JPH0795312B2 - リモ−トデイスプレイ端末制御方式 - Google Patents

リモ−トデイスプレイ端末制御方式

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JPH0795312B2
JPH0795312B2 JP62066006A JP6600687A JPH0795312B2 JP H0795312 B2 JPH0795312 B2 JP H0795312B2 JP 62066006 A JP62066006 A JP 62066006A JP 6600687 A JP6600687 A JP 6600687A JP H0795312 B2 JPH0795312 B2 JP H0795312B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔目次〕 概要 産業上の利用分野 従来の技術と発明が解決しようとする問題点 問題点を解決するための手段 作用 実施例 発明の効果 〔概要〕 データ通信回線を介して、リモートディスプレイ端末と
データ通信を行う、例えば、応用プログラムにおいて、
全画面読取り命令(R/B)を実行したときの回線使用効
率の低下を抑止する為に、該応用プログラムに端末シミ
ュレータを付加し、該端末シミュレータに、少なくと
も、上記全画面読取り命令(R/B)を更新フィールド読
取り命令(R/M)に変換して送出する手段と,該リモー
トディスプレイ端末に設けられている端末バッファと同
じサイズのシミュレーション用バッファと,上記全画面
読取り命令(R/B)を更新フィールド読取り命令(R/M)
に変換して送出することにより読取った、該リモートデ
ィスプレイ端末での途中キー操作情報を、上記シミュレ
ーション用バッファに反映して、応用プログラムに通知
する手段を設けることにより、応用プログラムからは該
端末シミュレータを介してリモートディスプレイ端末を
アクセスするようにしたものである。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、データ通信回線を介して、リモートディスプ
レイ端末とデータ通信を行う、例えば、応用プログラム
におけるリモートディスプレイ端末制御方式に関する。
最近のデータ通信回線の解放に伴って、各企業等におい
て、該データ通信回線を使用して、ホストシステム内の
応用プログラムと,該データ通信回線に接続されている
リモートディスプレイ端末との間でのデータ通信が行わ
れている。
この場合、該データ通信回線の使用効率を向上させるこ
とが必要となるが、リモートディスプレイ端末には、該
ディスプレイ情報を格納している、例えば、2KB程度の
サイズの端末バッファを備えており、上記ホストシステ
ム側の応用プログラムから、全画面読取り命令が発行さ
れると、該端末バッファの全ての情報が、上記データ通
信回線を介して応用プログラムに送られてくる為、該命
令の使用頻度が多くなると回線の使用効率が著しく低下
する問題があり、該データ通信回線の使用効率を低下さ
せないリモートディスプレイ端末制御方式が必要とされ
るようになってきた。
〔従来の技術と発明が解決しようとする問題点〕
第3図は従来のリモートディスプレイ端末制御方式を説
明する図である。
通常、例えば、ホストシステム側の応用プログラム1
は、データ通信処理管理機構3の制御の元に、通信制御
装置4を介して、データ通信回線を捕捉し、リモートデ
ィスプレイ端末2との間でデータ通信を行う。
上記データ通信処理管理機構3は、応用プログラム1
と,通信制御装置4との間にあって、リモートディスプ
レイ端末2,及びデータ通信回線の捕捉を行い、応用プロ
グラム1と,リモートディスプレイ端末2との間の通信
路を決定して、該応用プログラム1とリモートディスプ
レイ端末2との間のデータ通信の仲介,管理を行う。
又、リモートディスプレイ端末2には、表示装置の画面
に表示するデータを格納しておく為の端末バッファ(例
えば、2KB程度の大きさを持つ)21をもっており、応用
プログラム1から送出されてくる特定の制御コードに基
づいて、更新フィールド(斜線で示す)21aが定義され
ると、該定義された更新フィールド21aに対してのみ、
端末ユーザは図示していないキーボード等からデータを
投入することができ、該投入されたデータは応用プログ
ラム1が発行する更新フィールド読取り命令(R/M)に
よって、該応用プログラム1に読取られる。
このようなリモートディスプレイ端末制御方式におい
て、上記ホストシステム側の応用プログラム1から、デ
ータ通信処理管理機構3を介して、全画面読取り命令
(R/B)が発行されると、該端末2の端末バッファのサ
イズを2KBとし、データ通信回線の通信速度を9600BPSと
した場合、この命令で端末2から送られてくるデータの
