JPH079506Y2 - マイクロホン - Google Patents

マイクロホン

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JPH079506Y2
JPH079506Y2 JP1986182665U JP18266586U JPH079506Y2 JP H079506 Y2 JPH079506 Y2 JP H079506Y2 JP 1986182665 U JP1986182665 U JP 1986182665U JP 18266586 U JP18266586 U JP 18266586U JP H079506 Y2 JPH079506 Y2 JP H079506Y2
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JP
Japan
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case
microphone unit
microphone
lead wire
unit
Prior art date
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JP1986182665U
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English (en)
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JPS6387983U (ja
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芳守 中川
雄三 後藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はマイクロホンに係り、特にその防振構造に関す
るものである。
〔考案の概要〕
本考案は、例えばビデオカメラに内蔵されるマイクロホ
ンの防振構造において、内部のリード線を例えば螺旋形
に屈曲させることによってマイクロホンユニットの支持
系のコンプライアンスを高くするようにし、これによっ
てウエートを省略し、サスペンダの数を少なくするとと
もに、小型化および防振性能の向上を図るようにしたも
のである。
〔従来の技術〕
ビデオカメラに内蔵されるマイクロホンは、VTRのモー
タの振動を伝達され、不要なノイズを磁気テープに記録
することになる。このような事態を防止するために、種
々の防振構造が採用されている。例えば第6図に示すよ
うに、マイクロホンユニット1を質量を構成するウエー
ト2に支持させており、しかもウエート2をその前後に
おいてサスペンションばね3、4を介してケース5に支
持するようにしている。そしてマイクロホンユニット1
は外部とリード線6を介して接続されるようになってい
る。
このようなマイクロホンにおいて、外部から伝達された
振動は、サスペンションのコンプライアンスとウエート
2およびマイクロホンユニット1の質量で決まる共振周
波数よりも高ければ減衰され、マイクロホンユニット1
に伝達されない。これによって防振効果が得られる。防
振効果を高めるためにはサスペンション共振周波数を低
くすればよい。そこで従来はウエート2の質量を大きく
して対処していた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このようなマイクロホンの構造によれば、マイクロホン
ユニット1の後側にウエート2が取付けられるために、
ユニット1の後側の寸法が大きくなる。また2つのサス
ペンダ3、4を使用しているために、コンプライアンス
が制限されるという問題があった。またウエート2を使
用しているために、マイクロホンが大きくなるとともに
重くなる欠点があった。
本考案はこのような問題点に鑑みてなされたものであっ
て、防振効果を従来と同等またはそれ以上としながら、
しかも部品点数を最小限に押え、小型かつ軽量なマイク
ロホンを提供することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、マイクロホンユニットと、該マイクロホンユ
ニットを収納するケースと、前記マイクロホンユニット
を前記ケースに対して支持する弾性部材と、前記マイク
ロホンユニットを外部と接続するリード線とを具備し、 前記弾性部材はその外周側に前記ケースに保持される保
持部を有するとともに、該弾性部材の中心側には前記マ
イクロホンユニットを弾性的に挟着して支持する支持部
を有し、 前記マイクロホンユニットから引出されたリード線は前
記ケースに固定された端子部に接続され、かつ該リード
線の中間部分が前記ケース内において螺旋形に屈曲され
ており、前記端子部には外部導線が接続され、 前記マイクロホンユニットは前記ケースの内側に対して
所定の間隔を有した状態で前記弾性部材および前記リー
ド線によって前記ケース内の空間にフローティングした
状態で弾性的に支持されていることを特徴とするマイク
ロホンに関するものである。
〔作用〕
マイクロホンユニットは、外周側がケースに保持される
保持部を有するとともに、その中心側がマイクロホンユ
ニットを強制的に挟着して支持する支持部を有する弾性
部材によって、ケースの内側に所定の間隔を隔てた状態
でケース内の空間にフローティングした状態で弾性的に
支持されることになる。そしてこのマイクロホンユニッ
トから引出されたリード線は螺旋形に屈曲されるととも
に、その先端部がケース内に固定された端子部に接続さ
れるようになる。そしてこの端子部を介して外部導線が
接続される。
〔実施例〕
第2図は本実施例に係るマイクロホンの内部構造を示す
ものであって、このマイクロホンはマイクロホンユニッ
ト10を備えている。マイクロホンユニット10はゴムリン
グから成るサスペンダ11によってケース12に支持されて
いる。サスペンダ11は第3図および第4図に示すように
その外周側のリング13の部分でケース12に支持されると
ともに、中間壁14に形成されている小孔15によってマイ
クロホンユニット10を支持するようにしている。そして
円周方向の連結部16および半径方向の連結部17の弾性に
よってマイクロホンユニット10を弾性的に支持するよう
にしている。
マイクロホンユニット10の後側からはリード線18が引出
されており、ケース12の後端部に支持されているプリン
ト基板19の小孔20を挿通してその外表面の端子に接続さ
れている。そしてリード線18は螺旋形に屈曲されるよう
になっており、ユニット10の支持系のコンプライアンス
を高くしている。そして上記プリント基板19の端子は外
部配線21と接続されている。またケース12はゴム製のケ
ースホルダ22内に収納されている。そしてケース12の前
端側の開口にはシールドメッシュ23が装着されるととも
に、その上にさらにウインドスクリーン24が取付けられ
ている。
