JPS5832310B2 - 工業窯炉の炉壁構築法 - Google Patents
工業窯炉の炉壁構築法Info
- Publication number
- JPS5832310B2 JPS5832310B2 JP52141212A JP14121277A JPS5832310B2 JP S5832310 B2 JPS5832310 B2 JP S5832310B2 JP 52141212 A JP52141212 A JP 52141212A JP 14121277 A JP14121277 A JP 14121277A JP S5832310 B2 JPS5832310 B2 JP S5832310B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- refractories
- furnace wall
- refractory
- filled
- wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は工業窯炉の炉壁に関する。
現在、工業窯炉においては加熱炉等の雰囲気炉を例に述
べると、その壁部はプラスチック耐火物或いはキャスタ
ブル耐火物で施工されるのが一般的になっている。
べると、その壁部はプラスチック耐火物或いはキャスタ
ブル耐火物で施工されるのが一般的になっている。
例えは近年開発されたクレーボンドキャスタブル耐火物
による流し込み施工法は従来プラスチック耐火物施工法
の欠点であったランマーの使用により発生する労働環境
の問題および１工当りの低施工量を解決した点では施工
の省力化に大きく貢献できた。
による流し込み施工法は従来プラスチック耐火物施工法
の欠点であったランマーの使用により発生する労働環境
の問題および１工当りの低施工量を解決した点では施工
の省力化に大きく貢献できた。
しかしながら一方不定形耐火物は凝集、硬化前の保型上
枠掛は作業を必要とし、更に、クレーボンドキャスタブ
ル自身の硬化時間も種々の要因に左右され易く脱枠まで
に１０時間内外を必要とし、加えて、脱枠後２４時間の
自然養生、更に、およそ１２０時間を要する乾燥工程と
実質の流し込み施工時間に比して前後の附帯作業の工程
に費やす時間が非常に長いのが短所になっている。
枠掛は作業を必要とし、更に、クレーボンドキャスタブ
ル自身の硬化時間も種々の要因に左右され易く脱枠まで
に１０時間内外を必要とし、加えて、脱枠後２４時間の
自然養生、更に、およそ１２０時間を要する乾燥工程と
実質の流し込み施工時間に比して前後の附帯作業の工程
に費やす時間が非常に長いのが短所になっている。
また、プラスチック耐火物に対し施工所要水量が増える
ため乾燥中に爆裂、亀裂が発生しやすい欠点もある。
ため乾燥中に爆裂、亀裂が発生しやすい欠点もある。
他方、当業界にあっては不定形耐火物による枠無し施工
法の開発が最近大きくクローズアップされ、更に加えて
、省エネルギーを目的とした窯炉の開発も急務のことと
されている。
法の開発が最近大きくクローズアップされ、更に加えて
、省エネルギーを目的とした窯炉の開発も急務のことと
されている。
本発明は叙上実情に鑑みなされ、既述のクレーボンドキ
ャスタブル耐火物による流し込み施工法におけるが如き
短所、欠点を全く解消し、かつ、既述開発要請にも応じ
た新規炉壁を提供するもので、その要旨とするところは
、不定形耐火物による工業窯炉の炉壁構築法において、
予め成形した所要の中空孔部及び又は凹溝部を有する不
定形耐火物より成る未乾燥の成形体を積み上げて、該中
空孔部及び又は凹溝部で形成する中空孔部及び又は凹溝
部と炉殻側壁との空隙部に不定形状耐火物及び又は耐火
材を充填し、これ等の乾燥、硬化によって一体化構造の
炉壁を構築する枠掛けを必要としない工業窯炉の炉壁構
築法である。
ャスタブル耐火物による流し込み施工法におけるが如き
短所、欠点を全く解消し、かつ、既述開発要請にも応じ
た新規炉壁を提供するもので、その要旨とするところは
、不定形耐火物による工業窯炉の炉壁構築法において、
予め成形した所要の中空孔部及び又は凹溝部を有する不
定形耐火物より成る未乾燥の成形体を積み上げて、該中
空孔部及び又は凹溝部で形成する中空孔部及び又は凹溝
部と炉殻側壁との空隙部に不定形状耐火物及び又は耐火
材を充填し、これ等の乾燥、硬化によって一体化構造の
炉壁を構築する枠掛けを必要としない工業窯炉の炉壁構
築法である。
この充填する材料は、例えばクレーボンドキャスクプル
によるブロックの中空孔にクレーボンドキャスタブルを
充填するというように、充填材が予め成形した未乾燥成
形体と同材質のキャスクプル或いは、プラスチック等の
不定形耐火物であれば昇温加熱時、或いは、窯炉実用中
の高熱においても収縮膨張差がなくて良いが他の異った
材質及び又は断熱材、断熱骨材、耐火材、耐火物炉材層
等と硬化結合剤（耐火モルタル、スラリー等）を充填し
てもよい。
によるブロックの中空孔にクレーボンドキャスタブルを
充填するというように、充填材が予め成形した未乾燥成
形体と同材質のキャスクプル或いは、プラスチック等の
不定形耐火物であれば昇温加熱時、或いは、窯炉実用中
の高熱においても収縮膨張差がなくて良いが他の異った
材質及び又は断熱材、断熱骨材、耐火材、耐火物炉材層
等と硬化結合剤（耐火モルタル、スラリー等）を充填し
てもよい。
不定形耐火物で予め成形された成形体は、未加熱乾燥の
