JPH01292916A - 移動体へのポーリングシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、例えば病院とかインテリジェントビル等にお
いて複数の限定領域を単位としてその単位位置の情報お
よびその限定領域内を移動する個別のコードをもつトラ
ンスポンダへのポーリングシステムに関する。

（従来の技術） ある決められた特定の領域に人間がいるかいないかを検
出する装置が提案され実施されている。

これらの装置は機能上アクティブな゛ものとパッシブな
ものがある。

アクティブなものとは電磁波や音波を特定の領域に投射
し、それが人間の侵入等により受ける影響を検出するも
のである。

パッシブなものは検出されるもの自体が発生する情報を
検出するものである。

これらは警備係７障の分野での侵入検出とか、自動ドア
などに広く利用されている。

コンピュータ関係では同一通信回線に複数の端末装置が
接続されているような場合、一つの通信制御装置と多数
の端末間の信号の授受について、ポーリングシステムを
利用する。

ポーリングシステムでは、通信制御装置が一定の順序に
したがって、各端末装置に送信の権利を与えて行く。

指定を受けた端末装置もしくは通信制御装置が送信すべ
きデータがある場合はデータを送信し、ない場合は送信
権利を放棄する。

（発明が解決しようとする課題） 病院とかインテリジェントビル等において患者の状態（
危機的な状態）や作業者や位置の情報（アドレス）の取
得、またはそれらの全体または特定のものに対する情報
の発信をしたいという強い要請がある。

例えば、呼び出したい特定の人の位置の情報（アドレス
）がわかれば、連絡をしたいときにはその直近の電話に
連絡をすれば足り、放送等による呼び出しは不必要であ
る。

位置と状態がわかればそれに対して種々の対策を施すこ
とができる。

病院とかインテリジェントビル等において患者や作業者
は移動する場合が多く前述したポーリングシステムのよ
うに通信回線でつながれているわけではない。

総ての患者や作業者に特定の無線周波数を割り当て通信
を行うのは煩瑣であるばかりではなく、位置の情報の取
得が容易ではない。

本発明の目的は、前述した問題を解決し、アドレスで特
定される基本領域複数からなる限定領域を形成しその限
定領域内を移動し各自のコードにより特定される多数の
トランスポンダへの送信とトランスポンダからの返信を
受ける移動体へのポーリングシステムを提供することに
ある。

（課題を解決するための手段） 前記目的を達成するために本発明による移動体へのポー
リングシステムは、１以上の要素領域からなる基本領域
複数から限定領域を形成しその内を移動する複数のトラ
ンスポンダに対して中央管理装置から信号を送り返信を
受ける限定領域内の移動体へのポーリングシステムであ
って、略一定形状の要素領域ごとに配置されその領域に
赤外線情報を放出する赤外線送信器（ＴＸ）と、１以上
の前記要素領域から形成されアドレスが与えられている
基本領域ごとに設けられその＠域内の１以上の前記赤外
線送信器（ＴＸ）を駆動する信号を送出する基本領域送
信コントローラ（ＬＴＸ）と、携帯者とともに移動しい
ずれかの前記基本領域で前記赤外線を受信してすくなく
とも前記基本領域のアドレスと自己のコードを微弱電波
で応答するトランスポンダ（ＴＲＣ）複数個と、前記基
本領域に関連して設けられ前記トランスポンダ（ＴＲＣ
）からの返信を受信する１以上の受信器（ＬＲＸ）と、
前記各基本領域送信コントローラ（ＬＴＸ）に信号を時
分割送信させ前記受信器（ＬＲＸ）からの受信出力を受
けて処理する中央管理装置（ＣＭＵ）から構成されてい
る。

（実施例） 以下図面等を参照して、本発明による移動体へのポーリ
ングシステムの実施例についてさらに詳しく説明する。

第１図は、本発明による限定領域における送受信システ
ムの実施例を示すブロック図である。

第２図は、本発明による限定領域における送受信システ
ムの実施例の送信系の配線および電源系統図である。

中央管理装置（ＣＭＵ）１０は、ＣＭＵの情報センタ１
１、ＣＭＵのセントラルコントローラ（ＣＣ）１２、Ｃ
ＭＵのローカルコントローラ（ＬＣ）３０〜３ｎから構
成されている。

