JPH0793626B2 - ローカルコミュニケーションネットの複数の加入ステーション間のデータ伝送システム - Google Patents

ローカルコミュニケーションネットの複数の加入ステーション間のデータ伝送システム

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JPH0793626B2
JPH0793626B2 JP2515146A JP51514690A JPH0793626B2 JP H0793626 B2 JPH0793626 B2 JP H0793626B2 JP 2515146 A JP2515146 A JP 2515146A JP 51514690 A JP51514690 A JP 51514690A JP H0793626 B2 JPH0793626 B2 JP H0793626B2
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JP
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station
pulse
radiation
time
stations
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ケムラー,ヴォルフガング
アミン,アーメル
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JIIMENSU NITSUKUSUDORUFU INFUORUMACHIOONSU JISUTEEME AG
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JIIMENSU NITSUKUSUDORUFU INFUORUMACHIOONSU JISUTEEME AG
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/11Arrangements specific to free-space transmission, i.e. transmission through air or vacuum
    • H04B10/114Indoor or close-range type systems
    • H04B10/1149Arrangements for indoor wireless networking of information

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一つの加入ステーションと一つの中間ステー
ションの間のデータ伝送を各々変調された放射線(例え
ば赤外線、電磁波など)により屋内で行なうことによっ
て、ローカルコミュニケーションネット(ローカルエリ
アネットワーク)の複数の加入ステーションの間で少な
くとも二つの中間ステーションを介してデータを半二重
通信で伝送するシステムに関する。
計算機支援による製造(CIM)の分野において、ローカ
ルネット用データ伝送に使用されるこの種のシステム
は、専門誌エレクトロニク1988年11月24/25日82〜90頁
の論文「赤外光を用いるデータ伝送」から知られてい
る。複数の中間ステーションは、広大な工場空間におい
て赤外線伝送区間を介してフレキシブル伝送システムの
加入ステーションとの無線接続をつくりだす。中間ステ
ーションは互いに伝送線を介して接続され、データ授受
の制御を引き受けるガイド計算機に接続されている。デ
ータ伝送は半二重通信で行われ、この場合、加入ステー
ションはデータを送るか又は受けるが、両方向での同時
のデータ授受は考慮されていない。
この公知のシステムでは普通、部屋の天井に取り付けら
れた中間ステーションが固定配線されたデータ伝送網に
よって互いに接続されなければならない。そのようなシ
ステムをより大きい部屋面積に広げる場合、又は加入ス
テーションが新しい設置場所に配置されるような伝送シ
ステムに変更する場合は、伝送網のために費用のかかる
配線作業が必要である。
本発明の課題は、高いフレキシビリティを持ち簡単な手
段で実現可能な、新しいデータ伝送システムを提供する
ことである。
この課題は、冒頭で挙げたシステムについて、各中間ス