転送時間は、約2秒となる。
このことを意識しない応用プログラム1が、例えば、10
回連続して、該全画面読取り命令(R/B)を発行する
と、データ通信回線が20秒も専有されることになる。
従って、この応用プログラム1が、例えば、1回線当た
り、5台の端末2にサービスをしていたとすると、100
秒間も回線を専有することになり、回線の使用効率が問
題となる。
本発明は上記従来の欠点に鑑み、応用プログラムがデー
タ通信回線を介して、リモートディスプレイ端末を制御
する方式において、該データ通信回線の使用効率を向上
させるリモートディスプレイ端末制御方式を提供するこ
とを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
第1図は本発明のリモートディスプレイ端末制御方式の
原理構成図である。
本発明においては、 データ通信回線を介してリモートディスプレイ端末2
と,データ通信を行う、例えば、応用プログラム1にお
いて、 該応用プログラム1に端末シミュレータ5を付加し、 該端末シミュレータ5には、少なくとも、上記リモート
ディスプレイ端末2に設けられている端末バッファ21と
同じ大きさのシミュレーション用バッファ51と, 該シミュレーション用バッファ51に対する書き込み系命
令反映処理部52と,受信反映処理部53と, 該リモートディスプレイ端末2の端末バッファ21に対す
る全画面読取り命令(R/B)を、更新フィールド読取り
命令(R/M)に変換して、該リモートディスプレイ端末
2に送出する命令変換処理部54と, 上記命令変換処理部54で、全画面読取り命令(R/B)を
更新フィールド読取り命令(R/M)に変換して送出する
ことにより、リモートディスプレイ端末2から読取った
キー操作情報を、上記受信反映処理部53を介して、上記
シミュレーション用バッファ51に反映した後、上記応用
プログラム1に通知する処理部55とを設けて、 該応用プログラム1が、上記端末シミュレータ5を介し
てリモートディスプレイ端末2をアクセスする際、上記
全画面読取り命令(R/B)を更新フィールド読取り命令
(R/M)に変換してアクセスするように構成する。
〔作用〕
即ち、本発明によれば、データ通信回線を介して、リモ
ートディスプレイ端末とデータ通信を行う、例えば、応
用プログラムにおいて、全画面読取り命令(R/B)を実
行したときの回線使用効率の低下を抑止する為に、該応
用プログラムに端末シミュレータを付加し、該端末シミ
ュレータに、少なくとも、上記全画面読取り命令(R/
B)を更新フィールド読取り命令(R/M)に変換して送出
する手段と,該リモートディスプレイ端末に設けられて
いる端末バッファと同じサイズのシミュレーション用バ
ッファと,上記全画面読取り命令(R/B)を更新フィー
ルド読取り命令(R/M)に変換して送出することにより
読取った、該リモートディスプレイ端末での途中キー操
作情報を、上記シミュレーション用バッファに反映し
て、応用プログラムに通知する手段を設けることによ
り、応用プログラムからは該端末シミュレータを介して
リモートディスプレイ端末をアクセスするようにしたも
のであるので、応用プログラムが全画面読取り命令を実
行しても、必ず、更新フィールド読取り命令に変換さ
れ、キー操作の途中であっても、高々更新フィールドの
データ転送時間で済み、例えば、リモートディスプレイ
端末に定義された更新フィールドが80桁とし、データ通
信回線の通信速度を9600BPSとした場合には、上記更新
フィールド読取り命令(R/M)で、該端末から送られて
くるデータの転送時間は、最悪でも、約0.09秒となり、
全画面読取り命令(R/B)が実行された場合に、該端末
から送られてくるデータの転送時間2秒と比較すると、
20倍以上効率化されることになり、回線の有効利用が図
れる効果がある。
〔実施例〕
以下本発明の実施例を図面によって詳述する。
前述の第1図が本発明のリモートディスプレイ端末制御
方式の原理構成図であり、第2図は本発明の端末シミュ
レータでのシミュレーション手順を説明する図であっ
て、第1図における命令変換処理部54,シミュレーショ
ン用バッファ51,W系命令反映処理部52,受信反映処理部5
1,応用プログラム通知処理部55が本発明を実施するのに
必要な手段である。尚、全図を通して同じ符号は同じ対
象物を示している。
以下、第1図,第2図によって、本発明のリモートディ
スプレイ端末制御方式を説明する。
先ず、端末シミュレータ5に備えられている各種処理部
動作を説明する。
端末シミュレーション制御処理部50は端末シミュレータ
5の全体の制御を行う部分で、シミュレーションの開始
/終了処理,異常系の処理を行う。
命令解析処理部56は応用プログラム1と関係を持ち、応
用プログラム1から送信られてくる各種の命令を受付,
該命令の解読を行う。