情報センタ１１にはホストコンピュータと入出力装置が
設けられており、通常、管理者が操作をする。

この情報センタ１１とＣＭＵのセントラルコントローラ
（ＣＣ）１２は通信回線で接続されており、直列２進デ
ータの転送（例えばＲ３２３２Ｃによる）が行われる。

ＣＭＵのセントラ、ルコントローラ（ＣＣ）１２とＣＭ
Ｕのローカルコントローラ（ＬＣ）３０’〜３ｎは光伝
送光ファイバにより接続されている。

この実施例では各ローカルコントローラ（ＬＣ）３０〜
３ｎはインテリジェントビルの各階に対応して配置され
おり、第２図に示されているようにそれぞれ動作電源に
接続されている。

この実施例によるシステムにおいては、一つの階に対応
するローカルコントローラ（ＬＣ）３０には複数個の基
本領域送信コントローラ（ＬＴＸ）５０．５１．５２．
５３が設けられている。

第１図に示されているように第１の基本領域を支配する
送信コントローラ（ＬＴＸ）５０には９個の赤外線送信
器６０ｏ　・・６８ｏが接続されている。

第６図は本発明による前記実施例システムを利用したイ
ンテリジェントビルにおける一つの室内の情景を示す斜
視図である。

天井には、前記第１の基本領域を支配する送信コ、ント
ローラ（ＬＴＸ）５０により駆動される９個の赤外線送
信器（ＴＸ）６０ｏ　・・６８ｏ１および他の基本領域
に属し他の送信コントローラ（ＬＴＸ）により駆動され
る赤外線送信器（ＴＸ）とローカル電波受信器（ＬＲＸ
）４０が示されている。

ローカル電波受信器（ＬＲＸ）４０〜４ｎはそれぞれ、
前記基本領域に関連して設けられるが、必ずしも各領域
に１個設けられる必要はない。

基本領域が複数個近接して設けられておりその領域に存
在するトランスポンダ（ＴＲＣ）の電波を総て受信でき
るときは、その複数個の基本領域に対して１つ配置すれ
ば良い。

第６図に示す実施例では、４個の基本領域に対応して１
つのローカル電波受信器（ＬＲＸ）４０を対応させであ
る。

各赤外線送信器（ＴＸ）はその領域に対応して配置され
ている一つの基本領域送信コントローラ（ＬＴＸ）によ
り順次駆動される。

第１０図は、要素領域に対応させられる赤外線送信器の
実施例を示す図である。

赤外線送信器６０ルま赤外線発光素子（ＬＥＤ）複数個
と反射傘と赤外線発光素子駆動回路から構成され、第１
０図に示すような透明容器６０ａに収容され、天井に設
けられたソケットに結合されるねじ６０ｂにより基本領
域送信コントローラ（ＬＴＸ）５０に接続されている。

赤外線送信器６０は複数個の赤外線発光素子（ＬＥＤ）
の配列と反射傘の配置により、各赤外線送信器はその直
下の１．６ｍの領域を内包する要素領域に情報を含む赤
外線を投射する。

第７図は本発明によるシステムの基本領域と要素領域の
関係を示す説明図である。

第７図（Ａ）は、４個の要素領域からなる一つの基本領
域に赤外線送信器（ＴＸ）６０．６１．６２．６３を配
置し、各赤外線送信器（ＴＸ）を基本領域送信コントロ
ーラ（ＬＴＸ）５０で駆動する例を示している。

同図（Ｂ）は、一つの要素領域と単一の赤外線送信器（
ＴＸ）の対応を示す。これは極めて狭い基本領域、例え
ば手洗いとかに対応させることができる。

同図（Ｃ）は、９つの要素領域と９つの赤外線送信器（
ＴＸ）の対応を示している。これは、第６図に示した９
個の赤外線送信器（ＴＸ）６０ｏ　・・６８ｏと同図に
は図示されていない送信コントローラ（ＬＴＸ）５０に
対応する。