テーションが、他の中間ステーションまたは加入ステー
ションからのパルスを受信した直後から所定時間受信を
休止すること、及びこの受信休止時間が、送信側のステ
ーションと送信到達距離R内で最も遠く離れた受信側の
ステーションとの間のパルス走行時間tiまたはti′の2
倍とパルス持続時間tpとの和に等しい時間Tであること
によって解決される。
本発明では、データ伝送のためにパルス変調が使用され
る。ここでは一つのパルスに続く休止時間は伝送すべき
データのバイナリー値に従って変えられる。バイナリー
値1には例えば長い休止時間が、バイナリー値0には短
い休止時間が割り当てられる。パルスの持続時間それ自
体、つまり放射線が放射される時間は、受信に切り換え
られた中間ステーション並びに加入ステーションがパル
スを確実に受信できるように決定されている。
この種の変調によりデータ伝送に必要な放射線エネルギ
ーは最小限となる。というのは、情報は本質的に休止時
間の長さに含まれているからである。パルスの持続時間
を短く選択することにより所定の放射線エネルギーでパ
ルス振幅が高くなり、その結果大きな送信到距離並びに
周囲の放射線に対する高い妨害間隔が実現される。
他の種類のパルス変調も使用することができる。例え
ば、バイナリー情報が一定の長さの連続する所定の時間
間隔でコード化される、固定時間ラスタを用いて変調を
行なうことができる。これは、一つの時間間隔内に1個
の放射線パルスが発信されるとバイナリー値1として解
釈されるというようにして行なうことができる。そのよ
うなパルスの欠如がバイナリー値0として解釈される。
一般に全方向に向かって発信されるパルスは、放射線の
分散のため、並びに空気中及び部品のところでの散乱及
び吸収のため、拡散路に沿ってその強さを失う。それに
応じて各々の加入ステーション及び中間ステーションの
送信到達距離が定義される。その送信到達距離は、また
十分良好な受信信号が存在する距離を示す。ここで重要
なのは、例えば雑音、背景の放射線、妨害放射線の様な
妨害信号に対する所定の妨害間隔を守ることである。
送信しているステーションの到達距離内にある中間ステ
ーションによって受信されたパルスは、再びその到達距
離内にある中間ステーションによって受信される新しい
パルスの発信を引き起こす。これらのステーションはそ
の後更にパルスを発信するので、その結果、初めにある
一つの加入ステーションから発信されたパルスは、多数
の更なるパルスを引き起こし、そのパルスは波のように
伝播し、その際中間ステーションはその都度受信した弱
まったパルスを強めて再び発信する。波の伝播速度は理
論的に空気中の光速に依存する。しかしながら実際に
は、特に電子的構成要素の反応時間と振動特性によって
限定される遅延時間が考慮されなければならない。
同じように組み立てられた中間ステーションはそのパル
スを一般に全ての方向に発信し、そしてまた全ての方向
からのパルスを受信することができる。このことは中間
ステーションはあるパルスを受信した後それに隣接する
中間ステーションから再びパルスを受信するということ
を意味する。これらのパルスは、伝送すべきデータと関
係なく存在しその結果伝送を妨害する新しいパルスの発
信を、直接指示することになるであろう。これらのパル
スを抑えるために、本発明においては送信しているステ
ーションの受信準備が時間Tだけ停止するように構成さ
れている。この時間内に到着するパルスは新しいパルス
を引き起こさない。時間Tは少なくとも発信しているス
テーションと送信到達距離内で最も離れた受信ステーシ
ョンとの間の2倍のパルス走行時間とパルスの持続時間
との和となる。
この手段により更に、送信しているステーションによる
Ubersprechen(重ねて吹き込むこと)又は障害物での反
射により伝送路上に発生したパルスも抑えられ、そして
従って誤ったパルスが受信され再び送信されることがな
い、ということが保証されている。
本発明では中間ステーション間において放射線によるデ
ータ伝送が行われるので、中間ステーションのための伝
送網の配線は行われない。存在しているデータ伝送シス
テムの空間的拡張はそれゆえ大きな技術的出費なしに実
行され得る。というのは、簡単な方法で付加的な中間ス
テーションを部屋に配置することができるからである。
