JPH03136427A - 光空間伝送ネットワーク - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は制御データを光信号により空間伝送して機器
を制御する光空間伝送ネットワークに関する。

〔従来の技術〕

光空間伝送により情報の伝達を行う場合、特に、ｌ対Ｎ
通信では、送信側と受信側の空間見通し上の制約からネ
ットワークエリアを広げることが難しい。勿論、中継器
を設ければ、この問題は解消されるが、専用の中継器を
置くことは、コスト上昇につながる上、中継器が複数台
になると、混信対策を立て難く、送信回路から受信回路
への回り込みによる誤動作が発生するので、これを防ぐ
ための設置場所の制約を受けたり、構造に工夫を必要と
する等の別の問題が発生する。

第４図は、専用の中継器を用いず、光空間伝送装置に、
中継機能を持たせてなる、例えば、特開昭５９−１２２
１４３号公報に記載された光空間伝送ネットワークを示
したものである。

第４図において、ｌは送信機Ｔと受信機Ｒを有する光空
間伝送装置であって、ホストコンピュタＨＣやネットワ
ークノード等とつながっている。

光空間伝送装置１ａ〜ＩＣは、第５図に示す如く、送信
機Ｔと受信機Ｒおよびパーソナルコンピュータ等のデー
タ端末２を有し、その受信機Ｒは光／電変換器３および
復調器４を有し、また送信機Ｔは変調器５および電／光
変換器６を有しており、データ端末２は折り返し回路を
構成するスイッチ７、その制御用アドレス判別器８、復
調データの記憶用メモリ９を有している。光空間伝送装
置１ｄは送信機Ｔと受信機Ｒからなる。

各光空間伝送装置１ａ〜ＩＣは、光信号を受けると、こ
れを光／電変換して復調器４に入力する。

復調器４では、クロックの抽出および復調が行われ、復
調データは抽出したクロックによりメモリ９に書込まれ
る。送信時には、伝送すべきデータに送信先のアドレス
および送信元のアドレスを加えた送信データが上記スイ
ッチ７を通して変調器５に入り、ここで変調され、変調
出力が電／光変換され、これが光信号として放射される
。アドレス判別器８は復調器４の出力が含む送信先アド
レスを調べ、該アドレスが自己宛のものでなければ、上
記折り返し回路を構成するスイッチ７を変調器５に接続
し、復調器４の出力を変調器５に導き、この変調器５は
電／光変換器６を通して空間に送出される。

この構成において、光空間伝送装置ｌ、１ａ〜ｌｃ、ｌ
ｄには固有のアドレスが割当てられる。

光空間伝送装置１ａが光空間伝送装置１へ送信するとき
は、自己および宛先アドレス（この場合、光空間伝送装
置１のアドレス）を付してデータを送信機Ｔから送信す
る。光空間伝送装置１ｂはこの光信号を受信するが、宛
先が自己宛ではないので折り返し機能により受信データ
をそのまま（データおよび送信先アドレス、送信元アド
レススを変更することなり）、送信機Ｔにより光空間伝
送装置１へ転送する。光空間伝送装置１は受信信号が自
己宛のものであるので、折り返しモードを解除して受信
データをホストコンピュータＨＣへ送出する。

〔発明が解決しようとする課題〕

このネットワークにおける光空間伝送装置１ａ〜ＩＣは
送信先アドレスが自己に割当られたアドレスでない場合
に、受信信号を中継する機能を有しているので、前記し
た問題は解消されているが、受信した信号が送信元から
直接受信したものであるか、他の光空間伝送装置で中継
されたものであるかの区別がつかないために、第６図に
示すように、光空間伝送装置１が光空間伝送装置１ｃを
指定して光信号を送出した場合、送信先でない光空間伝
送装置１ａとｌｂ間で、繰り返し中継が発生しく■、■
・・・は中継動作回数を示す）、中継動作が継続される
恐れがある。