このように、基本領域の形状に対応して種々の配列を選
択できる。同一領域に含まれる赤外線送信器（ＴＸ）は
同一の内容の赤外線を投射する。

第８図はトランスポンダの実施例を示す略図である。

トランスポンダ７０は略５ｍｍ程度の厚みを持つ矩形状
で、第６図に示されているように名札のようにして携帯
される。

このトランスポンダ７０の上辺に複数個のＰＩＮホトダ
イオードを並列に接続して配置しており、その内のすく
なくとも一つのＰＩＮホトダイオードに赤外線の入力が
あったときに内容に応じて応答する。

トランスポンダ７０の内部には光電変換された内容をデ
コードする回、路とデコード結果に基づいて電波を発信
して応答する送信器が実装されている。

トランスポンダ７０の発信電波は基本領域に対応して設
けられているローカル電波受信器（ＬＲＸ）４０〜４９
　（第６図および第９図参照）により受信される。

その内容はローカル電波受信器（ＬＲＸ）の接続されて
いる中央管理装置（ＣＭＵ）１０のローカルコントロー
ラ（ＬＣ）を介して中央管理装置（ＣＭＵ）１０のセン
トラルコントローラ（ＣＣ）１２、ＣＭＵの情報センタ
１１に送り返される。

次の第３図〜第５図を参照して、信号の構成、送受信の
タイミング等について説明する。

第３図（１）は、本発明による基本領域における送受信
システムの実施例の送受信のタイミングを示すグラフで
ある。

同図（ｎ）に示されているように、中央管理装置（ＣＭ
Ｕ）１０のセントラルコントローラ（ＣＣ）１２には光
ファイバにより複数の中央管理装置のローカルコントロ
ーラ（ＬＣ）３０・・が接続されている。

そしてその内の一つを代表するローカルコントローラ（
ＬＣ）３０には複数の基本領域送信コントローラ（ＬＴ
Ｘ）５１〜５４が接続されている場合を例にして説明す
る。

ローカルコントローラ（ＬＣ）３０から基本領域送信コ
ントローラ（ＬＴＸ）５１〜５４に送られるデータ（Ａ
）の構成を第５図（Ｉ）に示す。

データ（Ａ）は位置識別信号とそれに続くポーリング信
号、総計１２０　ｂｉｔから構成されている。

○位置識別信号はプレアンブル（１６ｂｉｔ）１．：の
システムを示すシステムアドレス（６ｂｉｔ　）、領域
を示す位置アドレス（１６ｂｉｔ）、発信時刻を示す時
刻（１６ｂｉｔ）、チエツク（１６ｂｉｔ）から構成さ
れている。

チエ７り（１６ｂｉｔ）はＣＲＣ（Ｃｙｃｌｉｃ　Ｒｅ
ｄｅｎ−ｄａｎｃｙ　Ｃｈｅｃｋ　）用に当てられたも
のである。

Ｏポーリング信号はポーリング（１６ｂｉｔ）、群−斉
（８ｂｉｔ　）　、個別信号（１６ｂｉｔ）、チエツク
（１６ｂｉｔ）から構成されている。

群−斉とは総てのトランスポンダ（ＴＲＣ）に対するポ
ーリングの要求であり、個別信号とは特定のトランスポ
ンダ（ＴＲＣ）に対するポーリングの要求である。

この位置識別信号とポーリング信号の総計１２０ｂｉｔ
は第３図（Ａ）に示されているようにｌ　Ｑｍｓ内に入
れられてローカルコントローラ（ＬＣ）３０から各基本
領域送信コントローラ（ＬＴＸ）５１〜５４に１３（秒
）周期で送り出される。

この信号は基本領域送信゛コントローラ（ＬＴＸ）５１
でｌＱｍｓ遅延させられ、その信号（Ａ１）でこの基本
領域内の１以上の赤外線送信器（ＴＸ）が駆動され、そ
の領域に一斉に赤外線情報が送出される。

さらに前記信号（Ａ１）は次の基本領域送信コントロー
ラ（ＬＴＸ）５２でさらにＩＱｍｓ遅延させられ、その
信号（Ａ２）でこの基本領域内の１以上の赤外線送信器
（ＴＸ）が駆動される。

同様にして次の基本領域送信コントローラ（ＬＴＸ）５
３でさらに１０ｍ５遅延させられた信号（Ａ３）、次の
基本領域送信コントローラ（ＬＴＸ）５３でさらに１０
ｍｓ遅延させらた信号（Ａ。