このように本実施例のマイクロホンは、第1図に示すよ
うにウエートを備えておらず、単一のサスペンダ11によ
って支持されている。そしてこのマイクロホンユニット
10のフローティング構造を維持するために、接続用リー
ド線18を螺旋形に屈曲させてそのみかけのコンプライア
ンスを高くし、リード線18を通して伝達される振動を低
減するようにしている。リード線18の形状は、マイクロ
ホンユニット10の振動に伴なう動きを押えないような屈
曲した形状とすることが好ましく、特に螺旋形の形状と
することが好ましい。このような形状によってそのリー
ド線18のコンプライアンスが高くなり、マイクロホンユ
ニット10が自由に動けるようになる。これによってユニ
ット10の支持系の共振周波数が低くなって防振効果が向
上するようになる。
このことをより詳細に説明すれば、弾性的な支持系の共
振周波数は次式で与えられる。
従って共振周波数を低くするためには、質量Mを大きく
するかコンプライアンスCを高くすればよい。従来は上
述の如くマイクロホンユニットをウエートに取付けて質
量を増加させ、これによって共振周波数を低くして防振
効果を得るようにしていた。これに対して本実施例のマ
イクロホンは、サスペンダ11の数を少なくするととも
に、マイクロホンユニット10と接続されたリード線18の
形状を螺旋形にすることによって支持系のコンプライア
ンスを高くするようにしており、これによって共振周波
数を下げて従来と同等またはそれ以上の防振効果を得る
ようにしている。
第5図は本実施例に係るマイクロホンユニットの周波数
特性を実線で示しており、この特性は点線で示す従来の
マイクロホンユニットの周波数特性よりも共振周波数が
低下するとともに、防振効果が向上したことを示してい
る。また従来は防振効果をあげるためにマイクロホンユ
ニットにウエートを付けて質量を増加しながらフローテ
ィング構造の共振周波数を下げるようにしていたため
に、マイクロホンが重くなる欠点があった。これに対し
て本実施例によれば、リード線の形状を螺旋形にするこ
とによって共振周波数を下げている。従ってウエートが
省略されて軽量化が図られるとともに、小型化が可能に
なっている。またウエートが省略でき、しかもサスペン
ダの数が少なくなるために、部品点数の削減が可能にな
ってコストダウンが達成されることになる。
〔考案の効果〕
以上のように本考案は、外周側にケースに保持される保
持部を有するとともに、中心側にマイクロホンユニット
を弾性的に挟着して支持する支持部を有する弾性部材に
よって、マイクロホンユニットはケースの内側に対して
所定の間隔を隔てた状態でこのケース内の空間にフロー
ティングした状態で弾性的に支持されるようになり、し
かもこのマイクロホンユニットを外部と接続するリード
線の中間部分がケース内において螺旋状に屈曲され、そ
のリード線の先端部がケースに固定された端子部に接続
されている。そしてこの端子部には外部導線が接続され
るようにしたものである。
従ってこのような構成によれば、弾性部材によってケー
スの内側に対して所定の間隔を隔ててケース内にフロー
ティングした状態で弾性的に支持されかつ螺旋形に屈曲
されたリード線と接続されているマイクロホンユニット
の弾性的支持手段の振動系のコンプライアンスを高くす
ることが可能になり、これによって振動系の共振周波数
を十分に低くして防振効果を得ることが可能になる。そ
してコンプライアンスを高くすることによって防振効果
を得るようにしているために、マイクロホンユニットに
ウエートを取付けることなく防振構造とすることが可能
になる。
またマイクロホンユニットから引出されたリード線がケ
ース内において螺旋形に屈曲されるようになっているた
めに、リード線それ自体としてしなやかで細いものを使
用しなくても、その螺旋形の形状によってコンプライア
ンスを高くすることが可能になる。そして螺旋形に屈曲
されたリード線がケース内に固定された端子部に接続さ
れるようになっており、この端子部にはさらに外部導線
が接続されるようになっているために、外部導線の影響
を受けることなく螺旋形の形状を保持することが可能に
なる。
さらに上記マイクロホンユニットから引出されかつ螺旋
形の形状に屈曲されているリード線がケースに固定され
ている端子部に接続され、この端子部にさらに外部導線
が接続されるようになっているために、リード線の端子
部への接続と外部導線の端子部への接続とを同時に行な
う必要がなく、別々の工程で行なうことが可能になる。
すなわちどちらかを先に行なえばよく、これによって製
造が容易になるという利点をもたらす。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るマイクロホンを原理的
に示す断面図、第2図は具体的な構造を示すマイクロホ
ンの縦断面図、第3図はサスペンダを構成するゴムリン
グの正面図、第4図は同側断面図、第5図は同マイクロ
ホンの支持系の周波数特性を示すグラフ、第6図は従来
のマイクロホンを原理的に示す断面図である。 なお図面に用いた符号において、 10……マイクロホンユニット 11……サスペンダ 12……ケース 18……リード線 である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】マイクロホンユニットと、該マイクロホン
    ユニットを収納するケースと、前記マイクロホンユニッ
    トを前記ケースに対して支持する弾性部材と、前記マイ
    クロホンユニットを外部と接続するリード線とを具備
    し、 前記弾性部材はその外周側に前記ケースに保持される保
    持部を有するとともに、該弾性部材の中心側には前記マ
    イクロホンユニットを弾性的に挟着して支持する支持部
    を有し、 前記マイクロホンユニットから引出されたリード線は前
    記ケースに固定された端子部に接続され、かつ該リード
    線の中間部分が前記ケース内において螺旋形に屈曲され
    ており、前記端子部には外部導線が接続され、 前記マイクロホンユニットは前記ケースの内側に対して
    所定の間隔を有した状態で前記弾性部材および前記リー
    ド線によって前記ケース内の空間にフローティングした
    状態で弾性的に支持されていることを特徴とするマイク
    ロホン。
JP1986182665U 1986-11-26 1986-11-26 マイクロホン Expired - Lifetime JPH079506Y2 (ja)

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JPS6387983U JPS6387983U (ja) 1988-06-08
JPH079506Y2 true JPH079506Y2 (ja) 1995-03-06

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