JP2006238371A - 照明制御システム - Google Patents

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Hisashi Yamamoto
久 山本
Toshihiko Sasai
敏彦 笹井
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Abstract

【課題】照明用機器を制御するための制御信号を無線通信する際の待機回数が少ないうえに待機時間が短く、照明用機器の制御開始から完了までの時間が短い照明制御システムを提供する。
【解決手段】制御指令信号に、識別符号を付して所要周波数の第1のキャリアで無線送信する双方向通信可能の親側無線通信部を有する制御局2と、この親側無線通信部から制御指令信号を受信する双方向通信可能の子側無線通信部、この子側無線通信部により受信した制御指令信号の識別符号が自局宛であるか否かを識別し、自局宛であると判断したときには、受信した制御指令信号に従って照明用機器を制御し、自局宛でないと判断したときには、受信した制御指令信号を前記子側無線通信部から第1キャリアf1の周波数とは相違する第2のキャリアf2により他の子局へ無線送信させる制御部を有する子局4a〜4nと、を具備している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の照明用機器を近距離無線により遠隔制御する照明制御システムに関する。
従来から、ビル等建物全体の多くの場所に配置されている複数の照明器具を、建物コンピュータ等の中央制御装置(中央ノード)により無線で集中制御する制御システムが知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
この制御システムは、建物コンピュータ等の中央制御装置から、制御しようとする照明器具のアドレスを付加した制御指令信号を、部屋照明調節器を備えた第1のトランシーバに無線送信し、受信したトランシーバが自局宛のアドレスであると判断したときは、そのトランシーバに設けた部屋照明調節器を制御指令信号に従って制御するものである。一方、受信した第1のトランシーバが自局宛のアドレスでないと判断したときは、そのアドレスを付加した制御指令信号を自局よりも下位のトランシーバへ順次無線中継して行き、制御指令信号のアドレスと一致したアドレスを有するトランシーバが受信したときに、そのトランシーバが自局の部屋照明調節器を制御指令信号に従って制御する。
そして、中央制御装置から制御指令信号を第1のトランシーバに無線送信する際のキャリア(搬送波)と、この第1のトランシーバから第2以下の下位のトランシーバへ順次無線中継するキャリアの周波数とが同一であり、1つの周波数のキャリアしか使用しないので、電波の使用周波数の節約を図ることができる。
特表平10−505733号公報 特表平11−501491号公報
しかしながら、このような従来の無線制御システムでは、中央制御装置から第1のトランシーバに無線送信される制御指令信号のキャリアと、第1のトランシーバから第2以下の下位のトランシーバに順次無線中継される制御指令信号のキャリアとが同一の周波数であるので、キャリアの同一周波数による混信や雑音増大等を避けるために中央制御装置から第1のトランシーバに無線送信する際は、第1のトランシーバから下位のトランシーバへの無線中継を停止させて待機させなければならない。また、その逆に下位のトランシーバへ制御信号を無線中継している場合には、中央制御装置から第1のトランシーバへの無線送信を中止させて待機しなければならず、待機回数が多いうえに、待機時間も長くなるという課題がある。
さらに、中央制御装置からの制御指令信号を下位のトランシーバに順次無線中継する系統が複数並設されている場合にも、これら複数系統で同時に無線中継すると、混信してしまうので、1系統ずつ順次無線中継させ、その間他の系統は待機しなければならず、さらに待機回数が多いうえに、待機時間が長いという課題がある。