命令変換処理部54は全画面読取り命令(R/B)の命令コ
ードを、更新フィールド読取り命令(R/M)のコードに
変換して、端末2に送出する。
W系命令反映処理部52は応用プログラム1からW(書き
込み)系の命令が送出されてきた時、端末2の端末バッ
ファ21に書き込むデータを当該端末シミュレータ5のシ
ミュレーション用バッファ51に反映する。
受信反映処理部53は、端末2からの受信データをシミュ
レーション用バッファ51に反映して、端末バッファ21と
同じ内容にする。
上記シミュレーション用バッファ51は、端末2の種類毎
に確保されており、端末シミュレーションを行うときの
作業領域となり、常時端末バッファ21と同じ内容が記憶
される。
バッファ読取り処理部57は、シミュレーション用バッフ
ァ51の内容を読み込み、端末2からの受信データを生成
する。
応用プログラム通知処理部55は、応用プログラム1から
の受信依頼を受付、端末2からの受信が完了した時、受
信データをデータ通信処理管理機構3から直接,又は上
記シミュレーション用バッファ51を介して、応用プログ
ラム1へ通知する。
送信依頼処理部58は各処理部よりの送信を受付、データ
通信処理管理機構3に送信を依頼する。
受信受付処理部59は各処理部よりの受信を受付、データ
通信処理管理機構3に受信を依頼する。
上記各処理部を備えた端末シミュレータ5でのシミュレ
ーション動作を、第2図によって以下に説明する。
先ず、W系動作: 応用プログラム1から送信されてきたW(書き込
み)系命令を、命令解析処理部56でW系命令と解釈す
る。
命令解析処理部56からW系命令反映処理部52に制御
が渡る。
W系命令反映処理部52はシミュレーション用バッフ
ァ51に、応用プログラム1からの書き込みデータを反映
する。
命令解析処理部56は送信依頼処理部58に、W系命令
の送信を依頼する。
送信依頼処理部58はデータ通信処理管理機構3に、
端末2に対するW系命令の送信を依頼する。
R/M系動作: 命令解析処理部56において、R/M(更新フィールド
読取り)系命令と解釈する。
送信依頼処理部58に対して、R/M系命令の送信が依
頼される。
送信依頼処理部58はデータ通信処理管理機構3に、
端末2に対するR/M系命令の送信を依頼する。
データ通信処理管理機構3が、該R/M系命令による
端末2からの更新フィールドデータの受信を、受信受付
処理部59に通知する。
該端末2の端末バッファ21内に定義されている更新
フィールド21aからの受信データは応用プログラム通知
処理部55,及び受信反映処理部53に通知される。
受信反映処理部53においては、該受信データを、シ
ミュレーション用バッファ51の当該領域に反映する。
応用プログラム通知処理部55は、受信した受信デー
タのみを応用プログラム1に通知する。
R/B系動作: このR/B系動作が本発明の中核となる動作である。
命令解析処理部56において、R/B(全画面読取り)
系命令と解釈すると、命令変換処理部54に当該R/B系命
令を通知する。
命令変換処理部54においては、該R/B系命令をR/M系
に変換し、送信依頼処理部58に該R/M系命令の送信を依
頼する。
送信依頼処理部58はデータ通信処理管理機構3に対
して、端末2への送信を依頼する。
データ通信処理管理機構3が、該R/M系命令による
端末2からの更新フィールドデータの受信を、受信受付
処理部59に通知する。
該端末2の端末バッファ21内に定義されている更新
フィールド21aからの受信データは、受信反映処理部53
に通知される。
受信反映処理部53は、該受信データを、シミュレー
ション用バッファ51の当該領域に反映する。
バッファ読取り処理部57はシミュレーション用バッ
ファ51の内容を読取り受信データとして、応用プログラ
ム通知処理部55へ通知する。
応用プログラム通知処理部55は、該受信データを応
用プログラム1に通知する。
データ通信処理管理機構3が非同期に端末データ受信を
通知してきた時の動作: データ通信処理管理機構3が非同期に端末データ受
信を通知してきた時、そのデータを受信受付処理部59へ
通知する。
該受信データは応用プログラム通知処理部55,及び
受信反映処理部53に通知される。
受信反映処理部53は受信データをシミュレーション
用バッファ51に反映する。
応用プログラム通知処理部55は受信データを応用プ
ログラム1に通知する。
このように、本発明は、データ通信回線を介して、表示
の為の端末バッファを備えたリモートディスプレイ端末
とデータ通信を行う、例えば、応用プログラムにおい
て、該データ通信回線の使用効率を向上させる為に、端
末シミュレータを付加し、該端末の端末バッファに対す
る全画面読取り命令(R/B)を、更新フィールド読取り
命令(R/M)に変換する手段と、該端末バッファの内容
を記憶する為のシミュレーション用バッファとを設け
