0085】この状態で送風機5を回転させ掃除をす
る。この時回転具44は、収納空間40に360゜回動
自在に支持されているので、ホース組立て11は接続曲
がりパイプ13を中心に自由に回転するので掃除の際、
ホース組立て11がねじれたり又本体が回転して家具等
に衝突して傷をつけることがない。
【0086】又、収納ケース89に掃除機本体を載置し
た状態で使用する場合も、前記と同様にホース組み立て
11を吸込口15より差し込み、ラッチボタン22とボ
タン支持穴50を結合させるだけでよく、吸引された塵
埃吸引用ホースはフィルターボックス75に捕獲され清
浄空気のみ排気口4より排出される。
【0087】この時回転具44は360゜自由に回転す
る為、電気掃除機の周囲を自由に掃除ができる。
【0088】
【発明の効果】以上のようにこの第1の発明によれば、
本体上面に開閉自在の開閉蓋を備え、この開閉蓋の上面
に塵埃吸引用ホースを接続する吸込口を設けた本体ケー
スとこの本体ケースを上面開口にて着脱自在に載置する
付属品の収納ケースとからなる収納ケース付電気掃除機
において、前記開閉蓋の内側に集塵室側と仕切られた収
納空間を形成するよう取り付けた内蓋を設け、前記収納
空間内に前記吸込口に対向し前記塵埃吸引用ホースを着
脱自在かつ360゜回転自在に保持する回転具を設け、
前記吸込口と前記回転具との間に前記吸込口に前記塵埃
吸引用ホースを接続しない時前記塵埃捕集用フィルター
側と前記本体ケース外方を仕切り、前記本体ケースの上
面の傾斜方向に摺動するツマミを有するシャッターを設
け、前記吸込口に対して、前記本体ケースの上面の傾斜
の上方の本体ケース内側に前記シャッターの格納空間を
形成し、前記吸込口の前記格納空間側に前記ツマミを収
納するツマミ収納空間を形成するようにしたので、収納
ケースを本体の下部に取り付けた状態でもホースが吸込
口において360゜いづれの方向にでもねじれることな
く自由に電気掃除機本体の周囲を掃除できるという特有
の効果を奏している。
【0089】それのみならず、第1の発明は、ホース自
体は着脱自在かつ360゜回転自在であり、本体内側で
ある開閉蓋内に回転機構である回転具が設けられている
ので、掃除時、非掃除時、ゴミの取り出し時のいづれに
おいても開閉蓋の回転具はより確実に汚れが防止され、
破損・歪みが発生しづらいので耐久性に優れているとい
う特有の効果も奏している。
【0090】その上、第1の発明は、シャッターが常に
集塵室内の塵埃の外への飛散が防止されて衛生的であ
り、かつ、本体上面の吸込口より集塵室内が見えること
がないので見栄えも良く、ツマミによりシャッターの開
閉が極めて容易に行うことができ、しかもシャッターを
開放した時にツマミはツマミ収納部に位置するため、吸
込口へのホース着脱のじゃまになることがないという特
有の効果を奏している。
【0091】また第2の発明によれば、電動送風機と塵
埃捕集用フィルターを内蔵した本体ケース上面に吸込口
を設け、一端が前記吸込口に着脱自在に接続され他端に
可撓ホースを有し吸引空気の流路となるホース組立てと
を備えた本体ケースと、この本体ケースを上面開口にて
着脱自在に載置する付属品の収納ケースとからなる収納
ケース付電気掃除機において、前記吸込口近傍の本体ケ
ース内側に前記吸込口との間を弾性体からなる弁を有
し、前記ホース組立ての接続時に前記ホース組立てと一
体的に360゜回転自在に回転する回転具を設け、前記
ホース組立ての前記一端に、前記弁より本体ケース内側
に嵌入して前記流路と前記塵埃捕集用フィルターを連通
させる吐出口と、前記可撓ホースに連通する吸込口と、
前記吐出口と前記吸込部との間の屈曲部と、嵌入部分を
除く前記吐出部から前記屈曲部にかけての周囲を覆い前
記流路とは独立した空間を形成するにぎり部とを一体形
成した接続曲りパイプを設け、前記にぎり部の前記吸込
口側端部の外形形状を略円形に形成し、この端部が前記
ホース組立ての接続時に前記回転具に当接するようにし
たので、収納ケースを本体の下部に取り付けた状態でも
ホースが吸込口において360゜いづれの方向にでもね
じれることなく自由に電気掃除機本体の周囲を掃除でき
るという特有の効果を奏している。
【0092】それのみならず第2の発明は、ホース自体
は着脱自在かつ360゜回転自在であり、本体内側に回
転具があるので、ホース組立ての吸込口へは弁を介して
嵌入して回転具と接続されるので回転具は確実に汚れが
防止され、破損、歪みが発生しづらく耐久性に優れてい
るという特有の効果を奏している。
【0093】その上、第2の発明は、ホース組立ての内
側の独立した流路を形成する吐出口がその周囲に空間を
形成するにぎり部より本体ケース内側に嵌入しているの
で屈曲部で発生する音の遮断効果が高く、また外気の侵
入が防止されるし、ホースの着脱時にぎりやすく、耐久
性にも優れており、その上弁が、常に集塵室内の塵埃の
外への飛散が防止されて衛生的であるという特有の効果
も奏している。
【0094】また第3の発明によれば、集塵室を形成し