本発明は上記問題を解消するためになされたもので、中
継機能を有する制御端末を用いるが、中継動作の繰り返
しが発生する恐れのない実用的に優れた光空間伝送ネッ
トワークを提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は上記目的を達成するため、光信号を送出する主
制御器と、光信号を送受する複数の制御端末を備え、各
制御端末にはアドレスが割当てられている光空間伝送ネ
ットワークであって、上記主制御器は送信先端末のアド
レスを指定して制御データを送出し、上記制御端末は受
信信号が自端末宛である場合は上記制御データを解読し
て支配機器に制御信号を送出し、他端末宛である場合に
は、上記受信信号を、中継情報を載せて送出する中継動
作を行い、該中継情報を有する信号を受信した制御端末
のうち、受信信号が自端末宛でないものは出力動作を行
わない構成とし、請求項２では、中継情報を、送信デー
タフォーマットに立てられたフラグを中継情報とした。

〔作用〕

本発明では、受信信号が中継情報を有し、自端末宛でな
い場合には、出力動作を行わないので、中継動作が繰り
返されることは無い。

〔実施例〕

以下、本発明の１実施例を図面を参照して説明する。

第１図において、１０は主制御器であって、制御部ＭＣ
と送信部ＭＴを有し、送信部ＭＴは制御部ＭＣが送信先
端末のアドレスを指定して作成した制御データＤを所定
の送信データフォーマットで図示しない変調器へ送出す
る送信回路と、該変調器の出力を光信号に変換して空間
に放射する電／光変換器とを有している。２ＯＡ、２０
Ｂおよび２０Ｃは、それぞれに固有のアドレスが割当ら
れた制御端末であって、第２図に示すように、送信部Ｔ
と受信部Ｒおよび制御部Ｃを有している。

第２図において、光信号を受信する受信部Ｒは、光信号
Ｌｉを電気信号に変換する光／電変換器２１、該光／電
変換器２１で電気信号に変換された受信信号を復調する
復調器２２を有し、復調したデータを制御部Ｃに送る。

制御部Ｃは、上記復調されたデータＤＤを、−旦、格納
する受信データメモリ２３、アドレスデコーダ２４およ
び制御器２５を有している。送信部下は、アドレスデコ
ーダ２４からの指令（通知）により、受信データメモリ
２３から格納された全データを読み出し、フラグを立て
て送信データフォーマットを組立てる送信回路２６、こ
の送信データオオーマットを有する信号を変調する変調
器２７および電／光変換器２８を有している。制御器２
５ばアドレスデコーダ２４からの指令（通知）により、
受信ブタメモリ２３に格納されたデータのうちの制御コ
ードを読出し、これを解読して支配機器へ制御信号を送
出する。

第３図は送信データフォーマット３０を例示したもので
、同期ビット３１、送信先を指定するアドレスビット３
２、フラグビット３３、制御コードビット３４およびチ
エツクビットからなる。

次に、この装置の動作について説明する。

説明の便宜上、制御端末２ＯＡ、２０Ｂおよび２０Ｃの
制御部Ｃが制御する制御対象が、それぞれ第１の照明灯
、第２の照明灯、空調機器であるとし、主制御器ＩＯか
ら空調機器を運転（ＯＮ）する指令を送出するものとす
る。

主制御器１０の制御部ＭＣは、空調機器のＯ’Ｎを指令
する制御コード３４を、制御端末２０Ｃを指定して前記
送信回路に送出し、該送信回路は所定の送信データフォ
ーマット３０の信号を変調して光信号として部屋空間に
放射する。この時の送信データフォーマット３０のフラ
グは立けられておらず、フラグビットの値は「Ｏ」であ
る。

空間に放射された光信号は制御端末２ＯＡで受信され、
該制御端末２ＯＡでは、受信した光信号を光／電変換器
２１で電気信号に変換し、復調器２２で復調したのち受
信データを受信データメモリ２３に格納する。受信デー
タが受信データメモリ２３に格納されると、アドレスデ
コーダ２４は受信データメモリ２３に格納された受信デ
ータから送信先アドレスとフラグを読出し、送信先アド
レスから受信データが自端末宛であるか他端末宛である
かを判別し、そしてフラグが立てられているか否か（中
継情報を有するか否か）を判別する。