て、該全画面読取り命令(R/B)を発行した時には、該
端末からは、更新フィールドデータのみをデータ通信回
線を介して読み取り、該更新フィールド以外のデータに
ついては、当該端末シミュレータのシミュレータ用バッ
ファから読み取るようにして、該回線の使用効率を向上
させながら、見掛け上は当該リモートディスプレイ端末
を直接アクセスしているようにした所に特徴がある。
尚、本実施例においては、データ通信回線を介して、リ
モートディスプレイ端末2とデータ通信を行うシステム
として、例えば、ホストシステム側の応用プログラム1
を例にして説明したが、これに限定されるものでないこ
とは云う迄もないことである。
〔発明の効果〕
以上、詳細に説明したように、本発明のリモートディス
プレイ端末制御方式は、データ通信回線を介して、リモ
ートディスプレイ端末とデータ通信を行う、例えば、応
用プログラムにおいて、全画面読取り命令(R/B)を実
行したときの回線使用効率の低下を抑止する為に、該応
用プログラムに端末シミュレータを付加し、該端末シミ
ュレータに、少なくとも、上記全画面読取り命令(R/
B)を更新フィールド読取り命令(R/M)に変換して送出
する手段と,該リモートディスプレイ端末に設けられて
いる端末バッファと同じサイズのシミュレーション用バ
ッファと,上記全画面読取り命令(R/B)を更新フィー
ルド命令(R/M)に変換して送出することにより読取っ
た、該リモートディスプレイ端末での途中キー操作情報
を、上記シミュレーション用バッファに反映して、応用
プログラムに通知する手段を設けることにより、応用プ
ログラムからは該端末シミュレータを介してリモートデ
ィスプレイ端末をアクセスするようにしたものであるの
で、応用プログラムが全画面読取り命令を実行しても、
必ず、更新フィールド読取り命令に変換され、キー操作
の途中であっても、高々更新フィールドのデータ転送時
間で済み、回線の有効利用が図れる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のリモートディスプレイ端末制御方式の
原理構成図, 第2図は本発明の端末シミュレータでのシミュレーショ
ン手順を説明する図, 第3図は従来のリモートディスプレイ端末制御方式を説
明する図, である。 図面において、 1は応用プログラム,2はリモートディスプレイ端末,又
は端末,21は端末バッファ,21aは更新フィールド,3はデ
ータ通信処理管理機構,4は通信制御装置,5は端末シミュ
レータ,50は端末シミュレーション制御処理部,51はシミ
ュレーション用バッファ,52はW系命令反映処理部,53は
受信反映処理部,54は命令変換処理部,55は応用プログラ
ム通知処理部,56は命令解析処理部,57はバッファ読取り
処理部機構,58は送信依頼処理部,59は受信受付処理部,W
は書き込み命令,R/Bは全画面読取り命令,R/Mは更新フィ
ールド読取り命令,〜はシミュレーション手順, をそれぞれ示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データ通信回線を介してリモートディスプ
    レイ端末(2)と,データ通信を行う応用システム
    (1)において、 該応用システム(1)に端末シミュレータ(5)を付加
    し、 該端末シミュレータ(5)には、少なくとも、上記リモ
    ートディスプレイ端末(2)に設けられている端末バッ
    ファ(21)と同じ大きさのシミュレーション用バッファ
    (51)と, 該シミュレーション用バッファ(51)に対する書き込み
    系命令反映処理部(52)と,受信反映処理部(53)と, 該リモートディスプレイ端末(2)の端末バッファ(2
    1)に対する全画面読取り命令(R/B)を、更新フィール
    ド読取り命令(R/M)に変換して、該リモートディスプ
    レイ端末(2)に送出する命令変換処理部(54)と, 上記命令変換処理部(54)で、全画面読取り命令(R/
    B)を更新フィールド読取り命令(R/M)に変換して送出
    することにより、リモートディスプレイ端末(2)から
    読取ったキー操作情報を、上記受信反映処理部(53)を
    介して、上記シミュレーション用バッファ(51)に反映
    した後、上記応用プログラム(1)に通知する処理部
    (55)とを設けて、 該応用システム(1)が、上記端末シミュレータ(5)
    を介してリモートディスプレイ端末(2)をアクセスす
    る際、上記全画面読取り命令(R/B)を更新フィールド
    読取り命令(R/M)に変換してアクセスすることを特徴
    するリモートディスプレイ端末制御方式。
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