更に本発明によるシステムは、従来技術においてそうで
あるようなデータ授受のための中央制御を必要としな
い。なぜなら、データ伝送は非同時的に起き、そして中
間ステーションは互いを妨害することなく互いに独立し
て働くからである。中間ステーション自体は非常に簡単
に構成することができる。というのは、それらはメモリ
機能並びに信号評価機能を満足する必要がないからであ
り、簡単な電子的手段の助けを借りて実現することがで
きる。
本発明によるシステムは高い伝送速度とデータ伝送率を
実現する。なぜなら、送信する加入ステーションから受
信する加入ステーションへのデータ伝送は殆ど光速でな
されるからである。伝送のためのパルス列周波数はパル
ス変調により定義されるパルス休止時間とならんでステ
ーションの受信準備が休止する時間Tによっても影響を
受ける。時間Tはパルスの持続時間と並んでステーショ
ン間のパルス走行時間によっても決定される。この走行
時間はまた空気中の光速および送信到達距離に依存す
る。後者は、時間Tが最小になるように最善の状態にさ
れる。パルス持続時間の短いパルスを使用すると、高い
パルス列周波数とそれゆえ高いデータ伝送率が達成され
得る。
放射線としては、可視光も赤外線も使用され得る。後者
は、例えば発光ダイオードのような簡単な電子的構成部
材の助けをかりてパルス作業において高い放射線強度
を、従って高い送信到達距離が得られるという長所をも
つ。電磁的適合性が決定的ではない使用状況において
は、放射線としてラジオ周波数帯又はマイクロウエーブ
領域の電磁波も使用され得る。
本発明の好ましい実施形態は、反応時間だけパルス発振
が遅延された場合に時間Tがさらに少なくともこの反応
時間ぶんだけ延長されることを特徴とする。反応時間
は、中間ステーション内の電子的構成要素の誘導性コン
ポーネント及び容量性コンポーネントの切り替え時間並
びに遅延により限定される。前述の手段によって、その
ような構成要素の好ましい時間的挙動は補正され得るの
で、切り替え時間の長い、非常に簡単でコストの低い電
子的構成部材を中間ステーションの接続技術による実現
が可能である。
本発明の別の実施形態では、中間ステーションが互いに
等距離に配置されるように構成されている。そうすると
中間ステーションは接続網を形成し、その接続網は正三
角形から構成されその頂点にそれぞれ中間ステーション
が配置されている。この配置により、網の端に位置して
いるものを除いて、あらゆる中間ステーションが、6個
の直接に隣合う中間ステーションに囲まれているという
ことが達成される。これらのステーションの内の一つ又
は複数もが故障した場合においても、残っている隣のス
テーションから発信されたパルスを受信することがで
き、そして更にパルス伝送が行なわれる、ということが
保証される。このことは、本システムは個々の中間ステ
ーションの故障の場合でも非常に確実に作動するという
ことを意味する。さらにこの配置により中間ステーショ
ンの部屋内での高くそして均一な密度が達成されるの
で、一つの加入ステーションから他の加入ステーション
へのデータ伝送が部屋における加入ステーションの位置
に関係なく確実に行われる。
実施形態を、距離が送信到達距離に等しくなるように変
更することもできる。この態様により、必要な中間ステ
ーションの数が最小になり、システムの技術的コストが
減少する。
本発明の実施例を以下図面に基づいて説明する。
図1aは、変化するパルス休止時間を有するパルス変調後
のパルス列を示す図である。
図1bは、固定時間ラスタを有するパルス列を示す図であ
る。
図2は、二つの加入ステーションと二つの中間ステーシ
ョンの配置を示す図である。
図3は、中間ステーションの電子的コンポーネントの構
成を示すブロック図である。
図4は、送信到達距離を算出するための実験結果をグラ
フで示す図である。
図5は、互いの距離が送信到達距離より僅かに小さい二
つの中間ステーションの時間的パルスダイアグラムを示
す図である。
図6は、空間内の多数の中間ステーションにおけるパル
ス拡散を示す図である。
図7は、送信到達距離内にある3個の中間ステーション
の時間内パルスダイアグラムを示す図である。
図8a、bは、一つの中間ステーションから放射された放
射線の主ローブと副ローブをもつ方向特性、並びに半球
形状の方向特性を示す図である。