受信データが自端末宛である場合には、制御器２５にそ
の旨を通知するが、今の場合、他端末（２０Ｃ）宛で、
中継情報を有しないので、送信回路２６に他端末宛のデ
ータを受信した旨（中継動作を行うべき旨）を指令する
。この指令を受けた送信回路２６は受信データメモリ２
３に格納されているデータ（送信先アドレス、制御コー
ド）をを読み出し、これを、フラグを立てた（値「１」
）送信データフォーマットで変調器２７へ送出する。変
調器２７で変調された送信信号は電／光変換器２８で光
信号Ｌｏに変換されて空間に放射される。この光信号は
制御端末２０Ｂおよび２０Ｃで受信される。制御端末２
０Ｃでは、そのアドレスデコーダ２４は、受信データが
自端末宛であると判別するので、制御器２７が受信デー
タメモリ２３に格納された受信データのうちの制御コー
ドを続出し、これを解読して、空調機器にＯＮ指令を与
える。制御端末　２０Ｂでは、送信先アドレスが自端末
宛ではなく、かつ、フラグが立てられいていることより
、中継されたデータであるため、アドレスデコーダ２４
は制御器２７および送信回路２６のいずれにも指令は出
さず、受信データメモリ２３の内容を消去する。

このように、本実施例では、制御端末２ＯＡ〜２０Ｃは
受信信号にフラグが立っている場合には、自端末は非中
継段であると判別し、該受信信号が自分端末宛でない場
合には、受信データを捨てるので、前記した中継の反復
動作は生じない。

〔発明の効果］ 本発明は以上説明した通り、各制御端末は、信号中継に
際して中継情報を付加して送出し、受信信号がこの中継
情報を有し、かつ自端末宛でない場合には、出力動作を
行わない構成としたことにより、中継動作が繰り返され
ることは無く、また、制御端末自身が中継機能を有して
いるので、前記した光信号の回り込みによる誤動作も無
いから、価格や空間見通しによる制約が少なく、かつ実
用的に優れた光空間伝送ネットワークを容易に構築する
ことが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示すネットワーク、第２図は
上記実施例における制御端末の具体的構成を示すブロッ
ク図、第３図は上記実施例における送信データフォーマ
ット、第４図は従来の光空間伝送ネットワークを示す図
、第５図は上記従来例における光伝送装置の内部構成を
示すブロック図、第６図は上記従来例の問題点を説明す
るめのネットワーク図である。 １０−・主制御器、２０Ａ〜２０Ｃ−・制御端末、２１
−光／電変換器、２２−・復調器、２３−・・受信デー
タメモリ、２４−・・アドレスデコーダ、２５−・・制
御器、２６−送信回路、２７−・−変調器、２８−・・
電／光変換器、Ｒ−受信部、ＭＴ、Ｔ−送信部、ＭＣ，
Ｃ−制御部。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）光信号を送出する主制御器と、光信号を送受する
   複数の制御端末を備え、各制御端末にはアドレスが割当
   てられている光空間伝送ネットワークであって、上記主
   制御器は送信先端末のアドレスを指定して制御データを
   送出し、上記制御端末は受信信号が自端末宛である場合
   は上記制御データを解読して支配機器に制御信号を送出
   し、他端末宛である場合には、上記受信信号を、中継情
   報を載せて送出する中継動作を行い、該中継情報を有す
   る信号を受信した制御端末のうち、受信信号が自端末宛
   でないものは出力動作を行わないことを特徴とする光空
   間伝送ネットワーク。
2. （２）中継情報は、送信データフォーマットに立てられ
   たフラグであることを特徴とする請求項１記載の光空間
   伝送ネットワーク。