このために、同一系統における複数の部屋照明調節器の制御開始から制御完了までに時間がかかり、一斉に制御し難いという課題がある。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、照明用機器を制御するための制御信号を無線通信する際の待機回数が少ないうえに待機時間が短く、照明用機器の制御開始から完了までの時間が短い照明制御システムを提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、照明用機器を制御するための制御指令信号に、その照明用機器を特定するための識別符号を付して所要周波数の第1のキャリアで無線送信する双方向通信可能の親側無線通信部を有する制御局と、この親側無線通信部から制御指令信号を受信する双方向通信可能の子側無線通信部、この子側無線通信部により受信した制御指令信号の識別符号が自局宛であるか否かを識別し、自局宛であると判断したときには、受信した制御指令信号に従って照明用機器を制御し、自局宛でないと判断したときには、受信した制御指令信号を前記子側無線通信部から前記第1キャリアの周波数とは相違する第2のキャリアにより他の子局へ無線送信させる制御部を有する子局と、を具備し、前記第2のキャリアの通信可能領域にある複数の子局同士毎に通信グループをそれぞれ形成し、各通信グループ内の少なくとも一つの子局を前記制御局と無線通信可能の領域に配置するとともに、各通信グループ同士を第2キャリアで相互に通信不能の領域にそれぞれ離間配置したことを特徴とする照明制御システムである。
請求項2に係る発明は、照明用機器を制御するための制御指令信号に、その照明用機器を特定するための識別符信号を付して所要周波数の第1のキャリアで無線送信する双方向通信可能の親側無線通信部を有する制御局と、この親側無線通信部から制御指令信号を受信する双方向通信可能の中継無線通信部、この中継無線通信部により受信した制御指令信号の識別符号が自局の通信グループに属する子局宛であるか否かを識別し、自局の通信グループの子局宛であると判断したときに、受信した制御指令信号を前記中継無線通信部から前記第1キャリアの周波数とは相違する第2のキャリアにより他の子局へ無線送信させる中継制御部を有する中継局と、前記中継無線通信部から制御指令信号を受信する双方向通信可能の子側無線通信部、この子側無線通信部により受信した制御指令信号の識別符号が自局宛であるか否かを識別し、自局宛であると判断したときに、受信した制御指令信号に従って照明用機器を制御する制御部を有する子局と、前記第2のキャリアの通信可能領域にあって、前記中継局とこの中継局と同一の通信グループに属する複数の子局とにより通信グループをそれぞれ形成し、各通信グループ内の中継局を、前記第1のキャリアによる前記制御局と無線通信可能の領域に配置するとともに、各通信グループ同士を第2キャリアで相互に通信不能の領域にそれぞれ離間配置したことを特徴とする照明制御システムである。
請求項3に係る発明は、前記制御局は、前記第1のキャリアによる無線送信を開始する前に、前記親側無線通信部が第1のキャリアを受信中であるか否かを検出し、受信中でないと判断したときには、第1のキャリアによる無線送信を開始させ、受信中であると判断したときには、この第1のキャリアによる無線送信の開始を所要時間待機させる制御手段、を具備していることを特徴とする請求項1または2記載の照明制御システムである。
請求項4に係る発明は、前記子局の制御部は、前記第2のキャリアによる無線送信を開始する前に、前記子側無線通信部が第2のキャリアを受信中であるか否かを検出し、受信中でないと判断したときには、第2のキャリアによる無線送信を開始させ、受信中であると判断したときには、この第2のキャリアによる無線送信の開始を所要時間待機させる制御手段、を具備していることを特徴とする請求項1または2記載の照明制御システムである。
請求項5に係る発明は、前記照明用機器がセンサであり、前記子局の制御部は、このセンサにより検出された検出信号を、前記第1または第2のキャリアにより前記子側無線通信部から無線送信させる制御手段、を具備していることを特徴とする請求項1,3,4のいずれか一記載の照明制御システムである。
請求項6に係る発明は、前記照明用機器がセンサであり、前記子局の制御部は、このセンサにより検出された検出信号を、前記第2のキャリアにより前記子側無線通信部から無線送信させる制御手段を有し、前記中継局の制御部は、前記子局からのセンサ検出信号を前記第1のキャリアにより前記中継無線通信部から無線送信させる制御手段を有することを特徴とする請求項2記載の照明制御システムである。
