JPS6030010Y2 - 粘土瓦成型素地の平伏乾燥用受具 - Google Patents

粘土瓦成型素地の平伏乾燥用受具

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Publication number
JPS6030010Y2
JPS6030010Y2 JP1976131779U JP13177976U JPS6030010Y2 JP S6030010 Y2 JPS6030010 Y2 JP S6030010Y2 JP 1976131779 U JP1976131779 U JP 1976131779U JP 13177976 U JP13177976 U JP 13177976U JP S6030010 Y2 JPS6030010 Y2 JP S6030010Y2
Authority
JP
Japan
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tile
drying
receiver
holders
shaped
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Expired
Application number
JP1976131779U
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English (en)
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JPS5350251U (ja
Inventor
春雄 松永
和征 東
Original Assignee
高濱工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は主として粘土瓦の乾燥工程に使用する瓦戊型
素地の搬送用の受台に関する。
従来粘土瓦の成型素地を乾燥するには、専ら傾斜したフ
レームに柱側を段々に設けた乾燥台車を使用するいわゆ
る立て掛は式乾燥を行なっていたが、この立て掛は式乾
燥では竪にした生素地の底辺部を下の段の柱側に載せて
生素地のほとんどの自重をここにかけ、上の段の柱側の
生素地の裏面の凸部(瓦の谷の部分)の1点でもたせか
けて乾燥させていたので、柱側への立て掛けの仕方ある
いは立て掛ける位置によって乾燥時の収縮に斑(むら)
を生じて予期せね変形をしたり、成形素地の上部と下部
とでは乾燥速度に著しい差異が生じるので、不均一なね
じれ等が乾燥素地の品質を低くするばかりでなく、手作
業によって立て掛けを行なうために指の跡を残したりし
て瓦製品としての美観を損ねることが多かった。
また、この立て掛は作業には重労動と熟練を要し、その
道の技術者を必要とするため、瓦製造業界の悩みの種で
あった。
更にこれらの欠点を解消しようとするものに特開昭52
−69913号公報第1図および第2図に記載された瓦
素地用の受板がある。
この受板は方形状の枠の内側に十字状の支片が連設され
、これらの枠と支片との間に4個の方形状の孔が形成さ
れてなるものであって、その表面はおうむね瓦素地付裏
面の形状に倣っているものである。
しかしこの受板によって瓦素地を乾燥させた場合には次
の欠点を生ずる。
。乾燥時に方形状の孔に対応された乾燥
の速い部分4個所とその部分を除く受板に当接される周
囲の乾燥の遅い部分が瓦素地に形成される。
従って乾燥の速い部分は収縮が大きく、乾燥の遅い部分
は収縮が小さく両者間には収縮による較差を生ずる。
この場合乾燥の速い部分にはその全周が乾燥の遅い部分
によって被われていることにより両者の収縮差によるい
わゆる逃げを吸収できないため歪みが発生し、特に瓦素
地の四隅には亀裂を生じ易いという欠点があった。
この考案の目的は、乾燥工程における粘土瓦成型素地の
収縮による°°乾燥斑(むら)゛を解消することにある
この考案の他の目的は乾燥時の収縮差による亀裂を解消
することにある。
この考案の更に他の・目的は乾燥時の変形を少なくする
ことにある。
この考案の他の目的は利益は以下の説明と添付図面によ
って理解されるであろう。
この考案は瓦成型素地の下面の曲面形状に沿わせた受部
を表面に備えた柱状の受具の複数個がほぼ平行に配置さ
れてこれらの受具間に両側を解放させた通気用の空間部
が形成され、これらの受具群は長大な枠に固定されてな
るものであって、前記の受部に多数枚の瓦成型素地の下
面を夫々載置させて使用することを特徴とするものであ
る。
以下この考案の実施例による図面に基づいてその詳細を
説明する。
実施例 1 第1図および第2図において瓦威型素地Mの下面の曲面
形状に沿わせた受部3を表面に備えた桟状の受具4が3
本一定の間隔により互いに平行に配置され、これらの受
具4間には両側(図面の上下)を開放させた通気用の空
間部5が形成され、受具4の受部3の反対側に支持部材
2が方形状に設けられ、この支持部材2に受具4が固定
されて平伏乾燥用受台1が構成されている。
実施例 2 本例は第3図および第4′図に示されるものであって、
実施例1の考案と実質上の差異はなく、瓦威型素地Mの
下面の曲面形状1こ泊わせた受部′7を表面に備えた柱
状の受具8の多数本が一定の間隔により互いに配置され
、これらの受具8間には両側(図面の上下)を開放させ
た通気用゛の空間部□もが形成され、受具8の受部7め
反対側に支持部材2が実施例1と同じように方形状に設
けられ、この支持部材2に受具8が固定されて平伏乾燥
用受台6が構成されている。
〜実施例 3 本例は第5図に示されるものであって、瓦戒型素地Mの
下面の曲面形状に沿わせた受部3を表面に備えた略桟状
の受具4の複数個をはS゛平行配置すると共にこれらの
受具4間に両側を開放させた通気用の空間部5を形成し