た本体ケースの上面に前記集塵室と連通した吸込口を設
け、この吸込口に着脱自在の塵埃吸引用ホースを接続
し、このホースに前記本体ケース内の電動機を遠隔操作
するリモート回路の操作部を備えた本体ケースと、この
本体ケースを上面開口にて着脱自在に載置する付属品の
収納ケースとからなる収納ケース付電気掃除機におい
て、前記吸込口近傍の前記本体ケース内に、前記ホース
を360゜回転自在に保持する接続体を設け、この接続
体と前記吸込口との間にシャッターを設け、前記接続体
は、前記上面側に前記ホース接続時前記ホースと一体的
に回転可動に取り付けられた吸込口板と、この吸込板の
前記集塵室側に前記吸込板と一体的に回転する回転体
と、前記吸込板と前記回転体とに挟み込まれた枠体とを
具備し、前記吸込板に前記ホースの係合部と係合する係
合保持部と、前記ホース側の前記リモート回路の一対の
端子板と電気的に接続する一対の接触板を設け、前記回
転体の側面に一対の接触板と接続された環状の一対の導
電板を設け、前記本体ケース側に前記リモート回路の本
体ケース側の一対の八の字形の接点板を設け、この接点
板の開いた側が向い合い前記回転体を囲むように挟んで
対向配置し、この対向方向に前記各接触点と前記導電板
を接触させるようにしたので、収納ケースを本体の下部
に取り付けた状態でもホースが吸込口において360゜
いづれの方向にでもねじれることなく自由に電気掃除機
本体の周囲を掃除できるという特有の効果を奏してい
る。
【0095】それのみならず、第3の発明は、ホース自
体が着脱自在かつ360゜回転自在であるので、いずれ
の方向の掃除も大変し易く、ホースのねじれの心配もな
いという特有の効果も奏している。
【0096】さらに第3の発明は、ホースの回転方向に
かかわらず、ホース側と本体側のリモート回路の電気系
統の接続状態が常に保たれる上に、ホースを回転自在と
する回転機構及びリモート回路の電気系統の接続のため
の電気接触機構がいづれも、本体ケース側に設けられて
いるので、本体側の電気回路が剥ぎ出しならず感電の心
配もないし、回転機構・電気接触機構は汚れづらく、破
損・歪みが発生しづらいので、耐久性に優れてという特
有の効果も奏している。
【0097】さらにまた、第3の発明は、一対の接点板
は八の字形をしていて回転具を囲むように外側より挟ん
でかつ対向配置しているので、回転具にバランスよく力
が加わっており、回転具が左右いづれに回転しても常に
バランスがとれており、回転が常に安定していて、回転
による接触不良の発生の心配もないという特有の効果が
ある。
【0098】しかも、第3の発明は、吸込口板は回転具
と一体的に固定されて枠板にこれを挟み込むように、し
かも回転自在に取付けられているから、塵埃吸引用ホー
スは吸込口に接続した状態で吸込口板に回転自在に保持
され、同時にホースに設けられたリモート回路が本体ケ
ースと確実に接続されることになり、取扱いも容易にな
るという特有の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の掃除機使用状態を示す外
観図である。
【図2】この発明の一実施例の主要部分断面図である。
【図3】この発明の一実施例の使用状態を示す主要部分
断面図である。
【図4】この発明の一実施例の外観斜視図である。
【図5】この発明の一実施例の保管時における外観斜視
図である。
【図6】この発明の一実施例の回転具の上面図である。
【図7】この発明の一実施例の回転具の詳細断面図であ
る。
【図8】この発明の一実施例の吸込口の上面図である。
【図9】この発明の一実施例のシャッターの斜視図であ
る。
【図10】この発明の一実施例の紙袋フィルターの外観
図である。
【図11】この発明の一実施例のホルダーの外観図であ
る。
【図12】この発明の一実施例のホルダーに紙袋フィル
ターをセットした時の断面図である。
【図13】この発明の一実施例の本体1を収納ケースに
セットした時の断面図である。
【図14】この発明の一実施例のホース組立ての部分断
面図である。
【図15】この発明の一実施例のA−A断面図である。
【図16】この発明の一実施例の図14の下面図であ
る。
【図17】この発明の一実施例のB−B断面図である。
【図18】従来の収納ケース付電気掃除機の要部断面の
側面図である。
【図19】実公昭48−42760号公報記載の従来の
電気掃除機を示す第1の要部断面側面図である。
【図20】実公昭48−42760号公報記載の従来の
電気掃除機を示す第2の要部断面側面図である。
【図21】実公昭46−17346号公報記載の従来の
電気掃除機のホースの吸込口への接続部分のカバーを出
した状態の正面図である。
【図22】図21の上側面図である。
【図23】図21のA−A線部横断面図である。
【図24】実公昭45−17750号公報記載の従来の
電気掃除機の側断面図である。
【図25】実公昭51−22551号公報記載のセント
ラル型吸塵装置の要部断面図である。
【図26】実開昭58−145153号公報記載の従来