ものを積み上げることが望ましく型枠の必要はないが、
支持金物を用いて炉殻に保持させることもある。
ものを積み上げることが望ましく型枠の必要はないが、
支持金物を用いて炉殻に保持させることもある。
この成形体にあけられた中空孔部、連結面に設けられた
凹溝を合せてつくられた中空孔部或いは、成形体を組合
せてつくられた中空孔及び空隙部、成形体と炉殻壁との
間につくられた空隙部等に充填された充填材の水分を成
形体自身が吸収し、目地がない場合でも成形体と充填材
が、そして成形体相互も密着しやすくなるとともに、従
来より低水分であるので乾燥時間が短かくてすむ。
凹溝を合せてつくられた中空孔部或いは、成形体を組合
せてつくられた中空孔及び空隙部、成形体と炉殻壁との
間につくられた空隙部等に充填された充填材の水分を成
形体自身が吸収し、目地がない場合でも成形体と充填材
が、そして成形体相互も密着しやすくなるとともに、従
来より低水分であるので乾燥時間が短かくてすむ。
これらの乾燥硬化による成形体相互の一体化によって一
体構造の炉壁を構築することにより、型枠組をなくし、
乾燥時間の短縮をはかり、又軽作業化、粉塵発生防止等
の労働環境の改善をぜんとすることにある。
体構造の炉壁を構築することにより、型枠組をなくし、
乾燥時間の短縮をはかり、又軽作業化、粉塵発生防止等
の労働環境の改善をぜんとすることにある。
以下、これを図にもとづいて詳細に説明する。
図中１は中空孔ａを有するか若しくはその側面に凹溝す
を何形して乾燥完了前に積み上げられるところのプラス
チック耐火物およびキャスタブル耐火物等による不定形
耐火物成型の成形体で、その成形体の大きさは人が持ち
運び可能の大きさから機械工具使用による積み上げによ
る大型等用途により任意である。
を何形して乾燥完了前に積み上げられるところのプラス
チック耐火物およびキャスタブル耐火物等による不定形
耐火物成型の成形体で、その成形体の大きさは人が持ち
運び可能の大きさから機械工具使用による積み上げによ
る大型等用途により任意である。
４は該成形体１の積み上げでもって形成される中空孔部
若しくは凹溝す付き合わせによる中空ｂ′或いは炉壁２
′との空隙部ｂ“に充填されたところの断熱材、断熱骨
材、耐火材、耐火物炉材層等やプラスチック耐火物キャ
スタブル耐火物等の不定形耐火物、５はバックライニン
グの断熱ボード等の断熱材を夫々示す。
若しくは凹溝す付き合わせによる中空ｂ′或いは炉壁２
′との空隙部ｂ“に充填されたところの断熱材、断熱骨
材、耐火材、耐火物炉材層等やプラスチック耐火物キャ
スタブル耐火物等の不定形耐火物、５はバックライニン
グの断熱ボード等の断熱材を夫々示す。
尚１図Ａは成形体１の凹溝す付合せによる中空孔ｂ′に
不定形耐火物４を充填した壁体。
不定形耐火物４を充填した壁体。
Ｂは成形体１の中空孔ａに不定形耐火物を充填した壁体
。
。
Ｃは、成形体１の円形中空孔ａに不定形耐火物を充填し
たもの。
たもの。
Ｄは、成形体１の凹溝すを炉壁鉄皮２に向けて築造した
もので鉄皮２との空隙部に不定形耐火物を充填したもの
。
もので鉄皮２との空隙部に不定形耐火物を充填したもの
。
Ｅは鉄皮２は内側に断熱材或いは断熱骨材を充填又は内
張し、内張側に成形体１を積上げる。
張し、内張側に成形体１を積上げる。
この成形体１の中空孔ａと凹溝すを向き合せてできた中
空孔ｂ′に不定形耐火物を充填したもの、ＦはＥの成形
体１を２層にして積んだ厚壁用の例である。
空孔ｂ′に不定形耐火物を充填したもの、ＦはＥの成形
体１を２層にして積んだ厚壁用の例である。
かかる構成の本発明炉壁にあっては成形体の乾燥と充填
不定形耐火物の硬化とによって成形体相互は一体化し、
ここに一体構造の炉壁が自動的に完成する。
不定形耐火物の硬化とによって成形体相互は一体化し、
ここに一体構造の炉壁が自動的に完成する。
本発明は斜上の如き構成よりなるから既存のクレーボン
ドキャスタブル耐火物流し込み施工法に比し、その充填
される線状不定形耐火物の量は少なく、故に、その硬化
、自然養生に要する時間も短時間で済むと共に水量も少
ないから高温加熱による爆裂、亀裂発生もほとんどない
。
ドキャスタブル耐火物流し込み施工法に比し、その充填
される線状不定形耐火物の量は少なく、故に、その硬化
、自然養生に要する時間も短時間で済むと共に水量も少
ないから高温加熱による爆裂、亀裂発生もほとんどない
。
更に、枠無し施工であり、かつ、中空孔部若しくは空隙
部に断熱材或いはキャスタブル耐火物等の不定形耐火物
を充填することにより炉壁は高耐火性壁及び断熱壁とな
り得、この結果、炉の省エネルギー化可能となる。
部に断熱材或いはキャスタブル耐火物等の不定形耐火物
を充填することにより炉壁は高耐火性壁及び断熱壁とな
り得、この結果、炉の省エネルギー化可能となる。
その他、本発明によって奏される諸効果を列記するなら
ば、 （１）枠無しであるから枠掛け、脱枠等の煩雑な作業が
ない。
ば、 （１）枠無しであるから枠掛け、脱枠等の煩雑な作業が
ない。
（２）大型成形体にすれば施工能率が向上できる。
（３）低水量の施工体となるため乾燥工程が短縮化でき
て乾燥加熱に使用する燃費が少なくてすみ、又築造後昇
温、更に、実用に至るまでを短時間に行うことができる
。
て乾燥加熱に使用する燃費が少なくてすみ、又築造後昇
温、更に、実用に至るまでを短時間に行うことができる
。