図1aにはバイナリーデータの伝送のために使用されるパ
ルス変調のパルス列が時間tについて表されている。パ
ルスの高さHと持続時間tpを有する放射線パルスは時間
tに沿って異なる休止時間t0、t1を持って発信される。
短い休止時間t0はバイナリー値0に相当し、長い休止時
間t1はバイナリー値1に相当する。パルスの持続時間tp
はこの場合できるだけ短くあるべきである。短ければ、
放射される放射線のエネルギーが少なく、また所定の放
射線エネルギーでパルス高さHが大きくなる。このパル
ス高Hは本質的に送信到達距離並びに妨害信号に対する
妨害距離を決定する。
他に可能なパルス変調を図1bに示す。この変調の場合、
長さt2の固定時間ラスタが使用される。時間間隔t2内に
時間間隔tpを持つパルスが入ると、これはバイナリー値
B=1に相当する。時間間隔t2内にそのようなパルスが
無い場合、これはバイナリー値としてB=0を意味す
る。パルスの持続時間tpは最大で時間間隔の長さt2に達
してよい。好ましくは、所定のパルスエネルギーで大き
なパルス高Hを得るために、長さt2よりも相当小さいパ
ルス持続時間tpが選択される。
図2には、ある室内で二つの中間ステーション18、20を
介して二つの加入ステーション10、12の間でデータを伝
送するためのシステムの基本構造が図示されている。加
入ステーション10、12は、例えば計算機ターミナル、コ
ミュニケーションインターフェースを持つパーソナルコ
ンピュータ、計算機支援による製造、または自動現金出
納ステーションなどで、部屋の床近くにある。加入ステ
ーション10、12は可動であり、それらは使用状況に応じ
て部屋内の様々な場所に存在し得る。
加入ステーション10、12はそれぞれ送信・受信ユニット
14、16を有し、それらはそれぞれ後述する中間ステーシ
ョンと同じ構造を持っている。送信・受信ユニット14、
16は受信する放射線および放射する放射線について球状
の方向特性を持ち、それらに隣合う中間ステーション18
並びに20上に方向付けられている。それにより中間ステ
ーション18、20とそれぞれの加入ステーション10、12と
の間の伝達区間の耐妨害性が改善される。
加入ステーション10、12の間のデータ授受は半二重通信
に従って進行される。このことは加入ステーション10、
12が交互にデータを送り、そして受けることを意味す
る。バイナリーデータを送るために送信・受信ユニット
の14、16の内の一つが活性化され、それは変調された放
射線パルスの形のデータを発信し、データは中間ステー
ション18、20により部屋内を更に伝送される。部屋の全
加入ステーション10、12はこのパルスをその各々の送信
・受信ユニット14、16を介して受ける。パルスはそれか
ら各々の加入ステーション10、12内で公知の方法により
評価され、対応するデータが更に処理される。
中間ステーション18、20は、部屋の天井24に、少なくと
も中間ステーション18、20の送信到達距離に対応する間
隔で互いに配置されている。放射線として半導体放射線
源に典型的な約1マイクロメーターの波長を持つ赤外線
が使用される。空間を照明することによる背景の放射線
及び妨害放射線を抑えるために中間ステーション18、20
及び送信・受信ユニット14、16の受信素子はその波長領
域が半導体放射線源の放射線に合わせて調整されている
フィルター(図示せず)を備えている。中間ステーショ
ン18、20にはそれぞれ配線部分(図示せず)から電流が
供給される。
中間ステーション18、20並びに送信・受信ユニット14、
16の接続技術的構成を図3に示す。フォトダイオードを
備えた受信部26は、中間ステーション又は加入ステーシ
ョンの送信・受信ユニットから発信されたパルス25を捕
られ、これを電気信号に変換する。この信号はスイッチ
配列28を経てプリアンプ30に供給される。プリアンプ30
のインピーダンスは、できるだけノイズの少ない増幅の
ために受信部26に適合している。アンプ30の出力信号は
しきい値スイッチ32に供給され、しきい値スイッチ32は
それを所定のしきい値31と比較する。アンプ30の出力信
号がこのしきい値31を超えた場合、しきい値スイッチ32
は信号33を発し、それにもとづいて有効なパルス25の存
在が確認される。信号33はそれから送信・受信ユニット