請求項7に係る発明は、前記子局は、モジュール化されて照明用機器に配設されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一記載の照明制御システムである。
請求項1に係る発明によれば、制御局の親側無線通信部から子局の子側無線通信部に制御信号を無線通信する第1のキャリアと、子局から同じ通信グループの他の子局へ制御信号を無線中継する第2のキャリアの周波数が相違するので、これら第1,第2のキャリアを使用する無線通信と無線中継とを混信等の悪影響を与えずに同時に行なうことができる。
また、複数の子局同士により形成される通信グループが複数ある場合でも、これら通信グループ同士は相互に通信不能であるので、これら通信グループ同士間で混信等他局の通信状態に影響を与えることなく、これら複数の通信グループ毎の子局同士間で同一周波数の第2キャリアをそれぞれ同時に使用することができる。
このために、制御局の無線通信と、各通信グループ内の子局同士の無線中継の待機回数と待機時間を減縮させることができる。
したがって、複数の子局にそれぞれ設けた複数の照明用機器の制御開始から完了までの時間を短縮することができ、制御の迅速性を向上させることができる。
また、制御局と子局が使用するキャリアが第1と第2のキャリアの2周波であるので、電波の使用周波数の節約を図ることができる。
請求項2に係る発明によれば、請求項1に係る発明と同様に、制御局は第1キャリアを使用し、通信グループ内では第2キャリアを使用するので、これら第1,第2キャリアを同時に使用することができる。このために、制御局の無線通信と各通信グループ内の子局同士間の無線中継の待機回数と待機時間を減少させることができる。
また、中継局は、制御局からの制御指令信号を子局に無線中継する機能を有し、第1,第2両キャリアによる通信機能を有するので、子局は第2キャリアによる通信機能のみを具備すればよく、第1のキャリアの受信機能を具備する必要がない。このために、子局の子側無線通信部の構成の簡単化を図ることができ、その分、コスト低減を図ることができる。
請求項3に係る発明によれば、制御局が第1のキャリアによる無線送信を開始する前に、この第1のキャリアが既に空中に放射されているか否かエアーチェックするので、複数の第1のキャリアの混在による混信や雑音の増大等の悪影響を未然に防止することができる。
請求項4に係る発明によれば、請求項3に係る発明の制御局とほぼ同様に、子局は第2のキャリアによる無線送信を開始する前に、第2のキャリアが既に空中に放射されているか否かエアーチェックするので、複数の第2のキヤリアの混在による混信や雑音の増大等の悪影響を未然に防止することができる。
請求項5に係る発明によれば、センサにより検出された検出信号を子局から直接第1のキャリアにより制御局へ無線送信し、または第2のキャリアにより他の子局を介して間接的に制御局へ無線送信することができる。
このために、制御局はセンサの検出信号を収集することができるので、例えば光センサにより照明器具の明るさ等の状態を検出することができ、調光制御を行なう際に必要なデータ等を収集することができる。
請求項6に係る発明によれば、請求項5に係る発明とほぼ同様にセンサの検出信号を制御局により収集することができ、照明器具の明るさ等の状態を検出することができる。
請求項7に係る発明によれば、一般汎用の照明用器具に子局のモジュールを配設することによりこの照明用機器を制御局により集中的に制御することができるように構成することができる。
以下、本発明の実施形態を複数の添付図面に基づいて説明する。なお、これらの添付図面中、同一または相当部分には同一符号を付している。
図1は本発明の第1の実施形態に係る照明無線制御システム1の全体構成を示すシステム構成図である。
図1に示すように照明無線制御システム1は、近距離無線等により制御指令信号を第1のキャリアf1により無線送信する制御局2と、複数の通信グループ3a,3b,…3nを有する。各通信グループ3a〜3nは第2のキャリアf2により双方向で近距離無線通信可能の複数の子局4a,4b,…4n同士の通信ネットワークにより形成されている。また、これら複数の通信グループ3a〜3n同士は第2のキャリアf2により相互に通信できない領域に離間配置されて各々の通信エリア5a,5b,…5nが形成されている。さらに、各通信グループ3a,3b,…3nは、これら通信グループ3a〜3nにそれぞれ属する少なくとも1台の子局、例えば4aを、制御局2と第1のキャリアf1で通信可能の領域内に配置している。