てなる受具4群を多数組設け(図面上では4組の受具4
群が□示されている)、これらの受具4群の受部3の反
対側に比較的長大な枠10を設けてこの枠10に前記の
各受具4を固定してなるものである。
この考案は上記の構成であるから以下の作用効果を奏す
る。
(1)この考案による受台によって瓦素地を乾燥させる
と受具間の空間部に対応する部分の乾燥の速い部分と受
具に当接される部分の乾燥の遅い部分が帯状に交互にか
つ瓦素地の全長に亘って形成される。
乾燥の速い部分の長さ方向の両側か開放されていること
により収縮が部分的較差を生ずることなくその全長に亘
って平均化して行なわれる。
この場合乾燥の遅い部分も亦乾燥の速い部分と比較して
大小、収縮の生ずる時間の長短の差はあるが、部分的較
差を生ずることなくその全長に亘って収縮が平均して行
なわれるから、瓦素地の幅方向の収縮も平均化される。
従って瓦素地全体においても部分的に収縮較差を生ずる
ことはなく歪みや亀裂を発生しない。
(2)受具の受部の表面は瓦戒型素地の下面の形状に沿
わせて呈しているから、瓦素地を受部に載置させた際瓦
素地を水平状態に安定かつ妄動することなく保持できる
□従って瓦素地の乾燥時におる変形を最小限にできる。
(3)受具間あ通気用゛め空間部の両側は開放されて゛
いるか゛ら□、゛瓦素地の瓦素地工程において熱風が
自由に通気される。
従って乾燥斑がないため瓦°素地め収縮差がなく、この
ため亀裂ご生することがない。
(4)′この乾燥用受台には支持部材と受具から゛なる
比較的簡単かつ平盤状のものであるから、取扱いが簡単
であることはもとより、瓦素地を水平状態に保持゛させ
て搬送できるから、コンベア等による自動化に適合する
(5)受具の受部の反対側に支持部材を設けて受具”を
支り部材に固定し′cムるから、受部の表面と支持部材
の表面との間に間隙を生ずるため空間゛□゛部と相俟っ
て一層熱風の通過カル易い。
従って瓦素地の乾燥に際しては効果的である。
(6)乾燥炉の出入口には扉が開閉自在に装備さ□れ、
炉内1こ瓦威型素地を搬入し、あるいは搬出する場合に
扉が開閉され、常態は扉が閉止され、炉内の乾燥条件を
一定に保ってる。
従ってこの扉の開放回数や時間は少ないことが望ましい
ここのよ゛うな冑景を考慮し、この考案は瓦威′憎素地
め多数枚を一括して搬入・搬出できるからζ単一の瓦威
型素地の搬入・搬出に比較して炉の・扉の開放回数と時
間を著るしく少なくできる。
従って炉内の乾燥条件を常に良好に保持でき、炉内の温
度降下等のロスを少なくできる。
よって良好な乾燥条件下で一括して搬入された瓦戒型素
地を一括して均一な製品として乾燥できる。
これに対して単一の瓦戒型素地が搬入・搬出される場合
には能率の降下を招くことはもとより、扉の開放回数と
時間が著しく多くなることは回避できないから、必然的
に炉内の乾燥条件は外気の影響を受けて降下し、ひいて
は瓦威型素地の乾燥にばらつきを生じ、乾燥むらを生じ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例1の平面図、第2図は同正面図
、第3図は同実施例2の平面図、第4図は同正面図、第
5図は同実施例3の正面図である。 主要部分の符号の説明、M・・・・・・瓦威型素地、2
・・・・・・支持部材、3・・・・・・受部、4・・・
・・・受具、5・・・・・・通気用の空間部、10・・
・・・・枠。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 瓦戒型素地Mの下面の曲面形状に沿わせた受部3を表面
    に備えた略桟状の受具4の複数個をはイ平行に配置させ
    ると共にこれらの受具4間に両側を開放させた通気用の
    空間部5を形成してなる受具4群を多数組設け、これら
    の受具4群の受部3の反対側に比較的長大な枠10を設
    けて前記の各受具4を該枠10に固定してなる粘土瓦威
    型素坤の平伏乾燥用受台。
JP1976131779U 1976-09-30 1976-09-30 粘土瓦成型素地の平伏乾燥用受具 Expired JPS6030010Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5350251U JPS5350251U (ja) 1978-04-27
JPS6030010Y2 true JPS6030010Y2 (ja) 1985-09-10

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ID=28740839

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0794955B2 (ja) * 1990-02-21 1995-10-11 日本碍子株式会社 セラミック自動車部品焼成治具およびこれを用いた焼成方法
JP2009202533A (ja) * 2008-02-29 2009-09-10 Meidensha Corp 押出成形体の受治具および押出成形体の乾燥方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5139713A (en) * 1974-10-01 1976-04-02 Akinori Myazono Arajikawaratono kansohoho oyobi sochi
JPS5269913A (en) * 1975-12-10 1977-06-10 Akinori Miyazono Drying apparatus for tile bodies

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