14、16で加入ステーションにおけるバイナリー情報の評
価のために使用される。
信号33はさらにパルス形成ステップ36に供給され、パル
ス形成ステップ36はパルス持続時間tpを有する制御パル
スを発生しそしてそれによりダイオードアレイ38を制御
する。ダイオードアレイ38は約1マイクロメーターの波
長の赤外線を発する複数の発光ダイオード(LED)から
なる。ダイオードは操作時に動作する。すなわち、その
パルス休止時間は放射線を発している時間よりも著しく
大きい。それにより高い放射線強さを作り出す高さパル
ス電流をダイオードに当てることが可能である。複数の
ダイオードを使用することにより、放射される合計出力
がより大きくなり、そしてダイオードの異なった方向付
けにより大きな立体角の放射線が放射される。
しきい値スイッチ32の出力信号33は時間部材34にも供給
され、時間部材34はスイッチ配列28の切り替え区間を所
定の時間Tだけ開く。この時間Tにおいて受信部26に捕
らえられたパルス25はプリアンプ30に導入されないの
で、その結果しきい値スイッチ32は有効なパルスを信号
化する信号33を発しない。
ダイオードアレイ38から発せられたパルス40はその伝播
路に沿って、放射線の拡散ならびに放射線の空気中の分
散と吸収によって弱められる。このことから中間ステー
ション18、20及び加入ステーション10、12の送信到達距
離が限定されることとなる。図4は送信到達距離を算出
するための実験結果を示すグラフである。送信するステ
ーション14、16、18、20からの距離sに対して、しきい
値スイッチ32(図3)の前で測定可能なプリアンプ30の
出力電圧Uがプロットされている。距離sの増加ととも
にこの電圧Uは双曲線的に減少し、そしてs=13.5mの
距離の場合に臨界値0.5Vに達し、これ以下ではパルスの
確実な認識がもはや不可能となる。この限界距離は送信
到達距離Rとして表される。0.5Vの臨界値はしきい値31
としてしきい値スイッチ32における比較の際に使用され
る。
図5は、送信到達距離R内にある二つの中間ステーショ
ン42、44の間のパルス伝送を示すパルスダイアグラムを
時間tに対して示している。時間t=0で中間ステーシ
ョン42から発せられたパルス48は中間ステーション44に
到達するが、もっと離れた送信到達距離Rの外にあるス
テーション46には到達しない。パルス48は、放射線が空
気中をステーション44まで走行する時間に対応する時間
的遅延tiをもってステーション44に入る。中間ステーシ
ョン44の電子的構成部材の切り替え時間によって定まる
反応時間trの後、ステーション44はパルス50を全方向に
向けて発する。ステーション42が先に送信している場合
に、引き続いて到達するパルス50を以下に詳細に説明す
る。パルス50は、パルス走行時間tiの後ステーション42
に入り、そこで付加的な対抗手段無しに新たに連続パル
スを引き起こすであろう。このことから、その後の経過
において、ステーション42、44が時間間隔tiにおいて連
続して互いにパルスを交換するという結果になるであろ
う。それゆえバイナリー情報の伝送は不可能であろう。
本発明によれば、ステーション42の受信準備がそのパル
ス48の発信により時間Tだけ止められ、その結果この時
間Tの間に到着するパルスは別のパルスを引き起こすこ
とが出来ない。この時間Tは図5のグラフにより、T≧
ti+tr+ti+tpの関係を満足しなければならない。その
場合のみ確実に、ステーション42は妨害する連続パルス
を発信しない。ステーション44から発信されたパルス50
はステーション46により受信され、そしてそこで連続パ
ルスを引き起こす。しかしその強さは、ステーション42
で有効なパルスと認識されるには小さ過ぎる。
図6は、あるローカルコミュニケーションネットの複数
の加入ステーション52〜58の間のデータ伝送を〜を
5つの図で示す。加入ステーション52〜58は三角形で表
されている。データ伝送のために円で表された多数の中
間ステーションが設けられ、それらは伝送網を形成す
る。中間ステーションは図において破線円60によって
示されているように互いに等しい大きさの間隔をおいて
配置されている。中間ステーション間の間隔は送信到達
距離Rに等しい。
図において、加入ステーション52はパルスを発信し、