図2に示すように子局4a〜4nは、アンテナ6aを有する双方向通信可能の子側無線通信部6と、この子側無線通信部6等を制御する制御部7とを有し、例えばLSI(大規模集積回路)等によりモジュール化されている。制御部7には照明用機器8の一例として照明器具8aのインバータ部8bを電気的に接続し、制御部7により照明器具8aのオンオフ制御や調光制御等、または壁スイッチ等スイッチ類のオンオフ制御等の所要の制御を行なうようになっている。制御部7は例えばRAM,ROM,CPUを備えたマイクロプロセッサから構成されている。
なお、図3に示すように子局4a〜4nの照明用機器としては、図2で示す照明器具8aに代えて、照明器具8aの明るさや室内の明るさ等を検出する光センサや人の存否等を検出する人感センサ等のセンサ類8c、壁スイッチ等のスイッチ類でもよい。
図1で示す制御局2は、図示しない親側無線通信部と制御部とを有する。親側無線通信部はアンテナを有し、制御部による制御に従って第1のキャリf1により制御指令信号を所要の送信出力で送信する双方向通信可能の無線通信機能を有する。
制御部は例えばCPU,ROM,RAMを備えたマイクロプロセッサ等からなり、子局4a〜4nの通信グループ3a〜3nの区分(所属)と、これら通信グループ3a〜3n内で使用される第2のキャリアf2の周波数と、制御局2が使用する第1のキャリアf1の周波数と、を予め設定してRAMやROM等のメモリに記録しており、これら第1,第2のキャリアf1,f2を監理している。
また、制御部は全子局4a〜4nを特定するための識別符号であるアドレスをRAMやROM等のメモリに記録しており、制御指令信号には制御しようとする子局4a〜4nのアドレスを付加して親側無線通信部から第1のキャリアにより送信させるようになっている。
さらに、制御部は第1のキャリアf1をチェックするエアーチェック手段を具備している。
図4はこのエアーチェック手段のフローチャートを示しており、図中S1〜S3はフローチャートのステップを示している。すなわち、エアーチェック手段は、まずS1で、第1のキャリアf1を親側無線通信部から送信させる前に、親側無線通信部のアンテナがこの第1のキャリアf1を他から受信しているか否かを検出する。ここで、アンテナが第1のキャリアf1を受信中であると判断したときは、YesとしてS2へ進み、ここで、第1のキャリアf1による制御指令信号の送信をランダム時間待機する。ここでランダム時間とは乱数表から乱数を取得し、この乱数に基づいて設定された待機時間である。
一方、親側無線通信部のアンテナが第1のキャリアf1を受信中でないとき、すなわち、S1でNoのときは、S3で第1のキャリアf1に制御指令信号を重畳させて親側無線通信部から送信させる。
一方、図2で示す子局4a〜4nの制御部7は、例えばCPU,ROM,RAMを備えたマイクロプロセッサ等からなり、アドレス検出手段、中継手段、照明用機器制御手段、第2キャリアf2のエアーチェック手段を具備している。
図5はこの子局4a〜4nの制御部7が制御局2から第1のキャリアf1で受信するときの機能を示すフローチャートであり、図中S11〜S19はフローチャートのステップを示す。
まずS11で、制御部7は、制御局2から制御指令信号を第1のキャリアf1で受信すると、RAM等のメモリに一旦記憶させてから、次のS12で、アドレス検出手段により、この受信した制御指令信号に付加されているアドレスを読み込み、これが自局のアドレスと一致するか否かを判断する。
ここでYesのときは、S13で、照明用機器制御手段により、制御指令信号の制御指令内容を解読し、その制御指令内容に従った制御を指定されたアドレスの照明用機器8に実行する。
一方、S12でNoのとき、つまり、受信した制御指令信号のアドレスが自局のアドレスではないと、アドレス検出手段により検出したときには、次のS14で、受信データ(制御指令信号)を自局の通信グループ3a〜3nにそれぞれ属する中継すべき子局4b〜4nがあるか否かを判断し、No、すなわち、中継すべき子局4b〜4nが無いと判断したときは、S15で、RAMに一旦記憶されている受信データの廃棄、つまり制御指令信号を消去する。