の電気掃除機のホースの吸込口の要部断面図である。
【図27】図26のホースの吸込口の分解斜視図であ
る。
【図28】実開昭50−132956号公報に示された
の従来の電気掃除機の要部断面図である。
【符号の説明】
1 本体ケース 1a 集塵室 4 排気口 5 送風機 11 ホース 13 接続曲りパイプ 16 吸込部 17 吐出口 18 屈曲部 19 にぎり部 22 ラッチボタン 24 掛かり部 33 開閉蓋 33a 内蓋 37 吸込口 40 収納空間 44 回転具(接続体) 45 枠体 47 吸込口板 48 回転体 51・52 接触板 57・58 導電板 59・60 接点板 66 逆止弁 68 シャッター 70 ツマミ 89 収納ケース

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体上面に開閉自在の開閉蓋を備え、こ
    の開閉蓋の上面に塵埃吸引用ホースを接続する吸込口を
    設けた本体ケースとこの本体ケースを上面開口にて着脱
    自在に載置する付属品の収納ケースとからなる収納ケー
    ス付電気掃除機において、前記開閉蓋の内側に集塵室側
    と仕切られた収納空間を形成するよう取り付けた内蓋を
    設け、前記収納空間内に前記吸込口に対向し前記塵埃吸
    引用ホースを着脱自在かつ360゜回転自在に保持する
    回転具を設け、前記吸込口と前記回転具との間に前記吸
    込口に前記塵埃吸引用ホースを接続しない時前記塵埃捕
    集用フィルター側と前記本体ケース外方を仕切り、前記
    本体ケースの上面の傾斜方向に摺動するツマミを有する
    シャッターを設け、前記吸込口に対して、前記本体ケー
    スの上面の傾斜の上方の本体ケース内側に前記シャッタ
    ーの格納空間を形成し、前記吸込口の前記格納空間側に
    前記ツマミを収納するツマミ収納空間を形成したことを
    特徴とする収納ケース付電気掃除機。
  2. 【請求項2】 電動送風機と塵埃捕集用フィルターを内
    蔵した本体ケース上面に吸込口を設け、一端が前記吸込
    口に着脱自在に接続され他端に可撓ホースを有し吸引空
    気の流路となるホース組立てとを備えた本体ケースと、
    この本体ケースを上面開口にて着脱自在に載置する付属
    品の収納ケースとからなる収納ケース付電気掃除機にお
    いて、前記吸込口近傍の本体ケース内側に前記吸込口と
    の間を弾性体からなる弁を有し、前記ホース組立ての接
    続時に前記ホース組立てと一体的に360゜回転自在に
    回転する回転具を設け、前記ホース組立ての前記一端
    に、前記弁より本体ケース内側に嵌入して前記流路と前
    記塵埃捕集用フィルターを連通させる吐出口と、前記可
    撓ホースに連通する吸込口と、前記吐出口と前記吸込部
    との間の屈曲部と、嵌入部分を除く前記吐出部から前記
    屈曲部にかけての周囲を覆い前記流路とは独立した空間
    を形成するにぎり部とを一体形成した接続曲りパイプを
    設け、前記にぎり部の前記吸込口側端部の外形形状を略
    円形に形成し、この端部が前記ホース組立ての接続時に
    前記回転具に当接することを特徴とする収納ケース付電
    気掃除機。
  3. 【請求項3】 集塵室を形成した本体ケースの上面に前
    記集塵室と連通した吸込口を設け、この吸込口に着脱自
    在の塵埃吸引用ホースを接続し、このホースに前記本体
    ケース内の電動機を遠隔操作するリモート回路の操作部
    を備えた本体ケースと、この本体ケースを上面開口にて
    着脱自在に載置する付属品の収納ケースとからなる収納
    ケース付電気掃除機において、前記吸込口近傍の前記本
    体ケース内に、前記ホースを360゜回転自在に保持す
    る接続体を設け、この接続体と前記吸込口との間にシャ
    ッターを設け、前記接続体は、前記上面側に前記ホース
    接続時前記ホースと一体的に回転可動に取り付けられた
    吸込口板と、この吸込板の前記集塵室側に前記吸込板と
    一体的に回転する回転体と、前記吸込板と前記回転体と
    に挟み込まれた枠体とを具備し、前記吸込板に前記ホー
    スの係合部と係合する係合保持部と、前記ホース側の前
    記リモート回路の一対の端子板と電気的に接続する一対
    の接触板を設け、前記回転体の側面に一対の接触板と接
    続された環状の一対の導電板を設け、前記本体ケース側
    に前記リモート回路の本体ケース側の一対の八の字形の
    接点板を設け、この接点板の開いた側が向い合い前記回
    転体を囲むように挟んで対向配置し、この対向方向に前
    記各接触点と前記導電板を接触させるようにしたことを
    特徴とする収納ケース付電気掃除機。
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