それをその隣にある中間ステーションが受ける。これは
それに基づいて連続パルスを発信し、その連続パルスは
図の通り二つの隣接する中間ステーションに受信され
る。このパルスの同時受信は、接続線によって示されて
いる。この接続線は伝播するパルスの波面として把握す
ることができる。
図において、この波面はその次の中間ステーションに
進められ、そして図において加入ステーション52から
最も離れている加入ステーション54に達する。ステーシ
ョン52からステーション54にデータを伝送するには、送
信している加入ステーション52のパルスは、8個の中間
ステーションを経て到達される。加入ステーション56及
び58は中間ステーションによりパルスが5回転送された
後には既に、送信されたデータを受信している。
図7には別のパルスダイアグラムを時間tに対して示
す。このダイアグラムは、送信到達距離R内に複数のス
テーションが、送信しているステーションに対して異な
った間隔をもって存在する場合に、あるステーションの
受信準備休止のために必要な時間Tについて説明するも
のである。図7の上部においてステーション60は、中間
ステーションあるいは加入ステーションであってよく、
パルス66を発信し、そのパルスはステーション62でも、
さらに遠いステーション64でも良く受信される。パルス
66はステーション62への距離を克服するために走行時間
tiを必要とし、ステーション62から返信されるパルス68
も同様である。以下に説明される関係をより良く理解す
るために、この例においては反応時間trを0に設定し
た。
パルス66は更に離れたステーション64に到着するまでに
走行時間ti′を必要とする。ステーション64からステー
ション60に返信されるパルス70もまた、同じ走行時間t
i′を有する。妨害の無いデータ伝送のためには、図7
から分かるように、ステーション60の受信準備は少なく
とも式T≧ti′+ti′+tpから得られる時間Tだけ休止
することが必要である。この時間Tにこの例では無視さ
れた反応時間trを更に加えるべきである。つまり、時間
Tは送信しているステーション60と送信到達距離内で最
も離れた受信ステーション64との間のパルス走行時間t
i′によって本質的に決定されていることを確認すべき
である。
中間ステーションから放射された放射線の方向特性は送
信到達距離Rに決定的な影響を及ぼす。図8aには、中間
ステーション72の実施例を示す。この中間ステーション
72から放射された放射線は球形の主ローブ74と二つの副
ローブ76、78を有する回転対称の方向特性を持ってい
る。中間ステーション72は部屋の天井24の下に固定され
ている。主ローブ74は天井24の面法線に平行な軸86を持
っている。通常は部屋の床の近くにある加入ステーショ
ンは、主ローブ74の放射線領域内にあるのが好ましい。
副ローブ76、78は天井24に平行に延びる軸82、80を持っ
ている。これらの軸82、80の方向に隣接する中間ステー
ションがある。この方向特性により、放射されたエネル
ギーが好ましくは加入ステーションの方向にも中間ステ
ーションの方向にも放射されることになり、その結果、
一方ではエネルギー消費が低減され、また他方では大き
な送信到達距離が達成される。
図8bにおいて中間ステーション72はほぼ半球状の方向特
性90を有する。すなわち、部屋内に放射された放射線強
度は、矢印91〜94で示したが、半空間の全ての立体角に
ついて等しい大きさである。そのような方向特性90は、
例えばLED又はレーザーダイオードのような放射線を発
する半導体構成要素を例えば担体上に複数配置すること
により作ることができる。構成要素はその放射線の主軸
が様々な方向を指し、そしてその中央軸が部屋内部を指
す半球の上面の法線に沿って延びるように整列される。
その結果生じる部屋内の放射線強度は、全ての立体角に
ついてほぼ一定である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−179526(JP,A) 特開 平1−176127(JP,A) 特開 昭62−236297(JP,A) 特開 昭60−111539(JP,A) 特開 昭62−90056(JP,A) 特開 昭62−120132(JP,A) 特開 昭59−127438(JP,A) 特開 昭59−127437(JP,A)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ローカルコミュニケーションネットの各加