一方、S14でYesのときは、S16で、第2キャリアエアーチェック手段により、自局がこれから送信しようとする第2キャリアf2を他局から自局の子側無線通信部6が受信中であるか否かを検出するエアーチェックを行ない、受信中であるときはS17へ進み、受信中でないときはS18へ進む。
S17では、第2のキャリアf2の混信等を防止するために、第2のキャリアf2による受信データの送信、つまり中継をせずに、ランダム時間待機する。このランダム時間は乱数表から得た乱数に基づいて演算された待機時間である。
一方、S18では、第2のキャリアf2が飛来していないので、受信データ、すなわち受信した制御指令信号をそのまま次に中継すべき子局4b〜4nへ送信して終了する。
次に、この照明無線制御システムの作用を説明する。
まず、制御局2の親側無線通信部から、照明器具8aのオンオフ制御や調光制御、または壁スイッチ等スイッチ類のオンオフ制御等照明用機器の制御方法を指令した制御指令信号に、その制御対象機器を特定する識別符号であるアドレスを付加した信号を重畳した第1のキャリアf1を無線送信する。すると、この第1のキャリアf1と通信可能領域にある各通信グループ3a〜3n内の所要の子局、例えば4aの子側無線通信部6がそれぞれ受信する。
この制御指令信号を重畳した第1のキャリアf1を受信した各通信グループ3a〜3nの各子局4aは、この受信した制御指令信号のアドレスが自局の通信グループ3a〜3nに属する子局4b〜4nの各アドレス中に含まれているか否かをアドレス検出手段により判断し、そのアドレスを有する通信グループ3a〜3nに属する子局4b〜4nのみが、この受信したデータ、すなわち制御指令信号を第2のキャリアf2に重畳して次の子局4b〜4nへ中継手段によりそのまま送信(中継)する。なお、その中継の前には、第2のキャリアエアーチェック手段により、既に第2のキャリア2fが飛来していないことを確認してから行なわれる。
そして、この制御指令信号を受信した子局4a〜4nの中でアドレスが一致した単数または複数の子局4a〜4nは、その照明用機器制御手段により制御指令信号を解読し、その制御指令信号に従って照明器具8aや壁スイッチ等のスイッチ類等の照明用機器8を制御させる。
したがって、この照明無線制御システム1によれば、制御局2が使用する第1のキャリアf1と、各通信グループ3a〜3n内の子局4a〜4n同士の無線通信で使用される第2のキャリアf2とは、周波数が相違するので、制御局2の第1のキャリアと、子局4a〜4n同士の第2のキャリアf2とを同時に使用することができるので、一方が他方を待機する必要がない。
また、複数の通信グループ3a〜3n同士は相互に無線通信できない領域に離間配置されているので、各々の通信グループ3a〜3n内では第2のキャリアf2を同時に使用した場合でも混信や雑音増大等の悪影響を与えることを防止することができる。
このために、各通信グループ3a〜3nの子局4a〜4nの無線通信の待機回数と待機時間とを短縮することができる。
一方、図3に示すように照明用機器8が光センサ等のセンサ8cである場合には、このセンサ8cにより検出された明るさ等の検出値や検出状態等のセンサ信号が子局4a〜4nの制御部7により読み込まれ、子側無線通信部6において、第1または第2のキャリアf1,f2に重畳され、第1,第2のキャリアf1,f2のエアーチェックの後にアンテナ6aから送信される。この子局4a〜4nが制御局2との第1のキャリアf1の通信可能領域にある子局4aである場合には、この子局4aから第1のキャリアf1により直接制御局2へ送信され、受信される。
また、子局4a〜4nが第1キャリアf1の通信可能領域にある子局4a以外の場合は、センサ信号が他の子局4a〜4nの中継を介して制御局2へ送信される。制御局2の制御部は、このセンサ信号等の受信データをRAM等のメモリに記録し、制御指令データを作成する際の参照データとして利用することができる。
したがって、複数の子局4a〜4nにそれぞれ設けた複数の照明用機器の制御開始から完了までの時間を短縮することができ、制御の迅速性を向上させることができる。