）で各基本領域の１以上の赤外線送信器（ＴＸ）が駆動
される。

次に前記任意の領域にあったトランスポンダ（ＴＲＣ）
’が電波で応答する内容を第５図（ＩＩ）を参照して説
明する。

プレアンブル（１６ｂｉｔ）、そのトランスポンダを特
定する子局アドレス（１６ｂｉｔ）、システムアドレス
（６ｂｉｔ）、領域を示す位置アドレス（１０ｂｉｔ）
、受信した時刻を示す時刻（１６ｂｉｔ）、任意データ
（８ｂｉｔ）、チエツク（１６ｂｉｔ）の総計８８ｂｉ
ｔから構成されている。

基本領域を示す位置アドレス（１０ｂｉｔ）は受信した
赤外線の前記位置アドレス（１０ｂｉｔ）に対応するも
のである。

任意データ（８ｂｉｔ　）はそのトランスポンダの携帯
者の特別な状態を示すメツセージを含むものである。

チエツク（１６ｂｉｔ）は前述したＣＲＣ用に当てられ
たものである。

この内容は第３図に示されている（Ａ１−Ａ４）の送信
期間１０　ｍ　ｓ　ｘ　４に引き続＜３０ｍ５ｘ３２ス
ロツト＝９６０ｍｓ間に対応するトランスポンダ（Ｔ　
ＲＣ）から送信される。

次に第４図を参照して、極めて広い領域に１６の基本領
域を設けた場合を前記（Ａｔ−Ａ４）の４つの赤外線信
号でカバーする場合の赤外線信号の空間的な配列例を示
す。

■の示す基本領域４箇所には前記（Ａ１）の信号により
、■の示す基本領域４箇所には前記（Ａ２）の信号によ
り、同様に■の示す基本領域には前記（Ａ３）の信号、
また■の示す基本領域には前記（Ａ４）の信号による赤
外線の送出により情報が提供される。

隣接する領域には面積的に信号到達域が重複するがタイ
ミングはずれており、信号到達域は次の隣とは重ならな
い、これにより４多重１６８０人／分のポーリングが可
能となる。

このシステムでは次の応用が可能となる。

■位置検出 １システムで１０２４箇所の位置の識別が可能となる。

■　情報センタからトランスポンダ（ＴＲＣ）の呼び出
し く１）個人呼び出し　特定の個人を呼び出す。

（２）群別呼び出し　ある決められた群単位（例えば所
属の課単位）に複数のトランスポンダを一斉に呼び出す
。

（３）−斉呼び出し　全員を一斉に呼び出す。

■トランスポンダ（ＴＲＣ）から情報センタへの呼び出
し く１）前記■の（１）　（２）の呼び出しに対する応答
（２）緊急の呼び出しく緊急事態の発生、病気の突発や
暴漢の襲撃の通報） ■情報センタからトランスポンダ（ＴＲＣ）に対して予
め決められた定形文章（１６パタ一ン程度）を伝送 具体的な用途として次のものが考えられる。

■人出館に関連する制御（自動ドア、錠の制御、照明と
空調等の起動および停止） ■自動呼び出しくページング） ■移動者の位置確認（警備員の監視） ■緊急通報（病気で倒れた時など） ■電話自動転送（移動先に自動的に電話が転送される。

） ■混雑の状況の把握（食堂等の利用者の密度の確認） ■緊急誘導（火災時等の一斉呼び出し）■照明灯の自動
消灯 ■空調の制御（室内の人員の数に依存させて空調の程度
を制御する。外気の流入量の制御）［相］エレベータ運
行制御等 （発明の効果） 以上詳しく説明したように、本発明による限定領域にお
ける移動体へのポーリングシステムは、１以上の要素領
域からなる基本領域複数から限定領域を形成しその内を
移動する複数のトランスポンダに対して中央管理装置か
ら信号を送り返信を受ける限定領域内の移動体へのポー
リングシステムであり、前述したような種々の応用が可
能となる。

