JPH0794955B2 - セラミック自動車部品焼成治具およびこれを用いた焼成方法 - Google Patents

セラミック自動車部品焼成治具およびこれを用いた焼成方法

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JPH0794955B2
JPH0794955B2 JP2040029A JP4002990A JPH0794955B2 JP H0794955 B2 JPH0794955 B2 JP H0794955B2 JP 2040029 A JP2040029 A JP 2040029A JP 4002990 A JP4002990 A JP 4002990A JP H0794955 B2 JPH0794955 B2 JP H0794955B2
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JP
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firing
automobile part
jig
ceramic
ceramic automobile
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JP2040029A
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要 深尾
博之 坂本
忍 内藤
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NGK Insulators Ltd
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NGK Insulators Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、例えば自動車用エンジンのエギゾーストマニ
ホールドライナーのような複雑な外形状を持つセラミッ
ク自動車部品を焼成する際に使用されるセラミックス自
動車部品焼成治具およびこれを用いたセラミック自動車
部品の焼成方法に関するものである。
(従来の技術) 例えば自動車用エンジンの排気チャネルの断熱のために
用いられるエギゾーストマニホールドライナーは、第2
図に示されるような複雑な形状のセラミック自動車部品
(1)であり、平板上に置いて焼成すると変形を生じて
自動車用エンジンへの取付けができなるなる。そこで本
発明者等は先に、第2図に示されるように上面をセラミ
ック自動車部品(1)の表面形状に対応させた支持面
(2)とした無底のセラミックス製の焼成治具(3)を
作成し、この焼成治具(3)によりセラミック自動車部
品(1)を支持させて変形を防止しつつ焼成を行う方法
を開発した。ところが焼成時にこのような焼成治具
(3)自体も焼成歪みを生じて変形してしまうため、焼
成されたセラミック自動車部品(1)の寸法精度が低下
する欠点があった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は上記したような従来の問題点を解決して、複雑
な形状のセラミック自動車部品を高い寸法精度で焼成す
ることができるセラミック自動車部品の焼成治具および
これを用いたセラミック自動車部品の焼成方法を提供す
るために完成されたものである。
(課題を解決するための手段) 上記の課題を解決するためになされた第1の発明のセラ
ミック自動車部品焼成治具は、中空ボックス状の未焼成
のセラミックからなる治具本体の上面を、焼成されるセ
ラミック自動車部品の表面形状に一致した凹状の支持面
とするとともに、治具本体の底部には中心部に透孔を有
する底板を形成したことを特徴とするものである。
また第2の発明のセラミック自動車部品の焼成方法は、
上記の焼成治具によりセラミック自動車部品を支持しつ
つ焼成を行うことを特徴とするものである。
(実施例) 以下に本発明を第1図に示す実施例により詳細に説明す
る。
(1)は前記したエギゾーストマニホールドライナーな
ような複雑な形状のセラミック自動車部品であり、例え
ばチタン酸アルミニウムを主成分とする泥漿を排泥鋳込
み法により図示のような形状に成形したものである。
(3)はこのセラミック自動車部品(1)を支持する焼
成治具であり、セラミック自動車部品(1)と同一の焼
成収縮を生じさせるために同一組成の未焼成のセラミッ
クからなるものとされている。この焼成治具(3)は中
空ボックス状の治具本体(4)の上面を第2図と同様に
焼成されるセラミック自動車部品(1)の表面形状に一
致した凹状の支持面(2)としたものである。
本発明の治具本体(4)はその底部に底板(5)を形成
したものとされており、この底板(5)の中央部には透
孔(6)が形成されている。この焼成治具(3)もセラ
ミック自動車部品(1)と同様に排泥鋳込み法により製
造されるものであり、この中央部の透孔(6)は泥漿を
排出するために使用されるとともに、焼成時に底板
(5)に生ずる応力を緩和して底板(5)の変形を防止
する効果を有するものである。
次に具体的な工程を説明すると、まずチタン酸アルミニ
ウムに結合剤と解膠剤と水とバインダとを混合し、鋳込
用泥漿を作成した。これをセラミック自動車部品成形用
の石膏型の内部に流し込み、40分間放置後に余剰の泥漿
を排出した。1時間後に石膏型の内部から成形体を取り
出し、50℃で一昼夜乾燥し、セラミック自動車部品
(1)の成形体を得た。
次に上記と同一の泥漿を用い、焼成治具成形用の石膏型
により第1図の形状の焼成治具(3)を排泥鋳込み法に
より製造した。底板(5)は支持面(2)と側壁を成形
した後にその上に石膏板を載せて鋳込みを行う方法によ
り成形した。なお比較のために、底板(5)のない第2
図のような焼成治具、中央部に透孔(6)のない底板
(5)を持つ焼成治具、底板(5)は本発明と同様で
あるが、支持面(2)を平面とした焼成治具をそれぞ
れ製造した。
このような本発明の焼成治具及び比較例〜の焼成治
具を使用して、第1図に示すエギゾーストマニホールド
ライナーであるセラミック自動車部品(1)の焼成を行
った。このとき、焼成治具の支持面(2)とセラミック
自動車部品(1)との間に目砂を塗布してくっつきを防
止した。また焼成条件は電気炉内において1600℃×4時
間である。焼成後のセラミック自動車部品(1)につい
て、第1図にA、Bとして示す寸法を測定したところ、
次表の通りとなった。
(発明の効果) 上記の実施例のデータにも示されるように、本発明のセ
ラミック自動車部品焼成治具によれば、複雑な形状のセ
ラミック自動車部品を寸法精度良く焼成することができ
る。この理由は次の2点である。
第1に、本発明の焼成治具は上面を焼成させるセラミッ
ク自動車部品の表面形状に一致した凹状の支持面とした
ので、支持面の変形を防止できることである。第2に本
発明の治具本体は底部に透孔を有する底板を形成したの
で、この底板が焼成時における焼成治具自体の変形を防
止するリブとして作用し、セラミック自動車部品を正し
い位置に支持できることである。また比較例のように
中心部に透孔のない底板を設けたものよりも、本発明品
の方が焼成治具の変形が小さく、セラミック自動車部品
をより精度よく焼成することができる。
よって本発明は従来の問題点を解決したセラミック自動
車部品焼成治具およびこれを用いたセラミック自動車部
品の焼成方法として、産業の発展に寄与するところは極
めて大きいものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す一部切欠斜視図、第2図
は従来例を示す一部切欠斜視図である。 (1):セラミック自動車部品、(2):支持面、
(3):焼成治具、(4):治具本体、(5):底板、
(6):透孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中空ボックス状の未焼成のセラミックから
    なる治具本体(4)の上面を、焼成されるセラミック自
    動車部品(1)の表面形状に一致した凹状の支持面
    (2)とするとともに、治具本体(4)の底部には中心
    部に透孔(6)を有する底板(5)を形成したことを特
    徴とするセラミック自動車部品焼成治具。
  2. 【請求項2】請求項1記載の焼成治具(3)によりセラ
    ミック自動車部品(1)を支持しつつ焼成を行うことを
    特徴とするセラミック自動車部品の焼成方法。
JP2040029A 1990-02-21 1990-02-21 セラミック自動車部品焼成治具およびこれを用いた焼成方法 Expired - Lifetime JPH0794955B2 (ja)

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