また、制御局2と子局4a〜4nが使用するキャリアが第1と第2のキャリアの2周波であるので、電波の使用周波数の節約を図ることができる。
また、制御局2と子局4a〜4nは、第1,第2のキャリアf1,f2による無線送信を開始する前に、この第1のキャリアが既に空中に放射されているか否かそれぞれエアーチェックするので、複数の第1,第2のキャリアの混在による混信や雑音の増大等の悪影響を未然に防止することができる。
さらに、この照明無線制御システム1によれば、センサ8cにより検出された検出信号を子局4aから直接第1のキャリアにより制御局2へ無線送信し、または第2のキャリアにより他の子局4b〜4nを介して間接的に制御局2へ無線送信することができる。
このために、制御局2はセンサ8cの検出信号を収集することができるので、例えば光センサにより照明器具8aの明るさ等の状態を検出することができ、調光制御を行なう際に必要なデータ等を収集することができる。
図6は本発明の第2の実施形態に係る照明無線制御システム1Aの全体構成を示すシステム構成図である。この照明無線制御システム1Aは図1で示す照明無線制御システム1における各通信グループ3a〜3nの子局4aを中継専用の中継局9にそれぞれ置換した点に特徴がある。これ以外の構成は照明無線制御システム1とほぼ同様であるので、その重複した説明は省略または簡単化している。
すなわち、各中継局9は制御対象の照明用機器8を具備していない点で前記子局4aとは相違するが、この子局4aと同様に、制御局2との第1のキャリアf1による無線通信可能領域に配置され、アドレス検出手段、中継手段、第1,第2キャリアf1,f2のエアーチェック手段を具備している。
つまり、中継局9は制御局2から受信した制御指令信号のアドレスを読み出し、そのアドレスが自局の属する通信グループ3a〜3n内の子局4b〜4nのアドレスの中にあるか否かを判断するアドレス検出手段を有する。
また、中継局9は、アドレス検出手段により受信した制御指令信号のアドレスが自局の通信グループ3a〜3nの子局4bA〜4nAのアドレス中にあると判断したときに、この受信データ(制御指令信号)を自局の通信グループ3a〜3nの次の子局4bA〜4nAに第2のキャリアf2により転送する中継手段と、を具備している。
したがって、制御局2からの制御指令信号をそのアドレスに一致した子局4bA〜4nAへ送信することにより、照明用機器8を制御指令信号に従って制御することができる。
また、この照明無線制御システム1Aにおいても、前記照明無線制御システム1と同様に、制御局2の第1のキャリアf1の使用と、各通信グループ3a〜3n内での第2のキャリアf2の使用と、を同時に行なうことができるうえに、通信グループ3a〜3n毎の第2のキャリアf2の使用を同時に行なうことができるのでろ、これら第1,第2のキャリアf1,f2の送受信の待機回数と待機時間とを短縮することができる。
したがって、子局4bA〜4nAの照明器具8a等照明用機器8の制御開始から完了までの時間を短縮させることができるので、照明用機器8の制御の迅速性を向上させることができる。
さらに、中継局9は制御局2からの制御指令信号を同一通信グループ3a〜3n内の全子局4bA〜4nAに中継する一方、各子局4bA〜4nAからのセンサ信号等を制御局2へ転送(中継)するので、全子局4bA〜4nAには、前記照明無線制御システム1の子局4a〜4nとは相違して中継手段を削除することができる。また、その分、コスト低減を図ることができる。
本発明の第1の実施形態に係る照明無線制御システムの全体構成を示すシステム構成図。 図1で示す子局の構成例を示すブロック図。 図1で示す子局の他の構成例を示すブロック図。 図1で示す制御局の制御指令信号を送信するときの作用を示すフローチャート。 図1等で示す子局の制御指令信号を受信するときの作用を示すフローチャート。 本発明の第2の実施形態に係る照明無線制御システムの全体構成を示すシステム構成図。
符号の説明
1,1A…照明無線制御システム、2…制御局、3〜3n…通信グループ、4a〜4n,4bA〜4nA…子局、5a〜5n…通信エリア、6…子側無線通信部、7…制御部、8…照明器具、8b…センサ、9…中継局。

Claims (7)

  1. 照明用機器を制御するための制御指令信号に、その照明用機器を特定するための識別符号を付して所要周波数の第1のキャリアで無線送信する双方向通信可能の親側無線通信部を有する制御局と、