略一定形状の要素領域ごとに配置されその領域に赤外線
情報を放出する赤外線送信器（ＴＸ）を配置し、１以上
の前記要素領域から形成されるアドレスが与えられてい
る基本領域ごとに設けられその領域内の１以上の前記赤
外線送信器（ＴＸ）を駆動する信号を送出する基本領域
送信コントローラ（ＬＴＸ）を設けであるから基本領域
を建物内の形状や用途に併せて種々変更できる。

携帯者とともに移動しいずれかの前記基本領域で前記赤
外線を受信してず（なくとも前記基本領域のアドレスと
自己のコードを微弱電波で応答するトランスポンダ（Ｔ
ＲＣ）複数個と前記基本領域に関連して設けられ前記ト
ランスポンダ（ＴＲＣ）からの返信を受信する１以上の
受信器（ＬＲＸ）を設け、通信媒体を変えている。

したがって、送信と受信の混信はありえない。

前記各基本領域送信コントローラ（ＬＴＸ）に信号を時
分割送信させ前記受信器（ＬＲＸ）からの受信出力を受
けて処理する中央管理装置（ＣＭＵ）を設けているから
、簡単な構成で多量の情報の受渡しや管理が可能となる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明による限定領域における移動体へのポ
ーリングシステムを示すブロック図である。 第２図は、本発明によるシステムの実施例の送信系の配
線および電源系統図である。 第３図は、本発明によるシステムの実施例の送受信のタ
イミングを示すグラフ（１）および対応する送信コント
ローラを示すブロック図（ｎ）である。 第４図は、本発明によるシステムで多数の基本領域を隣
接して設けた場合の送信コントローラ（ＬＴＸ）の送信
順序の実施例を示す略図である。 第５図は、本発明によるシステムにおける送受信情報の
時間配列の例を示す略図である。 第６図は本発明によるシステムを利用したインテリジェ
ントビルにおける一つの室内の情景を示す斜視図である
。 第７図は本発明による基本領域と要素領域の関係を示す
説明図である。 第８図はトランスポンダ（ＴＲＣ）の実施例を示す略図
である。 第９図は、無線受信機（ＲＬＸ）の実施例を示す略図で
ある。 第１０図は、要素領域に対応させられる赤外線送信器（
ＴＸ）の実施例を示す図である。 １０・・・中央管理装置（ＣＭＵ） １１・・・ＣＭＵの情報センタ １２・・・ＣＭＵのセントラルコントローラ（ＣＣ）３
０〜３ｎ・・・ＣＭＵのローカルコントローラ（Ｌ　Ｃ
） ４０〜４ｎ・・・電波受信器（ＬＲＸ）５０〜５ｎ・・
・送信コントローラ（ＬＴＸ）６０〜６ｎ・・・赤外線
送信器（ＴＸ）７０〜７ｎ・・・トランスポンダ（ＴＲ
Ｃ）特許出願人１　株式会社　本田電子技研代理人　　
弁理士　井　ノ　ロ　　溝 片２図 ｎ 才４図 ２７図 ６８ｏＣｒｙＹ） ２８図 才９図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １以上の要素領域からなる基本領域複数から限定領域を
   形成しその内を移動する複数のトランスポンダに対して
   中央管理装置から信号を送り返信を受ける限定領域内の
   移動体へのポーリングシステムであって、略一定形状の
   要素領域ごとに配置されその領域に赤外線情報を放出す
   る赤外線送信器（ＴＸ）と、１以上の前記要素領域から
   形成されアドレスが与えられている基本領域ごとに設け
   られその領域内の１以上の前記赤外線送信器（ＴＸ）を
   駆動する信号を送出する基本領域送信コントローラ（Ｌ
   ＴＸ）と、携帯者とともに移動しいずれかの前記基本領
   域で前記赤外線を受信してすくなくとも前記基本領域の
   アドレスと自己のコードを微弱電波で応答するトランス
   ポンダ（ＴＲＣ）複数個と、前記基本領域に関連して設
   けられ前記トランスポンダ（ＴＲＣ）からの返信を受信
   する１以上の受信器（ＬＲＸ）と、前記各基本領域送信
   コントローラ（ＬＴＸ）に信号を時分割送信させ前記受
   信器（ＬＲＸ）からの受信出力を受けて処理する中央管
   理装置（ＣＭＵ）から構成した限定領域における移動体
   へのポーリングシステム。