（４）未乾燥の成形体を直接積み重ねるので成形体同志
が密着し充填した耐火物と一諸に乾燥させれば一体構造
とすることが出来る。
が密着し充填した耐火物と一諸に乾燥させれば一体構造
とすることが出来る。
（５）高耐火断熱性を有した薄い壁厚にすることが出来
省資材が図れる。
省資材が図れる。
（６）粉塵、騒音等の作業環境が改善できる。
図は本発明の実施態様を示し、第１図Ａ−Ｆ。
は本発明になる炉壁の平断面図である。
符号の説明、１・・・大型成形体、ａ・・・中空ＪＬ
ｂ・・・凹溝、２・・・鉄皮、４・・・不定形耐火物
、５・・・断熱材。
ｂ・・・凹溝、２・・・鉄皮、４・・・不定形耐火物
、５・・・断熱材。
Claims (1)
- １ 不定形耐火物による工業窯炉の炉壁構築法において
、予め成形した所要の中空孔部及び又は凹溝部を有する
不定形耐火物より成る未乾燥の成形体を積み上げて、該
中空孔部及び又は凹溝部で形成する中空孔部及び又は凹
溝部と炉殻側壁との空隙部に不定形耐火物及び又は耐火
材を充填し、これ等の乾燥、硬化によって一体化構造の
炉壁を構築する枠掛けを必要としない工業窯炉の炉壁構
築法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52141212A JPS5832310B2 (ja) | 1977-11-25 | 1977-11-25 | 工業窯炉の炉壁構築法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52141212A JPS5832310B2 (ja) | 1977-11-25 | 1977-11-25 | 工業窯炉の炉壁構築法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5474212A JPS5474212A (en) | 1979-06-14 |
| JPS5832310B2 true JPS5832310B2 (ja) | 1983-07-12 |
Family
ID=15286739
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP52141212A Expired JPS5832310B2 (ja) | 1977-11-25 | 1977-11-25 | 工業窯炉の炉壁構築法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5832310B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0390805A (ja) * | 1989-09-01 | 1991-04-16 | Toppan Printing Co Ltd | 基板表面平滑性測定装置 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57117780A (en) * | 1981-01-14 | 1982-07-22 | Kurosaki Refractories Co | Heat insulating construction refractory brick |
| JPS6039134B2 (ja) * | 1981-12-25 | 1985-09-04 | 株式会社伊藤製鉄所 | 熱鋼片の保熱装置 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5010231A (ja) * | 1973-05-31 | 1975-02-01 | ||
| JPS518305A (ja) * | 1974-07-10 | 1976-01-23 | Sachihiro Matsumoto | |
| JPS5364211A (en) * | 1976-11-22 | 1978-06-08 | Tokyo Gas Co Ltd | Method of constructing furnaces |
-
1977
- 1977-11-25 JP JP52141212A patent/JPS5832310B2/ja not_active Expired
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5010231A (ja) * | 1973-05-31 | 1975-02-01 | ||
| JPS518305A (ja) * | 1974-07-10 | 1976-01-23 | Sachihiro Matsumoto | |
| JPS5364211A (en) * | 1976-11-22 | 1978-06-08 | Tokyo Gas Co Ltd | Method of constructing furnaces |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0390805A (ja) * | 1989-09-01 | 1991-04-16 | Toppan Printing Co Ltd | 基板表面平滑性測定装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5474212A (en) | 1979-06-14 |
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