    この親側無線通信部から制御指令信号を受信する双方向通信可能の子側無線通信部、この子側無線通信部により受信した制御指令信号の識別符号が自局宛であるか否かを識別し、自局宛であると判断したときには、受信した制御指令信号に従って照明用機器を制御し、自局宛でないと判断したときには、受信した制御指令信号を前記子側無線通信部から前記第1キャリアの周波数とは相違する第2のキャリアにより他の子局へ無線送信させる制御部を有する子局と、
    を具備し、
    前記第2のキャリアの通信可能領域にある複数の子局同士毎に通信グループをそれぞれ形成し、各通信グループ内の少なくとも一つの子局を前記制御局と無線通信可能の領域に配置するとともに、各通信グループ同士を第2キャリアで相互に通信不能の領域にそれぞれ離間配置したことを特徴とする照明制御システム。
  2. 照明用機器を制御するための制御指令信号に、その照明用機器を特定するための識別符信号を付して所要周波数の第1のキャリアで無線送信する双方向通信可能の親側無線通信部を有する制御局と、
    この親側無線通信部から制御指令信号を受信する双方向通信可能の中継無線通信部、この中継無線通信部により受信した制御指令信号の識別符号が自局の通信グループに属する子局宛であるか否かを識別し、自局の通信グループの子局宛であると判断したときに、受信した制御指令信号を前記中継無線通信部から前記第1キャリアの周波数とは相違する第2のキャリアにより他の子局へ無線送信させる中継制御部を有する中継局と、
    前記中継無線通信部から制御指令信号を受信する双方向通信可能の子側無線通信部、この子側無線通信部により受信した制御指令信号の識別符号が自局宛であるか否かを識別し、自局宛であると判断したときに、受信した制御指令信号に従って照明用機器を制御する制御部を有する子局と、
    前記第2のキャリアの通信可能領域にあって、前記中継局とこの中継局と同一の通信グループに属する複数の子局とにより通信グループをそれぞれ形成し、各通信グループ内の中継局を前記第1のキャリアによる前記制御局と無線通信可能の領域に配置するとともに、各通信グループ同士を第2キャリアで相互に通信不能の領域にそれぞれ離間配置したことを特徴とする照明制御システム。
  3. 前記制御局は、前記第1のキャリアによる無線送信を開始する前に、前記親側無線通信部が第1のキャリアを受信中であるか否かを検出し、受信中でないと判断したときには、第1のキャリアによる無線送信を開始させ、受信中であると判断したときには、この第1のキャリアによる無線送信の開始を所要時間待機させる制御手段、
    を具備していることを特徴とする請求項1または2記載の照明制御システム。
  4. 前記子局の制御部は、前記第2のキャリアによる無線送信を開始する前に、前記子側無線通信部が第2のキャリアを受信中であるか否かを検出し、受信中でないと判断したときには、第2のキャリアによる無線送信を開始させ、受信中であると判断したときには、この第2のキャリアによる無線送信の開始を所要時間待機させる制御手段、
    を具備していることを特徴とする請求項1または2記載の照明制御システム。
  5. 前記照明用機器がセンサであり、
    前記子局の制御部は、このセンサにより検出された検出信号を、前記第1または第2のキャリアにより前記子側無線通信部から無線送信させる制御手段、
    を具備していることを特徴とする請求項1,3,4のいずれか一記載の照明制御システム。
  6. 前記照明用機器がセンサであり、
    前記子局の制御部は、このセンサにより検出された検出信号を、前記第2のキャリアにより前記子側無線通信部から無線送信させる制御手段を有し、
    前記中継局の制御部は、前記子局からのセンサ検出信号を前記第1のキャリアにより前記中継無線通信部から無線送信させる制御手段を有することを特徴とする請求項2記載の照明制御システム。
  7. 前記子局は、モジュール化されて照明用機器に配設されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一記載の照明制御システム。
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