    入ステーションの間のデータ伝送を、少なくとも二つの
    中間ステーションを介して、バイナリーデータの伝送の
    ためにパルス変調を受けた電磁放射線により、半二重通
    信で行なうデータ伝送方法において、 各中間ステーションは、他の中間ステーションまたは加
    入ステーションからのパルスを受信した直後から所定時
    間受信を休止すること;及び、 この受信休止時間は、送信側のステーションと送信到達
    距離R内で最も遠く離れた受信側のステーションとの間
    のパルス走行時間tiまたはti′の2倍とパルス持続時間
    tpとの和に等しい時間Tであること、を特徴とするデー
    タ伝送方法。
  2. 【請求項2】パルス発信が反応時間trだけ遅延した場合
    には時間Tをさらに少なくともこの反応時間trだけ延長
    することを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】中間ステーションを互いに等しい間隔をお
    いて配置したことを特徴とする請求項1又は2記載の方
    法。
  4. 【請求項4】中間ステーション間の間隔は送信到達距離
    Rに等しいことを特徴とする請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】電磁放射線として赤外線を使用することを
    特徴とする前記請求項の何れか1項記載の方法。
  6. 【請求項6】各々の中間ステーション(18、20、42、4
    4、46、60、62、64)に放射のために発光半導体放射源
    を備えていることを特徴とする前記請求項の何れか1項
    記載の方法。
  7. 【請求項7】ステーション(10、12、18、20、42、44、
    46、60、62、64)から放射された放射線が球状(15)あ
    るいは半球状の方向特性(90)を有することを特徴とす
    る前記請求項の何れか1項記載の方法。
  8. 【請求項8】部屋の天井(24)に取付可能な中間ステー
    ション(72)において、放射された放射線が主ローブ
    (74)と二つの副ローブ(76、78)を持つ回転対称の方
    向特性を有し、主ローブ軸(86)は天井(24)の面法線
    に対して平行に、副ローブ軸(80、82)は天井面に平行
    に延びていることを特徴とする前記請求項の何れか1項
    記載の方法。
  9. 【請求項9】中間ステーション(10、12)が受信及び送
    信すべき放射線について方向特性(15)を持つ送信・受
    信ユニット(14、16)をそれぞれ1個持ち、それに隣接
    する中間ステーション(18、20)に方向付けられている
    ことを特徴とする前記請求項の何れか1項記載の方法。
  10. 【請求項10】ステーション(10、12、18、20)によっ
    て受信される放射線が中間ステーション(18、20)と加
    入ステーション(10、12)によって放射される放射線の
    波長領域に合わせられている光学的フィルターによって
    フィルターをかけられることを特徴とする前記請求項の
    何れか1項記載の方法。
  11. 【請求項11】中間ステーション(18、20、42、44、4
    6、60、62、64)は、互いに等しい間隔をおいて配置さ
    れ、かつ少なくとも一つの正三角形からなるグリッドの
    各頂点にそれぞれが配置されていることを特徴とする前
    記請求項の何れか1項記載の方法。
  12. 【請求項12】中間ステーション間の間隔は送信到達距
    離Rに等しいことを特徴とする請求項11記載の方法。
JP2515146A 1989-11-07 1990-10-31 ローカルコミュニケーションネットの複数の加入ステーション間のデータ伝送システム Expired - Lifetime JPH0793626B2 (ja)

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